JP2004174588A - 熱交換器のろう付け方法およびそのろう付け治具 - Google Patents

熱交換器のろう付け方法およびそのろう付け治具 Download PDF

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Abstract

【課題】熱膨張時にチューブの変形を防止可能とする熱交換器のろう付け方法およびそのろう付け治具を提供する。
【解決手段】複数交互に積層されるチューブ111およびフィン112と、チューブ111の長手方向端部に接続されるコアプレート114とから成るコア部110を組み立て状態にして、チューブ111の積層方向の両外側からコア部110を挟み込む保持治具200で、積層方向の内側に向けて所定の圧縮力を負荷しつつコア部110の組み立て状態を保持し、炉中に投入して、コア部110を構成する各部材111、112、114を一体的にろう付けする熱交換器のろう付け方法において、保持治具200でコア部110を保持する際には、チューブ111のコアプレート114との接続部111a近傍を除いた領域で所定の圧縮力を負荷する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用ラジエータに適用して好適な熱交換器のろう付け方法およびそのろう付け治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱交換器のろう付け方法として、例えば特許文献1に示されるように、コア部に縦治具および横治具を配置した後に炉内でろう付けするものが知られている。即ち図5に示すように、コア部110は、交互に複数積層されるチューブ111およびフィン112、両最外方のフィン112の外方に配設されるサイドプレート113、チューブ111の両長手方向端部に接続されるコアプレート114から成る。そして、サイドプレート113の両側に一対の縦治具210を配置すると共に、両縦治具210間に横治具220を配置してコア部110の組み立て状態を保持した後に、炉内に投入して上記各部材111〜114を一体的にろう付けするものとしている。
【0003】
尚、コア部110を構成する各部材111〜114はアルミニウム製としており、各治具210、220は耐熱性に優れるステンレス鋼で形成されている。また、縦治具210はサイドプレート113(チューブ111)とほぼ同等の長さを有し、サイドプレート113全体に当接するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭55−120474号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コア部110が炉内で高温に加熱される際に、コア部110(特にコアプレート114)がチューブ111の積層方向に熱膨張するが、コア部110よりも熱膨張率が小さい両治具210、220によってチューブ111の積層方向の動きが拘束されることになるので、特に最外方におけるチューブ111のコアプレート114との接続部においては、図6に示すように、チューブ111が内部流路の内側に変形し、ろう付け不良が発生する。
【0006】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、熱膨張時にチューブの変形を防止可能とする熱交換器のろう付け方法およびそのろう付け治具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0008】
請求項1に記載の発明では、複数のフィン(112)の各間に介在されて複数積層されるチューブ(111)と、チューブ(111)の長手方向端部に接続されて少なくともタンク(120、130)の一部を成すコアプレート(114)とから成るコア部(110)を組み立て状態にして、チューブ(111)の積層方向の両外側からコア部(110)を挟み込む保持治具(200)で、積層方向の内側に向けて所定の圧縮力を負荷しつつコア部(110)の組み立て状態を保持し、組み立て状態を保持されたコア部(110)を炉中に投入して、コア部(110)を構成する各部材(111、112、114)を一体的にろう付けする熱交換器のろう付け方法において、保持治具(200)でコア部(110)を保持する際には、チューブ(111)のコアプレート(114)との接続部(111a)近傍を除いた領域で所定の圧縮力を負荷することを特徴としている。
【0009】
これにより、チューブ(111)のコアプレート(114)との接続部(111a)近傍は、保持治具(200)によって拘束されないので、ろう付け時にコアプレート(114)がチューブ(111)の積層方向に熱膨張する際に、チューブ(111)も共に追従可能となり、従来技術の項で説明したチューブ(111)の変形を防止することができる。
【0010】
上記請求項1に記載の発明においては、チューブ(111)のコアプレート(114)との接続部(111a)近傍領域のコア部(110)に対する圧縮力が与えられないことになり、ろう付けの冷却時における熱収縮によってチューブ(111)とフィン(112)との接触状態が不充分になる可能性がある。
【0011】
そこで、請求項2に記載の発明では、保持治具(200)でコア部(110)を保持する際には、積層方向にバネ性を有するバネ部材(230)で、接続部(111a)近傍領域を積層方向の内側に向けて押圧することを特徴としている。
【0012】
これにより、ろう付けの冷却時においてバネ部材(230)は、熱収縮に追従してコア部(110)を内側に押圧するので、チューブ(111)とフィン(112)との接触状態を適切に維持してろう付けを確実に行うことができる。
【0013】
尚、バネ部材(230)は、ろう付けの加熱時においてはコアプレート(114)の熱膨張方向に収縮するので、チューブ(111)の熱膨張時の挙動を阻害することが無い。
【0014】
請求項3に記載の発明では、複数のフィン(112)の各間に介在されて複数積層されるチューブ(111)と、チューブ(111)の長手方向端部に接続されて少なくともタンク(120、130)の一部を成すコアプレート(114)とから成るコア部(110)の組み立て状態を保持してろう付けを行う熱交換器のろう付け治具であって、コア部(110)のチューブ(111)の積層方向の両端部(113)で当接して、コア部(110)に対して積層方向の内側に向けて所定の圧縮力を負荷する一対の縦治具(210)を有し、縦治具(210)は、チューブ(111)のコアプレート(114)との接続部(111a)近傍を除いた領域で両端部(113)に当接することを特徴としており、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明では、縦治具(210)には、積層方向にバネ性を有し、両端部(113)の接続部(111a)近傍領域を積層方向の内側に向けて押圧するバネ部材(230)が設けられたことを特徴としており、請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0016】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図4に示す。第1実施形態は、熱交換器として2輪車用のアルミニウム製ラジエータ100を対象とし、このラジエータ100のろう付けに適用したものとしている。
【0018】
まず、ラジエータ100について簡単に説明する。ラジエータ100は、図1に示すように、コア部110とアッパタンク120、ロウアタンク130とから成る。
【0019】
コア部110は、更にチューブ111、フィン112、サイドプレート113、コアプレート114から成る。チューブ111は、薄肉の帯板材がロール成形によって断面が扁平楕円状に折り曲げられ、帯板材の端部同士が溶接されて形成された扁平溶接チューブである。また、フィン112は、薄肉の帯板材がロール成形によって全体が波形に形成されたいわゆるコルゲートフィンである。尚、上記形状からして、チューブ111およびフィン112は、以下説明する両者の積層方向に対してある程度のバネ性を有する。
【0020】
フィン112の各間にチューブ111が介在されるようにしてチューブ111とフィン112とが交互に複数積層されており、最外方のフィン112の更に外方には補強部材としてのサイドプレート113が設けられている。尚、サイドプレート113は、図1に示すような平板状のものに限らず、断面をコの字状にして更に剛性を向上させるようにしても良い。
【0021】
そして、チューブ111の長手方向端部(以下、チューブ端部と呼ぶ)には、コアプレート114が接続されている。コアプレート114は、チューブ111の積層方向(以下、チューブ積層方向と呼ぶ)に延びる長方形の平板部材の外周に縁立て部が形成され、その内側の平面部には各チューブ111に対応したチューブ穴(図示せず)が複数設けられたものである。このチューブ穴にチューブ端部が挿入、ろう付けされてチューブ111とコアプレート114とが接続されることになる。
【0022】
アッパタンク120、ロウアタンク130は、平板部材の深絞り加工によって断面がU字状に形成された半容器体であり、開口側の端部がコアプレート114の縁立て部に嵌合、接合されている。コアプレート114は、容器体としてのタンクの一部と成る。そして、複数のチューブ111の内部と両タンク120、130の内部とが連通するようにしている。
【0023】
そして、アッパタンク120には入口パイプ121および注水口122が設けられている。尚、注水口122には、キャップ123が装着される。また、ロウアタンク130には出口パイプが設けられている。
【0024】
キャップ123を除く各部材は、必要部位に予めろう材がクラッドされたアルミニウム材あるいはアルミニウム合金材より成り、上記のように組付けられた後に上記ろう材によって一体でろう付けされ、ラジエータ100として形成される。
【0025】
車両エンジンから流出する冷却水は、アッパタンク120の入口パイプ121からコア部110のチューブ111内を流通し、ロウアタンク130の出口パイプ131から流出するようにしており、チューブ111内を流通する際に、フィン112によって放熱が促進され、冷却されるようにしている。
【0026】
次に、本発明のろう付け治具について説明する。この治具は、ラジエータ100の各部材を組み立てた後に、その組み立て状態を保持してろう付けを行うためのものであり、以下、保持治具200と呼ぶ。
【0027】
保持治具200は、縦治具210、横治具220、バネ部材230から成る。縦治具210は、チューブ111の長手方向に延びており、コア部110の両サイドプレート(両端部)113に当接する一対の治具であり、断面が扁平の角パイプ材から形成されている。この縦治具210の材質は耐熱性に優れるステンレス製としている。
【0028】
縦治具210の長手方向寸法は、後述するバネ部材230の板厚分を含めてコアプレート114間に収まるものとしている。縦治具210の長手方向端部の近傍、即ちチューブ111がコアプレート114に接続される接続部(以下、根付け部111aと呼ぶ)の近傍には、本発明の第1の特徴部として切欠き部211が形成されており、サイドプレート113に当接しない領域を設けている。逆に言えば、縦治具210は、根付け部111a近傍を除く領域でサイドプレート113に当接するようにしている。
【0029】
また、縦治具210の反サイドプレート側には、後述する横治具220の固定部221が挿入される横治具挿入部212が設けられている。横治具挿入部212は、2つの角柱部材を縦治具210に溶接接合することによって、その間に形成される溝部としている。
【0030】
そして、縦治具210の長手方向端部には、本発明の第2の特徴部としてバネ部材230が設けられている。バネ部材230は、ステンレス製のバネ鋼から成り、平板部材から全体がL字状に成るように形成されており、コア部110側に延びる延長部231と縦治具210の長手方向に延びる取付け部232とを有している。また、延長部231の中間部には縦治具210の長手方向端部側に湾曲する湾曲部231aが形成されている。バネ部材230は、湾曲部231aが縦治具210の内部空間に挿入され、縦治具210の反サイドプレート側の角に位置合わせされ、取付け部232においてボルト240によって固定されている。
【0031】
バネ部材230は、コア部110のチューブ積層方向に対して湾曲部231aによってバネ性を有する。延長部231の先端部231bの位置は縦治具210のサイドプレート113と当接する当接面213に対して、所定量aだけサイドプレート113側に突出するようにしており(ここでは2〜3mm)、縦治具210をコア部110にセットした時には、バネ部材230は、サイドプレート113の根付け部111a近傍をコア部110の内側に向けて押圧するようにしている。
【0032】
一方、横治具220は、外形がコの字状を成す平板部材であり、簡素で安価なものとしている。そして、コの字の開口側に延びる固定部221が上記縦治具210の横治具挿入部212に挿入されて、一対の縦治具210を固定するようにしている。尚、横治具220の材質は縦治具210と同様にステンレス製としている。
【0033】
縦治具210に横治具220が挿入された時の縦治具210間の寸法は、コア部110のチューブ積層方向の寸法に対して所定量だけ小さくしており、両治具210、220がコア部110に装着された時には、チューブ111およびフィン112に所定の圧縮力が加わるようにしている。
【0034】
次に、上記保持治具200を用いたラジエータ100の製造方法について説明する。まず、縦治具210の一方を当接面213が上側となるように作業台の上に水平にセットし、この当接面213の上にサイドプレート113を置き、サイドプレート113の上にフィン112、チューブ111、フィン112の順にそれぞれ設定個数積層していく。最上段のフィン112の上にもう1つのサイドプレート113を置き、更にその上に当接面213を下向きにしたもう1つの縦治具210をセットする。
【0035】
次に、図示しない押さえ治具で積層されたチューブ111およびフィン112を、所定量圧縮して一対の縦治具210間に横治具220をセットする。即ち横治具220の固定部221を縦治具210の横治具挿入部212に挿入する。この段階でチューブ111、フィン112、サイドプレート113の積層状態が所定の圧縮力を受けた状態で保持される。
【0036】
次に、コアプレート114のチューブ穴にチューブ端部が挿入されるように、プレス機によってコアプレート114を打ち込んで嵌合させ、コア部110の組み立て体とする。
【0037】
次に、入口パイプ121、注水口122、出口パイプ131が予め嵌合あるいはかしめ等によって仮組付けされたアッパタンク120およびロウアタンク130をそれぞれコアプレート114の縁立て部に嵌合させ、コア部110に組付ける。これでラジエータ100の組み立て状態となる。
【0038】
そして、このラジエータ100の組み立て体を炉中に投入して、各部材を一体でろう付けする。ろう付け時においては、まず、加熱される段階でコア部110の特にコアプレート114がその長手方向に熱膨張し、接続されているチューブ111も移動するが、縦治具210の切欠き部211によって根付け部111a近傍領域においてはその挙動が拘束されることが無い。また、バネ部材230は湾曲部231aのバネ性によってコア部110の外方に収縮され、上記熱膨張による挙動に追従する。尚、根付け部111a近傍を除く一般領域においては、チューブ111、フィン112の熱膨張分は、ろう材の溶融によりろう材膜厚分の沈み込みが生じ、チューブ積層方向の全体の熱膨張はほぼ相殺され、保持治具200の所定圧縮力による保持がほぼ継続される。
【0039】
ろう材溶融後の冷却段階においては、逆に熱収縮が起こり、各部材は本来の寸法に戻っていくが、コア部110の根付け部111a近傍領域は、バネ部材230によって押圧状態が維持される。尚、根付け部111a近傍を除く一般領域においては、チューブ111、フィン112の熱収縮が起こるが、初期の保持治具200による圧縮力が減少しつつ作用する。
【0040】
以上の構成説明、製造方法説明(ろう付け時保持治具200の作動説明を含む)より、チューブ111の根付け部111a近傍領域は、保持治具200によって拘束されないので、ろう付けの加熱時にコアプレート114がチューブ積層方向に熱膨張する際に、チューブ111も共に追従可能となり、従来技術の項で説明したチューブ111の変形を防止することができる。尚、バネ部材230はコアプレート114の熱膨張方向に収縮するので、チューブ111の熱膨張時の挙動を阻害することが無い。
【0041】
そして、ろう付けの冷却時においては、バネ部材230は、熱収縮に追従してコア部110を内側に押圧するので、チューブ111とフィン112との接触状態を適切に維持してろう付けを確実に行うことができる。
【0042】
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、両タンク120、130はコア部110と同種の金属タンクとして、コア部110と共に一体ろう付けされて熱交換器100を形成するものとして説明したが、これに限らずタンクを後付けの樹脂製のものとして、コア部110のみを一体でろう付けするものに適用しても良い。
【0043】
また、コアプレート114に両タンク120、130が接続されるものとして説明したが、タンク自身が例えば押出し加工により1つの容器体として形成され、そのタンクに設けられたチューブ穴に直接チューブ111が接続されるものに適用しても良い。
【0044】
更には、熱交換器としてラジエータ100を例にして説明したが、この他にも凝縮器、ヒータコア、インタークーラ等の他の熱交換器を対象としても良い。そして、熱交換器を構成する各部材の材質もアルミニウムに限定されることなく、他の銅材等としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラジエータに保持治具が装着された状態を示す正面図である。
【図2】縦治具およびバネ部材を示す外観斜視図である。
【図3】縦治具に対するバネ部材の位置関係を示す正面図である。
【図4】図1におけるA−A部を示す断面図である。
【図5】従来技術における保持治具を示す正面図である。
【図6】図5におけるB方向からの矢視図である。
【符号の説明】
100 ラジエータ(熱交換器)
110 コア部
111 チューブ
111a 根付け部(接続部)
112 フィン
113 サイドプレート(両端部)
114 コアプレート
120 アッパタンク(タンク)
130 ロウアタンク(タンク)
200 保持治具
210 縦治具
230 バネ部材

Claims (4)

  1. 複数のフィン(112)の各間に介在されて複数積層されるチューブ(111)と、前記チューブ(111)の長手方向端部に接続されて少なくともタンク(120、130)の一部を成すコアプレート(114)とから成るコア部(110)を組み立て状態にして、
    前記チューブ(111)の積層方向の両外側から前記コア部(110)を挟み込む保持治具(200)で、前記積層方向の内側に向けて所定の圧縮力を負荷しつつ前記コア部(110)の組み立て状態を保持し、
    組み立て状態を保持された前記コア部(110)を炉中に投入して、前記コア部(110)を構成する各部材(111、112、114)を一体的にろう付けする熱交換器のろう付け方法において、
    前記保持治具(200)で前記コア部(110)を保持する際には、前記チューブ(111)の前記コアプレート(114)との接続部(111a)近傍を除いた領域で前記所定の圧縮力を負荷することを特徴とする熱交換器のろう付け方法。
  2. 前記保持治具(200)で前記コア部(110)を保持する際には、前記積層方向にバネ性を有するバネ部材(230)で、前記接続部(111a)近傍領域を前記積層方向の内側に向けて押圧することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器のろう付け方法。
  3. 複数のフィン(112)の各間に介在されて複数積層されるチューブ(111)と、前記チューブ(111)の長手方向端部に接続されて少なくともタンク(120、130)の一部を成すコアプレート(114)とから成るコア部(110)の組み立て状態を保持してろう付けを行う熱交換器のろう付け治具であって、
    前記コア部(110)の前記チューブ(111)の積層方向の両端部(113)で当接して、前記コア部(110)に対して前記積層方向の内側に向けて所定の圧縮力を負荷する一対の縦治具(210)を有し、
    前記縦治具(210)は、前記チューブ(111)の前記コアプレート(114)との接続部(111a)近傍を除いた領域で前記両端部(113)に当接することを特徴とする熱交換器のろう付け治具。
  4. 前記縦治具(210)には、前記積層方向にバネ性を有し、前記両端部(113)の前記接続部(111a)近傍領域を前記積層方向の内側に向けて押圧するバネ部材(230)が設けられたことを特徴とする請求項3に記載の熱交換器のろう付け治具。
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