JP3407803B2 - 扁平コアレスモータのロータの製造方法 - Google Patents

扁平コアレスモータのロータの製造方法

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JP3407803B2 JP2001031431A JP2001031431A JP3407803B2 JP 3407803 B2 JP3407803 B2 JP 3407803B2 JP 2001031431 A JP2001031431 A JP 2001031431A JP 2001031431 A JP2001031431 A JP 2001031431A JP 3407803 B2 JP3407803 B2 JP 3407803B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、扁平コアレスモータ
のロータの製造方法に係り、印刷配線薄板に複数個の空
心コイルを載置して樹脂で一体モールドしたものの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個の空心コイルを各巻終
わりを一括空中配線して樹脂で一体モールドしてなる扁
平コアレスモータのロータの製造方法が知られている。
最近においては、リフロー技術の進歩により、図7に示
すようにこれらの空心コイル1‥‥を厚み0.2ミリ程
度の印刷配線薄板2に載置し、各端末1a‥‥、1b‥
‥を所定のパターン2a‥‥、2b‥‥に半田結線した
あと、一体に樹脂モールド3してなるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この図7に
示すような構成であると、各空心コイル1は印刷配線薄
板2に粘着性接着等により接着したものであっても、樹
脂モールド時にゲート3aの反対側に極端な表現である
が想像線で示すようにモールド時の圧力で移動してしま
い、位置がアンバランスになってしまう欠点がある。し
かも、コイルの移動に伴い、結線部が断線しやすく、直
径0.1ミリ以下の細線では対応できえないものであっ
た。また、コイルが移動してしまうと、ゲートピンで傷
つけてしまうおそれがあった。このような扁平型ロータ
に用いるために空心コイルを樹脂成形する技術として
は、特開昭50−103601号、特開昭51−586
02号に示すように金型に巻線ガイドピンを立ててこれ
に巻線した状態のまま熱硬化性樹脂で一体化するものが
ある。しかしながら、このようなものは巻線しにくく、
また巻線したコイルが外れやすので量産性に乏しい。
【0004】この発明の目的は、上記のような問題点を
簡単な構成で解決しようとするもので、すなわち樹脂モ
ールド時の印刷配線薄板に載置した空心コイルの動きを
防ぐことにより特性の安定化を図ると共に、細線からな
る空心コイルであっても断線の問題が発生することのな
いようにした扁平コアレスモータのロータの製造方法を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の基本的な課題は、
請求項1に示す発明のように、印刷配線薄板に予め巻線
しておいた複数個の空心コイルを載置し、射出成形金型
にはめ込んで空心コイル側から樹脂を射出成形すること
により該空心コイルの反印刷配線側が露出するように一
体モールドしてなる偏平コアレスモータの製造方法であ
って、前記空心コイルを、該空心コイルの内径側で位置
決めするためのガイドを各空心コイルあたり少なくとも
2個挿通させる位置決めガイド入用孔を設けた前記印刷
配線薄板に載置し、前記複数のコイルの巻初め、巻終わ
り端末をパターンに結線した後、この空心コイルを配し
た印刷配線薄板を、モールド時の圧力で前記空心コイル
が印刷配線薄板に対してずれるのを防止させるため、射
出成形金型に配したロータの厚み内に設定した固定ガイ
前記透孔挿入することにより、前記印刷配線薄板
と前記空心コイルを同時に位置決めしてから射出成形し
てなることを特徴とする偏平コアレスモータのロータの
製造方法で達成することができる。具体的には、請求項
2に示す発明のように前記印刷配線薄板に空心コイルの
内径から外径に至る連通部を配し、モールド時にこの連
通部を通って樹脂を空心コイルの内径まで流入するよう
にしたのが望ましい。
【0006】請求項1に示すような上記課題達成手段に
よれば、ガイドピンによって射出成形時の圧力による空
心コイルの横方向(径方向)の動きが防止できるので、
細線からなるものでも断線が防止でき、内径のコーナー
に設けたので、内径部に結線パターンを設けるものでも
差し障りがない。請求項2に示すような上記課題達成手
段によれば、ロータの厚みを増やさずに空心コイルは内
径と外径が容易に樹脂モールドされるので、空心コイル
の電磁振動が防止できると共にロータ自体の重量が増加
することになる。
【0007】
【第1の実施例】図1に示すものはこの発明の第1の実
施例として振動モータに用いられる偏心した扁平コアレ
スモータのロータの要部断面図であり、図2は同要部平
面図である。すなわち、3個の3角形の空心コイル1‥
‥を厚み0.2ミリ程度の拡開した扇型の印刷配線薄板
2に両面粘着テープTによって接着載置してなるもので
あるが、印刷配線薄板2には各空心コイル1‥‥の内径
のコーナに臨む位置に各々3個のコイル位置決め用透孔
H‥‥が配され、その内側には巻始め結線用として第1
のパターン2a‥‥が形成されると共に、外径の肩近傍
には、巻終わり結線用として第2のパターン2b‥‥が
形成されている。前記空心コイル1‥‥の巻始め、巻終
わり端末1a‥‥、1b‥‥はそれぞれ予備半田されて
いる。
【0008】これらの空心コイル1‥‥を印刷配線薄板
2‥‥に載置させるには、図3に示すように前記透孔H
‥‥に合わせた固定ガイドピンP‥‥を有するジグJに
印刷配線薄板2の透孔H‥‥を固定ガイドピンP‥‥に
はめればよい。ここで各結線パターン2a‥‥、2b‥
‥は半田印刷させておくのがリフロー半田に好都合であ
る。その後、3個の3角形の空心コイル1‥‥を厚み
0.2ミリ程度の拡開した扇型の印刷配線薄板2に両面
粘着テープTによって接着載置する。
【0009】各空心コイル1‥‥の各端末1a‥‥、1
b‥‥は予備半田されているので、治具Jにセットされ
たままリフローすることにより容易に半田結線される。
その後、図3に示すように各空心コイルが載置された
印刷配線薄板2を、金型に植設させている前記透孔H‥
‥に合わせた固定ガイドポールG‥‥に合わせて同金型
に入れ、上方からピンゲートに高摺動性樹脂3で射出成
形させる。このような製造方法により扁平コアレスモー
タのロータとして完成される。図中、鎖線で示すもの
は、空心コイル1‥‥の反対面に一体に印刷された整流
子パターン2c‥‥であり、2dはロータを回転自在に
支承させるための軸受孔で、3aはゲートである。ガイ
ドポールGは金型内をスライドするものでなく固定型で
あるので、印刷配線薄板2をセットするとき、スライド
して金型内に埋設して位置が定まらないおそれがない
し、ゲート3aから射出成形しても空心コイル1‥‥は
射出成形時の圧力で印刷配線板からずれてしまうことが
ない。したがって、空心コイルの各端末が引っ張られて
断線してしまうおそれがなく、コイルの位置がきちんと
一定になるため、ゲートで傷つけてしまうおそれもな
い。
【0010】
【第2の実施例】図4に示すものは、この発明の第2の
実施例として通常回転型扁平コアレスモータのロータの
平面図で、空心コイル111は、円盤形の印刷配線薄板
22に120゜間隔で等分配置されており、巻軸で決ま
る内径部の両端のコーナーにガイドとなるように透孔H
が設けられている。このようにすると、上記の第1の実
施例と同様な機能が得られ、射出成形時に空心コイル1
11は樹脂の圧力があっても水平方向に移動するおそれ
がなく、したがって、細線を巻回したものでも断線など
が出ないことになる。その他の構成については、上記の
第1の実施例と同等であるので同一符号を記してその説
明を省略したい。
【0011】
【第3の実施例】図5に示すものは、第1の実施例を変
形させた第3の実施例の平面図であり、その特徴とする
ところは、印刷配線薄板2に各空心コイル1の内径から
外径に至る連通孔2e‥‥を配し、高摺動性で比較的高
密度の樹脂33で一体モールドするとき、図6の断面図
で示すように内径にまで樹脂33が連通孔2e‥‥を通
って充填されるようにしたものである。この場合も金型
の固定ガイドポールGはロータの厚みの半分くらいの高
さであるのがよい。このようにすると、空心コイル1は
内径と外径が樹脂33で押さえこまれるので電磁振動音
がとじこめられ、機械的ノイズが軽減されるし、ロータ
の重量が増加するので、振動モータとして用いると好都
合となる。しかも、印刷配線薄板2に設けた連通孔2e
を利用して内径部に樹脂を充填させたので、ロータの厚
みが犠牲にならない。
【0012】
【発明の効果】この発明は、上記のように各空心コイル
の内径のコーナーに相当する位置で印刷配線薄板にコイ
ル位置決め用透孔を配し、この透孔をコイルと印刷兵船
薄板の組立ガイドに利用すると共に射出金型に配した固
定ガイドに装着するという簡単な構成で、組立時や樹脂
成形時に印刷配線薄板と空心コイルとの相対的内地がず
れるのを防止して特性の安定化を図ると共に断線問題を
解決した扁平コアレスモータのロータの製造方法を提供
できる。内径にも樹脂を充填させる構成にすれば、空心
コイルの電磁ノイズをとじこめるものも可能となるし、
重量の増加ができるので振動モータとして用いると特に
効果的である。具体的には、請求項1に示すような上記
課題達成手段によれば、ガイドピンによって射出成形時
の圧力による空心コイルの横方向(径方向)の動きが防
止できるので、細線からなるものでも断線が防止でき、
内径のコーナーに設けたので、内径部に結線パターンを
設けるものでも差し障りがない。請求項2に示すような
上記課題達成手段によれば、ロータの厚みを増やさずに
空心コイルは内径と外径が容易に樹脂モールドされるの
で、空心コイルの電磁振動が防止できると共にロータ自
体の重量が増加することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扁平コアレスモータのロータの第1の
実施例として偏心させたロータの要部断面図である。
【図2】同要部平面図である。
【図3】同ロータを生産するための治具の要部斜視図で
ある。
【図4】同第2の実施例として通常回転型扁平コアレス
モータのロータの要部平面図である。
【図5】同第3の実施例として上記第1の実施例の変形
例のロータの要部平面図である。
【図6】図5のロータの要部断面図である。
【図7】従来の扁平コアレスモータのロータの要部平面
図である。
【符号の説明】
1,111 空心コイル 1a 巻始め端末 1b 巻終わり端末 2,22 印刷配線薄板 2a 巻始め結線用パターン 2b 巻終わり結線用パターン 3,33 樹脂 H コイル位置決め用透孔 P ガイドピン J ジグ G ガイドポール 2c 整流子パターン 2d 軸受け孔 3a、33a ゲート
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 3/51 H02K 3/51 A 13/04 13/04 23/54 23/54 23/58 23/58 A // B29K 105:20 B29K 105:20 B29L 31:08 B29L 31:08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/12 B29C 45/14 B29C 45/26 H02K 3/04 H02K 3/47 H02K 3/51 H02K 13/04 H02K 23/54 H02K 23/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線薄板に予め巻線しておいた複数
    個の空心コイルを載置し、射出成形金型にはめ込んで空
    心コイル側から樹脂を射出成形することにより該空心コ
    イルの反印刷配線側が露出するように一体モールドして
    なる偏平コアレスモータの製造方法であって、前記空心コイルを、該空心コイルの内径側で位置決めす
    るためのガイドを各空心コイルあたり少なくとも2個挿
    通させる位置決めガイド入用孔を設けた前記印刷配線薄
    板に載置し、 前記複数のコイルの巻初め、巻終わり端末をパターンに
    結線した後 、この空心コイルを配した印刷配線薄板を、
    モールド時の圧力で前記空心コイルが印刷配線薄板に対
    してずれるのを防止させるため、射出成形金型に配した
    ロータの厚み内に設定した固定ガイド前記透孔挿入
    することにより、前記印刷配線薄板と前記空心コイルを
    同時に位置決めしてから射出成形してなることを特徴と
    する偏平コアレスモータのロータの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記印刷配線薄板に空心コイルの内径か
    ら外径に至る連通部を配し、モールド時にこの連通部を
    通って樹脂を空心コイルの内径まで流入するようにした
    請求項1に記載の扁平コアレスモータのロータの製造方
    法。
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