JP3411591B2 - 静油圧式無段変速機 - Google Patents

静油圧式無段変速機

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数のポンプシリンダ
孔を環状配列で備えるポンプシリンダと多数のモータシ
リンダ孔を環状配列で備えるモータシリンダとが同軸に
結合されたシリンダブロックがケーシングに回転自在に
支承され、該シリンダブロックには、その外周側に第1
環状油路が形成されるとともに第1環状油路と同心の第
2環状油路が内周側に形成され、前記多数のポンプシリ
ンダ孔および前記多数のモータシリンダ孔間でシリンダ
ブロックには、前記ポンプシリンダ孔を前記両環状油路
に交互に連通させる多数の第1分配弁と、前記モータシ
リンダ孔を前記両環状油路に交互に連通させる多数の第
2分配弁とが放射状に配設される静油圧式無段変速機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる無段変速機は、たとえば特
開平3−163253号公報および特開平2−1131
68号公報等に開示されているように、既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−163
253号公報で開示された無段変速機では、多数のクラ
ッチ弁が、シリンダブロックの半径方向に往復動させる
ようにして該シリンダブロックに放射状に配設され、シ
リンダブロックを囲繞するクラッチ制御環に各クラッチ
弁を係合されており、シリンダブロックが大型化すると
ともに、多数のクラッチ弁を配設することから重量増加
および加工工数の増加を招く。
【0004】また上記特開平2−113168号公報で
開示された無段変速機では、シリンダブロックに同軸に
連なる軸の軸端にクラッチ弁が配設されており、そのク
ラッチ弁のために無段変速機の軸長が長くならざるを得
ず、しかもシリンダブロックの内周側および外周側に同
心にそれぞれ形成される環状油路とクラッチ弁との間の
距離が比較的長くなるために、作動油の短絡流量が多い
場合には流路抵抗が大きくなり、応答性の低下を招く。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みて、シリンダブ
ロックの大型化、加工性および組付性の向上、ならびに
応答性の向上を図った構造でクラッチ弁を配設した静油
圧式無段変速機を提供することを第1の目的とする。
【0006】ところで、本出願人は、シリンダブロック
の内周側および外周側に同心にそれぞれ形成される環状
油路への作動油の補給を行なうための一対のチェック弁
を、シリンダブロックの中心部に嵌合固定される弁筒内
にコンパクトに配設して各チェック弁の組立性および加
工性を向上させるようにした無段変速機を既に提案(特
願平2−333148号)しており、弁筒には、その軸
方向両側に形成される補給油路を相互に連通させるため
の連通孔が、両チェック弁の軸線とはずれた位置に偏心
して穿設されている。このため、弁筒の肉厚すなわち外
径が比較的大きくなり、それに伴ってシリンダブロック
が大型化することになる。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みて、シリンダ
ブロックの大型化を伴わずに、シリンダブロックの中心
部に一対のチェック弁をコンパクトに配設し得るように
した静油圧式無段変速機を提供することを第2の目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明によれば、第1環状油路
に通じる第3環状油路と第2環状油路とをシリンダブロ
ックとの間に形成してシリンダブロックの中心部に嵌合
固定される弁筒と、第3および第2環状油路間の連通・
遮断を切換可能にして弁筒に摺動自在に嵌合される弁体
とで、クラッチ弁が構成される。
【0009】また請求項2記載の発明では、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、クラッチ弁の弁体には、
シリンダブロック内で弁筒の軸方向一側に形成される補
給油路から第3環状油路への作動油の補給を許容する第
1チェック弁と、シリンダブロック内で弁筒の軸方向他
側に形成される補給油路から第2環状油路への作動油の
補給を許容する第2チェック弁とが配設される。
【0010】さらに上記第2の目的を達成するために、
請求項3記載の発明によれば、第1環状油路に通じる第
3環状油路と第2環状油路とをシリンダブロックとの間
に形成してシリンダブロックの中心部に弁が嵌合固定さ
れ、シリンダブロック内で弁筒の軸方向一側に形成され
る補給油路から第3環状油路への作動油の補給を許容す
る第1チェック弁と、シリンダブロック内で弁筒の軸方
向他側に形成される補給油路から第2環状油路への作動
油の補給を許容する第2チェック弁とが弁筒内に配設さ
れ、多数の第1および第2分配弁を避けた位置でシリン
ダブロックには、内端を前記両補給油路に個別に連通さ
せるとともに外端をシリンダブロックの外周で相互に連
通させる一対の連通孔が穿設される。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明を四輪自動車用静油
圧式無段変速機に適用したときの一実施例について説明
する。
【0012】図1ないし図11は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は四輪自動車用パワーユニットの横
断平面図、図2は静油圧式無段変速機における一部横断
平面図、図3は静油圧式無段変速機の残余の部分を示す
横断平面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2
の5−5線断面図、図6は図5の6−6線に沿う断面
図、図7はクラッチ弁をそのクラッチオフ位置で示す断
面図、図8はクラッチ弁をその半クラッチ位置で示す断
面図、図9はクラッチ弁をそのクラッチオン位置で示す
断面図、図10は図1の10−10線に沿う断面図、図
11は図10の11−11線断面図である。
【0013】先ず図1において、FF(フロントエンジ
ン・フロントドライブ)型四輪自動車のパワーユニット
Uは、エンジンEと、静油圧式無段変速機Tとを備える
ものであり、エンジンEのクランク軸10は、発進クラ
ッチ11を介して静油圧式無段変速機Tに同軸に連結さ
れる。また静油圧式無段変速機Tからの出力は静油圧式
無段変速機Tと平行な出力軸12に前・後進切換機構1
3を介して伝達される。しかも出力軸12の一端に設け
られる出力ギヤ14が差動装置DF のリングギヤ15に
噛合され、該作動装置DF の出力軸16L ,16R は、
等速ジョイントJL ,JR を介して左、右前輪の車軸A
L ,AR に連結されており、出力軸12からの動力が差
動装置DF および等速ジョイントAL ,AR を介して駆
動輪である左、右前輪に伝達される。而して静油圧式無
段変速機T、出力軸12および差動装置DF は、共通の
ケーシング17に収容、支持される。
【0014】図2および図3において、静油圧式無段変
速機Tは、定容量型の斜板式油圧ポンプPと、可変容量
型の斜板式油圧モータMとが、通常の負荷運転中には高
圧路となるが逆負荷運転中には低圧路となる第1環状油
路18、ならびに通常の負荷運転中には低圧路となるが
逆負荷運転中には高圧路となる第2環状油路19を介し
て油圧閉回路を構成すべく接続されて成るものであり、
作動油を補給するための補給ポンプ(図示せず)が第1
チェック弁20を介して第1環状油路18に接続される
とともに第2チェック弁21を介して第2環状油路19
に接続される。また第1および第2環状油路18,19
間には、運転者のクラッチ操作に応じて作動する単一の
クラッチ弁22が介設されており、該クラッチ弁22
は、両環状油路18,19間を遮断するクラッチオン位
置、ならびに両環状油路18,19間を連通するクラッ
チオフ位置をそれらの間の半クラッチ位置を介して切換
可能である。
【0015】斜板式油圧ポンプPは、図示しないオイル
ポンプを駆動するためのギヤ23を有して発進クラッチ
11の出力部材11aにスプライン結合される入力筒軸
25と、この入力筒軸25の内周壁にボールベアリング
26を介して相対回転自在に支承されるポンプシリンダ
27と、該ポンプシリンダ27にその回転軸線を囲むよ
うに環状配列で設けられた多数かつ奇数のポンプシリン
ダ孔28…にそれぞれ摺動自在に嵌合される複数のポン
ププランジャ29…と、各ポンププランジャ29…の外
端に前面を係合、当接させるポンプ斜板30と、このポ
ンプ斜板30をポンプシリンダ27の軸線と直交する仮
想トラニオン軸線O1 を中心にしてポンプシリンダ27
の軸線に対し一定角度傾斜させた状態に保持すべくスラ
ストベアリング32およびラジアルベアリング33を介
して該斜板30を支承するポンプ斜板ホルダ31とから
構成され、ポンプ斜板ホルダ31は入力筒軸25に一体
に形成されている。
【0016】前記ポンプ斜板30は、入力筒軸25の回
転時、ポンププランジャ29…に往復動を与えて吸入お
よび吐出行程を繰返させることができる。
【0017】斜板式油圧モータMは、ポンプシリンダ2
7と同軸上で図2の右方に配置されるモータシリンダ3
4と、該モータシリンダ34にその回転軸線を囲むよう
に環状配列で設けられたモータシリンダ孔35…にそれ
ぞれ摺動可能に嵌合される複数のモータプランジャ36
…と、各モータプランジャ36…の外端に前面を係合、
当接させるモータ斜板37と、スラストベアリング39
およびラジアルベアリング40を介して前記モータ斜板
37を支承するモータ斜板ホルダ38と、該モータ斜板
ホルダ38の背面を支承してケーシング17に固定され
るモータ斜板アンカ41とから構成される。前記モータ
シリンダ孔35…は油圧ポンプPにおけるポンプシリン
ダ孔28…と同数の奇数個がモータシリンダ34に穿設
される。また相互に当接するモータ斜板ホルダ38およ
びモータ斜板アンカ41の対向当接面は、モータシリン
ダ34の軸線とトラニオン軸線O2 との交点を中心とす
る球面状に形成される。しかもモータ斜板ホルダ38
は、前記トラニオン軸線O2まわりの相対回動を可能と
してモータ斜板アンカ41に支承される。
【0018】再び図1において、モータ斜板37は、パ
ルスモータ42に連結されているボールねじ機構43に
よりモータ斜板ホルダ38がトラニオン軸線O2 まわり
に回動せしめられることにより、モータシリンダ34の
軸線に対し直角となる直立位置と、或る角度で傾倒する
最大傾斜位置との間で作動するものであり、その傾斜状
態では、モータシリンダ38の回転に伴いモータプラン
ジャ36…に往復動を与えて膨脹および収縮行程を繰り
返させることができる。
【0019】ポンプシリンダ27およびモータシリンダ
34は相互に一体に結合されてシリンダブロックBを構
成するものであり、このシリンダブロックBには、同軸
の軸44,45が一体に設けられる。すなわちシリンダ
ブロックBにおけるポンプシリンダ27の中心部から軸
44が一体に突設され、前記シリンダブロックBにおけ
るモータシリンダ34の中心部から軸44と同軸にして
軸45が一体に突設される。
【0020】軸44は、ポンプ斜板30およびポンプ斜
板ホルダ31を貫通するものであり、アンギュラコンタ
クトボールベアリング46を介して入力筒軸25に支承
される。また入力筒軸25とケーシング17との間には
ボールベアリング47が介設される。
【0021】軸45は、モータ斜板37、モータ斜板ホ
ルダ38およびモータ斜板アンカ41を貫通するように
延びており、軸45およびモータ斜板アンカ41間に
は、アンギュラコンタクトボールベアリング48が介装
される。また軸45の端部はケーシング17に設けられ
る貫通孔17aに挿通される。さらに、モータ斜板アン
カ41に一体的に結合された支持壁49と、モータシリ
ンダ34との間にはボールベアリング50が介装され
る。
【0022】シリンダブロックBの中心部には、その軸
44から軸45側に向けて順に、第1中心孔51と、第
1中心孔51よりも小径の第2中心孔52と、第2中心
孔52よりも小径の第3中心孔53と、第3中心孔53
よりも大径の第4中心孔54と、第4中心孔54よりも
大径の第5中心孔55とが同軸に設けられる。
【0023】図4および図5を併せて参照して、ポンプ
シリンダ27のポンプシリンダ孔28…群とモータシリ
ンダ34のモータシリンダ孔35…群との間において、
シリンダブロックBには、その外周側の第1環状油路1
8と、内周側の第2環状油路19とが、シリンダブロッ
クBの回転軸線を中心とする同心状に形成される。
【0024】シリンダブロックBの第1中心孔51にお
ける第2中心孔52寄りの部分には、外周に第1環状溝
56および第2環状溝57を有して基本的に円筒状に形
成された弁筒58が圧入され、第1中心孔51の内面と
第1環状溝56とで第2環状油路19が形成される。ま
た前記ポンプシリンダ孔28…群および前記モータシリ
ンダ孔35…群間でシリンダブロックBの外周には第3
環状溝59が設けられ、第3環状溝59を覆うようにし
てリング体60がシリンダブロックBに嵌挿されてお
り、このリング体60はシリンダブロックBにろう付け
溶接される。これにより、シリンダブロックBおよびリ
ング体60間には、第1環状油路18が環状に形成され
ることになる。
【0025】ポンプシリンダ27のポンプシリンダ孔2
8…群とモータシリンダ34のモータシリンダ孔35…
群との間において、シリンダブロックBの第1環状油路
18および第2環状油路19間の環状隔壁、ならびに第
1環状油路18の外周壁すなわちリング体60を放射状
に貫通するようにして、前記ポンプシリンダ孔28…と
同数の第1および第2弁孔61…,62…が設けられ
る。第1弁孔61…はポンプシリンダ孔28…群側に配
置され、第2弁孔62…は、モータシリンダ孔35…群
側に配置される。
【0026】しかも第3環状溝59は、図6で示すよう
に、第2弁孔62…に共通に通じる環状部59aと、第
1弁孔61…に対応する位置で環状部59aに通じる多
数の切欠き部59bとを有するものであり、リング体6
0の内面へのシリンダブロックB外周の対向面積を比較
的大きくし、それらの対向面間にろうを溶け込ませるよ
にうにすることにより、リング体60のシリンダブロッ
クBへの強固な固着が可能となる。またシリンダブロッ
クBの外周には、リング体60の内面に対向して環状の
保持溝73が設けられており、ろう付け時には該保持溝
73にろうが保持される。
【0027】またシリンダブロックBには、その軸線に
沿って隣接するポンプシリンダ孔28…および第1弁孔
61…を相互に連通する複数のポンプポート63…と、
軸線に沿って隣接するモータシリンダ孔35…および第
2弁孔62…を相互に連通する複数のモータポート64
…とが穿設される。
【0028】前記第1弁孔61…にはスプール型の第1
分配弁65…が、また前記第2弁孔62…には同じくス
プール型の第2分配弁66…がそれぞれ摺動自在に嵌合
される。そして、第1分配弁65…の外端にはそれら6
5…を囲む第1偏心輪67が、また第2分配弁66…の
外端にはそれら66…を囲む第2偏心輪68が、それぞ
れボールベアリグ69,70を介して係合される。しか
も第1分配弁65…の外端部は第1偏心輪67と同心関
係の第1強制輪71により相互に連結され、また第2分
配弁66…の外端部は第2偏心輪68と同心関係にある
第2強制輪72により相互に連結される。
【0029】第1偏心輪67は入力筒軸25に一体に設
けられるものであり、図4に示すように仮想トラニオン
軸線O1 に沿ってシリンダブロックBの中心から所定距
離ε 1 だけ偏心して配置される。また第2偏心輪68は
前記モータ斜板ホルダ38に連設されるものであり、図
5で示すように仮想トラニオン軸線O2 に沿ってシリン
ダブロックBの中心から所定距離ε2 だけ偏心して配設
される。
【0030】ここで第1分配弁65の作用について説明
すると、入力筒軸25とポンプシリンダ27すなわちシ
リンダブロックBとの間に相対回転が生じると、各第1
分配弁65は、第1偏心輪67により第1弁孔61にお
いて偏心量ε1 の2倍の距離をストロークとしてポンプ
シリンダ27の半径方向内方位置および外方位置間を往
復動される。そして、図4に示すように、油圧ポンプP
の吐出領域Dでは、第1分配弁65は前記内方位置側を
移動して、対応するポンプポート63を第1環状油路1
8に連通するとともに第2環状油路19と不通にし、そ
れにより吐出行程中のポンププランジャ29によりポン
プシリンダ孔28から第1環状油路18へ作動油が圧送
される。また油圧ポンプPの吸入領域Sでは、第1分配
弁65は前記外方位置側を移動して、対応するポンプポ
ート63を第2環状油路19に連通するとともに第1環
状油路18と不通にし、それにより吸入行程中のポンプ
プランジャ29により第2環状油路19からポンプシリ
ンダ孔28に作動油が吸入される。
【0031】また第2分配弁66の作用について説明す
ると、モータシリンダ34すなわちシリンダブロックB
が回転すると、各第2分配弁66は、第2偏心輪68に
より第2弁孔61において偏心量ε2 の2倍の距離をス
トロークとしてシリンダブロックBの半径方向内方位置
および外方位置間を往復動される。而して図5に示すよ
うに、油圧モータMの膨脹領域Exでは、第2分配弁6
6は前記内方位置側を移動し、対応するモータポート6
4を第1環状油路18に連通するとともに該モータポー
ト64および第2環状油路19間を不通にし、それによ
り第1環状油路18から膨脹行程中のモータプランジャ
36のモータシリンダ孔35に高圧の作動油が供給され
る。また油圧モータMの収縮領域Shでは、第2分配弁
66は前記外方位置側を移動し、対応するモータポート
64を第2環状油路19に連通するとともに該モータポ
ート64および第1環状油路18間を不通にし、それに
より収縮行程中のモータプランジャ36のモータシリン
ダ孔35から第2環状油路19へ作動油が排出される。
【0032】かくして、シリンダブロックBは、ポンプ
シリンダ27が吐出行程のポンププランジャ29を介し
てポンプ斜板30から受ける反動トルクと、モータシリ
ンダ34が膨脹行程のモータプランジャ36を介してモ
ータ斜板37から受ける反動トルクとの和によって回転
され、その回転トルクが前・後進切換装置13から出力
軸12を経て差動装置DF に伝達される。
【0033】この静油圧式無段変速機Tにおける変速比
は、{1+(油圧モータMの容量)/(油圧ポンプPの
容量)}で与えられる。したがって、油圧モータMの容
量を零から或る値に変えれば、変速比を1から或る必要
な値まで変えることができる。しかも、その油圧モータ
Mの容量はモータプランジャ36のストロークにより決
定されるので、モータ斜板37を直立位置から或る傾斜
位置まで傾動させることにより変速比を1から或る値ま
で無段階に制御することができる。
【0034】ところで、シリンダブロックBの第1中心
孔51内に圧入される弁筒58の第2環状溝57は、第
1孔51の内面との間に第3環状油路75を形成するも
のであり、ポンプシリンダ27には、第1環状油路18
および第3環状油路75間を連通する通路76が、相互
に隣接する第1弁孔61,61間を通って穿設される。
したがって第3環状油路75は第1環状油路18に通じ
ることになる。
【0035】また弁筒58を第1中心孔51に圧入する
ことにより、シリンダブロックB内で弁筒58の軸方向
一側には補給油路77が形成され、弁筒58の軸方向他
側には補給油路78が形成され、両補給油路77,78
は相互に連通される。すなわち、シリンダブロックBに
は、内端を補給油路77,78に連通させるとともに外
端をシリンダブロックBの外周で相互に連通させた連通
孔79,80が、多数の第1および第2分配弁65…,
66…を避けて相互に対応する位置に穿設される。而し
て両連通孔79,80は、シリンダブロックBの半径方
向外方に向かうにつれてシリンダブロックBの内方に傾
斜するようにしてシリンダブロックBに穿設されるもの
であり、両連通孔79,80の外端は、第3環状溝59
の隣接する切欠き部59b,59b間でシリンダブロッ
クBの外周に共通に開口せしめられるが、その開口部は
両連通孔79,80の連通状態を保った状態でリング体
60により閉じられる。
【0036】このようにして弁筒58の両側の補給油路
77,78は連通孔79,80を介して相互に連通せし
められることになる。しかも補給油路77の外端を閉じ
るようにして第1中心孔51の外端部には、絞り孔81
を有する絞り部材82が装着される。また第4および第
5中心孔54,55内には、内端を第4中心孔54に嵌
合するとともに外端を第5中心孔55の外端に嵌合する
ようにして円筒状のフィルタ83が挿入されており、該
フィルタ83と第5中心孔55の内面との間には環状路
84が形成される。而して環状路84には、図示しない
オイルポンプが油路90を介して接続されており、オイ
ルポンプから供給される作動油がフィルタ83を経て補
給油路77,78に導入されることになり、補給油路7
7から絞り孔81を経て外部に漏出した作動油は、静油
圧式無段変速機T内各部の潤滑油として用いられること
になる。
【0037】図7、図8および図9を併せて参照して、
第1環状油路18に通じる第3環状油路75と第2環状
油路19との間を、運転者のクラッチ操作に応じて作動
するクラッチ弁22は、弁筒58内に弁体85が摺動自
在に嵌合されて成るものであり、第3および第2環状油
路75,19間を連通するクラッチオフ位置(図7の状
態)と、第3および第2環状油路75,19間を遮断す
るクラッチオン位置(図9の状態)とを、それらの間に
半クラッチ位置(図8の状態)を介在させて切換可能で
ある。
【0038】弁筒58には、第3環状油路75に通じる
ポート86と、第2環状油路19に通じるポート87と
が穿設される。また弁体85には、ポート86に常時通
じる環状凹部88と、該環状凹部88のポート87側側
縁のテーパ部89とが設けられる。而して弁体85が図
7のクラッチオフ位置に在るときには、環状凹部88を
介してポート86,87間すなわち第3環状油路75お
よび第2環状油路19間が連通し、そのクラッチオフ位
置から弁体85が図7の左側に移動した半クラッチ位置
(図8の位置)に在るときには、ポート86,87間で
の作動油流量がテーパ部89で絞られることになり、さ
らに弁体85が図8の左側に移動してクラッチオン位置
(図9の位置)となると、ポート86,87間が遮断さ
れることになる。
【0039】弁体85には、フィルタ83内を同軸に貫
通するシフトロッド91が連結される。而して弁筒58
には、シフトロッド91を滑動自在に支承する軸受部材
92が固定される。またシフトロッド91の外端部は、
フィルタ85の外端部を油密にかつ摺動自在に貫通して
ケーシング17の外部に突出されるものであり、このシ
フトロッド91の外端に連結されるスリーブ93には、
シフトフォーク94が係合される。このシフトフォーク
94は、図1で示すように、たとえば油圧式駆動手段9
9に連結されるものであり、該油圧式駆動手段99を作
動せしめることにより、クラッチ弁22が作動せしめら
れることになる。
【0040】クラッチ弁22における弁体85には、補
給油路77から第3環状油路75すなわち第1環状油路
18への作動油の補給を許容する第1チェック弁20
と、補給油路78から第2環状油路19への作動油の補
給を許容する第2チェック弁21とが設けられる。
【0041】第1チェック弁20は、補給油路77と環
状凹部88との間にわたって弁体85に設けられる流路
の途中に介設されるものであり、球状の弁体95と、該
弁体95を着座可能として弁体85に固定される円筒状
の弁座部材96とを備えるまた第2チェック弁21は、
補給油路78とポート87との間にわたって弁体85に
設けられる流路の途中に介設されるものであり、球状の
弁体97と、該弁体97を着座可能として弁体85に固
定される円筒状の弁座部材98とを備える。
【0042】而して、油圧ポンプPから油圧モータMを
油圧駆動する通常の負荷運転中に、両者間の油圧閉回路
からの漏油により、低圧側である第2環状油路19の圧
力が補給油路78の圧力よりも低下すると、第2チェッ
ク弁21が開いて補給油路78から第2環状油路19に
作動油が補給される。一方、このとき、高圧側の第1お
よび第3環状油路18,75の作動油は第1チェック弁
20により補給油路77への流出を阻止されている。
【0043】また、逆負荷運転時すなわちエンジンブレ
ーキ時には、油圧モータMがポンプ作用を行い、油圧ポ
ンプPがモータ作用を行うようになり、したがって第1
環状油路18が低圧に、第2環状油路19が高圧に変わ
るので、漏油により第1環状油路18および第3環状油
路75の圧力が補給油路77の圧力より低下すれば、第
1チェック弁20が開いて補給油路77から第3および
第1環状油路75,18に作動油が補給され、第2環状
油路19から補給油路78への作動油の流出は第2チェ
ック弁21により阻止される。
【0044】図10および図11を併せて参照して、静
油圧式無段変速機Tと平行な出力軸12の両端はころ軸
受101およびボールベアリング102を介してケーシ
ング17に支承されており、この出力軸12と、静油圧
式無段変速機Tとの間に介設される前・後進切換装置1
3は、シリンダブロックBにおけるモータシリンダ34
の外周に固定される駆動ギヤ103と、駆動ギヤ103
に常時噛合して出力軸12に回転自在に支承される前進
用被動ギヤ104と、出力軸12に回転自在に支承され
る後進用被動ギヤ105と、ケーシング17に固定され
た支軸106で回転自在に支承されて駆動ギヤ103に
噛合される第1アイドルギヤ107と、第1アイドルギ
ヤ107と一体にして後進用被動ギヤ105に噛合され
る第2アイドルギヤ108と、前進用被動ギヤ104お
よび後進用被動ギヤ105間で出力軸12にスプライン
結合されるクラッチ歯輪109と、前進用被動ギヤ10
4および後進用被動ギヤ105にそれぞれ一体に設けら
れる歯輪110,111のクラッチ歯輪109への択一
的な連結を可能としてクラッチ歯輪109に常時係合す
る環状のクラッチ部材112と、該クラッチ部材112
を操作するためのシフトフォーク113とを備える。
【0045】このような前・後進切換装置13による
と、クラッチ部材112でクラッチ歯輪109および歯
輪110間を連結したときには、静油圧式無段変速機T
からの動力が、駆動ギヤ103、前進用被動ギヤ10
4、歯輪110およびクラッチ歯輪109を介して出力
軸12に伝達され、クラッチ部材112でクラッチ歯輪
109および歯輪111間を連結したときには、静油圧
式無段変速機Tからの動力が、駆動ギヤ103、第1お
よび第2アイドルギヤ107,108、後進用被動ギヤ
105、歯輪111およびクラッチ部材112を介して
出力軸12に伝達されることになる。
【0046】また出力軸12には、出力ギヤ14に隣接
してパーンキングギヤ114が固定されており、このパ
ーキングギヤ114には、ケーシング17に支持された
ロック爪(図示せず)が係合可能である。
【0047】次にこの実施例の作用について説明する
と、クラッチ弁22は、シリンダブロックBの中心部に
嵌合固定される弁筒58に、該弁筒58とシリンダブロ
ックBとの間に形成される第2および第3環状油路1
9,75間の連通・遮断を切換可能にして弁体85が摺
動自在に嵌合されて成るものである。したがって、多数
の第1および第2分配弁65…,66…をシリンダブロ
ックBに放射状に配設することにより、空きスペースと
なるシリンダブロックBの半径方向中心部にクラッチ弁
22を配設することになり、シリンダブロックBの大型
化ならびに重量増加を防止することができ、クラッチ弁
22が単一であるので加工工数を少なくすることがで
き、弁筒58がシリンダブロックBとは別部材であるこ
とから、クラッチ弁22の加工性および組付け性を向上
することができる。しかも第1環状油路18および第2
環状油路19と、クラッチ弁22との間の距離を比較的
短くすることにより、作動油の流量が比較的多くても流
路抵抗を小さくして応答性の向上を図ることができる。
【0048】またクラッチ弁22の操作系すなわちシフ
トロッド91に連結されるスリーブ93および該スリー
ブ93に係合するシフトフォーク94を、軸45の軸端
に配置することができて、操作系の簡略化およびコンパ
クト化が可能となる。
【0049】さらにクラッチ弁22を構成する弁体85
に、補給油路77から第3環状油路75への作動油の補
給を許容する第1チェック弁20と、補給油路78から
第2環状油路19への作動油の補給を許容する第2チェ
ック弁21とが配設されることにより、クラッチ弁22
と両チェック弁20,21とをユニット化することがで
き、これによっても、構造の簡略化を図ることができ
る。
【0050】しかも弁筒58の両側の補給油路77,7
8は、シリンダブロックBに穿設さた連通孔79,80
を介して連通するものであり、両補給油路77,78間
を連通せしめるために弁筒58に偏心した連通路を設け
ることが不要とすることにより、弁筒58の肉厚すなわ
ち外径を比較的小さくすることができ、それに伴ってシ
リンダブロックBの大型化を回避することができる。さ
らにフィルタ83で濾過された作動油は、シリンダブロ
ックB内を軸方向に流通して絞り孔81から漏出される
ので、シリンダブロックB内に作動油の流れを常時形成
してシリンダブロックBの冷却に寄与することができ
る。
【0051】また静油圧式無段変速機Tからの動力は、
モータシリンダ34から前・後進切換装置13を介して
出力軸12の中間部に伝達されるものであり、シリンダ
ブロックBの軸44,45に大きなねじり力が作用する
ことはないので、軸44,45の肉厚を大きくして強度
を上げることが不要であり、しかも軸44,45の長さ
を短縮することができるので、シリンダブロックBのコ
ンパクト化を図ることができる。
【0052】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小設
計変更を行なうことが可能である。
【0053】たとえば本発明の静油圧式無段変速機を自
動二輪車に適用することも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、第1環状油路に通じる第3環状油路と第2環状油路
とをシリンダブロックとの間に形成してシリンダブロッ
クの中心部に嵌合固定される弁筒と、第3および第2環
状油路間の連通・遮断を切換可能にして弁筒に摺動自在
に嵌合される弁体とで、クラッチ弁が構成されるので、
空きスペースとなるシリンダブロックの半径方向中心部
にクラッチ弁を配設してシリンダブロックの大型化なら
びに重量増加を防止することができ、クラッチ弁を単一
として加工工数を少なくすることができ、弁筒がシリン
ダブロックとは別部材であることから、クラッチ弁の加
工性および組付け性を向上することができる。また第1
環状油路および第2環状油路と、クラッチ弁との間の距
離を比較的短くすることにより、応答性の向上を図るこ
とができる。
【0055】また請求項2記載の発明では、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、クラッチ弁の弁体には、
シリンダブロック内で弁筒の軸方向一側に形成される補
給油路から第3環状油路への作動油の補給を許容する第
1チェック弁と、シリンダブロック内で弁筒の軸方向他
側に形成される補給油路から第2環状油路への作動油の
補給を許容する第2チェック弁とが配設されるので、ク
ラッチ弁と両チェック弁とをユニット化して、構造の簡
略化を図ることができる。
【0056】さらに請求項3記載の発明によれば、第1
環状油路に通じる第3環状油路と第2環状油路とをシリ
ンダブロックとの間に形成してシリンダブロックの中心
部に弁が嵌合固定され、シリンダブロック内で弁筒の軸
方向一側に形成される補給油路から第3環状油路への作
動油の補給を許容する第1チェック弁と、シリンダブロ
ック内で弁筒の軸方向他側に形成される補給油路から第
2環状油路への作動油の補給を許容する第2チェック弁
とが弁筒内に配設され、多数の第1および第2分配弁を
避けた位置でシリンダブロックには、内端を前記両補給
油路に個別に連通させるとともに外端をシリンダブロッ
クの外周で相互に連通させる一対の連通孔が穿設される
ので、両補給油路間を連通せしめるために弁筒に偏心し
た連通路を設けることが不要とすることにより、シリン
ダブロックのコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】四輪自動車用パワーユニットの横断平面図であ
る。
【図2】静油圧式無段変速機における一部横断平面図で
ある。
【図3】静油圧式無段変速機の残余の部分を示す横断平
面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図5の6−6線に沿う断面図である。
【図7】クラッチ弁をそのクラッチオフ位置で示す断面
図である。
【図8】クラッチ弁をその半クラッチ位置で示す断面図
である。
【図9】クラッチ弁をそのクラッチオン位置で示す断面
図である。
【図10】図1の10−10線に沿う断面図である。
【図11】図10の11−11線断面図である。
【符号の説明】
17 ケーシング 18 第1環状油路 19 第2環状油路 20 第1チェック弁 21 第2チェック弁 22 クラッチ弁 27 ポンプシリンダ 28 ポンプシリンダ孔 34 モータシリンダ 35 モータシリンダ孔 58 弁筒 65 第1分配弁 66 第2分配弁 75 第3環状油路 77,78 補給油路 79,80 連通孔 85 弁体 B シリンダブロック T 静油圧式無段変速機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−203554(JP,A) 特開 平2−159471(JP,A) 特開 平1−177463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 39/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のポンプシリンダ孔(28)を環状
    配列で備えるポンプシリンダ(27)と多数のモータシ
    リンダ孔(35)を環状配列で備えるモータシリンダ
    (34)とが同軸に結合されたシリンダブロック(B)
    がケーシング(17)に回転自在に支承され、該シリン
    ダブロック(B)には、その外周側に第1環状油路(1
    8)が形成されるとともに第1環状油路(18)と同心
    の第2環状油路(19)が内周側に形成され、前記多数
    のポンプシリンダ孔(28)および前記多数のモータシ
    リンダ孔(35)間でシリンダブロック(B)には、前
    記ポンプシリンダ孔(28)を前記両環状油路(18,
    19)に交互に連通させる多数の第1分配弁(65)
    と、前記モータシリンダ孔(35)を前記両環状油路
    (18,19)に交互に連通させる多数の第2分配弁
    (66)とが放射状に配設される静油圧式無段変速機に
    おいて、第1環状油路(18)に通じる第3環状油路
    (75)と第2環状油路(19)とを前記シリンダブロ
    ック(B)との間に形成してシリンダブロック(B)の
    中心部に嵌合固定される弁筒(58)と、第3および第
    2環状油路(75,19)間の連通・遮断を切換可能に
    して弁筒(58)に摺動自在に嵌合される弁体(85)
    とで、クラッチ弁(22)が構成されることを特徴とす
    る静油圧式無段変速機。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ弁(22)の弁体(85)
    には、シリンダブロック(B)内で弁筒(58)の軸方
    向一側に形成される補給油路(77)から第3環状油路
    (75)への作動油の補給を許容する第1チェック弁
    (20)と、シリンダブロック(B)内で弁筒(58)
    の軸方向他側に形成される補給油路(78)から第2環
    状油路(19)への作動油の補給を許容する第2チェッ
    ク弁(21)とが配設されることを特徴とする請求項1
    記載の静油圧式無段変速機。
  3. 【請求項3】 多数のポンプシリンダ孔(28)を環状
    配列で備えるポンプシリンダ(27)と多数のモータシ
    リンダ孔(35)を環状配列で備えるモータシリンダ
    (34)とが同軸に結合されたシリンダブロック(B)
    がケーシング(17)に回転自在に支承され、該シリン
    ダブロック(B)には、その外周側に第1環状油路(1
    8)が形成されるとともに第1環状油路(18)と同心
    の第2環状油路(19)が内周側に形成され、前記多数
    のポンプシリンダ孔(28)および前記多数のモータシ
    リンダ孔(35)間でシリンダブロック(B)には、前
    記ポンプシリンダ孔(28)を前記両環状油路(18,
    19)に交互に連通させる多数の第1分配弁(65)
    と、前記モータシリンダ孔(35)を前記両環状油路
    (18,19)に交互に連通させる多数の第2分配弁
    (66)とが放射状に配設される静油圧式無段変速機に
    おいて、第1環状油路(18)に通じる第3環状油路
    (75)と第2環状油路(19)とをシリンダブロック
    (B)との間に形成してシリンダブロック(B)の中心
    部に弁筒(58)が嵌合固定され、シリンダブロック
    (B)内で弁筒(58)の軸方向一側に形成される補給
    油路(77)から第3環状油路(75)への作動油の補
    給を許容する第1チェック弁(20)と、シリンダブロ
    ック(B)内で弁筒(58)の軸方向他側に形成される
    補給油路(78)から第2環状油路(19)への作動油
    の補給を許容する第2チェック弁(21)とが弁筒(5
    8)内に配設され、多数の第1および第2分配弁(6
    5,66)を避けた位置でシリンダブロック(B)に
    は、内端を前記両補給油路(77,78)に個別に連通
    させるとともに外端をシリンダブロック(B)の外周で
    相互に連通させる一対の連通孔(79,80)が穿設さ
    れることを特徴とする静油圧式無段変速機。
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