JP3410120B2 - アルコールの製造方法 - Google Patents

アルコールの製造方法

Info

Publication number
JP3410120B2
JP3410120B2 JP25043392A JP25043392A JP3410120B2 JP 3410120 B2 JP3410120 B2 JP 3410120B2 JP 25043392 A JP25043392 A JP 25043392A JP 25043392 A JP25043392 A JP 25043392A JP 3410120 B2 JP3410120 B2 JP 3410120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
aldehyde
acid
raw material
mmol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25043392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05246916A (ja
Inventor
エイト・ドレント
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB919118603A external-priority patent/GB9118603D0/en
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPH05246916A publication Critical patent/JPH05246916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3410120B2 publication Critical patent/JP3410120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、均質触媒系の存在下に
高温高圧下にカルボニル化合物を水素化することによっ
てアルコールを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この目的のために従来開発された触媒系
の例には、可溶性の第VIII族金属化合物(たとえばコバ
ルトまたはロジウムの化合物)を含有する触媒系があげ
られる。前記の目的のために使用されるアルデヒドまた
はケトンのごときプレカーサは、たとえば第VIII族金属
触媒の存在下にオレフィン型不飽和化合物をヒドロホル
ミル化またはヒドロアシル化することによって製造でき
る。該ヒドロホルミル化工程は工業的に実施でき、そし
てこれはオキソ法として公知である。多くの場合におい
て、オレフィンのヒドロホルミル化によって製造された
アルデヒドは反応混合物から分離され、これによって触
媒および副生成物が除去され、其後に、該アルデヒドに
前記水素化反応が実施される。
【0003】米国特許第4,263,449号明細書に
記載のアルコールの製造方法では、ヒドロホルミル化反
応によって得られたアルデヒド含有反応生成物がそのま
ま其後の不均質ラネーニッケルまたはコバルト触媒の存
在下の水素化反応に供される。使用触媒の分離が行い易
い二相型反応生成物を生成させるために水の添加が行わ
れる。複数種の触媒の使用に起因する固有の操作繁雑性
は別としても、活性ラネー触媒の使用のために種々の種
類のオレフィン型化合物が同時に水素化され、これらの
水素化生成物がヒドロホルミル化生成物中に残存するで
あろう。英国特許第1,270,985号明細書には、
ヒドロホルミル化触媒としての活性を有することが知ら
れている第三ホスフィンで変性されたコバルトカルボニ
ルを使用して、水素および一酸化炭素の両者を含む雰囲
気中でアルデヒドの水素化反応を行うことによってアル
コールが製造できる旨が記載されている。しかしなが
ら、該方法では高い反応温度および圧力が必要である。
【0004】米国特許第3,876,672号明細書に
は、2−4個のモノホスフィンリガンドと共に錯体化さ
れたNi、PdまたはPtのカチオン性水素化物を含有
する触媒を使用してオレフィンのヒドロホルミル化を行
うことによってアルデヒドおよびアルコールを製造する
方法が開示されている。しかしながら該方法では、変換
率およびアルコールへの選択率が比較的低い。他の種々
の公知水素化方法は純粋な水素化雰囲気を必要とするも
のであり、したがって、アルデヒドを含有するヒドロホ
ルミル化反応生成物を直接に使用する場合には一酸化炭
素を除去しなければならない。したがって、カルボニル
化合物の水素化のための一層良好かつ便利な触媒の開発
が今まで絶えず要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】アルデヒドまたはケトン
の水素化によってアルコールを生成させることからなる
水素化方法は、パラジウム化合物およびホスフィン系二
座配位子の供給源を含有する均質触媒系の存在下に有利
に実施できることが今や発見された。本発明に従って使
用される触媒系は温和な温度条件および/または圧力条
件下に高活性を示し、水素化雰囲気中で一酸化炭素の存
在下または不存在下に使用でき、選択率が非常に高く、
したがって、カルボニル化合物が容易に水素化されてア
ルコールが生じるような反応条件下ではオレフィン系不
飽和化合物は実質的に無変化のまま残るという長所を有
する。さらにまた、本発明に従えば、ヒンダードケトン
(ケト基に結合した第二または第三アルキル基を少なく
とも1個有するケトン)の水素化反応も高い反応速度で
実施できる。Y.ベン−ダビド等の論文(J.Am.C
hem.Soc.,1989,111,8742−4)
には、パラジウム化合物とホスフィン系二座配位子を含
有する触媒系が記載されているが、これは塩化アリール
のカルボニル化反応のみに使用されたものである。本発
明方法においてプレカーサとして使用されるカルボニル
化合物の例にはアルデヒドおよびケトンがあげられる。
【0006】前記の水素化反応に使用されるアルデヒド
は、好ましくは炭素原子2−20個の脂肪族アルデヒド
である。これは1個またはそれ以上のアルデヒド基を含
むものであってよく、さらにまた、反応条件下に不活性
な置換基(たとえばアリール基、ヒドロキシル基、カル
ボキシル基、C1-4 アルコキシ基、または炭素原子1−
7個のエステル基)を含んでいてもよい。オキソ合成に
よって製造された炭素原子3−20個のアルデヒドが特
に好ましい。適当なアルデヒドの例にはプロパナール、
ブタナール、2−メチルプロパナール、4−ヒドロキシ
ブタナール、6−オキソヘキサン酸エステル、オクタナ
ール、ノニルアルデヒド、トリデカナール、2−エチル
ヘキサナールがあげられる。前記の水素化反応に使用さ
れるケトンは、好ましくは炭素原子3−20個の脂肪族
ケトンである。これは1個またはそれ以上のケト基を含
むものであってよく、さらにまた、記述の置換基のごと
き不活性置換基を含んでいてもよい。このようなケトン
の例にはメチルイソプロピルケトン、エチルイソプロピ
ルケトン、ジシクロヘキシルケトンがあげられる。この
水素化反応は、第VIII族金属としてパラジウムを含有す
る触媒系の存在下に実施される。
【0007】パラジウムである触媒成分はパラジウム
塩の形のものであってよく、たとえば硝酸、硫酸、スル
ホン酸(たとえばトリフルオロメタンスルホン酸または
p−トルエンスルホン酸)、カルボン酸(たとえば酢酸
またはトリフルオロ酢酸)の塩であってよい。さらに、
パラジウムの塩は錯体の形のものであってもよく、たと
えばホスフィンリガンドおよび/または他のリガンドを
含む錯体であってよい。さらにまたパラジウムは元素状
金属の形のものであってよく、またはホスフィンまたは
一酸化炭素のごときリガンドを含む零価の錯体(zer
o valent complex)の形のものであっ
てもよい。金属の形で使用する場合には、これをプロト
ン酸と共に使用して、その場で可溶性の塩または錯体を
生成させるべきである。パラジウムの使用量は臨界条件
ではない。好ましくは該使用量は10-7−10-1グラム
原子(パラジウム)/モル(アルデヒド基質)、一層好
ましくは10-6−10-2グラム原子/モルである。
【0008】本発明に従って使用される触媒系の第二必
須成分はホスフィン系二座配位子である。用語「ホスフ
ィン系二座配位子」は、少なくとも2個のホスフィン基
を有し、かつ、ホスフィン中の2個のP原子が1個の金
属原子に配位するのを妨げるような立体障害の存在しな
い有機燐化合物を意味する用語である。さらに別の配位
性または非配位性ホスフィン基が存在していてもよい。
本発明に従って有利に使用できるホスフィン系二座配位
子は、次式 R1 2 P−X−PR3 4 (ここにR1 、R2 、R3 およびR4 は個別的に非置換
または置換炭化水素基を表し、あるいはR1 とR2 、お
よび/またはR3 とR4 とが一緒になって非置換または
置換二価炭化水素基を表し、ただしR1 、R2 、R3
よびR4 のうちの少なくとも1つは脂肪族の基であり、
Xは架橋部中に炭素原子を2−8個有する二価架橋基を
表す)を有するものである。一層好ましくは、R1 、R
2 、R3 およびR4 の各々は個別的に脂肪族の基を表
し、その例には、任意的に分枝状または環状であっても
よい非置換または置換アルキル基があげられ、該基の炭
素原子数は好ましくは1−20個である。
【0009】好ましい脂肪族基は非置換アルキル基であ
って、これは分枝状または環状のものであってもよく、
その炭素原子数は望ましくは1−10個、さらに望まし
くは1−6個である。適当なアルキル基の例にはメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、第二ブチル基、イソブチル基、第三ブチル
基、シクロヘキシル基およびn−ヘキシル基があげられ
る。好ましいアルキル基は、α−水素原子を1個または
2個有するもの、特に、第二アルキル基のごとき1個の
α−水素原子を有するものである。最も好ましいアルキ
ル基はエチル基、イソプロピル基、n−プロピル基、第
二ブチル基およびn−ブチル基である。2つの基が一緒
になって二価炭化水素基を形成する場合には、R1 とR
2 ,またはR3 とR4 は好ましくは二価脂肪族基を表
し、その例には非置換または置換アルキレン基やシクロ
アルキレン基(たとえばヘキサメチレン基またはシクロ
オクチレン基)があげられる。任意的に置換されていて
もよいアルキル基またはアルキレン基について述べる
と、これは触媒系の触媒活性に悪影響を与えない1個ま
たはそれ以上の置換基で置換されたものであってもよ
い。適当な置換基の例にはハロゲン原子、アルコキシ
基、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、アシル基、ア
シルオキシ基、アミノ基、ヒドロキシル基、ニトリル
基、アシルアミノ基およびアリール基があげられる。
【0010】Xで表される架橋基は、好ましくは炭化水
素残基、エーテル残基またはチオエーテル残基である。
該架橋基の例には、非置換または置換アルキレン鎖があ
げられるが、該鎖は任意的に1個またはそれ以上の酸素
および/または硫黄原子で中断されていてもよい。該鎖
の具体例には次式を有するものがあげられる。 -CH2CH2-; -CH2CH2CH2-; -CH2CH2CH2CH2-; または -CH2
CH2OCH2CH2- 好ましい架橋基は、架橋部中に2−6個の原子を含むも
のであり、一層好ましくは3−5個の原子を含むもので
ある。たとえば架橋基がプロパン残基またはネオペンタ
ン残基である場合には、その架橋部は3個の原子を含
む。好ましい架橋基Xの例にはトリメチレン基、テトラ
メチレン基および3−オキサペンタメチレン基があげら
れる。
【0011】本発明方法に使用できる式(I)のホスフ
ィンの例には下記のものがあげられる。1,2−ビス
(ジ−n−ブチルホスフィノ)エタン、1,3−ビス
(ジメチルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジエ
チルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジイソプロ
ピルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジ−n−プ
ロピルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジイソブ
チルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジ−n−ブ
チルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジ第二ブチ
ルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジ第三ブチル
ホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジ−n−ヘキシ
ルホスフィノ)プロパン、1,2−ビス(ジシクロヘキ
シルホスフィノ)エタン、1,3−ビス(n−ブチルメ
チルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(n−ブチル
エチルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス(シクロオ
クチレンホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジイソ
プロピルホスフィノ)ブタン、1,5−ビス(ジメチル
ホスフィノ)−3−オキサペンタン、1,8−ビス(ジ
−n−ブチルホスフィノ)−3,6−ジオキサオクタ
ン、および1,4−ビス(ジ−n−ブチルホスフィノ)
−2,2,3,3−テトラメチルブタン。
【0012】不斉ケトン(特に障害ケトン)の水素化に
よってキラル(chiral)アルコールを得ることが
所望される場合には、キラルホスフィンリガンドが使用
できる。式(I)のホスフィンのモル数とパラジウム
子のグラム原子との比は、好ましくは0.5:1ないし
10:1、一層好ましくは0.9:1ないし5:1、特
に好ましくは1:1ないし3:1である。本発明方法に
使用される触媒系は、カチオンの形のパラジウムを含有
するものであることが好ましい。必要なアニオンはその
場で生成させることもできるが、触媒系の成分として存
在させておくのが好ましい。アニオンの供給源は好まし
くはプロトン酸である。しかしながら、これは第VIII族
金属(たとえばパラジウム)の塩であってもよい。これ
はまた、他種金属(たとえばバナジウム、クロム、ニッ
ケル、銅または銀)の塩であってもよく、あるいは、芳
香族型のN−複素環式化合物のごとき塩基の付加によっ
て得られた塩(たとえばピリジニウム塩)であってもよ
い。
【0013】好ましいアニオンは非配位性アニオンまた
は弱く配位するアニオン、すなわち、パラジウムカチオ
ンに配位しないかまたはごく弱く配位するにすぎないア
ニオンである。これは、pKa<2、一層好ましくはp
Ka<−1(水溶液中で18℃において測定された値)
の強酸から導かれたものであることが好ましい。ハライ
ドアニオン特に塩素イオンはパラジウムにかなり強く配
位する傾向を有するから、ハロゲン化水素酸以外の強酸
から導かれたアニオンが好ましい。好ましいアニオンの
例には硝酸、硫酸、スルホン酸(たとえばフルオロスル
ホン酸、クロロスルホン酸、メタンスルホン酸、2−ヒ
ドロキシプロパンスルホン酸、t−ブチルスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸、スルホン化されたイオン交換
樹脂)、過ハロゲン酸(たとえば過塩素酸)から導かれ
たアニオン、および、ルイス酸(たとえばBF3 、PF
5 、AsF5 、SbF5 、TaF5 またはNbF5 )と
ブレンステッド酸(たとえばHF)との相互作用によっ
て生じた酸(たとえば弗化珪素酸、HBF4 、HP
6 、HSbF6 )から導かれたアニオンがあげられ
る。
【0014】容易に理解されるように、酢酸のごとき弱
酸のパラジウム塩を使用する場合には、スルホン酸のご
とき強酸の添加によって、パラジウムと強酸との塩およ
び弱酸が生じるであろう。式(I)のホスフィンそれ自
体は公知化合物であり、そしてこれは、文献(たとえば
ホウベン−ワイル、第XII/I巻第21頁)に記載の
一般的製法によって製造できる。本発明に係る触媒系は
液相中で構成できる。触媒系は、反応系の液相との均質
な混合物の形で使用するのが好ましい。また、触媒系を
擬似不均化系の形で使用することもでき、たとえば、多
孔質担体面に吸着された液の中に存在するような形で使
用できる。本発明方法では、別個の溶媒の使用は必ずし
も必要ではない。多くの場合において、出発物質である
アルデヒドおよびケトン、および生成物であるアルコー
ルが適切な液相を形成し得るであろう。しかしながら、
別個の溶媒を使用するのが好ましい場合もあり得る。こ
の目的のために、任意の不活性溶媒が使用できる。適当
な溶媒の例には炭化水素、スルホキシド、スルホン、エ
ーテル、エステル、ケトン、アルコールおよびアミドが
あげられる。反応は気相中でも実施できる。
【0015】反応混合物中でたとえばヒドロホルミル化
反応によって得られたアルデヒドを、反応混合物中で水
素化するのが便利である。したがって、同一触媒を用い
て、ヒドロホルミル化反応によるアルデヒドの生成と、
其後の、それに対応するアルコールへの水素化反応との
両者が実施できる。反応速度の速いヒドロホルミル化反
応と遅い水素化反応とのための反応条件について述べる
と、アルデヒドは反応混合物中で高濃度で生成でき、そ
してアルデヒドは所望に応じて単離できる。水素化反応
の反応速度を上げるために反応条件を調節し、たとえば
温度を上昇させるかまたは水素分圧を高めることによっ
て、中間体であるアルデヒドを同一液状反応相中でさら
に反応させることができ、これによってアルコールが生
成できる。水素化反応の反応速度を上げるために反応条
件を適切に選択した場合には、アルデヒドのプレカーサ
であるオレフィン型不飽和化合物を出発原料として使用
することによって、アルコールが直接に製造できる。こ
の場合には、最初に生じたアルデヒドが直ちに水素化反
応に供され、アルコールが生成する。
【0016】本発明方法は20−200℃の温度におい
て実施するのが有利であり、特に好ましい温度範囲は5
0−150℃である。本発明方法は1−80バールの全
圧下に実施するのが好ましい。100バールより高い圧
力も使用できるが、装置に特別な設備を設ける必要があ
り、したがって、このような高圧の使用は一般に不経済
である。水素化反応のために純粋な水素雰囲気が使用で
き、あるいは、不活性な希釈用ガスを含む水素雰囲気を
使用してもよい。たとえば、水素および一酸化炭素を含
む雰囲気が使用できる。本発明方法は回分的に実施する
こともできる。しかしながら工業的立場からみて、本方
法を連続的に実施するのが有利である。本発明方法によ
って製造されたアルコールは、たとえば化学薬品または
溶剤として使用でき、あるいは種々の化学品の製造の際
のプレカーサとして使用できる。
【0017】
【実施例】本発明を一層具体的に例示するために、次に
実施例を示す。 例1 磁力攪拌機付の容量250mlのオートクレーブに、プロ
パナール20ml、ジグリム(2,5,8−トリオキサノ
ナン)40ml、酢酸パラジウム0.25ミリモル、1,
3−ビス(ジイソプロピルホスフィノ)プロパン0.3
ミリモルおよびp−トルエンスルホン酸1ミリモルを入
れた。フラッシングを行った後に、オートクレーブを6
0バールの水素で加圧した。オートクレーブを密閉し、
90℃の温度に加熱し、該温度に15分間保ち、次いで
オートクレーブの内容物である試料を気液クロマトグラ
フィ(GLC)によって分析した。分析結果から、プロ
パナールは完全に1−プロパノールに変換され、選択率
は100%に近い値であることが確認された。プロパナ
ールの平均変換速度は、3900モル(プロパナール)
/グラム原子(パラジウム)/時であった。 例2−4 ホスフィンおよびアニオン供給源の使用量および反応時
間を表1に記載のごとく種々変えたことを除いて、例1
記載の操作を繰り返した。プロパナールの変換率(%)
および変換速度〔モル/グラム原子(Pd)/時〕、な
らびに1−プロパノールへの選択率(%)を表1に示
す。
【0018】
【表1】 実施例 第VIII族 リガンド1) アニオン 時間 変換率 変換速度 選択率 番 号 金 属 供給源2) (ミリモル)(ミリモル)(ミリモル)(時) ──────────────────────────────────── 1 PdOAc2 iPrPC3 pTSA 0.25 100 3900 99 (0.25) (0.3) (1) 2 PdOAc2 iPrPC3 pTSA 0.25 98 3900 99 (0.25) (0.3) (1) TFAcOH (1) 3 PdOAc2 iPrPC3 TFMSA 0.25 100 3400 99 (0.25) (0.6) (1) 4 PdOAc2 EtPC3 pTSA 1.5 100 900 99 (0.25) (0.3) (1) 備 考 (1)iPrPC3:1,3−ビス(ジイソプロピルホ
スフィノ)プロパン; EtPC3: 1,3−ビス(ジエチルホスフィノ)プ
ロパン; (2)pTSA: p−トルエンスルホン酸; TFAcOH:トリフルオロ酢酸; TFMSA: トリフルオロメチルスルホン酸; PhPA: ベンゼンホスホン酸
【0019】例5 磁力攪拌機を備えた容量250mlのオートクレーブに、
α−オクテン20ml、ジグリム(2,5,8−トリオキ
サノナン)40ml、酢酸パラジウム0.25ミリモル、
1,3−ビス(ジイソプロピルホスフィノ)プロパン
0.6ミリモルおよびt−ブチルスルホン酸1ミリモル
を入れた。フラッシングの後に、オートクレーブを一酸
化炭素および水素で、これらの各分圧が30バールにな
るまで加圧した。オートクレーブを密閉し、70℃の温
度に加熱し、該温度に7時間保った。次いで、オートク
レーブの内容物である試料をGLCで分析した。α−オ
クテンの80%がノニルアルデヒドに変換され、該生成
物の88%が線状生成物であり、12%が分枝状生成物
であることが見出された。冷却後にオートクレーブにフ
ラッシングを行い、次いで60バールの水素で加圧し、
90℃に5時間加熱した。GLC分析の結果、ノニルア
ルデヒドからノニルアルコールへの変換率は100%で
あり、初期の変換速度は300モル/グラム原子(P
d)/時を超える値であることが見出された。ヒドロホ
ルミル化段階の後に残存したオクテンは、水素化段階に
おいても実質的に無変化のまま残り、僅かに6%のみが
水素化されたにすぎなかった。
【0020】例6 (a)磁力攪拌機を備えた容量250mlのオートクレー
ブに、α−オクテン20ml、ジグリム40ml、酢酸パラ
ジウム0.25ミリモル、1,3−ビス(ジイソプロピ
ルホスフィノ)プロパン0.6ミリモルおよびp−トル
エンスルホン酸1ミリモルを入れた。フラッシングの後
に、オートクレーブを一酸化炭素および水素で、その各
分圧が30バールになるまで加圧した。オートクレーブ
を密閉し、90℃の温度に加熱し、該温度に5時間保っ
た。次いで、オートクレーブの内容物である試料をGL
Cによって分析した。α−オクテンの67%が変換さ
れ、ノニルアルデヒドへの選択率は94%、それに対応
するノニルアルコールへの選択率は5%であった。 (b)オートクレーブにα−オクテン15mlを入れ、同
じ溶媒および触媒系を用いて、本例の前記(a)の操作
を下記の条件下に繰り返した。オートクレーブを一酸化
炭素20バールおよび水素40バールで加圧し、125
℃に5時間加熱した。GLC分析の結果、α−オクテン
の63%が変換され、ノニルアルコールへの選択率は8
8%であり、ノニルアルデヒドへの選択率は9%である
ことが見出された。
【0021】上記の実験結果から明らかなように、同一
触媒系を用いた場合に、(a)に記載の条件下では主生
成物としてアルデヒドが生じ、一方、(b)に記載のご
とく一層高い圧力および一層高い温度において操作を行
った場合には主生成物としてアルコールが生じる。両方
の実験において、第一番目の反応段階においてアルデヒ
ドが生じ、該アルデヒドは第2番目の水素化段階におい
てその原料として消費された。第2番目の水素化段階は
(a)の条件下では比較的低い速度で進行し、(b)の
条件下、すなわち水素化のために好適な温度および水素
濃度条件下では比較的高い速度で進行することが見出さ
れた。
【0022】例7 例6bの場合と大体同様な方法によって次の操作を行っ
た。磁力攪拌機を備えた容量250mlのオートクレーブ
にα−ドデセン20ml、ジグリム40ml、酢酸パラジウ
ム0.25ミリモル、1,3−ビス(1,5−シクロオ
クチレンホスフィノ)プロパン0.6ミリモル、p−ト
ルエンスルホン酸1ミリモルおよびトリフルオロ酢酸1
ミリモルを入れた。オートクレーブを一酸化炭素20バ
ールおよび水素40バールで加圧し、125℃に5時間
加熱した。α−ドデセンの62%が変換され、トリデシ
ルアルコールへの選択率は98%であり、一方、それに
対応するアルデヒドの生成量は痕跡量にすぎないことが
見出された。
【0023】例8 記述の実施例の場合と同様な方法に従って次の操作を行
った。磁力攪拌機を備えた容量250mlのオートクレー
ブに、内部不飽和C14オレフィンの混合物30ml、ジグ
リム40ml、酢酸パラジウム0.5ミリモル、1,3−
ビス(ジイソプロピルホスフィノ)プロパン1.2ミリ
モル、p−トルエンスルホン酸2ミリモルおよびトリフ
ルオロ酢酸1ミリモルを入れた。オートクレーブを一酸
化炭素20バールおよび水素40バールで加圧し、15
5℃に10時間加熱した。C14オレフィンの71%が変
換され、ペンタデシルアルコールへの選択率は98%で
あることが見出された。
【0024】例9 記述の実施例の場合と同様な方法に従って次の操作を行
った。磁力攪拌機を備えた容量250mlのオートクレー
ブに、シクロヘキセン20ml、ジグリム50ml、酢酸パ
ラジウム0.25ミリモル、1,3−ビス(ジメチルホ
スフィノ)プロパン0.6ミリモル、トリフルオロ酢酸
1ミリモルおよびp−トルエンスルホン酸1ミリモルを
入れた。オートクレーブを一酸化炭素20バールおよび
水素40バールで加圧し、130℃に5時間加熱した。
シクロヘキセンの6%が変換され、シクロヘキシルメタ
ノールへの選択率は99%であることが見出された。
【0025】例10 記述の実施例の場合と同様な方法に従って次の操作を行
った。磁力攪拌機を備えた容量250mlのオートクレー
ブに、スチレン20ml、ジグリム50ml、酢酸パラジウ
ム0.25ミリモル、1,3−ビス(ジイソプロピルホ
スフィノ)プロパン0.6ミリモルおよびp−トルエン
スルホン酸1ミリモルを入れた。オートクレーブを一酸
化炭素20バールおよび水素40バールで加圧し、12
5℃に5時間加熱した。スチレンの90%が変換され、
3−フェニル−1−プロパノールへの選択率は85%で
あり、2−フェニル−1−プロパノールへの選択率は1
5%であることが見出された。
【0026】例11 記述の実施例の場合と同様な方法に従って次の操作を行
った。オートクレーブにエチルイソプロピルケトン10
ml、溶媒としての2−ブタノール30ml、酢酸パラジウ
ム0.25ミリモル、1,3−ビス(ジイソプロピルホ
スフィノ)プロパン0.3ミリモルおよびトリフルオロ
メタンスルホン酸2ミリモルを入れた。オートクレーブ
を水素50バールで加圧し、70℃に6時間加熱した。
エチルイソプロピルケトン100%が変換され、2−メ
チルペンタノール−3への選択率は98%であることが
見出された。
【0027】例12 エチルイソプロピルケトンの代わりにメチルエチルケト
ン20mlを使用し、溶媒としての2−ブタノールを30
mlでなく20ml使用したことを除いて、例11の操作を
正確に繰り返した。反応を70℃において2時間行った
後のメチルエチルケトンの変換率は90%であり、2−
ブタノールへの選択率は約98%であることが見出され
た。
【0028】例13 記述の実施例の場合と同様な方法に従って次の操作を行
った。オートクレーブにメチルイソプロピルケトン10
ml、溶媒としての2−ブタノール25ml、酢酸パラジウ
ム0.25ミリモル、1,3−ビス(ジイソプロピルホ
スフィノ)プロパン0.3ミリモルおよびp−トルエン
スルホン酸2ミリモルを入れた。オートクレーブを水素
50バールで加圧し、70℃に6時間加熱した。メチル
イソプロピルケトンの60%が変換され、3−メチルブ
タノール−2への選択率は98%であることが見出され
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 31/125 C07C 31/125 31/135 31/135 33/20 33/20 45/50 45/50 47/02 47/02 47/11 47/11 47/228 47/228 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (56)参考文献 特開 昭63−316742(JP,A) 特開 昭63−316744(JP,A) 特開 平2−191289(JP,A) 特開 平3−90050(JP,A) 特開 昭53−105421(JP,A) 特開 昭60−243093(JP,A) 特開 昭64−19085(JP,A) 特開 平1−216963(JP,A) 特開 平5−70412(JP,A) 特開 平4−210696(JP,A) 特開 平4−89493(JP,A) 特開 平5−140029(JP,A) 特開 平4−139192(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 31/10 C07C 29/00 C07C 33/00 C07C 45/00 C07C 47/00 CA(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラジウム化合物およびホスフィン系二
    座配位子の供給源を含有する均質触媒系の存在下に、高
    温高圧下にカルボニル化合物を水素化することを特徴と
    するアルコールの製造方法。
  2. 【請求項2】 ホスフィン系二座配位子が、一般式 R1 2 P−X−PR3 4 (I) (ここにR1 、R2 、R3 およびR4 は個別的に非置換
    または置換炭化水素基を表し、あるいはR1 とR2 、お
    よび/またはR3 とR4 とが一緒になって非置換または
    置換二価炭化水素基を表し、ただしR1 、R2 、R3
    よびR4 のうちの少なくとも1つは脂肪族の基であり、 Xは架橋部中に炭素原子を2−8個有する二価架橋基を
    表す)を有する化合物である請求項に記載の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 式(I)中のR1 、R2 、R3 およびR
    4 の各々がそれぞれ個別的に、炭素原子を1−10個含
    む任意的に分枝状または環状の非置換または置換アルキ
    ル基である請求項に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 触媒系がさらに、強酸から導かれるアニ
    オンの供給源を含有する請求項1−のいずれかに記載
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 カルボニル化合物がアルデヒドおよびケ
    トンからなる群から選択される請求項1−のいずれか
    に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 オレフィン型不飽和化合物のヒドロホル
    ミル化によって製造されたアルデヒドを、原料として使
    用する請求項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 アルデヒド系原料をその場で製造し、そ
    して該原料に単離操作を行わずに該原料を水素化してア
    ルコールを製造する請求項に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 水素化反応に使用される触媒と同じ触媒
    の存在下にアルデヒド系原料を製造することを包含する
    請求項に記載の製造方法。
JP25043392A 1991-08-30 1992-08-27 アルコールの製造方法 Expired - Fee Related JP3410120B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB919118603A GB9118603D0 (en) 1991-08-30 1991-08-30 Process for the preparation of alcohols
GB9118603.1 1991-08-30
NL9118603.1 1992-07-08
NL92202087.0 1992-07-08
EP92202087A EP0529698B1 (en) 1991-08-30 1992-07-08 Process for the preparation of alcohols

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05246916A JPH05246916A (ja) 1993-09-24
JP3410120B2 true JP3410120B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=26131545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25043392A Expired - Fee Related JP3410120B2 (ja) 1991-08-30 1992-08-27 アルコールの製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3410120B2 (ja)
CN (1) CN1042128C (ja)
CA (1) CA2077007C (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3285875B2 (ja) * 1995-08-25 2002-05-27 イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー ヒドロホルミル化方法
JP3928315B2 (ja) * 1998-12-14 2007-06-13 三菱化学株式会社 アルデヒドの製造方法
JP5487537B2 (ja) * 2007-07-24 2014-05-07 三菱化学株式会社 アルコールの製造方法
JP5478510B2 (ja) * 2008-12-11 2014-04-23 高砂香料工業株式会社 アルコール化合物の製造方法
US8680302B2 (en) 2008-12-11 2014-03-25 Takasago International Corporation Method for producing alcohol compound
EP2408557B1 (en) 2009-03-17 2017-03-15 Johnson Matthey Public Limited Company Process for making Ru (II) catalysts
CN105001046A (zh) * 2015-07-09 2015-10-28 武汉工程大学 正壬醇的合成工艺
JP7192475B2 (ja) * 2018-12-18 2022-12-20 Jnc株式会社 不飽和カルボニル化合物からの飽和ホモエーテルの高効率な製造法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1042128C (zh) 1999-02-17
CN1069960A (zh) 1993-03-17
JPH05246916A (ja) 1993-09-24
CA2077007A1 (en) 1993-03-01
CA2077007C (en) 2003-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6080898A (en) Hydrogenolysis of glycerol
Seiche et al. Bidentate ligands by self‐assembly through hydrogen bonding: A general room temperature/ambient pressure regioselective hydroformylation of terminal alkenes
JP3270098B2 (ja) オレフィンのカルボニル化
JP3233670B2 (ja) オレフィンのカルボニル化方法
KR100251076B1 (ko) 카르보닐 화합물의 수소화에 의한 알코올 제조 방법
US4139565A (en) Hydroformylation using improved catalysts comprising rhodium and diphosphino ligands
JPH0140019B2 (ja)
JPS60228439A (ja) アルデヒドの製法
JP3410120B2 (ja) アルコールの製造方法
KR100304328B1 (ko) 거의직쇄인고급1급알콜의제조방법
US5004844A (en) Process for the reduction of carbonyl compounds
JP2981328B2 (ja) アルデヒド類の製造方法
EP0061791B1 (en) Process for the preparation of glycol aldehyde
US4731487A (en) Process for the preparation of aldehydes
US6037506A (en) Hydroformylation process
JP2946790B2 (ja) アルデヒド類の製造法
GB2451325A (en) Hydroformylation process
US20230123090A1 (en) Hydroformylation Catalyst System with Syngas Surrogate
US5281744A (en) Process for the preparation of nitriles
DE19630536C2 (de) Katalysator und dessen Verwendung für die Herstellung von Aldehyden durch Hydroformylierung olefinischer Verbindungen
CA1334674C (en) Process for the preparation of carboxylic acids or esters thereof
GB2256641A (en) Hydroformylation of alpha olefins
KR20220026295A (ko) 알데히드의 제조방법 및 알코올의 제조방법
KR20220011989A (ko) 하이드로포밀화 반응용 촉매 조성물 및 이를 이용한 하이드로포밀화 방법
MXPA00000707A (en) Hydrogenolysis of glycerol

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees