JP3331714B2 - 紙幣取引装置 - Google Patents

紙幣取引装置

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JP3331714B2 JP33463393A JP33463393A JP3331714B2 JP 3331714 B2 JP3331714 B2 JP 3331714B2 JP 33463393 A JP33463393 A JP 33463393A JP 33463393 A JP33463393 A JP 33463393A JP 3331714 B2 JP3331714 B2 JP 3331714B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用者の操作によって
紙幣の出入れの取引を行ない、取引処理中に紙幣を殺菌
消毒する紙幣取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣を殺菌する機能を有する紙幣取引装
置における紙幣の殺菌は特開平3−209595号公報
に開示され、紙幣の殺菌手段としては、加熱、紫外線、
薬品塗布による殺菌方法が示されている。、加熱による
殺菌方法を用いて紙幣を殺菌する場合には、搬送路上に
紙幣の加熱部を設け、搬送される紙幣を1枚ずつ殺菌す
る方法が有効となる。このような加熱による紙幣殺菌手
段としては特開平4−114652号公報に示されるよ
うに、搬送路上にヒータ等の加熱手段を内蔵した加熱ロ
ーラと、加熱ローラに巻きつくようにとりつけられたベ
ルトからなる加熱殺菌部が設けられており、紙幣は搬送
路からこの加熱ローラとベルトの間に送り込まれ、加熱
ローラとベルトの挾持部で加熱され殺菌される方式とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紙幣取引装置は、金融
機関に広く普及している。この紙幣取引装置の中に殺菌
消毒手段を実装するために、現状の紙幣取引装置に対
し、紙幣の入出金を行なう入出金口や、紙幣を金種ごと
に保管する金種ボックスや、この入出金口と金種ボック
スとの間で紙幣を搬送する搬送路や、この搬送路上に紙
幣を鑑別する鑑別部の構成配置を変更すると、開発に時
間を要するだけでなく、コストアップや装置の大型化を
招くおそれがある。
【0004】また、殺菌消毒手段を紙幣取引装置の中に
実装して、入金や出金の取引時に、殺菌消毒処理を行な
うと、処理時間の増加、装置の稼働率の低下を招くおそ
れがある。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決し、殺
菌消毒手段を現状の紙幣取引装置に実装可能にした紙幣
取引装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、殺菌消毒による処理
能力の低下を最小限に抑え、かつ、十分な殺菌効果を確
保する紙幣取引装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、紙幣の入出金を行う入出金口と、紙幣を保管する金
種ボックスと、入出金口と金種ボックスとの間で紙幣を
搬送する搬送路と、搬送される紙幣を鑑別する鑑別部
と、搬送される紙幣を殺菌消毒するための殺菌消毒部を
有する紙幣取引装置において、搬送路の一側に金種ボッ
クスと殺菌消毒部を紙幣搬送方向に前後して並置するよ
う配置する。また、金種ボックスと紙幣消毒部とを実質
的に同一外形形状とする。
【0008】また、殺菌消毒部での殺菌消毒処理の有無
を各取引ごとあるいは取引処理動作ごとに選択可能にし
たものである。
【0009】
【作用】金種ボックスと、殺菌消毒部を入替え可能に配
置したことにより、殺菌消毒手段を簡易に現状の紙幣取
引装置に実装可能になる。また、殺菌消毒処理の有無を
取引ごとあるいは処理動作の内容に応じて選択すること
により、殺菌消毒手段を実装した紙幣取引装置の処理能
力の低下を最小限に抑え、かつ、十分な殺菌効果を確保
することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。
【0011】図1は紙幣殺菌消毒部を実装した紙幣取引
装置を示す。
【0012】入金取引では、利用者(顧客)が入出金口
1に紙幣を投入する。投入された紙幣は、入出金口1に
ある図示されない分離機構によって1枚1枚に分離さ
れ、搬送機構2により鑑別部3へ搬送される。鑑別部3
では、金種、真偽、正損、枚数等必要な鑑別を行い、搬
送機構4によりさらに搬送してセパレータ13上の一時
集積機構5に集積する。ここで、利用者が操作した取引
が成立すると、紙幣を図示されない分離機構により分離
し、搬送機構6により再度鑑別部3に搬送して鑑別を行
い、搬送機構4、7、2を通り、この際、紙幣殺菌消毒
部11のゲート10を切りかえ、殺菌消毒部11の加熱
ローラ部14を通過し、各金種毎に紙幣の保管部である
金種ボックス8、9に搬送し、集積収納して入金取引を
終了する。出金取引では、各金種ボックス8、9から利
用者の要求枚数の紙幣が、図示されない分離機構により
1枚1枚分離され、鑑別部3、搬送路4、7を通って入
出金口1に集積され、放出されて出金取引を終了する。
【0013】また、金種ボックス8、9に収納されてい
る紙幣の残量が少なくなった場合、着脱自在な紙幣カセ
ット12に紙幣をセットし、あるいはセットされている
紙幣を、セパレータ13を退避させた後、図示されない
分離機構によりカセット12内の紙幣を繰り出す。そし
て、搬送機構6を通って鑑別部3に送り、鑑別部3で金
種判別、計数を行った後、搬送機構4、7、2を通っ
て、この際、紙幣殺菌消毒部11のゲート10を切りか
え、加熱ローラ部14を通過し、金種毎に各金種ボック
ス8、9へ収納する補充もしくは装填を行う。
【0014】さらに、金種ボックス8、9のいずれかが
満杯になった時には、満杯の金種ボックス8、9から紙
幣を繰り出し、鑑別部3で金種判別、計数を行った後、
カセット12に紙幣を収納する回収を行う。また、全紙
幣を回収して装置内の紙幣の在高を計数確認する精査を
行うこともできる。さらに、金種ボックス8、9、紙幣
カセット12に、鑑別部3を通しながら順次紙幣を移動
させ、装置内の紙幣の在高を計数確認する精査を行うこ
とも可能である。
【0015】この紙幣取引装置は、本来は図3に示す殺
菌消毒機能の無い紙幣取引装置で、3ケ実装している金
種ボックス8a、8、9のうちの一つの金種ボックス8
aを殺菌消毒部11に置き換えたものであり、殺菌消毒
部11以外は、従来の装置を変更していない。
【0016】また、図3の金種ボックス9を殺菌消毒部
11に置き換えて、図2に示すような構成にすれば、殺
菌消毒処理は出金取引時に行なうことが可能になる。即
ち、金種ボックス8、9から利用者の要求枚数の金種の
紙幣が分離され、その紙幣はゲート10により下流の殺
菌消毒部11の加熱ローラ部14を通り、そして鑑別部
3、搬送機構4、7を通って入出金口1に集積され、出
金される。
【0017】図1、図2に示されるように、金種ボック
ス8、9、および殺菌消毒部11の部分の搬送機構2a
は直線状になっており、この直線状になった搬送機構2
aの一側に金種ボックス8、9、および殺菌消毒部11
が搬送方向に前後して並置されている。図1の実施例で
は、殺菌消毒部11が金種ボックス8、9の上流側に配
置され、入金取引時の一時集積機構5から金種ボックス
8、9に収納するとき(入金収納)に殺菌消毒部11で
殺菌消毒を行なう。図2の実施例では、殺菌消毒部11
が金種ボックス8、9の下流側に配置され、出金取引
時、金種ボックス8、9から分離した紙幣を出金すると
きに殺菌消毒部11で殺菌消毒を行なう。金種ボックス
8、9、および殺菌消毒部11は、同一の外形形状をし
ており、直線上になった搬送機構2aの一側に紙幣搬送
方向に前後して並置することにより、図3に示すごとき
現状の紙幣取引装置の実装構成をほとんど変更すること
なく、殺菌消毒機能を備える紙幣取引装置を構成するこ
とができる。
【0018】図4は図1、図2に示す紙幣取引装置に実
装する紙幣殺菌消毒部11の構成を示す。太枠で囲まれ
た紙幣殺菌消毒部11が金種ボックス8、9の外形と同
じにされており、装置に図示されないローラ等で摺動可
能に収納されている。
【0019】14は、紙幣を加熱消毒するための直径6
0mmのアルミニウム製の加熱ローラであり、図示され
ない回転軸受によって支持され、タイミングベルト16
によって加熱ローラ駆動用モータ15に連結され、加熱
ローラ駆動用モータ15により回転駆動されるようにな
っている。
【0020】17は加熱ローラ14を加熱するための電
熱ヒータであり、AC100Vの電力が、スイッチ(S
SR)18を介して供給され、制御部19によって電熱
ヒータ17をON/OFFすることが可能となってい
る。20は、加熱ローラ14の表面温度を測定するため
の温度検出器であり、測定された温度データは制御部1
9へ入力されるようになっている。制御部19では、温
度検出器20より入力されてくる温度データをもとにS
SR18を制御して電熱ヒータ17をON/OFF
し、、加熱ローラ14の表面温度を管理する。サーマル
プロテクタ18aは電熱ヒータ17の温度が所定温度以
上に上がっても、SSR18の故障等で電熱ヒータ17
をOFFすることができないときにヒューズとして働
く。
【0021】21は、加熱ローラ14に巻き付いている
耐熱ベルトであり、適切な張力がかかっており、この耐
熱ベルト21と加熱ローラ14の接触している部分22
が、紙幣の加熱部22となり、この部分で紙幣は殺菌消
毒される。加熱ローラ14と耐熱ベルト21を回転する
ことで、加熱部22に進入した紙幣は搬送される。
【0022】10は搬送路を切り換えるためのゲートで
あり、搬送されてきた紙幣を、殺菌消毒部へ導き入れる
か、殺菌消毒部へ導き入れず直進させるかの切り替えを
行なう。ゲート10は装置制御部19によって制御され
るソレノイド10aで駆動される。
【0023】殺菌消毒部11内にはローラ33a、33
bで回転するベルト32と、ローラ35a、35bで回
転するベルト34が設けられ、搬送機構2aの一部を構
成しており、図面左側の上流から搬送されてきた紙幣
を、殺菌消毒処理をしないときに、図面左側下流に搬送
する。これらローラ33a、33b、35a、35b、
ベルト32、34は殺菌消毒部11内で閉じた搬送路を
形成しており、殺菌消毒部11を引き出したり、引き出
して交換したりすることが可能になっている。
【0024】殺菌消毒部11外の23、24は加熱ロー
ラ14で加熱することで殺菌消毒部11の周辺温度が上
昇するのを防止するための排気用と吸気用のファンであ
る。殺菌消毒部11内の29は緊急時加熱ローラ14を
冷すためのファンである。
【0025】加熱ローラ14は、温度検出器20の情報
をもとに制御部19で、常時約185〜190℃に制御
されている。また、加熱ローラ14は、毎秒6.5回転
の速度で回転する。これは、本紙幣取引装置の搬送機構
2、4、7の搬送速度1.2m/sと、加熱ローラ14
の外周の速度がほぼ一致する様にしたものである。さら
に、耐熱ベルト21は、加熱ローラ14の外周に沿って
約180度巻き付いており、加熱ローラ14と耐熱ベル
ト21の間に搬送された紙幣は、約0.08秒間加熱ロ
ーラ14に接することになる。この結果、紙幣は、十分
加熱され、有効な殺菌効果が得られることになる。本紙
幣取引装置では、搬送機構2、4、7を一秒間に8枚の
間隔で搬送し、殺菌消毒部11でも同じ速度で処理する
ことが可能である。
【0026】本実施例では、殺菌処理を行なう場合に
も、殺菌処理を行なわない場合の処理速度8枚/秒を維
持しているが、例えば、熱に対する安全性、消費電力の
低減などをねらって、加熱ローラ14の制御温度を10
0〜120℃にする実施例もある。この場合には、殺菌
処理時、紙幣への加熱量を確保するために、加熱ローラ
14の回転速度を遅くし、これにあわせて、搬送機構
2、4、7の搬送速度や、入出金口1、一時集積機構
5、各金種ボックス8、9の分離繰り出し速度を変更す
れば、有効な殺菌効果が得られることになる。
【0027】図5は金種ボックス8、9の構成を示す。
太枠で囲まれた金種ボックス8、9が紙幣殺菌消毒部1
1の外形と同じにされており、装置に図示されないロー
ラ等で摺動可能に収納されている。金種ボックスはロー
ラ41a、41bで回転するベルト40で搬送機構2a
の一部を構成しており、図面左側の上流から搬送されて
きた紙幣を受け、図面右側の下流に搬送する。この金種
ボックスに取り込む紙幣が搬送されてきたら、ゲート4
1を切り替えて、ローラ42、43で紙幣収納部47内
に収納する。金種ボックスから紙幣を分離出金するする
ときは、紙幣収納部47からフィードロラ44で1枚ず
つ分離し、ローラ45、46、ベルト40により、金種
ボックス下流に搬送する。ローラ41a、41b、ベル
ト40は金種ボックスで閉じた搬送路を形成しており、
金種ボックスを引き出したり、引き出して交換したりす
ることが可能になっている。
【0028】図6は紙幣取引装置のブロック図を示す。
紙幣取引装置全体を制御する本体制御部50には、利用
者操作部51、係員操作部52が接続されている。利用
者操作部51はタッチパネルを備え、タッチパネルに操
作内容を表示し、利用者に入力をさせる。たとえば、預
入、引出し、振込み等の取引の種別の選択入力、暗証暗
号、金額の入力等を指示し、その入力を受け、本体制御
部50に伝える。係員操作部52は銀行係員等が紙幣取
引装置を運用、保守を行なうための操作部であり、銀行
係員が紙幣カセット12のセットのための操作、紙幣枚
数のセットのための入力部、装置状態、運用モード、障
害個所等の表示のための表示部等を有する。
【0029】本体制御部50にはさらに装置制御部19
が接続されている。本体制御部50は線53を介して装
置制御部19に処理動作を指示する。指示する処理動作
には次のような処理動作がある。
【0030】入金計数:取引の種別が預入で、利用者が
入出金口1に投入した紙幣を搬送機構2、2a、鑑別部
3、搬送機構4を通って一時集積機構5に集積して入金
された紙幣を計数する動作。
【0031】入金収納:入金計数の結果、利用者から確
認の入力がされたとき、一時集積機構5に集積されてい
る紙幣を搬送機構6、鑑別部3、搬送機構4、7、2を
通って該当する金種ボックス8、9に収納する動作。
【0032】出 金:取引の種別が払出で、利用者か
ら指定された金額、金種の紙幣を該当する金種ボックス
8、9から分離し、搬送機構6、鑑別部3、搬送機構
4、7を通って入出金口1に出金する動作。
【0033】装 填:係員の指示、あるいは金種ボッ
クス8、9の紙幣の残量が少なくなってきたことによ
り、紙幣カセット12から金種ボックス8、9へ紙幣を
装填、補充する動作。
【0034】回 収:係員の指示、あるいは金種ボッ
クス8、9の紙幣が満杯になったことにより、金種ボッ
クス8、9から紙幣カセット12へ紙幣を回収する動
作。
【0035】本体制御部50は、利用者操作部51から
の取引の種別として預入が選択入力されたことに応じて
処理動作として、まず入金計数の処理動作を指示し、入
金計数の結果、利用者から確認の入力がされたときに、
入金収納の処理動作を指示する。また、係員操作部52
からの装填指示入力に応じて処理動作として、装填の処
理動作を指示する。また、係員操作部52からの回収指
示入力に応じて処理動作として、回収の処理動作を指示
する。
【0036】装置制御部19には、各種装置状態も入力
されており、装置制御部19は本体制御部50からの処
理動作の指示と各種装置状態に応答して、各機構の制御
を行なう。各種装置状態とは、例えば温度検出器20の
出力、搬送機構の各所に設けられた紙幣センサの出力等
である。装置制御部19から各機構を制御する信号とし
て、図示するように、殺菌消毒部11のゲート10をO
N/OFFする信号、金種ボックス8、9のゲート41
をON/OFFする信号、温度検出器20の温度上昇検
出に応答してファン29を回転する信号、殺菌消毒部1
1のモータ15を回転駆動する信号、その他の信号があ
る。
【0037】図7は、図1に示す殺菌消毒部11が金種
ボックス8、9の上流にある構成の時、装置制御部19
が本体制御部50からの処理動作の指示に応答して、ゲ
ート10のON/OFFをどのように制御するか、処理
動作の指示とゲート10のON/OFFとの関係を示し
たものである。ゲート10をONにすると、紙幣は搬送
機構2aから殺菌消毒部11の加熱ローラ14の方へ導
き入れられて殺菌消毒処理が行なわれる。ゲート10が
OFFであると、加熱ローラ14の方へ導き入れられ
ず、直線状の搬送機構2aを下流に搬送される。図7に
よると、入金収納の処理動作の時だけ殺菌処理が行なわ
れるように制御されることを示す。装填の処理動作時、
()内にONと示すが、紙幣カセット12から金種ボッ
クス8、9に装填、補充するとき、紙幣が殺菌消毒部1
1の搬送機構2a部分を通過するので、装填の処理動作
指示時、殺菌消毒処理を行なうようにしてもよい。
【0038】図8は、図2に示す殺菌消毒部11が金種
ボックス8、9の下流にある構成の時、装置制御部19
が本体制御部50からの処理動作の指示に応答して、ゲ
ート10のON/OFFをどのように制御するか、処理
動作の指示とゲート10のON/OFFとの関係を示し
たものである。図8によると、出金の処理動作の時だけ
殺菌処理が行なわれるように制御されることを示す。図
2の構成では、処理動作が入金計数および回収のときに
も紙幣が殺菌消毒部11の搬送機構2a部分を通過する
ので、()内にONと示すように、入金計数および回収
の処理動作指示時、殺菌消毒処理を行なうようにしても
よい。
【0039】図7、図8の実施例では、処理動作の内容
により、殺菌消毒処理を行なうか否かの選択を制御して
いるが、さらに係員や顧客の選択によるようにすること
ができる。例えば、図8の出金の処理動作では殺菌消毒
処理を行なうよう制御されるが、顧客による出金取引の
操作入力時、タッチパネルに殺菌消毒を行なうか否かを
選択指定させる案内画面を表示し、顧客に選択させるこ
とができる。また、図7での装填処理動作時、係員の指
示で装填を行なう場合、図8での回収処理動作時、係員
の指示で回収を行なう場合、係員に係員操作パネルから
選択入力させることができる。このような選択機能があ
れば、殺菌消毒処理を低速搬送で行なう場合に、顧客、
利用者にたいして待ち時間を短縮するために有用であ
る。
【0040】殺菌消毒処理の選択を、取引ごとに選択で
きるよに制御してもよい。即ち、顧客が各出金取引を行
なうごとに殺菌消毒処理を行なうか否かをタッチパネル
から選択入力させる。
【0041】さらに、本実施例の殺菌消毒部11は、ゲ
ート10の切替により、殺菌消毒を行なうルートと、殺
菌消毒を行なわないルートをプログラム制御によって変
更できるため、例えば、係員によって、殺菌処理の有無
を設定することもできる。あるいは、室温や湿度を測定
する手段を設ければ、環境条件に合わせて殺菌処理の有
無を変更することも可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、殺菌消毒部を簡易に現
状の紙幣取引装置に実装可能になる。また、殺菌消毒部
を実装した紙幣取引装置の処理能力の低下を最小限に抑
え、かつ、十分な殺菌効果を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す図。
【図2】図2は本発明の他の実施例を示す図。
【図3】図3は従来の紙幣取引装置を示す図。
【図4】図4は図1、図2の殺菌消毒部の具体例を示す
図。
【図5】図5は図1、図2の金種ボックスの具体例を示
す図。
【図6】図6は本発明の一実施例の紙幣取引装置のブロ
ック図。
【図7】図7は本発明の一実施例を説明する処理動作と
ゲートの関係を示す図。
【図8】図8は本発明の一実施例を説明する処理動作と
ゲートの関係を示す図。
【符号の説明】
1…入出金口、2、2a4、6、7…搬送機構、3……
鑑別部、8、9…金種ボックス、11…殺菌消毒部、1
0…ゲート、14…加熱ローラ、19…装置制御部、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−209595(JP,A) 特開 平4−114652(JP,A) 特開 昭63−272731(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 7/00 - 13/00 B65H 43/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣の入出金を行なう入出金口と、紙幣を
    保管する金種ボックスと、前記入出金口と前記金種ボッ
    クスとの間で紙幣を搬送する搬送路と、搬送される紙幣
    を鑑別する鑑別部と、搬送される紙幣を殺菌消毒する殺
    菌消毒部とを有する紙幣取引装置において、前記搬送路
    の一側に前記金種ボックスと前記殺菌消毒部を紙幣搬送
    路方向に前後して並置したことを特徴とする紙幣取引装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙幣取引装置において、前
    記金種ボックスと、前記殺菌消毒部とを実質的に同一外
    形形状としたことを特徴とする紙幣取引装置。
  3. 【請求項3】紙幣の入出金を行なう入出金口と、紙幣を
    保管する金種ボックスと、前記入出金口と前記金種ボッ
    クスとの間で紙幣を搬送する搬送路と、搬送される紙幣
    を鑑別する鑑別部と、搬送される紙幣を殺菌消毒する殺
    菌消毒部とを有する紙幣取引装置において、前記殺菌消
    毒部で紙幣を殺菌消毒させるか否かを入力する入力手段
    を有することを特徴とする紙幣取引装置。
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