JP3408856B2 - 車両用サンバイザの掛止装置 - Google Patents

車両用サンバイザの掛止装置

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JP3408856B2
JP3408856B2 JP02421594A JP2421594A JP3408856B2 JP 3408856 B2 JP3408856 B2 JP 3408856B2 JP 02421594 A JP02421594 A JP 02421594A JP 2421594 A JP2421594 A JP 2421594A JP 3408856 B2 JP3408856 B2 JP 3408856B2
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紀道 三輪
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株式会社ネオックスラボ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用サンバイザの掛
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用サンバイザにおけるサンバ
イザ本体は、車体に取付部材を介して支持された支軸の
横軸部に回動可能に嵌挿され、車室天井面に沿う格納位
置とフロントガラスに沿うフロント遮光位置とに配置切
換される。さらに、支軸の縦軸部を中心として後方へ回
動されることで、サイドガラスに沿うサイド遮光位置に
配置されるようになっているのが一般的であった。前記
車両用サンバイザにおいて、フロント遮光位置に配置さ
れたサンバイザ本体の下傾やガタ付きを防止したり、あ
るいは、サンバイザ本体がサイドガラスに向けて不測に
回動されることがないように、サンバイザ本体は掛止装
置によって掛止保持されるようになっている。
【0003】前記掛止装置は、掛止具とサポ−ト軸とを
主体として構成される。掛止具は、車室天井面の前端部
中央寄りに取付けられ、同掛止具には前記サポ−ト軸が
挿脱並びに回動可能に嵌込まれるフックが形成されてい
る。従来、前記掛止具に対するサポ−ト軸112は、図
5に示すようにサンバイザ本体に露出状に設けられた芯
棒113と、該芯棒113の外周面を被覆するようにし
て組付けられた筒軸114とを備えている。前記筒軸1
14は、断面半円筒状に二分割された熱可塑性合成樹脂
よりなる筒軸半体115,116が芯棒113の外周面
に被せられた後、これら両筒軸半体115,116の合
せ面が超音波によって溶着されたり、あるいは接着剤に
よって接着されることで、一体に結合されて構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のものにおいて、筒軸半体115,116の合せ面が
超音波によって溶着される場合、その合せ面の溶融樹脂
の一部が外側にはみ出し、これによってバリ125が発
生するばかりでなく、溶融樹脂の過不足によって外径寸
法にバラツキが生じる。このため、筒軸半体115,1
16の合せ面が超音波溶着されて結合された筒軸114
にあっては、そのバリ取り作業に多くの手間を必要と
し、かつ外径寸法の精度管理が困難となり、コスト高と
なる。また、筒軸半体115,116の合せ面が接着剤
によって接着される場合、その接着剤の一部が合せ面か
ら外側にはみ出すことがあり、そのはみ出した接着剤の
除去作業に多くの手間を必要とし、コスト高となる。
【0005】この発明の目的は、前記した従来の問題点
に鑑み、超音波溶着によるバリや外径寸法のバラツキ、
あるいは接着によるはみ出しを解消するとともに、サン
バイザ本体の芯棒に対する筒軸の組付性の向上を図ると
ころにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、サンバイザ本体に露出状に設け
られた芯棒と、該芯棒の外周面を被うようにして組付け
られた筒軸とを備えたサポ−ト軸が、掛止具のフックに
嵌込まれることで前記サンバイザ本体を掛止保持するた
めの車両用サンバイザの掛止装置であって、前記筒軸
は、前記掛止具のフックに対応する外径を有しかつ開き
断面の筒状に形成されて前記芯棒に嵌込まれる筒軸本体
と、該筒軸本体の開口部に弾性的に係合して嵌込まれ前
記開口部を閉じるキャップ体と、を備え、前記キャップ
体は、前記筒軸本体の外周面と略同一面をなす円弧部
と、該円弧部の両端から内側に向けて突出されかつ前記
筒軸本体の開口部に弾性的に閉じ動作されながら嵌込ま
れる一対の弾性脚片と、を一体に備え、前記筒軸本体の
両側面と前記一対の弾性脚片の外側面には相互に係合し
て前記キャップ体の抜け止めをなす係止溝と係合突部と
がそれぞれ形成されている。請求項2の発明は、筒軸本
体の開口部の両側面とキャップ体の両弾性脚片の外側面
には相互に係合してキャップ体の板止めをなす係止溝と
係合突片とが軸方向に断続的にそれぞれ形成されてい
る。
【0007】
【作用】前記したように構成される請求項1の車両用サ
ンバイザの掛止装置では、サンバイザ本体に露出状に設
けられた芯棒に筒軸を組付ける場合、まず、芯棒の外周
面に対し、筒軸本体がその開口部から嵌込まれ、次に、
筒軸本体の開口部にキャップ体が弾性的に係合して嵌込
まれることで、芯棒に対する筒軸の組付けがなされる。
また、筒軸本体の開口部にキャップ体が嵌込まれるとき
に、該キャップ体の一対の弾性脚片が弾性的に閉じ動作
されながら容易に嵌込まれる。さらに、筒軸本体の開口
部に弾性脚片を閉じ動作させながらキャップ体が嵌込ま
れたときに、係止溝と係合突片とが係合するとともに、
弾性脚片の閉じ動作に基づく弾発力によって係止溝と係
合突片との係合状態が強固に保たれ、筒軸本体に対しキ
ャップ体が確実に抜止めされる。請求項2の車両用サン
バイザの掛止装置では、筒軸本体の開口部に弾性脚片を
閉じ動作させながらキャップ体が嵌込まれたときに、係
止溝と係合突片とが係合するとともに、弾性脚片の閉じ
動作に基づく弾発力によって係止溝と係合突片との係合
状態が強固に保たれ、筒軸本体に対しキャップ体が確実
に抜止めされる。さらに、係止溝と係合突片とが軸方向
に断続的に形成されるため、筒軸本体に対するキャップ
体の軸方向の位置ずれが防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図4にし
たがって説明する。図3において、車室天井面の前端部
中央寄りに取付部材1によって装着される略L字状の支
軸2の横軸部3に対し、サンバイザ本体11が回動可能
に嵌装される。そして、サンバイザ本体11は横軸部3
の軸回りに回動されることで、車室天井面に沿う格納位
置とフロントガラスに沿うフロント遮光位置とに配置切
換される。さらに、サンバイザ本体11は支軸2の縦軸
部4を中心として後方へ回動されることで、サイドガラ
スに沿うサイド遮光位置に配置されるようになってい
る。
【0009】前記サンバイザ本体11をフロントガラス
側に掛止め保持するための掛止装置21は、掛止具22
と、サポ−ト軸12とを主体として構成され、サポ−ト
軸12は、支軸2の横軸部3と同一中心線上に配置され
る。図3と図4に示すように、前記掛止具22は、車室
天井面の前端部中央寄りに取付けられ、同掛止具22に
は前記サポ−ト軸12が挿脱並びに回動可能に嵌込まれ
るフック23が弾性的に拡開可能に形成されている。
【0010】サポ−ト軸12は芯棒13と筒軸14によ
って構成される。芯棒13はサンバイザ本体11の周縁
部に沿って内設された金属製の骨枠19の一部によって
構成されるもので、サンバイザ本体11の上部におい
て、支軸2の横軸部3が嵌挿される側と反対側寄りに設
けられた切込み部20によって骨枠19の一部が露出さ
れ、その骨枠19の露出部分を芯棒13としている。な
お、芯棒13は、支軸2の横軸部3と同一中心線上に位
置している。
【0011】図1と図2に示すように、筒軸14は、筒
軸本体15とキャップ体16を備えている。筒軸本体1
5は、合成樹脂よりなり、前記芯棒13に対応する内径
を有するとともに、前記掛止具22のフック23に対応
する外径を有して断面略C字状をなす開き断面の筒状に
形成されている。そして、筒軸本体15は、その開口部
15aにおいて、芯棒13の外周に押圧されることで、
同筒軸本体15が弾性拡開され、これによって芯棒13
に嵌込まれるようになっている。
【0012】筒軸本体15の開口部15aに弾性的に係
合して嵌込まれるキャップ体16は、合成樹脂よりな
り、前記筒軸本体15の外周面と略同一面をなす円弧部
16aと、該円弧部16aの両端から内側に向けて突出
されかつ筒軸本体15の開口部15aに弾性的に閉じ動
作されながら嵌込まれる一対の弾性脚片16bとを一体
に備えている。さらに、筒軸本体15の開口部15aの
両側面と、キャップ体16の両弾性脚片16bの外側面
には、相互に係合してキャップ体16の抜止めをなす係
止溝17と係合突部18とが軸方向に断続的にそれぞれ
形成されている。
【0013】この実施例は上述したように形成される。
したがって、サンバイザ本体11に露出状に設けられた
芯棒13の外周面に筒軸14を組付ける場合、まず、筒
軸本体15の開口部15aが芯棒13の外周面に押圧さ
れることで、筒軸本体15が弾性拡開される。引続いて
筒軸本体15が押込まれることで、筒軸本体15が芯棒
13に嵌込まれ、同筒軸本体15が元の状態に弾性復帰
される。
【0014】次に、筒軸本体15の開口部15aに対
し、キャップ体16の両弾性脚片16bが弾性的に閉じ
動作されながら嵌込まれる。そして、これら弾性脚片1
6bの先端が芯棒13の外周面に当接する位置まで嵌込
まれることで、係止溝17と係合突部18とが弾性脚片
16bの弾発力に基づいて弾性的に係合する。この状態
において、筒軸本体15に対しキャップ体16は係止溝
17と係合突部18との係合力によって抜止めされる。
さらに、前記係止溝17と係合突部18とが軸方向に断
続的に形成されるため、キャップ体16の軸方向の位置
ずれも防止される。
【0015】このようにして、芯棒13に対し筒軸14
を容易にかつ手早く確実に組付けることができる。した
がって、従来と異なり、超音波溶着によるバリの発生や
接着剤のはみ出しによる不具合を解消することができる
とともに、筒軸14の外径寸法がバラツクことなく所要
の精度に確保することができる。この結果、掛止具22
のフック23に対し、サポ−ト軸12がその筒軸14に
おいて精度よく嵌込まれる。このため支軸2の横軸部3
の軸回りにサンバイザ本体11を回動操作したときに、
掛止具22のフック23の内孔内においてサポ−ト軸1
2の筒軸14が円滑に回動され、前記サンバイザ本体1
1の回動操作に支障をきたすことがない。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、筒軸本体の開口部にキャップ体を弾性的に係合さ
せて嵌込むというきわめて簡単な操作によって、サンバ
イザ本体の芯棒に対し筒軸を組付けることができるた
め、従来と異なり、溶着によるバリや外径寸法のバラツ
キ、あるいは接着によるはみ出しを解消することがで
き、組付け性の向上を図ることができる。また、筒軸本
体の開口部に対するキャップ体の嵌込みをきわめて容易
に行うことができ、組付け性をより一層向上することが
できる。さらに、筒軸本体の開口部に嵌込まれたキャッ
プ体の弾性脚片の弾発力によって係止溝と係合突部とを
強固に係合させて保持することができ、キャップ体を確
実に抜止めすることができる。また、請求項2の発明に
よれば、筒軸本体の開口部に嵌込まれたキャップ体の弾
性脚片の弾発力によって係止溝と係合突部とを強固に係
合させて保持することができ、キャップ体を確実に抜止
めすることができるとともに、筒軸本体の軸方向にキャ
ップ体が位置ずれする不具合も積極的に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の筒軸本体とキャップ体と
を分離して示す斜視図である。
【図2】同じく筒軸本体にキャップ体を嵌込んだ状態を
示す断面図である。
【図3】同じく車両用サンバイザ全体を示す正面図であ
る。
【図4】同じく図3のIV−IV線断面図である。
【図5】従来のサポ−ト軸を示す断面図である。
【符号の説明】
11 サンバイザ本体 12 サポ−ト軸 13 芯棒 14 筒軸 15 筒軸本体 15a 開口部 16 キャップ体 16a 円弧部 16b 弾性脚片 17 係止溝 18 係合突部 22 掛止具 23 フック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザ本体に露出状に設けられた芯
    棒と、該芯棒の外周面を被うようにして組付けられた筒
    軸とを備えたサポ−ト軸が、掛止具のフックに嵌込まれ
    ることで前記サンバイザ本体を掛止保持するための車両
    用サンバイザの掛止装置であって、 前記筒軸は、前記掛止具のフックに対応する外径を有し
    かつ開き断面の筒状に形成されて前記芯棒に嵌込まれる
    筒軸本体と、該筒軸本体の開口部に弾性的に係合して嵌
    込まれ前記開口部を閉じるキャップ体と、を備え、 前記キャップ体は、前記筒軸本体の外周面と略同一面を
    なす円弧部と、該円弧部の両端から内側に向けて突出さ
    れかつ前記筒軸本体の開口部に弾性的に閉じ動作されな
    がら嵌込まれる一対の弾性脚片と、を一体に備え、 前記筒軸本体の両側面と前記一対の弾性脚片の外側面に
    は相互に係合して前記キャップ体の抜け止めをなす係止
    溝と係合突部とがそれぞれ形成されている ことを特徴と
    する車両用サンバイザの掛止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の車両用サンバイザの掛止装置
    において、筒軸本体の開口部の両側面とキャップ体の両
    弾性脚片の外側面には相互に係合してキャップ体の抜止
    めをなす係止溝と係合突部とが軸方向に断続的にそれぞ
    れ形成されていることを特徴とする車両用サンバイザの
    掛止装置。
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