JP3411909B2 - 同期通信ネットワークのためのスレーブ・クロック発生システム及び方法 - Google Patents

同期通信ネットワークのためのスレーブ・クロック発生システム及び方法

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JP3411909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期通信ネットワ
ークの分野に関し、更に詳しくは、そのようなネットワ
ークにおいて用いるための基準クロック源に同期化され
るスレーブ・クロックの発生に関する。
【0002】
【従来の技術】大型の通信ネットワークは、スイッチン
グ・エンジンと伝送線とで構成されている。デジタル・
ネットワークは、その信号が元はアナログ又はデジタル
のいずれかでもありうるサービスをサポートし、その際
に、アナログ信号は、一連のデジタル・ワードとして表
されることによって、デジタル・ネットワークを介して
運ばれる。
【0003】デジタル通信ネットワークには、2つの主
なタイプが存在する。すなわち、回路スイッチング型
(circuit-switched)とパケット・スイッチング型(pa
cket-switched)とである。回路スイッチング型のネッ
トワークは、音声などのリアルタイム・サービスに発展
し、他方で、パケット・スイッチング型のネットワーク
は、データ指向(data-oriented)のサービスに発展し
ている。最近まで、回路スイッチング型のアーキテクチ
ャとパケット・スイッチング型のアーキテクチャとに対
しては、別々のネットワークが必要であり、これらを構
築するのに用いられる構成要素には大きな違いが見られ
た。このような分離状態は、装置コスト、維持費用、ネ
ットワークの運営などにおいて、割高である。両方のタ
イプのアーキテクチャが同じネットワーク上に共存でき
れば効率的であることはしばらく前から認識されていた
が、多くのハードルがまず克服されなければならない。
【0004】長年にわたって、音声トラフィックが支配
的である状態が続いたことにより、回路スイッチング型
ネットワークは、パケット・スイッチング型ネットワー
クを変形させてしまった。非音声サービスが急速に成長
しているにもかかわらず、共通のネットワークを作成し
ようとする時には、回路スイッチング型ネットワークの
サイズを考えなければならない。既に設置されている回
路スイッチング型機器が大量であるために、これらのネ
ットワークを音声及びデータ・トラフィックの両方のた
めのものとして用いることが望ましい。しかし、回路ス
イッチング型ネットワークを構築する際には、比較的高
いエラー・レートが不可避的であり、これは、パケット
・ベースの通信を求めるには不適切である。
【0005】音声又はデータ・トラフィックが崩壊する
態様としては、僅かに異なるレートで連続的にスイッチ
ング動作がなされることによってサンプルが失われる場
合がある。第1のスイッチを介しての伝送レートは、こ
の第1のスイッチに与えられるスイッチング・クロック
の速度によって決定される。同様に、第2のスイッチに
おけるの入力における信号の消費レートは、第2のスイ
ッチに与えられるスイッチング・クロックの測度によっ
て決まる。消費のレートが到着のレートと一致するとき
には、スイッチはエラーなしで動作する。しかし、消費
レートが到着レートと異なるときには、スイッチはエラ
ーを発生し、その効果が累積されたものがネットワーク
を通じて信号のように伝搬してしまう。スイッチの入力
にバッファを配置して、伝送レートの差に対応すること
もできるが、そうすると、遅延が生じてしまい、これも
また、受信された信号の質に対して悪影響を与える。
【0006】このような困難のために、パケットを運ぶ
回路スイッチング型ネットワークを用いることが困難と
なる。誤差(エラー)を含むパケットを再送する必要性
のために、パケット・スイッチング型ネットワークのス
ループットは、たとえ小さな誤差があるときであって
も、著しく低下する。デジタル信号をスイッチを介して
良好に伝送することは、個々のスイッチ・クロックが動
作する相対的な精度に依存する。スイッチにおけるエラ
ー・レートを低下させるためには、スイッチを同じレー
トで動作させることが必要である。現在の通信ネットワ
ークは、典型的には、階層的なクロック配分構造を有す
ることによって、共通のクロックをすべてのスイッチに
配分するのが典型的である。スイッチは、必要であれ
ば、より高いレベルのスイッチから又はピア・レベル
(同等のレベル)からのクロックに同期させることがで
きる。クロックが再発生される度に、新たなクロック
は、それが導かれたクロック(=「マスタ」クロック)
の「スレーブ」と称される。
【0007】クロック配分ネットワークは、故障しがち
であるが、そのような故障時でもネットワークの動作を
維持することが基本的な要求である。このために、配分
ネットワークは、ある程度の弾力性及び自己治癒能力を
有している。大型の同期通信ネットワークを規制する多
くの標準には、3つの動作モードがある。すなわち、ロ
ックされたモード、ホールドオーバ・モード及び自由動
作モードである。これらのモードは、配分ネットワーク
の要素の動作における3つの段階を反映している。パワ
ーアップ時には、クロック発生ハードウェアは、「自由
動作モード」に入る。このモードでは、ローカルなスレ
ーブ・クロックが安定であり、ノミナルなネットワーク
・レートに近接していることが意図されているが、同期
していることは必要ない。自由動作モードは、通常は、
より高いレベル又はピア・レベルの要素からよい同期ソ
ースが検出されるまで、維持される。よい同期ソースが
検出されると、ロックされたモード(ロック・モード)
が用いられ、その時点では、ローカルなスレーブ・クロ
ックは入来クロックと同期化される。同期ソースが故障
すると、クロック発生器は、「ホールドオーバ・モー
ド」に入る。このモードでは、ローカルなスレーブ・ク
ロックは、入来クロックの最後に知られている良い値に
可能な限り近くなるように発生される。これには、入来
クロックの振る舞いの記憶されている履歴が必要とな
る。クロック発生は、良い同期ソースが検出されると、
ロック・モードに戻る。
【0008】このように、スレーブ・クロック発生器
は、クロック配分(分配、分散)ネットワークにおける
装置の重要な項目である。このシステムは、同期ソース
の存在及び不在を命令しなければならず、存在するとき
には、最良のソースと同期しているか、存在しないとき
には、それに対する非常によい近似値を与えるスレーブ
・クロックを発生する。伝統的には、様々な通信ネット
ワーク標準(主なものは、ITU−T G.783、
G.811−813、ベルコア GR−253−COR
E、ETSI 300462(パート1から6))によ
って課せられる性能上の要件は、電圧制御発振器(VC
O)を用いて達成されてきた。VCOは、ソフトウェア
において実現されマイクロプロセッサ上で動作する制御
アルゴリズムによって制御される。これは、多数のセン
サ(例えば、温度及び電圧)と位相コンパレータとから
入力を受け取り、VCOに選択されたマスタ基準ソース
を模倣させる制御電圧を発生して、スレーブ・クロック
を発生している。
【0009】しかし、スレーブ・クロック発生にVCO
を用いることには複数の短所が存在する。原理的には、
VCOベースのシステムは、1つの半導体基板上に集積
化する事ができるが、共通点のない構成要素を用いるの
で、これは容易ではない。埋め込まれたマイクロプロセ
ッサ、命令及びデータ・メモリ、それ以外のデジタル機
能を達成する要素の動作は、コンパレータやVCOなど
の感度のよいアナログ構成要素の動作とは両立しない。
更に、デジタル要素から発生する電気的なノイズが、ア
ナログ要素の動作を劣化させる場合がある。特に、VC
Oの制御入力に生じるノイズは、出力周波数を変動させ
てしまう。これは、ジッタとして知られている。このよ
うな応用例での最大のジッタ仕様は、厳しいのが典型的
であり、つまり、非常に低レベルのノイズだけが許され
る。ノイズの制御は、デジタル要素がアナログ要素と近
接して設置されている場合には、困難であるが、そのよ
うな構成は、完全な一体化を実現するのに必要なのであ
る。
【0010】ノイズの問題は、また、離散的なVCOの
実現例でも存在するが、回路ボードのレイアウトにおい
て予めの注意することによって、設計を可能にしてい
る。しかし、そのような予めの注意は、スレーブ・クロ
ック発生器の設計者が制御できないことが多い様々なフ
ァクタに依存する。これによって、各実現例は一意的な
ものになってしまうが、その理由は、新たな設計を実現
するたびに、レイアウトを注意深く考察しなければなら
ないからである。離散的な要素を用いることは、空間及
び電力消費の点で承認できないレベルの問題も生じさせ
る。最後に、離散的で集積されたVCOベースのシステ
ムは、性能上の仕様を満たすのに必要な温度補償を提供
しなければならない。これにも、時間も費用もかかる。
【0011】
【発明の概要】同期通信ネットワークと共に用いること
に適したスレーブ・クロック発生システム及び方法が与
えられている。システムのノイズに対する感度を著しく
低減させる直接的なデジタル合成技術を用いて、選択さ
れた基準クロックから1つ又は複数のスレーブ・クロッ
クが発生される。本発明は、非常に厳しい周波数偏差
(deviation)仕様であってもそれを満たすことがで
き、共通の基板上に集積化することもできて、空間及び
電力の消費を減少させる。
【0012】本発明によるスレーブ・クロック発生シス
テムは、それぞれがそれ自身のスポット周波数を有する
ことができる多数の入手可能なクロック信号から基準ク
ロックを選択するマルチプレクサを含む。トグル検出器
が、好ましくは、入手可能なクロック・ソースのそれぞ
れをモニタし、特定の周波数範囲の外にあるものはどれ
であっても選択から排除する。「短期の測定周期」を確
立するために、局部発振器が用いられ、選択された基準
クロックのサイクルが、連続的な短期の測定周期にわた
ってカウントされ、局部発振器の周波数に対する選択さ
れたクロックの相対周波数が決定される。サイクル・カ
ウントは、位相からクロックへのコンバータに与えら
れ、選択されたクロックに対して測定された相対周波数
と共に変動する周波数を有するスレーブ・クロック出力
が生じる。
【0013】スレーブ・クロックの周波数に不正確さを
導いてしまう丸め誤差は、発生されたスレーブ・クロッ
クと選択された基準クロックとの両方を、周波数によっ
て決められる「長期の測定周期」にわたってカウンタさ
れる。これら2つのサイクル・カウントの間の差は、フ
ィードバック経路において用いられて、出力周波数が訂
正される。
【0014】本発明は、ロックされた、ホールドオーバ
及び自由動作モードでの動作が可能であり、各モードに
対して与えられた周波数の偏差(逸脱、deviation)仕
様を満足することができる。ロックされたモードでは、
3ppb未満の偏差が維持され、ホールドオーバ・モー
ドでは、月当たりで4.6ppm未満のドリフトが達成
される。本発明は、ローカルなマイクロプロセッサを必
要とせず、そのほとんどデジタルな実現のために、共通
の基板上に一体化することができ、空間及び電力の消費
の面での効果が得られる。また、このほとんどデジタル
な実現によって、ノイズによる悪影響を著しく減少させ
ることができる。そのノイズが、オンチップで発生した
ものであっても、チップが実装されているプリント回路
ボード(PCB)のいずれかの場所で生じたものであっ
ても、である。
【0015】本発明の更なる特徴及び効果は、以下の詳
細な説明を添付の図面と共に読むことによって、当業者
には明らかになるはずである。
【0016】
【発明の実施の態様】本発明によるスレーブ・クロック
発生器10が、図1に示されている。多数の基準クロッ
ク・ソース(又は、「マスタ」クロック)12が、典型
的には、入手可能であり、これらから、1つ又は複数の
スレーブ・クロックを発生させることができる。基準ソ
ースは、例えば、高速及び低速のライン・インターフェ
ースのクロック回復回路と、局所的な同期分散ネットワ
ーク上のポートとによって、与えられる。多くの基準ソ
ースが、2つの選択可能な周波数(38.88MHZ若
しくは77.76MHZ、6.48MHZ若しくは1
9.44MHZ、又は、1.54MHZ若しくは2.0
48MHZなど)を提供し、ネットワークの管理要素に
よって、選択が行われるが、この管理要素は、この特許
出願の範囲の外にある。基準ソースは、ポジティブec
l(pecl)やttlなどの様々なロジック・ファミ
リからの構成要素によって発生されるが、融通性を最大
にするために、好ましくは、それぞれの可能性をサポー
トするように、スレーブ・クロック発生器10は構成さ
れている。図1に示されているスレーブ・クロック発生
器は、入力として、6つの基準ソースの中の最大のもの
を受け取るように構成されている。しかし、本発明は、
どのような特定の最大入力カウントに限定されない。
【0017】スレーブ・クロック発生器10は、また、
入力として、局部発振器のクロック14を受け取る。基
準ソースの1つが、そこから1つ又は複数のスレーブ・
クロックが発生されることになるソースとして選択され
る。直接的なデジタル合成技術(後で詳細に説明され
る)を用いることによって、スレーブ・クロック発生器
は、選択された基準ソースから導かれる1つ又は複数の
スレーブ・クロック出力16を生じる。再び、最大の融
通性を得る目的で、スレーブ・クロック発生器は、好ま
しくは、異なる周波数を有するいくつかのスレーブ・ク
ロック出力を提供する。これらは、様々なロジック・フ
ァミリのハイ及びローの論理レベルの間で発振する。ス
レーブ・クロック発生器10は、また、選択可能な周波
数を各出力上に提供するように構成されうる。発生器に
よって発生されたスレーブ・クロックは、ライン・ドラ
イバやスイッチなど、任意の数のデバイス・タイプ(す
なわち、「スレーブ・クロック・シンク」)によって用
いられ得る。
【0018】図1に示されている基準ソースの周波数
は、単に例示的なものにすぎない。本発明は、オンチッ
プ(すなわち、後でより詳細に説明される共通の基板上
に一体化されるスレーブ・クロック発生器の構成要素に
よって用いられるように)上で用いられる局部発振器の
周波数がそれらを与えることができるのに十分に高い限
り、広範囲の周波数を有する基準ソースと共に用いるよ
うに適合させることが可能である。コストと複雑さ(例
えば、温度補償が非常によくなければならない、など)
との理由により、局部発振器は、好ましくはオフチップ
であり、そのクロックを、オンチップで実際に要求され
るよりも低い穏当な周波数でチップに提供する。クロッ
ク・マルチプレクサ25は、好ましくは、オンチップの
アナログ位相ロック・ループ(PLL)回路であるが、
与えられた局部発振器のクロックの周波数を乗算して、
オンチップで用いるための高速クロックを得るのに用い
られる。直接的なデジタル合成を用いて基準ソースを正
確にトラッキングするスレーブ・クロックを発生するに
は、選択された基準ソースの周波数よりも高い周波数を
有する局部発振器が必要になるが、選択された基準ソー
スの最高周波数よりも少なくとも2倍である局部発振器
周波数が必要となる。より高い比率である方が好まし
い。
【0019】スレーブ・クロック発生器10の基本的な
構成要素を図解するブロック図が、図2に示されてい
る。基準ソース12は、選択マルチプレクサ20によっ
て受け取られ、この選択マルチプレクサ20が、基準ソ
ースの1つを、そこからスレーブ・クロックが導かれる
クロックTSとして選択する。この選択は、外部のネッ
トワーク管理要素の制御下でなされ、この管理要素が、
好適な選択順序を決定する。また、選択マルチプレクサ
は、好ましくは、基準ソースのそれぞれの周波数をモニ
タする能力も備えている。この場合に、マルチプレクサ
は、局部発振器24(既に述べたように、オンチップで
用いられるように、クロック乗算器25を用いて乗算さ
れるようすが示されている)の出力を基準として受け取
る。ソースが所定の範囲の外にある場合には、このソー
スは、「選択解除」(de-selected)される。システム
がそれを選択から完全にブロックする、又は、既に選択
された後でソースの周波数が所定の範囲の外にあること
が検出された場合には、ソースが選択解除される。後者
の場合には、選択マルチプレクサは、選択順序に従っ
て、次のソースを選択する。選択解除プロセスは、後で
より詳細に説明する。
【0020】選択された基準ソースTSは、位相発生器
22に与えられ、位相発生器22は、また、局部発振器
24の(乗算された)出力も受け取る。位相発生器は、
位相値P(後で詳細に説明される)を生じるが、この位
相値Pは、局部発振器の周波数に対する選択されたソー
スTSの相対周波数の測度(measure)である。位相値P
は、クロック発生器26に与えられ、クロック発生器2
6は、P値をデコードし、P値に従って1つ又は複数の
スレーブ・クロック16を発生する。P値は周期的に更
新されることにより、選択されたソースTSの周波数を
正確に表すことになる。そして、スレーブ・クロックの
周波数は、選択された基準ソースの周波数を正確にトラ
ッキングする。フィードバック信号27は、好ましく
は、選択マルチプレクサ20にフィードバックされ、ス
レーブ・クロック出力16の1つは、ライン28を介し
て位相発生器22にフィードバックされる。これらのフ
ィードバック信号の目的は、後で論じる。乗算器と除算
器とを必要に応じて用いることにより、選択された基準
ソースからスレーブ・クロックが発生されることが可能
になる。
【0021】選択マルチプレクサ20の例示的な実施例
を図解するブロック図が図3に示されている。必要であ
る場合には、N個の基準ソース12を、レベル・シフタ
30を通過させることにより、これらが共通の論理レベ
ルを共通することを保証することができる。次に、基準
ソースは、従来型のNから1への(1 of N)マルチプレ
クサ32に与えられ、このマルチプレクサ32が、基準
ソースの中の1つを、制御入力36において受け取られ
た制御信号に従って、出力34に接続する。
【0022】どの基準ソースを選択すべきかに関する決
定は、各ソースの動作的な入手可能性と、ネットワーク
設計者の希望やネットワークの幾何学的形状(トポロ
ジ)などの本発明の外部にある多数のファクタとを考慮
しなければならない。これらの外部的なファクタは、好
ましくは、入来ソースを選択する優先順位に関する好適
な順序に従って、コンフィギュレーション・テーブル3
8のローディングを介して与えられる。選択順序に関す
る優先順位は、好ましくは、ポート40を介して外部の
マイクロプロセッサ(図示せず)からテーブル38にロ
ードされる。コンフィギュレーション・テーブルは、マ
ルチプレクサ制御回路41への出力を生じ、個の回路4
1が、基準ソース選択を、制御入力36を介して、マル
チプレクサ32まで運ぶ。
【0023】N個のソースそれぞれの動作的な入手可能
性(operational availability)は、好ましくは、対応
するトグル検出器42によってモニタされる。N個のト
グル検出器のそれぞれには、局部発振器から導かれたク
ロックが与えられ、トグル検出器は、これらを用いて、
対応する基準ソースの周波数を決定する。トグル検出器
は、それぞれが、対応するソースをモニタして、その周
波数が特定の範囲に含まれるかどうかを判断し、また、
その断続的な振る舞いも、モニタする。トグル検出器
は、基準ソースの状態を、マルチプレクサ制御回路41
に報告する。要求される標準を満たさない基準ソース
は、すべて、選択からブロックされる。公差の外にある
基準ソースが現に選択される場合には、マルチプレクサ
制御回路41は、コンフィギュレーション・テーブルに
従って、自動的に、別のソースを選択して、適切でない
ソースが再度選択されることを防止する。このようにし
て、最良の基準ソース(所定の優先順位とソースの動作
的な入手可能性とによって決定されたもの)が、常に選
択される。各ソースの状態は、外部のマイクロプロセッ
サが読み出すことができるレジスタに記憶されうる。マ
ルチプレクサ32の出力34は、好ましくはデジタルP
LLであるクロック乗算器回路44に与えられ、個の回
路44が、スレーブ・クロックがそこから発生されるク
ロックTSを生じる。乗算器回路は、選択された基準ソ
ースの周波数とは無関係にTSが同じノミナルの周波数
で常に発振することを保証するのに有用である。クロッ
ク乗算器44は、また、好ましくは、クロック発生器2
6からフィードバック信号27を受け取るが、その目的
については、後で論じる。
【0024】スレーブ・クロック発生器は、直接的なデ
ジタル合成技術を用いて、スレーブ・クロックを発生す
る。この技術は、以下で論じるように、位相及びクロッ
ク発生器を用いることを含む。位相発生器22の例示的
な実施例を図解するブロック図が、図4に示されてい
る。局部発振器24(必要に応じて、乗算されている)
は、短期の測定周期と長期の測定周期とを、好ましく
は、1対のカウンタ50及び52を用いて、確立するの
に用いられる。ここで、カウンタ50及び52は、所望
の短期及び長期の測定周期を生じる量によって局部発振
器の周波数を分割するように構成されている。正確な測
定周期を提供するのに必要である場合には、局部発振器
の周波数を、それが分割されるの前に、例えばアナログ
PLL回路を用いて実現されたクロック乗算器54を用
いて乗算することができる。測定周期は図4における1
対のカウンタを用いて実現されるのであるが、本発明
は、このような実現態様には限定されない。周知である
反復可能な測定周期を発生することができる別の手段を
用いることもできる。
【0025】選択された基準クロックTSは、短期のカ
ウンタ56に与えられ、このカウンタ56は、短期の測
定周期の間に生じるクロックTSのサイクルをカウント
するように構成されている。この技術は、局部発振器の
周波数に対する選択されたクロックの相対周波数を測定
する。選択されたクロックTSの周波数の絶対的な測定
は要求されない。その理由は、局部発振器は、スレーブ
・クロックの発生において再び用いられ、それによっ
て、局部発振器の周波数における恒久的なオフセットは
すべてキャンセルされて消えてしまうからである。短期
の測定周期の間に短期カウンタ56によってカウントさ
れるサイクルの数は、値Dとして出力される。短期の測
定周期は、周期的に(すなわち、固定された間隔で、1
つの直後に別の1つが)発生され、それにより、D値
は、周期的に更新され、クロックTSの最近の履歴を常
に反映するようになっている。
【0026】短期の測定周期の継続時間は、応用例に依
存し、選択されたクロックのジッタ及びワンダ(wande
r)要素の有効なトラッキングを可能にする。例えば、
50msという短期の測定周期により、この回路は、2
0Hzまでのワンダ要素をトラッキングすることが可能
になり、また、500msという測定周期では、2Hz
未満のワンダ周波数のトラッキングが可能になる。この
ようにして得られる融通性によって、この回路を広範囲
の応用例において用いることが可能となる。
【0027】D値の更新の間では、現在のD値が用いら
れて、このD値を集積された位相値Pに連続的に加算す
ることによって位相ベース(phase-base)が発生され
る。この際に、局部発振器のすべてのサイクルに対して
1回の加算というレートが用いられ、これは、位相アキ
ュムレータ57によって達成される。継続(on-going)
する位相値Pは、線形の位相増加のピースワイズな線形
近似である。P値は、クロック発生器26によってデコ
ードされてスレーブ・クロックを生じる。
【0028】スレーブ・クロックにおける不正確さは、
Dカウントにおける「丸め誤差」によって生じうる。2
つのクロック領域が含まれる場合には、丸め誤差は不可
避的であるが、その理由は、測定周期の最後においてカ
ウントのインクリメントに影響する準安定性(metastab
ility)が生じる可能性があるからである。特別のハン
ドシェーキング技術を用いて、そのような準安定性が測
定周期の開始に影響することを排除することができる。
しかし、ハンドシェーキングは、測定周期の一端又は他
端における動作を改善するだけであって、両端における
動作は改善してくれない。丸め誤差によって、Dカウン
トが数ppm程度誤る可能性があり、その結果、スレー
ブ・クロック周波数に同程度のオフセットが生じること
があり得る。これは、適用可能な標準(これは、3pp
m程度まで小さくなりうる)によって要求されるものよ
りも数桁大きい可能性がある。
【0029】丸め誤差に起因するスレーブ・クロックに
おける不正確さは、2つのカウンタ58及び60を追加
的に用いることによって、選択されたクロックと発生さ
れたスレーブ・クロックの1つとの間の差を検出するこ
とによって、修正することが可能である。これらのカウ
ンタは、より長い周期にわたって動作することによっ
て、丸め誤差の衝撃を承認できるレベルまで減縮するこ
とができる。図4に示されているように、長期のカウン
タ58及び60は、局部発振器によって確立された長期
の測定周期の間に生じる、選択されたクロックTSと発
生されたスレーブ・クロックのサイクルをカウントする
ように構成されている。長期の測定周期1つの間に長期
のカウンタ58及び60によってカウントされるサイク
ルの数は、それぞれ、値B及び値Cとして出力される。
スレーブ・クロック発生器は、典型的には、様々な周波
数を有する多数のスレーブ・クロックを提供するように
構成されており、カウンタ60に与えられるスレーブ・
クロック28は、好ましくは、TSと同じ周波数であっ
て、それにより、B及びC値の間の比較が単純になる。
【0030】長期の測定周期の継続時間もやはり応用例
に依存し、長期のカウントにおけるどの丸め誤差の影響
もスレーブ・クロック周波数がその特定の限度の外へ押
し出されてしまうほど大きくならないように選択され
る。上述したハンドシェーキング技術を再度用いて、こ
れらのカウントの精度を改善し、同時に、長期の測定周
期の長さを短縮することができる。
【0031】サイクル・カウント値B及びCは、訂正値
アキュムレータ62に与えられ、このアキュムレータ6
2が、これらの間の差(B−C)を計算する。この差の
値は、訂正ベクトルとして機能し、このベクトルは、位
相アキュムレータ57に与えられて、D値における誤差
を訂正する。B及びC値は、D値よりも遙かに大きいの
で(測定周期が遙かに長いため)、差の値は、好ましく
は、スケーラ64を用いてスケールダウンし、位相アキ
ュムレータの感度に適応させる。スケーラ64の出力は
値Kであるが、これは、(B−C)をスケーラ64によ
って決まるスケーリング・ファクタで除算することによ
って、与えられる。スケーリング・ファクタは、2つの
基本的な目的を達成するように選択される。まず、これ
は、(B−C)の結果を、その結果の最上位ビットがD
値の最上位ビットと同じウェイトをキャリー(carry)
までシフトダウンし、それよりも下位のビットをなめら
かにアキュムレータの中に与える。異なる値の更新の間
には長期の測定周期が存在するので、訂正される誤差
は、数秒の間、発生されたスレーブ・クロックに存在し
うる。しかし、用いられる標準では、この短い周期の誤
差は許容するのが典型的である。
【0032】位相アキュムレータの動作は、図5に図解
されており、図5では、時間経過に伴う位相値Pがプロ
ットされている。位相アキュムレータ57は、D及びK
値の継続的な合計を維持し、ロールオーバが生じるま
で、すなわち、累計的な合計が最大値Pmaxを超えるま
で、現在のD及びKの値を、それ以前のすべてのD及び
K値の現時点までの合計に反復的に加算する。P値は、
局部発振器のサイクルごとに1回更新され、その波形
は、グラフの下に示されている。結果的に、Pは、階段
状に増加し、その際の各ステップは、対応するD+Kの
値に等しい。Pは、バイナリ値の形式を有し、この例で
は、クロック発生器は、P値の最上位ビットが状態を変
化させるとき、及び、P値がPmaxを超えるときにスレ
ーブ・クロックを切り替える(トグルする)ように構成
されている(グラフの下に示されている)。
【0033】図4を再度参照すると、継続的なPの合計
は、位相アキュムレータ57をロールオーバ・アキュム
レータ70に接続することによって、維持されている。
ロールオーバ・アキュムレータ70は、一方の入力にお
いて現在のP値を受け取り、第2の入力においてPmax
値を受け取って、位相アキュムレータ57の入力に与え
られる出力P’を生じる。PがPmaxよりも小さいとき
には、ロールオーバ・アキュムレータ70は、P’=P
と設定する。しかし、P値がPmaxを超えるときには、
ロールオーバ・アキュムレータ70は、PmaxからPを
減算して、「余り」の値を決定し、P’はこの「余り」
と等しくなるように設定される。
【0034】位相アキュムレータ57は、P=P’+D
+Kによって与えられる位相値Pを生じるように構成さ
れている。ただし、Kは、K=(B−C)/スケーリン
グ・ファクタによって与えられる。スケーリング・ファ
クタは、既に述べたように、スケーラ64によって決ま
る。余りの値は、上述のように位相アキュムレータ57
の中に加算されるときには、次のサイクルの開始値とし
て用いられる。
【0035】位相アキュムレータ57によって生じるP
値がクロック発生器26に与えられるが、クロック発生
器26の例示的な実施例は、図6に示されている。P
は、位相からクロックへのコンバータ80によってデコ
ードされ、位相値Pと共に変動する周波数を有するデコ
ードされたスレーブ・クロック出力波形81が出力され
る。位相からクロックへのコンバータ80には多くの実
現態様があり得るが、その2つが、図7a及び図7bに
示されている。図7aでは、P値は、ルックアップテー
ブル82に与えられ、このルックアップテーブルは、変
化するP値に応答する正弦波の一部に対応するデジタル
・ワードを出力する。ルックアップテーブルの出力は、
デジタル・アナログ・コンバータ84に与えられ、そこ
からクロック波形が生じ、これが、バンドパス・フィル
タ86を通過することによって、クロック波形の質が改
善される。
【0036】可能性がある別の位相からクロックへのコ
ンバータ80が図7bに示されており、これは、1つの
ANDゲート88によって構成されている。この例で
は、ANDゲートは、P値のMSBと、ENABLE信
号とに接続される。ENABLEがハイであり、P値の
MSBがハイに切り替わると、ANDゲートの出力と、
デコードされたスレーブ・クロック波形の出力ともま
た、ハイになる。この実現例では、単純な矩形波が生
じ、この場合には、バンドパス・フィルタを用いること
は不要である。
【0037】次に、図6を参照すると、位相からクロッ
クへのコンバータ80の出力は、好ましくは、アナログ
PLL回路90に与えられる。PLLは、デコードされ
たスレーブ・クロックに存在するすべてのジッタを減衰
するように作用し、デコードされた出力を乗算又は分割
して、特定の周波数を有するスレーブ・クロックを生じ
るようにプログラムすることができる。追加的なスレー
ブ・クロック周波数を、追加的な分周器回路を用いて、
デコードされたスレーブ・クロック出力から導くことが
できる。この様子は、図6の分周器92によって例示さ
れている。好ましくは複数のANDゲートを用いて実現
されるスケルチ(Squelch)回路94及び96を、各ス
レーブ・クロック出力と直列に挿入して、それぞれに対
応するクロックを殺すことができ、これを、下流の装置
へのクロック発生プロセスにおける故障の発生を指示す
るのに用いることができる。発生されたスレーブ・クロ
ックの論理レベルをスレーブ・クロックのシンクによっ
て要求される論理レベルに一致させることが必要なとき
には、レベル・シフタ98をスレーブ・クロック出力と
直列に挿入することもできる。
【0038】デコードされたスレーブ・クロックは、フ
ィードバック信号として機能し、これは、選択マルチプ
レクサ20のクロック乗算器44に接続される。このフ
ィードバック経路は、クロック乗算器が選択されたクロ
ックTSと選択された基準ソースとのアライメントを達
成することを可能にするのに用いられる。これは、すべ
ての入力及び出力クロックが例えば8kHzなど特定の
周波数の整数倍であることを要求することによって、達
成される。次に、クロックTSの8kHzである基本周
波数(fundamental)と選択された基準ソース・クロッ
クとのアライメントが達成される。短期の測定周期(そ
して、間接的には、長期の測定周期)が、TSとのアラ
イメントを達成する。スレーブ・クロック出力28の1
つが、クロック発生器26から位相発生器22にフィー
ドバックされ、そこで、長期のカウンタ60を用いてモ
ニタされる。
【0039】スレーブ・クロック発生器は、好ましく
は、異なる基準ソースが選択されるときには、ホールド
オーバ・モードに一時的に入るように構成されている。
マルチプレクサ制御回路41の一部として含まれている
ステート・マシンが、トグル検出器とコンフィギュレー
ション・テーブル38と制御レジスタとからの入力を受
けて、マイクロプロセッサ・ポートを介しての読み出し
及び書き込みのためにアクセスされ、動作モードを決定
する。選択された基準ソースが選択解除されるべきとき
には、ステート・マシンは、別の基準ソースが入手可能
であると宣言されるまで、ホールドオーバ・モードに入
らせる。次に、ステート・マシンは、新たな基準ソース
をTSとして選択して、出力信号の8kHzの基本周波
数がその新たな基準ソースの周波数と一致するのを待機
し、そして、ロックされたモードにはいる。ホールドオ
ーバ・モードは、先に選択された基準ソースの測定され
た周波数の履歴を用いて動作し、出力に誤差を生じさせ
ずに、スレーブ・クロックを発生し続ける。ホールドオ
ーバ・モードは、新たな基準ソースの選択が完了する
と、クリアされる。スイッチ・オーバの間にホールドオ
ーバ・モードを用いることによって、1つのクロック・
ソースから別のクロック・ソースへのなめらかな移行が
保証される。ホールドオーバ・モードは、外部のマイク
ロプロセッサによって導かれたり、キャンセルされたり
することも可能である。
【0040】スレーブ・クロック発生器は、好ましく
は、パワーアップの直後に自由動作(free-running)モ
ードに入るように構成されている。その際には、マルチ
プレクサ制御回路41(上述)の中のステート・マシン
がモードの選択を制御する。直接的なデジタル合成は、
スレーブ・クロックを発生するのに用いられるが、クロ
ックの周波数は、典型的には初期のシステム・テストの
間に計算され記憶される記憶値によって決定される。自
由動作モードも、外部のマイクロプロセッサによって開
始及びキャンセルできる。
【0041】局部発振器は、基準ソースとスレーブ・ク
ロックとをモニタし、スレーブ・クロックを発生するの
に用いられるから、局部発振器の周波数におけるドリフ
トは、ロックされたモードの間のスレーブ・クロックの
長期的な精度には影響しない。自由動作及びホールドオ
ーバ・モードの間に局部発振器の周波数にドリフトが生
じると、スレーブ・クロック周波数の精度に影響する。
温度補償された水晶発振器によって提供されるような、
よい温度補償を有しエイジング係数が低い局部発振器が
好ましい。より高レベルの集積化を望むのであれば、ス
レーブ・クロック発生器の他の部分と同じ半導体基板上
に一体化することができる局部発振器が好ましい。
【0042】本発明によるスレーブ・クロック発生器の
より融通性を有する実現例が、図8に示されている。こ
れまでは、各スレーブ・クロック出力は、TSから導か
れ、必要に応じて、デコードされたスレーブ・クロック
が乗算されたり分割されたりした。この場合には、基準
ソース12の1つから、1つ又は複数のスレーブ・クロ
ックを導くことができる。選択マルチプレクサ110
(SELECTION MUX 2)が2以上の基準ソースを受け取っ
ている。マルチプレクサ110は、好ましくは、外部の
マイクロプロセッサの制御下で、これらの基準ソースの
中から1つを選択するように命じられ、選択されたもの
が、その出力112に送られる。より低いスレーブ・ク
ロックが必要な場合には、分周器114が、マルチプレ
クサの出力と直列に挿入される。選択マルチプレクサ
(SELECTION MUX 3)は、マルチプレクサ112の出力
とTSから導かれたスレーブ・クロックとを入力として
受け取り、スレーブ・クロックとして出力されるよう
に、一方又は他方を選択するように命じられる。
【0043】スレーブ・クロック発生器10の構成要素
はほとんどがデジタル回路(すなわち、発生器は、アナ
ログPLLとオフチップの局部発振器とを除くと、すべ
てデジタル)であるから、本発明によるノイズ拒絶及び
抑制特性は、既に述べたVCOなどほとんどアナログで
ある従来技術によるシステムと比較して、改善されてい
る。ボード・レイアウトへの感度も低下しているので、
実際にこの発生器を用いることが遙かに容易になってい
る。
【0044】ほとんどデジタルなこの実現例のために、
スレーブ・クロック発生器、すなわち、図2のボックス
10に含まれているすべてを、共通の基板上に一体化
(集積化)することが可能になり、コスト削減及び消費
電力削減という観点からも更なる効果が得られる。本発
明は、その動作のためにローカルなマイクロプロセッサ
を必要としない(ネットワークの管理機能を提供するの
に、外部のマイクロプロセッサが用いられるのが典型的
ではあるが)。これらの効果すべてのために、本発明
は、現在の通信ネットワークにおいて用いられるのに最
適である。
【0045】以上では、本発明の特定の実施例を示し説
明したが、多数の変形例及び別の実施例を、当業者であ
れば想到できるはずである。従って、本発明は、冒頭の
特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図され
ている。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明によるスレーブ・クロック発生器が用い
られるコンテキストが図解されている。
【図2】本発明によるスレーブ・クロック発生器の基本
的な構成要素を図解するブロック図である。
【図3】本発明による選択マルチプレクサの例示的な実
施例を示すブロック図である。
【図4】本発明による位相発生器の例示的な実施例を示
すブロック図である。
【図5】本発明による位相発生器の内部で用いられる位
相アキュムレータの動作を図解するプロットと2つの波
形とである。
【図6】本発明によるクロック発生器の例示的な実施例
を示すブロック図である。
【図7】図7a及び図7bから構成されており、これら
は、本発明によるクロック発生器の内部で用いられる位
相からクロックへのコンバータの2つの可能な実施例で
ある。
【図8】本発明によるスレーブ・クロック発生器の別の
実施例を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マクナイト,アンドリュー イギリス国ハンプシャー エスオー15 2ティーダブリュー,サウサンプトン, メイフェア・ガーデンズ 45 (72)発明者 ラム,ジョナサン イギリス国ハンプシャー ビーエイチ24 2キュージェイ,リングウッド,セン ト・レナーズ,ヘザー・クロース 8 (56)参考文献 特開 平9−247134(JP,A) 特開 平5−67967(JP,A) 特開 平8−8889(JP,A) 特開 平9−46326(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/033 G06F 1/12 H03L 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の入来基準クロック・ソースの中の
    選択された1つと同期しており同期通信ネットワークで
    の使用に適切なクロック信号を発生するのに適切なスレ
    ーブ・クロック発生器であって、 複数の入来基準クロック・ソース(12)から基準クロ
    ックを選択する選択マルチプレクサ(20)と、 前記入来基準クロック・ソースのどの周波数よりも高い
    周波数を有する出力を発生する局部発振器(24)と、 前記局部発振器の周波数に対して測定された前記選択さ
    れた基準クロックの相対周波数と共に変動する出力
    (P)を生じる位相発生器(22)と、 前記相対周波数と共に変動する周波数を有するスレーブ
    ・クロック(16)を発生するクロック発生器(26)
    と、 を備えており、前記位相発生器は、 前記局部発振器の出力周波数を分割して短期及び長期の
    測定周期を提供する第1及び第2のカウンタ(50、5
    2)と、 前記短期の測定周期の間に生じる前記選択された基準ク
    ロックのサイクルをカウントし、値Dを有するサイクル
    ・カウントを出力する第3のカウンタ(56)と、 前記長期の測定周期の間に生じる前記選択された基準ク
    ロックのサイクルをカウントし、値Bを有するサイクル
    ・カウントを出力する第4のカウンタ(58)と、 前記長期の測定周期の間に生じるスレーブ・クロックの
    サイクルをカウントし、値Cを有するサイクル・カウン
    トを出力する第5のカウンタ(60)と、 前記サイクル・カウントの値B、C及びDを受け取り、
    前記B、C及びDの値に基づき、前記選択された基準ク
    ロックの周波数を表し前記局部発振器の各サイクルに対
    して1回更新される前記出力値Pを生じる位相アキュム
    レータ(57)と、 を備えており、前記クロック発生器は、前記位相値Pの
    値に従って前記スレーブ・クロックを生じるように構成
    され、前記B及びCの値は、前記スレーブ・クロック周
    波数において不正確さを生じさせる丸め誤差を訂正する
    のに用いられることを特徴とするスレーブ・クロック発
    生器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスレーブ・クロック発生
    器において、前記選択マルチプレクサと前記位相発生器
    と前記クロック発生器とは共通の基板上において一体化
    されていることを特徴とするスレーブ・クロック発生
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスレーブ・クロック発生
    器において、前記位相発生器は、訂正値アキュムレータ
    (62)と、ロールオーバ(roll-over)アキュムレー
    タ(70)と、スケーラ(64)とを更に備えており、
    前記訂正値アキュムレータは、前記B値と前記C値との
    差(B−C)を計算し、前記スケーラは、前記(B−
    C)の結果を、前記(B−C)の結果の最上位ビット
    (MSB)が前記D値のMSBと同じウェイトをキャリ
    ーさせるように選択された所定のスケーリング・ファク
    タによって除算するように接続されており、前記ロール
    オーバ・アキュムレータは、前記位相アキュムレータに
    出力P’を提供するように接続され、更に、Pが最大値
    maxを超えない場合には、P’は、前記局部発振器の
    前のサイクルの間に位相値Pがとる値と等しく、Pが最
    大値Pmaxを超える場合には、P’=P−Pmaxとなるよ
    うに構成され、前記位相アキュムレータは、(B−C)
    を前記スケーリング・ファクタによって除算した値をK
    として、P=P’+D+Kに従って前記位相値Pを計算
    するように構成されていることを特徴とするスレーブ・
    クロック発生器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスレーブ・クロック発生
    器において、前記スレーブ・クロック出力が位相値Pの
    周期的に更新される値から導かれるときにはロックされ
    たモードにあり、前記スレーブ・クロックの出力周波数
    は、このスレーブ・クロック発生器が前記ロックされた
    モードにあるときには3ppb(parts per billion)
    以内まで前記選択された基準クロックの周波数をトラッ
    キングすることを特徴とするスレーブ・クロック発生
    器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のスレーブ・クロック発生
    器において、前記基準クロック・ソースのそれぞれに接
    続された複数のトグル検出器(42)を更に備えてお
    り、前記トグル検出器は、それぞれが、それに対応する
    基準クロック・ソースの周波数がいつ所定の範囲の外に
    あるかを検出するように構成され、前記選択マルチプレ
    クサは、前記所定の範囲の外にあると検出される周波数
    を有する基準クロック・ソースを選択解除(de-selec
    t)するように、構成されていることを特徴とするスレ
    ーブ・クロック発生器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のスレーブ・クロック発生
    器において、前記選択マルチプレクサが前記選択された
    基準クロックとして異なる基準クロック・ソースを選択
    しているときにはホールドオーバ・モードに入るように
    構成されており、前記ホールドオーバ・モードでは、前
    に選択された基準クロックに対して測定された前記D値
    の履歴を用いて前記スレーブ・クロックの発生を継続
    し、前記スレーブ・クロックの出力周波数は、このスレ
    ーブ・クロック発生器が前記ホールドオーバ・モードに
    あるときには月当たりで4.6ppb以内まで前記選択
    された基準クロックの周波数をトラッキングすることを
    特徴とするスレーブ・クロック発生器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のスレーブ・クロック発生
    器において、前記クロック発生器は、複数の可能なP値
    に対するデジタル出力ワードを記憶するルックアップテ
    ーブル(82)とデジタル・アナログ(D/A)コンバ
    ータ(84)とを含んでおり、前記位相アキュムレータ
    から前記位相値Pを受け取り、前記ルックアップテーブ
    ルに従って、前記P値に対応するデジタル出力ワードを
    前記デジタル・アナログ・コンバータに提供し、前記ル
    ックアップテーブルは、前記デジタル・アナログ・コン
    バータが応答して前記スレーブ・クロック出力の波形の
    一部を発生するように構成されていることを特徴とする
    スレーブ・クロック発生器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスレーブ・クロック発生
    器において、前記クロック発生器は前記デジタル・アナ
    ログ・コンバータによって生じた波形をフィルタリング
    するバンドパス・フィルタ(86)を含み、更に、前記
    バンドパス・フィルタの出力に接続された位相ロック・
    ループ(PLL)回路(90)を備えており、前記PL
    L回路は、前記スレーブ・クロック出力の波形に存在し
    うるジッタを減衰し、所望のスレーブ・クロック出力周
    波数を得る必要に応じて前記スレーブ・クロック出力の
    周波数を乗算することを特徴とするスレーブ・クロック
    発生器。
  9. 【請求項9】 多数の入手可能な基準クロック・ソース
    の中の1つと同期しており同期通信ネットワークでの使
    用に適切なスレーブ・クロックを発生する方法であっ
    て、 スレーブ・クロック(16)が同期されるべき基準クロ
    ック(TS)を複数の基準クロック・ソース(12)か
    ら選択するステップと、 局部発振器の周波数を分割して短期の測定周期を確立す
    るステップと、 前記短期の測定周期の1つの間に生じる前記選択された
    基準クロックのサイクルをカウントするステップであっ
    て、前記サイクルのカウント(D)が、局部発振器の周
    波数に対する前記選択された基準クロックの相対周波数
    を決定する、ステップと、 前記選択された基準クロックの相対周波数に基づく周波
    数を有するスレーブ・クロック(16)を発生するステ
    ップであって、前記スレーブ・クロックの周波数は、前
    記選択された基準クロックの周波数にほぼ等しい、ステ
    ップと、 前記局部発振器の周波数を分割して長期の測定周期を確
    立するステップと、 前記長期の測定周期の1つの間に生じる前記選択された
    基準クロックと前記スレーブ・クロックとのサイクルの
    数における差(B−C)を決定するステップと、 前記差に従って前記スレーブ・クロックの周波数を調整
    して前記スレーブ・クロック周波数において不正確さを
    生じさせる丸め誤差を訂正するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
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