JP3413061B2 - 耐火スリーブおよびその製造法 - Google Patents

耐火スリーブおよびその製造法

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JP3413061B2
JP3413061B2 JP12601597A JP12601597A JP3413061B2 JP 3413061 B2 JP3413061 B2 JP 3413061B2 JP 12601597 A JP12601597 A JP 12601597A JP 12601597 A JP12601597 A JP 12601597A JP 3413061 B2 JP3413061 B2 JP 3413061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物乃至構築物
の区画体、即ち壁、床、天井等を貫通して配管される設
備配管(以下貫通部材と呼ぶ)と、その貫通のために区
画体に形成される貫通孔の孔壁との間の間隙を閉塞す
る、または区画体打設時に区画体に一体的に埋設される
耐火スリーブ、及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物乃至構築物の貫通部材としての給
水・排水管、換気管、ガス管、配電管等を上記区画体を
貫通して延設せしめる場合、貫通部材と貫通孔孔壁との
間の間隙は、建築基準法等に基づき不燃材料で埋め戻す
ことになっている。
【0003】この規定に基づき従来実施されている間隙
埋め戻し方法の一つに、セメントモルタル等の耐火性を
有する不燃材料を上記の間隙に充填する方法がある。
【0004】また、乾式の埋め戻し方法として、不定型
のロックウールやボードのロックウールを現場で切断加
工したもの、又は難燃性のシール材を使用し、上記の間
隙を埋める方法がある。
【0005】しかし、セメントモルタル等の不燃材料を
埋め戻す方法では、セメントの硬化・乾燥収縮などによ
り亀裂が発生し防火機能を損なう結果になることがあ
り、またロックウール・シール材は落下防止遮蔽板の取
り付けが必要となり、特殊な技能者でないと施工が出来
ずコスト高となるという欠点がある。
【0006】これら従来技術の欠点を解消するものとし
て、特開昭59−217085号公報に記載のものがあ
るが、この従来技術は、ポルトランドセメント系質水硬
性材料を用いたパイプ、石綿パイプ、トタン製等金属管
等の耐火性管状体の内壁面にガラス繊維、スラグウール
等のシート状物を環状に丸めたものを、水ガラス等耐火
性の接着剤で固着する方法である。この方法は固着方法
が接着工法であるため、接着剤費と接着加工費に経費が
かかりコスト高となり、又接着剤の耐久性並びに耐震性
等に問題がある。
【0007】これら埋込み材及び埋込み方法の不都合な
点を回避するために、不燃性を有する無機質断熱繊維で
出来た耐火スリーブを、貫通部材と貫通孔孔壁との間に
嵌め込んで、隙間を塞ぐ方法がある。この方法は、予め
無機質断熱繊維で形成した耐火スリーブを、既設構築物
の区画体に設けた貫通孔に嵌め込むか、或は区画体を新
規に構築する際に貫通部材設置位置に対応した型枠に仮
設し、コンクリートを打設すると同時に一体に埋設し、
このように区画体に取り付けた耐火スリーブの挿通孔に
貫通部材を嵌め込んで防火措置を行うものである(特開
平7−301372号公報)。
【0008】この方法によれば、耐火スリーブの製作費
及び設置作業費の何れにおいても比較的低コストで防火
措置を行うことが出来るが、貫通部材を挿通孔に差し込
む際に、摩擦抵抗が大きく且つ貫通部材が挿通孔を押し
広げるように作用するために耐火スリーブの内周面にひ
び割れなどの損傷を与えることがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、耐火スリーブの埋め戻しの施工を簡略化すると同時
に、配管時即ち貫通部材の差し込み時に、摩擦抵抗を小
さくし、耐火スリーブの内周面の破損を防止し、長期に
亙って安定した耐火性能の確保が図れるようにすること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の耐火スリーブは、構築物の区画体
を貫通して延設される設備配管としての貫通部材と、こ
の貫通部材が貫通している区画体部分との間の間隙を閉
塞するための耐火スリーブにおいて、 上記貫通部材を挿
通するための挿通孔を有し、この挿通孔の内周面に軸線
の方向へ延びる複数本の突条が設けてあり、 上記の突条
が、挿通孔への貫通部材の挿通の最終局面で押しつぶさ
れて挿通孔内周面と貫通部材との間に隙間のない面一の
状態が得られるように構成されていることを特徴として
いる。請求項1に記載の耐火スリーブによれば、貫通部
材を挿通するための挿通孔を有し、この挿通孔の内周面
に軸線の方向へ延びる複数本の突条が設けてあるため、
貫通部材を挿通する際、貫通部材が主に突条と接触し、
接触範囲が少ないため摩擦抵抗が低減され、貫通部材の
挿入が楽に行われると共に挿通孔内周面の損傷は防止さ
れ、その際、上記の突条が、挿通孔への貫通部材の挿通
の最終局面で押しつぶされて挿通孔内周面と貫通部材と
の間に隙間のない面一の状態が得られるように構成され
ていることによって、強度および耐火性を長期に亙って
保持することが可能となる。
【0011】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、同スリーブが繊維材と混和材と連結剤とを主原料に
して構成されているため、請求項1に記載の耐火スリー
ブによりもたらされる上記の作用に加えて、耐火スリー
ブが上記のような材料にて製作されて弾性乃至復元力に
富んでいることにより、振動等に影響されることなく常
に隙間閉塞作用が得られ、効果的な防・耐火性能が維持
される。
【0012】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、区画体の貫通孔の孔壁に接触する外周面に、複数個
の突条が設けてあることにより、耐火スリーブを区画体
貫通孔に差し込む場合に、貫通孔と耐火スリーブとの間
での摩擦抵抗の少ない摺動運動により耐火スリーブ外周
面での損傷のない挿通が出来、挿通の最終局面では突条
が押しつぶされて貫通孔壁面と全面的に接触した状態に
なり、隙間なく防・耐火性能状態が得られる。
【0013】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、比重の異なる外部層と内部層とから構成されるた
め、例えば外部層の比重を大きく、内部層の比重を小さ
くすることにより、内部層が外部層に比較して柔軟とな
り、挿通孔への貫通部材の挿通が更に容易となると共
に、比重の大きな高強度の外部層により配管施工時及び
コンクリート打設時の破損防止効果が増大する。
【0014】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、外周に有孔の補強材が一体的に成形されていること
によって、耐火スリーブの破損防止効果が増大し、更に
耐火スリーブを型枠に取り付ける際に、コンクリート打
設時にコンクリートから受ける力に抗して耐火スリーブ
を型枠に堅固に支持するために補強材を活用することが
できる。
【0015】
【0016】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、有孔の補強材が金属製の筒体であり、該筒体の長手
方向の一端に1乃至複数個の剣先状の突起が設けてある
ことによって、剣先状突起を型枠に突き刺すだけで耐火
スリーブを簡単且つ堅固に、しかも迅速に型枠に固定す
ることができる。
【0017】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、有孔の補強材が金属製の筒体であり、該筒体の長手
方向の一端に、釘穴を有する1乃至複数個の舌片状の突
起を該筒体の長手方向に対しL字状に設けたことによっ
て、耐火スリーブを釘打ちにより強固に型枠に取り付け
ることができ、殊にコンクリート打設時の強いコンクリ
ート流れに対しても耐火スリーブをしっかりと定位置に
保持することができる。また、既存の貫通孔に耐火スリ
ーブを挿着させた時に、そのL字状突起がコンクリート
スラブ等に固定され、耐火スリーブの脱落防止用金具と
なり、釘等で固定することによって防火・安全性が得ら
れる。
【0018】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、その材質が中性化されているので、酸性雨や生コン
から発生するアルカリ水等に曝された場合にも耐火スリ
ーブを劣化から保護し、長期に亙る妨・耐火性及び耐久
性を確保することが可能となる。
【0019】 請求項に記載の耐火スリーブによれ
ば、防腐処理、抗菌処理および防水処理のうちの1乃至
複数の処理が施されていることによって、湿気の高い場
所、菌類が繁殖しやすい場所、風雨を受ける場所などの
環境条件下でも品質が適正に持続され、耐久性が向上す
る。
【0020】 前記繊維材をアルカリ性、前記混和材を
酸性とすることにより、或いは逆に前記繊維材を酸性、
前記混和材をアルカリ性とすることにより耐火スリーブ
全体が中性化され、請求項に関する作用効果が得ら
れ、また、菌類等の繁殖等による耐火スリーブの劣化を
防止することができ、耐火性が増し、防・耐火性を長期
に亙って保持することができる。
【0021】 前記繊維材を酸性材料とアルカリ性材料
との混合材料とすることにより、耐火スリーブのpH値
を環境に適するように適宜変更することが可能である。
【0022】 前記繊維材人工無機質繊維、天然無機
質繊維および有機質繊維のうちの複数の組み合わせで
造し、連結剤に中性剤混入することにより、使用する
繊維素材の弾性に応じて耐火スリーブの弾性を所望の値
に設定できると共に、その材質を中性化させることがで
きる。
【0023】
【0024】 更に、請求項10による耐火スリーブの
製造法によれば、周面に円周に略直交する複数個の凹条
溝を有する円筒又は円柱を吸着円筒体とし、前記吸着円
筒体の外周面に該外周面と実質的に同形の濾過網を被覆
し、吸着成形方法により前記濾過網の外側に耐火スリー
ブ原料を付着成形し、成形後に濾過網と共に吸着円筒体
を取り除くことにより内周面に複数個の突条を有する耐
火スリーブを成形するものであるから、所定の原料槽に
吸着円筒体を配置し、その周囲に水に分散させた耐火ス
リーブ原料スラリーを供給し、吸着円筒体内部側から吸
引を行い吸着円筒体外周の濾過網に耐火スリーブ各材料
の混合物を付着させ、一定の厚さに付着成形を行った後
に取り出し、次いで吸着円筒体から剥離させて耐火スリ
ーブを簡単に製造することが可能となる。
【0025】 請求項11による耐火スリーブの製造法
によれば、請求項10の製造法により出来た未硬化の耐
火スリーブを芯型と共に、その1乃至複数個を、内周及
び底面に濾過網を設け、排水口を有するモールド型に配
設し、該モールド型の内面と前記未硬化の耐火スリーブ
との間に未硬化の耐火スリーブと異なる原料液を供給
し、前記吸着円筒体及び前記モールド型の排出口から吸
引脱水して、二層の耐火スリーブを造るため、比重の異
なる外層部と内層部とから成り、一つ以上の挿通孔を有
する耐火スリーブが効果的に得られる。
【0026】 請求項12による耐火スリーブの製造法
によれば、吸着円筒体の外周面に複数の凹状の溝を形成
し、該外周面にその形状に同形の濾過網を被覆し、この
濾過網を被覆した外周面に複数の凹状の溝を有する吸着
円筒体を有孔の筒体補強材に装着して、吸着成形方法に
より前記濾過網の外側に、外周を有孔の筒状補強材で補
強された耐火スリーブを一体的に形成するため、濾過網
が効果的に原料の逃出を防ぎ、迅速な耐火スリーブ形成
を可能にする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ、本発明
の耐火スリーブ及びその製造法に関する実施形態を詳細
に説明する。
【0028】図1に本発明の耐火スリーブ1の一例を示
す。この耐火スリーブ1は円筒形を呈し、耐火二層管等
の貫通部材を挿通するための挿通孔2を有し、この挿通
孔の内周面には軸線方向へ延びる3本の突条3が形成さ
れている。突条の数は3本以上であっても以下であって
も良く、また突条の延伸方向は軸線方向に対して傾斜し
たり、屈曲していても良い。また、突条3の横断面形状
は図1に示すように弓形乃至半月形であっても良いし、
図2に示すように台形を呈していても良い。更に三角形
やその他の形状も自由に選択可能である。また、突条3
はその延伸方向に線状に連続していても、或は断続して
いても、或は半球状の突起を連ねたものであっても良
い。挿通孔2の突条形成部以外の部分の直径は貫通部材
の外径より大きくなされており、好ましくは2〜4mm
大きい。また、突条3の頂部を連ねる円の直径は、貫通
部材の外径より小さくなされており、好ましくは1〜4
mm小さい。
【0029】図3は、耐火スリーブ1の外周面にも突条
4を設けた構成を示しており、この突条4の横断面形
状、配列状態などは突条3の場合と実質的に同様であ
る。このように、外周面にも突条4を設けたことによ
り、耐火スリーブ1を区画体貫通孔に差し込む際に、貫
通孔と耐火スリーブとの間での摩擦抵抗の少ない摺動運
動により、耐火スリーブ外周面での損傷のない挿通が可
能となる。
【0030】図4の端面図に示されるように、耐火スリ
ーブを外層部1aおよび内層部1bとから構成し、外層
部1aおよび内層部1bの比重を変えることが可能であ
る。一般的には外層部1aの比重を大きくし、内部層1
bの比重を小さくすると有効である。内部層1bの比重
が小さいことにより複数の突起を有する耐火スリーブ内
周面の弾性が増し、挿通孔2への貫通部材の挿通が更に
容易となると共に、比重の大きな高強度の外部層1aに
より破損防止効果がもたらされる。例えば、内部層1b
の比重を200〜300kg/m3 、外部層1aの比重
を250〜350kg/m3 とすると好ましい。また、
必要に応じて上記内部層の比重と外部層の比重を逆転す
ることもできる。
【0031】耐火スリーブ1は図1〜4に示すような円
筒形状に限られるものではなく、図5に示すように直方
体形状であって1本以上の挿通孔2を有するものであっ
てもよい。挿通孔2の内周面には図1に関して説明した
ものと同様の突条3が形成されている。図5には、3本
の挿通孔2を有する耐火スリーブ1が、区画体5に設け
た貫通孔6に嵌め込まれた状態で示されている。他に区
画体造設時に耐火スリーブを一体的に埋設することもあ
る。
【0032】図6は本発明の耐火スリーブの他の実施の
形態を示している。この実施の形態では、特に耐火スリ
ーブ本体1’の外周に有孔の補強材7が一体形成されて
いることを特徴としている。耐火スリーブ本体1’は挿
通孔2を有する部材として形成されており、好ましくは
上記の挿通孔2には前記実施の形態の場合と同様に突条
3が設けてある。耐火スリーブ本体1’の外周形状は図
示のような円形以外にも、四角形、多角形など任意の形
状を取り得る。また、図示されていないが、この耐火ス
リーブ本体1’は複数の挿通孔2を有する部材として構
成しても良い。
【0033】補強材7は様々な材料にて製作可能である
が、強度、耐火性の点を考慮すれば、金属製または繊維
補強セメント製であることが好ましい。補強材を軽量化
する場合には、アルミニウム並びにアルミニウム合金等
の軽量な金属製の補強材を使用することが有効である。
補強材7を金属等熱伝導の良い材料で製作した場合、火
災による熱がこの補強材を介して伝わり非火災室の温度
を上昇させる可能性があるので、補強材には多数の透孔
8が設けてあり、この透孔が躯体のコンクリート等の熱
容量の大きい材料と接触することにより、遮熱効果をも
たらす。この時の補強材の透孔開孔率は20〜65%が
望ましく、より好ましくは40〜50%である。補強材
の厚さや材質および外力の大きさにより透孔開孔率を決
定することができる。また、上記の透孔8は以下に説明
するように、補強材7を有する耐火スリーブ1を効果的
に製造するためにも役立つ。
【0034】図6のBに示すように、補強材7の端部に
は剣先状の突起、例えば釘9が設けてあり、この釘を型
枠に打ち込むことによって、耐火スリーブ1を型枠に強
固に取り付けることができる。また、図6のCに示すよ
うに、補強材の端部に釘穴10を有する複数の舌片状の
突起11を補強材の長手方向に対してL字状に設けても
よく、これによって耐火スリーブをより強固に型枠に取
り付けることが出来る。
【0035】上記の耐火スリーブ1及び耐火スリーブ本
体1’は、繊維材と混和材と連結剤とを主原料にして構
成され、弾性を有し、復元力に富むものであるが、この
うち繊維材としては、得られた耐火スリーブに弾性を与
える繊維物質、例えばガラス繊維、ロックウールおよび
セラミック繊維等の無機繊維およびパルプ等の有機繊維
が、混和材としては活性白土、けい藻土、石膏、粘土、
カオリン、カルシウムベントナイトなど、および連結剤
としては澱粉ないしスターチ、アクリル、ゴム、シリコ
ン等のエマルジョン、無機質エマルジョン、およびラテ
ックス等のエラストマーが用いられる。無機質エマルジ
ョンを配合することは防火上望ましい。耐火スリーブの
材料として用いられる上述の混和材は、得られたスリー
ブの比重を上昇させるため、またはコストを削減するた
めに用いられる。このように特有の材料から構成される
本発明の耐火スリーブは弾力性に富み、建築物中におい
て免震性を発揮する。
【0036】耐火スリーブは耐火性能上、密閉された場
所に使用されることが多いために、使用材料のpHを中
性方向に変化させ、好ましくは中性範囲となし防カビ等
の問題点を回避するような処理が施される。
【0037】本実施の形態において、上述の耐火スリー
ブ原料中に防腐剤、抗菌剤、防水剤のうちの1種類ない
し複数種類を混合し、出来上がり後の耐火パッキンの腐
蝕、菌類による被害を回避し、耐水性を向上させること
ができ、マンション等の下階への漏水防止に役立つ。防
腐剤および抗菌剤の例には抗菌ゼオライト、有機抗菌剤
を担持した粘土鉱物類、例えばモンモリロナイト、サポ
ナイト等が好ましく用いられる。市販されている薬剤で
は、抗菌性金属を担持した無機抗菌剤およびチアベンダ
ゾール、スルファミド、ピリジン、イソチアゾリノン等
の有機抗菌剤も有効に用いられる。尚、防かび剤として
はJIS Z 2911カビ抵抗性試験法に合格した水溶
性およびエマルジョンタイプの製品を用いるとよい。こ
れら薬剤を製造後の耐火パッキンに施し、同様の性能を
得ることも可能である。
【0038】また、従来のように耐火スリーブの原料と
して単繊維および結合剤のみを用いると、使用する繊維
のpHにより耐火パッキン全体のpHが酸性またはアル
カリ性に偏って決定されてしまう。例えばpHが酸性側
に偏ると真菌類(カビ)・藻類が繁殖し、アルカリ性側
に偏ると細菌(バクテリア)等が発生する可能性が高ま
り、耐火スリーブの劣化につながる。また、酸性、また
はアルカリ性に偏った耐火スリーブはセメント水等のア
ルカリや酸性雨等により浸食され劣化しやすい。
【0039】本発明ではあらゆる環境条件に適合させる
べく耐火スリーブを中性化させるために、繊維材として
アルカリ性繊維を、混和材として酸性材料を、または繊
維材として酸性繊維を、混和材としてアルカリ性材料を
用いることも可能である。
【0040】この場合、アルカリ性繊維としてはガラス
ウール、ロックウール等が、酸性繊維としてはセラミッ
ク繊維等が用いられ、酸性混和材としては活性白土(酸
性白土)、けい藻土、石膏、カオリン等が、アルカリ性
混和材としてはカルシウムベントナイト、タルク、粘土
などが用いられるが、酸性・アルカリ性粘土類を選択的
に配合することが好ましい。必要に応じてこれらと共に
中性化促進剤を用いることも可能であり、これらを適宜
組み合わせて用いることにより耐火スリーブの耐久性を
向上させることが可能となる。或いは酸性繊維材とアル
カリ性繊維材の双方を配合し、繊維材のみのpHを中性
化し、この結果耐火スリーブ全体をほぼ中性とすること
も有効である。
【0041】また耐火スリーブ原料中の繊維材を人工無
機質繊維、天然無機質繊維、有機質繊維のうちの複数と
し、連結剤に中性剤を混入することにより、有機質繊維
特有の弾力性と、中性剤により付与された防カビ特性を
兼備した耐火スリーブを製造することが可能となる。天
然無機質繊維は人工無機質繊維を分散させるために有効
である。
【0042】人工無機質繊維の例にはガラスウール、ロ
ックウール、セラミックファイバー、スラグウールが、
天然無機質繊維の例には石綿およびセピオライトが、有
機繊維の例にはセルロース、パルプおよび合成パルプが
挙げられる。有機繊維の配合量は不燃・耐火の面から1
0重量%以下が好ましい。
【0043】次に、上記の耐火スリーブの製造法につい
ての実施の形態を以下に説明する。
【0044】本実施の形態では図7に示した、外周面に
3個の凹条溝12を有する円筒13を芯型として、この
芯型の周囲に繊維と混和材と連結剤とを主原料とする耐
火スリーブ原料を巻き付けまたは吸着により施す。この
結果、芯型に対応して内周面に3個の突起を有するスリ
ーブが得られる。この芯型を中実とし円柱状にすること
も可能である。また芯型外周面の凹条溝の数を必要に応
じて適宜変更し、例えば4個等とすることも可能であ
る。
【0045】原料の巻き付けにより耐火スリーブ1を形
成する場合には、丸網式抄造法、フローオン抄造法等の
公知方法に、この芯型13を適用する。
【0046】このうち丸網式抄造法においては、図8に
示したように丸網抄造シリンダー19(矢印A方向に回
転)をその内部に有する原料槽21を必要数配し、原料
液を丸網抄造シリンダー19上に抄き上げ、多数のロー
ラー25を介して矢印B方向に回転する無端ベルト23
上に供給する。無端ベルト23の随所にサクションボッ
クス27を設けて抄上げシートの不要な水分を脱水する
という操作を経て無端ベルト23上に得られたグリーン
シート(図示せず)を、所望の厚さに図7で示した円筒
状芯型13に巻き取る。巻き取られたグリーンシートは
表面仕上げ、硬化、脱型、乾燥の各工程を経て内周に突
条を有する耐火スリーブ1となされる。フローオン抄造
法においては上述と同様の無端ベルト上に、原料液を直
接流出することにより上記に対応する方法で芯型13上
に耐火スリーブ1を巻き取ることができる。
【0047】また、耐火スリーブ1を吸着成形方法によ
り成形することも可能である。この場合は、図9に示す
ように、原料槽31中に、図7に示す形状の、凹条溝を
有しかつ多数の細孔が壁面全体に設けられた筒体、すな
わち吸着円筒体29を芯型として配し、原料槽31に水
および上述の耐火スリーブ各材料から成る原料液を導入
する。吸着円筒体29内部からポンプ等を用いて矢印C
方向に吸引し吸着円筒体29上に、水中に浮遊するスリ
ーブ原料を付着させる。ここで吸着円筒体29の壁面全
体に設けられた多数の細孔がスリーブ原料を通過させる
程度の大きさである場合は、吸着円筒体と実質的に同型
の濾過網33をこの周囲に密着するように施し、この濾
過網33の外側に耐火スリーブ1を形成することも可能
である。原料槽31中のスリーブ原料をできるだけ均一
に浮遊させるために攪拌器35を設け、それぞれ矢印
D、E方向に回転させることも有効である。
【0048】上記のように吸着円筒体29上に得られた
耐火スリーブ1を取り外すためには、原料槽31から脱
設を行い、吸着円筒体29上の耐火スリーブ1を脱水、
成形した後に、吸着円筒体29内部に空気を吹き込むと
簡単に取り外しが行える。また、乾燥硬化後に取り外し
てもよい。
【0049】また、図9に示した方法の場合、芯型の外
側に出来た未硬化の耐火スリーブを芯型と共に、その1
乃至複数個を、内周及び底面に濾過網を設け、排水口を
有するモールド型に配設し、該モールド型の内面と前記
未硬化の耐火スリーブとの間に未硬化の耐火スリーブと
異なる原料液を供給し、前記吸着円筒体及び前記モール
ド型の排出口から吸引脱水すれば、一つ以上の挿通孔を
有する二層の耐火スリーブを一時に造ることが可能であ
る。耐火スリーブを二層にしない場合には、モールド型
内に未硬化の耐火スリーブと同一の原料液を供給すれば
良い。
【0050】図10は、図6に示すような補強材7を有
する耐火スリーブを製造する場合の実施形態を示してお
り、図9の場合と同様に吸着成形方法が用いられる。吸
着円筒体29を用いることは図9の場合と同様である
が、本実施形態では、吸着円筒体29を取り囲んで補強
材7となる筒状のパンチメタルが配置され、吸着円筒体
とパンチメタルとの間には耐火スリーブ本体1’を成形
するための間隙が設けてある。なお、突条のない耐火ス
リーブ本体を形成する場合には凹状溝のない芯型が用い
られる。このように、吸着円筒体とパンチメタルとを原
料槽31内に配置した後、吸着円筒体29内部からポン
プ等を用いて矢印C方向に吸引し吸着円筒体内部に負圧
をもたらすと、原料液中のスリーブ原料が引き寄せら
れ、パンチメタルの透孔8を通して吸着円筒体との間の
間隙内に入り、吸着円筒体29の網目に捕らえられた材
料が吸着円筒体上に付着し次第に堆積する。間隙内が材
料で充満したところで吸引が停止され、次いで堆積材料
を間に挟んだ吸着円筒体及びパンチメタルは一緒に原料
槽内から取り出され、材料をある程度乾燥硬化した後、
吸着円筒体29の内部に空気を吹き込むことにより、補
強材と耐火スリーブ本体とが一体化された耐火スリーブ
が吸着円筒体29から離脱せしめられる。
【0051】この方法によれば、透孔8が原料流入孔と
なり、この透孔から原料が進入して一体成形されるの
で、後から補強材と耐火スリーブを接着剤で貼り合わせ
る手間がなく、製作費も安くなり、また接着剤の劣化に
よる破損は生じない。透孔の径及び開孔率は補強材の強
度並びに原料の流動性で決まる。
【0052】図10に示した方法の場合、複数の凹状溝
を有する吸着円筒体の外周面にその形状に同形の濾過網
を被覆し、この濾過網を被覆した吸着円筒体を有孔の筒
体補強材(上記のパンチメタル)に装着して、吸着成形
法により濾過網の外側に、外周を有孔の筒状補強材で補
強された耐火スリーブを一体的に形成しても良い。この
濾過網によって、材料吸引時の材料の捕捉が調整可能で
ある。
【0053】尚、本発明は上記実施の形態の構成に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形
が可能である。例えば耐火スリーブの内周面に施される
複数個の突起は主に3個の例を挙げて説明したが、これ
を4個以上とすることも、図示した以外の形状とするこ
とも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の耐火スリ
ーブは製造が簡単であり、貫通部材の挿通が短時間の内
に容易に行い得ると共に耐火スリーブの破損は防止され
るので、製作費、施工経費が大幅に削減され、あらゆる
条件の使用場所において長期に亘る耐久性および耐火性
が確保される。
【0055】また本発明の耐火スリーブの製造法によ
り、従来の装置の芯型の形状を変更すれば簡単に本発明
の耐火スリーブを製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐火スリーブの一実施形態の斜視図で
ある。
【図2】本発明の耐火スリーブの内側にもうけた突状の
別形状を示す端面図である
【図3】本発明の耐火スリーブの他の実施形態の斜視図
である。
【図4】本発明の耐火スリーブの更に他の実施形態の端
面図である。
【図5】本発明の耐火スリーブの更に他の実施形態の中
央断面斜視図である。
【図6】本発明の耐火スリーブの更に他の実施形態の斜
視図である。
【図7】本発明の耐火スリーブの製造法に使用される芯
型を示す斜視図である。
【図8】丸網式抄造法による本発明の耐火スリーブ製造
法を説明するための模式図である。
【図9】吸着成形法による本発明の耐火スリーブ製造法
を説明するための模式図である。
【図10】吸着成形法による本発明の他の耐火スリーブ
製造法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1・・・・耐火スリーブ 1a・・・耐火スリーブの外部層 1b・・・耐火スリーブの内部層 1’・・・耐火スリーブ本体 2・・・・挿通孔 3・・・・突条 4・・・・突条 5・・・・区画体 6・・・・貫通孔 7・・・・補強材 8・・・・透孔 9・・・・釘 10・・・・釘穴 11・・・・突起 12・・・・凹条溝 13・・・・芯型(円筒または円柱) 19・・・・丸網抄造シリンダー 21・・・・原料槽 23・・・・無端ベルト 25・・・・ローラー 27・・・・サクションボックス 29・・・・吸着円筒体 31・・・・原料槽 33・・・・濾過網 35・・・・攪拌機
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−117580(JP,A) 特開 平5−329827(JP,A) 特開 平3−175004(JP,A) 特開 平2−305622(JP,A) 特開 昭55−72974(JP,A) 実開 昭64−47516(JP,U) 実開 昭56−143338(JP,U) 実開 昭63−29325(JP,U) 実開 平4−27285(JP,U) 実開 昭60−142975(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 5/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物の区画体を貫通して延設される設
    備配管としての貫通部材と、この貫通部材が貫通してい
    る区画体部分との間の間隙を閉塞するための耐火スリー
    ブにおいて、 上記貫通部材を挿通するための挿通孔を有し、この挿通
    孔の内周面に軸線の方向へ延びる複数本の突条が設けて
    り、 上記の突条が、挿通孔への貫通部材の挿通の最終局面で
    押しつぶされて挿通孔内周面と貫通部材との間に隙間の
    ない面一の状態が得られるように構成されている ことを
    特徴とする、耐火スリーブ。
  2. 【請求項2】 上記耐火スリーブが、繊維材と混和材と
    連結剤とを主原料にして構成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の耐火スリーブ。
  3. 【請求項3】 区画体の貫通孔の孔壁に接触する外周面
    に、複数個の突条が設けてあることを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の耐火スリーブ。
  4. 【請求項4】 比重の異なる外部層と内部層とから構成
    されることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記
    載の耐火スリーブ。
  5. 【請求項5】 外周に有孔の補強材が一体的に成形され
    ていることを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に
    記載の耐火スリーブ。
  6. 【請求項6】 有孔の補強材が金属製の筒体であり、該
    筒体の長手方向の一端に1乃至複数個の剣先状の突起が
    設けてあることを特徴とする、請求項に記載の耐火ス
    リーブ。
  7. 【請求項7】 有孔の補強材が金属製の筒体であり、該
    筒体の長手方向の一端に、釘穴を有する1乃至複数個の
    舌片状の突起を該筒体の長手方向に対しL字状に設けた
    ことを特徴とする、請求項に記載の耐火スリーブ。
  8. 【請求項8】 材質が中性化されていることを特徴とす
    る、請求項1〜の何れか1項に記載の耐火スリーブ。
  9. 【請求項9】 防腐処理、抗菌処理および防水処理のう
    ちの1乃至複数の処理が施されていることを特徴とす
    る、請求項1〜の何れか1項に記載の耐火スリーブ。
  10. 【請求項10】 周面に円周に略直交する複数個の凹条
    溝を有する円筒又は円柱を吸着円筒体とし、前記吸着円
    筒体の外周面に該外周面と実質的に同形の濾過網を被覆
    し、吸着成形方法により前記濾過網の外側に耐火スリー
    ブ原料を付着成形し、成形後に濾過網と共に吸着円筒体
    を取り除くことにより内周面に複数個の突条を有する耐
    火スリーブを成形することを特徴とする、耐火スリーブ
    の製造法。
  11. 【請求項11】 請求項10の製造法により出来た未硬
    化の耐火スリーブを芯型と共に、その1乃至複数個を、
    内周及び底面に濾過網を設け、排水口を有するモールド
    型に配設し、該モールド型の内面と前記未硬化の耐火ス
    リーブとの間に未硬化の耐火スリーブと異なる原料液を
    供給し、前記吸着円筒体及び前記モールド型の排出口か
    ら吸引脱水して、二層の耐火スリーブを造ることを特徴
    とする、耐火スリーブの製造法。
  12. 【請求項12】 吸着円筒体の外周面に複数の凹状の溝
    を形成し、該外周面にその形状に同形の濾過網を被覆
    し、この濾過網を被覆した外周面に複数の凹状の溝を有
    する吸着円筒体を有孔の筒体補強材に装着して、吸着成
    形方法により前記濾過網の外側に、外周を有孔の筒状補
    強材で補強された耐火スリーブを一体的に形成すること
    を特徴とする、耐火スリーブの製造法。
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