JPH08253155A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

Info

Publication number
JPH08253155A
JPH08253155A JP7056128A JP5612895A JPH08253155A JP H08253155 A JPH08253155 A JP H08253155A JP 7056128 A JP7056128 A JP 7056128A JP 5612895 A JP5612895 A JP 5612895A JP H08253155 A JPH08253155 A JP H08253155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering wheel
pad body
pad
main body
horn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7056128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2940854B2 (ja
Inventor
Michitaka Suzuki
道孝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP7056128A priority Critical patent/JP2940854B2/ja
Priority to KR1019960006801A priority patent/KR0158788B1/ko
Publication of JPH08253155A publication Critical patent/JPH08253155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2940854B2 publication Critical patent/JP2940854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/04Hand wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • B60R21/2035Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit
    • B60R21/2037Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit the module or a major component thereof being yieldably mounted, e.g. for actuating the horn switch or for protecting the driver in a non-deployment situation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイール本体にパッド体を容易
に正確に取り付ける。 【構成】 ステアリングホイール本体1のボス部に、ホ
ーンプレート21を弾性的に上下動可能に取り付ける。こ
のホーンプレート21に支持片部25を突設し、支持片部25
の外縁部に係合部46を形成する。エアバッグ装置のベー
スプレート51にカバー体55を取り付け、パッド体5を構
成する。このベースプレート51に取付片部63を設け、カ
バー体55に係合受部66を切り欠き形成する。係合部46と
係合受部66とを係合し、パッド体5を位置決めする。支
持片部25と取付片部63とをボルトにて締め付け固定し、
パッド体5を固定する。 【効果】 パッド体5を容易に正確に位置決めできる。
ボルトを締め付ける際にも、パッド体5が傾斜しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
本体にパッド体を取り付けたステアリングホイールに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のステアリングホ
イールにおいて、ステアリングホイール本体のボス部に
ホーンスイッチ機構を設けるとともに、このホーンスイ
ッチ機構を介して、エアバッグモジュールを構成するパ
ット体を支持した構成が知られている。
【0003】そして、ホーンスイッチ機構は、ステアリ
ングホイール本体に弾性的に進退自在に支持された左右
一対のホーンプレートを備え、各ホーンプレートには、
固定接点に接離される可動接点が設けられている。ま
た、パッド体は、ベースプレートに、ガスを噴射するイ
ンフレータ、折り畳まれたエアバッグ、およびこれらを
覆う樹脂製のカバー体が取り付けられて構成され、車両
の衝突時などに、衝突の衝撃を検出してエアバッグを展
開させるようになっている。
【0004】そして、パッド体は、ベースプレートから
突設された両側一対の取付片を、各ホーンプレートから
突設された支持片に、それぞれいわゆるキャップボルト
などのボルトを用いて締結することにより、ステアリン
グホイール本体に装着されている。そこで、この状態
で、パッド体を押圧することにより、ホーンプレートが
押し下げられ、可動接点が固定接点に接触して、ホーン
が吹鳴するようになっている。
【0005】しかしながら、上記従来の構成では、パッ
ド体の取付片をホーンプレートの支持片に締結する際に
は、パッド体を正確に位置決めし、手で支えながらボル
トを螺合する作業が必要となるとともに、ボルトを螺合
する際には、このボルトの締め付け力に抗してパッド体
が傾斜しないように支持する必要がある。また、作業者
からみて、ボルトの締結位置は側面後方の奥まった位置
にあり、目視による確認が困難となる。そこで、パッド
体の取り付けは煩雑な作業となり、作業コストが上昇す
るとの問題を有している。
【0006】この点、例えば、実開平5−28778号
公報に記載されたステアリングホイールが知られてい
る。このステアリングホイールでは、ホーンプレートに
取り付けたインシュレータに、弾性変形可能な係止部を
設け、この係止部を、ベースプレートに設けた通孔に圧
入係合し、パッド体をステアリングホイール本体に仮固
定できるようになっている。
【0007】しかしながら、この実開平5−28778
号公報記載の構成では、パッド体側の通孔に圧入される
ステアリングホイール本体側の係止部が、折り畳まれた
エアバッグに当接することになるとともに、この通孔と
係止部との係合部分がパッド体の裏面側に位置するた
め、目視または触感による位置合わせおよび係合の確認
が困難になる。そこで、複数の係止部をそれぞれ正確に
位置合わせして通孔に係合することが困難で、パッド体
の取り付け作業が煩雑になるとの問題を有している。
【0008】また、例えば、特開平6−191413号
公報に記載されたステアリングホイールが知られてい
る。このステアリングホイールでは、パッド体側から係
止脚を突設するとともに、この係止脚を、コンタクトプ
レートに形成した係止孔に係止して、パッド体をステア
リングホイール本体に仮止めできるようになっている。
【0009】しかしながら、この特開平6−19141
3号公報記載の構成においても、パッド体に設けた係止
脚とステアリングホイール本体の係止孔との係合部分が
パッド体の裏面側に位置するため、目視または触感で係
合を確認することが困難であり、複数の係止脚をそれぞ
れ正確に位置合わせして係止孔に係合することが困難
で、パッド体の取り付け作業が煩雑になるとともに、パ
ッド体に仮止め用の係止脚を設ける必要があり、部品点
数が増加し、製造コストが上昇するとの問題を有してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
構成では、パッド体の取付片をホーンプレートの支持片
に締結する際に、パッド体を正確に位置決めして手で支
えながらボルトを螺合する作業が必要となるとともに、
ボルトを螺合する際には、このボルトの締め付け力に抗
してパッド体が傾斜しないように支持する必要があり、
また、作業者からみて、ボルトの締結位置は側面後方の
奥まった位置にあり、目視による確認が困難となるた
め、パッド体の取り付けは煩雑な作業となり、作業コス
トが上昇するとの問題を有している。また、実開平5−
28778号公報記載の構成では、パッド体側の通孔に
圧入されたステアリングホイール本体側の係止部が、折
り畳まれたエアバッグに当接することになるとともに、
この通孔と係止部との係合部分がパッド体の裏面側に位
置するため、目視または触感による位置合わせおよび係
合の確認が困難になり、複数の係止部をそれぞれ正確に
位置合わせして通孔に係合することが困難で、パッド体
の取り付け作業が煩雑になるとの問題を有している。さ
らに、特開平6−191413号公報記載の構成におい
ても、パッド体に設けた係止脚とステアリングホイール
本体の係止孔との係合部分がパッド体の裏面側に位置す
るため、目視または触感で係合を確認することが困難で
あり、複数の係止脚をそれぞれ正確に位置合わせして係
止孔に係合することが困難で、パッド体の取り付け作業
が煩雑になるとともに、パッド体に仮止め用の係止脚を
設ける必要があり、部品点数が増加し、製造コストが上
昇するとの問題を有している。
【0011】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ステアリングホイール本体にパッド体を正確かつ
容易に取り付けできるステアリングホイールを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のステアリ
ングホイールは、パッド側取付部を設けたパッド本体部
およびこのパッド本体部を覆うカバー体を備えたパッド
体と、前記パッド側取付部に締付具を用いて締め付け固
定される本体側取付部を設けた支持部を備えたステアリ
ングホイール本体とを備え、前記カバー体には、前記支
持部に設けられた係合部に係合する係合受部が設けられ
たものである。
【0013】請求項2記載のステアリングホイールは、
請求項1記載のステアリングホイールにおいて、係合部
は、本体側取付部に設けられたものである。
【0014】請求項3記載のステアリングホイールは、
請求項1または2記載のステアリングホイールにおい
て、支持部は、ステアリングホイール本体に弾性的に進
退可能に支持され、ホーンスイッチ機構の可動接点を設
けたものである。
【0015】
【作用】請求項1記載のステアリングホイールでは、パ
ッド側取付部を締付具により本体側取付部に締め付け固
定することにより、パッド体がステアリングホイール本
体に取り付けられる。そして、パッド体のカバー体に設
けた係合受部が、ステアリングホイール本体の係合部に
係合することにより、締付具の締め付け力に抗してパッ
ド体を位置決め保持する。
【0016】請求項2記載のステアリングホイールで
は、請求項1記載の作用に加え、係合部を本体側取付部
に設けたので、形状が簡略化されるとともに、係合部と
係合受部とが締付具の近傍で当接される。
【0017】請求項3記載のステアリングホイールで
は、請求項1または2記載の作用に加え、支持部は、弾
性的に進退可能に保持され、ホーンスイッチ機構の可動
接点を設けたので、パッド体をステアリングホイール本
体に正確に位置決めして取り付けることにより、ホーン
スイッチ機構の操作感が良好になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のステアリングホイールの一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0019】図2ないし図4において、1はステアリン
グホイール本体で、このステアリングホイール本体1
は、円環状のリム部(リング部)2と、このリム部2の
内側に位置するボス部3と、これらのリム部2とボス部
3とを連結する複数のスポーク部4とを有している。そ
して、このボス部3の上部(乗員側)には、エアバッグ
装置を内蔵してエアバッグモジュールを構成するパッド
体5が取り付けられている。また、図3に示すように、
ステアリングホイール本体1のボス部3の下部には、略
円筒状で金属製のボス6が設けられ、このボス6が、図
示しない自動車のステアリングシャフトに嵌着して固定
されるようになっている。また、このボス6の上部に
は、ボス体7がアルミニウム合金、マグネシウム合金な
どの軽合金をダイカスト成形などして形成され、ボス6
に一体的に固着されている。さらに、このボス体7に
は、スポーク部4の芯金4aが一体に形成され、この芯金
4aがリム部2の芯金2aに接合されている。そして、スポ
ーク部4の外側部とリム部2とには、軟質の合成樹脂な
どからなる被覆部8が形成され、芯金2a,4aが覆われて
いる。
【0020】また、図3および図4に示すように、この
ボス体7の四隅近傍に、ホーンスイッチ取付部9が一体
または別体をなして設けられている。また、このホーン
スイッチ取付部9には、上側に開口した固定用孔11を形
成した取付座部12が形成されているとともに、この取付
座部12に隣接して、銅製の接点用リベットが圧入され、
図示しない固定接点(接点ボス)が形成されている。
【0021】そして、これらホーンスイッチ取付部9の
上側に位置して、支持部としての左右一対のホーンプレ
ート21が取り付けられ、左右一対のホーンスイッチ機構
が構成されている。
【0022】そして、図1ないし図5に示すように、ホ
ーンプレート21は、金属板、例えば、鋼板、アルミニウ
ム板などをプレス加工して、前後方向を長手方向とする
基板部24と、この基板部24の外側の長手方向の中央部か
ら上方に折曲された本体側取付部としての支持片部25と
などが一体に形成されている。また、基板部24の長手方
向の前後の端部近傍には、それぞれ導電性を有する図示
しない可動接点が固着され、ホーンプレート21に電気的
に接続されている。そして、これら可動接点とステアリ
ングホイール本体1の固定接点とが接触することによ
り、ホーンスイッチが閉成するようになっている。
【0023】また、各基板部24には、長手方向に沿った
内側部に、上側に向かう内側補強板部27が一体に折曲形
成されているとともに、長手方向に沿った外側部には、
上側に向かう外側補強板部28が一体に折曲形成されてい
る。さらに、この基板部24の前後の端部近傍には、それ
ぞれ下側に向かうフランジ部を有した通孔31が形成され
ている。
【0024】そして、各ホーンプレート21の基板部24の
前後の端部近傍の上面には、絶縁性の合成樹脂などにて
一体に形成された上部絶縁体(絶縁部材)33がそれぞれ
装着されている。そして、各上部絶縁体33には、可動接
点の上側を覆うようにして、略円筒状をなす位置決め支
持部34が上側に向かって突設されているとともに、基板
部24の通孔31に嵌合する筒状部35が下側に向かって突設
されている。
【0025】さらに、各ホーンプレート21の基板部24の
前後の端部近傍の下面には、それぞれ絶縁性の合成樹脂
などにて一体に形成された環状の下部絶縁体(樹脂キャ
ップ)37が装着されている。そして、各下部絶縁体37
は、基板部24のフランジ部を覆うようにして、上部絶縁
体33の筒状部35に嵌合している。
【0026】そして、各ホーンプレート21は、上部絶縁
体33の筒状部35に嵌合する弾性手段としてのコイル状の
スプリング体41により上側に向かって付勢されていると
ともに、この筒状部35を挿通するいわゆるトルクスボル
ト42により下方に向かって係止され、上下方向に弾性的
に進退自在に支持されている。
【0027】すなわち、トルクスボルト42には、ねじ溝
が形成されたねじ部42a と、このねじ部42a より径寸法
の大きい頭部42b とが形成されているとともに、これら
ねじ部42a と頭部42b との間に、これらのねじ部42a と
頭部42b との間の径寸法を有する円柱状部42c が形成さ
れている。そして、このトルクスボルト42の円柱状部42
c を上部絶縁体33の筒状部35に上側から摺動自在に挿通
させ、ねじ部42a をホーンスイッチ取付部9の取付座部
12の固定用孔11に螺合して固定した状態で、このトルク
スボルト42の円柱状部42c によりホーンプレート21が上
下動自在に案内され、スプリング体41により上側に向か
って付勢されるとともに、トルクスボルト42の頭部42b
が上部絶縁体33の上面に接離可能に当接して係止し、ホ
ーンプレート21の高さ位置を規制して、可動接点と固定
接点との離間寸法を一定に保持するようになっている。
なお、この状態で、これらスプリング体41とトルクスボ
ルト42とは、上部絶縁体33および下部絶縁体37により、
ホーンプレート21から絶縁されているとともに、スプリ
ング体41の内側を挿通するトルクスボルト42の円柱状部
42c により、スプリング体41の傾斜による弾性力の変化
を防止するようになっている。
【0028】また、このホーンプレート21の基板部24か
ら上方に折曲形成された支持片部25は、略矩形板状をな
す支持片本体部44を有し、この支持片本体部44の略中央
部に、円孔状をなす通孔45が形成されているとともに、
この支持片部25の外縁部が、係合部46になっている。さ
らに、この支持片本体部44の上端部は、外側に向かって
拡開状に折曲され、傾斜案内部47が形成されている。
【0029】一方、図1ないし図3に示すように、パッ
ド体5は、パッド本体部を構成するベースプレート51を
有している。そして、このベースプレート51は、平面略
矩形状をなし、鋼板などの金属板をプレス加工などして
略箱状に形成され、このベースプレート51の中央部に形
成した円孔52に、ガスを噴射するインフレータ53が固定
されている。さらに、このベースプレート51の上面に
は、このインフレータ53を覆うようにして、図示しない
折り畳まれたエアバッグが環状のリテーナ54を用いて取
り付けられているとともに、これらベースプレート51お
よびエアバッグを覆うようにして、カバー体55が取り付
けられている。
【0030】そして、このカバー体55は、軟質の樹脂、
例えば、熱可塑性エラストマーにて下面を開口した略箱
状に射出成形され、ボス部3およびスポーク部4の一部
の上面を覆うカバー本体部56と、このカバー本体部56の
下面から四角筒状に突設された周壁部57とが一体に形成
されている。そして、この周壁部57は、ベースプレート
51の周縁部から下方に向かって折曲形成された側壁部58
の外側に嵌合されるとともに、この側壁部58に、固着手
段としての複数のリベット59により固定されている。
【0031】また、パッド体5のベースプレート51の側
壁部58の両側部には、パッド側取付部としての取付片部
63が形成されている。そして、この取付片部63は、側壁
部58から一部が下方に突出した状態で設けられている。
そして、この取付片部63の中央部には、通孔64が形成さ
れているとともに、この通孔64の内側部に、締付具を構
成するナット65がかしめ、圧入あるいは溶接などして固
定されている。そして、このナット65は、内周面にねじ
溝を形成した略円筒状をなし、取付片部63の内側に突出
した状態で固定されている。
【0032】さらに、カバー体55の周壁部57は、ベース
プレート51の取付片部63が露出するように切り欠かれ、
略U字状をなす係合受部66が形成されている。そして、
この切り欠き部分の幅寸法は、ホーンプレート21の支持
片部25の幅寸法と等しく形成されている。また、カバー
体55のカバー本体部56には、図示しない脆弱なテアライ
ンが平面略H字状などをなして形成されている。
【0033】なお、ステアリングホイール本体1の下側
部には、スポーク部4の内側部とボス部3との下側部を
覆う裏カバー70が設けられているとともに、この裏カバ
ー70には、両側のホーンプレート21の支持片部25に対向
して、開口部(サービスホール)71が形成されている。
また、この裏カバー70の下側部には、ボス6に遊嵌する
ようにして、車体側の部品と回動操作されるステアリン
グホイールとを電気的に接続する図示しないケーブル用
リール装置が取り付けられている。
【0034】そして、このパッド体5は、締付具を構成
するボルト72を用い、ベースプレート51の取付片部63と
ホーンプレート21の支持片部25とを締結することによ
り、ステアリングホイール本体1のボス部3に取り付け
られている。
【0035】すなわち、パッド体5をステアリングホイ
ール本体1に取り付ける際には、まず、あらかじめケー
ブル用リール装置のコネクタをエアバッグ装置から導出
されたリード線に接続した状態で、図1に示すように、
このパッド体5の水平位置をステアリングホイール本体
1に合わせて、そのまま被せるようにしてステアリング
ホイール本体1のボス部3に押し込む。すると、両側の
ホーンプレート21の支持片部25の傾斜案内部47が、パッ
ド体5の両側の取付片部63にそれぞれ摺接して案内し、
ベースプレート51の取付片部63がホーンプレート21の支
持片部25の内側に嵌合し、パッド体5の左右方向の位置
が決められる。さらに、パッド体5を押し込むと、ホー
ンスイッチ機構の位置決め支持部34がベースプレート51
の裏面に当接し、パッド体5の高さ方向の位置が決めら
れるとともに、支持片部25の係合部46とカバー体55の係
合受部66とが摺接してパッド体5を案内し、図5に示す
ように、これら係合部46と係合受部66とが係合した状態
で、パッド体5の前後方向の位置が決められて、正確な
位置に仮保持される。
【0036】続いて、裏カバー70の開口部71を介して、
ホーンプレート21の支持片部25の通孔45と、ベースプレ
ート51の取付片部63の通孔45との位置があっていること
を確認し、パッド体5の両外側方から、ホーンプレート
21の支持片部25の通孔45にボルト72のねじ部73を挿入
し、このねじ部73をベースプレート51の取付片部63に固
定したナット65に螺合して締め付ける。すると、ボルト
72の拡径部74と、ベースプレート51の取付片部63との間
に、ホーンプレート21の支持片部25が挟持して締め付け
られ、ステアリングホイール本体1にパッド体5が強固
に固定されるようになっている。
【0037】そして、この状態で、パッド体5を下方に
押動することにより、パッド体5の全体が下降し、ベー
スプレート51の取付片部63がボルト72を介してホーンプ
レート21の支持片部25を押動するとともに、ベースプレ
ート51の四隅の近傍がホーンスイッチ機構の各上部絶縁
体33の位置決め支持部34を下方に押動して、ホーンプレ
ート21をスプリング体41の付勢力に抗して下方に押し下
げ、ホーンプレート21の可動接点をボス体7の固定接点
に接触させ、ホーン機構を作動させてホーンを吹鳴させ
るようになっている。
【0038】また、自動車の衝突の際などには、インフ
レータ53から噴射されるガスによりエアバッグを膨張さ
せ、この膨張の圧力によりカバー体55をテアラインに沿
って開裂させて突出口を形成し、この突出口からエアバ
ッグを突出させて乗員の前側に膨張展開させ、乗員を衝
撃から保護するようになっている。
【0039】そして、本実施例のステアリングホイール
によれば、パッド体5のカバー体55に係合受部66を形成
し、この係合受部66に、ホーンプレート21に設けた支持
片部25の係合部46を係合するようにしたため、これら係
合受部66と係合部46との摺接および係合により、パッド
体5を正確な位置に案内して容易に位置決めすることが
できる。また、係合受部66と係合部46との係合により、
ボルト72をナット65に締め付けるトルクがパッド体5に
加わった際にも、パッド体5が回転することがなく、パ
ッド体5が傾斜した状態でホーンプレート21に取り付け
られることを抑制できる。そこで、パッド体5をステア
リングホイール本体1に取り付ける際に容易に正確に取
り付け位置を決めることができ、パッド体5の組み付け
作業を容易にして、作業コストを低減することができ
る。また、パッド体5を正確な位置に取り付けでき、ボ
ルト72の締結工程においてもパッド体5が傾斜すること
がないため、パッド体5のカバー体55とステアリングホ
イール本体1側の部材との段差を小さくして、ステアリ
ングホイールの外観を良好にできるとともに、ホーンス
トロークを一定にして、ホーンスイッチの操作性を良好
にすることができる。
【0040】さらに、係合受部66は、パッド体5の外側
を覆うカバー体55に設けたため、この係合受部66と係合
部46との係合を外部から容易に確認でき、位置合わせ作
業を容易にして、作業コストを低減することができると
ともに、係合受部66を、合成樹脂製のカバー体55に容易
に一体成形でき、ベースプレート51の形状を変更する必
要もないため、製造コストを低減することができる。
【0041】そして、ホーンプレート21の係合部46は、
支持片部25の外縁部に形成したため、ステアリングホイ
ール本体1側の部材の形状を複雑化することがなく、形
状を簡略化して、製造コストを低減することができる。
また、係合部46を支持片部25に形成したため、係合部46
と係合受部66とをボルト72の近傍で当接することができ
る。そこで、ボルト72を締め付けた際にこれら係合部46
と係合受部66とに加わる力を軽減し、ボルト72の締め付
け力に抗してパッド体5を確実に位置決めすることがで
きる。
【0042】なお、カバー体係合部および係合受部の位
置および形状は上記の構成に限られるものではなく、例
えば、図6に示すように、切り欠き形成された係合受部
66の前後に沿って一対の突条81,81を拡開状に一体形成
し、カバー体55の剛性を高めて、正確に位置決めするこ
とができる。また、図7に示すように、各係合受部66の
近傍に位置して、係合受部となる突条82,82を一体形成
するとともに、ホーンプレート21の支持片部25の近傍
に、各突条82,82が係合する係合部83,83を切り欠き形
成することもできる。さらに、図8に示すように、係合
受部66の近傍に位置して、カバー体55に係合受部85を形
成するとともに、ホーンプレート21の支持片部25の近傍
に位置して、係合受部85に係合する係合部86を突設する
こともできる。また、これら図6ないし図8に示す構成
では、支持片部25の係合部46に係合する係合受部66を形
成しないこともできる。
【0043】さらに、上記の実施例では、パッド体5に
エアバッグ装置を内蔵した構成について説明したが、衝
撃吸収体を内蔵したパッド体など、エアバッグ装置を備
えないステアリングホイールに適用することもできる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のステアリングホイールに
よれば、パッド体のカバー体に設けた係合受部が、ステ
アリングホイール本体の係合部に係合することにより、
締付具の締め付け力に抗してパッド体を位置決め保持す
ることができる。そこで、パッド体を正確な位置に取り
付けでき、パッド体の取り付け作業を容易にすることが
できるとともに、ステアリングホイール本体との合わせ
部の段差を所期の量にすることができるので、ステアリ
ングホイールの外観を良好にすることができる。また、
係合受部は、パッド体を覆うカバー体に設けたため、こ
の係合受部と係合部との係合を外部から容易に確認で
き、作業コストを低減することができる。
【0045】請求項2記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1記載の効果に加え、係合部を本体側取付
部に設けたため、形状を簡略化して製造コストを低減で
きるとともに、係合部と係合受部とを締付具の近傍で当
接することにより、締付具を締め付けた際にこれら係合
部と係合受部とに加わる力を軽減し、締付具の締め付け
力に抗してパッド体を確実に位置決めすることができ
る。
【0046】請求項3記載のステアリングホイールで
は、請求項1または2記載の効果に加え、支持部は、弾
性的に進退可能に保持され、ホーンスイッチ機構の可動
接点を設けたため、係合部と係合受部との係合によりパ
ッド体をステアリングホイール本体に正確に位置決めし
て取り付けることにより、ホーンスイッチ機構の操作感
を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリングホイールの一実施例を示
すパッド体とステアリングホイール本体の一部との分解
状態の斜視図である。
【図2】同上ステアリングホイールの平面図である。
【図3】同上ステアリングホイールの図2のI−I断面
図である。
【図4】同上ステアリングホイール本体の一部の斜視図
である。
【図5】同上パッド体をステアリングホイール本体に取
り付けた状態の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すパッド体とステアリ
ングホイール本体の一部との分解状態の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すパッド体とステアリ
ングホイール本体の一部との分解状態の斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すパッド体とステアリ
ングホイール本体の一部との分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール本体 5 パッド体 21 支持部としてのホーンプレート 25 本体側取付部としての支持片部 46 係合部 51 パッド本体部としてのベースプレート 55 カバー体 63 パッド側取付部としての取付片部 65 締付具を構成するナット 66 係合受部 72 締付具を構成するボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッド側取付部を設けたパッド本体部お
    よびこのパッド本体部を覆うカバー体を備えたパッド体
    と、 前記パッド側取付部に締付具を用いて締め付け固定され
    る本体側取付部を設けた支持部を備えたステアリングホ
    イール本体とを備え、 前記カバー体には、前記支持部に設けられた係合部に係
    合する係合受部が設けられたことを特徴とするステアリ
    ングホイール。
  2. 【請求項2】 係合部は、本体側取付部に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 支持部は、ステアリングホイール本体に
    弾性的に進退可能に支持され、ホーンスイッチ機構の可
    動接点を設けたことを特徴とする請求項1または2記載
    のステアリングホイール。
JP7056128A 1995-03-15 1995-03-15 ステアリングホイール Expired - Fee Related JP2940854B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7056128A JP2940854B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ステアリングホイール
KR1019960006801A KR0158788B1 (ko) 1995-03-15 1996-03-14 스티어링 휘일

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7056128A JP2940854B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ステアリングホイール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08253155A true JPH08253155A (ja) 1996-10-01
JP2940854B2 JP2940854B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=13018445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7056128A Expired - Fee Related JP2940854B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ステアリングホイール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2940854B2 (ja)
KR (1) KR0158788B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477304B1 (ko) * 2002-05-29 2005-03-18 쌍용자동차 주식회사 조향핸들의 혼 커버 장착구조
JP2015003551A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 タカタ株式会社 エアバッグ装置
JP2016215985A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 タカタ株式会社 コンタクトプレート、コンタクトプレートの取付方法、及びエアバッグ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477304B1 (ko) * 2002-05-29 2005-03-18 쌍용자동차 주식회사 조향핸들의 혼 커버 장착구조
JP2015003551A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 タカタ株式会社 エアバッグ装置
JP2016215985A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 タカタ株式会社 コンタクトプレート、コンタクトプレートの取付方法、及びエアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR960033966A (ko) 1996-10-22
JP2940854B2 (ja) 1999-08-25
KR0158788B1 (ko) 1998-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010030412A1 (en) Airbag apparatus
JP2001325853A (ja) ステアリングホイールのホーンスイッチ
JPH0818560B2 (ja) ステアリングホイールのホーンスイッチ装置
JP2001213326A (ja) ステアリングホイール
JP2004168284A (ja) エアバッグ装置
JP5582846B2 (ja) ハンドル
JPH08253155A (ja) ステアリングホイール
JPH11278280A (ja) ステアリングホイール
JP3895896B2 (ja) エアバッグモジュール
JP2561777B2 (ja) ステアリングホイールのホーンスイッチ装置
JP4748997B2 (ja) ステアリングホイール
JPH06270816A (ja) 各種スイッチを備えたステアリングホイール
JP2634099B2 (ja) ステアリングホイール
JP3276508B2 (ja) ステアリングホイール
JP3436895B2 (ja) ステアリングホイール
JP3439336B2 (ja) エアバッグ装置およびステアリングホイール
JPH08253099A (ja) ステアリングホイール
JPH08192755A (ja) ステアリングホイール
JPH08258720A (ja) ステアリングホイール
JP2002308036A (ja) エアバッグ装置
JP3299454B2 (ja) エアバッグ装置
JP2002283943A (ja) ステアリングホイール
JP3468146B2 (ja) 車両のエアバッグモジュール
JPH061246A (ja) ステアリングホイール
JP3739912B2 (ja) エアバッグ装置の取付装置およびステアリングホイール

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees