JP3411355B2 - クランプチェーン式配管継手 - Google Patents
クランプチェーン式配管継手Info
- Publication number
- JP3411355B2 JP3411355B2 JP33490693A JP33490693A JP3411355B2 JP 3411355 B2 JP3411355 B2 JP 3411355B2 JP 33490693 A JP33490693 A JP 33490693A JP 33490693 A JP33490693 A JP 33490693A JP 3411355 B2 JP3411355 B2 JP 3411355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- chain
- guide flange
- chain type
- leaf spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
管継手に係り、特に、遠隔操作が必要な機器における配
管群の脱着が必要なものに好適なクランプチェーン式配
管継手に関する。 【0002】 【従来の技術】原子力施設や、将来の核融合施設は運転
と共に中性子の発生が伴い、耐放射線雰囲気になり、保
守点検時に人体に対する安全上、遠隔操作を行う必要が
生じる。改修が生じた場合機器を取り外すことになる
が、機器を冷却するための冷却流体用配管をも取り外す
必要が生じる。この配管群を遠隔操作で容易に脱着する
ための配管継手に適用する。 【0003】核融合装置ではブランケット用冷却水配管
等に用いられる。尚、一般装置の配管に使用してもさし
つかえはない。 【0004】配管を機械的に締結する手段としては、管
端部にフランジ等を取り付け、相対するフランジ間にガ
スケットを介在させ、フランジの外側からボルト等で締
め付け、流体をシールする方法が一般的である。しかる
に、このフランジ締結方式はボルト及びナット等を1本
毎に複数本装着し、ナットのネジを挿入し、回転させ締
め付ける方式であり、遠隔操作性には不向である。 【0005】又、別の方式として、くい込式継手がある
が、管が大径になると、締付力が過大になり、又くい込
みによる圧痕が残り、再元性に難点があり、遠隔操作性
に対する条件には不適合である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】配管の着脱する手段
は、配管端部を溶接し、解体時切断する溶着方式が一般
に知られている。 【0007】耐放射線性雰囲気では遠隔操作による着脱
が必要で、この操作は簡便でかつシールの信頼性を保つ
ことが大切である。 【0008】これに適合するには、クランプチェーン式
配管継手が有効である。配管接合端部に、外周がコーン
状にしたフランジを取り付け、フランジを相対させ、こ
の間にガスケットを介在し、コーン状部にクランプをは
まり合い、このクランプを複数個連結させ、チェーン状
にする、2個のクランプ間には締付ボルトを取り付け、
締め付けることにより、フランジ間に力を伝達し、ガス
ケットを圧縮することで流体をシールする機構である。 【0009】従来はこのクランプチェーンを人の手で、
フランジ外周に巻き付け、かつ締付ボルトを人力で締め
付け、シールする方法であった。 【0010】本発明はこのクランプチェーン方式の配管
継手により遠隔操作性を良くすることが目的である。 【0011】 【課題を解決するための手段】遠隔操作性を良くするた
めには、操作方法を単純化し、操作手順を少なくするこ
とが有効である。 【0012】本発明はガスケット以外の機構部品を配管
端部へ取り付けた状態のままとし、着脱操作はガスケッ
トの装着,相対する配管端部の位置合わせと接合,クラ
ンプチェーン機構品の軸方向移動,1本の締付ボルトを
回転させることで、4つの操作で配管継手の締結が可能
となるなど、簡便操作にしたことである。 【0013】具体的構造は、クランプチェーン状機構品
を包含するようにガイドフランジを設け、このガイドフ
ランジは、片側管端部に摺動可能にしたことである。 【0014】又開放状態の保持は、クランプに板バネを
取付け、板バネの力で、となりのクランプをガイドフラ
ンジ内周へ押し広げ、締付ボルトを回転させ、更にクラ
ンプを広げることにより、行うことを可能とした。 【0015】 【作用】閉状態はシール状態を意味し、管端部に設けた
相対するコーン状フランジを締め付けることで、複数個
に分割したクランプとこのクランプを連結するクランプ
板をピンで接合し、チェーン状を形成する。 【0016】クランプの上部は更に2分割しこの間に締
付ボルトを装着し、1リングを形成し、総称してクラン
プチェーンとする。 【0017】このクランプの台形部とコーン状フランジ
が、はまり合い、締付ボルトを回転させることにより、
コーン状フランジ間に力が伝達しガスケットを締め付
け、シールを行うことができる。 【0018】開放状態はシールを開放し、管間を外すこ
とを意味し、前記クランプチェーンの締付ボルトを回転
させることによりクランプチェーン機構は開き始める。 【0019】次に締付ボルトを更に回転させ、上部クラ
ンプ間が更に広げると、板バネを取り付けた以外のクラ
ンプはガイドフランジの内周まで、広げられるが、板バ
ネを取り付けたクランプはコーン状フランジに接触した
ままになる。 【0020】更に締付ボルトで上部クランプ間を広げる
と、チェーン状ピン間周長が大きくなり、板バネを取り
付けたクランプも開き始める。 【0021】締付ボルトを全開にすればクランプチェー
ンはガイドフランジの内周にそって接触し、開放状態を
保持可能となる。 【0022】尚、この板バネがないと、締付ボルトが装
着した上部クランプは開くが、他のクランプが接触した
まま動かないと仮定すると、クランプ板とクランプのピ
ン位置角度が小さくなり、締付ボルトの力が強力に必要
となり、又ピン位置角度が逆転すると他のクランプは開
かなくなる。 【0023】この板バネの作用は締付過程において、板
バネを取り付けたクランプが先ず閉方向へ動き、コーン
状フランジに接触(図では先ず3点接触)し、更に締め
付けると他のクランプが閉方向へ動き、締め付けること
になる。これはコーン状フランジをチェーン状クランプ
機構であっても、平均的に締め付け可能になる。 【0024】軸方向の移動はガイドフランジが片側の管
にはめ合い、突起部を互いに引きよせることにより、軸
方向へ移動可能になる。 【0025】クランプチェーン状の周方向位置決めのた
めガイドピンを設けてある。 【0026】 【実施例】以下、図面の実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。 【0027】尚、部品の符号は各図同じとし、作用説明
する符号はそれぞれの図による。 【0028】図1はクランプチェーン式配管継手の管軸
方向断面を示し、配管1の端部にはコーン状フランジ1
aを設け、相対する配管2にもコーン状フランジ2aを
設けてある。この相対するフランジ1a,2a間にガス
ケット3を介在し、フランジ1a,2aのコーン状部に
はまり合うクランプ群4を設けてある。このクランプ群
4はガイドフランジ5内に収納してある。このガイドフ
ランジ5は配管1の外周1bに摺動可能なようにはまり
合っている。遠隔操作装置でガイドフランジ5が移動で
きるよう、ガイドフランジ5の端に突起5aを設け、一
方配管1にも突起1cを設け、この突起間を引きよせる
ことにより、ガイドフランジ5を移動する。 【0029】クランプチェーンの回転止めのためガイド
ピン6を設けてある。図2は図1のA−A矢印にそった
径方向断面図である。クランプ群4は複数に分割され、
締付ボルト7が装置してあるクランプ8とクランプ9が
あり、板バネ12を付けたクランプ10と、板バネ12
がないクランプ11がある。このクランプ群4を連結す
るクランプ板13と、連結ピン14があり、板バネ12
は支持ピン15を押え板16で固着されている。 【0030】図3は図1に対し開放した状態を示す。 【0031】符号及び部品構成は図1と同じである。 【0032】クランプ群4が開放状態になり突起5aと
1c間が引きよせられ、ガイドフランジ5が配管の摺動
部1b上を摺動し、移動した状態である。配管2及びガ
スケット3は分離された状態図である。 【0033】図4は図3のB−B矢印にそった径方向断
面図である。 【0034】符号及び部品構成は図2と同じである。 【0035】クランプ群4は締付ボルト7を回転させク
ランプ8とクランプ9を広げることにより、開状態にな
る。 【0036】図5はクランプ群4が連結されチェーン状
になったものを、開閉の過程を示す図である。 【0037】符号及び部品構成は図2と同じである。 【0038】開方向と閉方向の過程は同じにつき、開方
向について説明する。締付ボルト7を回転させ、クラン
プ8とクランプ9間を広げると、クランプ8,9,11
がガイドフランジ5の内周に接触し、クランプ10は板
バネ12によって、コーン状フランジ1a,2aに接触
したままである。更に締付ボルト7を回転させると、ク
ランプチェーン(クランプ群4及びクランプ板13,連
結ピン4,板バネ12,支持ピン15,板バネ押え板1
6を総称した名前)の連結周長が大きくなり、クランプ
10も広がり始める。 【0039】 【発明の効果】以上説明した本発明のクランプチェーン
式配管継手によれば、クランプチェーンを着脱毎に取り
外す必要がなく、配管に取り付けたままで良いため、着
脱操作が簡便になる。 【0040】更にチェーン状連結した部品群は一般的に
内周にそって保持することが、容易でなく、板バネの効
果で、内周にそった保持を可能にして、クランプチェー
ンの開閉を容易にした。 【0041】ガイドフランジと板バネの追設で遠隔操作
性が簡便になり、着脱操作に寄与できる事になった。
した管軸方向の断面図である。 【図2】図1のA−A矢印にそった径方向の断面図であ
る。 【図3】クランプチェーン式配管継手を開放した状態の
管軸方向の断面図である。 【図4】図3のB−B矢印にそった径方向の断面図であ
る。 【図5】図2及び図4の開閉中間状態を示す径方向の断
面図である。 【符号の説明】 1b…配管の摺動面、1c…配管突起、4…クランプ
群、5…ガイドフランジ、5a…ガイドフランジの突
起、7…締付ボルト、12…板バネ、13…クランプ
板、15…支持ピン、16…押え板。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】外周がコーン状を有し、相対するフランジ
間にガスケットを介在し、コーン状フランジ外周に分割
されたクランプとクランプ板を連結させたチェーン状締
付機構を有する配管継手において、前記クランプとクラ
ンプ板を連結したチェーン状締付機構を包含するガイド
フランジを設け、該ガイドフランジを一方の配管に軸方
向移動可能とし、2枚のコーン状フランジを1本のボル
トで締め付け、流体をシール可能とし、且つ前記クラン
プにバネの力でとなりのクランプを前記ガイドフランジ
内周へ押し広げるように板バネを取付けて、前記チェー
ン状締付機構を前記ガイドフランジの内周にそって接触
させて開状態に保持可能としたクランプチェーン式配管
継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33490693A JP3411355B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | クランプチェーン式配管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33490693A JP3411355B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | クランプチェーン式配管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07190264A JPH07190264A (ja) | 1995-07-28 |
JP3411355B2 true JP3411355B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=18282566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33490693A Expired - Fee Related JP3411355B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | クランプチェーン式配管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3411355B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4689993B2 (ja) * | 2004-09-07 | 2011-06-01 | オリンパス株式会社 | 振動波モータ |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33490693A patent/JP3411355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07190264A (ja) | 1995-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4341406A (en) | Pipe coupling comprising a chain collar | |
FI79185B (fi) | Kanttaetning vid roergenomfoering. | |
US4426761A (en) | Pipe clamp and method of clamping | |
MXPA05001940A (es) | Elemento para conectar tubos el cual comprende una superficie de compresion axial para recuperar la presion axial desde una herramienta de precarga. | |
US3414297A (en) | Pipe coupling containing a detachable flange | |
JP3411355B2 (ja) | クランプチェーン式配管継手 | |
US20200149666A1 (en) | Extended range encapsulation shell | |
JPS60157587A (ja) | 遠隔操作可能な固着兼解離装置を備えた管体結合部 | |
JPH0215757B2 (ja) | ||
JPS6212950Y2 (ja) | ||
JPH0429917B2 (ja) | ||
JPH09317961A (ja) | 管継手および管状体保持金具 | |
JP4172860B2 (ja) | 可動配管部材の仮固定装置 | |
JP2007113644A (ja) | 管継手部の離脱防止構造及び管継手部の離脱防止強化方法 | |
JPH0726603A (ja) | 排水配管装置 | |
JP2007005020A (ja) | 遠隔配管着脱装置 | |
US20230160517A1 (en) | Pipe coupling sleeve assembly | |
JPH0350640B2 (ja) | ||
JP3340847B2 (ja) | 圧力容器開口密閉装置 | |
US11506312B2 (en) | Encapsulation sleeve gasket assembly with detachable inner layer | |
EP3631274B1 (en) | A device for operation on a pressurized bolt connection between first and second flanged tubulars, corresponding method and corresponding use | |
JP3942676B2 (ja) | 管接続装置 | |
SU1252601A1 (ru) | Устройство дл присоединени отводов к трубопроводам из несвариваемых материалов | |
SU1285259A1 (ru) | Устройство дл перекрыти трубопровода | |
JP3492103B2 (ja) | 配線集合体のクランプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |