JP3409349B2 - チップ形ノイズ除去フィルタおよびその製造方法 - Google Patents
チップ形ノイズ除去フィルタおよびその製造方法Info
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- JP3409349B2 JP3409349B2 JP00809393A JP809393A JP3409349B2 JP 3409349 B2 JP3409349 B2 JP 3409349B2 JP 00809393 A JP00809393 A JP 00809393A JP 809393 A JP809393 A JP 809393A JP 3409349 B2 JP3409349 B2 JP 3409349B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の信号ライン及
び電源ラインにおける電磁障害ノイズを吸収するチップ
形ノイズ除去フィルタ及びその製造方法に関するもので
ある。
び電源ラインにおける電磁障害ノイズを吸収するチップ
形ノイズ除去フィルタ及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルタは図20に示す
ような構成であった。すなわち、図20において、1は
凹形のフェライトコアで、このフェライトコア1の中間
部にはくぼみ1aが設けられ、そしてそのくぼみ1aに
はチップコンデンサ2が収納されている。
ような構成であった。すなわち、図20において、1は
凹形のフェライトコアで、このフェライトコア1の中間
部にはくぼみ1aが設けられ、そしてそのくぼみ1aに
はチップコンデンサ2が収納されている。
【0003】また、フェライトコア1には、インダクタ
ンスを形成するスルーホール導体3が設けられると共
に、両端部及び中間部にはそのスルーホール導体3に接
続される外部電極4と中間電極5が設けられている。
ンスを形成するスルーホール導体3が設けられると共
に、両端部及び中間部にはそのスルーホール導体3に接
続される外部電極4と中間電極5が設けられている。
【0004】また、フェライトコア1のくぼみ1aに収
納されたチップコンデンサ2は、その両端部に電極2a
を有し、そして一方の電極2aは中間電極5に導電片6
を介して接続され、他方の電極2aはスルーホール導体
3の表面に露出した部分に導電片を介して接続されてい
る。
納されたチップコンデンサ2は、その両端部に電極2a
を有し、そして一方の電極2aは中間電極5に導電片6
を介して接続され、他方の電極2aはスルーホール導体
3の表面に露出した部分に導電片を介して接続されてい
る。
【0005】図21にこの等価回路を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、導体部分が膜状配線網であるため、電流容
量が大きくとれず、電源ライン等の比較的大きな電流を
流す回路には使用できないという課題があった。
の構成では、導体部分が膜状配線網であるため、電流容
量が大きくとれず、電源ライン等の比較的大きな電流を
流す回路には使用できないという課題があった。
【0007】また、フェライトコアの4面に膜状導体部
分を形成する必要があり、製造が複雑で、しかも導体を
形成する際に、ペーストのにじみ等により寸法のばらつ
きが大きくなるという課題が発生する恐れがあった。
分を形成する必要があり、製造が複雑で、しかも導体を
形成する際に、ペーストのにじみ等により寸法のばらつ
きが大きくなるという課題が発生する恐れがあった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもの
で、電流容量が大きくとれ、しかも製造が容易なチップ
形ノイズ除去フィルタを提供することを目的とするもの
である。
で、電流容量が大きくとれ、しかも製造が容易なチップ
形ノイズ除去フィルタを提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるチップ形ノイズ除去フィルタは、角形の
フェライトコアと、このフェライトコアの両端部間にお
いて相対する一方の面から他方の面に向かって設けた少
なくとも2個の貫通孔と、この貫通孔に先端部がフェラ
イトコアの同一面に突出するように挿入されかつ前記突
出した先端部で接続される内部端子及び前記フェライト
コアの両端部にはめ込まれる外部端子からなる金属端子
とで構成したものである。
に本発明によるチップ形ノイズ除去フィルタは、角形の
フェライトコアと、このフェライトコアの両端部間にお
いて相対する一方の面から他方の面に向かって設けた少
なくとも2個の貫通孔と、この貫通孔に先端部がフェラ
イトコアの同一面に突出するように挿入されかつ前記突
出した先端部で接続される内部端子及び前記フェライト
コアの両端部にはめ込まれる外部端子からなる金属端子
とで構成したものである。
【0010】
【作用】この構成により、板状の金属端子を用いている
ため、大きい電流容量をとることができ、しかもインダ
クタンスを形成する内部端子と外部との接続を行うため
の外部端子とにより金属端子を構成しているため、組立
を簡単に行うことができる。
ため、大きい電流容量をとることができ、しかもインダ
クタンスを形成する内部端子と外部との接続を行うため
の外部端子とにより金属端子を構成しているため、組立
を簡単に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図1
9を用いて説明する。
9を用いて説明する。
【0012】(実施例1)図1は本発明の一実施例によ
るチップ形ノイズ除去フィルタを示す斜視図、図2
(a),(b)はそれぞれ同フィルタの外観斜視図及び
同フィルタの端子を示す分解斜視図、図3(a)〜
(c)は同フィルタを示す正面図、平面図及び側面図、
図4は同フィルタのフェライトコアを示す正面図、平面
図及び側面図である。
るチップ形ノイズ除去フィルタを示す斜視図、図2
(a),(b)はそれぞれ同フィルタの外観斜視図及び
同フィルタの端子を示す分解斜視図、図3(a)〜
(c)は同フィルタを示す正面図、平面図及び側面図、
図4は同フィルタのフェライトコアを示す正面図、平面
図及び側面図である。
【0013】図1〜図4において、11は角形のフェラ
イトコアで、このフェライトコア11は図4に示すよう
に、両端部に幅狭部12a,12bが設けられ、そして
この両端部間には、相対する一方の側面から他方の側面
に向かって貫通する2個の貫通孔13a,13bが設け
られている。また、フェライトコア11の相対する側面
には、底面が前記幅狭部12a,12bと面一となる溝
14a,14bが設けられている。
イトコアで、このフェライトコア11は図4に示すよう
に、両端部に幅狭部12a,12bが設けられ、そして
この両端部間には、相対する一方の側面から他方の側面
に向かって貫通する2個の貫通孔13a,13bが設け
られている。また、フェライトコア11の相対する側面
には、底面が前記幅狭部12a,12bと面一となる溝
14a,14bが設けられている。
【0014】15a,15bは金属板を打ち抜き曲げ加
工することにより形成した板状の金属端子で、この金属
端子15a,15bは、前記貫通孔13a,13bに先
端部16a,16bがフェライトコア11の同一面に突
出するように挿入されかつ前記突出した先端部で接続さ
れる内部端子17a,17bと、前記フェライトコア1
1の両端部に嵌合するほぼコの字形状の外部端子18
a,18bとから構成されている。また、内部端子17
a,17bと外部端子18a,18bとの間は、連結部
19a,19bにより一体に結合され、そしてこの連結
部19a,19bはフェライトコア11の側面にくるよ
うに折曲げにより形成されている。
工することにより形成した板状の金属端子で、この金属
端子15a,15bは、前記貫通孔13a,13bに先
端部16a,16bがフェライトコア11の同一面に突
出するように挿入されかつ前記突出した先端部で接続さ
れる内部端子17a,17bと、前記フェライトコア1
1の両端部に嵌合するほぼコの字形状の外部端子18
a,18bとから構成されている。また、内部端子17
a,17bと外部端子18a,18bとの間は、連結部
19a,19bにより一体に結合され、そしてこの連結
部19a,19bはフェライトコア11の側面にくるよ
うに折曲げにより形成されている。
【0015】すなわち、この金属端子15a,15b
は、外部端子18a,18bをフェライトコア11の幅
狭部12a,12bにはめ込むと共に、内部端子17
a,17bを同一側面側より貫通孔13a,13bに挿
入し、そして内部端子17a,17bの貫通孔13a,
13bより突出した先端部16a,16bを溝14b内
において互いに近づく方向に折曲げ、クリーム状半田
(図示せず)により接続している。また、連結部19
a,19bは、フェライトコア11の側面に形成した溝
14bにはまり込んでいる。
は、外部端子18a,18bをフェライトコア11の幅
狭部12a,12bにはめ込むと共に、内部端子17
a,17bを同一側面側より貫通孔13a,13bに挿
入し、そして内部端子17a,17bの貫通孔13a,
13bより突出した先端部16a,16bを溝14b内
において互いに近づく方向に折曲げ、クリーム状半田
(図示せず)により接続している。また、連結部19
a,19bは、フェライトコア11の側面に形成した溝
14bにはまり込んでいる。
【0016】このような構成により、外部端子18a,
18b間にインダクタンスが形成されたチップ形ノイズ
除去フィルタを得ることができる。
18b間にインダクタンスが形成されたチップ形ノイズ
除去フィルタを得ることができる。
【0017】また、フェライトコア11の両端部に幅狭
部12a,12bを設け、その幅狭部12a,12bに
金属端子15a,15bの外部端子18a,18bをは
め込む構成であるため、一般的なチップ部品と同じよう
に、角形のチップ部品とすることができる。
部12a,12bを設け、その幅狭部12a,12bに
金属端子15a,15bの外部端子18a,18bをは
め込む構成であるため、一般的なチップ部品と同じよう
に、角形のチップ部品とすることができる。
【0018】なお、本実施例では、内部端子がフェライ
トコアを2回貫通する例を示したが、これに限定される
ものではない。
トコアを2回貫通する例を示したが、これに限定される
ものではない。
【0019】(実施例2)図5は本発明の他の実施例に
よるチップ形ノイズ除去フィルタを示す斜視図、図6
(a),(b)は同フィルタの外観斜視図及び同フィル
タの端子を示す分解斜視図であり、この実施例は中間端
子を設けて、高特性構造としたものである。なお、図5
及び図6において、図1〜図4に示す部分と同一箇所に
ついて同一番号を付している。
よるチップ形ノイズ除去フィルタを示す斜視図、図6
(a),(b)は同フィルタの外観斜視図及び同フィル
タの端子を示す分解斜視図であり、この実施例は中間端
子を設けて、高特性構造としたものである。なお、図5
及び図6において、図1〜図4に示す部分と同一箇所に
ついて同一番号を付している。
【0020】20は角形のフェライトコアで、このフェ
ライトコア20には貫通孔13a,13b及び貫通孔2
1a,21bが設けられている。
ライトコア20には貫通孔13a,13b及び貫通孔2
1a,21bが設けられている。
【0021】22は金属板を打ち抜き曲げ加工すること
により形成した板状の中間端子で、この中間端子22
は、前記貫通孔21a,21bに先端部23a,23b
がフェライトコア21の同一面に突出するように挿入さ
れかつ前記突出した先端部で接続される内部端子24
a,24bと、この内部端子24a,24bを結合する
外部端子25とにより構成されている。
により形成した板状の中間端子で、この中間端子22
は、前記貫通孔21a,21bに先端部23a,23b
がフェライトコア21の同一面に突出するように挿入さ
れかつ前記突出した先端部で接続される内部端子24
a,24bと、この内部端子24a,24bを結合する
外部端子25とにより構成されている。
【0022】すなわち、金属端子15a,15bは、外
部端子18a,18bをフェライトコア11の幅狭部1
2a,12bにはめ込むと共に、内部端子17a,17
bを同一側面側より貫通孔13a,13bに挿入し、一
方中間端子22は、内部端子24a,24bを貫通孔2
1a,21bに、内部端子17a,17bを同一側面側
から挿入する。そして、内部端子17a,17bの貫通
孔13a,13bより突出した先端部16a,16b
と、内部端子24a,24bの貫通孔21a,21bよ
り突出した先端部23a,23bとを溝14b内におい
て互いに近づく方向に折曲げ、クリーム状半田(図示せ
ず)により接続している。また、中間端子22の外部端
子25は、先端面が底面と面一となるように、フェライ
トコア20の側面に形成した溝20aにはまり込んでい
る。
部端子18a,18bをフェライトコア11の幅狭部1
2a,12bにはめ込むと共に、内部端子17a,17
bを同一側面側より貫通孔13a,13bに挿入し、一
方中間端子22は、内部端子24a,24bを貫通孔2
1a,21bに、内部端子17a,17bを同一側面側
から挿入する。そして、内部端子17a,17bの貫通
孔13a,13bより突出した先端部16a,16b
と、内部端子24a,24bの貫通孔21a,21bよ
り突出した先端部23a,23bとを溝14b内におい
て互いに近づく方向に折曲げ、クリーム状半田(図示せ
ず)により接続している。また、中間端子22の外部端
子25は、先端面が底面と面一となるように、フェライ
トコア20の側面に形成した溝20aにはまり込んでい
る。
【0023】(実施例3)図7は本発明の他の実施例に
よるチップ形ノイズ除去フィルタを示す斜視図、図8
(a),(b),(c)はそれぞれ同フィルタを示す正
面図、平面図及び側面図、図9(a),(b)はそれぞ
れ同フィルタの外観斜視図及び同フィルタの端子を示す
分解斜視図であり、この実施例はチップコンデンサを接
続し3端子構造としたものである。
よるチップ形ノイズ除去フィルタを示す斜視図、図8
(a),(b),(c)はそれぞれ同フィルタを示す正
面図、平面図及び側面図、図9(a),(b)はそれぞ
れ同フィルタの外観斜視図及び同フィルタの端子を示す
分解斜視図であり、この実施例はチップコンデンサを接
続し3端子構造としたものである。
【0024】図7〜図9において、26は角形のフェラ
イトコアで、このフェライトコア26は、両端部に幅狭
部27a,27bが設けられ、そしてこの両端部間に
は、相対する一方の側面から他方の側面に向かって貫通
する貫通孔28a,28b及び貫通孔29a,29bが
設けられている。また、このフェライトコア26の中間
部には、一方の側面及び底面に開口を有するくぼみ30
が設けられると共に、このくぼみ30を設けた側面に
は、底面が前記幅狭部27a,27bと同一となる溝3
1が設けられている。
イトコアで、このフェライトコア26は、両端部に幅狭
部27a,27bが設けられ、そしてこの両端部間に
は、相対する一方の側面から他方の側面に向かって貫通
する貫通孔28a,28b及び貫通孔29a,29bが
設けられている。また、このフェライトコア26の中間
部には、一方の側面及び底面に開口を有するくぼみ30
が設けられると共に、このくぼみ30を設けた側面に
は、底面が前記幅狭部27a,27bと同一となる溝3
1が設けられている。
【0025】32a,32bは金属板を打ち抜き曲げ加
工することにより形成した板状の金属端子で、この金属
端子32a,32bは、前記貫通孔28a,28bに先
端部33a,33bがフェライトコア26の同一面に突
出するように挿入されかつ前記突出した先端部で接続さ
れる内部端子34a,34bと、前記フェライトコア2
6の両端部にはめ込んだほぼコの字形状の外部端子35
a,35bとから構成されている。また、内部端子34
a,34bと外部端子35a,35bとの間は、連結部
36a,36bにより一体に結合されている。
工することにより形成した板状の金属端子で、この金属
端子32a,32bは、前記貫通孔28a,28bに先
端部33a,33bがフェライトコア26の同一面に突
出するように挿入されかつ前記突出した先端部で接続さ
れる内部端子34a,34bと、前記フェライトコア2
6の両端部にはめ込んだほぼコの字形状の外部端子35
a,35bとから構成されている。また、内部端子34
a,34bと外部端子35a,35bとの間は、連結部
36a,36bにより一体に結合されている。
【0026】37は金属板を打ち抜き曲げ加工すること
により形成した板状の金属端子で、この中間端子37
は、前記貫通孔29a,29bに先端部38a,38b
がフェライトコア26の同一面に突出するように挿入さ
れかつ前記突出した先端部で接続される内部端子39
a,39bと、この内部端子39a,39bを結合する
結合端子40とにより構成されている。また、この結合
端子40はほぼY字形状であり、この結合端子40はフ
ェライトコア26の溝31内に配置されている。
により形成した板状の金属端子で、この中間端子37
は、前記貫通孔29a,29bに先端部38a,38b
がフェライトコア26の同一面に突出するように挿入さ
れかつ前記突出した先端部で接続される内部端子39
a,39bと、この内部端子39a,39bを結合する
結合端子40とにより構成されている。また、この結合
端子40はほぼY字形状であり、この結合端子40はフ
ェライトコア26の溝31内に配置されている。
【0027】41は前記フェライトコア26のくぼみ3
0内に配置されるチップコンデンサで、このチップコン
デンサ41の両端部には、電極42a,42bが設けら
れ、そして電極42aには、前記中間端子37が結合端
子40部分で半田付けされている。このチップコンデン
サ41の一方の電極42bは、フェライトコア26の底
面部において前記金属端子32a,32bの外部端子3
5a,35bと面一に配置されており、そのまま外部接
続部となる。
0内に配置されるチップコンデンサで、このチップコン
デンサ41の両端部には、電極42a,42bが設けら
れ、そして電極42aには、前記中間端子37が結合端
子40部分で半田付けされている。このチップコンデン
サ41の一方の電極42bは、フェライトコア26の底
面部において前記金属端子32a,32bの外部端子3
5a,35bと面一に配置されており、そのまま外部接
続部となる。
【0028】すなわち、金属端子32a,32bは、外
部端子35a,35bをフェライトコア26の幅狭部2
7a,27bにはめ込むと共に、内部端子34a,34
bを同一側面側より貫通孔28a,28bに挿入し、一
方中間端子37は、内部端子39a,39bを貫通孔2
9a,29bに、内部端子34a,34bと同一側面側
から挿入する。そして、内部端子34a,34bの貫通
孔28a,28bより突出した先端部33a,33b
と、内部端子39a,39bの貫通孔29a,29bよ
り突出した先端部38a,38bとを溝31内において
互いに近づく方向に折曲げ、クリーム状半田(図示せ
ず)により接続している。また、フェライトコア26の
くぼみ30には、チップコンデンサ41が配置され、そ
してチップコンデンサ41の電極42aがY字形状の結
合端子40のV字部分に半田付けされている。
部端子35a,35bをフェライトコア26の幅狭部2
7a,27bにはめ込むと共に、内部端子34a,34
bを同一側面側より貫通孔28a,28bに挿入し、一
方中間端子37は、内部端子39a,39bを貫通孔2
9a,29bに、内部端子34a,34bと同一側面側
から挿入する。そして、内部端子34a,34bの貫通
孔28a,28bより突出した先端部33a,33b
と、内部端子39a,39bの貫通孔29a,29bよ
り突出した先端部38a,38bとを溝31内において
互いに近づく方向に折曲げ、クリーム状半田(図示せ
ず)により接続している。また、フェライトコア26の
くぼみ30には、チップコンデンサ41が配置され、そ
してチップコンデンサ41の電極42aがY字形状の結
合端子40のV字部分に半田付けされている。
【0029】また、図10に示すように、板状の中間端
子37のかわりに、リード線からなる中間端子37aを
用いてもよく、コストの削減が可能となる。この場合、
中間端子37aは、チップコンデンサ41の電極42a
に半田付けされる部分でV字型に折曲げ加工し、半田だ
れ防止を行っている。
子37のかわりに、リード線からなる中間端子37aを
用いてもよく、コストの削減が可能となる。この場合、
中間端子37aは、チップコンデンサ41の電極42a
に半田付けされる部分でV字型に折曲げ加工し、半田だ
れ防止を行っている。
【0030】また、図10〜図12に示すように、フェ
ライトコア26は、その両側面において、樹脂46によ
りそれぞれ外部端子35a及び35bと接着固定してお
り、さらにフェライトコア26に樹脂46が流れ落ちる
のを防ぐための樹脂溜り部47を設けることにより、接
着固定強度を高めている。
ライトコア26は、その両側面において、樹脂46によ
りそれぞれ外部端子35a及び35bと接着固定してお
り、さらにフェライトコア26に樹脂46が流れ落ちる
のを防ぐための樹脂溜り部47を設けることにより、接
着固定強度を高めている。
【0031】このような構成により、外部端子32a,
32b間にインダクタンスが形成され、そしてその中間
接続点にコンデンサが接続されたチップ形ノイズ除去フ
ィルタを得ることができる。
32b間にインダクタンスが形成され、そしてその中間
接続点にコンデンサが接続されたチップ形ノイズ除去フ
ィルタを得ることができる。
【0032】(実施例4)次に、本発明のチップ形ノイ
ズ除去フィルタの製造方法について、説明する。
ズ除去フィルタの製造方法について、説明する。
【0033】図13(a)〜(e)は図1に示すチップ
形ノイズ除去フィルタの製造方法の要部工程を示す図で
ある。
形ノイズ除去フィルタの製造方法の要部工程を示す図で
ある。
【0034】まず、図13(a)に示すように、所定の
形状に打ち抜いたフープ材43を準備する。その後、図
7(b)に示すように、そのフープ材43に金属端子1
5a,15bが構成されるように折曲げ成形を行う。こ
れにより、小片によりフープ材43に金属端子15a,
15bをつながった状態で配置した部材が得られる。こ
の時の金属端子15a,15bの状態は、内部端子17
a,17bが上を向いた状態である。
形状に打ち抜いたフープ材43を準備する。その後、図
7(b)に示すように、そのフープ材43に金属端子1
5a,15bが構成されるように折曲げ成形を行う。こ
れにより、小片によりフープ材43に金属端子15a,
15bをつながった状態で配置した部材が得られる。こ
の時の金属端子15a,15bの状態は、内部端子17
a,17bが上を向いた状態である。
【0035】その後、図13(c)に示すように、フェ
ライトコア11を金属端子15a,15b間にはめ込
む。この時、フェライトコア11の貫通孔13a,13
bに内部端子17a,17bを挿入し、内部端子17
a,17bの先端部16a,16bをフェライトコア1
1の貫通孔13a,13bより突出させる。
ライトコア11を金属端子15a,15b間にはめ込
む。この時、フェライトコア11の貫通孔13a,13
bに内部端子17a,17bを挿入し、内部端子17
a,17bの先端部16a,16bをフェライトコア1
1の貫通孔13a,13bより突出させる。
【0036】その後、図13(d)に示すように、貫通
孔13a,13bより突出した先端部16a,16bを
ドリル状の折曲げ治具44により内側に向かって折曲げ
る。この折曲げ治具44は、図14に示すようにスパイ
ラル状の溝を有するドリル状であり、先端部は平らな面
を有する形状である。この折曲げ治具44による内部端
子17a,17bの折曲げのプロセスについて、図15
を用いて説明する。
孔13a,13bより突出した先端部16a,16bを
ドリル状の折曲げ治具44により内側に向かって折曲げ
る。この折曲げ治具44は、図14に示すようにスパイ
ラル状の溝を有するドリル状であり、先端部は平らな面
を有する形状である。この折曲げ治具44による内部端
子17a,17bの折曲げのプロセスについて、図15
を用いて説明する。
【0037】図15は折曲げ治具44側から見た図で、
図15(a)に示すように金属端子15a,15bの内
部端子17a,17bをフェライトコア11の貫通孔1
3a,13bに挿入し、折曲げ治具44を内部端子17
a,17bの先端部16a,16bに対応させて配置す
る。この状態で折曲げ治具44を回転させると、図15
(b)に示すように、それぞれの先端部16a,16b
は折曲げ治具44に引っかけられるようにして、フェラ
イトコア11の溝14bの壁に向かって押し曲げられ
る。さらに、折曲げ治具44を回転させると、図15
(c)に示すように先端部16a,16bは溝14bの
壁に案内されながら、それぞれの先端部16a,16b
が平行となるように折曲げられ、図15(d)に示すよ
うに内部端子17a,17bの先端部16a,16bの
折曲げる工程が終了する。
図15(a)に示すように金属端子15a,15bの内
部端子17a,17bをフェライトコア11の貫通孔1
3a,13bに挿入し、折曲げ治具44を内部端子17
a,17bの先端部16a,16bに対応させて配置す
る。この状態で折曲げ治具44を回転させると、図15
(b)に示すように、それぞれの先端部16a,16b
は折曲げ治具44に引っかけられるようにして、フェラ
イトコア11の溝14bの壁に向かって押し曲げられ
る。さらに、折曲げ治具44を回転させると、図15
(c)に示すように先端部16a,16bは溝14bの
壁に案内されながら、それぞれの先端部16a,16b
が平行となるように折曲げられ、図15(d)に示すよ
うに内部端子17a,17bの先端部16a,16bの
折曲げる工程が終了する。
【0038】また、図16及び図17に示すように、ド
リル状の折曲げ治具44のかわりに、先端に鋭角の角度
をもたせた折曲げ治具45a及び45bを用いることに
よっても、それぞれ先端部16a及び16bを折曲げる
ことが可能となる。
リル状の折曲げ治具44のかわりに、先端に鋭角の角度
をもたせた折曲げ治具45a及び45bを用いることに
よっても、それぞれ先端部16a及び16bを折曲げる
ことが可能となる。
【0039】まず、図17(a)〜(d)に示すよう
に、先端部16a及び16bにそれぞれ折曲げ治具45
a及び45bを、折曲げ治具45aと45bが互いに相
対する方向から当接させ、さらに折曲げ治具45a及び
45bをそれぞれ前方へ押し出すことにより、先端部1
6a及び16bを折曲げる。この場合、図16(b)の
ように折曲げ治具45aと45bの先端に鋭角の角度を
もたせてあるので、それぞれの折曲げ治具45aと45
bを徐々に押し出していくと、先端部16a及び16b
は次第に折曲げられ、互いに平行となる。
に、先端部16a及び16bにそれぞれ折曲げ治具45
a及び45bを、折曲げ治具45aと45bが互いに相
対する方向から当接させ、さらに折曲げ治具45a及び
45bをそれぞれ前方へ押し出すことにより、先端部1
6a及び16bを折曲げる。この場合、図16(b)の
ように折曲げ治具45aと45bの先端に鋭角の角度を
もたせてあるので、それぞれの折曲げ治具45aと45
bを徐々に押し出していくと、先端部16a及び16b
は次第に折曲げられ、互いに平行となる。
【0040】このように内部端子17a,17bの折曲
げを行った後は、図13(e)に示すように、その折曲
げた先端部16a,16bにクリーム状半田を塗布し、
その後局所加熱溶融が可能な光ビームやレーザ光により
クリーム状半田を溶融させ、半田付けを行う。この光ビ
ームやレーザ光を用いて、加熱溶融させる場合、焦点距
離を変えることにより、予備加熱と本加熱を容易に行う
ことができる。また、この予備加熱を行うことにより、
半田ボールの発生しにくい半田付けが可能である。
げを行った後は、図13(e)に示すように、その折曲
げた先端部16a,16bにクリーム状半田を塗布し、
その後局所加熱溶融が可能な光ビームやレーザ光により
クリーム状半田を溶融させ、半田付けを行う。この光ビ
ームやレーザ光を用いて、加熱溶融させる場合、焦点距
離を変えることにより、予備加熱と本加熱を容易に行う
ことができる。また、この予備加熱を行うことにより、
半田ボールの発生しにくい半田付けが可能である。
【0041】このようにしてフェライトコア11に金属
端子15a,15bを組み込んだ後は、金属端子15
a,15bをフープ材43から切り離すことにより、図
1に示すようなチップ形ノイズ除去フィルタを得ること
ができる。
端子15a,15bを組み込んだ後は、金属端子15
a,15bをフープ材43から切り離すことにより、図
1に示すようなチップ形ノイズ除去フィルタを得ること
ができる。
【0042】図18は図9に示す実施例のチップ形ノイ
ズ除去フィルタの製造に使用するフープ材の一例を示す
図である。この図18に示すように、1個1個のチップ
形ノイズ除去フィルタに対応する部分に金属端子32
a,32b及び中間端子37が小片43aによりフープ
材43に結合され、この間には結合片43bが設けられ
ている。
ズ除去フィルタの製造に使用するフープ材の一例を示す
図である。この図18に示すように、1個1個のチップ
形ノイズ除去フィルタに対応する部分に金属端子32
a,32b及び中間端子37が小片43aによりフープ
材43に結合され、この間には結合片43bが設けられ
ている。
【0043】また、図19は別のフープ材43の一例を
示す図である。この場合、図18に示すフープ材43と
は逆に、金属端子32a及び32bをフープ材43の長
手方向と直交する方向に並設したもので、フープ材43
を無駄なく有効利用することができる。
示す図である。この場合、図18に示すフープ材43と
は逆に、金属端子32a及び32bをフープ材43の長
手方向と直交する方向に並設したもので、フープ材43
を無駄なく有効利用することができる。
【0044】また、図19(a)に示されているよう
に、支持部43cがフープ材43の幅方向に亘って外部
端子35a及び35bを支持すると共に、隣接するフェ
ライトコア26を支持するように設けられている。この
ように、隣接する支持部43cにフェライトコア26の
端部が配置されることになるので、フェライトコア26
は、フープ材43上で安定に固定されることが可能とな
る。
に、支持部43cがフープ材43の幅方向に亘って外部
端子35a及び35bを支持すると共に、隣接するフェ
ライトコア26を支持するように設けられている。この
ように、隣接する支持部43cにフェライトコア26の
端部が配置されることになるので、フェライトコア26
は、フープ材43上で安定に固定されることが可能とな
る。
【0045】
【発明の効果】このように本発明によるチップ形ノイズ
除去フィルタは、フェライトコアの両端部間において相
対する一方の面から他方の面に向かって設けた少なくと
も2個の貫通孔と、この貫通孔に先端部がフェライトコ
アの同一面に突出するように挿入されかつ前記突出した
先端部で接続される内部端子及び前記フェライトコアの
両端部に嵌合する外部端子からなる金属端子とで構成し
ているため、電流容量を大きくとることができ、電源回
路等の大きい電流が流れる回路への使用が可能となる。
除去フィルタは、フェライトコアの両端部間において相
対する一方の面から他方の面に向かって設けた少なくと
も2個の貫通孔と、この貫通孔に先端部がフェライトコ
アの同一面に突出するように挿入されかつ前記突出した
先端部で接続される内部端子及び前記フェライトコアの
両端部に嵌合する外部端子からなる金属端子とで構成し
ているため、電流容量を大きくとることができ、電源回
路等の大きい電流が流れる回路への使用が可能となる。
【0046】しかも、内部端子と外部端子とからなる金
属端子を使用しているため、フェライトコアに金属端子
を組合せ内部端子を折曲げて接続することにより簡単に
組立を行うことができるという効果が得られる。
属端子を使用しているため、フェライトコアに金属端子
を組合せ内部端子を折曲げて接続することにより簡単に
組立を行うことができるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例のよるチップ形ノイズ除去フ
ィルタを主要部を透視して示す斜視図
ィルタを主要部を透視して示す斜視図
【図2】(a)同実施例によるチップ形ノイズ除去フィ
ルタを示す外観斜視図 (b)同フィルタの端子を示す分解斜視図
ルタを示す外観斜視図 (b)同フィルタの端子を示す分解斜視図
【図3】(a)〜(c)は同実施例によるチップ形ノイ
ズ除去フィルタを示す正面図、平面図及び側面図
ズ除去フィルタを示す正面図、平面図及び側面図
【図4】(a)〜(c)は同フィルタのフェライトコア
を示す正面図、平面図及び側面図
を示す正面図、平面図及び側面図
【図5】本発明の他の実施例によるチップ形ノイズ除去
フィルタを主要部を透視して示す斜視図
フィルタを主要部を透視して示す斜視図
【図6】(a)同実施例によるチップ形ノイズ除去フィ
ルタを示す外観斜視図 (b)同フィルタの端子を示す分解斜視図
ルタを示す外観斜視図 (b)同フィルタの端子を示す分解斜視図
【図7】本発明の他の実施例によるチップ形ノイズ除去
フィルタを主要部を透視して示す斜視図
フィルタを主要部を透視して示す斜視図
【図8】(a)〜(c)は同実施例によるチップ形ノイ
ズ除去フィルタを示す正面図、平面図及び側面図
ズ除去フィルタを示す正面図、平面図及び側面図
【図9】(a)同実施例によるチップ形ノイズ除去フィ
ルタを示す外観斜視図 (b)同フィルタの端子を示す分解斜視図
ルタを示す外観斜視図 (b)同フィルタの端子を示す分解斜視図
【図10】(a)〜(d)は同実施例における他のチッ
プ形ノイズ除去フィルタを示す正面図、平面図、裏面図
及び側面図
プ形ノイズ除去フィルタを示す正面図、平面図、裏面図
及び側面図
【図11】(a)〜(d)は同フィルタのフェライトコ
アを示す正面図、平面図、裏面図及び側面図
アを示す正面図、平面図、裏面図及び側面図
【図12】同フィルタのフェライトコアの部分斜視図
【図13】(a)〜(e)は本発明によるチップ形ノイ
ズ除去フィルタの製造方法の一例を示す斜視図
ズ除去フィルタの製造方法の一例を示す斜視図
【図14】同製造方法における要部工程を示す斜視図
【図15】(a)〜(d)は同製造方法における要部工
程を示す平面図
程を示す平面図
【図16】(a)本発明によるチップ形ノイズ除去フィ
ルタの製造方法の他の例における要部工程を示す斜視図 (b)同製造方法における折曲げ治具を示す正面図
ルタの製造方法の他の例における要部工程を示す斜視図 (b)同製造方法における折曲げ治具を示す正面図
【図17】(a)〜(d)はチップ形ノイズ除去フィル
タの同製造方法における要部工程を示す平面図
タの同製造方法における要部工程を示す平面図
【図18】(a)〜(c)は同製造方法における要部部
品を示す側面図、平面図及び正面図
品を示す側面図、平面図及び正面図
【図19】(a)〜(c)は他の製造方法における要部
部品を示す側面図、平面図及び正面図
部品を示す側面図、平面図及び正面図
【図20】従来のチップ形ノイズ除去フィルタを示す斜
視図
視図
【図21】同フィルタの等価回路図
11,20,26 フェライトコア
12a,12b,27a,27b 幅狭部
13a,13b,21a,21b,28a,28b,2
9a,29b 貫通孔 14a,14b 溝 15a,15b,32a,32b 金属端子 16a,16b,23a,23b,33a,33b,3
8a,38b 先端部 17a,17b,24a,24b,34a,34b,3
9a,39b 内部端子 18a,18b,35a,35b 外部端子 19a,19b,36a,36b 連結部 22,37,37a 中間端子 25 外部端子 30 くぼみ 31 溝 40 結合端子 41 チップコンデンサ 42a,42b 電極 43 フープ材 43a 小片 43b 結合片 43c 支持部 44,45a,45b 折曲げ治具 46 樹脂 47 樹脂溜り部
9a,29b 貫通孔 14a,14b 溝 15a,15b,32a,32b 金属端子 16a,16b,23a,23b,33a,33b,3
8a,38b 先端部 17a,17b,24a,24b,34a,34b,3
9a,39b 内部端子 18a,18b,35a,35b 外部端子 19a,19b,36a,36b 連結部 22,37,37a 中間端子 25 外部端子 30 くぼみ 31 溝 40 結合端子 41 チップコンデンサ 42a,42b 電極 43 フープ材 43a 小片 43b 結合片 43c 支持部 44,45a,45b 折曲げ治具 46 樹脂 47 樹脂溜り部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 秦 考生
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(72)発明者 中野 立美
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(56)参考文献 特開 平1−212415(JP,A)
特開 平1−232707(JP,A)
特開 平1−187908(JP,A)
実開 平1−129917(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01F 17/00
H01F 27/00
H01G 4/40
H03H 7/075
Claims (12)
- 【請求項1】角形のフェライトコアと、このフェライト
コアの両端部間において相対する一方の面から他方の面
に向かって設けた少なくとも2個の貫通孔と、この貫通
孔に先端部がフェライトコアの同一面に突出するように
挿入されかつ前記先端部で接続される内部端子及び前記
フェライトコアの両端部にはめ込まれる外部端子からな
る金属端子とで構成したチップ形ノイズ除去フィルタ。 - 【請求項2】角形のフェライトコアと、このフェライト
コアの両端部間において相対する一方の面から他方の面
に向かって設けた少なくとも4個の貫通孔と、この貫通
孔に先端部がフェライトコアの同一面に突出するように
挿入されかつ前記先端部で接続される内部端子及び前記
フェライトコアの両端部にはめ込まれる外部端子からな
る金属端子と、この金属端子の内部端子を挿入した貫通
孔とは異なる貫通孔に挿入されかつ前記内部端子と先端
部において接続される中間端子とで構成したチップ形ノ
イズ除去フィルタ。 - 【請求項3】チップコンデンサを配置するためのくぼみ
を有する角形のフェライトコアと、このフェライトコア
の両端部間において相対する一方の面から他方の面に向
かって設けた少なくとも4個の貫通孔と、この貫通孔に
先端部がフェライトコアの同一面に突出するように挿入
されかつ前記先端部で接続される内部端子及び前記フェ
ライトコアの両端部にはめ込まれる外部端子からなる金
属端子と、この金属端子の内部端子を挿入した貫通孔と
は異なる貫通孔に挿入されかつ前記内部端子と先端部に
おいて接続されると共に前記チップコンデンサの一方の
電極と接続される中間端子とで構成したチップ形ノイズ
除去フィルタ。 - 【請求項4】金属端子を板状とした請求項1,2または
3記載のチップ形ノイズ除去フィルタ。 - 【請求項5】金属端子を、一部がフェライトコアの側面
に配置する形状とした請求項1,2または3記載のチッ
プ形ノイズ除去フィルタ。 - 【請求項6】両端部間において相対する一方の面から他
方の面に向かって少なくとも2個の貫通孔を設けた角形
のフェライトコアと、内部端子及び外部端子からなる金
属端子を設けたフープ材とを準備し、前記フェライトコ
アの前記貫通孔に先端が前記フェライトコアの同一面側
に突出するように前記内部端子を挿入すると共に、前記
フェライトコアの両端部に前記外部端子をはめ込んだ
後、前記内部端子の先端部を折曲げ加工し、先端部を接
続した後、前記金属端子をフープ材から切り離すチップ
形ノイズ除去フィルタの製造方法。 - 【請求項7】中間端子をリード線とした請求項2または
3記載のチップ形ノイズ除去フィルタ。 - 【請求項8】中間端子をV字状のリード線とした請求項
3記載のチップ形ノイズ除去フィルタ。 - 【請求項9】角形のフェライトコアの一部に樹脂溜まり
を形成した請求項1,2または3記載のチップ形ノイズ
除去フィルタ。 - 【請求項10】内部端子の先端部が、スパイラル状の溝
を有しかつ先端部には平らな面を有するドリル状の折曲
げ治具により折曲げられることを特徴とする請求項6記
載のチップ形ノイズ除去フィルタの製造方法。 - 【請求項11】内部端子の先端部が、先端に角度を設け
た折曲げ治具により折曲げられることを特徴とする請求
項6記載のチップ形ノイズ除去フィルタの製造方法。 - 【請求項12】フープ材の長手方向と直交する方向に外
部端子を並設し、かつフープ材の幅方向に亘って前記外
部端子を支持すると共に、隣接するフェライトコアを支
持する支持部を設けたことを特徴とする請求項6記載の
チップ形ノイズ除去フィルタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00809393A JP3409349B2 (ja) | 1992-03-05 | 1993-01-21 | チップ形ノイズ除去フィルタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4819892 | 1992-03-05 | ||
JP4-48198 | 1992-03-05 | ||
JP00809393A JP3409349B2 (ja) | 1992-03-05 | 1993-01-21 | チップ形ノイズ除去フィルタおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308024A JPH05308024A (ja) | 1993-11-19 |
JP3409349B2 true JP3409349B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=34466452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00809393A Expired - Fee Related JP3409349B2 (ja) | 1992-03-05 | 1993-01-21 | チップ形ノイズ除去フィルタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3409349B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
JPH08274567A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フィルタ |
JP3909309B2 (ja) * | 2003-06-23 | 2007-04-25 | Tdk株式会社 | 3端子型大電流ノイズフィルタ |
JP4357440B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2009-11-04 | Tdk株式会社 | 三端子フィルタ |
JP7042391B2 (ja) * | 2016-11-10 | 2022-03-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インダクター |
WO2024042949A1 (ja) * | 2022-08-23 | 2024-02-29 | 株式会社村田製作所 | コイル部品 |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP00809393A patent/JP3409349B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05308024A (ja) | 1993-11-19 |
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