JP3412136B2 - 幅出し機 - Google Patents

幅出し機

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JP3412136B2
JP3412136B2 JP20204193A JP20204193A JP3412136B2 JP 3412136 B2 JP3412136 B2 JP 3412136B2 JP 20204193 A JP20204193 A JP 20204193A JP 20204193 A JP20204193 A JP 20204193A JP 3412136 B2 JP3412136 B2 JP 3412136B2
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ビー ダンカン ジェフリー
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C3/00Stretching, tentering or spreading textile fabrics; Producing elasticity in textile fabrics
    • D06C3/02Stretching, tentering or spreading textile fabrics; Producing elasticity in textile fabrics by endless chain or like apparatus

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセス・オーブンの
ような処理領域を通して、織布、編布(ウエブ)あるい
はフィルムを搬送する過程で、これを横方向に引張ある
いは拡張するために、あるいは、これが横方向に収縮す
るのを阻止するために、用いられる幅出し機に関し、特
に、幅出しプロセスの間に、その長手方向の歪みを減少
あるいは除去する手段を具備した幅出し機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】当該技術分野で良く知られる幅出し機
は、通常、織布、編布あるいはフィルムの両側を掴むピ
ン・プレートあるいはクランプを具備し、これによっ
て、織布、編布あるいはフィルムを、その幅方向、すな
わち、横方向に伸長し、あるいは、そのような方向に対
する収縮を阻止している。
【0003】上記ピン・プレートあるいはクランプは、
上記織布などを、引張あるいは拡張領域を通して搬送す
る場合、上記織布などの両側縁を掴んだ状態で、分離ト
ラックに沿って搬送される。この幅出し領域の前後で、
上記織布などの両側縁の上記ピン・プレートあるいはク
ランプは、平行な方向に進行される。別に、上記ピン・
プレートあるいはクランプは、平行なトラックに沿って
搬送されて、上記処理領域で収縮が起こるのを阻止する
こともある。
【0004】上記ピン・プレートあるいはクランプは、
互いに隣接し、対面する1対の無端ループ経路に沿って
駆動される。従来の幅出し機では、上記ピン・プレート
あるいはクランプが、通常、これらが追従する無端ルー
プ経路としての駆動チエンに固定的に取付けられてい
る。
【0005】そして、上記幅出し領域は、上記ピン・プ
レートあるいはクランプが搬送される1対の無端ループ
経路の間にあり、当初、上記無端ループ経路上の上記ピ
ン・プレートあるいはクランプは、幅出しされる織布な
どの両側縁を掴み、互いに平行な方向に搬送される。上
記幅出し領域では、上記ピン・プレートあるいはクラン
プは、そこを通して上記織布などを長手方向に搬送する
間、幅方向に上記織布を引張る分離経路に沿って進行さ
れ、あるいは、単に、収縮を防止するため、平行な方向
の移動を維持する。そして、最終的には、幅出し領域か
ら出る際、上記ピン・プレートあるいはクランプは、も
し、上述のように分離されているなら、上記織布などが
去る前まで、再び、互いに平行な方向に搬送される。
【0006】もし、上記織布、編布あるいはフィルム
が、幅出しの間、その動きと平行な方向に拡張するな
ら、従来の幅出し機での隣接ピン・プレートあるいはク
ランプが駆動チェンに固定的に取付けられている場合、
そのピン・プレートあるいはクランプ間の所定スペース
は、織布などの歪みを許してしまうであろう。
【0007】或る製造業者は、スロット孔に駆動ピンを
用いている駆動チェンに、上記ピン・プレートあるいは
クランプを取付けることで、上記欠点を解決することを
試みているが、上記スロットの長さによって、上記織布
などの拡張が制限されてしまう。加えて、上記駆動ピン
が上記スロットの端を去る時、上記織布などの駆動力が
無駄になる。
【0008】他の製造業者は、上記駆動力を維持するた
めに、上記駆動スロットにスプリングを加えているが、
このような処置は、通常よりも更に、織布などの拡張を
制限してしまう。
【0009】
【発明の目的】本発明は、上記従来の欠点を改善するた
めになされたもので、ピン・プレートあるいはクランプ
がチエンで駆動される場合に、駆動力の損失なく、しか
も、十分に配慮された織布などの拡張がなされるように
した手段を具備する幅出し機を提供しようとするもので
ある。加えて、本発明の上記手段は、変形や作用のロス
なしに、全体のラインの動作の方向を反転させることが
できる。
【0010】要するに、本発明は、幅出しされる織布、
編布あるいはフィルムに対しての十分に配慮された拡張
をなすために、ピン・プレートあるいはクランプを駆動
する手段を、幅出し機に装備している。
【0011】この概要を述べれば、本発明の幅出し機
は、処理領域を通して、織布、編布あるいはフィルムを
搬送する際に、幅方向、即ち、横方向にそれを引張する
か、あるいは、その方向に対して収縮するのを防止する
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
幅出しされる織布、編布、あるいは、フィルムが搬送さ
れる時、上記織布、編布、あるいは、フィルムを間にし
て、互いに対向し、且つ、隣接している無端の閉鎖ルー
プで構成される第1および第2の搬送トラックを具備し
ている。上記搬送トラックは、その各トラックの対向、
対面する部分から離れる予定された長さの領域を持って
おり、あるいは、上記対面部分がそれらの全体の長さに
ついて、相互に平行になっているとよい。また、上記第
1および第2の搬送トラックは、その閉鎖ループに沿っ
て延びるガイド手段を具備している。
【0013】上記幅出し機は、また、第1および第2
の、多数の織布縁ホルダーを具備している。上記織布縁
ホルダーの各々は、縁保持手段、上記第1あるいは第2
の搬送トラック上の上記ガイド手段に取付ける手段、お
よび、上記第1あるいは第2の搬送トラックに沿って駆
動される手段を具備している。そして、それぞれ、第1
および第2の、多数の織布縁ホルダーは、第1および第
2の搬送トラックに配置されている。上記織布縁ホルダ
ーは、その各搬送トラックに沿って摺動自在に向けられ
ている。上記取付け手段は、上記ガイド手段に適合し、
また、これに協働して、上記織布縁ホルダーをその各搬
送トラックに沿って誘導する。
【0014】上記幅出し機は、更に、第1および第2の
駆動手段を具備する。上記第1および第2の駆動手段
は、それぞれ、第1および第2の搬送トラックに連係さ
れている。各駆動手段は、共通の速度で、それらに対応
する搬送トラックに沿って上記第1および第2の、多数
の織布縁ホルダーを駆動するように操作できる。
【0015】上記第1および第2の駆動手段は、各々、
それらに対応する搬送トラックに沿って、第1および第
2の、多数の織布縁ホルダーの個々を駆動するために、
予定長さ毎に、そこから一端点に延びる多数の細長い弾
性スプリング状部材を具備している。上記弾性スプリン
グ状部材は、上記織布縁ホルダーには固定的に接続され
ていないが、その上で駆動される手段に作用する。上記
第1および第2の駆動手段から延出することによって、
上記弾性スプリング状手段は、上記第1および第2の駆
動手段が働く際、対応する搬送トラックに沿って、上記
第1および第2の織布縁ホルダーを個々に駆動する。
【0016】なお、本発明は、以下に示す図面を参照し
た好ましい実施例によって、更に詳細に、明らかに記述
されるであろう。
【0017】
【実施例】図面を参照するに、図1は、本発明に係る順
応駆動リンクを含む幅出し機の概略平面図である。上記
幅出し機10は、第1幅出し手段12および第2幅出し
手段14を具備している。織布20は、図面の矢印方向
に、あるいは、図1の左から右に、上記第1幅出し手段
12および第2幅出し手段14の間のスペースを通し
て、上記幅出し機10によって搬送される。そのような
搬送の間に、上記織布20は、幅方向に、即ち、上記幅
出し機を介して搬送される方向を横切る方向に伸長され
る。
【0018】上記第1および第2の幅出し手段12およ
び14は、各々、図1には示されていないが、無端の搬
送トラックを具備しており、それに沿って、多数の織布
縁ホルダーが搬送されるようになっている。上記織布縁
ホルダーは、織布20の両側縁を掴んで、上記第1およ
び第2の幅出し手段12および14の間のスペースを通
して、幅出しされる上記織布20を搬送する。更に、上
記織布縁ホルダーは、本発明の上記順応駆動リンクを含
む無端駆動チェンによって、上記無端搬送トラックに沿
って駆動され、上記リンクはそこから延出し、また、上
記織布縁ホルダーに取付られている。なお、上記無端駆
動チェンは、第1および第2の幅出し手段12および1
4の無端搬送トラック内の無端ループの形にしてもよ
い。
【0019】図1に示す幅出し機10では、上記第1お
よび第2の幅出し手段が、各々、3個の対応領域を具備
している。第1の、入口領域22では、上記第1および
第2の幅出し手段12および14は、互いに離反され
る。上記織布20が上記入口領域でピックアップされる
と、この離反は、幅方向に上記織布20を引張り、ある
いは、上記第1および第2の幅出し手段12および14
の間で、上記織布20をピンと張った状態に維持するの
に、十分な張力の下で、単に上記織布20を配置する。
【0020】上記入口領域22を通して搬送された上記
織布20は、上記処理領域24に入る。図1に示すよう
に、第1および第2の幅出し手段12および14は、上
記処理領域24で、互いに平行であり、また、上記領域
で、そこに適用された加熱あるいは他の処理の間、上記
織布20が幅方向に収縮するのを防止する。
【0021】最終的に、幾つかの方法で処理された後、
上記織布20は、出口領域26に入る。図1に示すよう
に、上記第1および第2幅出し手段12および14は、
上記出口領域26において互いの方向に集められる。こ
の集中は、その出口領域26の終りで、上記幅出し機1
0から容易に取り除くことができるようにするため、上
記織布20を横切る幅方向の張力を減少させる。
【0022】図2は、本発明の幅出し機の一部を拡大
し、詳細に示す平面図であり、そこには、順応駆動リン
ク52の1個がある。特に、それは、第1の幅出し手段
12の部分を示している。搬送トラック30の部分およ
び駆動チェン50の部分は、幾つかのチェン・リンク7
0を具備した状態で示されている。上記多数のチェン・
リンク70から延びる順応駆動リンク52は、織布縁ホ
ルダー32から上方に延びる突出部材72の方向に延出
している。
【0023】上記織布縁ホルダー32は、実質的に平板
であるように、図2には描かれている。上述の文節で暗
示しているように、突出部材72は、各織布縁ホルダー
32の頂面にあり、その織布縁ホルダーの底面には、そ
こから無端ガイド・スロット34内に突出する2つのカ
ム・フォロー74があり、これによって、上記織布縁ホ
ルダー32が搬送トラック30に沿って案内されるので
ある。
【0024】図2に示すように、各織布縁ホルダー32
は、上記順応駆動リンク52によって、上記駆動チェン
50の動作の方向に駆動される。上記駆動チェン50
は、矢印で示すように、図2の左から右へ動き、そし
て、順応駆動リンク52は、織布縁ホルダー32にそれ
らを接触した状態で、左から右へ織布20を動かす。こ
の順応駆動リンク機構がない場合、ガイド・スロット3
4に沿っての摩擦引きずりが、幅出しされている上記織
布20の縁近くで歪みをもたらすであろう。上記順応駆
動リンク52は、リーフ・スプリングで設計され、上記
ガイド・スロット34における摩擦に打ち勝つように、
各織布縁ホルダー32に十分な力を与える。必要が生じ
れば、上記駆動チェン50および織布20は、何れの方
向にも駆動されることが実際に観察されるであろう。逆
に動く場合、上記順応駆動リンク52は、ライン上で、
次の織布縁ホルダー32の頂面で、上記突出部材72に
接合する。
【0025】上記織布20が幅出しの間、長手方向に引
張される時、あるいは、その場合、隣接する織布縁ホル
ダー32の間の離反は、この発明の設計で、増大させる
ことができる。これは、従来の幅出し機を用いる際に、
通常、観察される織布の歪あるいは歪曲を除く。上記順
応駆動リンク52は、織布縁ホルダー32の間隔増加を
許容し、また、そのスプリング定数を替えることで、そ
の力を選択することができる。
【0026】上記幅出しされた織布20での、長手方向
の引張り量が配慮されている場合、本発明では、上記織
布縁ホルダー32が、その順応駆動リンク52を乗り越
え、ライン上の次の順応駆動リンクによってピックアッ
プされるのを可能とする。
【0027】これは、図2に示すように、織布縁ホルダ
ー76において、その順応駆動リンク52が右方向に向
けられ、上記織布縁ホルダー76間で離反することで、
突出部材76上を摺動し得るからである。然しながら、
これが起これば、織布縁ホルダー76はライン上で次の
順応駆動リンク52によって継続的に駆動される。
【0028】要するに、幅出しされた織布20の拡張に
応じて、隣接織布縁ホルダー32の間隔が変更されるに
は、ガイド・スロット30での静摩擦以上の力が働かな
ければならない。上記順応駆動リンクがない状態では、
十分な力が存在すると、織布縁ホルダー32の間隔は、
織布20での張力によって、それが休止するまで、突発
的に、また、引きつるまで増大する。これは、高度に不
安定な仕方で、上記織布30が幅出しされるという結果
を招く。本発明の順応駆動リンク52は、設計範囲を越
えて、織布の円滑な拡張を可能とし、一方、何れの方向
にも作用する可能性を保持し、システムのジャムから回
復し、耐えることができる。それは、更に、低コストで
の組立、保守を維持する簡素な設計を提供する。
【0029】上記順応駆動リンク52は、搬送トラック
30に関連する上記駆動チェン50の動きによって織布
が幅出しする間、その力を変更あるいは調節されるよう
にしてもよい。特に、上記駆動チェン50が上記搬送ト
ラック30から離反される距離を変えることで、上記織
布縁ホルダー32の突出部材72に対する、上記順応駆
動リンク52による挺子作用が変えられる。その離反が
より小さければ、上記挺子作用はより大きくなる。
【0030】この離反を変える手段は、図5に概略的に
示されており、そこには、無端ガイド・スロット34を
持った搬送トラック30の部分が図解されている。各々
が突出部材72を有する幾つかの織布縁ホルダー32
が、上記搬送トラック30に配置されている。
【0031】簡素化および明確化する目的で、図5に
は、チェン・リンク70および順応駆動リンク52が示
されていない。上記駆動チェンは、然しながら、駆動ス
プロケット102および遊動スプロケット104の周り
に配置され、それらの間に延びており、上記駆動スプロ
ケットは、動作状態に上記駆動チェン50をセットする
ように、積極的に駆動される。上記駆動チェンの個所
は、実質的に、搬送トラック30に平行に延設されてい
る。
【0032】上記搬送トラック30に最も接近した上記
駆動チェン50の個所には、上記駆動チェン50が通過
するのを強制する縦溝を持ったチェン・ポジショナー1
06が配置され、また、上記搬送トラック30と実質的
に平行になっている。上記チエン・ポジショナー106
は、上記搬送トラック30に対して移動可能で、上記搬
送トラックからそれを離反する距離が、変更できるよう
にしている。上記チェン・ポジショナー106の溝10
8を介して走行するのを強制されている上記駆動チェン
50自体は、ここに示す方法で、上記搬送トラック30
に向けて、あるいは、そこから離れるように動作され、
必要なら、そこから延びる順応駆動リンク52の有効長
さを変えるようになっている。因に、上記有効長さは、
上記駆動チェン50から、織布縁ホルダー32の突出部
材72に接する点までの、順応駆動リンクに沿った長さ
である。可動テンショナー・スプロケット110が上記
駆動チェン50の緩みを除くために用いられてもよく、
また、上記チェン・ポジショナーは、所望の位置に配置
され、取り付けられる。
【0033】図5の矢印によって示されるように、一体
構造のチェン・ポジショナー106は、固定位置にロッ
クされ得る2つの端部112を具有している。その結
果、2つの上記端部112は、上記搬送トラック30の
方向に、あるいは、そこから離れる方向に、別々に動作
され、これによって、上記チェン・ポジショナー106
は、比較的大きなあるいは小さな離反量で、上記搬送ト
ラックに対して僅かな角度で、あるいは、平行に配置さ
れる。この方法で、所要の織布縁ホルダー32での上記
順応駆動リンク52の力は、徐々に増加あるいは減少
し、幅出しが上記幅出し機10で進行する時、比較的大
きなあるいは小さな値に留まる。
【0034】チェン・ポジショナー106および搬送ト
ラック30の領域の詳細は、図6に示されている。上記
チェン・ポジショナー106および搬送トラック30の
間隔”A”は上記チェン・ポジショナー106の動きに
よって変えられる。前のように、織布縁ホルダー32
は、上記搬送トラック上で搬送され、そして、それらの
下側にあるカム・フォロー74の手段によって、その周
りにガイドされる。上記カム・フォロー74は、全搬送
トラック30に沿って延設される無端ガイド・スロット
34内に挿入され、そこに留まる。
【0035】突出部材72は各織布縁ホルダー32から
上方に延びている。上記駆動チェン50に取り付けら
れ、また、そこから延びている順応駆動リンク52は、
突出部材72にそれらを接触した状態で、上記織布縁ホ
ルダー32を駆動する。上記チェン・ポジショナー10
6が上記搬送トラック30に接近すると、上記順応駆動
リンク52の有効長さ”A”(駆動チェン50から突出
部材72の接触点までの長さ)が小さくなり、上記順応
駆動リンク52から得られる挺子作用量が増大する。
【0036】上記順応駆動リンク52は、上記駆動チエ
ン50の各リンクを具備するとともにその各ローラ11
6を次のリンクに接続する上記リンク・プレートに、取
り付けられている。
【0037】図7は図6の7−7線に沿う断面を示し、
上記チエン・ポジショナー106の詳細を示している。
上記チェン・ポジショナー106はベース118および
2つのガイド棒120を具備している。上記駆動チェン
50のローラ116は、上記ガイド棒120によって垂
直に保持され、また、上記順応駆動リンク52のトルク
によってその順応方向からねじられない。更に、上記ロ
ーラ116は低い摩擦を維持する上記チェン・ポジショ
ナー106のガイド棒120の間で転動する。上記搬送
トラック30に関連する上記チェン・ポジショナー10
6の動きによって、上記順応駆動リンク52の有効長さ
は変えられる。この有効長さは、上記リンク・プレート
114から、上記織布縁ホルダー上の突出部材72に接
触する上記順応駆動リンク52上の接触点までの測定値
である。上記有効長さが短ければ、上記順応駆動リンク
52から得られる挺子作用は大きく、また、その逆も成
り立つ。
【0038】上記チェン・ポジショナー106は、織布
などが処理されている際、その変更状態に応じて、上記
駆動チェン50および上記搬送トラック30を離反する
距離を個々に変えることができる。例えば、上記距離を
減少すると、本発明のような織布幅出しを含む幅出し機
の機能を損なうことなく、処理がなされる間、発生する
織布の歪、歪曲を矯正するための駆動力が増大される。
上記チェン・ポジショナー106を動作する手段には、
リード・スクリュー、偏心器、セッサーのようなものが
用いられてもよい。全体として、上記織布縁ホルダー3
2およびそれらの搬送トラック30、および、駆動スプ
ロケット102、遊動スプロケットおよびテンション・
スプロケット110を有する駆動チェン50は、共通の
取付プレートに取り付けられる。上記チェン・ポジショ
ナー106は、この共通の取付プレートに関して動作さ
れ、上記駆動チェン50と搬送トラック30との間の間
隔を変える。
【0039】従来の縁ホルダーは、図3の(A)、
(B)および4に示すように、本発明の織布縁ホルダー
32に採用しても良い。図3の(A)および(B)に
は、従来において、通常、用いられる種々のピン・プレ
ートが示されている。このピン・プレート80は、本発
明の織布縁ホルダー32の一部を形成することができ
る。
【0040】図3の(A)は、このようなピン・プレー
ト80の平面を示している。上記ピン・プレート80の
縁に沿って、織布、編布あるいはフィルムを幅出しする
方向に傾けた多数のピン82が配置されている。上記ピ
ン82は、上記ピン・プレート80の縁に沿って、一列
あるいはそれ以上の列で、形成されるとよい。図3の
(B)は、上記ピン・プレート80の側面を示し、上記
ピン82の縦方向の傾きを明らかにしている。
【0041】図4は、上記ピン・プレート80の代り
に、上記織布縁ホルダー32に用いられるクランプ90
を側面から示している。上記クランプは、支持プレート
92およびその上に突出するアーム94を具備してい
る。上記アーム94には、シャフト98の中間で、加圧
ベーン96が枢支されている。織布20は上記支持プレ
ート92と加圧部材100との間でクランプされてい
る。織布20を横切る張力は取り付けられたクランプ9
0を保持するように働く。本発明の部分ではないが、適
当な手段がクランプ90に作用し、それぞれ、引張作用
の前後で、織布20を掴み、あるいは解除する。
【0042】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、当該技術分野における者によって可能な
装置の変形をも、本発明の技術範囲に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の順応駆動リンクを具備する幅出し機の
概略平面図である。
【図2】上記順応駆動リンクを、上記幅出し機の部分と
して、拡大して詳細に示す平面図である。
【図3】(A)および(B)は、上記幅出し機の織布縁
ホルダー上の縁保持手段として用いられるピン・プレー
トの平面図、および、側面図である。
【図4】上記縁保持手段として用いられるクランプの側
面図である。
【図5】本発明の幅出し機に装備されるチエン・ポジシ
ョナーの概略図である。
【図6】図5に示すチエン・ポジショナーを有する幅出
し機の部分を拡大して詳細に示した平面図である。
【図7】図6のライン7−7によって示される、上記搬
送トラックおよびチェン・ホジショナーの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 幅出し機 20 織布(編布、フィルム) 24 処理領域 30 搬送トラック 32 織布縁ホルダー 34 ガイド・スロット 50 駆動チェン 52 順応駆動リンク 70 チェン・リンク 72 突出部材 74 カム・フォロー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルジャンドロ ゲヴァラ アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12065、クリフトン パーク、ポンデロ ーサ ドライブ 22 (56)参考文献 特開 平4−12956(JP,A) 特開 昭63−196442(JP,A) 米国特許4862564(US,A) 米国特許4918796(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 23/028 D06C 3/02

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布、編布、あるいは、フィルムを、処
    理領域を通して搬送するようにした幅出し機において、 搬送される上記織布、編布、あるいは、フィルムを間に
    して、互いに対向し、且つ、隣接している無端の閉鎖ル
    ープで構成されると共に、その閉鎖ループに沿って延び
    るガイド手段を具備する第1および第2の搬送トラック
    と;各々が縁保持手段、第1あるいは第2の搬送トラッ
    クのガイド手段に取付ける手段、および、第1あるいは
    第2の搬送トラックに沿って駆動される手段を有し、そ
    の対応する搬送トラックに摺動自在に向けられ、また、
    上記ガイド手段に取付けられる手段が上記ガイド手段と
    協働して、それら搬送トラックに沿って各々を誘導する
    ように、第1および第2の搬送トラックに対応している
    第1および第2の、多数の織布縁ホルダーと;第1およ
    び第2の搬送トラックに連係され、上記第1および第2
    の、多数の織布縁ホルダーを、上記第1および第2の搬
    送トラックに、実質的に共通の速度で、それぞれ、完全
    に誘導すると共に、各々、端縁に向けて予定された長さ
    で、上記織布縁ホルダーの方向に延びる多数の弾性スプ
    リング状部材を有し、これが、上記第1および第2の、
    多数の織布縁ホルダーの各個を、それらに対応する搬送
    トラックに沿って完全に駆動し、その弾性スプリング駆
    動手段が、上記予定長さにて上記搬送ホルダーで駆動さ
    れる手段に、それに対しては接続・固定されてはいない
    が、作用することにより、操作時において、上記織布縁
    ホルダーを、その対応する搬送トラックに完全に、摺動
    自在に誘導して、変更されるべき第1および第2の、多
    数の織布縁ホルダーの隣接ホルダー間で分離させるよう
    にした第1および第2の駆動手段と;を具備した幅出し
    機。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の搬送トラックにお
    ける上記ガイド手段は、無端ガイド・スロットで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の幅出し機。
  3. 【請求項3】 上記織布縁ホルダーの各々は、底面およ
    び頂面を有する実質的な平板で構成され、第1および第
    2の搬送トラックの上記ガイド手段に取付ける手段が、
    上記底面にあり、また、上記第1および第2の搬送トラ
    ックで駆動される手段が上記頂面にあることを特徴とす
    る請求項1に記載の幅出し機。
  4. 【請求項4】 上記底面上の、上記ガイド手段に取付け
    る手段が、第1および第2のカムフォローであることを
    特徴とする請求項3に記載の幅出し機。
  5. 【請求項5】 上記頂面上の、駆動される手段が、そこ
    から実質的に直交する方向に延びている突出部材で構成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の幅出し
    機。
  6. 【請求項6】 織布縁ホルダーにおける上記縁保持機構
    が、ピン−プレートで構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の幅出し機。
  7. 【請求項7】 織布縁ホルダーにおける上記縁保持機構
    が、クランプで構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の幅出し機。
  8. 【請求項8】 上記第1および第2の駆動手段は、第1
    および第2の駆動チェンで構成され、それぞれ、第1お
    よび第2の搬送トラック内で、無端ループをなすととも
    に、各チェンは、各別に、複数のチェン・リンクで構成
    され、その各チェンの内から選択されたチェン・リンク
    が上記弾性スプリング状部材を個々に持ち、これによっ
    て、それら搬送トラックに沿って、第1および第2の、
    多数の織布縁ホルダーの各個を駆動するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の幅出し機。
  9. 【請求項9】 上記弾性スプリング状部材は、上記選択
    されたチェン・リンクから、上記織布縁ホルダー上の、
    駆動される手段に対して、外側に向け突出する順応駆動
    リンクであり、これが延長され、それらの各チェン・リ
    ンクに取付けられた点からそれらの端まで予定長さを具
    備しており、上記予定長さの所要点で上記織布縁ホルダ
    ー上の、駆動される手段に作用することを特徴とする請
    求項8に記載の幅出し機。
  10. 【請求項10】 上記第1および第2の搬送トラック
    は、予め選ばれた調節可能な量で、上記第1および第2
    の駆動手段の各々から分離されており、更に、機械が駆
    動されている間、上記予め選ばれた量を調節する手段を
    含み、これによって、上記弾性スプリング状部材が上記
    予定長さに沿って1以上の中間点で、上記織布縁ホルダ
    ー上で駆動される手段に作用し、上記駆動される手段に
    対して、上記弾性スプリング状部材によって派生した挺
    子作用を変更させることを特徴とする請求項1に記載の
    幅出し機。
  11. 【請求項11】 上記第1および第2の搬送トラック
    は、予め選ばれた調節可能な量で、上記第1および第2
    の駆動手段の各々から分離されており、更に、第1およ
    び第2のチエン・ポジショナーを具備し、これらが上記
    第1および第2の搬送トラックの各個所に隣接してお
    り、上記ポジショナーがその各ガイドチェンをガイドす
    るために、間に溝条を形成した1対のガイド棒を有し、
    上記第1および第2の搬送トラックの各個に対して移動
    可能で、且つ、機械が駆動されている間、そこに対して
    可変な位置で固定でき、これによって、上記弾性スプリ
    ング状部材が上記予定長さに沿って1以上の中間点で、
    上記織布縁ホルダー上で駆動される手段に作用し、上記
    駆動される手段に対して、上記弾性スプリング状部材に
    よって派生した挺子作用を変更させることを特徴とする
    請求項8に記載の幅出し機。
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