JPH0639258Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0639258Y2
JPH0639258Y2 JP13774488U JP13774488U JPH0639258Y2 JP H0639258 Y2 JPH0639258 Y2 JP H0639258Y2 JP 13774488 U JP13774488 U JP 13774488U JP 13774488 U JP13774488 U JP 13774488U JP H0639258 Y2 JPH0639258 Y2 JP H0639258Y2
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JP
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pipe
heat exchanger
shaped joint
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heat transfer
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JP13774488U
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利治 新村
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Sanden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カークーラに使用される凝縮器又はエンジン
冷却水の放熱に利用されるラジエータ等の熱交換器に関
する。
[従来の技術] 従来、カークーラ用凝縮器は、第7図のように、偏平多
穴管51を、蛇行状に屈曲させ、その平行部に放熱用コル
ゲートフイン52を配するとともに、この偏平多穴管51の
両端部にユニオン53を設ける形のものが主流と成ってい
る。
これに対して最近では、第8図のように、所定の長さの
偏平伝熱管群21、21、・・・の間に放熱フイン26を有
し、この偏平伝熱管群21、21、・・・の両端にヘッダー
パイプ22、22を設置してなる凝縮器20が使われる。そし
て、この凝縮器20では、内部流体の流入又は流出用のパ
イプ23及び24は、TIG溶接あるいは、トーチろう付けに
よって、前記ヘッダーパイプ22、22に直接接合されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の凝縮器での内部流体の
流入あるいは流出用のパイプを接合する際には、位置決
め治具が必要であり、また作業に熟練を要するために、
特定の作業者に限定され、更に設備も効果なものとな
る。また、コア部21及び26のろう付け接合工程とは別
に、パイプの接合工程を設ける必要が生じ、多くの作業
工数を要するという不都合が生ずる。
そこで、本考案の技術課題は、流入パイプと流出パイプ
の接合等組立の容易で且つ品質の安定した熱交換器を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、複数の偏平伝熱管と、この偏平伝熱管
の周囲に設けられた放熱フインと、熱媒体を流入又は流
出させるための外部パイプと、前記偏平伝熱管の両端部
が夫々連通し、外部パイプと接続されるヘッダーパイプ
とを有する熱交換器において、前記ヘッダーパイプが、
開口端を有する複数のパイプ片と、前記複数のパイプ片
の開口端同士を連通しているヘッダーパイプ連結部及び
前記外部パイプと結合している外部パイプ結合部を持つ
少なくとも1つのT字状の継手管とで構成されることを
特徴とする熱交換器が得られる。
本考案によれば、前記熱交換器において、前記T字状の
継手管は、前記ヘッダーパイプ連結部の前記偏平伝熱管
と対向する部分が切欠けられていることを特徴とする熱
交換器が得られる。
本考案によれば、T字状の継手管に接合される接合面を
少なくとも含むように、ろう材がクラッドされているヘ
ッダーパイプを特徴とする熱交換器が得られる。
本考案によれば、T字状の継手管に結合される結合面
が、ろう材でクラッドされている外部パイプを特徴とす
る熱交換器が得られる。
[作用] 本考案の熱交換器においては、ヘッダーパイプが、パイ
プ片と、流入パイプ又は流出パイプとをT字状の継手管
により継合することにより簡単に且つ容易に構成でき、
それにより熱交換器の組み立てが簡単且つ容易にでき
る。さらに、継合するパイプ片と、流入パイプ又は流出
パイプ等の外部パイプとは、T字状の継手管とに継合す
る内周面又は外周面に夫々ろう材をクラッドすることに
より、T字状の継手管の長さ方向にパイプ片を夫々接続
し、これと垂直方向に流入パイプ又は流出パイプである
外部パイプを接続し、各接合部を加熱するだけで容易に
固定(溶接)することが出来る。また、T字状の継手管
は、切欠けを設けることにより、偏平伝熱管の挿通を妨
害しないで、パイプ片との接合面積を増大させ、接合強
度を大きくすることが出来る。
[実施例] 本考案の実施例について第1〜6図を参照して説明す
る。
第1図は本考案の第1の実施例に係る熱交換器を示す図
である。第1図において、熱交換器(凝縮器)20は、従
来例と同様に、所定の長さの偏平伝熱管群21、21、・・
・の周囲に放熱フイン26を有し、この偏平伝熱管群21、
21、・・・の両端にヘッダーパイプ10及び10′を設置す
ることにより構成されている。そして、この凝縮器20の
ヘッダーパイプ10、10′は、従来例と異なるT字状の継
手管とパイプ片を継合し、さらに熱媒体である流体の流
入及び流出用のパイプが継合される。以下左右共に等し
い形状を有するので、片側のヘッダーパイプについて説
明する。
第2図は本考案の第1の実施例に係る熱交換器のヘッダ
ーパイプの組立を示す図である。この図において、T字
状の継手管1はアルミニューム又はアルミニューム合金
よりなり、開口端付近に連結部を有する。
T字状の継手管1に継合されるパイプ片11、12は、その
内側形状がT字状の継手管1の外側形状と実質的に等し
く、パイプ片11、12の開口端付近より全長にわたって連
結部の内周面11a、12aを含むようにろう材が夫々クラッ
ドされている。また、流入、流出パイプ23、24の開口端
付近の結合部の内面23a、24aの形状がT字状の継手管1
の突出パイプ1cの外側形状と実質的に等しく、この流
入、流出パイプ23、24開口端付近の結合部の内周面23
a、24aには、ろう材がクラッドされている。
これらパイプ片11、12と流入、流出パイプ23、24とT字
状の継手管1とによりヘッダーパイプを組み立てるに
は、T字状の継手管1の長さ方向連結部1a,1aの両開口
端をパイプ片11及び12の開口端に挿入して、一方、これ
と垂直方向に流入、流出パイプ23、24の開口端内にT字
状の継手管1の突出パイプ(突出した結合部)1cの開口
端を挿入した後、これらパイプ片11、12及び流入、流出
パイプ23、24とT字状の継手管1との連結部及び結合部
付近を加熱することにより、容易にT字状に継合するこ
とができる。
第3図は本考案の第2の実施例に係る熱交換器のヘッダ
ーパイプの組立を示す図である。この図において、T字
状の継手管2はアルミニューム又はアルミニューム合金
よりなり、連結部の内周面2a、2a及び突出した結合部2c
の外周面が示される。T字状の継手管2に継合されるパ
イプ片13、14の開口端付近の外側の形状(外周面)13a,
14aは、実質的にT字状の継手管2の開口端の内側形状
(連結部の内周面)2a,2aに等しく、このパイプ片13、1
4の開口端付近の連結部外周面13a、14aにろう材がクラ
ッドされている。また、流入、流出パイプ23、24の開口
端付近の内側形状23a,24aは実質的にT字状の継手管2
の突出パイプ2cの外側形状と等しく、この流入、流出パ
イプ23、24の開口端付近の結合部の内周面23a、24aに
も、ろう材がクラッドされている。このヘッダーパイプ
を組み立てるには、T字状の継手管2の長さ方向連結部
の(内周面)2aの両端開口部にパイプ片13及び14の開口
端(外周面)13a,14aを挿入して、一方これと垂直方向
に流入、流出パイプ23、24の開口端内(内周面)23a,24
aに突出パイプ(突出した結合部)2cの開口端を挿入し
た後、パイプ片13、14及び流入、流出パイプ23、24とT
字状の継手管2の連結部及び結合部を加熱することによ
り、容易に接合することが出来る。
第4図は本考案の第1の実施例に係る熱交換器の要部の
一例を示す図である。この図において第1の実施例のT
字状の継手管1は、両端にパイプ片15及び16を接合し、
更に、これと垂直方向に流入、流出パイプ23、24の一端
を接合している。流入、流出パイプ23、24の他端には、
ユニオン28が設けられている。一方、パイプ片15及び16
の流入、流出パイプ23、24の設置側と反対側には、パイ
プ片15及び16の太さよりも狭い幅を有する偏平伝熱管2
1、21、・・・が予め定めらた間隔hで、パイプ片15及
び16を横断する様に側面に挿入し連通されており、さら
に、この偏平伝熱管21、21、・・・の夫々の間を一定の
周期で蛇行する板体形状の放熱フイン26が設けられてい
る。偏平伝熱管21、21、・・・の間隔hは、T字状の継
手管1の長さよりも長い。
第5図は本考案の第3の実施例に係る熱交換器の要部を
示す図である。この図においてT字状の継手管3の連結
部にパイプ片15及び16が連結し、更に流入、流出パイプ
23、24が結合している。パイプ片15及び16には、このパ
イプ片15及び16の太さより狭い幅を有する偏平伝熱管2
1、21、・・・が予め定められた間隔hで、連通されて
おり、更に、この偏平伝熱管21、21、・・・の夫々にこ
の偏平伝熱管21、21、・・・間を一定周期で蛇行する板
体形状の放熱フイン26が設けられている。T字状の継手
管3は第5図(第6図も参照)に示すように、T字状の
継手管3側は、偏平伝熱管同士の間隔hよりも短い長さ
h′の面を有するように、連結部の開口端から側面に至
るように凹形に切欠されている。第4図に戻って、偏平
伝熱管21、21、・・・は、T字状の継手管3の連結部に
邪魔されることなく、パイプ片15及び16に連通されてい
るのと同様に、第5図ではT字状の継手管3は、第4図
のT字状の接合部の面積Aより大なる面積Bを有するの
で、 パイプ片15及び16の取り付け不良を減少させることが出
来る。
以上述べたように、内部流体(熱媒体)の流入及び流出
用のパイプの位置は、従来は、特定の位置に限られてい
たものが、本考案によれば、流体の種類、設置する場
所、接続される圧縮機または蒸発器の形状及び性能によ
って、比較的自由に選択できるし、また、その接続も容
易である。。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、内部流体流入及
び流出用の外部パイプとヘッダーパイプのための特殊技
術及び設備を不要とし、品質の安定した熱交換器を提供
することが出来る。
更に、本考案のろう材をクラッドしたヘッダーパイプと
流入及び流出用の外部パイプ及びT字状の継手管を偏平
伝熱管及び放熱フインと共に一体的にろう付けするこが
できるので、組立及び製造がさらに容易な熱交換器を提
供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係る熱交換器の構成を
示す図、第2図は本考案の第1の実施例に係る熱交換器
のヘッダーパイプの組立を示す図、第3図は本考案の第
2の実施例に係る熱交換器のヘッダーパイプの組立を示
す図、第4図は本考案に係る熱交換器の要部の一例を示
す図、第5図は本考案の第3の実施例に係る熱交換器の
要部を示す図、第6図は第5図に示す本考案の第3の実
施例に係る熱交換器のT字状の継手管を示す斜視図、第
7図は従来例に係る凝縮器の構成を示す図、第8図は従
来例に係る熱交換器の構成を示す図である。 1、2、3、4……T字状の管継手、1a……連結部、1c
……突出した結合部、2a……連結部の内周面、2c……突
出した結合部、10、10′……ヘッダーパイプ、11、12、
11′、12′、13、14、15、16……パイプ片、11a,12a…
…内周面、13a、14a……外周面、20……熱交換器、21…
…偏平伝熱管、22……ヘッダーパイプ、23……流入パイ
プ、23a,24a……内周面、24……流出パイプ、26……放
熱フイン、28……ユニオン。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の偏平伝熱管と、該偏平伝熱管の周囲
    に設けられた放熱フインと、熱媒体を流入又は流出させ
    るための外部パイプと、前記偏平伝熱管の両端部が夫々
    連通し、外部パイプと接続されるヘッダーパイプとを有
    する熱交換器において、 前記ヘッダーパイプが、開口端を有する複数のパイプ片
    と、前記複数のパイプ片の開口端同士を連結しているヘ
    ッダーパイプ連結部及び前記外部パイプと結合している
    外部パイプ結合部を持つ少なくとも1つのT字状の継手
    管とで構成されることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】T字状の継手管は、ヘッダーパイプ連結部
    の偏平伝熱管と対向する部分が切欠けられていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱交換
    器。
  3. 【請求項3】T字状の継手管に接合される接合面を少な
    くとも含むようにろう材がクラッドされているヘッダー
    パイプを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の熱交換器。
  4. 【請求項4】T字状の継手管に結合される結合面がろう
    材でクラッドされている外部パイプを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の熱交換器。
JP13774488U 1988-10-24 1988-10-24 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0639258Y2 (ja)

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