JP3413560B2 - 計量カップ付容器 - Google Patents

計量カップ付容器

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JP3413560B2 JP26572194A JP26572194A JP3413560B2 JP 3413560 B2 JP3413560 B2 JP 3413560B2 JP 26572194 A JP26572194 A JP 26572194A JP 26572194 A JP26572194 A JP 26572194A JP 3413560 B2 JP3413560 B2 JP 3413560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種の薬液の調製の際
にみられるような、所定量の薬液を水等により希釈して
用いる場合等に用いられる計量カップ付容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように薬液の調製の場合等
においては通常図7に示すようにして行われる。即ち目
盛り51を有するカップ52に容器53から薬液54が
注出される。そして例えば目盛り51の位置迄薬液54
を注入し、次にこのカップ52に水等の希釈液(図示省
略)を入れ、混合させて薬液を調製する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような場
合一般に次のような問題が生じる。それは同図に示すよ
うにカップ52内の薬液54の上面55を、前記目盛り
51に丁度同一平面になるように注入するのはやや困難
である。即ち同図に示すような薬液54の不足の状態に
おいて、上記不足の状態を解消しようとして薬液54を
追加すると、同薬液54は図8に示すように目盛り51
を超過してしまい、この超過分を前記容器53に正確に
戻すことは困難である。この発明はこのような問題を解
決するためになされたもので、その目的は液体を所定量
ほぼ正確に、かつ容易に容器からカップに供給すること
のできる、計量カップ付容器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、本体1と、該本体1よ
り小径の筒状の口部2から成る容器3の、前記口部2外
周に形成された、上下方向の係合部4;前記口部2に装
着された、頂壁5及び該頂壁5の周端部に設けられた筒
部6から成る蓋体7;前記筒部6の内側に設けられた、
前記係合部4と係止する係止部8;前記蓋体7に形成さ
れた、大気圧の作用状態においては前記容器3内の水
が、表面張力により注出されず、蓋体7の外側から作用
する負圧により注出されるところの微小孔9;前記蓋体
7の周端部10に形成された、Oリング11を保持する
保持部12;該保持部12に設けられた前記Oリング1
1;前記保持部12に連続して、前記Oリング11の外
径より若干小径に形成されている前記筒部6;前記Oリ
ング11の外径より若干小さい内径を有する、直円筒状
の筒体13及び底壁14から成り、前記蓋体7を介して
前記口部2に装着されている定量器15;開閉の際に前
記筒部6と摺動する前記筒体13;前記定量器15を同
軸状に収容し、かつ一体的に形成された、前記本体1に
嵌装する、底部16及び筒壁17から成る計量カップ1
8;から成ることを特徴とする計量カップ付容器であ
る。
【0005】又計量カップ18は容器3の本体1に螺合
19させられている前記計量カップ付容器である。又底
壁14と底部16の中央部は共通に形成されている前記
計量カップ付容器である。又Oリング11の保持部12
は蓋体7の頂壁5周端部10の上に、上方に突出して、
かつ半径方向外方に開口20して設けられている前記計
量カップ付容器である。又微小孔9は頂壁5の上部に突
出23して設けられ、かつ計量カップ18の底部16の
中央部には、前記微小孔9に接するボス21が設けられ
ている前記計量カップ付容器である。
【0006】
【作用】この発明は前記のように構成されたことによ
り、容器3に薬液等を収容し、蓋体7を閉止し、口部2
を定量器15に圧入した状態で使用されるが、使用に際
して、この全体を上下を逆にし、一方の手で計量カップ
18を持ち、他方の手で容器3を持ち、この両者を離す
方向に移動させる。この両者3、18の螺合したものは
螺解させる。この場合口部2のOリング11と頂壁5、
及び定量器15により形成される空間は負圧を生じるか
ら、これにより、蓋体7の微小孔9から容器3内の内容
液を引き出すことができ、かつOリング11が定量器1
5を離れる迄の一定量を、定量器15内に注出させるこ
とができる。即ち特に前記従来のように注出量を一定に
するための面倒な手加減を要することなく、単に機械的
な動作により、きわめて容易に、ほぼ正確に所定量の液
体を容器3から注出させることができる。
【0007】又口部2と定量器15を互いに離す方向に
移動させる場合、蓋体7の筒部6と定量器15の筒体1
3は摺動するように形成されたことにより、容器3と定
量器15は同一方向に移動し、どちらかが傾いて移動す
ることがないため、その傾きによりOリング11の圧接
が損われ、Oリング11と定量器15の筒体13間に隙
間を生じてしまい、Oリング11の機能が損われてしま
うことを防止することができる。又計量カップ18が容
器3の本体1に螺合させられているものは、螺解の場合
ネジによる力の利得によってごく小さい力で内容液の一
定量をほぼ正確に注出させることができる。
【0008】又定量器15の底壁14と、計量カップ1
8の底部16の中央部を共通に形成されたものは一度に
両方を形成でき、製造をきわめて容易にすることができ
る。又Oリング11の保持部12が、蓋体7の頂壁5の
周端部10の上に、上方に突出してかつ半径方向外方に
開口して設けられていることにより、Oリング11が定
量器15を離れる迄内容液を口部2内から引き出すこと
ができるから、口部2の上端より下方に設けられている
場合に較べて十分な量を引き出させることができる。
【0009】又微小孔9が頂壁5の上部に突出して設け
られ、かつ計量カップ18の底部16の中央部に、前記
微小孔9に接するボス19が設けられているものは、運
搬等に際して容器3に上下方向の衝撃が与えられても、
微小孔9からの内容液の出てしまうのを防止できる。
【0010】
【実施例】図1及び図2において3は本体1と口部2か
ら成る容器であり、一例として合成樹脂により形成され
た瓶である。そして口部2は本体1より小径に形成され
ている。4は口部2の外周に形成された上下方向の係合
部であるが、但しこれは螺条であってもよい。即ち係合
部4は螺条をも含むものである。7は 前記口部2に装
着された合成樹脂の蓋体で、頂壁5及びその周端部に設
けられた筒部6から成っている。そして前記筒部6の内
側には前記係合部4と係止する係止部8が設けられてい
る。但しこの係止部8は、係合部4が前記のように螺条
であった場合には係止部8も螺条に形成されてもよい。
そしてこの蓋体7の頂壁5には上方に突出して微小孔9
を有する突起23が設けられている。この微小孔9は容
器3内に収容する水が、容器3を逆さにしても、その表
面張力により流出しない程度の微小な径に形成される。
そして微小孔9外に負圧が与えられた場合に、その負圧
により始めて引き出されるようになっている。12は蓋
体7の周端部10に立設して形成された、Oリング11
を保持する保持部であり、11は同保持部12に嵌入、
保持されている弾性体製のOリングで、このOリング1
1は蓋体7の筒部6より若干大径に形成されている。
【0011】次に15は合成樹脂製の定量器で、前記O
リング11より若干小径の内径を有する直円筒状の筒体
13及び底壁14から成り蓋体7を介して口部2に装着
されている。そして前記筒部6は前記容器3を定量器1
5から抜く際に前記筒体13に摺動するようになってい
る。これにより容器3が定量器15に対して傾くのを防
止することができる。これは、容器3が定量器15に対
して傾いた場合、Oリング11による密閉が損われ、負
圧が解消してしまうのである。次に18は計量カップで
あり、底部16と筒壁17から成り、かつ前記定量器1
5と同軸に、その底壁14と底部16を共通して一体的
に形成されている。そしてこの計量カップ18は前記容
器3の本体1に螺合させられていてもよい。但しこれは
図6、図7に示すように、螺合せずに単に嵌装させても
差支えはない。21は計量カップ18の底部16の中央
部に設けられたボスで、前記微小孔9に接してこれを閉
止しており、従って容器13の運搬の際に衝撃等により
微小孔9からの内容液の出るのを防止できる。
【0012】なお、図5において24は水道のコックを
示し、計量カップ18に水25を注入して、計量カップ
18内に得られた容器3の内容液を希釈する場合を示
す。又図6は容器3の本体1下部に滑り止め26として
突条を設けた場合を示す。この実施例の作用について述
べると、容器3に薬液等の液体を収容し、蓋体7を閉止
し、この口部2に定量器15を圧入させて計量カップ1
8を容器3の本体1に装着する。又この装着が螺合形式
のものは螺合させる。
【0013】次に、これを使用する場合は、図1に示す
ように倒立させて持ち、容器3と計量カップ18をそれ
ぞれ離す方向に移動させる。両者3、18が螺合したも
のは螺解させる。そうするとOリング11、頂壁5、底
壁14によって形成される空間は負圧となり、図3に示
すように内容液が定量器15内に注出される。そして図
4に示すようにOリング11が定量器15から出ると前
記注出は止む。次に図5に示すように計量カップ18内
に例えば水道のコック24から水25等を入れ希釈して
用いる。なお計量カップ18は図示は省略するが、定量
器15より僅かに大径に形成しておき、定量器15に前
記のようにして一定量の内容液を注出させ、この計量カ
ップに前記のように水等の希釈液を入れずに、これを他
の図示しないコップ等に移し、このコップ等に水等の希
釈液を入れてもよい。即ちこの発明はこのような場合も
含むものである。
【0014】
【発明の効果】この発明は前記のように構成され、容器
3の内容液は定量器15と容器3の互いに反対方向の移
動による負圧により注出されるから、内容液の一定量を
ほぼ正確に、かつ面倒な手加減を要することなく、きわ
めて容易に定量器に注出させることができる。
【0015】又定量器15と計量カップ18は一体に形
成されたから定量器15から計量カップ18に前記内容
液を移し替える必要がなく、そのまま計量カップ18に
希釈用の液体を注入すればよく、手間を省略することが
できる。又定量器15の紛失の恐れをなくすことができ
る。又計量カップ18と容器3を螺合させたものは螺解
の際、同螺解はねじによる力の利得を利用できるから、
小さい力で定量器15の底部とOリング11間に負圧を
発生させることができる。又定量器15と計量カップ1
8のそれぞれの底壁14と底部16とを一体に形成した
ものは一度に形成することにより製造を容易にすること
ができる。又Oリング11の保持部12が、蓋体7の頂
壁5の周端部10の上に、上方に突出して設けられてい
ることにより、Oリング11が定量器15を離れる迄薬
液等を口部2内から引き出すことができるから、口部2
の上端より下方に設けられている場合に較べて十分な量
を引き出させることができる。又微小孔9が頂壁5の上
部に突出して設けられ、かつ計量カップ18の底部16
の中央分に、前記微小孔9に接するボス21が設けられ
ているものは、運搬等に際して容器3に上下方向の動き
があっても、微小孔9からの内容液の出てしまうのを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、計量カップ付容器の
使用態様を示す断面図である。
【図2】同じく、図1の部分の拡大図である。
【図3】同じく、図1に示す使用態様の次の行程を示す
断面図である。
【図4】同じく、図3に示す使用態様の次の行程を示す
断面図である。
【図5】同じく、図4に示す使用態様の次の行程を示す
断面図である。
【図6】この発明の他の実施例を示し、計量カップ付容
器の使用態様を示す一部断面図である。
【図7】従来の、薬液等を容器から目盛り付きカップに
注出する場合を示す断面図である。
【図8】図7に示す薬液等の注出が不正確に行われる場
合を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 口部 3 容器 4 係合部 5 頂壁 6 筒部 7 蓋体 8 係止部 9 微小孔 10 周端部 11 Oリング 12 保持部 13 筒体 14 底壁 15 定量器 16 底部 17 筒壁 18 計量カップ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体1と、該本体1より小径の筒状の口部
    2から成る容器3の、前記口部2外周に形成された、上
    下方向の係合部4; 前記口部2に装着された、頂壁5及び該頂壁5の周端部
    に設けられた筒部6から成る蓋体7; 前記筒部6の内側に設けられた、前記係合部4と係止す
    る係止部8; 前記蓋体7に形成された、大気圧の作用状態においては
    前記容器3内の水が、表面張力により注出されず、蓋体
    7の外側から作用する負圧により注出されるところの微
    小孔9; 前記蓋体7の周端部10に形成された、Oリング11を
    保持する保持部12; 該保持部12に設けられた前記Oリング11; 前記保持部12に連続して、前記Oリング11の外径よ
    り若干小径に形成されている前記筒部6; 前記Oリング11の外径より若干小さい内径を有する、
    直円筒状の筒体13及び底壁14から成り、前記蓋体7
    を介して前記口部2に装着されている定量器15; 開閉の際に前記筒部6と摺動する前記筒体13; 前記定量器15を同軸状に収容し、かつ一体的に形成さ
    れた、前記本体1に嵌装する、底部16及び筒壁17か
    ら成る、前記容器3の本体1に螺合19させられている
    計量カップ18; から成ることを特徴とする計量カップ付容器。
  2. 【請求項2】底壁14と底部16の中央部は、共通に形
    成されている請求項1記載の計量カップ付容器。
  3. 【請求項3】Oリング11の保持部12は、蓋体7の頂
    壁5周端部10の上に上方に突出して、かつ半径方向外
    方に開口20して設けられている請求項1、又は、2記
    載の計量カップ付容器。
  4. 【請求項4】微小孔9は、頂壁5の上部に突出23して
    設けられ、かつ計量カップ18の底部16の中央部に
    は、前記微小孔9に接するボス21が設けられている請
    求項1、2、又は、3記載の計量カップ付容器。
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JP6155094B2 (ja) * 2013-05-22 2017-06-28 株式会社吉野工業所 定量吐出容器及びこれを用いた計量方法

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