JP3413783B2 - 圧縮機の始動負荷軽減装置 - Google Patents

圧縮機の始動負荷軽減装置

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JP3413783B2
JP3413783B2 JP24185595A JP24185595A JP3413783B2 JP 3413783 B2 JP3413783 B2 JP 3413783B2 JP 24185595 A JP24185595 A JP 24185595A JP 24185595 A JP24185595 A JP 24185595A JP 3413783 B2 JP3413783 B2 JP 3413783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原動機によって駆動さ
れる圧縮機本体を備えて構成される圧縮機の始動負荷制
御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、大型の圧縮機
を始動する前において、圧縮機本体の吸入側に設けた吸
気閉塞型アンローダの弁体は吸気口を開成している。こ
の状態で、前記圧縮機本体を駆動する原動機、例えば、
ディーゼルエンジンを始動すると、該エンジンの回転に
伴ない、圧縮機本体は吸気口から外気を吸い込み、シリ
ンダ内で圧縮作用を行なった後に、吐出口から圧縮空気
を吐出し、この圧縮空気をレシーバタンク内に貯溜する
ように構成している。
【0003】前述したように、始動時吸気閉塞型アンロ
ーダの弁体は吸入口を開成状態にあるため、エンジンに
は始動時から圧縮作用に伴なう負荷が加わり、エンジン
の始動性が悪かった。特に、酷寒時において、圧縮機を
始動させる場合には、しばしば始動困難に陥る問題があ
った。こうした問題に対処するためには、始動時のエン
ジンに加わる負荷を軽くすることが望ましく、従来は、
始動時に吸気閉塞型アンローダの弁体で吸気口を閉塞し
て、圧縮機本体が外気を吸入口から吸い込まない状態に
することで、圧縮機本体の圧縮作用に伴なう負荷動力を
小さくして、エンジンに加わる負荷を軽くする方法が採
られていた。
【0004】その具体的な構成を、図6に基づき説明す
ると、Aは始動性を改善する必要のあるスクリュ型の圧
縮機であり、この圧縮機Aの圧縮機本体1は、雄ロータ
2とこの雄ロータ2に噛合する雌ロータ(図示せず)と
を、ケーシング3のシリンダ4内に設けて構成される。
また、原動機たるディーゼルエンジン5の駆動軸には、
増速用の調速歯車6が設けられており、この調速歯車6
に噛合する従動歯車7に前記雄ロータ2の軸8が連結し
ている。
【0005】11は、圧縮機本体1の吸入口12に設けられ
た吸気閉塞型アンローダの一種であるバタフライ弁であ
り、これは、圧縮機本体1に吸入される空気の量を調整
して、消費側における圧縮空気の使用量に応じた容量調
整を行なうものである。また、圧縮機本体1の吐出口13
とレシーバタンク14との間には、その途中に逆止弁15を
設けた吐出路16が連通接続される。バタフライ弁11の吸
入側には、図示しない吸入フィルタが設けられており、
この吸入フィルタで塵埃を取り除かれた清浄な空気が、
バタフライ弁11を通って圧縮機本体1に供給される。レ
シーバタンク14内の上部には、圧縮機本体1の吐出口13
から吐出される圧縮空気と油Oとを分離するオイルセパ
レータ17が設けられており、ここで分離された油Oはレ
シーバタンク14の底部に貯溜される。なお、この油O
は、潤滑・冷却・密封のために、図示しない給油路を介
して圧縮機本体1内に循環供給される。一方、オイルセ
パレータ17で分離された圧縮空気は、逆止弁18を通過し
て、吐出主管19より消費側に供給される。
【0006】21は、レシーバタンク14内の圧力を導く導
圧路である。この導圧路21は、そのの一端側に第1およ
び第2の分岐管路22,23を連通形成しており、第1の分
岐管路22にはアンローダレギュレータ24が接続されると
ともに、第2の分岐管路23にはスピードレギュレータ25
が接続される。また、これらの第1および第2の分岐管
路22,23とは別に、バタフライ弁11の二次側に連通する
第3の分岐管路26が、前記導圧路21の一端側に連通形成
される。なお、27は第3の分岐管路26に設けられた絞り
に相当するオリフィスである。
【0007】アンローダレギュレータ24は、前記バタフ
ライ弁11のアンローダレバー28に連結しており、アンロ
ーダレギュレータ24の受圧室(図示せず)に導入される
圧力に応じて作動し、前記圧力が高い場合には、吸入口
12を閉塞する方向にバタフライ弁11を回動し、逆に前記
圧力が低い場合には、吸入口12を開成する方向にバタフ
ライ弁11を回動する。また、スピードレギュレータ25
は、エンジン5の回転速度を調節するガバナレバー29に
連結しており、スピードレギュレータ25の受圧室(図示
せず)に導入される圧力に応じて作動し、前記圧力が高
い場合には、ガバナーレバー29を低速側に回動し、逆に
前記圧力が低い場合には、ガバナーレバー29を高速側に
回動する。31は導圧路21に設けられた圧力レギュレータ
であり、この圧力レギュレータ31は、レシーバタンク14
内の圧力が予め設定された圧力に達すると、内蔵する弁
体が作動し、導圧路21を開いて、アンローダレギュレー
タ24,スピードレギュレータ25およびバタフライ弁11の
二次側に圧縮空気を供給する。また、32は圧力レギュレ
ータ31に跨がって設けられた始動アンローダコックであ
り、この始動アンローダコック32を開くと、圧力レギュ
レータ31をバイパスして、レシーバタンク14内の圧縮空
気を、アンローダレギュレータ24,スピードレギュレー
タ25およびバタフライ弁11の二次側に供給する。そし
て、この従来例では、複数台の圧縮機Aの吐出主管19ど
うしを連結して、並列運転を行なうように構成してい
る。
【0008】上記構成による圧縮機Aの動作を説明す
る。始動アンローダコック32を開いた状態で、圧縮機A
の始動スイッチ(図示せず)をオンすると、エンジンの
図示しないスタータモータによって該エンジンが始動す
る、これに伴ない、圧縮機本体1は、吸入口12から外気
を吸い込みシリンダ内で圧縮作用を行なった後に、吐出
口13より圧縮空気を吐出し、この圧縮空気をレシーバタ
ンク14に供給する。一方、この時点では始動アンローダ
コック32が開いているので、アンローダレギュレータ24
およびスピードレギュレータ25の受圧室には、レシーバ
タンク14内の圧縮空気が供給される。そして、このレシ
ーバタンク14からアンローダレギュレータ24の受圧室へ
導入する作動圧の上昇に伴ない、徐々にバタフライ弁11
が閉塞する方向にアンローダレバー28が回動する。ま
た、同様にレシーバタンク14からスピードレギュレータ
25への作動圧によって、エンジン5のガバナーレバー29
も徐々に低速側に回動し、バタフライ弁11によって吸気
口12を閉塞し、圧縮機本体1内への吸気が停止され、こ
れにより、エンジン5に加わる始動時の負荷動力が軽減
する。
【0009】このように、圧縮機Aの始動前に始動アン
ローダコック32を開き、圧縮機Aを始動してレシーバタ
ンク14からアンローダレギュレータ24の受圧室に圧力を
導入すれば、バタフライ弁11を閉塞して圧縮機Aの始動
性を改善することはできるが、少なくともレシーバタン
ク14内にアンローダレギュレータ24を作動させるだけの
圧力が発生しなければ、始動アンローダコック32を開け
た状態であっても、バタフライ弁11を閉塞させることは
できない。したがって、従来構造の圧縮機Aでは、バタ
フライ弁11を閉塞するのに十分な圧力を、始動時にアン
ローダレギュレータ24の受圧室に確実に導入できないた
め、例えば寒冷地などにおいて始動性の悪い圧縮機Aが
始動しなくなる問題がある。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、通常
運転時には吸気閉塞型アンローダの開閉動作に影響を与
えることなく、しかも、寒冷地などにおいても圧縮機を
確実に始動することのできる始動負荷制御装置を得るこ
とをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明における圧縮機の始動負荷軽減装置は、原動機により
駆動されるスクリュ型の圧縮機本体から吐出する圧縮空
気をレシーバタンクに貯溜し、このレシーバタンク内の
圧力に応じて作動するアンローダレギュレータを、前記
圧縮機本体の吸入側に設けた吸入口を開閉する吸気閉塞
型アンローダの弁体と連動連結した圧縮機において、前
記レシーバタンクから前記アンローダレギュレータに至
る導圧路に補助圧縮機の空気供給路を接続し、前記圧縮
機の始動前に前記補助圧縮機から吐出し、前記吸気閉塞
型アンローダを閉塞するのに十分な圧力の圧縮空気を、
前記空気供給路から前記アンローダレギュレータに供給
して、前記吸気閉塞型アンローダの弁体により前記吸入
口を閉じるとともに、補助圧縮機から前記導圧路に至る
空気供給路に、この空気供給路を前記圧縮機本体の始動
時に連通し、圧縮機本体の始動後に遮断する開閉手段を
設けたものである。
【0012】この構成によれば、吸気閉塞型アンローダ
を閉塞するのに十分な圧力を、圧縮機の始動前に、予め
補助圧縮機から空気供給路を経由してアンローダレギュ
レータに供給することで、圧縮機の始動をすると、圧縮
機本体は吸入口からの外気を吸込まず、原動機に対する
負荷動力が軽減した状態で圧縮機が始動する。これにに
より、圧縮機が酷寒時においても圧縮機を確実に始動さ
せることが可能となる。また、圧縮機の始動後は、開閉
手段により空気供給路を遮断するので、モータ駆動型圧
縮機からの圧縮空気が、通常運転における吸気閉塞型ア
ンローダの開閉動作に影響を与えることがない。
【0013】また、請求項2に記載の本発明における圧
縮機の始動負荷軽減装置は、前記請求項1の構成に加え
て、共通の前記補助圧縮機から吐出する圧縮空気を、前
記空気供給路を分岐して複数の圧縮機の導圧路に供給す
るように構成したものである。
【0014】この構成によれば、複数台の始動性の悪い
圧縮機の始動性を、一台の補助圧縮機により同時に改善
することができる。
【0015】また、請求項3に記載の本発明における圧
縮機の始動負荷軽減装置は、前記請求項1または2の構
成に加えて、前記補助圧縮機をモータ駆動型圧縮機と
し、前記空気供給路に前記モータ駆動型圧縮機から吐出
する圧縮空気を貯溜するサブタンクを設けるとともに、
このサブタンク内の圧力に応じて前記モータ駆動型圧縮
機の運転始動または運転停止を自動的に切換える自動発
停装置を設けたものである。
【0016】この構成によれば、自動発停装置によって
ほぼ一定の内圧に保たれたサブタンクから、安定した状
態でアンローダレギュレータに圧縮空気の供給を行なう
ことが可能となる。また、サブタンク内の圧縮空気を必
要としない通常運転後は、自動発停装置によりモータ駆
動型圧縮機を停止させておくこともできる。
【0017】また、請求項4に記載の本発明における圧
縮機の始動負荷軽減装置は、前記請求項1,2または3
の構成に加えて、前記原動機の運転信号を出力する運転
信号出力手段と、前記開閉手段の作動スイッチとを備
え、この作動スイッチの操作により前記開閉手段を作動
させて空気供給路を連通し、前記運転信号出力手段の運
転信号出力により前記開閉手段を作動させて前記空気供
給路を遮断する開閉制御手段とをさらに備えたものであ
る。
【0018】この構成によれば、作動スイッチを操作す
るだけで、開閉手段が自動的に開閉して、サブタンクか
らアンローダレギュレータに圧縮空気が供給される。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の各実施例を添付図面
を参照して説明する。なお、以下の各実施例において、
前記従来例で示した図6と同一部分には同一符号を付
し、その共通する説明は重複するため省略する。
【0020】図1乃至図3は、本発明の第1実施例を示
すものである。先ず、各圧縮機A内において、従来例と
構成上異なる箇所を説明すると、本第1実施例では、圧
縮空気を供給する後述する補助圧縮機、例えば、小型モ
ータ駆動型圧縮機41の空気供給路42の一端が、圧力レギ
ュレータ31からアンローダレギュレータ24に至る導圧路
21に接続される。このモータ駆動型圧縮機41から導圧路
21に至る空気供給路42には、一端側から、モータ駆動型
圧縮機41への圧縮圧力の放出を防止する逆止弁43と、通
電時すなわち始動時に空気供給路42を連通する開閉手段
たる第1の電磁弁44と、圧力スイッチ45を備えたモータ
駆動型圧縮機41からの圧縮空気を貯溜するサブタンク46
が順に接続してある。圧力スイッチ45は、サブタンク46
内の圧力の増減に応じて、その接点のオン,オフが切替
わるようになっている。また、導圧路21を構成する第3
の分岐管路26には、通電時すなわち始動時に閉塞する第
2の電磁弁47が設けられる。これらの第1および第2の
電磁弁44,47は、マイナス側端子を接地したバッテリー
48のプラス側端子に、始動アンローダスイッチ49を介し
て接続される。なお、始動アンローダスイッチ49は、機
械的若しくは電気的に接続することが好ましい。各圧縮
機Aはいずれも同一の構成を有しており、モータ駆動型
圧縮機41は、複数の圧縮機Aの導圧路21に対して圧縮空
気を供給できるように、空気供給路42を分岐して設けて
ある。
【0021】次に、モータ駆動型圧縮機41およびその周
辺の構成を説明すると、このモータ駆動型圧縮機41は始
動用圧縮空気供給装置として設けられたものであり、モ
ータ駆動型の圧縮機であることから、ディーゼルエンジ
ン駆動型の圧縮機Aに比べて,酷寒時でも比較的始動し
やすい特性を有している。また、モータ駆動型圧縮機41
の運転を制御する手段として、商用電源51とモータ駆動
型圧縮機41との間の電源ライン52a,52b間に、サブタ
ンク46内の圧力に応じてモータ駆動型圧縮機41の運転ま
たは運転停止を自動的に切換える自動発停装置53が設け
られている。
【0022】この自動発停装置53の構成は、図2に示す
ように、オン接点54aとオフ接点54bとを有する主ス
イッチ54と、並列接続した各圧縮機Aの圧力スイッチ
45の接点45a,45b,…と、リレーに相当する電磁接触
器55との直列回路を、前記電源ライン52a,52b間に接
続するとともに、各電源ライン52a,52bに電磁接触器
55の開閉接点55a,55bを挿入接続して構成される。な
お、56は電源ライン52a,52b間に接続される電源表示
灯であり、商用電源52から自動発停装置53への電源供給
が有る限り、常時点灯している。圧力スイッチ45の接点
45a,45b,…はいずれも常閉型であって、主スイッチ
54のオン接点54aとオフ接点54bを閉じた状態で、全て
の圧縮機Aのサブタンク46内が所定圧力に達すると、接
点45a,45b,…が開いて、モータ駆動型圧縮機41への
電源供給を遮断するように構成している。したがって、
主スイッチ54は、常時オン接点54aとオフ接点54を閉じ
た状態、すなわち、オン状態にして使用しても構わな
い。なお、その他の箇所は、圧縮機本体1およびエンジ
ン5周辺の構造を含め、前記従来例と全く同一構成を有
している。
【0023】次に、上記図1および図2の構成に付き、
その動作説明を図3のグラフに基づき説明する。先ず、
各圧縮機Aの始動前は、始動アンローダスイッチ49がオ
フ状態となっており、バッテリー48から第1および第2
の電磁弁44,47への電圧供給は遮断されているので、空
気供給路42は第1の電磁弁44により遮断される一方、第
3の分岐管路26は第2の電磁弁47により連通している。
【0024】この時点では、各圧縮機Aのサブタンク46
内の圧力は大気圧状態であり、圧力スイッチ45の接点45
a,45b,…はいずれも閉状態となっている。そして、
自動発停装置53の主スイッチ54をオン側に切換えると、
電磁接触器55には商用電源52からの電源電圧が供給さ
れ、電磁接触器55の開閉接点55a,55bはいずれも閉状
態となる。したがって、図3のに示すように、モータ
駆動型圧縮機41には商用電源52の電源電圧が供給され、
モータ駆動型圧縮機41から空気供給路42に圧縮空気が圧
送される。また、この時点では、第1の電磁弁44が閉弁
しているので、サブタンク46内の圧力は、所定の割合で
上昇する(図3ののt1参照)。そして、各圧縮機A
のサブタンク46内の圧力が、いずれも第1の設定圧力P
off に達すると、接点45a,45b,…は全てオフ状態と
なり、電磁接触器55の開閉接点55a,55bが開いて、商
用電源51からモータ駆動型圧縮機41への電源電圧の供給
が遮断される。その後、自動発停装置53は、主スイッチ
54をオフにしない限り、サブタンク46内の圧力が第2の
設定圧力Ponを下回ると、モータ駆動型圧縮機41に電源
電圧を供給して、モータ駆動型圧縮機41を駆動させる一
方、サブタンク46内の圧力が第1の設定圧力Poff を超
えると、モータ駆動型圧縮機41に対する電源電圧の供給
を遮断して、モータ駆動型圧縮機41を停止させる動作を
繰り返す。
【0025】こうして、各サブタンク46内に所定の圧力
を加えた状態で、始動アンローダスイッチ49をオンに切
換えると、今度は第1の電磁弁44が開いて空気供給路42
と導圧路21とを連通する一方、第2の電磁弁47が閉じて
第3の分岐管路26を遮断する。そして、図3の,に
示すように、始動アンローダスイッチ49がオンになると
同時に、サブタンク46内に貯溜する圧縮空気が第1の分
岐管路22から作動圧としてアンローダレギュレータ24の
受圧室に圧送され、所定時間t2の後には、アンローダ
レギュレータ24の受圧室内圧力が所定圧力Prまで上昇
し、バタフライ弁11を閉塞させる。
【0026】また、このサブタンク46内の圧縮空気は、
アンローダレギュレータ24のみならず、第2の分岐管路
23からスピードレギュレータ25の受圧室にも供給され
る。このため、エンジン5を始動する時点では、サブタ
ンク46内の圧力により、バタフライ弁11は確実に閉塞す
るとともに、エンジン5のガバナーレバー29も低速側に
移動する。このときに、圧縮機Aの始動スイッチをオン
にして、エンジンのスタータモータによって該圧縮機A
の始動をすると、圧縮機本体1は吸入口12からの外気を
吸い込まず、エンジン5に対する負荷動力が軽減した状
態で、圧縮機Aが始動する。なお、この時点で第2の電
磁弁47を閉じる理由は、サブタンク46から供給された圧
縮空気が、不必要に圧縮機本体1内に逃げることを防止
するためにある。
【0027】そして、図3の,に示すように、圧縮
機Aが所定の回転数まで立ち上がると、始動アンローダ
スイッチ49をオフに切り換える。このとき、第1の電磁
弁44により空気供給路42を遮断する一方、第2の電磁弁
47により第3の分岐管路26を連通し、サブタンク46から
導圧路21への圧縮空気の供給を遮断する。このときに
は、レシーバタンク14内の圧力は圧力レギュレータ31に
内蔵する弁体を開く圧力に達していないことから、レシ
ーバタンク14内の圧縮空気はアンローダレギュレータ24
の受圧室に供給されない。よって、始動時にアンローダ
レギュレータ24の受圧室に供給された圧縮空気は第3の
分岐路26からバタフライ弁11の二次側へ逃げ、バタフラ
イ弁11は吸入口12を開く。そして、圧縮機本体1は吸入
口12から外気を吸い込みシリンダ4内で圧縮作用を行な
った後に、吐出口13から圧縮空気を吐出し、レシーバタ
ンク14内へ供給する。これにより、レシーバタンク14内
の圧力が急速に上昇し、圧力レギュレータ31の弁体を開
く方向に達すると導圧路21が連通し、レシーバタンク14
内の圧縮空気をアンローダレギュレータ24の受圧室に供
給して、バタフライ弁11が吸入口12を閉じる方向に回動
し、さらに、レシーバタンク14内の圧力が上昇すると、
アンローダレギュレータ24の受圧室の圧力も上昇し、バ
タフライ弁11が吸入口12を閉じる。なお、スピードレギ
ュレータ25は、バタフライ弁11が吸入口12を開く動作に
合わせてガバナーレバー29を高速方向に回動し、バタフ
ライ弁11が吸入口12を閉じる動作に合わせてガバナーレ
バー29を低速方向に回動する(図3の参照)。
【0028】その後の通常運転時においては、消費側に
連通する吐出主管19に設けた圧縮空気供給弁(図示せ
ず)を開き、(図3の参照)、消費側における圧縮空
気の消費が増大し、レシーバタンク14内の圧力が低下す
ると、圧力レギュレータ31に内蔵する弁体(図示せず)
が導圧路21を閉塞し、アンローダレギュレータ24および
スピードレギュレータ25の受圧室に導入する圧力を遮断
する。これにより、バタフライ弁11は開く方向に回動す
るとともに、エンジン5のガバナーレバー29は、エンジ
ン5を高速回転させる方向に回動してフルロード運転に
移行し、圧縮機本体1に吸入する空気の量を増加させ
る。一方、消費側における圧縮空気の消費が減少し、レ
シーバタンク14内の圧力が上昇すると、圧力レギュレー
タ31に内蔵する弁体が導圧路21を連通し、アンローダレ
ギュレータ24およびスピードレギュレータ25の受圧室に
圧力を導入する。これにより、バタフライ弁11は閉じる
方向に回動するとともに、エンジン5のガバナーレバー
29は、エンジン5を低速回転させる方向に作動し、圧縮
機本体1に吸入する空気の量を減少させる。
【0029】上記実施例によれば、酷寒時でも始動性の
良いモータ駆動型圧縮機41の特性に着目し、バタフライ
弁11を閉塞するのに十分な圧力を、始動時にモータ駆動
型圧縮機41から空気供給路42を経由してアンローダレギ
ュレータ24に供給することで、例えば寒冷地などの酷寒
時においても、補助圧縮機であるモータ駆動型圧縮機41
から吐出される圧縮空気を利用して、始動性の悪い圧縮
機Aを確実に始動させる。また、圧縮機Aの始動後は、
第1の電磁弁44により空気供給路42を遮断するので、モ
ータ駆動型圧縮機41からの圧縮空気が、通常運転におけ
るバタフライ弁11の開閉動作に影響を与えることがな
い。
【0030】つまり、レシーバタンク14からアンローダ
レギュレータ24に至る導圧路21に、モータ駆動型圧縮機
41を接続するとともに、このモータ駆動型圧縮機41から
導入路21に至る空気供給路42に、始動時にのみこの空気
供給路42を開く第1の電磁弁44を設けることで、通常運
転時にはバタフライ弁11の開閉動作に影響を与えること
なく、圧縮機Aを確実に始動することのできる始動負荷
制御装置を得ることが可能となる。
【0031】しかも、本第1実施例では、共通する1台
のモータ駆動型圧縮機41から、複数の圧縮機Aの導圧路
21に圧縮空気を供給するように空気供給路42を分岐して
構成しているため、複数台の始動性の悪い圧縮機Aの始
動性を同時に改善することが可能となり、経済的な効果
も大きい。具体的には、例えばスノーマシンのように、
低温下で複数台の圧縮機Aを同一場所で始動させるよう
なシステムに適用すると、各圧縮機A毎にいちいちモー
タ駆動型圧縮機41を用意する必要がなく、特に有益とな
る。
【0032】ところで、上記図1の構成で、空気供給路
42の途中にサブタンク46を設けないと、始動時におい
て、モータ駆動型圧縮機41からの圧縮空気が、直接圧縮
機Aのアンローダレギュレータ24およびスピードレギュ
レータ25の受圧室に供給され、これらのアンローダレギ
ュレータ24およびスピードレギュレータ25に対する圧力
変動が大きくなるという欠点がある。また、複数の圧縮
機Aを同時に始動させる場合には、モータ駆動型圧縮機
41からの圧縮空気の供給容量が限度を越えることがあ
り、十分な圧力が各圧縮機A側に供給されないという問
題もある。
【0033】本実施例では、このような点も考慮して、
各圧縮機Aの空気供給路42に、モータ駆動型圧縮機41か
ら吐出される圧縮空気を貯溜するサブタンク46を設ける
とともに、このサブタンク46内の圧力の増減に応じて、
モータ駆動型圧縮機41の運転始動または運転停止を自動
的に切り換える自動発停装置53を設けているため、自動
発停装置53によってほぼ一定の内圧に保たれたサブタン
ク46から、安定した状態で各圧縮機Aのアンローダレギ
ュレータ24およびスピードレギュレータ25に圧縮空気の
供給を行なうことが可能となる。また、モータ駆動型圧
縮機41は、サブタンク46が所定の圧力よりも降下した場
合にだけ運転を行なうので、サブタンク46内の圧縮空気
を必要としない通常運転後は、自動発停装置53によりモ
ータ駆動型圧縮機41を停止させておくことができる。し
たがって、省エネルギー効果も高い。
【0034】なお、図1のように、複数の圧縮機Aを備
えた構成では、各圧縮機A毎にサブタンク46と圧力検出
手段である圧力スイッチ45を設け、この圧力スイッチ45
の一つがサブタンク46内の圧力降下を検出したら、自動
発停装置53によりモータ駆動型圧縮機41を運転させるよ
うにすることが好ましい。このような構成によって、始
動時にバタフライ弁11を閉塞させるのに十分な圧縮空気
が、全ての圧縮機Aのサブタンク46内に供給されること
になり、複数の圧縮機Aに対する始動性が一層良好かつ
安定になる。また、圧力スイッチはモータ駆動型圧縮機
41に装備するエアタンクに設けることも考えられるが、
前記エアタンクからサブタンク46に至る空気供給路42内
の圧力損失による圧力降下によって、導圧路21内の圧力
を正確に検出できなくなるので、本実施例のように、圧
縮機A側にできるだけ近いサブタンク46の出口に、圧力
スイッチ45を設けることが好ましい。
【0035】次に、本発明の第2実施例を図4および図
5に基づき説明する。なお、前記第1実施例と同一部分
には同一符号を付し、その共通する説明は省略する。
【0036】装置の全体構成を示す図4において、本第
2実施例では、第1実施例における第1および第2の電
磁弁44,47に代わり、開閉手段に相当する2ポジション
4ポートの電磁切換弁61と、この電磁切換弁61を切換え
操作する開閉制御手段たるコントローラ62が設けられて
いる。また、63はバッテリー48のプラス側端子とコント
ローラ62間に接続した圧縮機Aの始動スイッチであっ
て、この始動スイッチ63が、第1実施例における始動ア
ンローダスイッチ49の機能をも兼用している。電磁切換
弁61は、通電時には第3の分岐管路26を閉じて、空気供
給路42を開く一方、断電時には空気供給路42を閉じて、
第3の分岐管路26を開くように構成している。また、始
動スイッチ63は、アクセサリ端子ACCの位置に図示し
ないキーを回動操作すると、その後もキーがその位置を
保持し、スタート端子STの位置にキーを回動操作する
と、その後キーがアクセサリ端子ACCの位置に復帰す
るようになっている。なお、この図4は、通常運転時に
おける状態を示している。
【0037】コントローラ62の電気的構成を、図5に基
づき説明する。この図5は、圧縮機Aを始動させる前の
状態を示している。コントローラ62は、バッテリー48の
プラス側端子と電磁切換弁61との間に、常開型の第1の
リレー71の接点71aと、常閉型の第2のリレー72の接点
72aとを直列に接続し、第1のリレー71のコイル71bの
一端を、始動スイッチ63のアクセサリ端子ACCに接続
する一方、第2のリレー72のコイル72bの一端を、エン
ジン5に内蔵するオルタネータ73の出力側に接続して構
成される。各コイル71b,72bの他端は、バッテリー48
のマイナス側端子とともに接地されており、始動スイッ
チ63のキーがアクセサリ端子ACC若しくはスタート端
子STの位置にあると、第1のリレー71のコイル71bが
通電状態となり、接点71aが閉じる。また、ディーゼル
エンジン5が始動して、所定の回転速度に達すると、オ
ルタネータ73から第2のリレー72のコイル72bに電圧供
給がなされ、接点72aが開くようになっている。エンジ
ン5の運転信号を出力する運転信号出力手段は、本実施
例におけるオルタネータ73に限定されることはない。そ
の他の構成に関しては、前記第1実施例と全く同一であ
る。
【0038】本第2実施例では、自動発停装置53をオン
状態にして、始動スイッチ63のキーをアクセサリ端子A
CCの位置に回動操作すると、第1のリレー71のコイル
71bにバッテリー48からの直流電圧が供給され、接点71
aが閉じる。このとき、オリタネータ73は停止してお
り、第2のリレー72の接点72bも閉じているので、電磁
切換弁61の位置は通電側に切換わり、予めサブタンク46
内に貯溜された圧縮空気が、アンローダレギュレータ24
およびスピードレギュレータ25の受圧室に供給される。
【0039】その後、バタフライ弁11が吸入口12を閉塞
したら、始動スイッチ63をアクセサリ端子ACCからス
タート端子STの位置に回動操作すると、圧縮機Aはバ
タフライ弁11を閉じた状態で始動する。そして、エンジ
ン5が所定の回転速度に達し、オルタネータ73から第2
のリレー72のコイル72bに運転信号が出力されるように
なると、接点72aが開いて、電磁切換弁61の位置も断電
側に切換わるため、空気供給路42は遮断して、サブタン
ク46から導圧路21への圧縮空気の供給は遮断される。そ
して、レシーバタンク14内の圧力不足により、バタフラ
イ弁11が吸入口12を開き、圧縮機本体1からレシーバタ
ンク14に十分な圧縮空気が供給されるようになると、レ
シーバタンク14内の圧力が上昇し、圧力レギュレータ31
を介して、アンローダレギュレータ24およびスピードレ
ギュレータ25の受圧室に該圧力が導入されるようにな
る。
【0040】以上のように、本第2実施例においても、
レシーバタンク14からアンローダレギュレータ24の受圧
室に至る導圧路21に、補助圧縮機である小型のモータ駆
動型圧縮機41から吐出した圧縮空気を供給する空気供給
路42を接続するとともに、該モータ駆動型圧縮機41から
導入路21に至る空気供給路42に、空気供給路42を開く電
磁切換弁61を設けることで、通常運転時にはバタフライ
弁11の開閉動作に影響を与えることなく、圧縮機Aの始
動性を改善した始動負荷制御装置を得ることが可能とな
る。
【0041】また、本第2実施例では、エンジン5の運
転信号を出力するオルタネータ73と、作動スイッチであ
る圧縮機Aの始動スイッチ63と、この始動スイッチ63を
操作したら電磁切換弁61により空気供給路42を連通し、
オルタネータ73が運転信号を出力したら電磁切換弁61に
より空気供給路42を遮断するコントローラ62をさらに備
えているので、始動スイッチ63を操作するだけで、電磁
切換弁61が自動的に開閉して、始動時にのみサブタンク
46からアンローダレギュレータ24の受圧室に圧縮空気が
供給されるようになる。したがって、始動時における操
作性を向上することが可能となる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。例えば、吸気閉塞型アンローダは、
実施例におけるバタフライ弁に限らず、他の形式の調節
弁でもよく、さらに原動機はモータでもよい。また、補
助圧縮機は、始動性の良い圧縮機であればモータ駆動型
に限定するものではなく、その他各種の変形が可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明における圧縮機
の始動負荷軽減装置は、原動機により駆動されるスクリ
ュ型の圧縮機本体から吐出する圧縮空気をレシーバタン
クに貯溜し、このレシーバタンク内の圧力に応じて作動
するアンローダレギュレータを、前記圧縮機本体の吸入
側に設けた吸入口を開閉する吸気閉塞型アンローダの弁
体と連動連結した圧縮機において、前記レシーバタンク
から前記アンローダレギュレータに至る導圧路に補助圧
縮機の空気供給路を接続し、前記圧縮機の始動前に前記
補助圧縮機から吐出し、前記吸気閉塞型アンローダを閉
塞するのに十分な圧力の圧縮空気を、前記空気供給路か
ら前記アンローダレギュレータに供給して、前記吸気閉
塞型アンローダの弁体により前記吸入口を閉じるととも
に、補助圧縮機から前記導圧路に至る空気供給路に、こ
の空気供給路を前記圧縮機本体の始動時に連通し、圧縮
機本体の始動後に遮断する開閉手段を設けたものであ
り、通常運転時には吸気閉塞型アンローダの開閉動作に
影響を与えることなく、しかも、圧縮機を確実に始動す
ることのできる始動負荷制御装置を得ることが可能とな
る。
【0044】また、請求項2に記載の本発明における圧
縮機の始動負荷軽減装置は、前記請求項1の記載に加え
て、共通の前記補助圧縮機から吐出する圧縮空気を、前
記空気供給路を分岐して複数の圧縮機の導圧路に供給す
るように構成していることから、複数台の圧縮機の始動
性を同時に改善することができ、経済的な効果も大き
い。
【0045】また、請求項3に記載の本発明における圧
縮機の始動負荷軽減装置は、前記請求項1または2の構
成に加えて、前記補助圧縮機をモータ駆動型圧縮機と
し、前記空気供給路に前記モータ駆動型圧縮機から吐出
する圧縮空気を貯溜するサブタンクを設けるとともに、
このサブタンク内の圧力に応じて前記モータ駆動型圧縮
機の運転始動または運転停止を自動的に切換える自動発
停装置を設けたものであり、この場合には、サブタンク
内の圧縮空気を必要としない通常運転後は、自動発停装
置によりモータ駆動型圧縮機を停止させておくことがで
きるので、省エネルギー化を図ることが可能となる。
【0046】さらに、請求項4に記載の本発明における
圧縮機の始動負荷軽減装置は、前記請求項1または2の
構成に加えて、前記原動機の運転信号を出力する運転信
号出力手段と、前記開閉手段の作動スイッチとを備え、
この作動スイッチの操作により前記開閉手段を作動させ
て空気供給路を連通し、前記運転信号出力手段の運転信
号出力により前記開閉手段を作動させて前記空気供給路
を遮断する開閉制御手段とをさらに備えたものであり、
この場合には、作動スイッチを操作するだけで、開閉手
段が自動的に開閉して、始動時にのみサブタンクから圧
縮空気が供給されるようになるため、始動時における操
作性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す装置の概略構成図で
ある。
【図2】同上自動発停装置の回路図である。
【図3】同上動作状態を示す各部のグラフである。
【図4】本発明の第2実施例を示す装置の概略構成図で
ある。
【図5】同上コントローラ周辺の回路図である。
【図6】従来例を示す装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 5 エンジン(原動機) 11 バタフライ弁(吸気閉塞型アンローダ) 12 吸入口 14 レシーバタンク 21 導圧路 24 アンローダレギュレータ 41 モータ駆動型圧縮機 42 空気供給路 44 第1の電磁弁(開閉手段) 46 サブタンク 53 自動発停装置 61 電磁切換弁(開閉手段) 63 始動スイッチ(作動スイッチ) A 圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 29/00 - 29/10 F04B 49/00 - 49/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動されるスクリュ型の
    縮機本体から吐出する圧縮空気をレシーバタンクに貯溜
    し、このレシーバタンク内の圧力に応じて作動するアン
    ローダレギュレータを、前記圧縮機本体の吸入側に設け
    た吸入口を開閉する吸気閉塞型アンローダの弁体と連動
    連結した圧縮機において、前記レシーバタンクから前記
    アンローダレギュレータに至る導圧路に補助圧縮機の空
    気供給路を接続し、前記圧縮機の始動前に前記補助圧縮
    機から吐出し、前記吸気閉塞型アンローダを閉塞するの
    に十分な圧力の圧縮空気を、前記空気供給路から前記ア
    ンローダレギュレータに供給して、前記吸気閉塞型アン
    ローダの弁体により前記吸入口を閉じるとともに、補助
    圧縮機から前記導圧路に至る空気供給路に、この空気供
    給路を前記圧縮機本体の始動時に連通し、圧縮機本体の
    始動後に遮断する開閉手段を設けたことを特徴とする圧
    縮機の始動負荷軽減装置。
  2. 【請求項2】 共通の前記補助圧縮機から吐出する圧縮
    空気を、前記空気供給路を分岐して複数の圧縮機の導圧
    路に供給するように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の圧縮機の始動負荷軽減装置。
  3. 【請求項3】 前記補助圧縮機をモータ駆動型圧縮機と
    し、前記空気供給路に前記モータ駆動型圧縮機から吐出
    する圧縮空気を貯溜するサブタンクを設けるとともに、
    このサブタンク内の圧力に応じて前記モータ駆動型圧縮
    機の運転始動または運転停止を自動的に切換える自動発
    停装置を設けたことを特徴とする請求項1または2記載
    の圧縮機の始動負荷軽減装置。
  4. 【請求項4】 前記原動機の運転信号を出力する運転信
    号出力手段と、前記開閉手段の作動スイッチとを備え、
    この作動スイッチの操作により前記開閉手段を作動させ
    て空気供給路を連通し、前記運転信号出力手段の運転信
    号出力により前記開閉手段を作動させて前記空気供給路
    を遮断する開閉制御手段とをさらに備えたことを特徴と
    する請求項1,2または3記載の圧縮機の始動負荷軽減
    装置。
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