JP3413959B2 - 紙幣取引装置 - Google Patents

紙幣取引装置

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JP3413959B2 JP13291494A JP13291494A JP3413959B2 JP 3413959 B2 JP3413959 B2 JP 3413959B2 JP 13291494 A JP13291494 A JP 13291494A JP 13291494 A JP13291494 A JP 13291494A JP 3413959 B2 JP3413959 B2 JP 3413959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行などの金融機関で
使用される紙幣の入出金を行なう紙幣取引装置に関し、
特にヒータなどの加熱手段により取引処理中に紙幣を殺
菌消毒する機能を有する紙幣取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣は様々な人に様々な状況で使用され
るため雑菌が付着しやすい。紙幣を清浄する方法として
加熱、紫外線、薬品塗布などによって殺菌する方法が従
来から知られている。そのうち、加熱による殺菌方法と
して、例えば、特開平04−114652号公報に記載
されたように、銀行などの金融機関で利用されている紙
幣取引装置の搬送路中に紙幣の加熱部を設け、搬送され
る紙幣を1枚づつ殺菌する方法が有効である。この公報
に記載されたものは、予めヒータなどの加熱手段を内蔵
した加熱ローラと、該加熱ローラに圧接して巻き付くよ
うに取り付けられた耐熱ベルトから成る加熱殺菌部を殺
菌可能温度まで加熱しておき、紙幣を該加熱殺菌部を通
過させることにより殺菌するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように加
熱ローラとそれに巻き付いた耐熱ベルトを高温に熱し、
その間に紙幣を通過させることによって、紙幣を殺菌す
るようにした方法の場合、回転中の加熱ローラと耐熱ベ
ルトの温度は、紙幣の通過による放熱や加熱ローラと耐
熱ベルト自身の放熱により低下してしまう。この場合の
放熱量は、通過する紙幣量、高速回転することによる実
効的な接触面積の増加に依存する。したがって、引き続
いて紙幣を殺菌するためには、加熱手段により再び殺菌
温度になるまで加熱し、加熱ローラや耐熱ベルトの温度
を上昇させる必要があるが、紙幣の通過がない場合や装
置の電源投入直後のような場合、あるいは季節や地域差
による周囲温度条件が異なる場合では、殺菌温度までの
加熱に要する時間と放熱する時間が異なる。このため、
加熱手段や温度検出手段の異常が発生した場合、すみや
かにその異常を検出することができないという問題があ
った。本発明は、上記従来方式の問題を解決し、装置状
態に応じた加熱時間と放熱時間の監視を適切な時間で行
うことにより、加熱手段や温度検出手段の異常が発生し
た場合、すみやかに異常を検出することが可能な紙幣殺
菌機能を有する紙幣取引装置を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、搬送路中の紙幣を加熱する加熱ローラ
(14)と、加熱ローラ(14)の温度を検出する温度
検出手段(28)と、当該紙幣取引装置の状態に応じた
値を加熱ローラの加熱時間を監視する加熱監視時間およ
び加熱ローラの放熱時間を監視する放熱監視時間として
設定する監視時間設定手段(39)と、温度検出手段
(28)で検出された温度に基づいて加熱ローラの加熱
を制御する制御手段(27)とを有する。また、制御手
段(27)は、温度検出手段で検出された温度が予め設
定した上限温度または下限温度に達する前に監視時間設
定手段(39)で設定された加熱監視時間または放熱監
視時間が経過した場合に、加熱用の電熱ヒータ(17)
をオフにする。
【0005】
【作用】本発明によると、紙幣搬送部を構成する加熱ロ
ーラ(14)および圧接手段(耐熱ベルト21)に、そ
れらの表面温度を測定するための温度センサ(20)と
それらを加熱するための電熱ヒータ(17)が設けられ
ている。電熱ヒータをONして加熱ローラを加熱し、温
度センサ(温度検出部28)が殺菌上限温度を検出した
時点で電熱ヒータをOFF(加熱放熱制御手段27によ
る)して加熱ローラと圧接手段(耐熱ベルト)を放熱さ
せ、温度センサが殺菌下限温度を検出した時点で電熱ヒ
ータをON(加熱放熱制御手段27による)することに
より、加熱ローラを殺菌可能温度に保つようにしてい
る。この時、電熱ヒータをONしている加熱時間と電熱
ヒータをOFFしている放熱時間がある所定の監視時間
内にあるかを監視することにより、電熱ヒータと温度セ
ンサが正常に動作しているかチェックする。このときの
所定の監視時間を加熱ローラ温度などの条件によって、
適切に設定する(監視時間設定手段39による)ことに
より、加熱放熱制御手段や温度検出手段の異常が発生し
た場合すみやかに検出できる(異常検出手段による)。
また、監視時間が適切でないことによる異常の誤検出も
なくすことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例である紙幣取引装
置の構成図である。同図を用いて入金時の動作、出金
時、補充あるいは装填時、回収時の各動作を説明する。
入金取引では、利用者が入出金口1に紙幣を投入する。
投入された紙幣は、入出金口1にある図示されていない
分離機構によって1枚ずつ分離され、搬送路2を通って
鑑別部3へ搬送される。鑑別部3で、金種、真偽、正損
など必要な鑑別を行った後、搬送路4、ゲート33、ゲ
ート32を介して一時集積機構5に集積する。ここで、
利用者が操作した所定の取引が成立すると、一時集積機
構5に集積された紙幣を図示されない分離機構により分
離して、搬送路6により再度鑑別部3に搬送して金種の
鑑別を行い、搬送路4、ゲート33、搬送路7、ゲート
34、搬送路2を通って各金種ごとに紙幣の保管庫であ
る金種ボックス8、9に搬送し、集積収納して入金取引
を終了する。出金取引では、利用者が出金要求した枚数
の紙幣が各金種ボックス8または9から、図示されてい
ない分離機構により1枚ずつ分離され、搬送路2へと繰
り出される。この時、搬送路2の途中にゲート30が設
けられており、出金時はゲート30を殺菌ユニット11
側へ切り替えることにより、紙幣は殺菌ユニット11に
搬送されて殺菌された後、再び搬送路2、4、ゲート3
3、搬送路7、ゲート34を通って入出金口1に集積さ
れ、放出されて出金取引を終了する。
【0007】また、補充あるいは装填動作として、金種
ボックス8、9に収納されている紙幣の残量が少なくな
った場合は、着脱自在な紙幣カセット12に紙幣をセッ
トし、セパレータ13を退避させた後、図示されない分
離機構により紙幣カセット12内の紙幣を1枚づつ分離
して繰り出し、搬送路6を通って鑑別部3に送り、鑑別
部3で金種判別を行った後、搬送路4、ゲート33、搬
送路7、ゲート34、搬送路2を介して各金種ボックス
8、9へ収納する。さらに、回収動作として、金種ボッ
クス8、9のいずれかが満杯になった場合は、当該の金
種ボックスから紙幣を図示されていない分離機構により
1枚ずつ分離して繰り出し、搬送路2を通り、鑑別部3
で金種判別を行った後、搬送路4ゲート33を介して紙
幣カセット12に紙幣を収納する。同様の方法により全
紙幣を紙幣カセット12に回収することもできる。さら
に、各金種ボックス8、9、紙幣カセット12に、鑑別
部3を通しながら順次紙幣を移動させ、装置内の紙幣の
在高を計数確認する精査を行うことも可能である。上記
の回収または精査を行うとき、搬送路2のゲート30
切り替えにより殺菌することも可能である。なお、10
は鑑別部3で損券と判別された紙幣や利用者が取り忘れ
た紙幣を収納するためのリジェクトボックスであり、装
置内の紙幣と顧客の紙幣を区別するために2つ設けられ
ている。
【0008】図2は、図1の紙幣取引装置に内蔵される
殺菌ユニット11の構成を示すものであり、また、図3
は図1の紙幣取引装置全体の制御ブロック図を示す。図
2において、14は紙幣を加熱殺菌するための加熱ロー
ラであり、図示されない回転軸によって支持され、タイ
ミングベルト15によって加熱ローラ駆動用モータ16
に連結され、該加熱ローラ駆動用モータ16により回転
駆動されるようになっている。該加熱ローラ駆動用モー
タ16はステップモータであり、図3に示した加熱ロー
ラ駆動モータ制御部26によって回転方向、回転速度が
制御される。17は、加熱ローラ14を加熱するための
電熱ヒータなどの加熱手段であり、図3のヒータON/
OFF制御部27で制御され、加熱ローラ14の表面温
度を殺菌温度以上に保つだけの発熱量を有している。2
0は、加熱ローラ14または耐熱ベルトの表面温度を測
定するための温度センサであり、測定された温度データ
は図3の温度検出部28に入力され、主制御部19へ連
絡されるようになっている。主制御部19は、後述する
電源投入初回フラグ、加熱監視時間、放熱監視時間を保
持するメモリ領域41、42、43を持っていてそれら
を参照することによって、温度検出部28から連絡され
た温度データを基にヒータON/OFF制御部27に対
し、電熱ヒータ17をONまたはOFFする指示を出す
ことにより、加熱ローラ14の表面温度を殺菌に必要な
温度例えば160℃〜240℃に管理する。21は、加
熱ローラ14に巻き付いている耐熱ベルトであり、ゲー
ト30を通って送られてきた紙幣を加熱ローラ14との
間に挟んで搬送するのに必要な張力がかかっている。こ
の耐熱ベルト21と加熱ローラ14の接触している部分
22が紙幣の加熱部であり、加熱ローラ14と耐熱ベル
ト21を回転することで、該加熱部22に進入した紙幣
は搬送されながら加熱殺菌される。
【0009】図3のセンサ制御部24は、搬送路上の紙
幣の通過や残留およびアクチュエータなどの定位置を監
視している複数のセンサの情報を読み取り、主制御部1
9に連絡するものである。搬送モータ制御部25は、主
制御部19の指示により搬送路を駆動するモータをON
またはOFFするためのものである。鑑別部3は、搬送
されてくる紙幣を、金種、真偽、正損などの必要な鑑別
を行い紙幣1枚毎の鑑別結果を主制御部19に連絡する
ものである。ゲート制御部29は、搬送路上のゲート3
0〜36を主制御部19の指示によりONまたはOFF
し、搬送されてくる紙幣の行先を切り替えるものであ
る。回線制御部37は、上位装置38例えばATM本体
からの入金または出金などの指示情報を受信して、主制
御部19に連絡したり、処理結果を主制御部19から受
け取り上位装置38に送信したりするものである。39
は本発明の加熱時間および放熱時間の監視時間を主制御
部内のメモリ領域42、43に設定する監視時間設定部
であり、40はその監視時間を一定周期で減算するタイ
マカウント部である。
【0010】図4〜図6は加熱ローラの温度経過を表す
図である。図4は、加熱ローラ14が冷えている状態か
ら電源投入したような場合の温度経過を示したものであ
り、殺菌上限温度である240℃まで到達する加熱時間
は、例えば約360秒ぐらい要し、殺菌上限時点で電熱
ヒータ17をOFFすると約80秒ぐらいで殺菌下限温
度まで放熱する。図5は、紙幣を殺菌搬送路を通さない
場合の取引の場合や、取引と取引の間の装置がアイドル
状態のような場合を示したものであり、殺菌上限温度で
ある240℃まで到達する加熱時間は、例えば約10秒
ぐらい要し、殺菌上限時点で電熱ヒータ17をOFFす
ると約50秒ぐらいで殺菌下限温度まで放熱する。図6
は、紙幣を殺菌搬送路を通す出金取引や回収動作等の場
合を示したものであり、殺菌上限温度である240℃ま
で到達する加熱時間は、搬送される紙幣に熱を奪うわれ
るため、例えば約40秒ぐらい要し、殺菌上限時点で電
熱ヒータ17をOFFすると約10秒ぐらいで殺菌下限
温度まで放熱する。図4〜図6からわかるように加熱時
間および放熱時間は、装置の状態によって大きく異な
る。電熱ヒータ17や温度センサ20の故障等を早く検
出し、熱による紙幣の損傷や搬送機構の被害を最小限に
するには、上記加熱時間および放熱時間を装置の状態に
応じた最適な監視時間に設定して監視する必要がある。
次に本発明の特徴とする最適な監視時間の設定の仕方を
説明する。
【0011】以下、本発明の温度監視制御について説明
する。図7は、装置状態ごとの監視時間設定部39によ
る加熱監視時間と放熱監視時間の設定フローチャートで
ある。この加熱監視時間と放熱監視時間の設定フローチ
ャートは常時繰り返して実行されている。主制御部19
内のメモリ領域41に電源投入が最初のものか否かを識
別するために電源投入初回フラグを設定しておく。初期
状態では電源投入初回フラグはOFFになっている。電
源投入時に電源投入初回フラグがONか否かを参照し
(ステップ101)、ONでなければ(最初の電源投
入)、該フラグをONに設定(ステップ102)した
後、温度センサ20からの加熱ローラの表面温度データ
をチェックし殺菌下限温度より小さいかどうかを判定し
(ステップ103)、小さければ加熱監視時間を420
秒、放熱監視時間を120秒に設定し(ステップ10
4)、大きければ加熱監視時間を100秒、放熱監視時
間を25秒に設定する(ステップ105)。なお、ステ
ップ103では加熱ローラの温度が殺菌下限温度より大
きいか小さいかによって2種類の加熱監視時間、放熱監
視時間を設定しているが、加熱ローラの異なる複数の表
面温度データに対して異なる加熱監視時間、放熱監視時
間の組を設定することも可能である。また、ステップ1
01で電源投入初回フラグがONであれば(初回の電源
投入でない)、上位装置(ATM本体)38からのコマ
ンド受信中かどうかチェックし(ステップ106)、受
信中であれば紙幣を殺菌するコマンド例えば出金コマン
ドかチェックし(ステップ107)、紙幣を殺菌するコ
マンドであれば、加熱監視時間を100秒に、放熱監視
時間を25秒に設定する(ステップ108)。コマンド
受信中でないか(ステップ106;NO)または紙幣を殺
菌するコマンドでなければ(ステップ107;NO)、加
熱監視時間を25秒に、放熱監視時間を60秒に設定す
る(ステップ109)。
【0012】図8は、監視処理の制御フローチャートで
ある。ヒータON/OFF制御部27が電熱ヒータ17
をON(ステップ201)した後、監視時間設定部39
が設定した加熱監視時間をタイマカウント部40のタイ
マエリアにセットする(ステップ202)。タイマカウ
ント部40は、セットされたタイマを一定周期で減算
し、ヒータON/OFF制御部27は、タイマエリアの
値を監視するとともに、温度検出部28からの加熱ロー
ラ温度を監視し殺菌上限温度に到達するかチェックする
(ステップ203)。もし殺菌上限温度に到達する前に
監視タイマがタイムアウトになれば(ステップ203;
YES)、電熱ヒータをOFFし(ステップ04)、搬送
を停止し、加熱系のチェックなどの異常の処理を行う
(ステップ205)。監視タイマがタイムアウトする前
に殺菌上限温度に到達すれば(ステップ206;YE
S)、電熱ヒータ17をOFFした後(ステップ20
7)、監視時間設定部39が設定した放熱監視時間をタ
イマカウント部40のタイマエリアにセットする(ステ
ップ208)。 タイマカウント部40は、セットされ
たタイマを一定周期で減算し、ヒータON/OFF制御
部27は、タイマエリアの値を監視するとともに、温度
検出部28からの加熱ローラ温度を監視し殺菌下限温度
に到達するかチェックする(ステップ209)。もし殺
菌下限温度に到達する前に監視タイマがタイムアウトに
なれば(ステップ209;YES)、再度電熱ヒータをO
FFし(ステップ210)、搬送を停止し、加熱系のチ
ェックなどの異常の処理を行う(ステップ211)。監
視タイマがタイムアウトする前に殺菌下限温度に到達す
れば(ステップ212)、ステップ201に戻って電熱
ヒータ17をONする。以後同様に監視処理を繰り返
す。
【0013】以上の実施例によれば、電源投入時や紙幣
の搬送時または紙幣搬送していない時のような装置の状
態に応じて適切な監視時間で監視できるので、電熱ヒー
タ17や温度センサ20の故障を早く検出して異常の処
理を行える。これにより、熱による紙幣の損傷や搬送機
構の被害を最小限にすることができるだけでなく、監視
時間が適切でないことによる異常の誤検出がなくなるの
で、装置の信頼度が向上する。また、上記実施例の説明
では述べなかったが、装置内の雰囲気温度をみるセンサ
を設け周辺温度に応じて監視時間を設定するようにすれ
ば、その装置が設置される地域や稼働する季節の変化に
も最適な監視時間で監視することができる。本実施例で
は、監視時間の設定を監視時間設定部39で自動的に行
う場合について説明したが、装置に監視時間設定可能な
スイッチを設けておきそれを係員が設定するようにした
り、上位装置(ATM本体)からの指示により設定する
ようにしてもよい。さらに、本実施例では、図7の加熱
監視時間と放熱監視時間の設定フローチャートを常時流
しておき、監視時間設定部39によって主制御部39内
のメモリ領域42、43を常に更新し(図7のステップ
104、105、108)、それを監視タイマにセット
する(図8のステップ202、208)ようにしている
が、図8のステップ202および208の監視タイマセ
ット時点で図7を起動して求めた加熱監視時間と放熱監
視時間をタイマに直接セットするようにすれば主制御部
内の加熱監視時間と放熱監視時間の設定用メモリ領域4
2、43は不要になる。また、実施例では、加熱ローラ
14に耐熱ベルト21が圧接されているが、耐熱ベルト
に代えてローラにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、装置の状態に応じて適
切な監視時間で監視できるので、紙幣殺菌部の障害を迅
速に検出でき、熱による紙幣の損傷や搬送機構の被害を
最小限にすることができる。また、監視時間が適切でな
いために発生する異常の誤検出がなくなるので、装置の
信頼度も大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の紙幣取引装置を示す図であ
る。
【図2】本発明における紙幣取引装置に内蔵される殺菌
ユニットを示す図である。
【図3】本発明における紙幣取引装置の制御ブロック図
である。
【図4】本発明における電源投入時の加熱ローラ温度経
過を表す図である。
【図5】本発明における紙幣未搬送時の加熱ローラ温度
経過を表す図である。
【図6】本発明における紙幣搬送時の加熱ローラ温度経
過を表す図である。
【図7】本発明における監視タイマ設定の制御フローチ
ャートである。
【図8】本発明における監視処理の制御フローチャート
である。
【符号の説明】
1…入出金口、2,4,6,7…搬送路、3…鑑別部、
8,9…金種ボックス、11…殺菌ユニット、14…加
熱ローラ、17…電熱ヒータ、21…耐熱ベルト、27
…ヒータON/OFF制御部(加熱放熱制御手段)、2
8…温度検出部、38…上位装置、39…監視時間設定
部、40…タイマカウント部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−67933(JP,A) 特開 昭63−92567(JP,A) 特開 平4−114652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 - 3/00 G07D 9/00 G07D 9/04 G07D 11/00 - 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣の入出金を行なう入出金口と、紙幣
    を保管する保管部と、前記入出金口と前記保管部との間
    で紙幣を搬送するための搬送路とを有する紙幣取引装置
    において、 前記搬送路中の紙幣を加熱する加熱ローラと、該加熱ロ
    ーラの温度を検出する温度検出手段と、当該紙幣取引装
    置の状態に応じた値を前記加熱ローラの加熱時間を監視
    するための加熱監視時間および加熱ローラの放熱時間を
    監視するための放熱監視時間として設定する監視時間設
    定手段と、前記温度検出手段で検出された温度に基づい
    て前記加熱ローラの加熱を制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする紙幣取引装置。
  2. 【請求項2】 紙幣の入出金を行なう入出金口と、紙幣
    を保管する保管部と、前記入出金口と前記保管部との間
    で紙幣を搬送するための搬送路とを有する紙幣取引装置
    において、 前記搬送路中の紙幣を加熱する加熱ローラと、該加熱ロ
    ーラの温度を検出する温度検出手段と、当該紙幣取引装
    置の状態に応じた値を前記加熱ローラの加熱時間を監視
    する加熱監視時間および加熱ローラの放熱時間を監視す
    る放熱監視時間として設定する監視時間設定手段と、前
    記温度検出手段で検出された温度に基づいて前記加熱ロ
    ーラの加熱を制御するとともに、前記温度検出手段で検
    出された温度が予め設定した上限温度または下限温度に
    達する前に前記監視時間設定手段で設定された加熱監視
    時間または放熱監視時間が経過した場合に、加熱用の電
    熱ヒータをオフにする制御手段とを有することを特徴と
    する 紙幣取引装置。
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