JPH0872664A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH0872664A
JPH0872664A JP21248694A JP21248694A JPH0872664A JP H0872664 A JPH0872664 A JP H0872664A JP 21248694 A JP21248694 A JP 21248694A JP 21248694 A JP21248694 A JP 21248694A JP H0872664 A JPH0872664 A JP H0872664A
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JP
Japan
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guide plate
diameter
steering wheel
safety device
safety
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Withdrawn
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JP21248694A
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English (en)
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Kazumi Shiga
一三 志賀
Atsushi Onoda
敦 小野田
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全装置の解除・作動を行なう機構の構成部
品点数を低減させることができ、製造工数・製造コスト
を低減することができるエアバッグ装置を提供するこ
と。 【構成】 ステアリングホイール本体21側の取付プレ
ート25に取り付けられるガイドプレート11と、エア
バッグ装置本体1における安全装置8の挿入孔8aへの
挿入時に安全装置8の解除を行なって挿入孔8aからの
引抜時に安全装置8を作動させ、ガイドプレート11に
対して軸方向に移動可能に保持される安全ピン15と、
を備える。ガイドプレート11は、ステアリングホイー
ル本体21側の取付プレート25に対し、段付リベット
10を利用して、安全ピン15の軸方向と直交する方向
に振れ可能に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
本体に取り付けられるガイドプレートに対して、安全装
置の挿入孔への挿入時に安全装置の解除を行なって挿入
孔からの引抜時に安全装置を作動させる安全ピンが、軸
方向に移動可能に保持されているエアバッグ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エアバッグ装置として、エアバッ
グを膨張させる際の作動センサが、ボール等の転動体を
利用したメカニカル式のものがあり、この種のエアバッ
グ装置では、エアバッグ装置を所定位置に配置させる際
やメンテナンス等のために所定位置から取り外す際に、
不用意にエアバッグを膨張させないように、作動センサ
の働きをロックする安全装置を備えていた。
【0003】この安全装置の解除(作動センサのロック
解除)と作動(作動センサのロック)とは、安全装置の
挿入孔に対して出し入れ操作する安全ピンを利用して行
ない、安全ピンを安全装置の挿入孔から引き抜く際に、
作動動作をなし、安全ピンを安全装置の挿入孔へ挿入す
る際に、解除動作を行なうように構成されていた。
【0004】そして、安全ピンは、実開平2−1050
59号公報、実開平3−35853号公報等に記載され
ているように、ステアリングホイール本体にボルトで取
り付けられるガイドプレートによって、軸方向に移動可
能に保持されていた。
【0005】また、この安全ピンは、ガイドプレートや
安全装置のステアリングホイール本体に対する組付誤差
によって、安全装置へ円滑に挿入されなくなる場合を考
慮し、ガイドプレートに保持される安全ピン本体として
の長ボルトと、安全装置へ挿入されるスライド体と、の
2部品から構成するとともに、スライド体を長ボルトの
軸方向と交差方向に振れることができるように長ボルト
と連結していた。そのため、スライド体が、長ボルトの
軸方向と直交する方向に振れることが可能となり、ガイ
ドプレートや安全装置のステアリングホイール本体に対
する組付誤差を吸収して、安全装置の挿入孔に安全ピン
の先端側のスライド体を円滑に挿入できることとなって
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、安全ピン
が2部品から構成されているため、安全装置の解除・作
動を行なう機構の構成部品点数が多くなり、エアバッグ
装置の製造工数・製造コストを上昇させていた。
【0007】さらに、従来の安全装置の解除・作動を行
なう機構では、スライド体が安全装置から引抜かれてい
る状態から、安全装置の挿入孔にスライド体を円滑に挿
入できるようにするために、スライド体が安全装置から
引抜かれている状態で、別途、スライド体を保持する部
材を配設しており、安全装置の解除・作動を行なう機構
の構成部品点数を一層増大させていた。
【0008】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、安全装置の解除・作動を行なう機構の構成部品点数
を低減させることができ、製造工数・製造コストを低減
することができるエアバッグ装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置は、ステアリングホイール本体に取り付けられるガ
イドプレートと、エアバッグ装置本体における安全装置
の挿入孔への挿入時に前記安全装置の解除を行なって前
記挿入孔からの引抜時に前記安全装置を作動させ、前記
ガイドプレートに対して軸方向に移動可能に保持される
安全ピンと、を備えたエアバッグ装置であって、前記ガ
イドプレートが、前記ステアリングホイール本体に対
し、取付手段を利用して、前記安全ピンの軸方向と直交
する方向に振れ可能に取り付けられていることを特徴と
する。
【0010】前記取付手段としては、頭部と、該頭部よ
り小径とする軸部と、を備えるとともに、該軸部を、頭
部側の大径部と該大径部より小径として先端を締結時の
塑性変形部位とする小径部とから構成するようにした段
付リベットが例示でき、この場合には、前記ステアリン
グホイール本体若しくはガイドプレートの一方に、前記
頭部の外径より小さく前記大径部の外径より大きな内径
とし、かつ、前記大径部の長さより短い大径組付孔を形
成し、前記ステアリングホイール本体若しくはガイドプ
レートの他方に、前記大径部の外径より小さく前記小径
部を挿入可能な内径の小径組付孔を形成すれば良い。
【0011】そしてまた、前記安全ピンの安全装置への
挿入方向を略水平方向として、前記ガイドプレート、安
全ピン、及び、安全装置を、ステアリングホイール本体
におけるボス部芯金の上方に間隙を有して配置させるこ
とが望ましい。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明に係るエアバッグ装置で
は、安全ピンを安全装置の挿入孔へ挿入させる際、ガイ
ドプレートと安全装置とに相互に組付誤差があっても、
ガイドプレートが、ステアリングホイール本体に対し
て、安全ピンの軸方向と直交する方向に振れ可能に取り
付けられているため、ガイドプレートが振れ移動して組
付誤差を吸収し、安全ピンを円滑に安全装置の挿入孔に
挿入させることができる。
【0013】したがって、本発明に係るエアバッグ装置
では、安全ピンを2部品で構成せず、また、ガイドプレ
ートの他に、従来のようなスライド部材を支持する部材
も不要にできるため、安全装置の解除・作動を行なう機
構の構成部品点数を低減させることができ、製造工数・
製造コストを低減することができる。
【0014】また、本発明において、ガイドプレートの
ステアリングホイール本体に対する取付手段として、頭
部と、頭部より小径とする軸部と、を備えるとともに、
軸部を、頭部側の大径部と該大径部より小径として先端
を締結時の塑性変形部位とする小径部とから構成するよ
うにした段付リベットを使用し、ステアリングホイール
本体若しくはガイドプレートの一方に、頭部の外径より
小さく大径部の外径より大きな内径とし、かつ、大径部
の長さより短い大径組付孔を形成し、ステアリングホイ
ール本体若しくはガイドプレートの他方に、大径部の外
径より小さく小径部を挿入可能な内径の小径組付孔を形
成するように構成する場合には、段付リベットの大径部
と大径組付孔との隙間で、ガイドプレートの振れ移動を
可能にすることとなる。そして、このような段付リベッ
トを利用する構成であると、ガイドプレートをステアリ
ングホイール本体に取り付ける際に、所定の段付リベッ
トと大径・小径組付孔とを形成し、段付リベットを大径
・小径組付孔に挿入して、軸部先端を押し潰すだけの簡
単な工程で、ガイドプレートをステアリングホイール本
体に取り付けることができ、構造を簡素化できるととも
に、一層、組付工数を低減することができる。
【0015】さらに、本発明において、安全ピンの安全
装置への挿入方向を略水平方向として、ガイドプレー
ト、安全ピン、及び、安全装置を、ステアリングホイー
ル本体におけるボス部芯金の上方に間隙を有して配置さ
せるように構成する場合には、通常、安全装置が、所定
時膨張するエアバッグ、エアバッグを覆うパッド、エア
バッグに膨張用のガスを供給するインフレーター、イン
フレーターを作動させる作動センサ等から構成されるエ
アバッグ装置本体の下部に配置されることから、エアバ
ッグ装置自体が、ガイドプレート・安全ピン・安全装置
とともに、ステアリングホイール本体におけるボス部芯
金の上方に間隙を有して配置されることとなる。そのた
め、エアバッグ装置に上方から衝撃が加わっても、エア
バッグ装置とボス芯金との間の間隙が無くなるまで、ス
テアリングホイールの種々の部材が塑性変形することと
なり、エアバッグ装置に作用する衝撃力のエネルギーを
吸収することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】実施例のエアバッグ装置Mは、図1・2に
示すように、ステアリングホイールWに配置されるもの
であり、エアバッグ装置本体1が、折り畳んで収納され
るエアバッグ2と、エアバッグ2の周囲を覆うパッド3
と、エアバッグ2を膨張させるためのガスを供給するイ
ンフレーター4と、エアバッグ2・パッド3・インフレ
ーター4を保持するバッグホルダ5と、を備えて構成さ
れている。6は、エアバッグ2・インフレーター4をバ
ッグホルダ5に固定する円環状のリテーナである。
【0018】そして、インフレーター4の下部に、転動
体を利用したメカニカル式の作動センサ7が配置され、
作動センサ7の下部に、不用意に作動センサ7を作動さ
せてインフレーター4からガスを発生させないようにす
るために、安全装置8が配設されている。
【0019】この安全装置8は、所定位置に、図1・6
に示すように、水平方向に設けられた先細りのテーパ状
の挿入孔8aを備え、挿入孔8a内には、作動センサ7
の作動・ロックを行なう回動レバー8bが配設されてい
る。
【0020】なお、エアバッグ装置本体1とは、エアバ
ッグ装置Mにおいて、後述するガイドプレート11と安
全ピン15とを除いた部材をさす。
【0021】そして、エアバッグ装置本体1は、ステア
リングホイールWの本体21側における左右2つの取付
プレート25に、ボルト28止めされることとなる。各
取付プレート25は、縦壁部26と横壁部27とを備え
た板金製として構成され、縦壁部26には、ボルト28
を挿入させる取付孔26aが形成されるとともに、ボル
ト28を仮止めする仮止め具29がボルト30止めされ
ている。また、横壁部27には、両端にボルト24を挿
入させる取付孔27aが形成され(図3参照)、また、
両端部位より上昇させた上壁部27bが形成されて(図
4参照)、上壁部27bには、段付リベット10を挿入
させる2つの小径組付孔27cが形成されている。
【0022】なお、ステアリングホイール本体21と
は、ステアリングホイールWにおいて、エアバッグ装置
Mを除いた部材をさす。そして、ボルト24が螺合する
部位22aは、左右2本ずつのスポーク部芯金22であ
り、また、ボルト28が螺合する部位は、バッグホルダ
5に固定されたナット5aである。
【0023】さらに、左方の取付プレート25の縦壁部
26には、ボルト30止め部位に枢着させた規制部材3
1が配設されている。この規制部材31は、図7〜9に
示すように、ボルト30止め部位に配置させたボス部3
2を回動中心として、第1アーム33と第2アーム34
とを突設させている。この規制部材31は、ボルト28
の締め付け・緩め操作時には後述する安全ピン15の安
全装置8への挿入操作を不能とし、安全ピン15の出入
操作時にはボルト28の緩め操作を不能とするように規
制するものである。そして、第1アーム33の先端に
は、引抜完了時における安全ピン15の頭部16の裏面
側の軸部17に嵌合する断面U字状の係止部33aが形
成され、また、第2アーム34の先端には、締付時のボ
ルト28の頭部28aの表面側位置に配置されるカバー
部34aが形成されている。
【0024】そして、左方の取付プレート25の横板部
27には、小径組付孔27cに挿入される段付リベット
10を利用して、安全ピン15を保持するガイドプレー
ト11が取り付けれている。
【0025】段付リベット10は、図5に示すように、
頭部10aと、頭部10aより小径とする軸部10b
と、を備えるとともに、軸部10bが、頭部10a側の
大径部10cと、先端側の大径部10cより小径として
先端を締結時の塑性変形部位とする小径部10dと、か
ら構成されている。
【0026】ガイドプレート11は、板金製として、図
3・4・6に示すように、肉盗みした孔(図符号省略)
を設けた横板部12と、横板部12の左右両端から下方
へ延びる縦板部13・14と、から構成されている。
【0027】横板部12には、取付プレート25の2つ
の小径組付孔27cに対応して、2つの大径組付孔12
aが形成されている。大径組付孔12aは、図5に示す
ように、段付リベット10の頭部10aの外径より小さ
く大径部10cの外径より大きな内径とし、かつ、大径
部10cの長さより短く形成されている。なお、取付プ
レート25における横壁部27の小径組付孔27cは、
段付リベット大径部10cの外径より小さく、かつ、小
径部10dを挿入可能な内径としている。
【0028】取付プレート25の縦壁部26側の縦板部
13には、図6に示すように、後述する安全ピン15の
雄ねじ17aに螺合するねじ孔13aが形成され、他方
の縦板部14には、安全ピン軸部17の先端側を挿通さ
せる貫通孔14aが形成されている。
【0029】安全ピン15は、図6に示すように、頭部
16と、頭部16より小径として安全装置8側に延びる
軸部17と、を備えて構成され、軸部17には、頭部1
6側の一部に雄ねじ17aが螺刻され、雄ねじ17aの
先端側端部に、突起17bが形成されている。この突起
17bは、安全ピン15がガイドプレート11の縦板部
13から抜けないようにするために形成されている。
【0030】この実施例のエアバッグ装置Mでは、段付
リベット10の大径部10cと大径組付孔12aとの隙
間H1・H2(図5参照)により、ガイドプレート11
が安全ピン15の軸方向と直交する方向へ振れ移動する
ことを可能にしている。そのため、安全ピン15を回し
て安全装置8の挿入孔8aへ挿入させる際、ガイドプレ
ート11と安全装置8とに組付誤差があっても、ガイド
プレート11が、図3・6に示すように、振れ移動して
組付誤差を吸収し、安全ピン15の軸部17の先端17
cを円滑に安全装置8の挿入孔8aに挿入させることが
できる。
【0031】したがって、実施例のエアバッグ装置Mで
は、安全ピン15を2部品で構成せず、また、ガイドプ
レート11の他に、従来のようなスライド部材を支持す
る部材も不要にできるため、安全装置8の解除・作動を
行なう機構の構成部品点数を低減させることができ、製
造工数・製造コストを低減することができる。
【0032】なお、安全ピン15を回して安全装置8の
挿入孔8aに挿入させる操作には、作動センサ7のロッ
ク解除を行なうことから、エアバッグ装置本体1をステ
アリングホイール本体21に取り付ける場合には、振動
を与えないように、予め、ボルト28を締め付けて、エ
アバッグ装置本体1をステアリングホイール本体21に
取り付けておく必要がある。その際、実施例では、作動
センサ7のロックを行なっている場合には、規制部材3
1を利用して、ボルト28が締め付け完了していない状
態では、安全ピン16を安全装置8の挿入孔8aへ挿入
できないように構成されている。
【0033】すなわち、図7に示すように、ボルト28
の締付完了前では、規制部材31が、第1アーム33の
係止部33を安全ピン15の頭部16裏面側の軸部17
に外嵌させ、第2アーム34のカバー部34aをボルト
28の頭部28aの側方に配置させているため、安全ピ
ン16を挿入不能として、ボルト28を締め付けて、エ
アバッグ装置本体1を取付プレート25に取り付けるこ
とができる。
【0034】そして、ボルト28を締め付けた後、図8
に示すように、ボス部32を中心として規制部材31を
時計方向に回せば、第1アーム33の係止部33aが安
全ピン15の頭部16の側方に位置し、第2アーム34
のカバー部34aが、締め付けられた後のボルト28の
頭部28aの表面側を覆うこととなる。そのため、取付
ボルト28の緩め操作を行なうことが不能となり、図9
に示すように、安全ピン15を回すことのみができるこ
ととなる。
【0035】また、実施例では、ガイドプレート11を
ステアリングホイール本体21側の取付プレート25に
取り付ける取付手段として、段付リベット10を使用し
ている構成であり、ガイドプレート11を取付プレート
25に取り付ける際に、段付リベット10を準備すると
ともに、ガイドプレート横板部12や取付プレート横壁
部27に大径・小径組付孔12a・27cを形成し、段
付リベット10を大径・小径組付孔12a・27cに挿
入して、小径部10dの先端を押し潰すだけの簡単な工
程で、ガイドプレート11を取付プレート25に取り付
けることができ、安全装置8の解除・作動操作を行なう
構造を簡素化できるとともに、一層、エアバッグ装置M
の組付工数を低減することができる。
【0036】ちなみに、ガイドプレート11をステアリ
ングホイール本体21側の取付プレート25に取り付け
る取付手段として、段付リベット10の他、段付リベッ
ト10の軸部10bにおける小径部10dの先端側に雄
ねじを螺刻した段付ボルトと、その雄ねじに螺合するナ
ットと、を利用するようにしても良い。この場合には、
ナットを使用する分、構成部品が増加するが、それ以外
では、実施例と同様な効果を奏する。
【0037】さらに、実施例では、安全ピン15の安全
装置8への挿入方向を略水平方向として、ガイドプレー
ト11、安全ピン15、及び、安全装置8を、ステアリ
ングホイール本体21におけるボス部芯金23の上方に
間隙H3を有して配置されている(図2参照)。ちなみ
に、実施例では、図4に示すように、ガイドプレート1
1が、取付プレート25の上方へ偏移した上壁部27b
の下面に取り付けられ、また、スポーク部芯金22にお
ける取付プレート25のボルト24止め部位22aが、
ボス部芯金23より上方へ偏移した位置に形成されてい
ることにより、この間隙H3を形成している。なお、ボ
ス部芯金23は、図示しないステアリングシャフトと連
結されるボス23aとボス23a周囲でスポーク部芯金
22と連結されるボスプレート部23bとから構成され
ている。
【0038】そして、このような構成であると、安全装
置8が、エアバッグ装置本体1の下部に配置されること
から、エアバッグ装置M自体が、ガイドプレート11・
安全ピン15・安全装置8とともに、ステアリングホイ
ール本体21におけるボス部芯金23の上方に間隙H3
を有して配置されることとなる。そのため、図2に示す
ように、エアバッグ装置Mに上方から衝撃力Fが加わっ
ても、エアバッグ装置Mとボス芯金23との間の間隙H
3が無くなるまで、ステアリングホイールWの種々の部
材、例えば、板金製の取付プレート25や金属製のスポ
ーク部芯金22が塑性変形することとなり、それらの塑
性変形により、エアバッグ装置Mに作用する衝撃力Fの
エネルギーを吸収することができる。
【0039】なお、実施例では、安全ピン15を、安全
装置8の挿入孔8aに挿入させる際、雄ねじ17aをガ
イドプレート縦板部13のねじ孔13aに螺合させてい
るため、回すことにより、行なっているが、縦板部13
のねじ孔を貫通孔として、安全ピン15を、回すことな
く、安全装置8の挿入孔8aに単に挿入するように構成
しても良い。
【0040】また、実施例では、ガイドプレート11
を、ステアリングホイール本体21側の取付プレート2
5に取り付けられる横板部12と、横板部12の両端か
ら下方へ延びる2つの縦板部13・14と、から構成
し、安全ピン15の雄ねじ17aを螺合させる縦板部1
3のねじ孔13aと、安全ピン15の軸部先端17c側
を挿通させる貫通孔14aと、の安全ピン15の軸方向
に離れた2箇所を利用して、安全ピン15を保持してい
ることから、ねじ孔13aの長さを短くしても、ガイド
プレート11と雄ねじ17aとのガタを許容範囲に容易
に収めることができる効果を奏する。ちなみに、このよ
うな点を考慮しなければ、縦板部14を省略して、安全
ピン15を縦板部13の1箇所だけで保持するように構
成しても良い。
【0041】さらに、実施例では、ガイドプレート11
の横板部12側に大径組付孔12aを形成し、取付プレ
ート25の横壁部27側に小径組付孔27cを形成した
場合を示したが、段付リベット10を、実施例とは逆
に、取付プレート25側から挿入するようにする場合に
は、大径組付孔を取付プレート25側に形成し、小径組
付孔をガイドプレート11側に形成しても良い。
【0042】さらにまた、実施例では、エアバッグ装置
本体1を取り付けた取付プレート25にカイドプレート
11を取り付ける場合を示したが、スポーク部芯金22
やボス部芯金23等のステアリングホイール本体21側
の他の部位や、それらから延びる所定の部材に、ガイド
プレート11を取り付けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が装着されるステアリングホ
イールの部分省略平面図である。
【図2】同実施例が装着されるステアリングホイールの
縦断面図である。
【図3】同実施例のガイドプレート・安全ピンがステア
リングホイール本体側の取付プレートに取り付けられて
いる状態を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV部位の断面図である。
【図5】同実施例のガイドプレートの取付状態を示す拡
大断面図である。
【図6】同実施例の安全ピンを安全装置に挿入させる状
態を示す縦断面図である。
【図7】同実施例の安全ピンを挿入する前の状態を示す
部分斜視図である。
【図8】同実施例に使用する規制部材を回動させた状態
を示す部分斜視図である。
【図9】同実施例の安全ピンを挿入した状態を示す部分
斜視図である。
【符号の説明】
1…エアバッグ装置本体、 8…安全装置、 8a…挿入孔、 10…段付リベット、 10a…頭部、 10b…軸部、 10c…大径部、 10d…小径部、 11…ガイドプレート、 12a…大径組付孔、 15…安全ピン、 16…頭部、 17…軸部、 21…ステアリングホイール本体、 25…取付プレート、 27c…小径組付孔、 H3…間隙、 W…ステアリングホイール、 M…エアバッグ装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体に取り付けら
    れるガイドプレートと、エアバッグ装置本体における安
    全装置の挿入孔への挿入時に前記安全装置の解除を行な
    って前記挿入孔からの引抜時に前記安全装置を作動さ
    せ、前記ガイドプレートに対して軸方向に移動可能に保
    持される安全ピンと、を備えたエアバッグ装置であっ
    て、 前記ガイドプレートが、前記ステアリングホイール本体
    に対し、取付手段を利用して、前記安全ピンの軸方向と
    直交する方向に振れ可能に取り付けられていることを特
    徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記取付手段が、頭部と、該頭部より小
    径とする軸部と、を備えるとともに、該軸部を、頭部側
    の大径部と該大径部より小径として先端を締結時の塑性
    変形部位とする小径部とから構成するようにした段付リ
    ベットとし、 前記ステアリングホイール本体若しくはガイドプレート
    の一方に、前記頭部の外径より小さく前記大径部の外径
    より大きな内径とし、かつ、前記大径部の長さより短い
    大径組付孔が形成され、前記ステアリングホイール本体
    若しくはガイドプレートの他方に、前記大径部の外径よ
    り小さく前記小径部を挿入可能な内径の小径組付孔が形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のエアバッ
    グ装置。
  3. 【請求項3】 前記安全ピンの安全装置への挿入方向を
    略水平方向として、前記ガイドプレート、安全ピン、及
    び、安全装置が、ステアリングホイール本体におけるボ
    ス部芯金の上方に間隙を有して配置されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のエアバッグ装
    置。
JP21248694A 1994-09-06 1994-09-06 エアバッグ装置 Withdrawn JPH0872664A (ja)

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JP21248694A JPH0872664A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 エアバッグ装置

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