JPH09242673A - 圧縮機の始動負荷軽減装置 - Google Patents

圧縮機の始動負荷軽減装置

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JPH09242673A
JPH09242673A JP4767296A JP4767296A JPH09242673A JP H09242673 A JPH09242673 A JP H09242673A JP 4767296 A JP4767296 A JP 4767296A JP 4767296 A JP4767296 A JP 4767296A JP H09242673 A JPH09242673 A JP H09242673A
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JP
Japan
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compressor
unloader
pressure
electromagnetic solenoid
regulator
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Application number
JP4767296A
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English (en)
Inventor
Junichi Kanai
潤一 金井
Yusuke Ishimaru
勇介 石丸
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Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酷寒時における圧縮機の始動性を向上させ
る。 【解決手段】 圧縮機本体の吸入口12を開閉するバタフ
ライ弁11を、容量制御用のアンローダレギュレータ24の
他に、電磁ソレノイド41によっても動作させる。この電
磁ソレノイド41は、常時はスプリング64がバタフライ弁
11に開く方向の力を付与し、励磁時にバタフライ弁11を
閉じ動作させる。この動作がアンローダレギュレータ24
に影響されないように、レギュレータロッド54とアンロ
ーダレバー28とをシリンダ55およびピストン56により連
結する。始動直後所定時間電磁ソレノイド41によってバ
タフライ弁11を閉じ、ディーゼルエンジンに加わる負荷
を軽減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機によって駆
動される圧縮機の始動負荷軽減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機の始動前には、圧縮機本
体の吸入側に設けた吸気閉塞型アンローダ弁は吸入口を
開成している。この状態で、前記圧縮機本体を駆動する
原動機、例えば、ディーゼルエンジンを始動すると、こ
のエンジンの回転上昇に伴ない、圧縮機本体は吸入口か
ら空気を吸い込み、シリンダ内で圧縮作用を行なった
後、吐出口から圧縮空気を吐出し、この圧縮空気をレシ
ーバタンク内に貯溜するように構成している。
【0003】前述した吸気閉塞型アンローダ弁は圧縮機
の始動前から吸入口が開成状態となるように構成されて
いるため、エンジンには始動直後から圧縮作用に伴なう
負荷が加わるのが普通である。そのため、エンジンの始
動性が悪かった。特に酷寒時において、圧縮機を始動さ
せる場合には、しばしば始動困難に陥る問題があった。
こうした問題に対処するためには、始動直後からエンジ
ンに加わる負荷を軽くすることが望ましく、その構造と
して、例えば実公平1-33800 号公報にも記載されている
ように、始動直後に吸気閉塞型アンローダ弁で吸入口を
閉塞することにより、圧縮機本体が外気を吸入口から吸
い込まない状態にすることで、圧縮機本体の圧縮作用に
伴なう負荷を軽減して、エンジンに加わる負荷を軽くす
る方法が採られていた。
【0004】ここで、その具体的な構成の一例を、図1
4に基づき説明する。スクリュ式の圧縮機Aの圧縮機本
体1は、雄ロータ2とこの雄ロータ2に噛合する雌ロー
タ(図示せず)とを、ケーシング3のシリンダ4内に設
けて構成される。また、原動機たるディーゼルエンジン
5の駆動軸には、増速用の調速歯車6が設けられてお
り、この調速歯車6に噛合する従動歯車7に前記雄ロー
タ2の軸8が連結している。
【0005】11は、圧縮機本体1の吸入口12に設けられ
た吸気閉塞型アンローダ弁であるバタフライ弁であり、
これは、消費側における圧縮空気の使用量に応じて圧縮
機本体への吸入空気量を調整して、容量調整を行なうも
のである。また、圧縮機本体1の吐出口13とレシーバタ
ンク14との間には、その途中に逆止弁15を設けた吐出路
16が連通接続される。バタフライ弁11の吸入側には、図
示しない吸入フィルタが設けられており、この吸入フィ
ルタで塵埃を取り除かれた清浄な空気が、バタフライ弁
11を介して吸入口12から圧縮機本体1に供給される。レ
シーバタンク14内の上部には、圧縮機本体1の吐出口13
から吐出される圧縮空気と油Oとを分離するオイルセパ
レータ17が設けられており、ここで分離された油Oはレ
シーバタンク14の底部に貯溜される。なお、この油O
は、圧縮圧力により圧送されて図示しない給油路を介し
て圧縮機本体1内に潤滑・冷却・密封のために、循環供
給される。一方、オイルセパレータ17で分離された圧縮
空気は、逆止弁18を通過して、吐出主管19よりサービス
バルブ20を介して消費側に供給される。
【0006】21は、レシーバタンク14内の圧力を導く導
圧路である。この導圧路21は、そのの一端側に第1およ
び第2の分岐管路22,23を連通形成しており、第1の分
岐管路22にはアンローダレギュレータ24が接続されると
ともに、第2の分岐管路23にはスピードレギュレータ25
が接続される。また、これらの第1および第2の分岐管
路22,23とは別に、バタフライ弁11の二次側に連通する
第3の分岐管路26が、前記導圧路21の一端側に連通形成
される。なお、27は第3の分岐管路26に設けられた絞り
に相当するオリフィスである。
【0007】アンローダレギュレータ24は、前記バタフ
ライ弁11のアンローダレバー28に連結しており、アンロ
ーダレギュレータ24の受圧室(図示せず)に導入される
圧力に応じて作動し、前記圧力が高い場合には、吸入口
12を閉塞する方向にバタフライ弁11を回動し、逆に前記
圧力が低い場合には、吸入口12を開成する方向にバタフ
ライ弁11を回動する。また、スピードレギュレータ25
は、エンジン5の回転速度を調節するガバナーレバー29
に連結しており、スピードレギュレータ25の受圧室(図
示せず)に導入される圧力に応じて作動し、前記圧力が
高い場合には、ガバナーレバー29を低速側に回動し、逆
に前記圧力が低い場合には、ガバナーレバー29を高速側
に回動する。31は導圧路21に設けられた圧力レギュレー
タであり、この圧力レギュレータ31は、レシーバタンク
14内の圧力が予め設定された圧力に達すると、内蔵する
弁体が作動し、導圧路21を開いて、アンローダレギュレ
ータ24、スピードレギュレータ25およびバタフライ弁11
の二次側に圧縮空気を供給する。また、32は圧力レギュ
レータ31に跨がって設けられた始動アンローダコックで
あり、この始動アンローダコック32を開くと、圧力レギ
ュレータ31をバイパスして、レシーバタンク14内の圧縮
空気を、アンローダレギュレータ24、スピードレギュレ
ータ25およびバタフライ弁11の二次側に供給する。
【0008】上記構成による圧縮機Aの動作を説明す
る。始動アンローダコック32を開いた状態で、圧縮機A
の始動スイッチ(図示せず)をオンすると、エンジンの
図示しないスタータモータによってこのエンジンが始動
する、これに伴ない、圧縮機本体1は、吸入口12から空
気を吸い込みシリンダ内で圧縮作用を行なった後に、吐
出口13より圧縮空気を吐出し、この圧縮空気をレシーバ
タンク14に供給する。一方、この時点では始動アンロー
ダコック32が開いているので、アンローダレギュレータ
24およびスピードレギュレータ25の受圧室には、レシー
バタンク14内の圧縮空気が供給される。そして、このレ
シーバタンク14からアンローダレギュレータ24の受圧室
へ導入する作動圧の上昇に伴ない、徐々にバタフライ弁
11が閉塞する方向にアンローダレバー28が回動する。ま
た、同様にレシーバタンク14からスピードレギュレータ
25への作動圧によって、エンジン5のガバナーレバー29
も徐々に低速側に回動し、バタフライ弁11によって吸入
口12を閉塞し、圧縮機本体1内への吸気が停止され、こ
れにより、エンジン5に加わる始動直後の負荷が軽減す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、圧縮機A
の始動前に始動アンローダコック32を開き、圧縮機Aを
始動してレシーバタンク14からアンローダレギュレータ
24の受圧室に圧力を導入すれば、バタフライ弁11を閉塞
して圧縮機Aの始動性を改善することはできるが、少な
くともレシーバタンク14内にアンローダレギュレータ24
を作動させるだけの圧力が発生しなければ、始動アンロ
ーダコック32を開けた状態であっても、バタフライ弁11
を閉塞させることはできない。したがって、従来構造の
圧縮機Aでは、バタフライ弁11を閉塞するのに十分な圧
力を、始動直後にアンローダレギュレータ24の受圧室に
確実に導入できないため、例えば冬期などの酷寒時にお
いて始動直後の負荷により圧縮機が始動しなくなるとい
う問題がある。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、酷寒
時においても圧縮機を確実に始動することのできる始動
負荷軽減装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、原動機により駆動される圧縮機
本体と、この圧縮機本体から吐出する圧縮空気を貯留す
るレシーバタンクと、前記圧縮機本体の吸入側に設けら
れた吸入口を開閉する吸気閉塞型アンローダ弁と、この
吸気閉塞型アンローダ弁を前記レシーバタンク内の圧力
に応じて開閉動作させるアンローダレギュレータと、始
動スイッチとを備えた圧縮機において、前記始動スイッ
チによる圧縮機の始動操作により前記吸気閉塞型アンロ
ーダ弁を閉じる電磁ソレノイドと、前記始動スイッチに
よる圧縮機の始動操作に伴って前記電磁ソレノイドへの
電力供給を開始する信号を出力し、圧縮機の始動信号を
入力してからの経過時間をタイマにより計時し、この経
過時間が所定時間に達すると前記電磁ソレノイドへの電
力供給を停止する信号を出力するコントローラとを備え
たものである。
【0012】始動スイッチによる始動操作を行うと、電
磁ソレノイドに電力が供給され、この電磁ソレノイドが
励磁して吸気閉塞型アンローダ弁を閉じる方向に動作
し、この吸気閉塞型アンローダ弁が吸入口を閉じる。し
たがって、圧縮機の始動直後における空気の圧縮作用に
伴う負荷を軽減することができるので、酷寒時において
も圧縮機を確実に始動させることができる。そして、圧
縮機が始動すると、始動信号がコントローラに入力さ
れ、この始動信号の入力からの経過時間が所定時間に達
すると、電磁ソレノイドへの電力の供給が停止し、その
後は、アンローダレギュレータにより吸気閉塞型アンロ
ーダ弁の開閉が制御される。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明の圧縮
機の始動負荷軽減装置において、前記アンローダレギュ
レータは、前記レシーバタンク内の圧力に応じて移動す
るロッドを有し、前記レシーバタンク内の圧力上昇に伴
い前記ロッドにより前記吸気閉塞型アンローダ弁を閉じ
る方向へ動作させるものであり、前記ロッドと前記吸気
閉塞型アンローダ弁に設けられたアンローダレバーと
を、前記ロッドの移動方向に所定範囲互いに摺動自在に
嵌合されたシリンダおよびピストンにより連結したもの
である。
【0014】圧縮機の始動直後、レシーバタンク内の圧
力が低いためにアンローダレギュレータのロッドは吸気
閉塞型アンローダ弁を閉じる方向へ動作させていない状
態にあったとしても、電磁ソレノイドに電力が供給され
て、前記ロッドおよびアンローダレバー間に設けたシリ
ンダおよびピストンが互いに摺動することにより、アン
ローダレギュレータ自体に影響することなく、吸気閉塞
型アンローダ弁は閉じ動作できる。電磁ソレノイドが励
磁されていないときには、シリンダおよびピストンは縮
み、この状態でアンローダレギュレータによる吸気閉塞
型アンローダ弁の開閉制御が行われる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の圧縮機の始動負荷軽減装置において、前記コントロ
ーラは、圧縮機の始動信号を入力してからの経過時間を
前記タイマとは別の第2のタイマにより計時し、この経
過時間が所定時間に達したときに前記レシーバタンク内
の圧力が所定圧力に達していない場合圧縮機を停止させ
る停止信号を出力するものである。
【0016】これは、始動から所定時間経過してもレシ
ーバタンク内の圧力が所定圧力まで上がらない場合は、
何らかの故障により吸気閉塞型アンローダ弁が閉状態を
継続した場合、圧縮機を緊急停止させるものである。例
えば油冷式の圧縮機の場合、レシーバタンク内の圧力が
十分に上昇していない場合、このレシーバタンクの下部
に貯留する潤滑油を圧縮機本体の各部へ圧送供給する量
が不足し、圧縮機本体において焼損事故を生じるおそれ
がある。このような場合、圧縮機を緊急停止させること
により、該圧縮機本体の焼損事故を未然に防止できる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れか1項の発明の圧縮機の始動負荷軽減装置において、
前記原動機の冷却水の温度を検出する水温検出手段を備
え、前記コントローラは、前記原動機の冷却水の温度が
所定温度よりも低いときにのみ始動直後に前記電磁ソレ
ノイドへ電力を供給する信号を出力するものである。
【0018】そして、原動機の始動性が悪いのは、冬期
などの酷寒時なので、原動機の冷却水の温度が所定温度
よりも低いときには、前述のように、始動直後に電磁ソ
レノイドにより吸気閉塞型アンローダ弁を閉じる。一
方、原動機の冷却水の温度が所定温度よりも高いときに
は、始動直後に吸気閉塞型アンローダ弁を閉じる必要が
ないので、電磁ソレノイドへ電力を供給しない。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の圧縮機の始動負荷軽
減装置の第1実施例について、図1から図7を参照しな
がら説明する。図6は、圧縮機A全体の構成の概略を示
しているが、先に説明した図14に示す圧縮機Aと共通
する部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
図14に示す従来の圧縮機Aとは異なり、本圧縮機Aで
は、吸気閉塞型アンローダ弁であるバタフライ弁11をア
ンローダレギュレータ24の他に電磁ソレノイド41によっ
ても閉じ動作するようにしている。
【0020】つぎに、バタフライ弁11を開閉させる構成
を図1から図4に基づいて説明する。このバタフライ弁
11は、水平な支軸42により圧縮機本体1の吸入側に設け
たアンローダ本体43に回動開閉自在に支持されている
が、図中のバタフライ弁11は、中心軸C1 を支軸42の中
心軸C2 とは若干偏芯させてある。すなわち、バタフラ
イ弁11には、支軸42の中心軸C2 の両側で若干の重量差
がある。これは、吸入口12における吸入負圧により、バ
タフライ弁11に開く方向への力が確実に働くようにする
ためである。そして、支軸42の一端部にはアンローダレ
バー28が固定されている。このアンローダレバー28は、
一対の連結片44,45を有している。ここで、バタフライ
弁11の中心軸C1 と支軸42の中心軸C2 とを若干偏芯さ
せているが、バタフライ弁11の形状はこれに限定され
ず、その中心軸C1 と支軸42の中心軸C2 とを偏心させ
ないものであってもよい。
【0021】そして、吸入口12の両側に、前記アンロー
ダレギュレータ24および電磁ソレノイド41が配設されて
いる。アンローダレギュレータ24のレギュレータ本体部
51は、ケーシング3に固定されたフレーム52に支軸42と
平行なシャフト53により回動自在に支持されている。そ
して、アンローダレギュレータ24は、ダイヤフムなどに
よりレシーバタンク14内の圧力を受けて、レギュレータ
ロッド54を前進、後退させるものである。すなわち、レ
シーバタンク14内の圧力が高いときには、レギュレータ
ロッド54が前進してレギュレータ本体部51から突出し、
レシーバタンク14内の圧力が低いときには、レギュレー
タロッド54が逆に後退するものである。
【0022】このレギュレータロッド54の先端部にはシ
リンダ55が固定されており、このシリンダ55の内側には
ピストン56が所定範囲摺動自在に嵌合されている。この
摺動方向は、レギュレータロッド54の移動方向と同一で
ある。そして、シリンダ55およびピストン56が最大限縮
んだときの長さを規定するために、このピストン56の中
間部には、シリンダ55の先端面が突き当たる鍔部57が形
成されている。また、シリンダ55およびピストン56が自
由に伸縮できるよう、シリンダ55の基部には、その内外
を連通する空気抜き孔58が形成されている。そして、ピ
ストン56の先端部が前記アンローダレバー28の一方の連
結片44にシャフト59により回動自在に連結されている。
このシャフト59は、支軸42と平行であるが、この支軸42
とは偏芯している。このようにしてレギュレータロッド
54がアンローダレバー28に連結されたアンローダレギュ
レータ24は、バタフライ弁11をレシーバタンク14内の圧
力が低いとき開き、高いとき閉じるように動作させるこ
とになるが、シリンダ55およびピストン56があるため
に、バタフライ弁11の閉じ動作を妨げることはない。
【0023】前記電磁ソレノイド41の電磁ソレノイド本
体部61は、ケーシング3に固定されたフレーム62に固定
されている。そして、電磁ソレノイド41は、電磁ソレノ
イド本体部61からアンローダレギュレータ24の方へ向け
て突出したプランジャ63を有している。このプランジャ
63は、スプリング64によって前進する方向(突出方向)
への力が常時付与されており、励磁時に後退するもので
ある。そして、プランジャ63の先端部には連結ロッド65
の一端部が支軸42と平行なシャフト66により回動自在に
連結されている。また、連結ロッド65の先端部は、前記
アンローダレバー28の他方の連結片45にシャフト67によ
り回動自在に連結されている。このシャフト67は、支軸
42と平行であるが、この支軸42とは偏芯している。この
ようにしてプランジャ63がアンローダレバー28に連結さ
れた電磁ソレノイド41は、アンローダレギュレータ24の
作動状態によらず、励磁時にバタフライ弁11を全閉する
ことになる。一方、電磁ソレノイド41に組み込まれたス
プリング64は、バタフライ弁11に対して常に開く方向の
力を付与することになる。なお、スプリング64の力は、
電磁ソレノイド41が無励磁となったときに、バタフライ
弁11およびピストン57を元の状態に戻すことができるだ
けの力であればよい。
【0024】つぎに、電気系統の構成を図5に基づいて
説明する。同図において、71は直流電源、72は圧縮機A
の始動操作を行うための始動スイッチ、73はディーゼル
エンジン5に設けられたオルタネータ、74はマイクロコ
ンピュータなどにより構成されたコントローラである。
始動スイッチ72は、その接点Acc ,B間がオンになる
と、コントローラ74へ運転信号を出力する。オルタネー
タ73は、ディーゼルエンジン5により回転駆動されて発
電するものである。ディーゼルエンジン5の回転数に対
応する発電電圧が所定電圧を越えているとき、コントロ
ーラ74は、オルタネータ73の発電信号を入力し、この発
電信号のオフからオンへの立上がりを圧縮機Aの始動信
号とする。そして、コントローラ74は、始動スイッチ72
がオンするのと同時に前記電磁ソレノイド41への電力の
供給を開始する信号を出力するが、前記始動信号を入力
してからの経過時間を内蔵した第1のタイマにより計時
し、この経過時間が予め設定された所定時間T1 (例え
ば10秒)に達すると、電磁ソレノイド41への電力の供給
を停止する信号を出力する。
【0025】つぎに、図7のタイムチャートをも参照し
ながら、本圧縮機Aの動作を説明する。運転停止時に
は、レシーバタンク14内の圧力が低いので、アンローダ
レギュレータ24のレギュレータロッド54は後退位置にあ
る。したがって、電磁ソレノイド41のスプリング64の力
が優勢となり、図1に示すように、プランジャ64が前進
位置にあることにより、バタフライ弁11は開いている。
また、シリンダ55の先端面はピストン56の鍔部57に突き
当たっている。
【0026】ここで始動スイッチ72をオン操作すると、
電磁ソレノイド41が通電され、その励磁により、図2に
示すように、プランジャ64が後退する。プランジャ64が
後退すると、アンローダレバー28とともにバタフライ弁
11が図示時計回り方向へ回動し、水平になったバタフラ
イ弁11が圧縮機本体1の吸入口12を全閉する。このと
き、シリンダ55とピストン56とが摺動して伸び、レギュ
レータロッド54の位置は影響を受けない。
【0027】このように吸入口12が閉じられるので、圧
縮機本体1内には空気が吸入されない。したがって、圧
縮機本体1における空気の圧縮作用によってディーゼル
エンジン5に加わる始動直後の負荷が軽減される。した
がって、酷寒時であっても、ディーゼルエンジン5が確
実に始動する。
【0028】ディーゼルエンジン5が始動してその回転
数が上昇していくと、オルタネータ73の発電電圧も上昇
していく。そして、ディーゼルエンジン5の回転数が所
定回転数Nに達すると、オルタネータ73の発電信号がオ
ンになる。このオンになった時点から第1のタイマが作
動し、その後所定時間T1 経過すると、電磁ソレノイド
41の通電が断たれる。
【0029】この時点では、それまで圧縮機本体1内に
空気が吸入されていないため、レシーバタンク14内の圧
力はまだ低い。したがって、アンローダレギュレータ24
のレギュレータロッド54は後退位置にあるので、電磁ソ
レノイド41のスプリング64の力により、図1に示すよう
に、プランジャ64が前進し、アンローダレバー28ととも
にバタフライ弁11が図示反時計回り方向へ回動し、吸入
口12が開く。なお、アンローダレバー28が図示反時計回
り方向へ回動すると、シリンダ55とピストン56とが摺動
して縮む。
【0030】このようにバタフライ弁11が開くと、吸入
口12から圧縮機本体1内に空気が吸入され、この空気が
ロータ2により圧縮される。そして、圧縮された空気
は、潤滑や冷却のための油Oとともにレシーバタンク14
内へ吐出され、ここに貯留される。これにより、レシー
バタンク14内の圧力は急速に上昇する。レシーバタンク
14内の圧力が高くなると、図3に示すように、アンロー
ダレギュレータ24のレギュレータロッド54が前進する。
そして、シリンダ55の先端面がピストン56の鍔部57に突
き当たった状態で、アンローダレバー28とともにバタフ
ライ弁11が図示時計回り方向へ回動して閉じる。このと
き、電磁ソレノイド41のスプリング64は、レギュレータ
ロッド54が加える力によって圧縮され、プランジャ63が
後退する。これとともに、レシーバタンク14内の圧力の
上昇により、スピードレギュレータ25がディーゼルエン
ジン5のカバナーレバー29を低速側へ切り換える。
【0031】一方、圧縮空気の消費により、レシーバタ
ンク14内の圧力が低下すると、アンローダレギュレータ
24に供給されていた圧縮空気が第3の分岐管路26を通っ
てバタフライ弁11の二次側へ逃げ、レギュレータロッド
54が後退し、前述のようにしてバタフライ弁11が開く。
また、スピードレギュレータ25に供給されていた圧縮空
気が第3の分岐管路26を通ってバタフライ弁11の二次側
へ逃げ、スピードレギュレータ25がディーゼルエンジン
5のカバナーレバー29を高速側へ切り換える。このよう
に、電磁ソレノイド41の無励磁時には、アンローダレギ
ュレータ24によりバタフライ弁11の開閉が制御され、消
費側における圧縮空気の使用量に応じた容量制御がなさ
れる。
【0032】なお、レシーバタンク14内へ圧縮空気とと
もに吐出された油Oは、オイルセパレータ17により空気
から分離された後、再び圧縮機本体1の各部に供給さ
れ、冷却や潤滑や密封作用を行う。
【0033】以上のように、本第1実施例の構成によれ
ば、圧縮機の始動作用と同時に、電磁ソレノイド41によ
り所定時間強制的にバタフライ弁11を閉じて、始動直後
のディーゼルエンジン5に加わる負荷を軽減するように
したので、冬期などの酷寒時でも、圧縮機が確実に始動
できる。また、始動性向上のために低速トルクの大きな
エンジンを用いる必要がない。
【0034】また、電磁ソレノイド41のスプリング64は
バタフライ弁11に対して常時開く方向への力を作用させ
ているとともに、バタフライ弁11の中心軸C1 と支軸42
の中心軸C2 とが偏芯していることも、バタフライ弁11
に対して開く方向への力を作用させることになり、した
がって、万一何らかの故障が発生した場合でも、バタフ
ライ弁11が開く方向に構成されているので、前記装置の
故障によりレシーバタンク14内の圧力が上がらずに、油
Oが圧送不足となって圧縮機本体1の焼損事故を生じる
ことがない。よって圧縮機Aの信頼性が向上する。
【0035】さらに、レギュレータロッド54とアンロー
ダレバー28とを自由に伸縮できるシリンダ55およびピス
トン56を介して連結したので、電磁ソレノイド41の単独
動作でバタフライ弁11を閉じ動作させることができ、よ
って、気温または運転環境に応じて電磁ソレノイド41の
動作タイミングを調整することも容易である。
【0036】なお、前記第1実施例では、アンローダレ
ギュレータ24と電磁ソレノイド41とを、バタフライ弁11
を挟んで互いに反対側に配設したが、図8に示す第2実
施例のように、同じ側に配設してもよい。ただし、本第
2実施例では、アンローダレギュレータ24のレギュレー
タロッド54と電磁ソレノイド41のプランジャ63とを、ア
ンローダレバー28に対し支軸42を挟んで互いに反対側に
連結してある。動作は、前記第1実施例と同様であり、
電磁ソレノイド41の励磁によりプランジャ63が後退する
と、アンローダレバー28が図示時計回り方向へ回動し
て、バタフライ弁11が閉じる。
【0037】図9から図11は、本発明の第3実施例を
示すもので、この第3実施例は、前記第1実施例または
第2実施例において、レシーバタンク14内の圧力を検出
する圧力検出手段としての第1の圧力スイッチ81と、デ
ィーゼルエンジン5の冷却水の温度を検出する水温検出
手段としての水温スイッチ82とを加えたものである。第
1の圧力スイッチ81は、レシーバタンク14内の圧力が予
め設定された所定圧力P1 を越えるとオンして、このオ
ン信号を前記コントローラ74へ出力するものである。ま
た、水温スイッチ82は、ディーゼルエンジン5の冷却水
の温度が予め設定された所定温度を越えるとオンして、
このオン信号を前記コントローラ74へ出力するものであ
る。
【0038】そして、このコントローラ74は、図10お
よび図11のタイムチャートに示すように、オルタネー
タ73の発電信号に基づいて圧縮機Aの始動信号を入力す
ると、この時点からの経過時間を前記第1のタイマとは
別の第2のタイマにより計時する。そして、この経過時
間が予め設定された所定時間T2 に達したときに、図1
1に示すように、第1の圧力スイッチ81がオンしていな
いならば、圧縮機Aを停止させる停止信号を出力する。
一方、図10に示すように、第1の圧力スイッチ81がオ
ンしていれば、そのまま圧縮機Aの運転が続く。すなわ
ち、圧縮機Aの始動信号が検知されてから所定時間T2
経過した時点で、レシーバタンク14内の圧力が所定圧力
1 に達していないならば、圧縮機Aは停止することに
なる。なお、前記所定時間T2 は、電磁ソレノイド41へ
の電力の供給を停止するタイミングを決める前記所定時
間T1 より長く設定されている。T1 よりT2 が短い
と、正常時であっても、レシーバタンク14内の圧力が十
分に上昇しないうちにこの圧力が判定されることになる
からである。
【0039】前記所定圧力P1 は、圧縮機Aが正常であ
れば、所定時間T2 が経過する前によ当然越えるべき圧
力に設定されている。したがって、圧縮機Aの始動信号
が検知されてから所定時間T2 経過してもレシーバタン
ク14内の圧力が所定圧力P1まで上がらない場合という
のは、故障などの何らかの異常がある場合と想定され
る。本実施例に基づく油冷式の圧縮機Aでは、レシーバ
タンク14内の圧力が十分に上昇しないと、このレシーバ
タンク14の下部に貯留する潤滑油Oを圧縮機本体1の各
部へ十分に供給することができないので、万一電磁ソレ
ノイド41の故障などによりバタフライ弁11が閉じたまま
になったとすると、圧縮機本体1において焼損などの事
故を生じるおそれがある。しかし、本第3実施例におい
ては、レシーバタンク14内の圧力が十分に上がっていな
い場合、圧縮機Aを緊急停止させるので、焼損などの事
故、故障を未然に防止でき、信頼性が向上する。
【0040】また、コントローラ74は、始動スイッチ72
がオンした時点で、水温スイッチ82がオフしていれば、
前述のように電磁ソレノイド41に通電するが、水温スイ
ッチ82がオンしていれば、電磁ソレノイド41に通電しな
い。すなわち、ディーゼルエンジン5の冷却水の温度が
所定温度よりも低いときにのみ、始動直後に電磁ソレノ
イド41に電力が供給される。
【0041】ディーゼルエンジン5の始動性が悪いのは
酷寒時である。したがって、ディーゼルエンジン5の冷
却水の温度が所定温度よりも低いときには、始動直後に
電磁ソレノイド41によりバタフライ弁11を閉じるが、デ
ィーゼルエンジン5の冷却水の温度が所定温度よりも高
いときには、始動直後にバタフライ弁11を閉じる必要が
ないので、電磁ソレノイド41に通電しない。このよう
に、始動直後からバタフライ弁11を開いたままにすれ
ば、レシーバタンク14内の圧力をより速やかに上昇させ
ることができる。
【0042】図12および図13は、本発明の第4実施
例を示すもので、この第4実施例は、前記第3実施例に
おいて、レシーバタンク14内の圧力を検出する圧力検出
手段としての第2の圧力スイッチ83を前記第1の圧力ス
イッチ81とは別個に備えたものである。この第2の圧力
スイッチ83は、レシーバタンク14内の圧力が予め設定さ
れた所定圧力P2 を越えるとオンして、このオン信号を
前記コントローラ74へ出力するものである。
【0043】そして、このコントローラ74は、図13の
タイムチャートに示すように、圧縮機Aを停止するため
に始動スイッチ72がオフされたとき、電磁ソレノイド41
への通電を開始し、第2の圧力スイッチ83がオンしてい
る間、電磁ソレノイド41への通電を続ける。
【0044】したがって、始動スイッチ72がオフされる
と、まずバタフライ弁11が閉じる。また、始動スイッチ
72がオフされると、ディーゼルエンジン5が停止するの
で、レシーバタンク14内の圧力が低下していく。そし
て、この圧力が所定圧力P2 よりも低くなると、第2の
圧力スイッチ83がオフすることにより、コントローラ74
が電磁ソレノイド41への通電を断ち、バタフライ弁11が
開く。
【0045】圧縮機Aの停止直後には、レシーバタンク
14内の圧縮空気が吸入側に戻ろうとするが、逆止弁15に
よりそれよりも吸入側へ逆流しない。しかし、逆止弁15
より吸入側に溜まった圧縮空気は逆流しようとするため
に、圧縮機本体1の吸入口12が開いたままであると、こ
の吸入口12から油Oを含んだ空気が逆流するおそれがあ
る。この逆流した油Oが吸入口12の前段に設けられた吸
入フィルタにまで達すると、この吸入フィルタが目詰ま
りを生じ、問題である。これに対して、本第4実施例で
は、始動スイッチ72がオフした後レシーバタンク14内の
圧力が所定圧力P2 まで低下するまで、電磁ソレノイド
41によりバタフライ弁11を強制的に閉じるので、停止直
後に吸入口12から油Oを含んだ空気が出ることを防止で
きる。
【0046】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、電磁ソレノイド41のスプリング64と、
バタフライ弁11の中心軸C1 と弁シャフト42の中心軸C
2 との偏芯との両方により、バタフライ弁11に開く方向
への力が付与されるようにしているが、いずれか一方の
みにより、バタフライ弁11に開く方向への力が付与され
るようにしてもよい。また、前記実施例では、オルタネ
ータ73の発電信号の立上がりを圧縮機の始動信号として
検知するようにしたが、エンジンの油圧上昇信号を圧縮
機の始動信号として検知するようにしてもよい。また、
前記実施例の圧縮機では、原動機がディーゼルエンジン
5であったが、原動機は電動モーターなど、他の種類の
ものであってもよい。さらに、吸気閉塞型アンローダ弁
も、前記実施例のようなバタフライ弁11に限るものでは
なく、他の形式の調節弁であってもよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レシーバタン
ク内の圧力に応じて吸気閉塞型アンローダ弁を開閉動作
させるアンローダレギュレータの作動状態によらず励磁
により吸気閉塞型アンローダ弁を閉じる電磁ソレノイド
を設け、始動直後にこの電磁ソレノイドにより吸気閉塞
型アンローダ弁を閉じるようにしたので、冬期などの酷
寒時でも、圧縮機を確実に始動することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、アンローダレギュレータのロッドと吸
気閉塞型アンローダ弁のアンローダレバーとを、前記ロ
ッドの移動方向に所定範囲互いに摺動自在に嵌合された
シリンダおよびピストンにより連結したので、電磁ソレ
ノイドの単独動作で吸気閉塞型アンローダ弁を閉じ動作
させることができるので、気温または運転環境に応じて
電磁ソレノイドの動作タイミングを調整できる。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加えて、圧縮機の始動信号を入力して
からの経過時間が所定時間に達してもレシーバタンク内
の圧力が所定圧力に達していないときには圧縮機を緊急
停止させるようにしたので、レシーバタンクから圧縮機
本体へ潤滑や冷却のための油が十分に供給されないこと
による圧縮機本体の焼損事故を未然に防止できる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項1から3
のいずれか1項の発明の効果に加えて、原動機の冷却水
の温度が所定温度よりも低いときにのみ始動直後に電磁
ソレノイドへ電力を供給するので、前記冷却水温が所定
温度に達しているときには、電磁ソレノイドを動作させ
ることなく、始動と同時にレシーバタンク内の圧力を速
やかに上昇させ、圧縮機を稼動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮機の始動負荷軽減装置の第1実施
例を示すもので、吸気閉塞型アンローダ弁が開いた状態
の側面図である。
【図2】同上始動直後に電磁ソレノイドが吸気閉塞型ア
ンローダ弁を閉じた状態の側面図である。
【図3】同上アンローダレギュレータが吸気閉塞型アン
ローダ弁を閉じた状態の側面図である。
【図4】同上吸気閉塞型アンローダ弁が開いた状態の平
面図である。
【図5】同上電気系統図である。
【図6】同上圧縮機全体の概略構成図である。
【図7】同上タイムチャートである。
【図8】本発明の圧縮機の始動負荷軽減装置の第2実施
例を示す側面図である。
【図9】本発明の圧縮機の始動負荷軽減装置の第3実施
例を示す電気系統図である。
【図10】同上正常時のタイムチャートである。
【図11】同上異常時のタイムチャートである。
【図12】本発明の圧縮機の始動負荷軽減装置の第4実
施例を示す電気系統図である。
【図13】同上タイムチャートである。
【図14】始動負荷軽減装置を備えた従来の圧縮機の一
例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 5 ディーゼルエンジン(原動機) 11 バタフライ弁(吸気閉塞型アンローダ弁) 12 吸入口 14 レシーバタンク 24 アンローダレギュレータ 28 アンローダレバー 41 電磁ソレノイド 54 レギュレータロッド(ロッド) 55 シリンダ 56 ピストン 72 始動スイッチ 74 コントローラ 82 水温スイッチ(水温検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動される圧縮機本体と、
    この圧縮機本体から吐出する圧縮空気を貯留するレシー
    バタンクと、前記圧縮機本体の吸入側に設けられた吸入
    口を開閉する吸気閉塞型アンローダ弁と、この吸気閉塞
    型アンローダ弁を前記レシーバタンク内の圧力に応じて
    開閉動作させるアンローダレギュレータと、始動スイッ
    チとを備えた圧縮機において、前記始動スイッチによる
    圧縮機の始動操作により前記吸気閉塞型アンローダ弁を
    閉じる電磁ソレノイドと、前記始動スイッチによる圧縮
    機の始動操作に伴って前記電磁ソレノイドへの電力供給
    を開始する信号を出力し、圧縮機の始動信号を入力して
    からの経過時間をタイマにより計時し、この経過時間が
    所定時間に達すると前記電磁ソレノイドへの電力供給を
    停止する信号を出力するコントローラとを備えたことを
    特徴とする圧縮機の始動負荷軽減装置。
  2. 【請求項2】 前記アンローダレギュレータは、前記レ
    シーバタンク内の圧力に応じて移動するロッドを有し、
    前記レシーバタンク内の圧力上昇に伴い前記ロッドによ
    り前記吸気閉塞型アンローダ弁を閉じる方向へ動作させ
    るものであり、前記ロッドと前記吸気閉塞型アンローダ
    弁に設けられたアンローダレバーとを、前記ロッドの移
    動方向に所定範囲互いに摺動自在に嵌合されたシリンダ
    およびピストンにより連結したことを特徴とする請求項
    1記載の圧縮機の始動負荷軽減装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、圧縮機の始動信号
    を入力してからの経過時間を前記タイマとは別の第2の
    タイマにより計時し、この経過時間が所定時間に達した
    ときに前記レシーバタンク内の圧力が所定圧力に達して
    いない場合圧縮機を停止させる停止信号を出力すること
    を特徴とする請求項1または2記載の圧縮機の始動負荷
    軽減装置。
  4. 【請求項4】 前記原動機の冷却水の温度を検出する水
    温検出手段を備え、前記コントローラは、前記原動機の
    冷却水の温度が所定温度よりも低いときにのみ始動直後
    に前記電磁ソレノイドへ電力を供給する信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載
    の圧縮機の始動負荷軽減装置。
JP4767296A 1996-03-05 1996-03-05 圧縮機の始動負荷軽減装置 Pending JPH09242673A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138853A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Arimitsu Industry Co Ltd ポンプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010138853A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Arimitsu Industry Co Ltd ポンプ装置

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