JP3411618B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3411618B2
JP3411618B2 JP11343093A JP11343093A JP3411618B2 JP 3411618 B2 JP3411618 B2 JP 3411618B2 JP 11343093 A JP11343093 A JP 11343093A JP 11343093 A JP11343093 A JP 11343093A JP 3411618 B2 JP3411618 B2 JP 3411618B2
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cartridge holder
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利彦 寺島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビディオディスクやコ
ンパクトディスクをはじめとする光学情報記録再生装置
に係り、特に光ディスクのローディング機構に特徴を有
する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を記録、再生する記録、再生媒体と
しての光ディスクや磁気ディスク等の用いられる光ディ
スク装置はすでによく知られている。この光ディスク装
置では、ディスクは、このディスクに記録した情報を保
護し、記録・再生処理を常に適正に行ない得るようにす
るためにカートリッジに収納されている。
【0003】このカートリッジは、シャッターを有する
ハードケースで構成されてディスクの防塵性と携帯性の
向上が図られている。そして、記録、再生処理時にカー
トリッジを光ディスク装置のカートリッジホルダーに挿
入することにより上記シャッターが開放され、その開口
を介してクランパがカートリッジ内に入り込み、光ディ
スクをターンテーブルに押し付けてこれを回転させるよ
うに構成されている。
【0004】図13以下を参照して従来の光ディスク装
置を説明する。なお、各図において共通要素には共通符
号を符して重複説明を省略する。
【0005】図13は、光ディスク1を収納したカート
リッジ2と、このカートリッジ2を挿入するカートリッ
ジホルダ3の平面図、図14はカートリッジホルダー
3にカートリッジ2を挿入する途中の状態を示すカート
リッジホルダー3の断面図、図15はカートリッジ2を
挿入する前のカートリッジホルダー3の断面図、図16
は、図14、図15の断面と90度異なる方向でのカー
トリッジホルダー3の断面図である。
【0006】各図によって説明すると、カートリッジ2
の両側面には開口が形成されており、この開口を開閉す
るシャッター4がカートリッジ2の幅方向(カートリッ
ジホルダー3への挿入方向と直角の方向)にスライド自
在に設けられている。一方、カートリッジホルダー3は
図16に示されるように上側板3aの両端をL字形に折り
曲げて受け板3bを設けて構成され、このカートリッジホ
ルダー3の一端に挿入口5が形成されている。
【0007】図14に示されるようにカートリッジホル
ダー3の下方にはスピンドルモータ6により回転するタ
ーンテーブル7が設けられており、カートリッジ2をカ
ートリッジホルダー3の所定位置まで挿入したとき、カ
ートリッジ2の下側の開口が開き、かつこのときターン
テーブル7が後述のチャッキング機構によりカートリッ
ジホルダー3の内部に進入し、その突出部がカートリッ
ジ2内の光ディスク1と接触してこれを回転させる。
【0008】また、カートリッジホルダー3の上側板3a
の上方にはクランパホルダー8に取付けられたクランパ
9が設けられている。このクランパ9はチャッキング機
構(後述する)によりターンテーブル7の上昇動作と連
動して上側板3aに形成された開孔10を通ってカートリッ
ジホルダー3内に進入し、シャッター4が開放された開
口を介してカートリッジ2内の光ディスク1の側面と接
触してこれを押さえることができる。このようにして光
ディスク1はターンテーブル7とクランパ9によりチャ
ッキングされてカートリッジ2内で回転し記録・再生処
理が行なわれる。
【0009】カートリッジホルダー3内には、このカー
トリッジホルダーへの挿入動作に伴なってカートリッ
ジ2のシャッター1を開放するオープンレバー11が設け
られている。オープンレバー11は真直な所定幅の金属板
で構成されていて、レバー基端がカートリッジホルダー
3の上側板3aの下面に固定した支軸12に軸支されてい
て、スプリング13により回転復帰力が付勢されている。
また、レバー先端にシャッター4に形成された凹部14と
係合できるローラ15が設けられている。
【0010】オープンレバー11の支軸12はカートリッジ
ホルダー3の後部で、中央より少しずれた位置に設けら
れていて、レバー先端は図13に示すようにカートリッ
ジホルダー3内の後部一側からクランパ9の近くまで略
60°の範囲で回動できる。そして、オープンレバー11
が図13の点線位置(図14では実線位置)の状態で
は、後述のチャッキング機構が解除されていてターンテ
ーブル7とクランパ9の間が十分に拡がっている。この
ときカートリッジ2をカートリッジホルダー3に挿入す
ると、カートリッジ2の先端はターンテーブル7とクラ
ンパ9のすき間を通り、オープンレバー11の先端の位置
まで導入される。またこのとき、ローラ15とシャッター
4の凹部14とがカートリッジ挿入方向に一致して、ロー
ラ15が凹部14に係合する。
【0011】さらに、カートリッジ2をカートリッジ
ルダー内に十分押し込むとローラ15と凹部14が係合を
保持してオープンレバー11が図13の2点鎖線の位置ま
で回動し、それに伴ないローラ15がLの範囲移動し、こ
のローラ15を介してシャッター4が全開し、後述のロッ
ク機構によりこの全開が保持される。
【0012】上記の構成では、図14から分るようにカ
ートリッジ2の先端部がターンテーブル7とクランパ9
のすき間を通る時点では、ローラ15は凹部14と係合して
おらずシャッター4は開口を閉じている。このため、図
14に示される通り、クランパ9とターンテーブル7は
カートリッジ2のシャッター4に接触しないように上下
に逃がす必要がある。とくに、クランパ9はカートリッ
ジホルダー3の昇降距離より長い範囲で昇降させる必要
があり、それだけ光ディスク装置の高さを薄くすること
が難しく、これが光ディスク装置の薄形化、小形化にと
って障害となっている。
【0013】また、図13、図15、図16に示すよう
にカートリッジホルダー3の上側板3aの一側には、上述
のオープンレバー11とは別に2つの係止部16,17を介し
てストッパースプリング18の一端部が折曲げて係止され
ており、ストッパースプリング18の先端部18aはカート
リッジホルダー3の一側部に形成された切欠き19を介し
てカートリッジホルダー3内に可動的に挿入されてい
る。一方、カートリッジ2の前端一側には角部を斜めに
切削することによってガイド斜面20が形成されている。
【0014】ストッパースプリング18はカートリッジ2
の誤挿入を防止する誤挿入防止機構を構成するものであ
り、カートリッジ2の挿入方向(カートリッジの上下
挿入面)が正しいときはガイド斜面20がストッパースプ
リング18の先端部18aを押し逃がして挿入できるが、挿
入方向が間違っているときは、カートリッジの直角な
角部がストッパースプリング18に係止し、それ以上の挿
入が阻止されるようになっている。
【0015】上記カートリッジの誤挿入防止機構では
ストッパースプリング18が必要であり、それだけ構造が
複雑化してコストアップにつながる。また、少し強い力
でカートリッジ2を挿入するとストッパースプリング18
が変形して誤った方向のままカートリッジ2が挿入でき
てしまうという問題がある。
【0016】次に図17、図18にはクランパ9とター
ンテーブル7の間を縮小してこれらクランパ9とターン
テーブル7で光ディスク1を挟むチャッキング機構と、
このチャッキングを解除し、クランパ9とターンテーブ
ル7の拡開状態を保持するロック機構が示されている。
【0017】図17において、フレーム21の両側には垂
直なガイド溝23を有する軸受板24が所定の間隔をあけて
設けられている。また、この軸受板24とカートリッジホ
ルダー3の間は一方に傾斜した4つの長孔25を有するス
ライドプレート26が設けられていて、両端に位置する長
孔25には、カートリッジホルダー3の両側から突出する
ガイドピン27がスライド自在に嵌合されている。
【0018】クランパ9を支持するクランパホルダー8
の両側板8aはスライドプレート26とカートリッジホルダ
ー3の間に挿入されていて、両側板8aから突出する2本
のガイドピン28が中間に位置する2つの長孔25にスライ
ド自在に嵌合されている。また、カートリッジホルダー
3の一端のガイドピン27と、クランパホルダー8の一方
のガイドピン28は、フレーム21の軸受板24のガイド溝23
にスライド自在に嵌合されている。
【0019】両側のスライドプレート26の間はカートリ
ッジホルダー3の下側において底板26aで連結されてお
り、底板26aの前端縁の一側にイジェクトボタン30が設
けられている。また、底板26aの前端の係止ピン31とフ
レーム21の前端の係止ピン32との間にスライドスプリン
グ33が設けられていて、このスライドスプリング33によ
りスライドプレート26には図18における右方向、(つ
まり、カートリッジ2の挿入口方向)のバネ力が付勢さ
れている。
【0020】また、図17に示すようにカートリッジホ
ルダー3の後部一側にはロック機構として支軸34を中心
に反時計方向にバネ力が付勢されたラッチ35が設けられ
ている。そして、スライドプレート26の底板26aの先端
部に設けられた係止ピン36がこのラッチ35に係合すると
きは、スライドスプリング33のバネ力によるスライドプ
レート26のカートリッジホルダー挿入口5方向の動き
(つまり、チャッキング解除)が阻止されている。
【0021】上記の構成において、図18の状態ではス
ライドスプリング33が伸ばされてスライドプレート26が
左に移動し、係止ピン36がラッチ35に係止している。こ
のとき、2本のガイドピン27,28が垂直な軸受板24のガ
イド溝23に嵌合してカートリッジホルダー3とスライド
プレート26の横移動が規制され、かつ各ガイドピン27,
28が傾斜した長孔25に嵌合していることにより、この長
孔25の左動でガイドピン27,28が押し上げられている。
それによりカートリッジホルダー3とクランパホルダー
とが持上がり、またターンテーブル7がカートリッジ
ホルダー3の下方に下がり、このターンテーブル7とク
ランパ9との間には、カートリッジ2を挿入できる十分
なすき間が形成されている。
【0022】また、クランパホルダー8のガイドピン28
の嵌合する長孔25の傾斜角度は、カートリッジホルダー
3のガイドピン27の嵌合する長孔25の傾斜角度より急傾
斜に設けられていて、スライドプレート26の横移動によ
るクランパホルダーの昇降距離がカートリッジホルダ
ー3の昇降距離よりも長い。したがって、クランパホル
ダー8がカートリッジホルダー3と同時に持上げられる
とき、このクランパホルダー8はカートリッジホルダー
3の上側板3aよりさらに上方に持上がりカートリッジホ
ルダー3に挿入されたカートリッジ2のシャッター4に
クランパ9がぶつからないようカートリッジ2とクラン
パ9との間に十分なすき間を形成するようになってい
る。
【0023】カートリッジホルダー3とクランパホルダ
ー8が持上げられたとき、スライドスプリング33により
スライドプレート26には、図18において右方向のバネ
力が作用するが、カートリッジホルダー3に設けられた
ラッチ35がスライドプレート26の底板26aに設けられた
係合ピン36に係止されているので、スライドプレート26
は左移動したままである。したがってターンテーブル7
とクランパ9とは上下に拡開し、これらがカートリッジ
2と接触しない状態に保持される。
【0024】次に、カートリッジ2をカートリッジホル
ダー3内に挿入し、カートリッジ2の前端縁2aがカート
リッジホルダー3の内奥に達したとき、この前端縁2aが
ラッチ35の板厚面から直角方向に突出する係合片37と係
合して、ラッチ35を支軸34を支点として、図17で右回
転させる。それによりラッチ35と係止ピン36との係合が
解除され、スライドスプリング33の索引力により、スラ
イドプレート26が図18の右方向に移動し、長孔25に沿
ってガイドピン27,28が押し下げられカートリッジホル
ダー3とクランパホルダー8とが下がり、これによりタ
ーンテーンブル7とクランパ9がシャッター4の開いた
カートリッジ2内に入り込み、光ディスク1と圧接し、
これで光ディスク1がチャッキングされ、再生・録画処
理が可能な状態となる。
【0025】カートリッジ2をカートリッジホルダー3
から取出すにはイジェクトボタン30を押す。これにより
スライドスプリング33が伸ばされてスライドプレート26
が図18で左移動し、それまでラッチ35の曲げ先端と係
合してこのラッチ35の復帰回転を阻止していた係止ピン
36が左移動し、係止ピン36がラッチ35の曲げ先端から外
れ、係止ピン36とラッチ35は再び係合し、クランパ9と
ターンテーブル7とが拡開された状態が保持され、カー
トリッジ2を取出すことができる。
【0026】上述のように従来の光ディスク装置ではク
ランパ9とターンテーブル7のすき間をカートリッジ2
が通過する時点で、シャッター4は閉じている。このた
め上述の機構により、カートリッジホルダー3よりも大
きくクランパ9を昇降させてこのクランパ9を上側板3a
の上方に退避させる必要があり、このためにカートリッ
ジホルダー3とは別に昇降するクランパホルダー8が必
要となる。こうしてクランパホルダー8の高さ分だけ光
ディスク装置が厚くなり、薄型化にとって障害となると
共に、部品点数が増えてコストアップするという問題が
あった。
【0027】また上記の機構ではクランパホルダー8と
カートリッジホルダー3を大きく上下動させる必要があ
り、そのためスライドプレート26のストロークが長くな
り、カートリッジの取出し時にイジェクトボタン30の
押し込み量が多くなる。この押し込み量を短くするには
スライプレート26の長孔25の角度をきつくすればよい
が、そうするとイジェクトボタン30の動作が重くなって
しまうという問題があった。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の光
ディスク装置は薄型化を図るのが困難で、コストダウ
ンの点でも問題があった。
【0029】本発明は上記の問題点に鑑みなされたも
ので、薄型化を図ることができるとともに、部品点数を
削減してコストダウンを図ることができる光ディスク装
置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ディス
ク装置は、挿入方向に対し交差する幅方向に摺動可能な
シャッターおよびこのシャッターの摺動で開閉される開
口を有する光ディスクのカートリッジが挿入されるカー
トリッジホルダーと、クランパおよびこのクランパに対
向する位置に設けられたターンテーブルを有しこれらク
ランパとターンテーブルとで前記カートリッジホルダー
内に挿入された前記カートリッジの前記光ディスクを前
記シャッターが開放された前記開口を通じてチャッキン
グするチャッキング機構とを備えた光ディスク装置にお
いて、前記カートリッジホルダーは、一端が前記カート
リッジホルダーに回動自在に支持され他端が前記カート
リッジホルダーに挿入される前記カートリッジの前記シ
ャッターと係合し前記カートリッジの挿入方向の前端部
が前記クランパと前記ターンテーブルとの間に挿入され
るまでに前記シャッターを開き切るオープンレバーと、
前記シャッターを開き切ってから前記オープンレバーと
前記シャッターとの係合を外す解除機構と、前記カート
リッジホルダーに設けられ前記解除機構で前記オープン
レバーとの係合が外れた前記シャッターを前記カートリ
ッジが前記カートリッジホルダー内に挿入されるまで開
放状態に保持するフックとを具備し、前記クランパは、
前記カートリッジホルダーに取り付けられ、前記カート
リッジホルダーへの前記カートリッジの挿入時における
前記クランパと前記ターンテーブルとの間隔は、前記カ
ートリッジ内の前記光ディスクに接触せずかつ前記カー
トリッジの厚みより少ないものである。
【0031】請求項2記載の光ディスク装置は、請求項
1に記載の光ディスク装置において、前記オープンレバ
ーに前記カートリッジの挿入方向に対し反対方向へ向け
バネ力を付勢するバネ力付勢手段を、一端側を固定部
に他端側を前記オープンレバーに係止した線形のスプリ
ングで構成したものである
【0032】
【作用】請求項1記載の光ディスク装置では、カートリ
ッジホルダーに挿入されるカートリッジがクランパおよ
びターンテーブルとの間に挿入されるまでにオープンレ
バーによってシャッターを開き切ることで、シャッター
が開いた開口を通じてクランパやターンテーブルを挿入
途中のカートリッジ内に入り込ませることが可能とな
り、そのため、クランパをカートリッジホルダーに取り
付け、このクランパとターンテーブルとの間隔をカート
リッジの厚みより少なくすることができるので、光ディ
スク装置薄型化を図ることができるとともに、クラン
パを支持するためのカートリッジホルダーとは別の部品
などを削減できてコストダウンを図ることができる。
【0033】しかも、シャッターを開き切ったらオープ
ンレバーとシャッターとの係合を解除機構で外してカー
トリッジのさらなる挿入を可能とし、さらに、オープン
レバーとの係合が外れたシャッターをカートリッジがカ
ートリッジホルダー内に挿入されるまでカートリッジホ
ルダーに設けられたフックで開放状態に保持するため、
簡単な構成でカートリッジの挿入およびシャッターの開
放状態の保持ができる。
【0034】請求項2記載の光ディスク装置では、請求
項1に記載の光ディスク装置の作用に加えて、オープン
レバーにカートリッジの挿入方向に対し反対方向へ向け
てバネ力を付勢するバネ力付勢手段を、一端側を固定部
に他端側をオープンレバーに係止した線形のスプリング
で構成したため、光ディスク装置を薄型化できる。
【0035】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図12を参照し
て説明する。なお、従来例と同一要素には同一符号を付
して重複説明を省略する。
【0036】図1〜図8はオープンレバーの構成を説明
するための図で、図1はカートリッジとカートリッジホ
ルダーの平面図、図2はオープンレバーとシャッターと
の係合関係を示す斜視図、図3はカートリッジを挿入す
る前のカートリッジホルダーの断面図、図4はカートリ
ッジを挿入した後のカートリッジホルダーの断面図、図
5は図3と90°異なる角度でのカートリッジホルダー
の断面図である。
【0037】次に、上記の各図に示される構成を図15
〜図18に示す従来例と比較して説明する。
【0038】図1、図5に示すとおり、カートリッジホ
ルダー43は上側板43aとその両端をL字形に折り曲げた
受け板43bを有している。そして、カートリッジホルダ
ー43の上側板43aにオープンレバー41が配設され、オー
プンレバー41の一端が支軸42により回動自在に支持され
ており、バネ力付勢手段および線形のスプリングとして
オープンレバースプリング40によりカートリッジホル
ダー43のカートリッジ挿入口39方向にバネ力が付勢され
ている。オープンレバースプリング40は1本の弾性を有
する金属線であって、その一端が上側板43aの隅部に形
成された係合孔47に係止され、途中が上側板43aに設け
られた係止具50に係合されて大きく曲げられ、バネ力が
勢されたうえ、スプリング先端がオープンレバー41に
形成された係合孔51に挿入して係止されている。したが
って、オープンレバー41には図1において、支軸42を中
心として反時計回りのバネ力が付勢されている。
【0039】オープンレバー41は図に示されるとおり、
クランパ9を回避するように中間部が大きく曲げ形成さ
れており、オープンレバースプリング40のバネ力が開放
された状態では、図1に示すようにレバー先端はカート
リッジ挿入口39の近くまで伸びている。
【0040】オープンレバー41の先端は図2に示すよう
に下側に曲げられていて、この折り曲げ部41aがカート
リッジホルダー43の上側板43aに形成された円弧状の溝5
2を通ってカートリッジホルダー43内に挿入されてい
る。カートリッジホルダー43内において、折り曲げ部41
aの先端には腕部41bが形成され、さらにこの腕部41bの
上側にはシャッター4の前端縁4bに当接する当接片41c
が折り曲げ部41aと平行に形成されている。腕部41bには
ローラ45が取付けられていて、このローラ45はカートリ
ッジ2のシャッター4の前端縁一側に設けられた係合凹
部14と係合できる。
【0041】また、カートリッジホルダー43の上側板43
aの一部に切込みを入れ、その切り込み片をカートリッ
ジホルダー43の内側に折り曲げることにより、切り溝59
を介してガイド爪(フック)60が切り起し形成されてい
る。このガイド爪60の位置は図1に示されるようにカー
トリッジ2の挿入口39からみて、クランパ9の側方位置
に設けられている。そして、カートリッジ2の挿入時凹
部14と係合するローラ45により全開されたシャッター4
の内側縁4aがガイド爪60と係合し、その後ローラ45が凹
部14から外れてもシャッター4はその内側縁4aがガイド
爪60とスライド自在に係合して全開状態が保持されるよ
うに設けられている。
【0042】上記の各図においてスピンドルモータ6と
ターンテーブル7は後述するフレームに取付けられ、ま
た、光ディスクを上側から押さえるクランパ9はカー
トリッジホルダー43の上側板43aに取付けられている。
そして後述のチャキング機構によりクランパ9はカー
トリッジホルダー43と一体に上下動しターンテーブル7
との間に十分なすき間が形成される。
【0043】上記構成の作用を説明する。
【0044】カートリッジホルダー43が図4の実線の位
置に持上っている状態(チャッキング機構とロック機構
は後述する)で図1の方向からカートリッジ2をカート
リッジホルダー43の挿入口39に挿入する。このとき、挿
入口39の近くに位置するオープンレバー41の先端のロー
ラ45にシャッター4の係合凹部14が係合する。
【0045】そして、カートリッジ2をさらに押し込む
と、オープンレバー41はオープンレバースプリング40に
抗して支軸42を中心に図1において時計方向に回動す
る。このとき、中間部が大きく曲げられたオープンレバ
ー41の先端が挿入口39の近くに位置しているので、図1
におけるLの範囲、つまりカートリッジ2の前端縁
2aがカートリッジ挿入口39からクランパ9とターンテー
ブル7の近くに挿入されるまでの間にシャッター4は全
開される。
【0046】したがって、カートリッジ2の前端縁2aが
ターンテーブル7とクランパ9の間のすき間を通過する
ときは、シャッター4は全開しているので、クランパ9
の先端がカートリッジ2の上側板より低い位置に設けら
れていても、このクランパ9はシャッター4にぶつから
ない。さらに、ターンテーブル7の先端がカートリッジ
2の下側板より高い位置に設けられていても、このター
ンテーブル7はシャッター4にぶつからない。こうし
て、上側板43aに取付けられカートリッジ2の上側面よ
り低い位置に設けられたクランパ9と、カートリッジホ
ルダー43の受け板43bよりも上側に突出したターンテー
ブル7とは、シャッター4が開いた開口を介してカート
リッジ2内に入り込むことによりクランパ9とターンテ
ーブル7とは光ディスク1の側面に近接して位置するこ
とができる(なお、図13、図14に示す従来構造では
クランパ9あるいはターンテーブル7が上記の位置に設
けられているとシャッターが閉じているのでぶつか
る。)。
【0047】本実施例に係るオープンレバー41の構成で
あると、上述のようにクランパ9をカートリッジホルダ
ー43の上側板43aに取付けても何らの不具合がない。そ
して、後述のチャッキング機構によりカートリッジホル
ダー43と一体にクランパ9がごく僅かの距離昇降するこ
とにより、クランパ9とターンテーブル7が近接又は開
離し、光ディスク1を上下からチャッキングすることが
できる。
【0048】上記の通りカートリッジ2の挿入初期の範
囲Lでシャッターが全開するが、カートリッジ2
はさらにカートリッジホルダー43の内奥まで挿入され
る。そしてカートリッジ2がLとLの境Sまで
挿入されたとき、図1に点線で示し、図7に実線で示す
ようにローラ45は係合凹部14から外れ、以後、挿入範囲
,Lにおいては、図7および図8に示すよう
にローラ45は係合凹部14から外れていて(その必要性は
後述する)シャッター4に図示しないバネ作用で開口を
閉じる方向に力が作用する。
【0049】しかし、上述のようにオープンレバー41の
ローラ45がシャッター4の凹部14から外れる直前におい
て、全開されたシャッター4の内側縁4aはガイド爪60の
側縁(図1において下側)とスライド自在に係合して挿
入されるので、挿入範囲Lにおいてローラ45が係合凹
部14から外れていてもシャッター4はガイド爪60によっ
て全開状態に保持される。したがってこの状態で光ディ
スク1の再生・録画処理が行なわれる。
【0050】図6〜図8はオープンレバー41のローラ45
とシャッター4の凹部14との係合関係、及びオープンレ
バー41の当接片41cとシャッター4の前端縁4bとの当接
関係を示している。
【0051】図1のLの範囲でローラ45と当接片41c
とは図6から図7の状態に変位し、図7において前端縁
4bに当接してスライドする当接片41cにより凹部14への
落ち込み量が規制されるローラ45が凹部14との係合を外
れる。
【0052】以下にシャッター4を開放する機構と、ロ
ーラ45が凹部14から外れる機構について説明する。
【0053】まず、シャッター4を開放する機構につい
て説明する。
【0054】カートリッジ2を挿入すると前端縁4bと当
接片41cとが当接する部分(以下、点Aと称す)にカー
トリッジ2を挿入する力が作用し、この点Aはカートリ
ッジ2を挿入する方向に見て支軸42より左側にずれてい
るのでオープンレバー41を時計方向に回転させる。そし
て、ローラ45が凹部14のシャッター4の開放側の内側縁
14aに当接すると、オープンレバー41の回転に伴うロー
ラ45のシャッター4の開放方向への変位によりシャッタ
ー4が開放される。
【0055】なお、ここで以下の説明のためにローラ45
と内側縁14aとが当接する部分を点Bと称することと
し、次いでローラ45が凹部14から外れる機構について説
明する。
【0056】点Aと点Bとは共にオープンレバー41の支
軸42を回転中心として回転するが、点Aは点Bより回転
半径が短い位置に設定されているため、オープンレバー
41の回転に伴う各点のカートリッジ2の挿入方向への変
位量は、点Bの方が点Aに比して大きい。したがって、
当接片41cは挿入されるカートリッジ2の前端縁4bと常
に当接状態を保ってオープンレバー41を回転させる力を
オープンレバー41に作用させるが、ローラ45はカートリ
ッジ2の挿入方向、すなわち凹部14から外れる方向に当
接片41cよりも大きい変位量で変位するため、カートリ
ッジ2を挿入していくにしたがって、ローラ45は内側縁
14aに沿って凹部14との係合が外れる方向に変位しつい
にはその係合が外れる。
【0057】図19は、オープンレバー41の回転に伴っ
て変化する点Aと点Bの前端縁4bに対する位置の変位を
模式的に表した図である。42は、オープンレバー41の回
転中心である支軸である。
【0058】前端縁4bが図中イの位置にあるとき、オー
プンレバー41は図1の実線で示される位置に、そして、
凹部14とローラ15との係合状態は図6の状態にある。こ
のときの点Aと点Bの位置が図中○印で示され、前端縁
4bに対する点Aと点Bの距離差はmである。
【0059】カートリッジが更に挿入され前端縁4bが
図中ロに位置したとき、オープンレバー41は図1の点線
で示される位置に、そして凹部14とローラ15との係合状
態は図7の状態にある。このときの点Aと点Bの位置は
図中×印で示され、前端縁4bに対する点Aと点Bの距離
差はなくなる。
【0060】このようにカートリッジ2の挿入方向の点
Aと点Bの変位量は点Bの方が大きいため前端縁4bがイ
の位置にあるときの点Aと点Bの前端縁4bに対する距離
差は、前端縁4bがロの位置へ変位するにしたがって小さ
くなり、図中ロの位置で距離差がなくなり図7に示すよ
うにローラ45が凹部14から外れる。
【0061】また、ローラ45が凹部14から外れるタイミ
ング、すなわちカートリッジ2がどこまで挿入されたと
きに、あるいはオープンレバー41がどこまで回転された
ときにローラ45が凹部14から外れるかのタイミングは、
支軸42と点Bと点Aとが成す角(∠r)に依存する。す
なわち、ローラ45が凹部14から外れる時に点Bとその回
転中心とが前端縁4bに平行な方向と成す角(∠R)は先
の∠rによって決まる。
【0062】したがって本実施例では、前端縁4bがクラ
ンパ9に達する直前でシャッター4が開き切ったときに
ローラ45が凹部14から外れるように、腕部41bの幅と、
当接片41cの前端縁4bの方向への長さとの設定により∠
rを設定してローラ45が凹部14から外れるタイミングを
得ている。
【0063】なお、図7において、当接片41cが凹部14
に対応する位置で前端縁4bと当接しているが、当接片41
cは図2に示されるように凹部14の上側の前端縁4cに当
接するため、当接片41cが凹部14に落ち込むことはな
い。
【0064】以上のことは、図1から分かるように範囲
では、ローラ45はカートリッジ2の挿入方向に見て
シャッター4を全開した位置よりもさらにシャッター4
を開放しようとする方向に変位しようとするため、凹部
14とローラ45との係合を外さないとシャッター4が全開
された後はカートリッジ2の挿入がそれ以上できなくな
ってしまうということをなくすためである。
【0065】また、図1の範囲Lではローラ45は図7
から図8の状態に変位し、このLの範囲では当接片41
cがシャッター4の前端縁4bに当接してスライドするの
で、ローラ45がみだりに凹部14と係合せず、カートリッ
ジ2の挿入にとって障害とならない。
【0066】本実施例によると、カートリッジホルダー
43の挿入口39にカートリッジ2を挿入するとき、その前
端縁2aがターンテーブル7とクランプ9とのすき間に到
達する時点でシャッター4が全開されるようにオープン
レバー41が構成されていることにより、クランパ9とタ
ーンテーブル7はシャッター4にぶつからず、したがっ
て、クランパ9のカートリッジホルダー43への直接の取
付けが可能となり、かつクランパ9とターンテーブル7
の拡開距離も短かくてよい。それにより、光ディスク装
置の厚みを従来に比べて大幅に薄型化でき、また、構成
も簡潔になる。
【0067】さらに本実施例によると、図15に示す従
来例のようにカートリッジホルダー3の挿入口5の一側
部にストッパースプリング18を設けなくともカートリッ
ジ2の誤挿入を防止できる。すなわち、従来構造では、
予めターンテーブルとクランパ9をシャッター4の上
下に逃がしているためストッパースプリング18を設けな
い限りカートリッジ2の誤挿入が防げない。
【0068】これに対し、本実施例では、カートリッジ
2を誤挿入した場合は、シャッター4が開かず、このシ
ャッター4がターンテーブル7とクランパ9に当たり、
その挿入を阻止することができる。したがって、本実施
例では、カートリッジ2の誤挿入防止がストッパースプ
リング18などの他部品がなくても可能となり、部品点数
が減少できてコストダウンが可能となる。
【0069】さらに、本実施例によるとオープンレバー
スプリング40をコイル形でなく、ただ1本の線形にして
いるので、このスプリングの高さを最小の線径のみにで
き、光ディスク装置の高さをこのスプリング設置の面で
薄型化できる。これを図9、図10に示す比較例につい
て説明すると、オープンレバー41にバネ力を付勢する場
合は、一般的には図示のように一端66aをカートリッジ
ホルダー43の上側板43aに係止し、他端66bをオープンレ
バー43に係止したコイルスプリング66を使用するのが通
常であり、このコイルスプリング66が伸縮してオープン
レバー41のバネ力が付勢される。しかし、コイルスプリ
ング66はコイル径の厚みを有し、それだけ光ディスク装
置を薄くするうえで障害となる。これに対し、本実施例
のオープンレバースプリング40によると、1本の細い金
属線であるからこのような不具合は解消される。
【0070】次に図11、図12によってターンテーブ
ル7とクランパ9を含むチャッキング機構と、チャッキ
ング解除状態を保持するロック機構を、図17、図18
に示す従来例と比較して説明する。
【0071】図11、図12に示すようにスピンドルモ
ータ6とターンテーブル7は従来と同じフレーム21に取
付けられているが、クランパ9がカートリッジホルダー
43の上側板43aに取付けられることに伴ないチャッキン
グ機構も従来に比べ簡易化されている。
【0072】すなわち、クランパ9は図17、図18に
示す従来のクランパホルダーを有していない。それに
伴ないガイドピン27もクランパ9とカートリッジホルダ
ー43を持上げるカートリッジホルダー43の両側板から突
出する2本のガイドピン27のみであり、このガイドピン
27がスライドプレート26の軸受板24に形成される傾斜し
た長孔25にスライド自在に係合している。左右のスライ
ドプレート26の間は底板26aで連結されている。
【0073】スライドプレート26の前端にイジェクトボ
タン30が設けられ、スライドプレート26の前端の係止ピ
ン31とフレーム21の前端の係止ピン32との間にスライド
スプリング33が設けられ、イジェクトボタン30を押して
チャッキング機構を操作する点は従来と同じである。
【0074】また、カートリッジホルダー43内に支軸34
によってラッチ35が枢支されており、このラッチ35に反
時計方向のバネ力が付勢されていると共に、このラッチ
35が係合片37を有している構成と、スライドプレート26
の底板26aにラッチ35に係合する係止ピン36が設けられ
ている構成は従来と同じである。
【0075】上記のチャッキング機構では、図11、図
12のようにスライドプレート26がスライドスプリング
33に抗して左移動し、係止ピン36がラッチ35を係合して
スライドプレート26の右移動が阻止されている。この状
態では長孔25によりガイドピン27が持上げられ、クラン
パ9とカートリッジホルダー43は一体に持上げられ、ク
ランパ9とターンテーブル7との間には必要なすき間が
形成されている。
【0076】そして、カートリッジ2をカートリッジホ
ルダー43内に挿入し、クランパ9とターンテーブル7を
通過させるときシャッター4は全開している。このと
き、クランパ9の先端はカートリッジ2の上側板より低
い位置に、またターンテーブル7の先端はカートリッジ
2の下側板より高い位置にあってそれぞれシャッター4
の開口を介してカートリッジ内に入り込み、光ディス
ク1の面と極めて近接している。この状態でカートリッ
ジ2をカートリッジホルダー43の内奥まで挿入したと
き、カートリッジ2の前端2aが係合片37に当りラッチ
35が係止ピン36から外される。
【0077】それによりスライドスプリング33が働いて
スライドプレート26が図で右移動する。この状態では長
孔25によりガイドピン27が押下げられ、カートリッジホ
ルダー43と一体にクランパ9が下がり、クランパ9とタ
ーンテーブル7とで光ディスク1がチャッキングされ、
光ディスクの再生・録画処理が可能となる。
【0078】カートリッジ2をカートリッジホルダー43
から取出すにはイジェクトボタン30を押す。それにより
ラッチ35の折り曲げ先端に当っていた係止ピン36がカー
トリッジホルダー43の奥方向に移動し、折り曲げ先端か
ら外れて再びラッチ35と係合する。また、このスライド
プレート26の移動によりカートリッジホルダー43とクラ
ンパ9が一体に持上げられ、クランパ9とターンテーブ
ル7の間が拡開してカートリッジ2を取出せる。
【0079】上記のように本実施例ではクランパ9はカ
ートリッジホルダー43と一体であり、カートリッジ2内
の光ディスク1と接触しない最小の間隔を昇降させるだ
けでカートリッジ2の挿抜ができ、それだけ光ディスク
装置の高さを薄くできる。また、カートリッジホルダー
43とクランパ9の昇降距離が短いだけイジェクトボタン
30の押し込み量が少なくてすみ、操作が容易となる。
【0080】なお、本発明は実施例の構成に限定され
ず、各部分の構成は適当に設計変更して構わない。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の光ディスク装置によれ
ば、カートリッジホルダーに挿入されるカートリッジが
クランパおよびターンテーブルとの間に挿入されるまで
にオープンレバーによってシャッターを開き切ること
で、シャッターが開いた開口を通じてクランパやターン
テーブルを挿入途中のカートリッジ内に入り込ませるこ
とが可能となり、そのため、クランパをカートリッジホ
ルダーに取り付け、このクランパとターンテーブルとの
間隔をカートリッジの厚みより少なくすることができる
ので、光ディスク装置の薄型化を図ることができるとと
もに、クランパを支持するためのカートリッジホルダー
とは別の部品などを削減できてコストダウンを図ること
ができる。
【0082】しかも、シャッターを開き切ったらオープ
ンレバーとシャッターとの係合を解除機構で外してカー
トリッジのさらなる挿入を可能とし、さらに、オープン
レバーとの係合が外れたシャッターをカートリッジがカ
ートリッジホルダー内に挿入されるまでカートリッジホ
ルダーに設けられたフックで開放状態に保持するため、
簡単な構成でカートリッジの挿入およびシャッターの開
放状態の保持ができる。
【0083】請求項2記載の光ディスク装置によれば、
請求項1に記載の光ディスク装置の効果に加えて、オー
プンレバーにカートリッジの挿入方向に対し反対方向へ
向けてバネ力を付勢するバネ力付勢手段を、一端側を固
定部に他端側をオープンレバーに係止した線形のスプリ
ングで構成したため、光ディスク装置を薄型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカートリッジとカートリ
ッジホルダーの平面説明図である。
【図2】図1のオープンレバーとシャッターとの係合関
係を示す斜視説明図である。
【図3】図1のカートリッジホルダーにカートリッジを
挿入する前の断面図である。
【図4】図1のカートリッジホルダーにカートリッジを
挿入した状態での断面図である。
【図5】図3の切断方向と90度異なる角度で切断した
断面図である。
【図6】オープンレバーのローラとシャッターの凹部と
の係合関係の第1動作時の説明図である。
【図7】同じく第2動作時の説明図である。
【図8】同じく第3動作時の説明図である。
【図9】オープンレバースプリングの比較例として示す
カートリッジとカートリッジホルダーの平面図である。
【図10】図9のカートリッジをカートリッジホルダー
に挿入した状態の平面図である。
【図11】図1と異なる構成部分を示すためのカートリ
ッジおよび、カートリッジホルダーとスライドプレート
の平面図である。
【図12】図9のカートリッジホルダーにフレームを組
合せたうえ、一部破断して示す側面図である。
【図13】従来のカートリッジとカートリッジホルダー
の平面説明図である。
【図14】図13のカートリッジホルダーにカートリッ
ジを挿入する途中の断面図である。
【図15】図13のカートリッジホルダーにカートリッ
ジを挿入する前の断面図である。
【図16】図14の切断方向と90度異なる角度で切断
した断面図である。
【図17】図13と異なる構成部分を示すためのカート
リッジおよび、カートリッジホルダーとスライドプレー
トの平面図である。
【図18】図17のカートリッジホルダーにフレームを
組合わせて示す側面図である。
【図19】オープンレバーの回転に伴って変化する点A
と点Bの前端縁に対する位置変化を模式的に表わした図
である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 カートリッジ 4 シャッタ 7 ターンテーブル 9 クラン 40 バネ力付勢手段およびスプリングとしてのオープ
ンレバースプリング 41 オープンレバ 43 カートリッジホルダ 60 フックとしてのガイド爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−98649(JP,A) 特開 平4−337561(JP,A) 特開 平4−372765(JP,A) 特開 平3−224166(JP,A) 特開 平5−28613(JP,A) 実開 平3−14760(JP,U) 実開 昭61−114543(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入方向に対し交差する幅方向に摺動可
    能なシャッターおよびこのシャッターの摺動で開閉され
    る開口を有する光ディスクのカートリッジが挿入される
    カートリッジホルダーと、クランパおよびこのクランパ
    に対向する位置に設けられたターンテーブルを有しこれ
    らクランパとターンテーブルとで前記カートリッジホル
    ダー内に挿入された前記カートリッジの前記光ディスク
    を前記シャッターが開放された前記開口を通じてチャッ
    キングするチャッキング機構とを備えた光ディスク装置
    において、 前記カートリッジホルダーは、一端が前記カートリッジ
    ホルダーに回動自在に支持され他端が前記カートリッジ
    ホルダーに挿入される前記カートリッジの前記シャッタ
    ーと係合し前記カートリッジの挿入方向の前端部が前記
    クランパと前記ターンテーブルとの間に挿入されるまで
    に前記シャッターを開き切るオープンレバーと、前記シ
    ャッターを開き切ってから前記オープンレバーと前記シ
    ャッターとの係合を外す解除機構と、前記カートリッジ
    ホルダーに設けられ前記解除機構で前記オープンレバー
    との係合が外れた前記シャッターを前記カートリッジが
    前記カートリッジホルダー内に挿入されるまで開放状態
    に保持するフックとを具備し、 前記クランパは前記カートリッジホルダーに取り付け
    られ 前記カートリッジホルダーへの前記カートリッジの挿入
    時における前記クランパと前記ターンテーブルとの間隔
    は、前記カートリッジ内の前記光ディスクに接触せずか
    つ前記カートリッジの厚みより少ない ことを特徴とす
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記オープンレバーに前記カートリッジ
    の挿入方向に対し反対方向へ向けてバネ力を付勢するバ
    ネ力付勢手段を、一端側を固定部に他端側を前記オープ
    ンレバーに係止した線形のスプリングで構成したことを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
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