JP3408489B2 - 液晶表示パネル - Google Patents
液晶表示パネルInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示パネルに関
し、特にパネル周辺のシール部の構造に関する。
し、特にパネル周辺のシール部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のカラー液晶表示素子としては、カ
ラーフィルタと共通電極とを備えたカラーフィルタ基板
と、画素電極とＴＦＴ等のスイッチング素子とをマトリ
クスアレイ状に配置したアレイ基板とを液晶を挟んで対
向配置して、周辺をシール剤で封止する構造を有する。
特に、周辺シール部の外側で、カラーフィルタ基板の共
通電極をアレイ基板側に引き出してアレイ基板側の導体
層に導通する導通部を有する構造の液晶表示装置につい
て、図３〜５を参照して説明する。図３はそのような液
晶表示装置の周辺部の平面透視図を示すもので、図３に
おけるＡ−Ａ断面図を図４に、図３におけるＢ−Ｂ断面
図を図５にそれぞれ示す。
ラーフィルタと共通電極とを備えたカラーフィルタ基板
と、画素電極とＴＦＴ等のスイッチング素子とをマトリ
クスアレイ状に配置したアレイ基板とを液晶を挟んで対
向配置して、周辺をシール剤で封止する構造を有する。
特に、周辺シール部の外側で、カラーフィルタ基板の共
通電極をアレイ基板側に引き出してアレイ基板側の導体
層に導通する導通部を有する構造の液晶表示装置につい
て、図３〜５を参照して説明する。図３はそのような液
晶表示装置の周辺部の平面透視図を示すもので、図３に
おけるＡ−Ａ断面図を図４に、図３におけるＢ−Ｂ断面
図を図５にそれぞれ示す。
【０００３】カラーフィルタ基板１側には、遮光層１
１，着色層１２，オーバーコート層１３，透明共通電極
としてＩＴＯ層１４，配向層１５が順に形成されてい
る。図４に示すとおり、カラーフィルタ基板１とアレイ
基板２との間に液晶３を保持するように両基板間にエポ
キシ樹脂等のシール剤４が形成されている。そして、カ
ラーフィルタ基板１上の共通電極１４をアレイ基板２側
の導体層２２に導通するための導通部２１が銀ペースト
などで形成されている。
１，着色層１２，オーバーコート層１３，透明共通電極
としてＩＴＯ層１４，配向層１５が順に形成されてい
る。図４に示すとおり、カラーフィルタ基板１とアレイ
基板２との間に液晶３を保持するように両基板間にエポ
キシ樹脂等のシール剤４が形成されている。そして、カ
ラーフィルタ基板１上の共通電極１４をアレイ基板２側
の導体層２２に導通するための導通部２１が銀ペースト
などで形成されている。
【０００４】この導通部２１は、図３および図４に示す
ように基板の角部に位置し、ＩＴＯ層１４はシール剤４
の外側まで半島状にパターニングされて、半島状ＩＴＯ
層１４１を形成して、電気的接続をとるような構造であ
った。なお、図面では、アレイ基板２側上に形成される
画素電極、ＴＦＴ、配向膜等の周知の構成については、
周知の構成なので図示を省略している。
ように基板の角部に位置し、ＩＴＯ層１４はシール剤４
の外側まで半島状にパターニングされて、半島状ＩＴＯ
層１４１を形成して、電気的接続をとるような構造であ
った。なお、図面では、アレイ基板２側上に形成される
画素電極、ＴＦＴ、配向膜等の周知の構成については、
周知の構成なので図示を省略している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
造では、液晶表示パネルの角部ではシール剤４が半島状
ＩＴＯ層１４１上に形成されるが、その他の部分では、
図５に示すようにオーバーコート層１３上に形成されて
いる。このように、カラーフィルタ基板側において、シ
ール剤４が接触する膜の違いが生じる。これにより、シ
ール剤４とオーバーコート層１３、及びシール剤４と半
島状ＩＴＯ層１４１との各密着力の違いにより液晶表示
パネルに強い力や衝撃が加わった場合、シール剤がはが
れ、それにより液晶が外へ漏れ出し正常な表示が得られ
なくなるという問題があった。
造では、液晶表示パネルの角部ではシール剤４が半島状
ＩＴＯ層１４１上に形成されるが、その他の部分では、
図５に示すようにオーバーコート層１３上に形成されて
いる。このように、カラーフィルタ基板側において、シ
ール剤４が接触する膜の違いが生じる。これにより、シ
ール剤４とオーバーコート層１３、及びシール剤４と半
島状ＩＴＯ層１４１との各密着力の違いにより液晶表示
パネルに強い力や衝撃が加わった場合、シール剤がはが
れ、それにより液晶が外へ漏れ出し正常な表示が得られ
なくなるという問題があった。
【０００６】また、カラーフィルタ基板１のＩＴＯ層１
４および半島状ＩＴＯ層１４１は０．１〜０．２μｍ程
度の膜厚を有するが、図４と図５の断面構造を比較した
場合、Ａ−Ａ断面の部分のみＩＴＯ層１４１の膜厚分の
みカラーフィルタ側の断面が高くなる構造となる。この
断面構造の違いにより、シール剤付近、すなわち液晶表
示パネルの外周部において、アレイ基板とカラーフィル
タ基板間のギャップが不均一となり、表示品質が低下す
るという問題があった。
４および半島状ＩＴＯ層１４１は０．１〜０．２μｍ程
度の膜厚を有するが、図４と図５の断面構造を比較した
場合、Ａ−Ａ断面の部分のみＩＴＯ層１４１の膜厚分の
みカラーフィルタ側の断面が高くなる構造となる。この
断面構造の違いにより、シール剤付近、すなわち液晶表
示パネルの外周部において、アレイ基板とカラーフィル
タ基板間のギャップが不均一となり、表示品質が低下す
るという問題があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記従来例
のカラーフィルタ基板側の半島状の共通電極のシール剤
直下を除去して、オーバーコート層にシール剤が直接接
触するようにしたものであり、表示領域の共通電極と島
状に残った導通部の共通電極との導通をとるために、そ
の間に配置されているオーバーコート層に一対のコンタ
クトホールを設け、オーバーコート層下に予め形成され
ている金属性の遮光層と両共通電極を電気的に接続する
ようにしたものである。
のカラーフィルタ基板側の半島状の共通電極のシール剤
直下を除去して、オーバーコート層にシール剤が直接接
触するようにしたものであり、表示領域の共通電極と島
状に残った導通部の共通電極との導通をとるために、そ
の間に配置されているオーバーコート層に一対のコンタ
クトホールを設け、オーバーコート層下に予め形成され
ている金属性の遮光層と両共通電極を電気的に接続する
ようにしたものである。
【０００８】また、本発明によれば、液晶を介して対向
配置された一対の基板間を導通する導通部を液晶表示パ
ネルの周辺部の液晶封止部の外側に備えた液晶表示パネ
ルにおいて、前記封止部を構成するシール剤と前記両基
板との接触状態が前記パネル周辺全体にわたり均一とな
るように構成されていることを特徴とする液晶表示パネ
ルが得られる。
配置された一対の基板間を導通する導通部を液晶表示パ
ネルの周辺部の液晶封止部の外側に備えた液晶表示パネ
ルにおいて、前記封止部を構成するシール剤と前記両基
板との接触状態が前記パネル周辺全体にわたり均一とな
るように構成されていることを特徴とする液晶表示パネ
ルが得られる。
【０００９】前記一対の基板の一方の基板は外部からの
電圧が印加される導体層を基板周辺に有する基板であ
り、他方の基板は前記導体層に印加される電圧が前記導
通部を介して印加される共通電極を有する基板であるこ
とをも特徴とする。また、前記一方の基板は表示領域に
画素電極アレイを有するアレイ基板であり、前記他方の
基板は遮光層とカラーフィルタ層とを備え、かつ前記遮
光層およびカラーフィルタ層を覆うオーバーコート層
と、前記オーバーコート層上に形成された透明共通電極
層とを有するカラーフィルタ基板であることをも特徴と
する。
電圧が印加される導体層を基板周辺に有する基板であ
り、他方の基板は前記導体層に印加される電圧が前記導
通部を介して印加される共通電極を有する基板であるこ
とをも特徴とする。また、前記一方の基板は表示領域に
画素電極アレイを有するアレイ基板であり、前記他方の
基板は遮光層とカラーフィルタ層とを備え、かつ前記遮
光層およびカラーフィルタ層を覆うオーバーコート層
と、前記オーバーコート層上に形成された透明共通電極
層とを有するカラーフィルタ基板であることをも特徴と
する。
【００１０】さらに、前記カラーフィルタ基板側におい
て、前記封止部は前記オーバーコート層に直接接触する
ように構成され、前記表示領域に対応する前記透明共通
電極層と前記導通部との導通が、前記封止部の両側の前
記オーバーコート層に形成された一対のコンタクトホー
ルと前記封止部下の前記オーバーコート層下に位置する
金属製の前記遮光層を介してなされることを特徴とす
る。また、前記一対のコンタクトホールの内、前記導通
部に近い側のコンタクトホールの上に形成されて前記導
通部に接続される導通層は前記透明共通電極を島状にパ
ターニングしたものであることを特徴とする。
て、前記封止部は前記オーバーコート層に直接接触する
ように構成され、前記表示領域に対応する前記透明共通
電極層と前記導通部との導通が、前記封止部の両側の前
記オーバーコート層に形成された一対のコンタクトホー
ルと前記封止部下の前記オーバーコート層下に位置する
金属製の前記遮光層を介してなされることを特徴とす
る。また、前記一対のコンタクトホールの内、前記導通
部に近い側のコンタクトホールの上に形成されて前記導
通部に接続される導通層は前記透明共通電極を島状にパ
ターニングしたものであることを特徴とする。
【００１１】さらにまた、本発明によれば、複数の画素
電極を有するアレイ基板と共通電極を有するカラーフィ
ルタ基板とを貼り合わせ、液晶を保持するシール剤を備
えた液晶表示パネルにおいて、前記シール剤が接触する
領域における前記カラーフィルタ基板側の膜構成を前記
パネル全周に渡り、常に一定とするような膜構成を有す
ることを特徴とする液晶表示パネルが得られる。前記シ
ール剤と前記基板との接触部の断面構造が前記パネル全
周で常に一定であることをも特徴とする。
電極を有するアレイ基板と共通電極を有するカラーフィ
ルタ基板とを貼り合わせ、液晶を保持するシール剤を備
えた液晶表示パネルにおいて、前記シール剤が接触する
領域における前記カラーフィルタ基板側の膜構成を前記
パネル全周に渡り、常に一定とするような膜構成を有す
ることを特徴とする液晶表示パネルが得られる。前記シ
ール剤と前記基板との接触部の断面構造が前記パネル全
周で常に一定であることをも特徴とする。
【００１２】また、前記シール剤と接する前記カラーフ
ィルタ基板は、前記シール剤に直接接するオーバーコー
ト層と、前記オーバーコート層に形成された一対のコン
タクトホールを介して導通された金属製の遮光層とを有
し、前記オーバーコート層の一方のコンタクトホールを
介して前記共通電極と前記遮光層とが導通され、前記オ
ーバーコート層の他方のコンタクトホールを介して前記
遮光層と導通する島状の電極層を有し、前記島状の電極
層と前記アレイ基板側の導体層とが導通部を介して電気
的に導通していることをも特徴とする。
ィルタ基板は、前記シール剤に直接接するオーバーコー
ト層と、前記オーバーコート層に形成された一対のコン
タクトホールを介して導通された金属製の遮光層とを有
し、前記オーバーコート層の一方のコンタクトホールを
介して前記共通電極と前記遮光層とが導通され、前記オ
ーバーコート層の他方のコンタクトホールを介して前記
遮光層と導通する島状の電極層を有し、前記島状の電極
層と前記アレイ基板側の導体層とが導通部を介して電気
的に導通していることをも特徴とする。
【００１３】このような本発明の構造とすることによ
り、液晶表示パネルにおけるアレイ基板とカラーフィル
タ基板との密着性が向上し、高い信頼性を得ることが出
来るとともに、アレイ基板とカラーフィルタ基板間のギ
ャップを均一にすることが容易になり、表示品質の良い
液晶表示パネルを実現することが出来る。
り、液晶表示パネルにおけるアレイ基板とカラーフィル
タ基板との密着性が向上し、高い信頼性を得ることが出
来るとともに、アレイ基板とカラーフィルタ基板間のギ
ャップを均一にすることが容易になり、表示品質の良い
液晶表示パネルを実現することが出来る。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図１に液晶表示パネ
ルのコーナー部の平面透視図を示し、図２に図１のＡ−
Ａ断面を示す。図１および図２に示すように、液晶表示
パネルの周辺部にはアレイ基板２とカラーフィルタ基板
１とを貼り合わせ、且つ、両基板間の液晶３を保持する
ことを目的とするエポキシ樹脂等のシール剤４が印刷法
等によりパターニングされる。図１に示すように、液晶
表示パネルの角部のシール剤４の外側には、アレイ基板
２の導体層２２から印加される共通電圧をカラーフィル
タ基板１側のＩＴＯ層１４に印加することを目的とする
銀ペースト等の金属ペーストが形成される。
て図面を参照して詳細に説明する。図１に液晶表示パネ
ルのコーナー部の平面透視図を示し、図２に図１のＡ−
Ａ断面を示す。図１および図２に示すように、液晶表示
パネルの周辺部にはアレイ基板２とカラーフィルタ基板
１とを貼り合わせ、且つ、両基板間の液晶３を保持する
ことを目的とするエポキシ樹脂等のシール剤４が印刷法
等によりパターニングされる。図１に示すように、液晶
表示パネルの角部のシール剤４の外側には、アレイ基板
２の導体層２２から印加される共通電圧をカラーフィル
タ基板１側のＩＴＯ層１４に印加することを目的とする
銀ペースト等の金属ペーストが形成される。
【００１５】図１のＡ−Ａ断面である図２に示すよう
に、カラーフィルタ基板１は、クロム（Ｃｒ）等の金属
で形成された遮光層１１、赤緑青のそれぞれに対応する
着色層１２，窒化シリコン等のオーバーコート層１３、
ＩＴＯ等の透明電極からなる共通電極層１４が順次形成
されて構成されている。遮光層１１としては、反射率の
高いＣｒ等の金属材料が使用される。オーバーコート層
１３は平坦化および着色層１２からの不純物が液晶層３
に入り込むのを防止することを目的に設けられる。
に、カラーフィルタ基板１は、クロム（Ｃｒ）等の金属
で形成された遮光層１１、赤緑青のそれぞれに対応する
着色層１２，窒化シリコン等のオーバーコート層１３、
ＩＴＯ等の透明電極からなる共通電極層１４が順次形成
されて構成されている。遮光層１１としては、反射率の
高いＣｒ等の金属材料が使用される。オーバーコート層
１３は平坦化および着色層１２からの不純物が液晶層３
に入り込むのを防止することを目的に設けられる。
【００１６】本発明では、図２に示すように、液晶表示
パネルの角部において、シール剤４によるシールパター
ンの表示部側および外側のオーバーコート層１３にコン
タクトホール１１４をフォトグラフィー法等により形成
し、表示領域３０上のＩＴＯ層１４と遮光層１１とを電
気的に接続するような構造としている。これにより、ア
レイ基板２の導体層２２に印加される共通電圧は、導体
層２２に接触する導通部２１，角部の島状ＩＴＯ層１４
２，金属材料である遮光層１１を介して表示領域上のＩ
ＴＯ層１４に印加される。図１のＢ−Ｂ断面は図５と同
じであり、図示のようにシール剤４はカラーフィルタ基
板１上でオーバーコート層１３上に形成されている。
パネルの角部において、シール剤４によるシールパター
ンの表示部側および外側のオーバーコート層１３にコン
タクトホール１１４をフォトグラフィー法等により形成
し、表示領域３０上のＩＴＯ層１４と遮光層１１とを電
気的に接続するような構造としている。これにより、ア
レイ基板２の導体層２２に印加される共通電圧は、導体
層２２に接触する導通部２１，角部の島状ＩＴＯ層１４
２，金属材料である遮光層１１を介して表示領域上のＩ
ＴＯ層１４に印加される。図１のＢ−Ｂ断面は図５と同
じであり、図示のようにシール剤４はカラーフィルタ基
板１上でオーバーコート層１３上に形成されている。
【００１７】このような構成とすることにより、シール
剤４はカラーフィルタ基板１の全周に渡りオーバーコー
ト層１３の上に形成されることとなる。これによりオー
バーコート層とシール剤との均一な密着性がパネル周囲
全体で確保される。また、シール部の断面構造を全周に
渡り一定とすることが可能となり、段差が発生しないた
め、均一な周辺のギャップを得ることができる。
剤４はカラーフィルタ基板１の全周に渡りオーバーコー
ト層１３の上に形成されることとなる。これによりオー
バーコート層とシール剤との均一な密着性がパネル周囲
全体で確保される。また、シール部の断面構造を全周に
渡り一定とすることが可能となり、段差が発生しないた
め、均一な周辺のギャップを得ることができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明により、アレイ基板とカラーフィ
ルタ基板との密着性が増し、液晶パネルへ衝撃等が加え
られたときにも、高い信頼性を得ることができる。ま
た、シール剤付近（表示外周部）において、シール部の
断面構造に変化が生じないため、アレイ基板とカラーフ
ィルタ基板間のギャップを均一とすることが容易とな
り、表示品質の良い液晶表示パネルを得ることができ
る。
ルタ基板との密着性が増し、液晶パネルへ衝撃等が加え
られたときにも、高い信頼性を得ることができる。ま
た、シール剤付近（表示外周部）において、シール部の
断面構造に変化が生じないため、アレイ基板とカラーフ
ィルタ基板間のギャップを均一とすることが容易とな
り、表示品質の良い液晶表示パネルを得ることができ
る。
【図１】本発明の実施の形態による液晶表示パネルの一
部を示す平面透視図。
部を示す平面透視図。
【図２】図１のＡ−Ａ断面を示す拡大断面図。
【図３】従来例による液晶表示パネルの一部を示す平面
透視図。
透視図。
【図４】図３のＡ−Ａ断面を示す拡大断面図。
【図５】図３のＢ−Ｂ断面を示す拡大断面図。
１ カラーフィルタ基板
２ アレイ基板
３ 液晶
４ シール剤
１１ 遮光層
１２ 着色層
１３ オーバーコート層
１４ ＩＴＯ層
１５ 配向層
２１ 導通部
２２ 導体層
３０ 表示領域
１１４ コンタクトホール
１４１ 半島状ＩＴＯ層
１４２ 島状ＩＴＯ層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G02F 1/1339
G02F 1/1345
G02F 1/1343
G02F 1/1333
G02F 1/1335
Claims (8)
- 【請求項１】 液晶を介して対向配置された一対の基板
間を導通する導通部を液晶表示パネルの周辺部の液晶封
止部の外側に備えた液晶表示パネルにおいて、前記封止
部を構成するシール剤と前記両基板との接触状態が前記
パネル周辺全体にわたり均一となるように前記一対の基
板の一方の基板には、前記封止部に囲まれた透明共通電
極が形成されているとともに、前記封止部の外側で前記
導通部に接続される島状の透明電極が形成されており、
前記封止部下では前記透明共通電極が除去され、金属材
料で前記島状の透明電極と前記透明共通電極とが電気的
に接続されていることを特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項２】 前記一対の基板の一方の基板は外部から
の電圧が印加される導体層を基板周辺に有する基板であ
り、他方の基板は前記導体層に印加される電圧が前記導
通部を介して印加される前記島状の透明電極および前記
透明共通電極を有する基板であることを特徴とする請求
項１に記載の液晶表示パネル。 - 【請求項３】 前記一方の基板は表示領域に画素電極ア
レイを有するアレイ基板であり、前記他方の基板は遮光
層とカラーフィルタ層とを備え、かつ前記遮光層および
カラーフィルタ層を覆うオーバーコート層と、前記オー
バーコート層上に形成された前記透明共通電極層とを有
するカラーフィルタ基板であることを特徴とする請求項
２に記載の液晶表示パネル。 - 【請求項４】 前記カラーフィルタ基板側において、前
記封止部は前記オーバーコート層に直接接触するように
構成され、前記表示領域に対応する前記透明共通電極層
と前記島状の透明電極との導通が、前記封止部の両側の
前記オーバーコート層に形成された一対のコンタクトホ
ールと前記封止部下の前記オーバーコート層下に位置す
る金属製の前記遮光層を介してなされることを特徴とす
る請求項３に記載の液晶表示パネル。 - 【請求項５】 液晶を介して対向配置された一対の基板
間を導通する導通部を液晶表示パネルの周辺部の液晶封
止部の外側に備えた液晶表示パネルにおいて、前記一対
の基板の一方の基板は外部からの電圧が印加される導体
層を基板周辺に有する基板であり、他方の基板は前記導
体層に印加される電圧が前記導通部を介して印加される
共通電極を有する基板であって、前記一方の基板は表示
領域に 画素電極アレイを有するアレイ基板であり、前記
他方の基板は遮光層とカラーフィルタ層とを備え、かつ
前記遮光層およびカラーフィルタ層を覆うオーバーコー
ト層と、前記オーバーコート層上に形成された透明共通
電極層とを有するカラーフィルタ基板であるとともに、
前記カラーフィルタ基板側において、前記封止部は前記
オーバーコート層に直接接触するように構成され、前記
表示領域に対応する前記透明共通電極層と前記導通部と
の導通が、前記封止部の両側の前記オーバーコート層に
形成された一対のコンタクトホールと前記封止部下の前
記オーバーコート層下に位置する金属製の前記遮光層を
介してなされ、かつ、前記一対のコンタクトホールの
内、前記導通部に近い側のコンタクトホールの上に形成
されて前記導通部に接続される導通層は前記透明共通電
極を島状にパターニングしたものであることを特徴とす
る液晶表示パネル。 - 【請求項６】 複数の画素電極を有するアレイ基板と、
透明共通電極を有するカラーフィルタ基板とを液晶を介
して対向配置し、両基板間を導通する導通部を液晶表示
パネルの周辺部の液晶封止部の外側に備えた液晶表示パ
ネルであって、前記封止部を構成するシール剤と前記カ
ラーフィルタ基板との接触部の断面構造が前記パネル全
周で常に一定であるように、前記カラーフィルタ基板に
は、前記導通部に接続される島状の透明電極が前記シー
ル剤の外側に位置するように形成されるとともに、前記
シール剤の内側に位置する前記透明共通電極と前記島状
の透明電極とは前記封止部下に設けられた金属材料で電
気的に接続されていることを特徴とする液晶表示パネ
ル。 - 【請求項７】 前記島状の透明電極は前記液晶表示パネ
ルの角部に位置することを特徴とする請求項１乃至６の
いずれか一項に記載の液晶表示パネル。 - 【請求項８】 複数の画素電極を有するアレイ基板と透
明共通電極を有するカラーフィルタ基板とを貼り合わ
せ、液晶を保持するシール剤を備えた液晶表示パネルに
おいて、前記シール剤が接触する領域における前記カラ
ーフィルタ基板側の膜構成を前記パネル全周に渡り、常
に一定とするような膜構成を有するとともに、前記シー
ル剤と接する前記カラーフィルタ基板は、前記シール剤
に直接接するオーバーコート層と、前記オーバーコート
層に形成された一対のコンタクトホールを介して導通さ
れた金属製の遮光層とを有し、前記オーバーコート層の
一方のコンタクトホールを介して前記透明共通電極と前
記遮光層とが導通され、前記オーバーコート層の他方の
コンタクトホールを介して前記遮光層と導通する島状の
透明電極を有し、前記島状の透明電極と前記アレイ基板
側の導体層とが導通部を介して電気的に導通しているこ
とを特徴とする液晶表示パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074786A JP3408489B2 (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 液晶表示パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074786A JP3408489B2 (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 液晶表示パネル |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001264779A JP2001264779A (ja) | 2001-09-26 |
| JP3408489B2 true JP3408489B2 (ja) | 2003-05-19 |
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ID=18592774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000074786A Expired - Fee Related JP3408489B2 (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 液晶表示パネル |
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| Country | Link |
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| KR101451742B1 (ko) * | 2008-07-09 | 2014-10-17 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시패널 및 그 제조방법 |
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2000
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| 特開 平１１−５２３９４（ＪＰ，Ａ）． |
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