JP3411693B2 - 透明タブレット - Google Patents

透明タブレット

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JP3411693B2
JP3411693B2 JP30760794A JP30760794A JP3411693B2 JP 3411693 B2 JP3411693 B2 JP 3411693B2 JP 30760794 A JP30760794 A JP 30760794A JP 30760794 A JP30760794 A JP 30760794A JP 3411693 B2 JP3411693 B2 JP 3411693B2
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substrate
conductive film
circuit
transparent
tablet
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均 御子柴
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明タブレットに関す
る。
【0002】
【従来技術】最近種々の機器にマイクロコンピューター
が利用されるようになり、同機器には情報の入力部であ
るタブレット(タッチスイッチ、タッチパネル、フラッ
トスイッチとも称される)と出力部であるディスプレー
が搭載されている。タブレットとしては、従来の机上に
置くタイプの他にディスプレー上に取り付けられる透明
タブレットがある。透明タブレットは、ディスプレーの
表示画面を見ながらタブレット表面を指またはペン等で
押すことにより入力できるため、入力操作が簡単であ
り、またディスプレーとタブレットを一体型にできるた
め省スペースにもなり、利用が増えつつある。
【0003】透明タブレットは、少なくとも片面に透明
導電膜が設けられた2枚の透明電極基板A、Bが互いの
透明導電膜同士が向かい合う様に配置されてなり、透明
電極基板に外力を加えた部分でのみ透明電極基板A、B
上の透明導電膜同士が接触してスイッチとし動作するも
のであり、例えばディスプレー画面上のメニューの選択
あるいは図形、手書き文字の入力等を行うことができ
る。
【0004】従来の透明タブレットの構成例を図1に示
す。なお、本図は概念図であり、外力が加わらない状態
において透明導電膜同士の絶縁を保つためのドットスペ
ーサや絶縁層、基板同士を貼り合わせるための粘着層お
よび回路露出部の保護フィルムは省略してある。ところ
で、接触端子部は、通常、基板Cの片面(例えばタブレ
ット上面側)に設けられているので、基板A、B上の透
明導電膜1、5は、それぞれ基板C上の接触端子部設置
面を中にして反対側に来る。
【0005】上側の基板A上の透明導電膜1は、回路
2、異方性導電膜3を通して接触端子部4に電気的に接
続される。一方、下側の基板B上の透明導電膜5は、回
路6、異方性導電膜7を通して先ず基板A側の回路8に
電気的に接続された後、異方性導電膜9を通して基板C
上の接触端子部10に電気的に接続する。
【0006】基板A、B上の透明導電膜の他方の辺に接
続した回路も同様な方法で、基板C上の接触端子部に電
気的に接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の透明タブレット
では、高湿度雰囲気に放置した時に、基板A上の回路と
基板B上の回路を異方性導電膜で接続した部分に対応す
る透明タブレット面内(図1では左側半面部)で基板A
にうねりが発生し、視認性を損なう問題があった。
【0008】本発明は、高湿度雰囲気に放置した時もう
ねりの発生がなく視認性の優れた透明タブレットの提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者はうねりの発生
原因について検討した結果、基板A上の回路と基板B上
の回路を異方性導電膜で接続した部分では、基板Aの湿
度膨張による歪みが残るために、うねりが発生すると推
定された。そこで、基板A、B上の透明導電膜と基板C
上の接触端子部の電気的接続方法について鋭意検討し本
発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、少なくとも片面に透
明導電膜が設けられた2枚の基板A、Bが互いの透明導
電膜同士が向かい合う様に配置されてなり、また、基板
A、Bとは別に外部回路との接触端子部が設けられた基
板C、回路が設けられた基板Dがあり、基板に外力を加
えた部分でのみ基板A、B上の透明導電膜同士が接触し
てスイッチとして動作する透明タブレットであって
A,Bどちらか一方の基板上に該基板上に設けられた
明導電膜と電気的に接続して設けられた回路を基板D上
にありかつ基板C上の回路と向かい合う用に配置された
回路を経由して基板C上の接触端子部に電気的に接続
することを特徴とする透明タブレットである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。本発明のタブレットを図2に示す。上側の
基板A上の透明導電膜1は、基板A上の回路2、異方性
導電膜3を通して基板C上の接触端子部4に電気的に接
続する。一方、基板B上の透明導電膜5は、基板B上の
回路6、異方性導電膜7、基板D上の回路8、異方性導
電膜9を通して基板C上の接触端子部10に電気的に接
続する。図1と同様に、ドットスペーサ、絶縁層、粘着
層、保護フィルムは省略してある。
【0012】基板Aとして厚さ188μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、基板Bとして厚さ1.1m
mの硝子板、基板C、基板Dとして厚さ38μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルムを用いて、77mm×
167mmの実施例1(図2)および比較例1(図1)
の透明タブレットを作製した。
【0013】なお、基板C、基板Dの回路露出部には、
厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートの保護フィ
ルムを貼り付けた(図示せず)。また、基板Cの接触端
子部は、厚さが300μmとなる様に裏打ちフィルムを
貼り付けた。透明導電膜として厚さ15〜20nmのI
TO膜、回路を形成するための材料として銀インクおよ
び黒鉛インクを用いた。
【0014】上記タブレットを乾燥雰囲気(25℃30
%RH)、および高湿度雰囲気(30℃95%RH)に
1.5時間放置後、上部基板のうねりの状態を下記の方
法で評価した。
【0015】〈ダイヤルゲージ法〉水平板上に透明タブ
レットを置き、ダイヤルゲージで上部基板の高さの変化
を測定する。うねり値=最高地点の高さ−最低地点の高
さ、と定義する。測定端押し付け圧力:8g、測定点:
51箇所。〈蛍光灯反映像観察法〉上部基板表面に蛍光
灯を映し、像のゆがみを観察する。うねり値と蛍光灯反
映像の評価結果を表1に、また、高湿度雰囲気に放置後
のうねりの分布(3次元グラフ)を図3、4に示す。
【0016】比較例の透明タブレットは、高湿度雰囲気
に放置することにより、大きなうねりが発生するのに対
して、実施例の透明タブレットは、高湿度雰囲気に放置
してもうねりが発生しないため、視認性が優れている。
【0017】なお、本実施例では、異方性導電膜により
回路同士の接続を行なっているが、回路自体に接着性を
持たせて接続を行なっても良い。製造の容易さと信頼性
の点で異方性導電膜が好ましく用いられる。
【0018】回路を構成する材料としては、導電性粒子
(銀、金、銅、黒鉛、ITO等)の一種または二種以上
を樹脂中に分散させたもの、あるいは金属膜等が好まし
く用いられる。透明導電膜としては、スパッタリング
法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等のPVD法
あるいは塗工法、印刷法、CVD法等で形成されたIT
O膜、酸化錫膜が好ましく用いられる。
【0019】基板A、Bの内、スイッチとして動作させ
るために外力を加える側の基板は、フレキシブルである
必要があり、基板材料としては厚さ75〜400μmの
ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポ
リエーテルサルフォンフィルム、ポリサルフォンフィル
ム、ポリアリレートフィルム等が好ましく用いられる。
もう一方の基板は、特に限定されない。基板C、Dは、
外部回路と接続する上でフレキシブルである方が好まし
く、基板材料として、ポリエステルフィルム、ポリイミ
ドフィルム、ポリアリレートフィルム等が好ましく用い
られる。
【0020】なお、本発明は、実施例に示したアナログ
型の透明タブレットに限定されることなく、マトリクス
型の透明タブレットにも実施し得るものである。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に、基板A、B上の透明
導電膜と基板C上の接触端子部との接続方法を本発明の
様に改良した透明タブレットは、高湿度雰囲気に放置し
た時も、うねりの発生がなく視認性に優れており、実用
上の意義は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の透明タブレットの概略を説明するための
【図2】本発明の透明タブレットの概略を説明するため
の図
【図3】実施例の透明タブレットの高湿度雰囲気に放置
後のうねりを示す図
【図4】比較例の透明タブレットの高湿度雰囲気に放置
後のうねりを示す図
【符号の説明】
1 透明導電膜 2 回路 3 異方性導電膜 4 接触端子部 5 透明導電膜 6 回路 7 異方性導電膜 8 回路 9 異方性導電膜 10 接触端子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 G06F 3/033 - 3/037 H01H 13/00 - 13/76 H01H 36/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に透明導電膜が設けられ
    た2枚の基板A、Bが互いの透明導電膜同士が向かい合
    う様に配置されてなり、また、基板A、Bとは別に外部
    回路との接触端子部が設けられた基板C、回路が設けら
    れた基板Dがあり、基板に外力を加えた部分でのみ基
    A、B上の透明導電膜同士が接触してスイッチとして動
    作する透明タブレットであってA,Bどちらか一方の
    基板上に該基板上に設けられた透明導電膜と電気的に接
    続して設けられた回路を基板D上にありかつ基板C上の
    回路と向かい合う用に配置された回路を経由して基板
    C上の接触端子部に電気的に接続することを特徴とする
    透明タブレット。
  2. 【請求項2】 透明導電膜がITO膜または酸化錫膜で
    あり、回路を構成する材料が導電性粒子の一種または二
    種以上を樹脂中に分散させたものである、請求項1記載
    の透明タブレット。
  3. 【請求項3】 回路同士の接続を、異方性導電膜により
    行なうか、または回路自体に接着性を持たせて行なう、
    請求項1または2記載の透明タブレット。
JP30760794A 1994-12-12 1994-12-12 透明タブレット Expired - Lifetime JP3411693B2 (ja)

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