JP3409140B2 - 感度自動切換検電器 - Google Patents

感度自動切換検電器

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JP3409140B2
JP3409140B2 JP2001036470A JP2001036470A JP3409140B2 JP 3409140 B2 JP3409140 B2 JP 3409140B2 JP 2001036470 A JP2001036470 A JP 2001036470A JP 2001036470 A JP2001036470 A JP 2001036470A JP 3409140 B2 JP3409140 B2 JP 3409140B2
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昇 後藤
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和也 松末
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、裸線及び被覆線に
ついて課電を試験するために使用される感度自動切換検
電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被検電路についての課電の有無を
試験・検査するための機械器具として検電器が使用され
ている。この検電器は、検電作業時(課電試験時)に被
検電路に接続される検知子と、この検知子に入力抵抗を
介して接続された検出回路部とを有して構成されてい
る。そして、上記入力抵抗と検出回路部との接続点は、
分圧抵抗を介して回路アースに接続されている。
【0003】そして、上記検出回路部は、上記検知子が
被検電路に接続されると入力抵抗及び分圧抵抗により分
圧された電位を測定して、該被検電路の課電の有無を検
出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の検電器においては、検電作業は、裸線に対し
て行う場合と被覆線に対して行う場合とでは、動作感度
の切り換えをする必要がある。すなわち、被覆線に対応
した動作感度で裸線について検電を行うと、感度が高い
ために停電状態である場合であっても、充電表示(課電
有りの表示)を行ってしまう場合があるからである。
【0005】したがって、従来の検電器においては、動
作感度の切り換えを行うための構成が必要であり、ま
た、このような検電器を用いた検電作業においては、被
検電路に応じて、検電前に動作感度を切り換える必要が
ある。
【0006】そのため、従来の検電器においては、構造
が複雑であるとともに操作が煩雑であり、動作感度の切
換忘れ等の操作ミスにより安全な作業を確保することが
できない場合がある。
【0007】そこで、本発明は、上述した従来の検電器
が有する実情に鑑みて提案されたものであって、動作感
度の切換ミスが生ずるおそれがなく、安全な検電作業を
行うことができる感度自動切換検電器を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る感度自動切
換検電器は、上述した目的を達成するために提案された
ものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、
被検電路に接続される互いに絶縁された2端子からなる
検知子と、上記検知子に接続され、該検知子の2端子間
の導通状態を検出する導通検出回路部と、上記検知子を
介して上記被検電路の課電の有無を検出する検電検出回
路と、上記導通検出回路部による検出結果に基づき、上
記2端子間が導通したと判断されるときには、上記検電
検出回路の動作感度を低感度に切り換える感度切換回路
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0009】すなわち、この感度自動切換検電器におい
ては、検知子が互いに絶縁された2端子構造とされてい
るとともに、これら2端子間の導通状態を検出する導通
検出回路を有し、この検知子を被検電路に押し当てたと
きに、2端子間が導通になれば被検電路は裸線であると
判断し、絶縁状態のままである場合には、被検電回路は
被覆線と判断することができる。そして、この感度自動
切換検電器においては、被検電路が裸線であるか被覆線
であるかの判断に応じて、被検電路が裸線である場合に
は、感度切換回路により、自動的に検電検出回路の動作
感度を低感度に切り換える。
【0010】これにより、検知子を被検電路に押し当て
るまでは、被覆線と同じ状態のため、感度が高い状態で
あり、被検電検電路が裸線の場合には、検知子を被検電
路に押し当てたと同時に2端子間が導通になり、裸線と
判断して、自動的に感度を低くすることができる。
【0011】したがって、この感度自動切換検電器にお
いては、裸線が停電状態であるにも拘らず、動作感度が
高いために誤って充電表示(課電有りの表示)をするこ
とが防止される。
【0012】そして、この感度自動切換検電器を構成す
る上記検知子は、2端子の間に配設されこれら2端子間
の絶縁状態を維持する絶縁部材を有し、上記2端子は、
先端側がそれぞれ2本の切片部に分割され、該切片部を
上記絶縁部材の4方向に位置させており、一方の端子の
一方の切片部には、他方の端子の各切片部が両側に隣接
してなるものであっても良い(請求項2記載の発明)。
【0013】検知子をこうした構造とすることにより、
検知子の4方向(上下両面及び左右両面)において、2
端子間の導通状態を検出することができる。
【0014】また、この感度自動切換検電器を構成する
上記検知子は、2端子の間に配設されこれら2端子間の
絶縁状態を維持する絶縁部材を有し、上記2端子は、先
端側がそれぞれ複数の切片部に分割され、該切片部を上
記絶縁部材の周囲に位置させており、一方の端子の各一
の切片部には、他方の端子の何れか二の切片部が隣接し
てなるもの(請求項3記載の発明)や、2端子の間に配
設されこれら2端子間の絶縁状態を維持する絶縁部材を
有し、上記2端子は、それぞれが上記絶縁部材の周面に
螺旋状に巻回されており、二重螺旋構造を構成している
もの(請求項4記載の発明)であっても良い。
【0015】検知子をこうした構造とすることにより、
検知子のあらゆる方向において、2端子間の導通状態を
検出することができる。
【0016】またさらに、この感度自動切換検電器を構
成する上記検知子を構成する2端子は、それぞれが略直
線状に成形され、検知子は、上記2端子間を絶縁状態と
したまま該2端子の基端側同士を互いに回動可能として
連結させる支軸と、これら2端子の先端側同士を接近さ
せる方向に該2端子を支軸回り方向に回動付勢する付勢
部材とを有してなるもの(請求項5記載の発明)であっ
ても良い。
【0017】検知子をこうした構成とすることにより、
2端子の先端側において被検電路を挾持することがで
き、被検電路に確実に接続させることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。この実施の形態に係る感度自
動切換検電器は、図1及び図2に示すように、検電作業
時(課電試験時)に被検電路Cに接続される互いに絶縁
された2端子1a,1bからなる検知子1を備えてい
る。この検知子1は、この感度自動切換検電器の細長い
外筐体2の前端部分に配設されてなり、図3に示すよう
に、導体材料からなる一対の端子1a,1bと、これら
の端子1a,1bに挟まれてこれらの端子1a,1b間
を絶縁状態としている絶縁部材1cとが接合されて一体
的な略棒状の部材として構成されている。また、この検
知子1は、基端側に、この検知子1を外筐2内において
固定するための取付孔1d(図3参照)が設けられてお
り、この取付孔1dに挿通される図示しない固定部によ
り、該外筐2内において固定される。そして、このよう
に上記固定部により固定された検知子1は、先端側が外
筐2の先端から突出した状態とされている。
【0019】なお、この検知子1は、上記2端子1a,
1bが互いに空隙(ギャップ)を隔てた状態で支持され
た構造とされてなるものであっても良く、上述のよう
に、該空隙を絶縁部材1cにより充填した構成としても
良い。また、各端子1a,1bをなす材料は導体であれ
ば良く、金属状の硬質な材料であっても、或いは導電性
樹脂などの軟質性を有する材料であっても良い。
【0020】また、上記外筐2の後端側には、図4に示
すように、着脱可能なキャップ部3が取り付けられてい
る。このキャップ部3が挿着される部分には、外筐2内
に内蔵される後述する各電気回路の動作電源を供給する
電池4が内蔵されている。また、この外筐2の上面に
は、図1に示すように、検電結果を表示するためのラン
プ22及びブザー23が配設されている。
【0021】そして、上記検知子1の2端子1a,1b
は、図5に示すように、一方が抵抗12を介して電池4
に接続され、他方は抵抗12を介してアース回路に接続
されている。なお、上記電池4の陰極は回路アースに接
続されている。
【0022】そして、この感度自動切換検電器は、図5
に示すように、検知子1に接続され、この検知子1を構
成する2端子1a,1b間の導通状態を検出する導通検
出回路部5を備えている。この導通検出回路部5は、検
知子1の2端子1a,1bがそれぞれ反転端子(−)及
び非反転端子(+)に接続された差動アンプ8を有して
いる。この差動アンプ8の出力信号は、ダイオード9を
経て出力される。なお、このダイオード9の出力端は、
コンデンサ10を介して回路アースに接続され、また、
抵抗11を介して回路アースに接続されている。
【0023】そして、この感度自動切換検電器は、上記
検知子1を介して被検電路Cの課電の有無を検出する検
電検出回路6を備えている。この検電検出回路6は、検
知子1の一方の端子1aがコンデンサ14(容量CA)
を介して接続された一方の増幅回路15と、検知子1の
他方の端子1bがコンデンサ16(容量CB)を介して
接続された他方の増幅回路17とを有して構成されてい
る。上記一方の増幅回路15は、一方の整形回路18に
接続されている。また、上記他方の増幅回路17は、他
方の整形回路19に接続されている。これら各増幅回路
15,17及び各整形回路18,19は、電池4により
電源供給されて駆動するものである。そして、上記各整
形回路18,19は、論理回路であるOR(オア)回路
20に接続され、該各整形回路18,19の出力は、こ
のOR回路20に入力される。そして、このOR回路2
0は発振回路21に接続され、該OR回路20の出力は
この発振回路21に入力される。また、この発振回路2
1は、OR回路20の出力が「H」レベルであるとき、
ランプ22を点灯(又は点滅)させるとともに、ブザー
23を動作させる。すなわち、これらのランプ22及び
ブザー23は、検知子1が接触されている被検電路Cに
課電が有ることを告知(表示)することとなる。
【0024】さらに、この感度自動切換検電器は、導通
検出回路部5による検出結果に基づき、上記2端子1
a,1b間が導通したと判断されるときには、上記検電
検出回路6の動作感度を低感度に切り換える感度切換回
路7を備えている。この感度切換回路7は、上記ダイオ
ード9を経て送られる差動アンプ8の出力信号が入力さ
れる一対の非反転バッファ24,25を有している。こ
れらの非反転バッファ24,25の中で、一方の非反転
バッファ24の出力は、スイッチングダイオードD1を
経て、抵抗26(抵抗値RA)を介して、一方の増幅回
路15の入力端に入力される。また、他方の非反転バッ
ファ25の出力は、スイッチングダイオードD2を経
て、抵抗27(抵抗値RB)を介して、他方の増幅回路
17の入力端に入力される。
【0025】また、この感度自動切換検電器の導通検出
回路部5においては、上記検知子1の2端子1a,1b
間が絶縁状態であるときは、一方の端子1a側の電位が
高く、他方の端子1b側の電位が低い状態となってお
り、差動アンプ8の入力に差があるため、この差動アン
プ8からの出力信号が生じている。
【0026】この差動アンプ8からの出力信号は、平滑
化されて「H」レベルになり、これが感度切換回路7の
各非反転バッファ24,25に入力され、これら非反転
バッファ24,25の出力も「H」レベルとなる。そし
て、この非反転バッファ24,25の出力が「H」レベ
ルのときは、各スイッチングダイオードD1,D2によ
り、抵抗26,27がハイインピーダンス状態になり、
検知子1からの出力信号がそのまま各増幅回路15,1
7に入力されるため、動作感度が高い状態となる。
【0027】そして、上記検知子1の2端子1a,1b
を裸線等に当てることにより、これらの端子1a,1b
間が導通状態となると、各端子1a,1bは同電位とな
り、上記差動アンプ8の入力に差がなくなる。このと
き、差動アンプ8からは出力信号が出ない状態となる。
したがって、非反転バッファ24,25の入力は、
「L」レベルとなり、これら非反転バッファ24,25
の出力も「L」レベルになる。各非反転バッファ24,
25の出力が「L」レベルのときは、スイッチイングダ
イオードD1,D2により抵抗26,27が回路アース
に接続されるため、検知子1からの検出信号がコンデン
サ容量CAと抵抗値RA、または、コンデンサ容量CB
と抵抗値RBにより分圧されて少なくなって増幅回路1
5,17に入力されるため、、動作感度が低い状態とな
る。
【0028】なお、この感度自動切換検電器において
は、検知子1の2端子1a,1bについてそれぞれ増幅
回路15,17及び整形回路18,19を設け、これら
の出力をOR回路21により合成するようにしているの
で、各端子1a,1bの何れか一方のみに被検電路Cか
らの信号が入力された場合でも、検電動作を行うことが
できる。これにより、被検電路Cに検知子1の何れか一
方の端子しか接触しなかった場合でも動作し、安全性が
確保できる。
【0029】上述したように、この感度自動切換検電器
においては、検知子1が互いに絶縁された2端子1a,
1bからなる構造となされているとともに、これら2端
子1a,1b間の導通状態を検出する導通検出回路5を
有し、この検知子1を被検電路Cに押し当てたときに、
2端子1a,1b間が導通になれば、該被検電路Cは裸
線であると判断し、絶縁状態のままである場合には、被
検電路Cは被覆線であると判断することができる。そし
て、上記感度切換回路7は、被検電路Cが裸線であるか
被覆線であるかの判断に応じて、被検電路Cが裸線であ
る場合には、自動的に検電検出回路6の動作感度を低感
度に切り換える。
【0030】このような動作により、検知子1を被検電
路Cに押し当てるまでは、被覆線と同じ状態のため、動
作感度が高い状態であり、被検電路Cが裸線であった場
合には、検知子1を該被検電路Cに押し当てたと同時
に、2端子1a,1b間が導通状態になり、裸線と判断
して、自動的に動作感度を低くすることができる。
【0031】したがって、この感度自動切換検電器にお
いては、裸線が停電状態であるにも拘らず、誤って充電
表示(課電有りの告知)をすることが防止される。
【0032】なお、この感度自動切換検電器により裸線
の検電をする場合の等価回路は、図6に示すように、被
検電交流電源,感度自動切換検電器のコンデンサ14
(容量CA),コンデンサ16(容量CB)及び抵抗R
1,R2,握り部及び人体間の静電容量C1,人体の抵
抗R3,人体及び大地間の静電容量C2が順次接続され
たものとなる。そして、この感度自動切換検電器により
被覆線の検電をする場合の等価回路は、図7に示すよう
に、被検電交流電源,感度自動切換検電器のコンデンサ
14(容量CA),コンデンサ16(容量CB)及び抵
抗R1,R2,握り部及び人体間の静電容量C1,人体
の抵抗R3,人体及び大地間の静電容量C2に、さら
に、被覆線の芯線及び検知子間の静電容量C0が順次接
続されたものとなる。これらの等価回路を比較すると、
被覆線の検電には、高い動作確度が要求されることがわ
かる。
【0033】ところで、被検電路Cが裸線である場合
に、検知子1の何れか一方の端子のみをこの被検電路C
に接触させた場合には、被覆線と判断され、動作感度は
高い状態のままとなる。この場合、停電状態を誤って充
電状態(課電有りの状態)と表示することがあるが、充
電状態を誤って停電状態と表示(告知)することはな
く、作業者の安全が阻害されることはない。
【0034】また、裸線か被覆線かの判断結果も表示さ
せることにより、被検電路Cへの検知子1の押し当て方
の良否も知らせることができ、さらに安全な作業を可能
とすることができる。
【0035】そして、この感度自動切換検電器において
は、検知子1は、図8に示すように、2端子1a,1b
の先端側をそれぞれ2分割し、検知子1の何れの面にお
いても導通検出ができる構造としても良い。すなわち、
この検知子1は、2端子1a,1b間の絶縁状態を維持
する絶縁部材1cを有し、この2端子1a,1bの先端
側がそれぞれ2本の切片部に分割されたものとしても良
い。2端子1a,1bの各切片部は、絶縁部材1cの4
方向に位置され、一方の端子の一方の切片部には、他方
の端子の各切片部が両側に隣接していることとなる。し
たがって、検知子1をこうした構造とすることにより、
該検知子1の上面や下面に被検電路Cを押し当てること
も可能となるばかりではなく、右側面や左側面(全部で
4方向)に該被検電路Cを押し当てた場合であっても動
作させることが可能となり、図3に示す構造による場合
に比べ一層使い勝手が良好となる。
【0036】また、この感度自動切換検電器において
は、検知子1の構造を、図9に示すように、2端子1
a,1bの先端側をそれぞれ複数の切片部に分割し、該
切片部を絶縁部材1cの周囲に位置させたものとしても
良い。一方の端子の各一の切片部には、他方の端子の何
れか二の切片部が両側に隣接している。この検知子1に
おいては、この検知子1のあらゆる方向において、2端
子1a,1b間の導通状態を検出することが可能とな
り、図3に示す構造による場合に比べ一層使い勝手が良
好となる。
【0037】さらに、この感度自動切換検電器において
は、検知子1は、図10に示すように、2端子1a,1
bを絶縁部材1cの回りに巻回された二重螺旋構造と
し、検知子1の何れの部位においても導通検出が可能と
される構造としても良い。
【0038】またさらに、この感度自動切換検電器にお
いては、検知子1は、図11に示すように、2端子1
a,1bを基端側に設けた支軸1eを介して互いに回動
可能な構造とし、又は該2端子1a,1bを導電性樹脂
などの軟質性を有する材料により成形し、被検電路Cを
挾持できる構造としたものであっても良い。なお、2端
子1a,1bを基端側に設けた支軸1eを介して互いに
回動可能な構造とした場合には、該2端子1a,1bの
基端側に弾性体1eを配設し、該弾性体(本発明を構成
する付勢部材)1eの弾性作用により2端子1a,1b
が接近する方向に付勢しておき、これら2端子1a,1
bにより電線等の被検電路Cを挾持(クランプ)できる
構造とする。このように、2端子1a,1bにより被検
電路Cを挾持できる構造とすることにより、より確実に
被検電路Cに接続させることができる。
【0039】
【発明の効果】 上述した実施の形態に係る感度自動切
換検電器の説明からも明らかなように、本発明によれ
ば、被検電路が裸線か又は被覆線かを自動的に判別する
とともに、この結果により自動的に動作感度を切り換え
る構造を有してなることから、極めて安全性の高い感度
自動切換検電器を提供することが可能となる。
【0040】 また、この感度自動切換検電器におい
て、検知子の構造を請求項2乃至請求項4記載の構造と
することにより、色々な方向から被検電路に接続させる
ことができるので、極めて使い勝手が良好となり、特
に、請求項5記載の構造とすることにより、さらに確実
に被検電路に接続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る感度自動切換検電器の構成を
示す平面図である。
【図2】感度自動切換検電器の構成を示す側面図であ
る。
【図3】 検知子の構成を示す平面図,側面図及び正面
図である。
【図4】 感度自動切換検電器の電池収容部分の構成を
示す断面図である。
【図5】 感度自動切換検電器の内部回路の構成を示す
ブロック図である。
【図6】 感度自動切換検電器による裸線の検電時の等
価回路である。
【図7】 感度自動切換検電器による被覆線検電時の等
価回路である。
【図8】 検知子の2端子をそれぞれ2分割した構成を
示す平面図,側面図及び正面図である。
【図9】 検知子の構造の他の例を示す平面図,側面図
及び正面図である。
【図10】 検知子の構造のさらに他の例を示す平面
図,側面図及び正面図である。
【図11】 検知の構造のさらに他の例を示す平面図,
側面図及び正面図である。
【符号の説明】
1 検知子 1a,1b 端子 1c 絶縁部材 1e 弾性体 5 導通検出回路部 6 検電検出回路 7 感度切換回路 C 被検電路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−242154(JP,A) 特開 昭55−54449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 15/00 - 17/22 G01R 19/00 - 19/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検電路に接続される互いに絶縁された
    2端子からなる検知子と、 上記検知子に接続され、該検知子の2端子間の導通状態
    を検出する導通検出回路部と、 上記検知子を介して上記被検電路の課電の有無を検出す
    る検電検出回路と、 上記導通検出回路部による検出結果に基づき、上記2端
    子間が導通したと判断されるときには、上記検電検出回
    路の動作感度を低感度に切り換える感度切換回路と、 を備えてなることを特徴とする感度自動切換検電器。
  2. 【請求項2】 前記検知子は、2端子の間に配設されこ
    れら2端子間の絶縁状態を維持する絶縁部材を有し、 上記2端子は、先端側がそれぞれ2本の切片部に分割さ
    れ、該切片部を上記絶縁部材の4方向に位置させてお
    り、一方の端子の一方の切片部には、他方の端子の各切
    片部が両側に隣接してなることを特徴とする請求項1記
    載の感度自動切換検電器。
  3. 【請求項3】 前記検知子は、2端子の間に配設されこ
    れら2端子間の絶縁状態を維持する絶縁部材を有し、 上記2端子は、先端側がそれぞれ複数の切片部に分割さ
    れ、該切片部を上記絶縁部材の周囲に位置させており、
    一方の端子の各一の切片部には、他方の端子の何れか二
    の切片部が隣接してなることを特徴とする請求項1記載
    の感度自動切換検電器。
  4. 【請求項4】 前記検知子は、2端子の間に配設されこ
    れら2端子間の絶縁状態を維持する絶縁部材を有し、 上記2端子は、それぞれが上記絶縁部材の周面に螺旋状
    に巻回されており、二重螺旋構造を構成していることを
    特徴とする請求項1記載の感度自動切換検電器。
  5. 【請求項5】 前記検知子を構成する2端子は、それぞ
    れが略直線状に成形され、検知子は、上記2端子間を絶
    縁状態としたまま該2端子の基端側同士を互いに回動可
    能として連結させる支軸と、これら2端子の先端側同士
    を接近させる方向に該2端子を支軸回り方向に回動付勢
    する付勢部材とを有してなることを特徴とする請求項1
    記載の感度自動切換検電器。
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