JP2927711B2 - 熱交換器の熱歪防止構造 - Google Patents
熱交換器の熱歪防止構造Info
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- JP2927711B2 JP2927711B2 JP7263605A JP26360595A JP2927711B2 JP 2927711 B2 JP2927711 B2 JP 2927711B2 JP 7263605 A JP7263605 A JP 7263605A JP 26360595 A JP26360595 A JP 26360595A JP 2927711 B2 JP2927711 B2 JP 2927711B2
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- Japan
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- end plate
- plate portion
- protector
- heat exchanger
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/001—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2265/00—Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction
- F28F2265/26—Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction for allowing differential expansion between elements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のラジエー
タ等に使用して最適な熱交換器の熱歪防止構造に関す
る。
タ等に使用して最適な熱交換器の熱歪防止構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図４及び図７において、Ａは従来のコル
ゲーテッドフィン型の熱交換器で、そのラジェータコア
１は以下のような構成からなっている。すなわち、図中
２は並列配置した偏平チューブで、該偏平チューブ２，
２間にコルゲートフィン３を介装するとゝもに、前記偏
平チューブ２の上下開口端部を平板状のエンドプレート
４に形成した挿入孔４ａ内に挿入し、また両外側端に位
置するコルゲートフィン３ａ，３ａには夫々プロテクタ
５，５が配在している。
ゲーテッドフィン型の熱交換器で、そのラジェータコア
１は以下のような構成からなっている。すなわち、図中
２は並列配置した偏平チューブで、該偏平チューブ２，
２間にコルゲートフィン３を介装するとゝもに、前記偏
平チューブ２の上下開口端部を平板状のエンドプレート
４に形成した挿入孔４ａ内に挿入し、また両外側端に位
置するコルゲートフィン３ａ，３ａには夫々プロテクタ
５，５が配在している。
【０００３】そして、前記コルゲートフィン３と偏平チ
ューブ２、コルゲートフィン３ａとプロテクタ５、前記
偏平チューブ２とエンドプレート４の挿入孔４ａ及び前
記エンドプレート４とプロテクタ５の直角に折り曲げた
上下端５Ａとの各接合部（以下、根付部と称する）を、
銅ラジエータの場合は半田付け、アルミラジエータの場
合は一体ろう付け或いは溶接等で接合して構成する。
ューブ２、コルゲートフィン３ａとプロテクタ５、前記
偏平チューブ２とエンドプレート４の挿入孔４ａ及び前
記エンドプレート４とプロテクタ５の直角に折り曲げた
上下端５Ａとの各接合部（以下、根付部と称する）を、
銅ラジエータの場合は半田付け、アルミラジエータの場
合は一体ろう付け或いは溶接等で接合して構成する。
【０００４】また、前記上下のエンドプレート４の外周
に形成された凹溝６には、夫々タンク８の開口端部に形
成されたフランジ部８ａがＯリング９を介して挿入さ
れ、前記凹溝６の外側壁６ａを内側に折り曲げてカシメ
ることによりエンドプレート４にタンク８が一体に固定
されている。
に形成された凹溝６には、夫々タンク８の開口端部に形
成されたフランジ部８ａがＯリング９を介して挿入さ
れ、前記凹溝６の外側壁６ａを内側に折り曲げてカシメ
ることによりエンドプレート４にタンク８が一体に固定
されている。
【０００５】図５及び図６に示すものは夫々他の従来例
で、図５においては、前記プロテクタ５の上下端５Ａは
前記エンドプレート４に形成した取付孔４ｂに挿入し
（突差しタイプ）て半田付けやろう付け等で固定した構
成のものであり、また図６においては、前記プロテクタ
５の上下端５Ａは前記エンドプレート４の凹溝６の外周
面に沿わせた後、該凹溝６の外側壁６ａの一部でかしめ
（かしめタイプ）て固定した構成である。
で、図５においては、前記プロテクタ５の上下端５Ａは
前記エンドプレート４に形成した取付孔４ｂに挿入し
（突差しタイプ）て半田付けやろう付け等で固定した構
成のものであり、また図６においては、前記プロテクタ
５の上下端５Ａは前記エンドプレート４の凹溝６の外周
面に沿わせた後、該凹溝６の外側壁６ａの一部でかしめ
（かしめタイプ）て固定した構成である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記図４乃至
図６に示す従来構造のものでは、プロテクタ５はコルゲ
ートフィン３に固定され、またプロテクタ５の上下両端
５Ａはエンドプレート４に固定されているので、前記ラ
ジェータコア１の偏平チューブ２に温水が流れたとき、
又エンジン停止により冷却水が常温になるとき、冷却水
の影響を直接受ける前記偏平チューブ２と、間接的にし
か影響を受けないプロテクタ５では、熱膨張の度合いが
異なる。
図６に示す従来構造のものでは、プロテクタ５はコルゲ
ートフィン３に固定され、またプロテクタ５の上下両端
５Ａはエンドプレート４に固定されているので、前記ラ
ジェータコア１の偏平チューブ２に温水が流れたとき、
又エンジン停止により冷却水が常温になるとき、冷却水
の影響を直接受ける前記偏平チューブ２と、間接的にし
か影響を受けないプロテクタ５では、熱膨張の度合いが
異なる。
【０００７】したがって、温度差による偏平チューブ２
とプロテクタ５との熱膨張の違いにより、偏平チューブ
２とエンドプレート４との根付部に熱応力が加わり、こ
の熱応力（熱歪）の繰り返しにより、銅ラジエータでは
前記根付部の半田割れ或いは根付部周辺の母材亀裂、ア
ルミラジエータでは根付部近傍のチューブ母材亀裂が生
じ、水漏れ等の故障が起こる恐れがあった。
とプロテクタ５との熱膨張の違いにより、偏平チューブ
２とエンドプレート４との根付部に熱応力が加わり、こ
の熱応力（熱歪）の繰り返しにより、銅ラジエータでは
前記根付部の半田割れ或いは根付部周辺の母材亀裂、ア
ルミラジエータでは根付部近傍のチューブ母材亀裂が生
じ、水漏れ等の故障が起こる恐れがあった。
【０００８】このような問題点を解決するため、アルミ
ラジエータの場合、コアを一体ろう付けした後、図７に
示すように、プロテクタ５の中央部分Ｂを切断して熱歪
を吸収することが行われているが、このことにより、ラ
ジェータコアの組付工数が増加したり、ラジェータコア
の強度がレベルダウンする恐れがあった。
ラジエータの場合、コアを一体ろう付けした後、図７に
示すように、プロテクタ５の中央部分Ｂを切断して熱歪
を吸収することが行われているが、このことにより、ラ
ジェータコアの組付工数が増加したり、ラジェータコア
の強度がレベルダウンする恐れがあった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の問題点を解決するために成されたもので、エンド
プレートに接合するプロテクタの端部付近を弾性変形可
能に形成して、熱歪みを吸収することができるものを提
供することを目的としたものであり、その要旨は、ラジ
ェータコアを構成するプロテクタの端部に、内側斜め上
方に折曲した下板部と、該下板部から外側に鋭角的に折
曲した上板部と、該上板部から同方向に鈍角的に折曲し
た端板部とから構成して、前記下板部と上板部との連接
部で弾性変形可能なスプリング部を形成し、該スプリン
グ部の前記端板部の先端部がエンドプレートに形成した
タンク嵌合用の凹溝の内側壁と衝当することにより、前
記連接部はチューブと衝当しない離間した位置に又前記
端板部の上面は前記エンドプレートの下面と面接した状
態に夫々位置決めされ、ろう付けにより一体に固定した
構成としたことを特徴とする熱交換器の熱歪防止構造に
ある。
従来の問題点を解決するために成されたもので、エンド
プレートに接合するプロテクタの端部付近を弾性変形可
能に形成して、熱歪みを吸収することができるものを提
供することを目的としたものであり、その要旨は、ラジ
ェータコアを構成するプロテクタの端部に、内側斜め上
方に折曲した下板部と、該下板部から外側に鋭角的に折
曲した上板部と、該上板部から同方向に鈍角的に折曲し
た端板部とから構成して、前記下板部と上板部との連接
部で弾性変形可能なスプリング部を形成し、該スプリン
グ部の前記端板部の先端部がエンドプレートに形成した
タンク嵌合用の凹溝の内側壁と衝当することにより、前
記連接部はチューブと衝当しない離間した位置に又前記
端板部の上面は前記エンドプレートの下面と面接した状
態に夫々位置決めされ、ろう付けにより一体に固定した
構成としたことを特徴とする熱交換器の熱歪防止構造に
ある。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図１乃至図３に示
す実施例により詳細に説明するに、図中１はコルゲーテ
ッドフィン型熱交換器のラジェータコアで、偏平チュー
ブ２，２間にコルゲートフィン３が介装されており、各
偏平チューブ２の上下開口端部は平板状のエンドプレー
ト４に穿設した挿入孔４ａ内に挿入されている。
す実施例により詳細に説明するに、図中１はコルゲーテ
ッドフィン型熱交換器のラジェータコアで、偏平チュー
ブ２，２間にコルゲートフィン３が介装されており、各
偏平チューブ２の上下開口端部は平板状のエンドプレー
ト４に穿設した挿入孔４ａ内に挿入されている。
【００１１】５は両外側端に位置するコルゲートフィン
３ａ，３ａに配設した左右一対のプロテクタで、前記コ
ルゲートフィン３と偏平チューブ２、コルゲートフィン
３ａとプロテクタ５、前記偏平チューブ２とエンドプレ
ート４の挿入孔４ａの各接合部（以下、根付部と称す
る）を半田付けやろう付け等で固定して構成する。なお
図中５ｂはプロテクタの基板５ａの両側から平行に立設
した放熱板である。
３ａ，３ａに配設した左右一対のプロテクタで、前記コ
ルゲートフィン３と偏平チューブ２、コルゲートフィン
３ａとプロテクタ５、前記偏平チューブ２とエンドプレ
ート４の挿入孔４ａの各接合部（以下、根付部と称す
る）を半田付けやろう付け等で固定して構成する。なお
図中５ｂはプロテクタの基板５ａの両側から平行に立設
した放熱板である。
【００１２】６は上下のエンドプレート４の外周に形成
した凹溝で、タンク８のフランジ部８ａと嵌合するため
のもので、前記図４乃至図６に示す従来例と同じよう
に、外側壁６ａと底面部６ｂと内側壁６ｃとからそれぞ
れ構成されており、その底面部６ｂは前記エンドプレー
ト４より低い位置に設定されている。
した凹溝で、タンク８のフランジ部８ａと嵌合するため
のもので、前記図４乃至図６に示す従来例と同じよう
に、外側壁６ａと底面部６ｂと内側壁６ｃとからそれぞ
れ構成されており、その底面部６ｂは前記エンドプレー
ト４より低い位置に設定されている。
【００１３】前記プロテクタ５は、図２に示すように、
前記コルゲートフィン３ａと接合する基板５ａの上下端
には、上下方向に弾性変形可能なスプリング部７が連接
されている。このスプリング部７は、前記基板５ａの上
下端からそれぞれ内側斜め上方に折曲した下板部７ａ
と、該下板部７ａから外側に鋭角的に折曲した上板部７
ｂと、該上板部７ｂから同方向に鈍角的に折曲した端板
部７ｃとから構成されており、前記下板部７ａと上板部
７ｂとの間、すなわち、鋭角的に折曲した連接部で弾性
変形することができる。
前記コルゲートフィン３ａと接合する基板５ａの上下端
には、上下方向に弾性変形可能なスプリング部７が連接
されている。このスプリング部７は、前記基板５ａの上
下端からそれぞれ内側斜め上方に折曲した下板部７ａ
と、該下板部７ａから外側に鋭角的に折曲した上板部７
ｂと、該上板部７ｂから同方向に鈍角的に折曲した端板
部７ｃとから構成されており、前記下板部７ａと上板部
７ｂとの間、すなわち、鋭角的に折曲した連接部で弾性
変形することができる。
【００１４】而して、前記ラジェータコア１の組付に際
しては、プロテクタ５の組付け以外は従来と同じである
ので、このプロテクタ５の組付けだけを説明するに、図
１及び図２に示すように、プロテクタ５をその上下端の
下板部７ａと上板部７ｂとの連接部側を内側にして両外
側端に位置するコルゲートフィン３ａ，３ａの部分に配
設する。
しては、プロテクタ５の組付け以外は従来と同じである
ので、このプロテクタ５の組付けだけを説明するに、図
１及び図２に示すように、プロテクタ５をその上下端の
下板部７ａと上板部７ｂとの連接部側を内側にして両外
側端に位置するコルゲートフィン３ａ，３ａの部分に配
設する。
【００１５】そして、前記スプリング部７の端板部７ｃ
を基板５ａ方向に押圧し、図１の一点鎖線で示す状態か
ら実線で示す状態に下板部７ａと上板部７ｂとの連接部
を弾性変形せしめる。この状態でプロテクタ５をエンド
プレート４の外周に形成した凹溝６内に押し込め、端板
部７ｃの上面が前記エンドプレート４の裏面と当接する
状態に設置する。このとき、前記端板部７ｃの先端部は
前記凹溝６の内側壁６ｃと衝当することにより位置決め
がなされるので、この状態に組み付けたコア１を炉中で
一体ろう付けする。
を基板５ａ方向に押圧し、図１の一点鎖線で示す状態か
ら実線で示す状態に下板部７ａと上板部７ｂとの連接部
を弾性変形せしめる。この状態でプロテクタ５をエンド
プレート４の外周に形成した凹溝６内に押し込め、端板
部７ｃの上面が前記エンドプレート４の裏面と当接する
状態に設置する。このとき、前記端板部７ｃの先端部は
前記凹溝６の内側壁６ｃと衝当することにより位置決め
がなされるので、この状態に組み付けたコア１を炉中で
一体ろう付けする。
【００１６】そこで、記述したように、前記ラジェータ
コア１のチューブ２に温水が流れたとき、又エンジン停
止により冷却水が常温になるとき、前記チューブ２とプ
ロテクタ５との温度差による熱膨張の違いにより加わる
チューブ２とエンドプレート４との根付部の熱応力は、
プロテクタ５の前記スプリング部７の連接部において上
下方向に弾性変形することにより吸収され、熱歪みの発
生が防止される。すなわち、前記下板部７ａと上板部７
ｂとの間の連接部は、その内側にある偏平チューブ２と
ろう付けされていない自由変形可能な構造となっている
ため、スプリング部７はこの連接部においてパンタグラ
フ的な動きが可能となり、熱歪みの発生が防止される。
コア１のチューブ２に温水が流れたとき、又エンジン停
止により冷却水が常温になるとき、前記チューブ２とプ
ロテクタ５との温度差による熱膨張の違いにより加わる
チューブ２とエンドプレート４との根付部の熱応力は、
プロテクタ５の前記スプリング部７の連接部において上
下方向に弾性変形することにより吸収され、熱歪みの発
生が防止される。すなわち、前記下板部７ａと上板部７
ｂとの間の連接部は、その内側にある偏平チューブ２と
ろう付けされていない自由変形可能な構造となっている
ため、スプリング部７はこの連接部においてパンタグラ
フ的な動きが可能となり、熱歪みの発生が防止される。
【００１７】図３に示すものは他実施例で、前記プロテ
クタ５のスプリング部７は横Ｖ字状の構成であるのに対
し、この実施例で示すプロテクタ５は、基板５ａの上下
端から夫々外側斜め上方に折曲した下板部７ａと、該下
板部７ａから直立した側壁部７ｄと、該側壁部７ｄから
前記下板部７ａ方向に折曲した水平部７ｅとから構成さ
れた横コ字状の構成であり、側壁部７ｄが前記凹溝６の
内側壁６ｃと衝当することにより位置決めがなされる点
が相違するのみで、作用については前記実施例と同様で
ある。
クタ５のスプリング部７は横Ｖ字状の構成であるのに対
し、この実施例で示すプロテクタ５は、基板５ａの上下
端から夫々外側斜め上方に折曲した下板部７ａと、該下
板部７ａから直立した側壁部７ｄと、該側壁部７ｄから
前記下板部７ａ方向に折曲した水平部７ｅとから構成さ
れた横コ字状の構成であり、側壁部７ｄが前記凹溝６の
内側壁６ｃと衝当することにより位置決めがなされる点
が相違するのみで、作用については前記実施例と同様で
ある。
【００１８】
【発明の効果】本発明はに係る熱交換器の熱歪防止構造
は、上記のように、ラジェータコアを構成するプロテク
タの端部に、内側斜め上方に折曲した下板部と、該下板
部から外側に鋭角的に折曲した上板部と、該上板部から
同方向に鈍角的に折曲した端板部とから構成して、前記
下板部と上板部との連接部で弾性変形可能なスプリング
部を形成し、該スプリング部の前記端板部の先端部がエ
ンドプレートに形成したタンク嵌合用の凹溝の内側壁と
衝当することにより、前記連接部はチューブと衝当しな
い離間した位置に又前記端板部の上面は前記エンドプレ
ートの下面と面接した状態に夫々位置決めされ、ろう付
けにより一体に固定した構成であるから、前記ラジェー
タコアのチューブ内を流れる冷却液の影響により、チュ
ーブとプロテクタの温度差による熱膨張の相違は前記プ
ロテクタのスプリング部の弾性変形により吸収され、熱
歪みの繰り返しによる根付部の半田割れ或いは根付部周
辺の母材亀裂等の発生が防止される。したがって、水漏
れ等の故障が起こる恐れがなくなるとゝもに、プロテク
タを切断する必要も無いのでラジェータコアの強度が向
上し、且つ組立工程数の省略を図ることができる、とい
った諸効果がある。
は、上記のように、ラジェータコアを構成するプロテク
タの端部に、内側斜め上方に折曲した下板部と、該下板
部から外側に鋭角的に折曲した上板部と、該上板部から
同方向に鈍角的に折曲した端板部とから構成して、前記
下板部と上板部との連接部で弾性変形可能なスプリング
部を形成し、該スプリング部の前記端板部の先端部がエ
ンドプレートに形成したタンク嵌合用の凹溝の内側壁と
衝当することにより、前記連接部はチューブと衝当しな
い離間した位置に又前記端板部の上面は前記エンドプレ
ートの下面と面接した状態に夫々位置決めされ、ろう付
けにより一体に固定した構成であるから、前記ラジェー
タコアのチューブ内を流れる冷却液の影響により、チュ
ーブとプロテクタの温度差による熱膨張の相違は前記プ
ロテクタのスプリング部の弾性変形により吸収され、熱
歪みの繰り返しによる根付部の半田割れ或いは根付部周
辺の母材亀裂等の発生が防止される。したがって、水漏
れ等の故障が起こる恐れがなくなるとゝもに、プロテク
タを切断する必要も無いのでラジェータコアの強度が向
上し、且つ組立工程数の省略を図ることができる、とい
った諸効果がある。
【図１】本発明に係る熱歪防止構造を適用した熱交換器
の要部縦断面図である。
の要部縦断面図である。
【図２】前記熱交換器に使用する構成部品の斜視図であ
る。
る。
【図３】他実施例の熱交換器の要部縦断面図である。
【図４】従来の熱交換器の要部縦断面図である。
【図５】従来の熱交換器の要部縦断面図である。
【図６】更に他の従来の熱交換器の要部縦断面図であ
る。
る。
【図７】汎用の熱交換器の正面図である。
１ ラジェータコア ２ 偏平チューブ ３ コルゲートフィン ３ａ コルゲートフィン ４ エンドプレート ４ａ 挿入孔 ５ プロテクタ ５ａ 基板 ６ 凹溝 ６ａ 外側壁 ６ｂ 底面部 ６ｃ 内側壁 ７ スプリング部 ７ａ 下板部 ７ｂ 上板部 ７ｃ 端板部 ７ｄ 側壁部 ７ｅ 水平部 ８ タンク ８ａ フランジ部 ９ Ｏリング Ａ ラジェータコア
Claims (1)
- 【請求項１】 ラジェータコアを構成するプロテクタの
端部に、内側斜め上方に折曲した下板部と、該下板部か
ら外側に鋭角的に折曲した上板部と、該上板部から同方
向に鈍角的に折曲した端板部とから構成して、前記下板
部と上板部との連接部で弾性変形可能なスプリング部を
形成し、該スプリング部の前記端板部の先端部がエンド
プレートに形成したタンク嵌合用の凹溝の内側壁と衝当
することにより、前記連接部はチューブと衝当しない離
間した位置に又前記端板部の上面は前記エンドプレート
の下面と面接した状態に夫々位置決めされ、ろう付けに
より一体に固定した構成としたことを特徴とする熱交換
器の熱歪防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7263605A JP2927711B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 熱交換器の熱歪防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7263605A JP2927711B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 熱交換器の熱歪防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0979788A JPH0979788A (ja) | 1997-03-28 |
| JP2927711B2 true JP2927711B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=17391870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7263605A Expired - Lifetime JP2927711B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 熱交換器の熱歪防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2927711B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024334A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Denso Corp | 熱交換器 |
| US20230003465A1 (en) * | 2021-07-02 | 2023-01-05 | Denso Thermal Systems S.P.A. | Adaptive side plate for automotive heat exchanger |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4592992B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2010-12-08 | 昭和電工株式会社 | 熱交換器 |
| JP4661526B2 (ja) * | 2005-10-27 | 2011-03-30 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
| JP5185655B2 (ja) * | 2008-02-27 | 2013-04-17 | 株式会社ティラド | 熱交換器のチューブ接続構造 |
| DE102011013043A1 (de) | 2010-03-08 | 2011-09-08 | Denso Corporation | Wärmetauscher |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245665Y2 (ja) * | 1985-08-30 | 1990-12-03 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7263605A patent/JP2927711B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024334A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Denso Corp | 熱交換器 |
| US20230003465A1 (en) * | 2021-07-02 | 2023-01-05 | Denso Thermal Systems S.P.A. | Adaptive side plate for automotive heat exchanger |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0979788A (ja) | 1997-03-28 |
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