JP3412937B2 - リングオシレータの電流制御回路 - Google Patents
リングオシレータの電流制御回路Info
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- JP3412937B2 JP3412937B2 JP32697494A JP32697494A JP3412937B2 JP 3412937 B2 JP3412937 B2 JP 3412937B2 JP 32697494 A JP32697494 A JP 32697494A JP 32697494 A JP32697494 A JP 32697494A JP 3412937 B2 JP3412937 B2 JP 3412937B2
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/027—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
- H03K3/03—Astable circuits
- H03K3/0315—Ring oscillators
Landscapes
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOSで構成するリ
ングオシレータの電流制御回路に関するものである。
ングオシレータの電流制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リングオシレータ回路は電流制御部とリ
ングオシレータ・コア部とからなり、リングオシレータ
・コア部は奇数段のインバータをリング状に接続し、ク
ロック信号を発生させる回路である。図4は従来のリン
グオシレータの全体ブロックを示す図である。図5は、
従来の電流制御回路部の詳細図を示す図である。電流制
御回路部は入力制御電流Iによってリングオシレータの
コア部30のクロック発振周波数の制御を行う回路であ
る。図6は、従来のリングオシレータ・コア部の詳細回
路図を示す図である。
ングオシレータ・コア部とからなり、リングオシレータ
・コア部は奇数段のインバータをリング状に接続し、ク
ロック信号を発生させる回路である。図4は従来のリン
グオシレータの全体ブロックを示す図である。図5は、
従来の電流制御回路部の詳細図を示す図である。電流制
御回路部は入力制御電流Iによってリングオシレータの
コア部30のクロック発振周波数の制御を行う回路であ
る。図6は、従来のリングオシレータ・コア部の詳細回
路図を示す図である。
【0003】図7は従来のリングオシレータ回路の発振
動作を説明するための図である。図7(a)はリングオ
シレータの発振原理を説明するためにリングオシレータ
・コア部の任意の1段の定電流源とインバータの直列回
路を示し、図7(b)は各インバータの入出力信号間の
遅延時間τを示し、図7(c)はインバータに流れる電
流Iと遅延時間τとの関係を示し、図7(d)はインバ
ータに流れる電流Iと発振周波数fとの関係を示す。
動作を説明するための図である。図7(a)はリングオ
シレータの発振原理を説明するためにリングオシレータ
・コア部の任意の1段の定電流源とインバータの直列回
路を示し、図7(b)は各インバータの入出力信号間の
遅延時間τを示し、図7(c)はインバータに流れる電
流Iと遅延時間τとの関係を示し、図7(d)はインバ
ータに流れる電流Iと発振周波数fとの関係を示す。
【0004】以下にリングオシレータの動作について簡
単に説明する。図7(a)において、インバータはp及
びnのCMOSで構成され、その上下の2つの電流源に
よって駆動される。インバータの入出力信号の位相関係
は図7(b)に示すように出力信号OUTは入力信号I
Nよりも遅延時間τだけ遅れて出力される。この遅延時
間τはインバータの制御電流iの関数であり、図7
(c)に示すように電流が増加すれば遅延時間τは減少
するが、遅延時間τは電流に比例しないで指数関数的に
減少する。
単に説明する。図7(a)において、インバータはp及
びnのCMOSで構成され、その上下の2つの電流源に
よって駆動される。インバータの入出力信号の位相関係
は図7(b)に示すように出力信号OUTは入力信号I
Nよりも遅延時間τだけ遅れて出力される。この遅延時
間τはインバータの制御電流iの関数であり、図7
(c)に示すように電流が増加すれば遅延時間τは減少
するが、遅延時間τは電流に比例しないで指数関数的に
減少する。
【0005】図4に示すように、リングオシレータ・コ
ア部は、上述のような単位インバータがn段(奇数段)
並べられて構成される。インバータは電流源21〜2n
及び31〜3nによって電流iが供給される。この電流
源は電流制御回路部20の入力端子10から入力される
入力電流Iによって制御される。インバータに電流iが
流れているときに、もし初段のインバータの入力端子が
H(論理1レベル)になったとすると、最終段のインバ
ータの出力端子にはnτ時間遅れてL(論理0レベル)
が出力される。出力電圧は入力端子と直結されているた
めに入力端子はLになり、nτ時間後には出力端子及び
入力端子はHになる。このようにして、出力端子はHと
Lのレベルが繰り返され自己発振が生じる。nτ時間毎
にHとLが繰り返されるので発振周波数fはf=1/2
nτとなる。ここで、遅延時間τは図7(c)に示すよ
うにインバータを流れる電流iが大きくなると減少する
がその傾きは小さくなってくるので、周波数fは図7
(d)に示すようにiが増加すると飽和する特性を有す
る。
ア部は、上述のような単位インバータがn段(奇数段)
並べられて構成される。インバータは電流源21〜2n
及び31〜3nによって電流iが供給される。この電流
源は電流制御回路部20の入力端子10から入力される
入力電流Iによって制御される。インバータに電流iが
流れているときに、もし初段のインバータの入力端子が
H(論理1レベル)になったとすると、最終段のインバ
ータの出力端子にはnτ時間遅れてL(論理0レベル)
が出力される。出力電圧は入力端子と直結されているた
めに入力端子はLになり、nτ時間後には出力端子及び
入力端子はHになる。このようにして、出力端子はHと
Lのレベルが繰り返され自己発振が生じる。nτ時間毎
にHとLが繰り返されるので発振周波数fはf=1/2
nτとなる。ここで、遅延時間τは図7(c)に示すよ
うにインバータを流れる電流iが大きくなると減少する
がその傾きは小さくなってくるので、周波数fは図7
(d)に示すようにiが増加すると飽和する特性を有す
る。
【0006】図3は電流制御回路部20の入力端子10
に入力する入力制御電流Iと電流制御回路部の出力電流
I0(またはI00)およびリングオシレータ・コア部か
らの出力周波数fとの関係を示す図である。図3の点線
の曲線101は従来のリングオシレータのI0の特性を
示している。従来のリングオシレータの電流制御回路部
20は、後述するように、直線的な電流制御を行ってい
るので、リングオシレータ全体の周波数特性は周波数曲
線104に示すように非直線的な特性を持つ。
に入力する入力制御電流Iと電流制御回路部の出力電流
I0(またはI00)およびリングオシレータ・コア部か
らの出力周波数fとの関係を示す図である。図3の点線
の曲線101は従来のリングオシレータのI0の特性を
示している。従来のリングオシレータの電流制御回路部
20は、後述するように、直線的な電流制御を行ってい
るので、リングオシレータ全体の周波数特性は周波数曲
線104に示すように非直線的な特性を持つ。
【0007】この周波数特性の非直線特性は、インバー
タの遅延時間が短くなる程、すなわち、電流が大きくな
るほど顕著になる。つまり、遅延時間が短くなる程すな
わち使用周波数が高くなるほど、周波数特性の直線性が
悪くなる。逆に言うと、遅延時間が長い程すなわち使用
周波数が低いほど周波数特性の直線性は良い。
タの遅延時間が短くなる程、すなわち、電流が大きくな
るほど顕著になる。つまり、遅延時間が短くなる程すな
わち使用周波数が高くなるほど、周波数特性の直線性が
悪くなる。逆に言うと、遅延時間が長い程すなわち使用
周波数が低いほど周波数特性の直線性は良い。
【0008】図5に示す従来の電流制御部20において
は、定電流源21から供給される電流I1と入力電流I
との差電流(I1−I)がトランジスタQ1のドレイン
に流れ、この電流がトランジスタQ17にカレントミラ
ーされる。トランジスタQ17に流れる電流は同時にト
ランジスタQ16のドレインにも流れる。このトランジ
スタQ16及びQ17の電流が出力端子40、50を介
してリングオシレータ・コア部内の定電流源部のトラン
ジスタQ20及びQ23にカレントミラーされる。
は、定電流源21から供給される電流I1と入力電流I
との差電流(I1−I)がトランジスタQ1のドレイン
に流れ、この電流がトランジスタQ17にカレントミラ
ーされる。トランジスタQ17に流れる電流は同時にト
ランジスタQ16のドレインにも流れる。このトランジ
スタQ16及びQ17の電流が出力端子40、50を介
してリングオシレータ・コア部内の定電流源部のトラン
ジスタQ20及びQ23にカレントミラーされる。
【0009】従来の電流制御回路部においては入力制御
電流Iと出力電流I0(リングオシレータ・コア部の定
電流源をカレントミラーによって制御するための電流)
とは線形の関係がある。したがって、リングオシレータ
・コア部は線形の電流によって制御されるので、リング
オシレータの周波数特性は図3の点線104に示すよう
に非直線特性を示す。
電流Iと出力電流I0(リングオシレータ・コア部の定
電流源をカレントミラーによって制御するための電流)
とは線形の関係がある。したがって、リングオシレータ
・コア部は線形の電流によって制御されるので、リング
オシレータの周波数特性は図3の点線104に示すよう
に非直線特性を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなリングオシ
レータをフェーズロックドループ(以下PLLと称す)
に使用すると、このリングオシレータの電流対周波数特
性の非直線性によって、ループのカットオフ周波数の変
動及び位相マージンの変動をきたし、ゲインのピーキン
グが生じ、またはゲインが極端に減少することによっ
て、ループへの追従が過敏になったり、追従できなくな
ったりして、ジッタが変動する等の問題があった。PL
Lにおいては、ループ全体としてゲインが変動すると、
ループの位相特性(位相マージン)との兼ね合い等によ
ってジッタが変動するという問題点があった。
レータをフェーズロックドループ(以下PLLと称す)
に使用すると、このリングオシレータの電流対周波数特
性の非直線性によって、ループのカットオフ周波数の変
動及び位相マージンの変動をきたし、ゲインのピーキン
グが生じ、またはゲインが極端に減少することによっ
て、ループへの追従が過敏になったり、追従できなくな
ったりして、ジッタが変動する等の問題があった。PL
Lにおいては、ループ全体としてゲインが変動すると、
ループの位相特性(位相マージン)との兼ね合い等によ
ってジッタが変動するという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、PLLの発振
器としてリングオシレータを使用する場合、PLL全体
として、電流対周波数のゲイン変動を補正する、すなわ
ちリニアの周波数特性を有する、リングオシレータの電
流制御回路を提供するものである。
器としてリングオシレータを使用する場合、PLL全体
として、電流対周波数のゲイン変動を補正する、すなわ
ちリニアの周波数特性を有する、リングオシレータの電
流制御回路を提供するものである。
【0012】本発明のリングオシレータの電流制御回路
は、第1の電流源と第1のトランジスタが直列に接続さ
れる第1の回路と、第1の回路に並列に接続され、第2
の定電流源と第2のトランジスタが直列に接続され、そ
の第2のトランジスタは第1の回路の第1のトランジス
タとカレントミラーされるn個の第2の回路と、第1の
回路に並列に接続され、第3のトランジスタと第4のト
ランジスタが直列に接続され、第4のトランジスタは第
1のトランジスタとカレントミラーされる第3の回路
と、第1の回路に並列に接続され、第5のトランジスタ
と第6のトランジスタが直列に接続され、第5のトラン
ジスタは第3のトランジスタとカレントミラーされる第
4の回路と、前記第3のトランジスタと第4のトランジ
スタの接続点からそれぞれn個の第2の定電流源と第2
のトランジスタとの接続点に電流を供給するように接続
されるn個のダイオードと、第1の定電流源と第1のト
ランジスタの接続点に接続される入力端子と、第5のト
ランジスタと第6のトランジスタの各々に接続され、リ
ングオシレータ・コア部に電流を供給する出力端子とか
ら構成される。
は、第1の電流源と第1のトランジスタが直列に接続さ
れる第1の回路と、第1の回路に並列に接続され、第2
の定電流源と第2のトランジスタが直列に接続され、そ
の第2のトランジスタは第1の回路の第1のトランジス
タとカレントミラーされるn個の第2の回路と、第1の
回路に並列に接続され、第3のトランジスタと第4のト
ランジスタが直列に接続され、第4のトランジスタは第
1のトランジスタとカレントミラーされる第3の回路
と、第1の回路に並列に接続され、第5のトランジスタ
と第6のトランジスタが直列に接続され、第5のトラン
ジスタは第3のトランジスタとカレントミラーされる第
4の回路と、前記第3のトランジスタと第4のトランジ
スタの接続点からそれぞれn個の第2の定電流源と第2
のトランジスタとの接続点に電流を供給するように接続
されるn個のダイオードと、第1の定電流源と第1のト
ランジスタの接続点に接続される入力端子と、第5のト
ランジスタと第6のトランジスタの各々に接続され、リ
ングオシレータ・コア部に電流を供給する出力端子とか
ら構成される。
【0013】また、本発明のリングオシレータの電流制
御回路は、第1の電流源と第1のトランジスタが直列に
接続される第1の回路と、第1の回路に並列に接続さ
れ、第2の定電流源と第2のトランジスタが直列に接続
され、その第2のトランジスタは第1の回路の第1のト
ランジスタとカレントミラーされるn個の第2の回路
と、第1の回路に並列に接続され、第3のトランジスタ
と第4のトランジスタが直列に接続され、第4のトラン
ジスタは第1のトランジスタとカレントミラーされる第
3の回路と、第1の回路に並列に接続され、第5のトラ
ンジスタと第6のトランジスタが直列に接続され、第5
のトランジスタは第3のトランジスタとカレントミラー
される第4の回路と、第1の回路に並列に接続され、第
7のトランジスタと第8のトランジスタが直列に接続さ
れ、第8のトランジスタは第6のトランジスタとカレン
トミラーされる第5の回路と、前記第3のトランジスタ
と第4のトランジスタの接続点からそれぞれn個の第2
の定電流源と第2のトランジスタとの接続点に電流を供
給するように接続されるn個のダイオードと、第1の定
電流源と第1のトランジスタの接続点に接続される入力
端子と、第7のトランジスタと第8のトランジスタの各
々に接続され、リングオシレータ・コア部に電流を供給
する出力端子とから構成される。
御回路は、第1の電流源と第1のトランジスタが直列に
接続される第1の回路と、第1の回路に並列に接続さ
れ、第2の定電流源と第2のトランジスタが直列に接続
され、その第2のトランジスタは第1の回路の第1のト
ランジスタとカレントミラーされるn個の第2の回路
と、第1の回路に並列に接続され、第3のトランジスタ
と第4のトランジスタが直列に接続され、第4のトラン
ジスタは第1のトランジスタとカレントミラーされる第
3の回路と、第1の回路に並列に接続され、第5のトラ
ンジスタと第6のトランジスタが直列に接続され、第5
のトランジスタは第3のトランジスタとカレントミラー
される第4の回路と、第1の回路に並列に接続され、第
7のトランジスタと第8のトランジスタが直列に接続さ
れ、第8のトランジスタは第6のトランジスタとカレン
トミラーされる第5の回路と、前記第3のトランジスタ
と第4のトランジスタの接続点からそれぞれn個の第2
の定電流源と第2のトランジスタとの接続点に電流を供
給するように接続されるn個のダイオードと、第1の定
電流源と第1のトランジスタの接続点に接続される入力
端子と、第7のトランジスタと第8のトランジスタの各
々に接続され、リングオシレータ・コア部に電流を供給
する出力端子とから構成される。
【0014】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路において、第2の回路中の各第2の定電流源は
順次大きくなる異なる電流値に設定されるよう構成され
る。
制御回路において、第2の回路中の各第2の定電流源は
順次大きくなる異なる電流値に設定されるよう構成され
る。
【0015】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路において、第1のトランジスタと第2のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定されるように構成される。
制御回路において、第1のトランジスタと第2のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定されるように構成される。
【0016】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路において、第1のトランジスタと第4のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定されるように構成される。
制御回路において、第1のトランジスタと第4のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定されるように構成される。
【0017】
【作用】本発明のリングオシレータの電流制御回路にお
いては、第1の電流源(21)と第1のトランジスタ
(Q1)が直列に接続される第1の回路とカレントミラ
ーされた第2の回路の第2の定電流源(22、23、・・
・)の電流値を複数の異なる値に設定し、第3のトラン
ジスタ(Q12)と第4のトランジスタ(Q13)が直
列に接続された第3の回路中の第4のトランジスタを第
1のトランジスタとカレントミラーし、この第3のトラ
ンジスタからn個のダイオード(42、43・・・)を介
してそれぞれ第2のトランジスタ(Q2,Q3、・・・)
に第2の定電流源の設定電流(I2、I3、・・・)を越え
る電流のみを供給し、このとき第3のトランジスタ(Q
12)に流れる電流を第5のトランジスタ(Q14)と
第6のトランジスタ(Q15)から構成される第4の回
路にカレントミラーし、第4の回路に流れる電流I0を
出力端子40、50を介してリングオシレータ・コア部
(30)に供給する。
いては、第1の電流源(21)と第1のトランジスタ
(Q1)が直列に接続される第1の回路とカレントミラ
ーされた第2の回路の第2の定電流源(22、23、・・
・)の電流値を複数の異なる値に設定し、第3のトラン
ジスタ(Q12)と第4のトランジスタ(Q13)が直
列に接続された第3の回路中の第4のトランジスタを第
1のトランジスタとカレントミラーし、この第3のトラ
ンジスタからn個のダイオード(42、43・・・)を介
してそれぞれ第2のトランジスタ(Q2,Q3、・・・)
に第2の定電流源の設定電流(I2、I3、・・・)を越え
る電流のみを供給し、このとき第3のトランジスタ(Q
12)に流れる電流を第5のトランジスタ(Q14)と
第6のトランジスタ(Q15)から構成される第4の回
路にカレントミラーし、第4の回路に流れる電流I0を
出力端子40、50を介してリングオシレータ・コア部
(30)に供給する。
【0018】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路においては、上記の第3のトランジスタ(Q1
2)に流れる電流を第5のトランジスタ(Q14)と第
6のトランジスタ(Q15)から構成される第4の回路
にカレントミラーし、この第4の回路に流れる電流I0
を第4の回路の第6のトランジスタ(Q15)から第7
のトランジスタ(Q16)と第8のトランジスタ(Q1
7)から構成される第5の回路に1対1の電流比でカレ
ントミラーし、第5の回路に流れる電流I0を出力端子
40、50を介してリングオシレータ・コア部(30)
に供給する。
制御回路においては、上記の第3のトランジスタ(Q1
2)に流れる電流を第5のトランジスタ(Q14)と第
6のトランジスタ(Q15)から構成される第4の回路
にカレントミラーし、この第4の回路に流れる電流I0
を第4の回路の第6のトランジスタ(Q15)から第7
のトランジスタ(Q16)と第8のトランジスタ(Q1
7)から構成される第5の回路に1対1の電流比でカレ
ントミラーし、第5の回路に流れる電流I0を出力端子
40、50を介してリングオシレータ・コア部(30)
に供給する。
【0019】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路において、第2の回路中の各第2の定電流源
(22、23、・・・In)は順次大きくなる異なる電流値
(I2<I3、・・・、In)に設定される。
制御回路において、第2の回路中の各第2の定電流源
(22、23、・・・In)は順次大きくなる異なる電流値
(I2<I3、・・・、In)に設定される。
【0020】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路において、第1のトランジスタと第2のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定される。
制御回路において、第1のトランジスタと第2のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定される。
【0021】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路において、第1のトランジスタと第4のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定される。
制御回路において、第1のトランジスタと第4のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1または1以外の任意の
値に設定される。
【0022】さらに、本発明のリングオシレータの電流
制御回路において、第6のトランジスタと第8のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1に設定される。
制御回路において、第6のトランジスタと第8のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1に設定される。
【0023】
実施例1
図1は本発明の電流制御回路部の第1の実施例を示す図
である。図1において10は入力端子、20は電流制御
回路部、30はリングオシレータ・コア部、21、22
・・・2nは定電流源、Q1、Q2・・・Qn、Q12、Q1
3・・・Q15はトランジスタ、42、43・・・4nはダイ
オードである。
である。図1において10は入力端子、20は電流制御
回路部、30はリングオシレータ・コア部、21、22
・・・2nは定電流源、Q1、Q2・・・Qn、Q12、Q1
3・・・Q15はトランジスタ、42、43・・・4nはダイ
オードである。
【0024】入力端子10に入力した制御電流Iは定電
流源21を流れる電流I1と加算されI4(I4=I1+
I)となり、トランジスタQ1を流れる。この電流I4
はトランジスタQ1とトランジスタQ2、Q3、・・・、
Qn、Q13との間でカレントミラーされ、それぞれト
ランジスタQ2、Q3、・・・、Qn、Q13中ではI5、
I6、・・・、Im、I9なる。ここで、I4はそれぞれI5、
I6、・・・、Im、I9と等しくすることも任意の比で異な
るようにすることもできる。
流源21を流れる電流I1と加算されI4(I4=I1+
I)となり、トランジスタQ1を流れる。この電流I4
はトランジスタQ1とトランジスタQ2、Q3、・・・、
Qn、Q13との間でカレントミラーされ、それぞれト
ランジスタQ2、Q3、・・・、Qn、Q13中ではI5、
I6、・・・、Im、I9なる。ここで、I4はそれぞれI5、
I6、・・・、Im、I9と等しくすることも任意の比で異な
るようにすることもできる。
【0025】さらにトランジスタQ2,Q3、・・・、Q
nには、それぞれ定電流源22,23、・・・、2nが接
続され、これらの定電流源から定電流が供給されてい
る。ダイオード42、43、・・・、4nは、それぞれト
ランジスタQ2、Q3、・・・、Qnのドレインに接続さ
れ、それぞれI2、I3、・・・、Inの設定電流を越える電
流をトランジスタQ12からトランジスタQ2,Q3、
・・・、Qnに供給する。したがって、トランジスタQ
2、Q3、・・・、QnにはそれぞれI2、I3、・・・、In
とI7、I8、・・・、ISとが加算された電流I5(=I2+
I7)、I6(=I3+I8)、・・・、Im(=In+IS)が
流れる。一方、トランジスタQ12のドレイン電流I10
は、トランジスタQ13のドレイン電流I9と、ダイオ
ード42,43、・・・、4nに流れる電流I7、I8、・・
・、ISの和の電流(I10=+I9+I7+I8+、・・・、+
IS)となる。
nには、それぞれ定電流源22,23、・・・、2nが接
続され、これらの定電流源から定電流が供給されてい
る。ダイオード42、43、・・・、4nは、それぞれト
ランジスタQ2、Q3、・・・、Qnのドレインに接続さ
れ、それぞれI2、I3、・・・、Inの設定電流を越える電
流をトランジスタQ12からトランジスタQ2,Q3、
・・・、Qnに供給する。したがって、トランジスタQ
2、Q3、・・・、QnにはそれぞれI2、I3、・・・、In
とI7、I8、・・・、ISとが加算された電流I5(=I2+
I7)、I6(=I3+I8)、・・・、Im(=In+IS)が
流れる。一方、トランジスタQ12のドレイン電流I10
は、トランジスタQ13のドレイン電流I9と、ダイオ
ード42,43、・・・、4nに流れる電流I7、I8、・・
・、ISの和の電流(I10=+I9+I7+I8+、・・・、+
IS)となる。
【0026】また、トランジスタQ14、Q15を流れ
る出力電流I0は、トランジスタQ12を流れる電流I
10がカレントミラーされた電流である。入力制御電流I
が直線的に増加すると、トランジスタQ2、Q3、・・
・、Qn、Q13に流れるドレイン電流I5、I6、・・・、
Im、I9も直線的に増加する。一方、トランジスタQ
2,Q3、・・・、Qnに流れるドレイン電流I5、I6、・
・・、Imは、定電流源22、23、・・・、2nから供給さ
れる電流I2、I3、・・・、Inよりも大きくなるように設
定しておく。電流I5、I6、・・・、ImがそれぞれI2、
I3、・・・、Inよりも大きくなると定電流源22、2
3、・・・、2nから十分な電流を供給できなくなり、電
流I5、I6、・・・、Imがそれぞれ設定電流I2、I3、・・
・、Inを越えたときはダイオード42、43、・・・、4
nを経由して電流I7、I8、・・・、ISが供給されること
になる。
る出力電流I0は、トランジスタQ12を流れる電流I
10がカレントミラーされた電流である。入力制御電流I
が直線的に増加すると、トランジスタQ2、Q3、・・
・、Qn、Q13に流れるドレイン電流I5、I6、・・・、
Im、I9も直線的に増加する。一方、トランジスタQ
2,Q3、・・・、Qnに流れるドレイン電流I5、I6、・
・・、Imは、定電流源22、23、・・・、2nから供給さ
れる電流I2、I3、・・・、Inよりも大きくなるように設
定しておく。電流I5、I6、・・・、ImがそれぞれI2、
I3、・・・、Inよりも大きくなると定電流源22、2
3、・・・、2nから十分な電流を供給できなくなり、電
流I5、I6、・・・、Imがそれぞれ設定電流I2、I3、・・
・、Inを越えたときはダイオード42、43、・・・、4
nを経由して電流I7、I8、・・・、ISが供給されること
になる。
【0027】このように、電流I7、I8、・・・、ISが供
給されると電流I10は(I9+I7、I8、・・・、IS)と
増加する。この、電流I10はトランジスタQ12からQ
14にカレントミラーされ電流I0となる。したがっ
て、電流I0は、ダイオード42,43、・・・、4nに電
流が流れ始める点から増加し始める。図3はこの様子を
示す図である。
給されると電流I10は(I9+I7、I8、・・・、IS)と
増加する。この、電流I10はトランジスタQ12からQ
14にカレントミラーされ電流I0となる。したがっ
て、電流I0は、ダイオード42,43、・・・、4nに電
流が流れ始める点から増加し始める。図3はこの様子を
示す図である。
【0028】図3においては、電流I0は変曲点(A、
B)を有し、図2の例では2点(A、B)で折れる直線
となる。このようにドレインI0の勾配が各変曲点
(A、B)で大きくなるように(0−A−B−C)設定
すると、発振周波数も同様に2つの変曲点(A’、
B’)で折れる曲線(0−A’−B’−C’)となり、
I−f特性がリニアの方向へ補正される。さらに、変曲
点数を増加すると、I−f特性はより直線に近似的する
ように補正される。
B)を有し、図2の例では2点(A、B)で折れる直線
となる。このようにドレインI0の勾配が各変曲点
(A、B)で大きくなるように(0−A−B−C)設定
すると、発振周波数も同様に2つの変曲点(A’、
B’)で折れる曲線(0−A’−B’−C’)となり、
I−f特性がリニアの方向へ補正される。さらに、変曲
点数を増加すると、I−f特性はより直線に近似的する
ように補正される。
【0029】上記の説明をさらに具体的に説明する。図
1において、電流は矢印の方向を正とする。トランジス
タQ1に流れる電流I4=I1+I,電流I9はI4のβ倍
のカレントミラーであるとすると電流I9=βI4とな
る。電流I7,I8、・・・、ISを無視すると、電流I10=
I9となり、さらに、電流I0はI10のα倍のカレントミ
ラー、つまり、電流I0=αI10となる。この電流I0=
αI10は、図3の点線で表された第1の直線101(0
−A−X)を示し、電流Iが0から変曲点1までの間リ
ングオシレータ・コア部に供給される電流I0となる。
1において、電流は矢印の方向を正とする。トランジス
タQ1に流れる電流I4=I1+I,電流I9はI4のβ倍
のカレントミラーであるとすると電流I9=βI4とな
る。電流I7,I8、・・・、ISを無視すると、電流I10=
I9となり、さらに、電流I0はI10のα倍のカレントミ
ラー、つまり、電流I0=αI10となる。この電流I0=
αI10は、図3の点線で表された第1の直線101(0
−A−X)を示し、電流Iが0から変曲点1までの間リ
ングオシレータ・コア部に供給される電流I0となる。
【0030】次に、電流I5はI4のC倍のカレントミラ
ーであるとすると、電流I5=CI4となる。すなわち、
電流I5はI4の増加のC倍で増加する。電流Iが大きく
なり電流I5が変曲点Aに対応する点を越すと、電流源
22はそれ以上の電流を供給できないので、I2を越え
る電流をダイオード42を介して電流I7としてトラン
ジスタQ2からトランジスタQ2に補填される。すなわ
ち、変曲点AとBとの間では、電流I5は電流I2および
電流I7によって供給される。言い換えると、電流I
2は、電流I5が0から設定電流I2になるまでトランジ
スタQ2に供給されるが、電流I5が設定電流I2を越え
ると、つまりI5>I2になると、定電流源22からはそ
れ以上の電流を供給できないために、電流I2を越えた
分(I5−I2=I7)だけがダイオード42を介してト
ランジスタQ2へ供給される。すなわち、電流I5=I2
+I7となる。すなわち、変曲点AはI5=I2となる点
である。第1の直線101上では、電流I9はβI4の関
係によって0から増加する。
ーであるとすると、電流I5=CI4となる。すなわち、
電流I5はI4の増加のC倍で増加する。電流Iが大きく
なり電流I5が変曲点Aに対応する点を越すと、電流源
22はそれ以上の電流を供給できないので、I2を越え
る電流をダイオード42を介して電流I7としてトラン
ジスタQ2からトランジスタQ2に補填される。すなわ
ち、変曲点AとBとの間では、電流I5は電流I2および
電流I7によって供給される。言い換えると、電流I
2は、電流I5が0から設定電流I2になるまでトランジ
スタQ2に供給されるが、電流I5が設定電流I2を越え
ると、つまりI5>I2になると、定電流源22からはそ
れ以上の電流を供給できないために、電流I2を越えた
分(I5−I2=I7)だけがダイオード42を介してト
ランジスタQ2へ供給される。すなわち、電流I5=I2
+I7となる。すなわち、変曲点AはI5=I2となる点
である。第1の直線101上では、電流I9はβI4の関
係によって0から増加する。
【0031】電流I7が流れ始める点から、電流I
10は、電流I7とI9との和(I10=I7+I9)となる。
つまり、第1の直線101上では電流I10はI9と等し
かったのが、電流I7の増加分が加わり始めた点(変曲
点A)からは一点鎖線で示される勾配が急な第2の直線
102(A−B−Y)となる。この変曲点B以降は、電
流I10=I7+I9となり、このI10がカレントミラーさ
れた電流I0は、I0=α(I9+I7)となる。
10は、電流I7とI9との和(I10=I7+I9)となる。
つまり、第1の直線101上では電流I10はI9と等し
かったのが、電流I7の増加分が加わり始めた点(変曲
点A)からは一点鎖線で示される勾配が急な第2の直線
102(A−B−Y)となる。この変曲点B以降は、電
流I10=I7+I9となり、このI10がカレントミラーさ
れた電流I0は、I0=α(I9+I7)となる。
【0032】上述と同様に、トランジスタQ3は定電流
源23によって電流I3が供給される。電流I6<I3で
ある間は、電流I6は定電流源23のみから供給され
る。しかしながら、電流Iが大きくなりそれによってI
6が変曲点B(すなわちI6=I3の点)を越すと、定電
流源23からはそれ以上の電流を供給できないために、
電流I3を越えた分(I6−I3=I8)だけがダイオード
43を介してトランジスタQ3へ供給される。すなわ
ち、この時点から電流I10は、I10=I7+I8+I9と
なる。このI10はトランジスタQ12からトランジスタ
Q14にカレントミラーされ、トランジスタQ14に電
流I0が流れる。この電流I0はI0=α(I9+I7+
I8)となる。
源23によって電流I3が供給される。電流I6<I3で
ある間は、電流I6は定電流源23のみから供給され
る。しかしながら、電流Iが大きくなりそれによってI
6が変曲点B(すなわちI6=I3の点)を越すと、定電
流源23からはそれ以上の電流を供給できないために、
電流I3を越えた分(I6−I3=I8)だけがダイオード
43を介してトランジスタQ3へ供給される。すなわ
ち、この時点から電流I10は、I10=I7+I8+I9と
なる。このI10はトランジスタQ12からトランジスタ
Q14にカレントミラーされ、トランジスタQ14に電
流I0が流れる。この電流I0はI0=α(I9+I7+
I8)となる。
【0033】以上をまとめると、電流I4が0(I=−
I1)から徐々に増加していくと、電流I0は変極点Aま
での間はI0=αI9であり、変極点Aから変極点Bの間
は電流I0=α(I9+I7)となり、変極点Bを越えた
後は実線で示されるように勾配がさらに急な第3に直線
103(B−C)となり、I0=α(I9+I7+I8)と
なる。電流Iが0からだんだん大きくなると、電流I0
の軌跡は図3に示すように3つの直線αI9、α(I9+
I7)、α(I9+I7+I8)を重ね合わせた折線(A−
B−C)となる。
I1)から徐々に増加していくと、電流I0は変極点Aま
での間はI0=αI9であり、変極点Aから変極点Bの間
は電流I0=α(I9+I7)となり、変極点Bを越えた
後は実線で示されるように勾配がさらに急な第3に直線
103(B−C)となり、I0=α(I9+I7+I8)と
なる。電流Iが0からだんだん大きくなると、電流I0
の軌跡は図3に示すように3つの直線αI9、α(I9+
I7)、α(I9+I7+I8)を重ね合わせた折線(A−
B−C)となる。
【0034】電流I0が第1の直線101上にある時
は、周波数fは周波数曲線104で示されるように、変
極点A’付近で徐々に飽和が始まる。このような点にお
いて、電流I0が第2の直線102上に移ると、周波数
は、周波数曲線105に移り、周波数曲線104と比べ
るとより高くなる。しかしながら、周波数曲線105も
また変極点B’付近になると飽和現象が始まる。このよ
うな点において、さらに、電流I0が第3の直線103
上に移ると、周波数は、周波数曲線106に移り、周波
数曲線105と比べてさらに高くなる。すなわち、電流
Iが増加するにつれてリングオシレータ・コア部を制御
する電流I0は折れ線状(0−A−B−C)に沿って上
昇し、それにつれて周波数曲線も勾配の異なる複数の周
波数曲線をつなぎ合わせた曲線(0−A’−B’−
C’)に沿って上昇する。このようにつなぎ合わされた
周波数曲線(0−A’−B’−C’)は飽和の影響が少
なくなり、例えば、従来の周波数曲線104と比べると
リニア特性が良くなる。
は、周波数fは周波数曲線104で示されるように、変
極点A’付近で徐々に飽和が始まる。このような点にお
いて、電流I0が第2の直線102上に移ると、周波数
は、周波数曲線105に移り、周波数曲線104と比べ
るとより高くなる。しかしながら、周波数曲線105も
また変極点B’付近になると飽和現象が始まる。このよ
うな点において、さらに、電流I0が第3の直線103
上に移ると、周波数は、周波数曲線106に移り、周波
数曲線105と比べてさらに高くなる。すなわち、電流
Iが増加するにつれてリングオシレータ・コア部を制御
する電流I0は折れ線状(0−A−B−C)に沿って上
昇し、それにつれて周波数曲線も勾配の異なる複数の周
波数曲線をつなぎ合わせた曲線(0−A’−B’−
C’)に沿って上昇する。このようにつなぎ合わされた
周波数曲線(0−A’−B’−C’)は飽和の影響が少
なくなり、例えば、従来の周波数曲線104と比べると
リニア特性が良くなる。
【0035】このように電流Iの増加に従って定電流源
22、23の設定値を越えた電流のみをトランジスタQ
12からダイオード42、43を介して供給することに
よって、電流Iの増加よりも増加率の大きな電流I0を
得ることができる。この電流I0をトランジスタQ12
からQ14にカレントミラーし、トランジスタQ14か
ら端子40を介して、およびトランジスタQ14を流れ
る電流と同じ電流が流れるトランジスタQ15から端子
50を介してリングオシレータ・コア部30に供給す
る。本発明を使用することによって、図7(c)、
(d)で説明したように、リングオシレータ・コア部の
各インバータに供給される電流が増加できるので、遅延
時間を小さくし、発振周波数を大きくすることができ
る。これによって、従来、制御電流Iが増加しても、周
波数特性の飽和現象のために、周波数が十分に増加しな
かった欠点を改善できる。
22、23の設定値を越えた電流のみをトランジスタQ
12からダイオード42、43を介して供給することに
よって、電流Iの増加よりも増加率の大きな電流I0を
得ることができる。この電流I0をトランジスタQ12
からQ14にカレントミラーし、トランジスタQ14か
ら端子40を介して、およびトランジスタQ14を流れ
る電流と同じ電流が流れるトランジスタQ15から端子
50を介してリングオシレータ・コア部30に供給す
る。本発明を使用することによって、図7(c)、
(d)で説明したように、リングオシレータ・コア部の
各インバータに供給される電流が増加できるので、遅延
時間を小さくし、発振周波数を大きくすることができ
る。これによって、従来、制御電流Iが増加しても、周
波数特性の飽和現象のために、周波数が十分に増加しな
かった欠点を改善できる。
【0036】この変極点数をさらに、増やすことによっ
てさらに周波数特性のリニアリティをよくすることがで
きる。上に複数の変曲点を有する場合は一般式で説明さ
れているが、理解を容易にするために、再度ここで変極
点を増加する電流制御回路の構造について簡単に説明す
る。すなわち、第n番目の変極点を作るためには、図1
に示すように第n番目の定電流源2nとトランジスタQ
nおよびダイオード4nを複数個追加する。定電流源の
電流をInとすると、第n番目の変極点はIn=Imとな
る点である。従って、トランジスタQ1とカレントミラ
ーされたトランジスタQnの電流InがIn<Imになる
とInを越える電流分ISがトランジスタQ12からダイ
オード4nを介して供給される。この場合は、第nの電
流曲線nはI0=A(I9+I7+、・・・、IS+I8)とな
り、この電流に対応してさらにリニアリティのよい周波
数曲線が作られる。このようにして多くの周波数曲線を
つなぎ合わせていくと、電流Iが大きな場合、すなわ
ち、高周波の場合にもリニアリティのよい電流制御回路
部を制作することができる。
てさらに周波数特性のリニアリティをよくすることがで
きる。上に複数の変曲点を有する場合は一般式で説明さ
れているが、理解を容易にするために、再度ここで変極
点を増加する電流制御回路の構造について簡単に説明す
る。すなわち、第n番目の変極点を作るためには、図1
に示すように第n番目の定電流源2nとトランジスタQ
nおよびダイオード4nを複数個追加する。定電流源の
電流をInとすると、第n番目の変極点はIn=Imとな
る点である。従って、トランジスタQ1とカレントミラ
ーされたトランジスタQnの電流InがIn<Imになる
とInを越える電流分ISがトランジスタQ12からダイ
オード4nを介して供給される。この場合は、第nの電
流曲線nはI0=A(I9+I7+、・・・、IS+I8)とな
り、この電流に対応してさらにリニアリティのよい周波
数曲線が作られる。このようにして多くの周波数曲線を
つなぎ合わせていくと、電流Iが大きな場合、すなわ
ち、高周波の場合にもリニアリティのよい電流制御回路
部を制作することができる。
【0037】上述したように、周波数曲線の補正の目的
は図3周波数曲線(0−A’−X’)のような飽和した
周波数特性を、図3の周波数曲線(0−A’−B’−
C’)のようなカーブに補正し、周波数fが近似的に直
線になるようにすることにある。しかし、補正をかけす
ぎると、つまり電流I4に対する電流I5,I6のカレン
トミラーの比を大きくしすぎると、変曲点A’、B’で
周波数fのカーブが起きすぎて良くない。逆に、カレン
トミラーの比を小さくしすぎると、変曲点A’、B’で
周波数fのカーブの起き具合が足りないため、十分な補
正ができない。従って、補正の対象となる周波数fの特
性に合わせて変曲点を決定し、補正の程度を決定する。
さらに、定電流源とトランジスタの組み合わせの段数を
増やすと、精度の高い直線近似補正が可能となる。
は図3周波数曲線(0−A’−X’)のような飽和した
周波数特性を、図3の周波数曲線(0−A’−B’−
C’)のようなカーブに補正し、周波数fが近似的に直
線になるようにすることにある。しかし、補正をかけす
ぎると、つまり電流I4に対する電流I5,I6のカレン
トミラーの比を大きくしすぎると、変曲点A’、B’で
周波数fのカーブが起きすぎて良くない。逆に、カレン
トミラーの比を小さくしすぎると、変曲点A’、B’で
周波数fのカーブの起き具合が足りないため、十分な補
正ができない。従って、補正の対象となる周波数fの特
性に合わせて変曲点を決定し、補正の程度を決定する。
さらに、定電流源とトランジスタの組み合わせの段数を
増やすと、精度の高い直線近似補正が可能となる。
【0038】実施例2
図2は本発明の他の実施例によるCMOSリングオシレ
ータの電流制御回路部を示す図である。図2において
は、リングオシレータ・コア部への電流供給のためのカ
レントミラー回路をさらに一段追加した点が第1の実施
例と異なる。第2の実施例においては、電流I0をトラ
ンジスタQ15からQ17にカレントミラー比1でカレ
ントミラーし、トランジスタQ17から端子50を介し
て、およびトランジスタQ17を流れる電流と同じ電流
が流れるトランジスタQ16から端子40を介してリン
グオシレータ・コア部30に供給する。
ータの電流制御回路部を示す図である。図2において
は、リングオシレータ・コア部への電流供給のためのカ
レントミラー回路をさらに一段追加した点が第1の実施
例と異なる。第2の実施例においては、電流I0をトラ
ンジスタQ15からQ17にカレントミラー比1でカレ
ントミラーし、トランジスタQ17から端子50を介し
て、およびトランジスタQ17を流れる電流と同じ電流
が流れるトランジスタQ16から端子40を介してリン
グオシレータ・コア部30に供給する。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、従来、CMOSリン
グオシレータの電流制御回路部に入力する制御電流Iが
リニアである場合、発振周波数が高い周波数領域で周波
数が飽和(周波数ゲインが減少)していたが、本発明に
よれば、周波数特性を低域から高域に至る全域にわたり
リニアになるように近似補正できる効果がある。
グオシレータの電流制御回路部に入力する制御電流Iが
リニアである場合、発振周波数が高い周波数領域で周波
数が飽和(周波数ゲインが減少)していたが、本発明に
よれば、周波数特性を低域から高域に至る全域にわたり
リニアになるように近似補正できる効果がある。
【0040】さらに、本発明によれば、第2の回路中の
各第2の定電流源(22、23・・・)は順次大きくなる
異なる電流値(I2<I3・・・)に設定されるので、使用
周波数に応じて適切な第2の定電流源の各電流値を選択
することによって、周波数特性を低域から高域に至る全
域にわたりよりリニア特性の良い近似補正ができる効果
がある。
各第2の定電流源(22、23・・・)は順次大きくなる
異なる電流値(I2<I3・・・)に設定されるので、使用
周波数に応じて適切な第2の定電流源の各電流値を選択
することによって、周波数特性を低域から高域に至る全
域にわたりよりリニア特性の良い近似補正ができる効果
がある。
【0041】さらに、本発明によれば、第1のトランジ
スタと第2のトランジスタとのカレントミラー比は1ま
たは1以外の任意の値に設定できるので、使用周波数に
応じて適切な第2の定電流源の各電流値をより自由に選
択することができ、より良いリニア特性を有する近似補
正ができる効果がある。
スタと第2のトランジスタとのカレントミラー比は1ま
たは1以外の任意の値に設定できるので、使用周波数に
応じて適切な第2の定電流源の各電流値をより自由に選
択することができ、より良いリニア特性を有する近似補
正ができる効果がある。
【0042】さらに、本発明によれば、第1のトランジ
スタと第4のトランジスタとのカレントミラー比は1ま
たは1以外の任意の値に設定できるので、使用周波数に
応じて適切な第2の定電流源の電流値をより自由に選択
することができ、より良いリニア特性を有する近似補正
ができる効果がある。
スタと第4のトランジスタとのカレントミラー比は1ま
たは1以外の任意の値に設定できるので、使用周波数に
応じて適切な第2の定電流源の電流値をより自由に選択
することができ、より良いリニア特性を有する近似補正
ができる効果がある。
【図1】 本発明の一実施例によるCMOSリングオシ
レータの電流制御回路部を示す図である。
レータの電流制御回路部を示す図である。
【図2】 本発明の他の実施例によるCMOSリングオ
シレータの電流制御回路部を示す図である。
シレータの電流制御回路部を示す図である。
【図3】 本発明および従来のCMOSリングオシレー
タの周波数特性および電流特性を示す図である。
タの周波数特性および電流特性を示す図である。
【図4】 従来のリングオシレータのブロック図を示す
図である。
図である。
【図5】 従来のCMOSリングオシレータの電流制御
部の詳細回路を示す図である。
部の詳細回路を示す図である。
【図6】 従来のCMOSリングオシレータのリングオ
シレータ・コア部の詳細回路を示す図である。
シレータ・コア部の詳細回路を示す図である。
【図7】 従来のCMOSリングオシレータの発振原理
を説明する図である。
を説明する図である。
10 入力端子
20 電流制御回路部
21・・・2n 定電流源
30 リングオシレータ・コア部
31・・・3n 定電流源
40、50 電流制御回路部の出力端子
42・・・4n ダイオード
51・・・5n インバータ
60 リングオシレータ・コア部の出力端子
Q1・・・Qn、Q12・・・Q17 トランジスタ
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(56)参考文献 特開 平4−287511(JP,A)
特開 平7−74596(JP,A)
特開 平8−23266(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03K 3/00
H03L 7/00
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の電流源と第1のトランジスタが直
列に接続される第1の回路と、 第1の回路に並列に接続され、第2の定電流源と第2の
トランジスタが直列に接続され、その第2のトランジス
タは第1の回路の第1のトランジスタとカレントミラー
されるn個の第2の回路と、 第1の回路に並列に接続され、第3のトランジスタと第
4のトランジスタが直列に接続され、第4のトランジス
タは第1のトランジスタとカレントミラーされる第3の
回路と、 第1の回路に並列に接続され、第5のトランジスタと第
6のトランジスタが直列に接続され、第5のトランジス
タは第3のトランジスタとカレントミラーされる第4の
回路と、 前記第3のトランジスタと第4のトランジスタの接続点
からそれぞれn個の第2の定電流源と第2のトランジス
タとの接続点に電流を供給するように接続されるn個の
ダイオードと、 第1の定電流源と第1のトランジスタの接続点に接続さ
れる入力端子と、 第5のトランジスタと第6のトランジスタの各々に接続
され、リングオシレータ・コア部に電流を供給する出力
端子と、から構成されることを特徴とするリングオシレ
ータの電流制御回路。 - 【請求項2】 第1の電流源と第1のトランジスタが直
列に接続される第1の回路と、 第1の回路に並列に接続され、第2の定電流源と第2の
トランジスタが直列に接続され、その第2のトランジス
タは第1の回路の第1のトランジスタとカレントミラー
されるn個の第2の回路と、 第1の回路に並列に接続され、第3のトランジスタと第
4のトランジスタが直列に接続され、第4のトランジス
タは第1のトランジスタとカレントミラーされる第3の
回路と、 第1の回路に並列に接続され、第5のトランジスタと第
6のトランジスタが直列に接続され、第5のトランジス
タは第3のトランジスタとカレントミラーされる第4の
回路と、 第1の回路に並列に接続され、第7のトランジスタと第
8のトランジスタが直列に接続され、第8のトランジス
タは第6のトランジスタとカレントミラーされる第5の
回路と、 前記第3のトランジスタと第4のトランジスタの接続点
からそれぞれn個の第2の定電流源と第2のトランジス
タとの接続点に電流を供給するように接続されるn個の
ダイオードと、 第1の定電流源と第1のトランジスタの接続点に接続さ
れる入力端子と、 第7のトランジスタと第8のトランジスタの各々に接続
され、リングオシレータ・コア部に電流を供給する出力
端子と、から構成されることを特徴とするリングオシレ
ータの電流制御回路。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のリングオシレー
タの電流制御回路において、 第2の回路中の各第2の定電流源は順次大きくなる異な
る電流値に設定されることを特徴とするリングオシレー
タの電流制御回路。 - 【請求項4】 請求項1または2記載のリングオシレー
タの電流制御回路において、 第1のトランジスタと第2のトランジスタとのカレント
ミラー比は1または1以外の任意の値に設定されること
を特徴とするリングオシレータの電流制御回路。 - 【請求項5】 請求項1または2記載のリングオシレー
タの電流制御回路において、 第1のトランジスタと第4のトランジスタとのカレント
ミラー比は1または1以外の任意の値に設定されること
を特徴とするリングオシレータの電流制御回路。 - 【請求項6】 請求項2記載のリングオシレータの電流
制御回路において、第6のトランジスタと第8のトラン
ジスタとのカレントミラー比は1に設定されることを特
徴とするリングオシレータの電流制御回路。
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