JP3407444B2 - 燃焼缶体 - Google Patents

燃焼缶体

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JP3407444B2 JP32361894A JP32361894A JP3407444B2 JP 3407444 B2 JP3407444 B2 JP 3407444B2 JP 32361894 A JP32361894 A JP 32361894A JP 32361894 A JP32361894 A JP 32361894A JP 3407444 B2 JP3407444 B2 JP 3407444B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は燃焼缶体に関し、詳しく
は多数のフィン板を通水パイプにロウ付けしてなる熱交
換器を上部空間に配置した燃焼缶体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のフィンアンドチューブ型熱交換器
を内部に配置した燃焼缶体においては、前記熱交換器の
燃焼缶体への取り付け配置に関し、フインパイプを燃焼
缶体の胴板に貫通させた状態で、内部の熱交換器のフィ
ン板とフィンパイプとのロウ付けを行う際、フィンパイ
プとそれが貫通する胴板とはロウ付けを行わないように
し、これによってフィンパイプと胴板とが相互にロウ付
け固定等されることによって生じるその部分への応力集
中を回避し、フィンパイプと胴板とのロウ付け部からの
破損を防止するようにしたりしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の燃
焼缶体において、特に、1缶2水路の燃焼缶体で、前記
2水路のフィンパイプ同士もロウ付けするものにおいて
は、そのフィンパイプ同士の間をロウ付けするためのロ
ウ材が胴板側へ流れやすく、フィンパイプと胴板とがロ
ウ付けされてしまうのを確実に防ぐのが、困難であっ
た。またこの対策として、ロウ材の流れの悪い材料でで
きた別部材を胴板内面にスポット溶接することも考えら
れるが、スポット溶接の失敗によって胴板に穴が開いた
りする問題や、また確実に接するように取り付けるには
溶接点数を多くする必要があり、コストが高くつくとい
う問題、炉中ロウ付けの際にこのスポット溶接が外れて
しまうことがあり、安定性に欠けるという問題があっ
た。 【0004】そこで本発明は、上記従来の装置の燃焼缶
体の欠点を解消し、熱交換器の通水パイプとそれが貫通
する胴板とのロウ付けを行わない燃焼缶体において、簡
単な構成で、且つ前記熱交換器のフィン板と通水パイプ
とをロウ付けするロウ材が流れて胴板に至るのを確実に
防止し、よって通水パイプと胴板とがロウ付けされてし
まうのを確実に防止することができる構造の燃焼缶体の
提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の燃焼缶体は、多数のフィン板が通水パイプ
にロウ付けされてなる熱交換器が燃焼缶体のケース内上
部空間に配置されると共に、前記熱交換器の通水パイプ
が前記ケース上部の胴板から外部へロウ付けされること
なく貫通せられて外部の水管と連結される燃焼缶体にお
いて、前記通水パイプが貫通するケース上部の胴板の内
面に対してロウ材の流れ難い材料からなるパッド板が当
てがわれていると共に、該パッド板のパイプ貫通穴に形
成したバーリング縁が前記胴板のパイプ貫通穴に嵌め込
まれてかしめられることで、パッド板が胴板内面に固定
されていることを特徴としている。 【0006】 【作用】上記本発明の特徴によれば、予め、ケース上部
の胴板内面にパッド板を当てがって、該パッド板に設け
られたパイプ貫通穴のバーリング縁を胴板のパイプ貫通
穴に嵌め込み、かしめ、これによって胴板内面にロウ材
の流れ難い材料からなるパッド板が確実に重ねられて固
定された状態としておくことで、その後、多数のフィン
板を取り付けた通水パイプを胴板に貫通させた状態で前
記フィン板と通水パイプ、及び通水パイプ同士のロウ付
けを行っても、融けたロウ材はパッド板によって確実に
遮蔽され、胴板へ流れて行くことができなくなる。よっ
て通水パイプと胴板とがロウ付けされるのが確実に防止
され、その通水パイプと胴板との接触点での応力集中に
よる破損が防止できる。パッド板はパイプ貫通穴に設け
たバーリング縁で胴板のパイプ貫通穴にかしめるように
して固定しているので、パッド板を胴板にスポット溶接
する場合にくらべても、スポット溶接により薄い胴板に
穴が開いてしまうといったことが生じず、且つロウ付け
中にパッド板が外れるといったことも生じない。 【0007】 【実施例】図1は本発明の実施例を示す燃焼缶体の一部
断面正面図、図2はパッド板を正面からみた図、図3は
パッド板が当てがわれる胴板面を示す図、図4はパッド
板のパイプ貫通穴が設けられている部分の詳細図で、
(A)はパイプ貫通穴を正面からみた図、(B)は
(A)のY−Y断面図、(C)は(A)のX−X断面図
である。図5はパッド板を胴板に当てがって固定した状
態を示す図で、(A)はパイプ貫通穴を正面からみた
図、(B)は(A)のY−Y断面図、(C)は(A)の
X−X断面図である。 【0008】先ず図1において、10は燃焼缶体の銅製等
からなるケースで、その下側部にはバーナ20が取り付け
られ、バーナ20から吹き込まれる燃料によってケース10
内で燃焼が行われる。燃焼によって生じる燃焼排気ガス
は、ケース10内を上昇し、ケース10内の上部空間に配置
される熱交換器30を通過する間に熱交換される。前記ケ
ース10の外側壁には、本実施例においては2種類の水管
1、2が巻回されている。この通水管1、2は、ケース
10の上部の胴板11を貫通してきた前記熱交換器30の通水
パイプ31、32に接続する。この2つの通水管1、2及び
通水パイプ31、32はこの燃焼缶体を1缶2水路の給湯用
の燃焼缶体としている。 【0009】前記熱交換器30は前記した2種類の通水パ
イプ31、32とそれらを貫通させた多数の整列したフィン
板33からなり、フイン板33と通水パイプ31と通水パイプ
32とが相互にロウ付けされて構成されている。そして熱
交換器30の通水パイプ31、32が貫通するケース10上部の
両側の胴板11の内側に、パッド板40が取り付けられてい
る。 【0010】前記パッド板40は、図2、図4を参照し
て、例えばステンレス鋼等、ロウ材の流れ難い材料で構
成し、前記フィン板33と同様に、前記熱交換器30の通水
パイプ31、32を貫通させるためのダルマ形のパイプ貫通
穴41を貫通する数だけ形成している。そして前記パイプ
貫通穴41にはバーリング縁42を形成している。また前記
熱交換器30の通水パイプ31、32が貫通し、且つ前記パッ
ド板40が当てがわれるケース10上部の胴板11にも、図3
に示すように、前記通水パイプ31、32を貫通させるパイ
プ貫通穴11a が形成されている。このパイプ貫通穴11a
は前記パッド板40のバーリング縁42の外径よりも少し大
きい径としている。 【0011】前記パッド板40と胴板11とは、図5を参照
して、ケース10の上部に位置する胴板11の内面に対し
て、パッド板40を当てがい、このパッド板40のバーリン
グ縁42を対応する胴板11のパイプ貫通穴11a に嵌め込
み、胴板11の表面に出たバーリング縁42を外側へ曲げる
ことで、胴板11のパイプ貫通穴11a にかしめるようにし
て結合される。これによってパッド板40が胴板11の内面
に重ねられるように接した状態に固定される。 【0012】前記熱交換器30のケース10内上部への設置
は、多数のフィン板33を整列状態で通水パイプ31、32に
通し、ロウ材をフィン板33と通水パイプ31、32との間等
に適当に配し、前記通水パイプ31、32を前記パッド板40
のパイプ貫通穴41に通すことで同時に胴板11のパイプ貫
通穴11a も通した状態において、炉中で加熱し、前記ロ
ウ材を溶融させて、前記フィン板33と各通水パイプ31、
32間、及び通水パイプ31、32同士をロウ付けする。ロウ
付けの際に溶融したロウ材がフイン板33や通水パイプ3
1、32を伝って胴板11側へ流れようとするが、胴板11の
内面及び胴板11のパイプ貫通穴11a がロウ材の流れが悪
いパッド板40で遮蔽されているため、ロウが胴板11には
達せず、またロウ材の流れの悪いパッド板40と通水パイ
プ31、32とはロウ付けされない。よって通水パイプ31、
32は燃焼缶体のケース10の胴板11には確実にフリーの状
態となり、発生する熱応力等の応力によるも、通水パイ
プ31、32と胴板11との接点部分での破損等が発生するこ
とがない。 【0013】 【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の燃焼缶体によれば、通水パイプが貫通するケー
ス上部の胴板の内面に対してロウ材の流れ難い材料から
なるパッド板が当てがわれて固定されているので、後か
ら、多数のフィン板を取り付けた通水パイプを胴板に貫
通させた状態で前記フィン板と通水パイプとのロウ付け
を行っても、融けたロウ材はパッド板によって確実に遮
蔽され、胴板へ流れて行くことができなくなる。よって
通水パイプと胴板とがロウ付けされるのが確実に防止さ
れ、その通水パイプと胴板との接触点での応力集中によ
る破損を確実に防止できる。また胴板には溶接による熱
応力が残留しないので、その分だけ長期に亘って応力亀
裂等に対する寿命が延びる。またパッド板はパイプ貫通
穴に形成したバーリング縁で胴板にかしめ込まれて固定
されるので、パッド板を胴板にスポット溶接する場合に
くらべて、スポット溶接により薄い胴板に穴が開いてし
まったり、胴板がスポット溶接による熱応力で変形した
り亀裂が入ったりする不都合が生じず、且つロウ付け中
にパッド板が外れるといったことも生じない。よって歩
留り等の点においてもコスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す燃焼缶体の一部断面正面
図である。 【図2】パッド板を正面からみた図である。 【図3】パッド板が当てがわれる胴板面を示す図であ
る。 【図4】パッド板のパイプ貫通穴が設けられている部分
の詳細図である。 【図5】パッド板を胴板に当てがって固定した状態を示
す図である。 【符号の説明】 10 ケース 11 胴板 11a パイプ貫通穴 30 熱交換器 31 通水パイプ 32 通水パイプ 33 フィン板 40 パッド板 41 パイプ貫通穴 42 バーリング縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 多数のフィン板が通水パイプにロウ付け
    されてなる熱交換器が燃焼缶体のケース内上部空間に配
    置されると共に、前記熱交換器の通水パイプが前記ケー
    ス上部の胴板から外部へロウ付けされることなく貫通せ
    られて外部の水管と連結される燃焼缶体において、前記
    通水パイプが貫通するケース上部の胴板の内面に対して
    ロウ材の流れ難い材料からなるパッド板が当てがわれて
    いると共に、該パッド板のパイプ貫通穴に形成したバー
    リング縁が前記胴板のパイプ貫通穴に嵌め込まれてかし
    められることで、パッド板が胴板内面に固定されている
    ことを特徴とする燃焼缶体。
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