JP3799074B2 - 透明タブレット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は透明タブレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近種々の機器にマイクロコンピューターが利用されるようになり、同機器には情報の入力部であるタブレット(タッチスイッチ、タッチパネル、フラットスイッチとも称される)と出力部であるディスプレーが搭載されている。タブレットとしては、従来の机上に置くタイプの他にディスプレー上に取り付けられる透明タブレットがある。透明タブレットは、ディスプレーの表示画面を見ながらタブレット表面を指またはペン等で押すことにより入力できるため、入力操作が簡単であり、またディスプレーとタブレットを一体型にできるため省スペースにもなり、利用が増えつつある。
【0003】
透明タブレットは、少なくとも片面に透明導電膜が設けられた2枚の透明電極基板A、Bが互いの透明導電膜同士が向かい合う様に配置されてなり、透明電極基板に外力を加えた部分でのみ透明電極基板A、B上の透明導電膜同士が接触してスイッチとし動作するものであり、例えばディスプレー画面上のメニューの選択あるいは図形、手書き文字の入力等を行うことができる。
【0004】
従来の透明タブレットの構成例を図1に示す。なお、本図は概念図であり、外力が加わらない状態において透明導電膜同士の絶縁を保つためのドットスペーサや絶縁層、基板同士を貼り合わせるための粘着層および回路露出部の保護フィルムは省略してある。ところで、接触端子部は、通常、基板Cの片面(例えばタブレット上面側)に設けられているので、基板A、B上の透明導電膜1、5は、それぞれ基板C上の接触端子部設置面を中にして反対側に来る。
【0005】
上側の基板A上の透明導電膜1は、回路2、異方性導電膜3を通して接触端子部4に電気的に接続される。一方、下側の基板B上の透明導電膜5は、回路6、異方性導電膜7を通して先ず基板A側の回路8に電気的に接続された後、異方性導電膜9を通して基板C上の接触端子部10に電気的に接続する。
【0006】
基板A、B上の透明導電膜の他方の辺に接続した回路も同様な方法で、基板C上の接触端子部に電気的に接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の透明タブレットでは、高湿度雰囲気に放置した時に、基板A上の回路と基板B上の回路を異方性導電膜で接続した部分に対応する透明タブレット面内(図1では左側半面部)で基板Aにうねりが発生し、視認性を損なう問題があった。
【0008】
本発明は、高湿度雰囲気に放置した時もうねりの発生がなく視認性の優れた透明タブレットの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者はうねりの発生原因について検討した結果、基板A上の回路と基板B上の回路を異方性導電膜で接続した部分では、基板Aの湿度膨張による歪みが残るために、うねりが発生すると推定された。そこで、基板A、B上の透明導電膜と基板C上の接触端子部の電気的接続方法について鋭意検討し本発明に到達した。
【0010】
すなわち、本発明は、少なくとも片面に透明導電膜が設けられた2枚の透明電極基板A、Bが互いの透明導電膜同士が向かい合う様に配置されてなり、基板A、Bとは別に外部回路との接触端子部が設けられた基板Cを有し、基板A及び基板B上の透明導電膜がそれぞれ基板A及び基板B上の回路を経由して基板C上にある一つの接触端子部に電気的に接続してなり、透明電極基板に外力を加えた部分でのみ透明電極基板A、B上の透明導電膜同士が接触してスイッチとして動作する透明タブレットにおいて、基板A、Bとは別に、回路が設けられた基板D、E及びFを有し、基板D及び基板Fは基板Aと基板Bの間にありかつ基板C及び基板Eの間に位置し、基板D及び基板Fは回路の無い面同士が向き合っており、基板C上の接触端子部設置面と向かい合う面側に透明導電膜を設けてなる基板A上に透明導電膜と電気的に接続して設けられた回路を基板D上の回路、基板E上の回路を経由して基板C上の接触端子部に電気的に接続し、更に基板B上の透明導電膜と電気的に接続して基板B上に設けられた回路を基板F上の回路を経由して基板C上の接触端子部に電気的に接続し、基板E上の回路及び基板F上の回路は、透明電極基板A上の回路と同じ面側にあり、基板D上の回路は基板C及び透明電極基板B上の回路と同じ面側にあることを特徴とする透明タブレットである。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。本発明のタブレットを図2に示す。上側の基板A上の透明導電膜21は、基板A上の回路22、異方性導電膜23、基板D上の回路24、異方性導電膜25、基板E上の回路26、異方性導電膜27を通して基板C上の接触端子部28に電気的に接続する。一方、基板B上の透明導電膜29は、基板B上の回路30、異方性導電膜31、基板F上の回路32、異方性導電膜33を通して基板C上の接触端子部34に電気的に接続する。図1と同様に、ドットスペーサ、絶縁層、粘着層、保護フィルムは省略してある。
【0012】
基板Aとして、厚さ188μmのポリエチレンテレフタレートフィルム、基板Bとして厚さ1.1mmの硝子板、基板C、基板D、基板E、基板Fとして厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いて、75mm×165mmの実施例1(図2)および比較例1(図1)の透明タブレットを作製した。
【0013】
なお、基板C、基板D、基板E、基板Fの回路露出部には、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートの保護フィルムを貼り付けた(図示せず)。また、基板Cの接触端子部は、厚さが300μmとなる様に裏打ちフィルムを貼り付けた。透明導電膜として、厚さ15〜20nmのITO膜、回路を形成するための材料として銀インクおよび黒鉛インクを用いた。
【0014】
上記タブレットを乾燥雰囲気(25℃30%RH)、および高湿度雰囲気(30℃95%RH)に1.5時間放置後、上部基板のうねりの状態を下記の方法で評価した。
【0015】
〈ダイヤルゲージ法〉水平板上に透明タブレットを置き、ダイヤルゲージで上部基板の高さの変化を測定する。うねり値=最高地点の高さ−最低地点の高さ、と定義する。測定端押し付け圧力:8g、測定点:51箇所。〈蛍光灯反映像観察法〉上部基板表面に蛍光灯を映し、像のゆがみを観察する。うねり値と蛍光灯反映像の評価結果を表1に、また、高湿度雰囲気に放置後のうねりの分布(3次元グラフ)を図3、4に示す。
【0016】
比較例の透明タブレットは、高湿度雰囲気に放置することにより、大きなうねりが発生するのに対して、実施例の透明タブレットは、高湿度雰囲気に放置してもうねりが発生しないため、視認性が優れている。
【0017】
なお、本実施例では、異方性導電膜により回路同士の接続を行なっているが、回路自体に接着性を持たせて接続を行なっても良い。製造の容易さと信頼性の点で異方性導電膜が好ましく用いられる。
【0018】
回路を構成する材料としては、導電性粒子(銀、金、銅、黒鉛、ITO等)の一種または二種以上を樹脂中に分散させたもの、あるいは金属膜等が好ましく用いられる。透明導電膜としては、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等のPVD法あるいは塗工法、印刷法、CVD法等で形成されたITO膜、酸化錫膜が好ましく用いられる。
【0019】
基板A、Bの内、スイッチとして動作させるために外力を加える側の基板は、フレキシブルである必要があり、基板材料としては厚さ75〜400μmのポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエーテルサルフォンフィルム、ポリサルフォンフィルム、ポリアリレートフィルム等が好ましく用いられる。もう一方の基板は、特に限定されない。基板C〜Fは、外部回路と接続する上でフレキシブルである方が好ましく、基板材料として、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアリレートフィルム等が好ましく用いられる。
【0020】
なお、本発明は、実施例に示したアナログ型の透明タブレットに限定されることなく、マトリクス型の透明タブレットにも実施し得るものである。
【0021】
また、基板D、基板Fを一体にした構成や基板Dの両面に回路を形成し基板Fを省略した構成にしても良い。接続の信頼性の点では図2の構成が好ましい。
【0022】
【表1】
Figure 0003799074
【0023】
【発明の効果】
以上説明した様に、基板A、B上の透明導電膜と基板C上の接触端子部との接続方法を本発明の様の改良した透明タブレットは、高湿度雰囲気に放置した時も、うねりの発生がなく視認性に優れており、実用上の意義は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の透明タブレットの概略を説明するための図
【図2】本発明の透明タブレットの概略を説明するための図
【図3】実施例の透明タブレットの高湿度雰囲気に放置後のうねりを示す図
【図4】比較例の透明タブレットの高湿度雰囲気に放置後のうねりを示す図
【符号の説明】
1 透明導電膜
2 回路
3 異方性導電膜
4 接触端子部
5 透明導電膜
6 回路
7 異方性導電膜
8 回路
9 異方性導電膜
10 接触端子部
21 透明導電膜
22 回路
23 異方性導電膜
24 回路
25 異方性導電膜
26 回路
27 異方性導電膜
28 接触端子部
29 透明導電膜
30 回路
31 異方性導電膜
32 回路
33 異方性導電膜
34 接触端子部

Claims (1)

  1. 少なくとも片面に透明導電膜が設けられた2枚の透明電極基板A、Bが互いの透明導電膜同士が向かい合う様に配置されてなり、基板A、Bとは別に外部回路との接触端子部が設けられた基板Cを有し、基板A及び基板B上の透明導電膜がそれぞれ基板A及び基板B上の回路を経由して基板C上にある一つの接触端子部に電気的に接続してなり、透明電極基板に外力を加えた部分でのみ透明電極基板A、B上の透明導電膜同士が接触してスイッチとして動作する透明タブレットにおいて、基板A、Bとは別に、回路が設けられた基板D、E及びFを有し、基板D及び基板Fは基板Aと基板Bの間にありかつ基板C及び基板Eの間に位置し、基板D及び基板Fは回路の無い面同士が向き合っており、基板C上の接触端子部設置面と向かい合う面側に透明導電膜を設けてなる基板A上に透明導電膜と電気的に接続して設けられた回路を基板D上の回路、基板E上の回路を経由して基板C上の接触端子部に電気的に接続し、更に基板B上の透明導電膜と電気的に接続して基板B上に設けられた回路を基板F上の回路を経由して基板C上の接触端子部に電気的に接続し、基板E上の回路及び基板F上の回路は、透明電極基板A上の回路と同じ面側にあり、基板D上の回路は基板C及び透明電極基板B上の回路と同じ面側にあることを特徴とする透明タブレット。
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