JPH0739813Y2 - 液体容器の定量注出キャップ - Google Patents

液体容器の定量注出キャップ

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JPH0739813Y2
JPH0739813Y2 JP1988155981U JP15598188U JPH0739813Y2 JP H0739813 Y2 JPH0739813 Y2 JP H0739813Y2 JP 1988155981 U JP1988155981 U JP 1988155981U JP 15598188 U JP15598188 U JP 15598188U JP H0739813 Y2 JPH0739813 Y2 JP H0739813Y2
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広昭 村上
修三 遠藤
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は液体容器の定量注出キャップに関する。
(従来の技術) 従来、計量室を設けた液体容器の自動計量栓は実開昭55
−21997号公報に記載されている。この公開公報に開示
された栓は、第7図及び第8図に示されるように導入口
43に連通する貯留室41と、この貯留室41に接続する計量
室42とが栓40に形成され、この計量室42に注出口44を設
けて構成されていた。
このような従来の自動計量栓によると、第7図に示され
るように容器1を倒立して内溶液を導入口43から貯留室
41に導入し、次いで第8図に示されるように容器1を正
立させて貯留室41の溶液を計量室42に移動させる。この
時、計量室42から溢れた溶液は容器1内に戻り、計量42
内に定量の溶液が収容される。そして、この容器1を傾
けると計量室42の溶液は注出口44から外部に注出され
る。
従来の自動計量栓は、栓と同時に計量器として使用する
ことができて便利である。しかしながら、溶液を計量す
るために容器を倒立した時、貯留室41から溶液の一部が
溢れ出て損失を招き、更に容器1内に溶液が充満してい
る状態に近い場合、容器1を傾けながら計量済みの溶液
を注出する時、容器1内の溶液が導入口43から計量室42
内に流入しやすく、この流入した溶液は、計量済みの溶
液と一緒に注出されるので注出量が不正確となる。
このような注出量の不正確を改善する定量注出キャップ
として、実開平−161456号公報(実願昭63−58316号)
及び実開平1−34459号公報(実願昭63−112227号)が
提案されている。この改良された定量注出キャップによ
ると、溶液の計量操作中に内溶液が外部に溢れ出すこと
がなく、また正確に一定量の溶液を計量することができ
ると言う利点を有している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、実開平1−161456号公報に記載された液
体容器の定量注出キャップの考案では、下端に計量筒を
一体に形成した外筒が、その上端を頂板に形成された筒
状栓体に嵌合し且つ頂板から垂下した注出筒下端を計量
筒に嵌合して支持される構造となっていたため、長期に
使用していると計量時に外筒に加わる重みで外筒が抜け
落ちる心配があった。
また、実開平2−34459号公報に記載された液体容器の
定量注出キャップ考案では、容器の口筒部上端に乗せら
れて支持される頂板に計量筒を一体的に形成し、この計
量筒の側壁に形成した係合段部上に外筒の環状底部段部
を乗せて支持する構成となっているため、外筒の抜け落
ちの心配はなくなったが、今度は構造が複雑(計量筒の
側壁に係合段部を形成する点、外筒の環状底部に段部を
形成する点、外筒の底部に計量筒挿通用の開口を形成す
る点等)なことから成形にコストが掛かると言う問題が
あった。
更に、大きな問題は、実開平2−34459号公報に記載さ
れた液体容器の定量注出キャップ考案では、実際には外
筒に計量筒を装着することが構造的に困難であると言う
点である。すなわち、計量筒の上部には一体的に頂板が
張り出しており、他方下部では係合段部が側壁に形成さ
れているため、外筒の環状底部段部が係合段部上に乗る
ように外筒を計量筒に取り付けることは実質的に難し
い。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、外筒を長期の使用に亘って安定して支
持し、しかも構造が簡単で成形コストも安価であり、組
立ても容易な液体容器の定量注出キャップを提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は液体容器の定量注出キャップであり、前述の技
術的課題を解決するため以下のような構成にされてい
る。すなわち、本考案の液体容器の定量注出キャップ
は、上端に形成されたフランジで容器1の口筒部2に懸
架され且つ下端が前記容器1の内部に垂下された外筒18
と、前記外筒18上端側で前記容器1内部と前記外筒18と
を連通可能にする外筒流入路21と、前記外筒18上部を覆
って配置され且つ前記容器1の口筒部2に螺着する螺筒
3を形成した頂板11と、この頂板11の中央部に貫通して
設けられ、上端部に注出口14が形成され且つ下端が前記
外筒18と間隔をあけてその内部に配置された注出筒13
と、前記注出筒13下部の一側部に形成された注出筒流入
口15と、前記外筒18の軸方向中間部に形成された中間底
部と、前記中間底部より軸方向下方側に形成され、上端
部が前記注出筒13の下端に緊密に嵌合する有底の計量筒
22と、前記中間底部に前記注出筒流入口15と反対の側に
形成され、前記外筒18の内部と前記容器1内とを連通す
る連通孔20と、前記外筒18の外周壁の一部と前記容器1
の前記口筒部2内壁間との間に形成され、前記外筒18の
上端側に形成された前記外筒流入路21と連通する縦方向
の流入路26とを備えて構成されていることを特徴とす
る。
(作用) 本考案の液体容器の定量注出キャップによると、内溶液
を計量するため第2図に示されるように容器1を傾ける
と、内溶液が縦方向の流入路26を通り外筒流入路21から
外筒18内に流入する。
その時、外筒18内の空気は、連通孔20から容器1内に排
出され、内溶液の外筒内への流入を容易にする。しかる
後、容器1を第1図に示されるように正立させると、外
筒18内の溶液は注出筒13下部の一側部に形成された注出
筒流入口15から注出筒13内を通り計量筒22に流入する。
連通孔20の位置以上に溜まった溶液は、この連通孔20よ
り容器1内に流出し、以って計量筒22内に一定量の溶液
が溜まることになる。
そして、計量筒22内の溶液を注出する際には、再び第2
図に示されるように注出筒13下部の一側部に形成された
注出筒流入口15を上に(従って連通孔20は下になる)し
て傾けると、計量筒内の溶液は注出筒を通って注出口14
から出る。
その時、容器1内の内溶液は、再び縦方向の流入路26を
通り外筒流入路21から外筒18内に流入すると共に、外筒
18内の空気を連通孔20から容器1内に排出する。そし
て、計量筒内の溶液の注出が終了して容器1を正立させ
ると、外筒18に流入した内溶液は注出筒13下部の一側部
に形成された注出筒流入口15から注出筒13内を通り計量
筒22に流入する。
このように注出筒流入口15を上にして容器1を傾斜する
限り容器1内の内溶液が注出筒に流入することはなく、
計量筒内の溶液だけが排出される。
(実施例) 以下、本考案の液体容器の定量注出キャップを図に示さ
れる実施例について更に詳細に説明する。第1図ないし
第6図には本考案の一実施例に係る液体容器の定量注出
キャップが示されている。
この実施例に係る液体容器の注出キャップは、容器1の
口筒部2に嵌着されて使用されるものであり、容器1の
口筒部2外面に螺嵌される螺筒3が頂板11の外周縁部か
ら垂下して一体的に形成されていると共に、更にこの頂
板11にはこれを貫通して注出筒13が垂下して一体的に形
成されている。
この注出筒13の上端部には注出口14が形成され、注出筒
13下端側壁の一側部には逆U形の注出筒流入口15が形成
されている。また、容器1の口筒部2からは、頂板11に
垂下した注出筒13に対して径方向に間隔をあけるような
内径の外筒18が内挿され、外筒18はその上端部に形成さ
れた水平のフランジ17を口筒部2上に懸架して支持され
ている。
この時、頂板11から一体的に垂下して形成された筒状栓
体12が相対的に外筒18の上部開放端に密接的に嵌合して
頂板11との密封接続が図られている。外筒18の環状中間
底部19には、注出筒13の下部外周に外嵌して、更に下方
に垂下する有底の計量筒22を連接すると共に、容器1内
と連通する小さな連通孔20が注出筒流入口15とは反対側
に設けられている。
第5図に示されるように、注出筒流入口15の中心より45
度ずれた位置の注出筒13の外面には、位置合わせ突起23
が軸方向に形成されており、この位置合わせ突起23は外
筒18との位置決めに使用される。注出筒流入口15の近傍
の外筒18の一部には、位置合わせ突起23に向って径方向
内方に凹入された流入板25が形成されている。
この流入板25には、軸方向の位置合わせ凹溝部24が形成
され、流入板25の位置合わせ凹溝部24と位置合わせ突起
23とが係合し得るように構成されている。これにより、
流入板25と容器1の口筒部2内壁間には、縦方向の流入
路26が形成されることになる。この流入路26の上部は、
容器1内と外筒18内とを連通させる外筒流入路21を形成
している。
更に、螺筒3の上端部には、3点ヒンジとして形成され
たヒンジ33を介してキャップ30の回動蓋34を連接し、こ
のキャップ30の回動蓋34の下面には、筒状栓として閉口
具35が形成されている。従って、注出筒13の注出口14は
この閉口具35により開閉される。
次に、この実施例に係る液体容器の定量注出キャップの
使用方法について簡単に説明する。内溶液を計量する際
には、第2図に示されるように注出筒流入口15を上に
(従って連通孔20は下になる)して容器1を傾ける。す
ると、内溶液が縦方向の流入路26を通り外筒流入路21か
ら外筒18内に流入する。
その時、外筒18内の空気は、連通孔20から容器1内に排
出され、内溶液の外筒内への流入を容易にする。その
後、容器1を第1図に示されるように正立させると、外
筒18内の溶液は注出筒13下部の一側部に形成された注出
筒流入口15から注出筒13内を通り計量筒22に流入する。
連通孔20の位置以上に溜まった溶液は、この連通孔20よ
り容器1内に流出し、以って計量筒22内に一定量の溶液
が溜まることになる。
そして、計量筒22内の溶液を注出する際には、再び第2
図に示されるように傾けると、計量筒内の溶液は注出筒
を通って注出口14から出る。その時、容器1内の内溶液
は、再び縦方向の流入路26を通り外筒流入路21から外筒
18内に流入すると共に、外筒18内の空気を連通孔20から
容器1内に排出する。そして、計量筒内の溶液の注出が
終了して容器1を正立させると、外筒18に流入した内溶
液は注出筒13下部の一側部に形成された注出筒流入口15
から注出筒13内を通り計量筒22に流入する。このように
注出筒流入口15を上にして容器1を傾斜する限り容器1
内の内溶液が注出筒に流入することはなく、計量筒内の
溶液だけが排出される。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案における液体容器の定量注
出キャップによれば、従来の自動計量栓で問題となった
計量時の溢れや、計量液体注出時における容器内液体の
混入等の問題を解決すべく構成された液体容器の定量注
出キャップを前提として、更にそれを構成する外筒の堅
固な支持、構造の単純化による成形コストの低減化、及
び容易な組立て等を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る液体容器の定量注出キ
ャップを容器の口筒部に装着して示す断面図、第2図は
第1図の定量注出キャップを装着した容器を傾斜させて
容器内の内溶液を外筒に流入して計量する状態を示す断
面図、第3図は第1図に示される定量注出キャップを容
器に取り付ける前の状態で示す断面図、第4図は第3図
のIV−IV線に沿って定量注出キャップの一部を切断して
示す断面図、第5図は第3図のV−V線に沿って定量注
出キャップを切断して示す断面図、第6図は外筒に計量
筒を取り付けた状態を示す斜視図、第7図は従来の液体
容器における自動計量栓において貯留室に内溶液が貯え
られた状態を示す要部断面図、第8図は第7図に示され
る従来の自動計量栓において計量時の状態を示す要部断
面図である。 1……容器、2……口筒部、3……螺筒、11……頂板、
13……注出筒、14……注出口、15……注出筒流入口、17
……フランジ、18……外筒、19……環状中間底部、20…
…連通孔、21……外筒流入路、22……計量筒、25……流
入板、26……流入路、30……キャップ、33……ヒンジ、
35……閉口具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に形成されたフランジで容器1の口筒
    部2に懸架され且つ下端が前記容器1の内部に垂下され
    た外筒18と、前記外筒18上端側で前記容器1内部と前記
    外筒18とを連通可能にする外筒流入路21と、前記外筒18
    上部を覆って配置され且つ前記容器1の口筒部2に螺着
    する螺筒3を形成した頂板11と、この頂板11の中央部に
    貫通して設けられ、上端部に注出口14が形成され且つ下
    端が前記外筒18と間隔をあけてその内部に配置された注
    出筒13と、前記注出筒13下部の一側部に形成された注出
    筒流入口15と、前記外筒18の軸方向中間部に形成された
    中間底部と、前記中間底部より軸方向下方側に形成さ
    れ、上端部が前記注出筒13の下端に緊密に嵌合する有底
    の計量筒22と、前記中間底部に前記注出筒流入口15と反
    対の側に形成され、前記外筒18の内部と前記容器1内と
    を連通する連通孔20と、前記外筒18の外周壁の一部と前
    記容器1の前記口筒部2内壁間との間に形成され、前記
    外筒18の上端側に形成された前記外筒流入路21と連通す
    る縦方向の流入路26とを備えて構成されていることを特
    徴とする液体容器の定量注出キャップ。
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JPS60193047U (ja) * 1984-06-01 1985-12-21 花王株式会社 液体計量注出容器
JPH0650366Y2 (ja) * 1988-04-28 1994-12-21 株式会社吉野工業所 液体容器の定量注出キャップ
JPH0628447Y2 (ja) * 1988-08-26 1994-08-03 株式会社吉野工業所 液体容器の定量注出キャップ

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