JP3409423B2 - エアバッグ装置の締結方法 - Google Patents

エアバッグ装置の締結方法

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JP3409423B2
JP3409423B2 JP08346894A JP8346894A JP3409423B2 JP 3409423 B2 JP3409423 B2 JP 3409423B2 JP 08346894 A JP08346894 A JP 08346894A JP 8346894 A JP8346894 A JP 8346894A JP 3409423 B2 JP3409423 B2 JP 3409423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
パッド等の内部に装備されるエアバッグ装置の製造に際
し採用される締結方法に係り、詳しくは、エアバッグを
ホルダ及びリングリテーナ間にリベット等の締結治具に
て締結固定する際のエアバッグ装置の締結方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングホイールパッド内部
に装備されるエアバッグ装置は、その基材としての機能
を果たすホルダと、布帛製のエアバッグと、エアバッグ
を押さえつけるためのリングリテーナと、ホルダの中央
部に固定されるインフレータとを備えている。前記イン
フレータ内には、窒素ガス発生剤が収容されている。そ
して、車両に所定以上の衝撃が加わった場合には、イン
フレータから窒素ガスが発生し、エアバッグが膨張する
ようになっている。
【0003】上記のエアバッグ装置を製造するに際して
は、まず、エアバッグをホルダ及びリングリテーナ間に
リベットにてかしめ固定する作業が行われる。図8は、
従来におけるリベット締結装置51を概略的に示す断面
図である。同図に示すように、締結装置51は、リベッ
トガン52、リテーナ押圧手段53及び位置決め検出手
段54等を備えている。リベットガン52は締結手段と
しての機能を果たすものであり、また、その上面に立設
配備されたリベット(ブラインドリベット)55の下部
の拡径部には、丁度ホルダ56が載置されるようになっ
ている。また、リベットガン52は、リベット55内の
図示しない芯を引き抜く機能を有しており、この引き抜
きにより、リベット55の上部が拡径して自動的にかし
められる。
【0004】リテーナ押圧手段53は締結装置51の上
部に設けられ、シリンダ57及び押さえピン58を有し
ている。そして、シリンダ57が作動することにより、
押さえピン58は図の上下方向に移動する。さらに、位
置決め検出手段54は、ドグ59、ドグ59の周りに設
けられたコイルスプリング61及びそれらの下方に設け
られたセンサ62等を備えている。そして、ドグ59が
上方からコイルスプリング61の付勢力に抗して押され
た場合に、ドグ59が下方へ移動し、センサ62がこれ
を検出するようになっている。
【0005】さて、エアバッグ63をホルダ56及びリ
ングリテーナ64間にリベット55にてかしめ固定する
に際しては、まず、リベットガン52上にホルダ56が
載置され、その上にエアバッグ63を介してリングリテ
ーナ64が載せられる。このとき、リングリテーナ64
が人手により押圧されるとともに、ホルダ56、エアバ
ッグ63及びリングリテーナ64の各孔(図示せず)に
はリベットガン52上のリベット55が挿通される。ま
た、リングリテーナ64から下方に延びる脚部65がド
グ59の上面に当たり、さらに、上記押圧により、ドグ
59がコイルスプリング61の付勢力に抗して下方へ移
動する。すると、センサ62により、ドグ59が下方へ
移動したことが検出される。そして、この検出によっ
て、ホルダ56、エアバッグ63及びリングリテーナ6
4について、所定の位置決めがなされ、各孔内にリベッ
ト55が一旦挿通されたことが確認される。つまり、こ
の位置でかしめ固定すればよいことが確認される。
【0006】次に、人手による押圧が解除された後、リ
テーナ押圧手段53のシリンダ57が作動する。する
と、押さえピン58が下方に移動し、リングリテーナ6
4が再度押圧されるとともに、センサ62により再度リ
ベット55の挿通が検出される。この状態で、リベット
ガン52が作動して、リベット55内の芯が引き抜か
れ、リベット55の上部が拡径してかしめられる。すな
わち、エアバッグ63がホルダ56及びリングリテーナ
64間にリベット55にてかしめ固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、リングリテーナ64が人手により押圧され
て、位置決め検出された後に、一旦その押圧が解除さ
れ、そして、押さえピン58で再度押圧されるようにな
っていた。このため、一旦人手による押圧が解除された
際に、コイルスプリング61の反発力や、所定の剛性を
有するエアバッグ63の反発力により、リングリテーナ
64が浮き上がってしまい、上記リベット55の3つの
孔への挿通が一旦解除されてしまうこととなっていた。
そのため、図9に示すように、押さえピン58にてリン
グリテーナ64が再度押圧される際には、押さえピン5
8による微調整が不可能なことも相まって、リベット5
5が前記孔を貫通せずに引っ掛かってしまう場合があっ
た。かかる場合には、センサ62による検出がなされ
ず、かしめ作業を一時停止せねばならなかった。その結
果、作業性が著しく悪化してしまうおそれがあった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、エアバッグをホルダ及
びリングリテーナ間に締結治具にて締結固定する際に、
締結治具の貫通不良による作業の停止を回避し、もって
作業性の向上を図ることのできるエアバッグ装置の締結
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、ホルダ及びその
上方に位置するリングリテーナ間に、複数の締結治具に
より、エアバッグを締結固定するためのエアバッグ装置
の締結方法であって、基台上に前記ホルダを載置すると
ともに、該ホルダ上に前記エアバッグを介して前記リン
グリテーナを載置し、前記ホルダの孔と前記エアバッグ
の孔と前記リングリテーナの孔とを位置決めし、かつ、
前記締結治具が前記孔内を挿通するように前記リングリ
テーナを人手により押圧する第1の押圧工程と、前記孔
内を前記締結治具が挿通するとともに、前記リングリテ
ーナから延びる脚部が下方へ移動したことを、前記ホル
ダよりも下方に設けられた検出手段にて検出する位置決
め検出工程と、前記検出手段により前記脚部の移動が検
出されて、かつ、前記人手による押圧が解除された後
に、前記リングリテーナの上方に設けられたリテーナ押
圧手段により前記リングリテーナを下方へ押圧する第2
の押圧工程と、前記第2の押圧工程を経て、前記リング
リテーナが下方へ押圧されている状態を保持しつつ、締
結手段を作動させることにより、該締結手段に配備され
た締結前状態の締結治具にてホルダ及びリングリテーナ
間に、エアバッグを締結固定する締結固定工程とを備
え、さらに、前記人手による押圧に基づき、前記脚部の
移動が前記検出手段により検出された後、前記人手によ
る押圧が解除される前に、前記脚部を固定するための脚
部固定手段を作動させて、前記リングリテーナの上方へ
の移動を規制するようにしたことをその要旨としてい
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載のエアバッグ装置の締結方法において、
前記脚部は、等間隔毎に4本設けられているとともに、
前記脚部固定手段は、2つのアームと、各アームの外側
に設けられ、該アームを駆動するためのアクチュエータ
を備え、前記各アームが相反する方向へ移動することに
より、前記アームにて前記脚部を当接保持せしめるよう
にしたことをその要旨としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、第1の押圧工
程において、基台上にホルダが載置されるとともに、該
ホルダ上にエアバッグを介してリングリテーナが載置さ
れる。そして、ホルダの孔とエアバッグの孔とリングリ
テーナの孔とが位置決めされ、かつ、人手によりリング
リテーナが押圧されることによって締結治具が孔内を挿
通する。また、位置決め検出工程においては、孔内を締
結治具が挿通するとともに、リングリテーナから延びる
脚部が下方へ移動したことが、ホルダよりも下方に設け
られた検出手段にて検出される。さらに、第2の押圧工
程では、検出手段により脚部の移動が検出されて、か
つ、前記人手による押圧が解除された後に、リングリテ
ーナの上方に設けられたリテーナ押圧手段によりリング
リテーナが下方へ押圧される。そして、締結固定工程に
おいては、第2の押圧工程を経て、リングリテーナが下
方へ押圧されている状態が保持されつつ、締結手段が作
動することにより、該締結手段に配備された締結前状態
の締結治具にてホルダ及びリングリテーナ間に、エアバ
ッグが締結固定される。
【0012】さて、本発明においては、前記人手による
押圧に基づき、脚部の移動が検出手段により検出された
後、人手による押圧が解除される前に、脚部を固定する
ための脚部固定手段が作動されて、リングリテーナの上
方への移動が規制される。このため、人手による押圧が
解除された場合であっても、エアバッグの反発力等によ
りリングリテーナが浮き上がってしまうことがない。つ
まり、人手による押圧時における、締結治具の3つの孔
への挿通状態が解除されてしまうことがない。そのた
め、締結治具の孔への貫通状態が確保されたまま、締結
手段による締結固定がなされることとなる。
【0013】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1の発明の作用に加えて、脚部固定手段のアクチュ
エータが作動することにより、その内側に位置する2つ
のアームが駆動される。そして、前記各アームが相反す
る方向へ移動することにより、2つのアームによって、
等間隔毎に4本設けられた脚部は2本ずつ、当接保持さ
れる。このため、ホルダ、リングリテーナのサイズが多
少変動した場合であっても、各アームによる脚部の保持
が確実になされる。しかも、アクチュエータはアームの
外側に位置しており、アームの駆動の妨げとはなりにく
い。
【0014】
【発明の効果】従って、請求項1に記載のエアバッグ装
置の締結方法によれば、エアバッグをホルダ及びリング
リテーナ間に締結治具にて締結固定する際に、締結治具
の貫通不良による作業の停止を回避することができ、も
って作業性の向上を図ることができるという優れた効果
を奏する。
【0015】また、請求項2に記載のエアバッグ装置の
締結方法によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え
て、ホルダ、リングリテーナ等の形状及びサイズの自由
度を増すことができるという効果を奏する。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
6に基づいて説明する。本実施例におけるエアバッグ装
置は、図示しないステアリングホイールパッド内部に装
備されるものである。図2に示すように、エアバッグ装
置は、その基材としての機能を果たし、中央部が開口形
成されたホルダ1と、布帛製のエアバッグ2と、エアバ
ッグ2を押さえつけるために環状に形成されたリングリ
テーナ3とを備えている。より詳しくは、ホルダ1、エ
アバッグ2及びリングリテーナ3には、締結治具として
の複数の(本実施例では8本の)リベット4を挿通する
ための孔1a,2a,3aが形成されている。そして、
エアバッグ2は、下側に位置するホルダ1及び上側に位
置するリングリテーナ3間にリベット4により、かしめ
固定されている。また、ホルダ1の中央部には、図示し
ないインフレータが固定される。すなわち、前記リング
リテーナ3の各コーナー部には、4本の脚部5が下方に
延びるようにして、リングリテーナ3に対しウエルド溶
接にて固定されている。これら脚部5の一部には、図示
しないねじが刻まれており、これらねじによって、イン
フレータはナット締め固定される。なお、インフレータ
内には、アジ化ナトリウム等の窒素ガス発生剤が収容さ
れている。そして、車両に所定以上の衝撃が加わった場
合には、インフレータから窒素ガスが発生し、エアバッ
グ2が膨張するようになっている。
【0017】上記のエアバッグ装置を製造するに際して
は、まず、エアバッグ2をホルダ1及びリングリテーナ
3間にリベット4にてかしめ固定する作業が行われる。
図1は、本実施例におけるリベット締結装置6を概略的
に示す断面図である。同図及び図5に示すように、リベ
ット締結装置6は、図示しない基台、8つのリベットガ
ン7、リテーナ押圧手段8及び位置決め検出手段(以
下、「検出手段」という)9等を備えている。但し、図
では、リベットガン7の一部を省略している。リベット
ガン7は締結手段としての機能を果たすものであり、ま
た、各上面には、かしめ前段階のリベット4が立設配備
されている。リベット4の下部の拡径部上には、丁度ホ
ルダ1の下面が載置されるようになっており、この載置
面と、基台の上面とは面一となっている。また、リベッ
トガン7は、かしめ前段階のリベット4内の図示しない
芯を引き抜く機能を有しており、この引き抜きにより、
リベット4の上部が拡径して自動的にかしめられるよう
になっている。
【0018】リテーナ押圧手段8はリベット締結装置6
の上部に設けられ、シリンダ11及び4本の押さえピン
12を有している。そして、シリンダ11が作動するこ
とにより、押さえピン12は図の上下方向に移動する。
さらに、検出手段9は、前記押さえピン12の下方にそ
れぞれ設けられ、ドグ13と、ドグ13の周りに設けら
れたコイルスプリング14と、それらの下方に設けられ
たセンサ15等を備えている。そして、ドグ13が上方
からコイルスプリング14の付勢力に抗して押された場
合に、該ドグ13が下方へ移動し、センサ15がこれを
検出するようになっている。
【0019】また、図1,3に示すように、リベット締
結装置6の下部には、脚部固定手段16が設けられてい
る。脚部固定手段16は、断面略L字状に形成された左
右一対のアーム17と、各アーム17の外側に設けら
れ、該アーム17を駆動するためのアクチュエータとし
てのシリンダ18と、一端が前記アーム17に連結さ
れ、シリンダ18に対し出没可能に設けられたロッド1
9とを備えている。前記アーム17は上方に突出する突
起21を有し、突起21の外側面には、前記脚部5に当
接されうるMCナイロン製のクッション22が装着され
ている。そして、シリンダ18が作動することにより、
前記各アーム17が相反する方向(図の外方)へ移動
し、前記突起21(クッション22)にて前記脚部5を
当接保持することができるようになっている。
【0020】次に、本実施例の作用及び効果について説
明する。エアバッグ2をホルダ1及びリングリテーナ3
間にリベット4にてかしめ固定するに際しては、まず、
図1に示すように、基台及びリベットガン7(正確には
リベット4の下部の拡径部)上にホルダ1が載置され、
その上にエアバッグ2を介してリングリテーナ3が載せ
られる。このとき、リングリテーナ3が人手により押圧
されるとともに、ホルダ1、エアバッグ2及びリングリ
テーナ3の各孔1a〜3aにはリベットガン7上のかし
め前のリベット4が挿通される。また、リングリテーナ
3から下方に延びる脚部5がドグ13の上面に当たり、
さらに、上記押圧により、ドグ13がコイルスプリング
14の付勢力に抗して下方へ移動する。すると、センサ
15により、ドグ13が下方へ移動したことが検出され
る。そして、この検出によって、ホルダ1、エアバッグ
2及びリングリテーナ3について、所定の位置決めがな
され、孔1a〜3a内にリベット4が挿通されたことが
確認される。つまり、この位置でかしめ固定すればよい
ことが確認される。
【0021】次に、前記検出の後、前記シリンダ18を
作動させ、アーム17を相反する方向、つまり外方へ移
動させる。すると、図4に示すように、前記突起21に
装着されたクッション22が脚部5に当接し、脚部5は
アーム17等からの外方へ受ける応力によって保持され
る。すなわち、脚部5を含んだリングリテーナ3の上方
への移動が規制される。
【0022】そして、上記アーム17が作動することに
より、脚部5の保持がなされた後、人手による押圧が解
除される。このとき、上記アーム17等の保持により、
人手による押圧が解除されたとしても、エアバッグ2の
反発力や、コイルスプリング14の反発力等によりリン
グリテーナ3が浮き上がってしまうことがない。つま
り、人手による押圧時における、リベット4の各孔1a
〜3aへの挿通状態が解除されてしまうことがない。そ
のため、リベット4の各孔1a〜3aへの貫通状態が確
保されたまま、締結固定がなされることとなる。
【0023】その後、図5に示すように、リテーナ押圧
手段8のシリンダ11が駆動され、押さえピン12が下
方に移動する。この移動により、リングリテーナ3が再
度押圧される。この状態においては、センサ15による
リベット4の挿通は検出され続けている。そして、この
状態で、図6に示すように、リベットガン7が駆動さ
れ、リベット4内の芯が引き抜かれ、リベット4の上部
が拡径してかしめられる。すなわち、エアバッグ2がホ
ルダ1及びリングリテーナ3間にリベット4にてかしめ
固定される。
【0024】そして、上記ホルダ1に対し図示しないイ
ンフレータが装着され、エアバッグ装置が得られる。こ
のようにして得られたエアバッグ装置は、ステアリング
ホイールパッド内部に装着され、使用に供される。
【0025】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、シリンダ18及びアーム17等の脚部固定手段16
により、一旦人手により孔1a〜3a内に挿通されたリ
ベット4が抜かれないように脚部5を保持するようにし
た。このため、リングリテーナ3が浮き上がってしまう
ことがなく、リベット4の各孔1a〜3aへの貫通状態
が確保されたまま、締結固定を施すことができる。従っ
て、リベット4の貫通不良による作業の停止を回避する
ことができ、結果として、作業性の向上を図ることがで
きる。
【0026】また、本実施例では、2つのアーム17に
よって、等間隔毎に4本設けられた脚部5は2本ずつ、
当接保持される。このため、ホルダ1、リングリテーナ
3のサイズが多少変動した場合であっても、各アーム1
7による脚部5の保持が確実になされる。しかも、シリ
ンダ18はアーム17の外側に位置しており、アーム1
7の駆動の妨げとはなりにくい。このため、ホルダ1、
リングリテーナ3等の形状及びサイズが変わったとして
も、適宜に対応することができる。その結果、、締結時
におけるホルダ1、リングリテーナ3等の形状及びサイ
ズの自由度を増すことができる。
【0027】尚、本発明は上記実施例に限定されず、例
えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施例では、4本の脚部5を2つのアーム1
7等により2本ずつ当接保持せしめるようにしたが、そ
の外にも次のような構成とすることもできる。すなわ
ち、図7に示すように(図ではエアバッグ2を省略して
いる)、リベット締結装置31の中央部には、脚部固定
手段32が設けられている。この脚部固定手段32は、
対角線方向に延びる一対のアーム33と、その内側に設
けられたシリンダ34と、一端がアーム33に連結さ
れ、シリンダ34から出没可能に可能に設けられたロッ
ド35とを備えている。アーム33の外側面には、クッ
ション36が装着されている。
【0028】そして、前記脚部5を当接保持せしめる際
には、シリンダ34を作動させ、アーム33を外方へ移
動させる。すると、クッション36が1本ずつ脚部5
(図7では図示せず)に当たり、脚部5は押圧状態にて
保持される。つまり、このように構成したとしても、リ
ングリテーナ3の上方への移動が規制され、前記第1実
施例とほぼ同等の効果を奏する。
【0029】(2)前記実施例では、締結治具としてリ
ベット4を用い、締結手段としてリベットガン7を用い
たが、例えば上方からリベット4を潰すことにより、リ
ベットガン7を用いずに、リベット止めを行うような構
成としてもよい。また、リベット4の代わりに、ボルト
・ナット等の締結治具を用いるような構成としても差し
支えない。
【0030】(3)前記実施例では、4本の脚部を有す
るリングリテーナ3を採用したが、その本数は、対向す
る位置に少なくとも2本有するものであれば何本であっ
てもよい。また、リベット4の本数も限定されるもので
はなく、2本以上であればよい。
【0031】(4)前記実施例では、アーム17等によ
り脚部5をシリンダ18からの応力により当接保持せし
める構成としたが、その外にも、脚部5を掴んだり、磁
力等により保持せしめる構成としてもよい。
【0032】(5)前記実施例では、基台上にホルダ1
を載置する構成としたが、基台を省略して、リベットガ
ン7(リベット4の下側の拡径部)上のみにホルダ1を
載置するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるリベット
締結装置の主要部を示す断面図である。
【図2】一実施例におけるエアバッグ装置の主要部を示
す断面図である。
【図3】一実施例におけるリベット締結装置の平面図で
ある。
【図4】一実施例において、脚部固定手段を作動させた
状態を示すリベット締結装置の主要部の断面図である。
【図5】一実施例において、リテーナ押圧手段を作動さ
せた状態を示すリベット締結装置の断面図である。
【図6】一実施例において、リベットガンを作動させた
状態を示すリベット締結装置の断面図である。
【図7】本発明を具体化した別の実施例におけるリベッ
ト締結装置の平面図である。
【図8】従来技術におけるリベット締結装置の概略断面
図である。
【図9】従来技術の不具合を説明するためのリベット締
結装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1…ホルダ、1a,2a,3a…孔、2…エアバッグ、
3…リングリテーナ、4…締結治具としてのリベット、
5…脚部、7…締結手段としてのリベットガン、8…リ
テーナ押圧手段、9…検出手段、16,32…脚部固定
手段、17…アーム、18…アクチュエータとしてのシ
リンダ、21…突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫谷 宜孝 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (72)発明者 杉田 久恭 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平5−301558(JP,A) 特開 平4−321452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ(1)及びその上方に位置するリ
    ングリテーナ(3)間に、複数の締結治具(4)によ
    り、エアバッグ(2)を締結固定するためのエアバッグ
    装置の締結方法であって、 基台上に前記ホルダ(1)を載置するとともに、該ホル
    ダ(1)上に前記エアバッグ(2)を介して前記リング
    リテーナ(3)を載置し、前記ホルダ(1)の孔(1
    a)と前記エアバッグ(2)の孔(2a)と前記リング
    リテーナ(3)の孔(3a)とを位置決めし、かつ、前
    記締結治具(4)が前記孔(1a,2a,3a)内を挿
    通するように前記リングリテーナ(3)を人手により押
    圧する第1の押圧工程と、 前記孔(1a,2a,3a)内を前記締結治具(4)が
    挿通するとともに、前記リングリテーナ(3)から延び
    る脚部(5)が下方へ移動したことを、前記ホルダ
    (1)よりも下方に設けられた検出手段(9)にて検出
    する位置決め検出工程と、 前記検出手段(9)により前記脚部(5)の移動が検出
    されて、かつ、前記人手による押圧が解除された後に、
    前記リングリテーナ(3)の上方に設けられたリテーナ
    押圧手段(8)により前記リングリテーナ(3)を下方
    へ押圧する第2の押圧工程と、 前記第2の押圧工程を経て、前記リングリテーナ(3)
    が下方へ押圧されている状態を保持しつつ、締結手段
    (7)を作動させることにより、該締結手段(7)に配
    備された締結前状態の締結治具(4)にて前記ホルダ
    (1)及び前記リングリテーナ(3)間に、前記エアバ
    ッグ(2)を締結固定する締結固定工程とを備え、 さらに、前記人手による押圧に基づき、前記脚部(5)
    の移動が前記検出手段(9)により検出された後、前記
    人手による押圧が解除される前に、前記脚部(5)を固
    定するための脚部固定手段(16,32)を作動させ
    て、前記リングリテーナ(3)の上方への移動を規制す
    るようにしたことを特徴とするエアバッグ装置の締結方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエアバッグ装置の締結
    方法において、 前記脚部(5)は、等間隔毎に4本設けられているとと
    もに、 前記脚部固定手段(16)は、2つのアーム(17)
    と、各アーム(17)の外側に設けられ、該アーム(1
    7)を駆動するためのアクチュエータ(18)を備え、
    前記各アーム(17)が相反する方向へ移動することに
    より、前記アーム(17)にて前記脚部(5)を当接保
    持せしめるようにしたことを特徴とするエアバッグ装置
    の締結方法。
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