JP3410484B2 - エンジンの蒸発燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの蒸発燃料制御装置

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JP3410484B2
JP3410484B2 JP01427292A JP1427292A JP3410484B2 JP 3410484 B2 JP3410484 B2 JP 3410484B2 JP 01427292 A JP01427292 A JP 01427292A JP 1427292 A JP1427292 A JP 1427292A JP 3410484 B2 JP3410484 B2 JP 3410484B2
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fuel
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隆久 石原
繁樹 山下
佳男 水田
秀樹 山田
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車両の燃料タンクから
蒸発する燃料蒸気が大気中に放散されるのを防止するエ
ンジンの蒸発燃料制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般のガソリンエンジン車では、燃料タ
ンクから蒸発する燃料蒸気が大気中に放散されるのを防
止するため、例えば特開昭60−8458号公報に開示
されているように、上記燃料蒸気を吸着する吸着材を容
器内に収容したキャニスタを備えている。そしてこのキ
ャニスタに吸着された燃料蒸気は、エンジンの運転状態
に応じて通路を開くデューティソレノイド弁を備えたパ
ージ通路を通じて、エンジンのスロットル弁下流の吸気
通路内に吸入されるようになっている。 【0003】上記キャニスタ容器には、このキャニスタ
を燃料タンクの上部空間に連通させる第1の通路と、キ
ャニスタを吸気系に連通させる第2の通路(パージ通
路)と、キャニスタを大気に連通させる第3の通路とが
接続されるが、上記第1および第2の通路は、吸着材に
関して同側に接続され、パージ時に吸気負圧によって大
気を吸入する第3の通路は吸着材に関して第1および第
2の通路側とは反対側に接続されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、近年大気汚
染防止のための諸法規の改正により、燃料タンク内圧力
の最大値が規制されており、これに対応するため、燃料
タンクとキャニスタ間の第1の通路の通気抵抗を低下さ
せる処置がとられている。また、キャニスタの燃料蒸気
吸着能力を高めるため、キャニスタの通気抵抗の増大は
避けられないようになっている。さらに、キャニスタを
大気に連通させる第3の通路には、ドレーンカットソレ
ノイド弁およびフィルタの設置が必要となり、第3の通
路の通気抵抗も増大しているからキャニスタの通気抵抗
をさらに増大させたのと同様の結果となっている。 【0005】このように、燃料タンクとキャニスタとを
連通する通路の通気抵抗が低下し、キャニスタの通気抵
抗が増大した結果、本来、タンク内圧は大気圧に対して
同等もしくは若干高いがゆえに、パージ通路のデューテ
ィソレノイドバルブを開いてパージを実行するときに、
燃料タンク内の燃料蒸気が直接吸気系に吸入されて、キ
ャニスタ内に吸着されている燃料蒸気がパージされず、
この結果、キャニスタの吸着能力が低下することにな
る。 【0006】このキャニスタの吸着能力の低下は、キャ
ニスタの容量を増大させることによって補うことはでき
るが、キャニスタの容量増大はキャニスタ容器の大型化
を招き、車両への搭載が困難になる。 【0007】上述の課題に鑑み、本発明は、パージ実行
時に、キャニスタに吸着されている燃料蒸気が確実に吸
にパージされるようにしたエンジンの蒸発燃料制御
装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明によるエンジンの
蒸発燃料制御装置は、吸着材を容器内に備えて燃料タン
クから蒸発する燃料蒸気を吸着するキャニスタを有し、
該キャニスタを前記燃料タンクの上部空間に連通させる
第1の通路と、前記キャニスタを吸気系に連通させる第
2の通路とが、前記キャニスタ容器において前記吸着材
に関して互いに同側に接続され、前記キャニスタを大気
に連通させる第3の通路が前記キャニスタ容器において
前記吸着材に関して前記第1および第2の通路側とは反
対側に接続され、前記第2の通路に、該第2の通路を通
る燃料蒸気のパージ量を制御する弁が設けられてなるエ
ンジンの蒸発燃料制御装置において、前記第1の通路を
閉塞するよう作動する通路閉塞手段と、前記燃料タンク
内の燃料蒸気圧力を検出する圧力検出手段と、パージ実
行時、前記圧力検出手段により前記燃料タンク内の燃料
蒸気圧力が所定値以下であることが検出された場合には
前記通路閉塞手段を作動させ、所定値を超えることが検
出された場合には前記通路閉塞手段を非作動とする一
方、パージ非実行時は、前記燃料タンク内の燃料蒸気圧
力の値に拘らず常時、前記通路閉塞手段を非作動とする
よう制御する制御手段とを備えていることを特徴とす
る。 【0009】 【作用および効果】本発明によれば、パージ実行時、
料タンク内の燃料蒸気圧力が所定値以下のときに上記
通路閉塞手段が作動されることにより、このパージ実行
にキャニスタ内に吸着されている蒸発燃料を確実にパ
ージすることができるから、キャニスタを大型化するこ
となく、キャニスタの吸着能力の低下を防止することが
できる。 【0010】更に、本発明によれば、燃料タンク内の燃
料蒸気圧力が所定値を超えた場合及び所定値以下でもパ
ージ非実行時は上記通路閉塞手段が作動されることがな
いから、燃料タンク内の燃料蒸気がキャニスタに吸着さ
れて燃料タンク内の燃料蒸気圧力がそれ以上上昇するの
を防止することができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【0012】図1は、本発明による蒸発燃料制御装置の
構成を示す図で、吸気系のみが示されているエンジン1
の吸気通路2には、その上流側から下流側に向ってエア
クリーナ3、吸空気量を検出するエアフローメータ
4、スロットル弁5およびサージタンク6が順に配列さ
れている。 【0013】さらに吸気通路2には、アイドル運転時に
スロットル弁5をバイパスして空気をエンジン1に供給
するためのバイパス通路7が設けられ、このバイパス通
路7の途中に、通路7を通る空気量を制御するデューテ
ィソレノイド弁8が配設されている。またスロットル弁
5には、このスロットル弁5が全閉か否かを判定するた
めのアイドルスイッチを備えたスロットル開度センサ9
が取付けられている。 【0014】10は吸着材(活性炭)11を容器10a
内に備えたキャニスタで、このキャニスタ10を燃料タ
ンク12の上部空間12aに連通させる通路13と、キ
ャニスタ10を吸気通路2のサージタンク6に連通させ
るパージ通路14とが、キャニスタ容器10aにおいて
吸着材11に関して互いに同側、すなわち図1の上側に
接続され、キャニスタ10を大気に連通させる通路15
が、吸着材11に関して通路13,14側とは反対側、
すなわち図1の下側に接続されている。燃料タンク12
には負圧バルブ付キャップ12bが取付けられている。 【0015】キャニスタ10を燃料タンク12の上部空
間12aに連通させる通路13の燃料タンク12側の端
部は、セパレータ16を介して2本の分岐通路13a,
13bに分岐しており、一方の分岐通路13aには、燃
料タンク12の上部空間における燃料蒸気圧力を検出す
る圧力センサ17が取付けられている。また通路13の
途中にはこの通路13を閉塞しうる常開型ソレノイド弁
18が配設されている。なお、この弁18はソレノイド
弁のみでなく、他の形式の弁であってもよい。またパー
ジ通路14の途中には、このパージ通路14を通って吸
気通路2に吸入される燃料蒸気の流量を制御するための
デューティソレノイド弁19が配設されている。さらに
大気に連通する通路15には、ドレーンカットソレノイ
ド弁20とフィルタ21が配設されている。 【0016】22はコントロールユニットで、このコン
トロールユニット22は、エアフローメータ4、スロッ
トル開度センサ9および他の図示しない各種センサの出
力に基づいて、図示しない燃料噴射弁からの燃料噴射量
を制御するとともに、アイドル運転時には、バイパス通
路7を通る空気量を調整して、アイドル回転数が設定値
に近づくようにデューティソレノイド弁8をデューティ
制御している。またコントロールユニット22は、エン
ジン1の運転状態に応じて、パージ通路14のデューテ
ィソレノイド弁19をデューティ制御して、キャニスタ
10内に吸着された燃料蒸気をパージして吸気通路2に
吸入させる。 【0017】さらにコントロールユニット22は、パー
ジ実行時に、圧力センサ17によって検出された燃料タ
ンク12内の燃料蒸気圧力が所定値以下であれば、ソレ
ノイド弁18を作動させて通路13を閉塞し、燃料タン
ク12とキャニスタ10間を遮断してキャニスタ10の
パージが確実に行なわれるようにする一方、燃料タンク
12内の燃料蒸気圧力が所定値を超えるときおよび所定
値以下でもパージが実行されていないときには、ソレノ
イド弁18を非作動状態にして通路13を開き、燃料タ
ンク12内の燃料蒸気をキャニスタ10に吸着させて、
燃料タンク12内の燃料蒸気圧力が上昇するのを防止す
る。 【0018】図2はコントロールユニット22が実行す
るソレノイド弁18の制御ルーチンを示すフローチャー
トである。 【0019】まずステップS1において、圧力センサ1
7の出力を読みこみ、次のステップS2で燃料タンク1
2内の燃料蒸気圧力が所定値を超えたか否かを調べる。
そしてステップS2の判定が「YES」のときには、ス
テップS3へ進み、ソレノイド弁18を作動せずに通路
13を開いたままの状態にし、燃料タンク12内の圧力
上昇を防止するとともに、この燃料タンク12内の蒸発
燃料をキャニスタ10に吸着させる。 【0020】一方、ステップS2の判定が「NO」のと
き、すなわち燃料タンク12内の燃料蒸気圧力が所定値
以下のときには、ステップS4へ移ってパージ実行時か
否かを調べ、パージ実行時であればステップS5でソレ
ノイド弁18を作動させて通路13を閉塞し、確実なパ
ージが行なわれるようにする。また、パージが実行され
ていなければ、ステップS3へ進み、通路13を開いた
状態にし、燃料タンク12内の燃料蒸気をキャニスタ1
0に吸着させる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による蒸発燃料制御装置の構成を示す図 【図2】通路閉塞弁の制御ルーチンを示すフローチャー
ト 【符号の説明】 1 エンジン 2 吸気通路 10 キャニスタ 11 吸着材 12 燃料タンク 13 第1の通路 14 第2の通路(パージ通路) 15 第3の通路 17 圧力センサ 18 ソレノイド弁 19 デューティソレノイド弁 20 ドレーンカットソレノイド弁 21 フィルタ 22 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 秀樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−265460(JP,A) 特開 平1−277671(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/08 F02D 45/00 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸着材を容器内に備えて燃料タンクから
    蒸発する燃料蒸気を吸着するキャニスタを有し、該キャ
    ニスタを前記燃料タンクの上部空間に連通させる第1の
    通路と、前記キャニスタを吸気系に連通させる第2の通
    路とが、前記キャニスタ容器において前記吸着材に関し
    て互いに同側に接続され、前記キャニスタを大気に連通
    させる第3の通路が前記キャニスタ容器において前記吸
    着材に関して前記第1および第2の通路側とは反対側に
    接続され、前記第2の通路に、該第2の通路を通る燃料
    蒸気のパージ量を制御する弁が設けられてなるエンジン
    の蒸発燃料制御装置において、 前記第1の通路を閉塞するよう作動する通路閉塞手段
    と、 前記燃料タンク内の燃料蒸気圧力を検出する圧力検出手
    段と、パージ実行時、前記圧力検出手段により前記燃料タンク
    内の燃料蒸気圧力が所定値以下であることが検出された
    場合には前記通路閉塞手段を作動させ、所定値を超える
    ことが検出された場合には前記通路閉塞手段を非作動と
    する一方、パージ非実行時は、前記燃料タンク内の燃料
    蒸気圧力の値に拘らず常時、前記通路閉塞手段を非作動
    とするよう制御する 制御手段とを備えてなることを特徴
    とするエンジンの蒸発燃料制御装置。
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DE4241274C2 (de) * 1992-12-08 1999-02-11 Freudenberg Carl Fa Vorrichtung zum Einspeisen der im Freiraum eines Kraftstoffbehälters befindlichen Dämpfe in das Ansaugrohr einer Verbrennungskraftmaschine
JP3630711B2 (ja) * 1994-01-31 2005-03-23 富士重工業株式会社 車両用燃料タンクの内圧調整装置
JP3319125B2 (ja) * 1994-02-02 2002-08-26 株式会社デンソー 内燃機関の蒸発燃料処理装置
DE102008017004A1 (de) * 2008-04-03 2009-10-08 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Tanklüftungsanlage und Verfahren zur Tanklüftung

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