JP2535841Y2 - 検電器 - Google Patents

検電器

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JP2535841Y2
JP2535841Y2 JP1988031761U JP3176188U JP2535841Y2 JP 2535841 Y2 JP2535841 Y2 JP 2535841Y2 JP 1988031761 U JP1988031761 U JP 1988031761U JP 3176188 U JP3176188 U JP 3176188U JP 2535841 Y2 JP2535841 Y2 JP 2535841Y2
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弘 山田
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長谷川電機工業 株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は検電器に関し、詳しくは交流電路の充電の有
無を検出する高・低圧共用の検電器に関する。
従来の技術 例えば、第5図に示すように二つの充電部(1)
(1)間に配設された交流の被検知電路(2)の充電の
有無を検出するに際しては、検電器(3)を使用するの
が一般的である。この検電器(3)は、上記被検知電路
(2)と電気的に結合されるシンチュウ等の金属製の検
知先端部(4)と、この検知先端部(4)の入力電圧を
検知するための検出回路(5)を収容した本体部(6)
と、この本体部(6)の基端に装着された絶縁性の把持
部(7)とから構成されている。
上記検電器(3)による検電操作は、検電器(3)の
検知先端部(4)を被検知電路(2)に接触させて電気
的に結合させることにより行われる。この被検知電路
(2)の検電時、検電器(3)を握った検査員(8)に
よって検電器(3)とアース間に静電浮遊容量C1、C2
形成される。この静電浮遊容量C1は、検電器(3)の本
体部(6)とアース間に形成され、一方、静電浮遊容量
C2は、検査員(8)によって検電器(3)の本体部
(6)と把持部(7)間に形成される。この静電浮遊容
量C1、C2によってアースに流れる微小電流を本体部
(6)の検出回路(5)で検出することにより検電作業
が行われる。
考案が解決しようとする課題 ところで、従来の検電器(3)では、前述したように
被検知電路(2)に接触させて電気的に結合される検知
先端部(4)にシンチュウ等の金属製のものが使用され
ている。そのため、第5図に示すように電位差がない二
つの充電部(1)(1)間での被検知電路(2)の充電
の有無を検出する際、二つの充電部(1)(1)と同電
位にある図示の被検知電路(2)に、図示しないが、そ
の被検知電路(2)と電位差がある他の充電部又は電路
が近接している場合、検電器(3)の検知先端部(4)
を上記被検知電路(2)に接触させた時、それと同時に
被検知電路(2)と電位差がある他の充電部又は電路に
も検知先端部(4)が接触することがあり、その場合、
この検知先端部(4)により、図示の被検知電路(2)
と図示しない他の充電部又は電路との間が短絡して停電
事故が発生する虞があった。
また、上記被検知電路(2)に接触させた検知先端部
(4)が、その被検知電路(2)と電位差がある図示し
ない他の充電部又は電路とも接触することにより発生し
た短絡事故が原因となって火花が発生し、検知先端部
(4)の表面に傷が付いたり或いは煤が付着して外観上
好ましいことではなかった。更に、上述した短絡発生を
可及的に抑制するために、検知先端部(4)の長さ寸法
を短くせざるを得なかった。そのため、被検知電路
(2)が奥まった所や高所等にある場合、検電器(3)
の検知先端部(4)を被検知電路(2)に接触させるの
が困難であり、検電作業がしづらいという問題があっ
た。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み提案されたもの
で、その目的とするところは、被検知電路が低圧又は高
圧のいずれであっても充電可能とし、その検電時での被
検知電路の短絡発生を未然に防止し得る検電器を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 本考案における上記目的を達成するための技術的手段
は、被検知電路と電気的に結合される検知先端部を有
し、この検知先端部からの入力電圧に基づいて被検知電
路が充電されているか否か、及び、低圧又は高圧のいず
れで充電されているかを低圧及び高圧検出回路により検
出し、上記検知先端部を、抵抗値が数十KΩ〜1MΩを有
し、被検知電路の短絡を防止する抵抗体物質で構成した
検電器である。
作用 本考案によれば、検知先端部を抵抗体物質で構成した
から、上記検知先端部が被検知電路の短絡発生を防止す
るのに十分な抵抗値を有する。また、短絡事故が発生し
ないので、被検知電路への検知先端部の接触時に火花が
発生することもない。更に、上述した短絡発生が抑止さ
れるので検知先端部の長さ寸法が規制されることなく、
長尺な検知先端部が実現できる。
実施例 本考案に係る検電器の一実施例を第1図乃至第4図を
参照しながら説明する。尚、第1図及び第2図は検電器
の外観及び内部構造を、第3図は検電器の電気回路を、
第4図は検電器の使用状態を示す。
本考案の検電器(10)は、第1図及び第2図に示すよ
うに筒状の本体部(11)と、この本体部(11)の前部に
固着され、外周に絶縁襞を有する絶縁保持部(12)と、
この絶縁保持部(12)の先端に嵌挿された検知先端部
(13)と、上記本体部(11)の後部に固着され、尾部に
蓋(14)を被着した筒状の把持部(15)とで構成され
る。
本考案の特徴は上記検知先端部(13)にある。即ち、
検知先端部(13)は、被検知電路(2)の短絡を防止す
る抵抗体物質、例えば導電性ゴムや、導電性プラスチッ
クなどの導電性樹脂等で構成する。この検知先端部(1
3)での抵抗値は、被検知電路(2)の検電に支障がな
い程度に設定される。例えば、検知先端部(13)の抵抗
値を最大許容値で数十KΩから1MΩまでの範囲に設定す
る。これは、上記検知先端部(13)と把持部(15)間で
の抵抗が数百MΩと大きいのに比して非常に小さい値と
なっているため、検電時での問題はない。
前記絶縁保持部(12)には、その内部に合成樹脂等の
絶縁材料(16)で電流制限抵抗(17)が埋入され、その
一端が検知先端部(13)に接続される。また、本体部
(11)には後述する検出回路(18)を組込んだ配線基板
(19)を収納し、この配線基板(19)の検出回路(18)
と前記電流制限抵抗(17)とを電気的に接続する。尚、
この本体部(11)には、上記検出回路(18)と電気的に
接続された報知用ブザー(20)、ランプ(21)及びテス
トスイッチ(22)が設けられる。更に把持部(15)には
電源電池(23)が収容されて配線基板(19)の検出回路
(18)と電気的に接続される。
次に本体部(11)に収納された検出回路(18)は、第
3図に示すように検知先端部(13)に、例えば30V以上
の電圧が入力された時に出力する低圧検出回路(24)及
び、上記検知先端部(13)に、例えば400V以上の電圧が
入力された時に出力する高圧検出回路(25)からなる電
圧レベル検出回路(26)と、上記低圧検出回路(24)の
出力信号により断続信号を出力する断続信号発生回路
(27)と、この断続信号発生回路(27)又は高圧検出回
路(25)の出力信号により発振する音響周波発振回路
(28)とで構成される。
上記検電器(10)による検電操作は、第4図に示すよ
うに検電器(10)の検知先端部(13)を被検知電路
(2)に接触させて電気的に結合させることにより行わ
れる。この被検知電路(2)の検電時、検電器(10)の
本体部(11)とアース間に静電浮遊容量C1が、検査員
(8)によって上記本体部(11)と把持部(15)間に静
電浮遊容量C2が形成される。この時、二つの充電部
(1)(1)と同電位にある図示の被検知電路(2)
に、図示しないが、その被検知電路(2)と電位差があ
る他の充電部又は電路が近接している場合、上記被検知
電路(2)と接触する検知先端部(13)が他の充電部又
は電路にも接触したとしても、検知先端部(13)が、前
述したように導電性ゴム等の抵抗体物質で構成されるか
ら、検知先端部(13)で図示の被検知電路(2)と図示
しない他の充電部又は電路との間が短絡することはな
い。また、そのような短絡事故が発生しないので、検知
先端部(13)の被検知電路(2)への接触時、火花が発
生することもない。更に上述した被検知電路(2)の短
絡発生を抑止できるので、検知先端部(13)を長尺なも
のに変更することも可能である。
上記検電器(10)による検電動作は、以下の通りであ
る。まず、被検知電路(2)が無充電の場合には、検出
回路(18)の低圧及び高圧検出回路(24)(25)のいず
れも出力せず、報知動作はなされない。一方、上記被検
知電路(2)が低圧で充電されている場合には、上記低
圧検出回路(24)のみが出力し、これにより断続信号発
生回路(27)から出力される断続信号でブザー(20)及
びランプ(21)を断続した音響及び発光で報知動作させ
る。また、被検知電路(2)が高圧で充電されている場
合には、低圧及び高圧検出回路(24)(25)が共に出力
し、これによりブザー(20)及びランプ(21)を連続し
た音響及び発光で報知動作させる。尚、上記検電器(1
0)の使用に先立っては、テストスイッチ(22)のONに
より電源電池(23)でり検出回路(28)が正常動作する
か否かの検電性能を点検することができる。
尚、上記検電器(10)の検知先端部(13)を構成する
抵抗体物質には、導電性ゴムが変形自在であり、上記検
知先端部(13)を長尺にした場合に折曲し難いので好適
である。
考案の効果 本考案によれば、低圧検出回路及び高圧検出回路を有
するので、被検知電路が低圧又は高圧のいずれであって
も充電可能となり、低圧検電用又は高圧検電用として兼
用できて汎用性が向上し、また、検知先端部を抵抗値が
数十KΩ〜1MΩの抵抗体物質で構成したから、検電時、
被検知電路に接触する検知先端部で被検知電路を短絡さ
せることが抑止できて停電事故の発生を未然に防止する
ことが確実となって安全性が大幅に向上する。また短絡
事故が発生しないため、検知先端部の被検知電路への接
触時、火花が発生することもないので上記検知先端部の
外観上の劣化もない。更に、上記短絡発生を抑止できる
ので、長尺な検知先端部が実現できて被検知電路が奥ま
った所や高所等にある場合、検電作業が容易となって作
業性も向上し、実用的価値大なる検電器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る検電器の一実施例を説
明するためのもので、第1図は検電器の外観を示す平面
図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は
第1図の検電器の概略回路構成図、第4図は第1図の検
電器の使用状態を示す説明図である。 第5図は従来の検電器及びその使用状態を示す説明図で
ある。 (2)……被検知電路、(10)……検電器、(13)……
検知先端部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検知電路と電気的に結合される検知先端
    部を有し、この検知先端部からの入力電圧に基づいて被
    検知電路が充電されているか否か、及び、低圧又は高圧
    のいずれで充電されているかを低圧及び高圧検出回路に
    より検出し、上記検知先端部を、抵抗値が数十KΩ〜1M
    Ωを有し、被検知電路の短絡を防止する抵抗体物質で構
    成したことを特徴とする検電器。
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