JP3407398B2 - ディスクカートリッジ用ケース - Google Patents

ディスクカートリッジ用ケース

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JP3407398B2
JP3407398B2 JP09986594A JP9986594A JP3407398B2 JP 3407398 B2 JP3407398 B2 JP 3407398B2 JP 09986594 A JP09986594 A JP 09986594A JP 9986594 A JP9986594 A JP 9986594A JP 3407398 B2 JP3407398 B2 JP 3407398B2
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disc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ディスクがカート
リッジに収納されて構成されたディスクカートリッジ
を、保持し収納するディスクカートリッジ用ケースに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク、光ディスク、また
は、光磁気ディスクの如き記録ディスクをカートリッジ
に回転可能に収納して構成されたディスクカートリッジ
が提案されている。このディスクカートリッジは、上記
記録ディスクに対する情報信号の記録及び再生、また
は、再生が、この記録ディスクを該カートリッジに収納
したままの状態で、上記カートリッジに開設された開口
部を介して行えるように構成されている。
【0003】そして、このようなディスクカートリッジ
を保管、携帯するときのこのディスクカートリッジの保
護、携帯の容易化を図るため、ディスクカートリッジ用
ケースが提案されている。
【0004】このディスクカートリッジ用ケースは、上
ハーフと下ハーフとを有して構成されている。これら各
ハーフは、互いの主面部同士を対向させて突き合わせら
れた閉蓋状態と、互いに主面部を離間された開蓋状態と
に、開閉可能に構成されている。
【0005】そして、上記各ハーフの主面部上には、上
記ディスクカートリッジが嵌入されて収納される複数の
収納凹部が形成されている。このディスクカートリッジ
用ケースにおいては、上記各収納凹部内に上記ディスク
カートリッジを嵌入させて収納させ、上記各ハーフを閉
蓋状態とすることにより、該ディスクカートリッジは、
該各ハーフ内に収納されて保護される。
【0006】上記収納凹部には、上記ディスクカートリ
ッジに設けられた係合凹部に嵌合して該ディスクカート
リッジの移動を防止するホールド部材を設けることがで
きる。このようなホールド部材を有するディスクカート
リッジ用ケースにおいては、上記ディスクカートリッジ
は、上記収納凹部内において、上記ホールド部材に係合
されて、移動を阻止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なディスクカートリッジ用ケースにおいては、上記ディ
スクカートリッジを収納した状態において、落下等によ
る強い衝撃が加えられた場合には、該ディスクカートリ
ッジは、上記収納凹部内で移動し、この収納凹部の内壁
部に衝突して、損傷を被る虞れがある。
【0008】上記ホールド部材を有するディスクカート
リッジ用ケースにおいても、このホールド部材は、例え
ば合成樹脂材料よりなる板バネの弾性力によって上記係
合凹部に嵌合されているため、加えられる衝撃が強い場
合には、該係合凹部に対する係合を解除されてしまう虞
れがある。
【0009】上記ホールド部材による上記ディスクカー
トリッジに対する係合が衝撃により解除された場合に
は、このディスクカートリッジは、上記収納凹部内で移
動して損傷を被る虞れがあり、また、この状態で上記上
下ハーフを開蓋させたときには、このディスクカートリ
ッジ用ケースより脱落、落下して損傷する虞れがある。
【0010】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、ディスクカートリッジを収納し
て保護することができ、落下等の強い衝撃が加えられた
場合においても、収納したディスクカートリッジの移動
を防止し、該ディスクカートリッジを確実に保護するこ
とができるディスクカートリッジ用ケースを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクカートリッ
ジ用ケースは、互いに対向して突き合わせられた状態に
離間可能に保持された上ハーフ及び下ハーフと、この下
ハーフの上ハーフに対向する面部上に形成されディスク
カートリッジがこの面部に沿う方向に移動操作されるこ
とによってこのディスクカートリッジを保持する下側ホ
ールド部と、上ハーフの下ハーフに対向する面部に突出
形成され該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられた
ときに下ハーフ内に進入する上側突起部とを備えてい
る。
【0012】そして、下側ホールド部は、ディスクカー
トリッジが面部に沿いこの下側ホールド部より離間する
方向に移動操作されることによってこのディスクカート
リッジに対する保持を解除するものであって、上側突起
部は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせられたときに
は、下側ホールド部に保持されたディスクカートリッジ
の該下側ホールド部による保持を解除される方向への移
動を阻止することを特徴とするものである。
【0013】また、本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースは、互いに対向して突き合わせられた状態に離
間可能に保持された上ハーフ及び下ハーフと、この下ハ
ーフの上ハーフに対向する面部上に形成されディスクカ
ートリッジがこの面部に沿う方向に移動操作されること
によってこのディスクカートリッジを保持する下側ホー
ルド部と、上ハーフの下ハーフに対向する面部上に形成
されディスクカートリッジがこの面部に沿う方向に移動
操作されることによってこのディスクカートリッジを保
持する上側ホールド部と、上ハーフの下ハーフに対向す
る面部に突出形成され該上ハーフ及び該下ハーフが突き
合わせられたときに下ハーフ内に進入する上側突起部
と、下ハーフの上ハーフに対向する面部に突出形成され
該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられたときに上
ハーフ内に進入する下側突起部とを備えている。
【0014】そして、下側ホールド部は、ディスクカー
トリッジが面部に沿いこの下側ホールド部より離間する
方向に移動操作されることによってこのディスクカート
リッジに対する保持を解除するものであって、上側突起
部は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせられたときに
は、下側ホールド部に保持されたディスクカートリッジ
の該下側ホールド部による保持を解除される方向への移
動を阻止し、上側ホールド部は、ディスクカートリッジ
が面部に沿いこの上側ホールド部より離間する方向に移
動操作されることによってこのディスクカートリッジに
対する保持を解除するものであって、下側突起部は、上
ハーフ及び下ハーフが突き合わせられたときには、上側
ホールド部に保持されたディスクカートリッジの該上側
ホールド部による保持を解除される方向への移動を阻止
することを特徴とするものである。
【0015】そして、本発明は、上記ディスクカートリ
ッジ用ケースにおいて、上記上ハーフは、上側外ケース
とこの上側外ケース内に収納保持され上側ホールド部及
び上側突起部を有する上側内ケースとから構成されたも
のとし、上記下ハーフは、下側外ケースとこの下側外ケ
ース内に収納保持され下側ホールド部及び下側突起部を
有する下側内ケースとから構成されたものとし、該上側
内ケースと該下側内ケースとが、互いに同一形状を有し
て形成されていることとしたものである。
【0016】さらに、本発明は、上述の各ディスクカー
トリッジ用ケースにおいて、少なくとも上記下側ホール
ド部は、複数が並列的に形成され、それぞれがディスク
カートリッジを保持することによって、複数のディスク
カートリッジを略々同一平面内に配列させて保持するこ
ととしたものである。
【0017】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジ用ケースに
おいては、互いに対向して突き合わせられた状態に離間
可能に保持される上ハーフ及び下ハーフのうち、該下ハ
ーフの該上ハーフに対向する面部上には、ディスクカー
トリッジがこの面部に沿う方向に移動操作されることに
よってこのディスクカートリッジを保持する下側ホール
ド部が形成され、該上ハーフの該下ハーフに対向する面
部には、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられた
ときに該下側ホールド部に保持されたディスクカートリ
ッジの該下側ホールド部による保持を解除される方向へ
の移動を阻止する上側突起部が突出形成されているの
で、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられたとき
には、該ディスクカートリッジが該下側ホールド部によ
る保持を解除されることがない。
【0018】また、本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースにおいては、互いに対向して突き合わせられた
状態に離間可能に保持される上ハーフ及び下ハーフのう
ち、該下ハーフの該上ハーフに対向する面部上には、デ
ィスクカートリッジがこの面部に沿う方向に移動操作さ
れることによってこのディスクカートリッジを保持する
下側ホールド部が形成され、該上ハーフの該下ハーフに
対向する面部上には、ディスクカートリッジがこの面部
に沿う方向に移動操作されることによってこのディスク
カートリッジを保持する上側ホールド部が形成され、該
上ハーフの該下ハーフに対向する面部には、該上ハーフ
及び該下ハーフが突き合わせられたときに該下側ホール
ド部に保持されたディスクカートリッジの該下側ホール
ド部による保持を解除される方向への移動を阻止する上
側突起部が突出形成され、該下ハーフの該上ハーフに対
向する面部には、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わ
せられたときに該上側ホールド部に保持されたディスク
カートリッジの該上側ホールド部による保持を解除され
る方向への移動を阻止する下側突起部が突出形成されて
いるので、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられ
たときには、該ディスクカートリッジが該下側ホールド
部及び該上側ホールド部による保持を解除されることが
ない。
【0019】そして、上記ディスクカートリッジ用ケー
スにおいて、上記上ハーフは、上側外ケースとこの上側
外ケース内に収納保持され上側ホールド部及び上側突起
部を有する上側内ケースとから構成されたものとし、上
記下ハーフは、下側外ケースとこの下側外ケース内に収
納保持され下側ホールド部及び下側突起部を有する下側
内ケースとから構成されたものとし、該上側内ケースと
該下側内ケースとが、互いに同一形状を有して形成され
ていることとした場合には、該上側内ケースと該下側内
ケースとは、同一物として同一工程により作成すること
ができ、製造が容易化される。
【0020】さらに、上述の各ディスクカートリッジ用
ケースにおいて、少なくとも上記下側ホールド部は、複
数が並列的に形成され、それぞれがディスクカートリッ
ジを保持することによって、複数のディスクカートリッ
ジを略々同一平面内に配列させて保持することとした場
合には、複数のディスクカートリッジを効率よく収納す
ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0022】本発明に係るディスクカートリッジ用ケー
スは、図1及至図6に示すように、ヒンジ部材3を介し
て互いに回動可能に接合された上側外ケース1及び下側
外ケース2を有して構成される。
【0023】上記上側外ケース1は、略々矩形状の主板
部と、この主板部の周囲部より下方側に垂下された周壁
部とを有して、合成樹脂材料や金属の如き材料によって
一体的に形成されている。また、上記下側外ケース2
は、略々矩形状の主板部と、この主板部の周囲部より上
方側に突設された周壁部とを有して、上記上側外ケース
1と略々同一の大きさ及び形状を有して、合成樹脂材料
や金属の如き材料によって一体的に形成されている。
【0024】上記上側外ケース1内には、上側内ケース
5が配設されている。これら上側外ケース1及び上側内
ケース5は、上ハーフを構成する。また、上記下側外ケ
ース2内には、下側内ケース5が配設されている。これ
ら下側外ケース2及び下側内ケース5は、下ハーフを構
成する。
【0025】そして、このディスクカートリッジ用ケー
スは、上記各ハーフ間に、複数のディスクカートリッジ
を収納して保持するものである。
【0026】このディスクカートリッジ用ケースに収納
されるディスクカートリッジは、図18及至図21に示
すように、記録ディスクである光磁気ディスク、また
は、光ディスクをカートリッジに収納して構成されたも
のである。
【0027】上記光磁気ディスクは、直径が例えば64
mm程度、あるいは、これより大径の、ポリカーボネイ
ト、アクリルの如き透明合成樹脂材料、または、硝子材
料よりなる円盤状のディスク基板に、磁性材料からなる
信号記録層が被着形成されて構成されている。この信号
記録層は、集光されたレーザビームの照射等の手段によ
り局所的にいわゆるキュリー温度以上に加熱され、この
加熱された部分に外部磁界が印加されることにより、情
報信号の書き込みをなされる。このように書き込まれた
情報信号は、上記信号記録層にレーザビームの如き直線
偏光光束を照射し、この光束の反射光束についての該記
信号記録層におけるいわゆるカー効果による偏光方向の
回転角度を検出することにより、読み出すことができ
る。
【0028】また、上記光ディスクは、上記光磁気ディ
スクのディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニ
ウムの如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構
成されている。この光ディスクのディスク基板には、射
出成形等の手段により、情報信号に対応した微細なピッ
ト列が形成されている。この光ディスクに書き込まれて
いる情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコ
ヒーレント光光束を照射し、この光束の反射光束につい
ての該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変
化量を検出することにより、読み出すことができる。
【0029】上記光磁気ディスク、または、上記光ディ
スクである記録ディスクの中央部分には、円形のチャッ
キング用透孔104が開設されている。そして、上記記
録ディスクには、上記チャッキング用透孔104を上方
側より閉蓋するようにして、このチャッキング用透孔1
04に略々対応した直径の円盤状のチャッキングプレー
ト102が取り付けられている。このチャッキングプレ
ート102は、鉄、ステンレスの如き磁性を有する金属
材料により形成されている。
【0030】上記記録ディスクは、ディスクプレーヤ装
置の如きこの記録ディスクに対して情報信号の記録、ま
たは、再生を行う記録再生装置において、回転操作され
るディスクテーブルの上面部に形成された円錐台状の突
起部により、上記チャッキング用透孔104を基準とし
て、ディスク基板の主面部に沿う方向の位置決め、すな
わち、センタリングをなされる。また、上記記録ディス
クは、上記ディスクテーブルに内蔵されたマグネットに
より、上記チャッキングプレート102を吸引され、該
ディスクテーブル上に保持される。このとき、上記ディ
スクテーブルの上記突起部の周囲部分は、上記記録ディ
スクの上記チャッキング用透孔104の周囲部分を当接
支持し、上記ディスク基板の主面部に垂直な方向、すな
わち、高さ位置の位置決めを行う。
【0031】そして、上記光磁気ディスクは、図18及
び図19に示すように、カートリッジ105に回転可能
に収納されて、情報信号の記録及び再生が可能な記録再
生用ディスクカートリッジ120を構成する。また、上
記光ディスクは、図20及び図21に示すように、カー
トリッジ116に回転可能に収納されて、情報信号の再
生専用の再生専用ディスクカートリッジ121を構成す
る。
【0032】上記光磁気ディスクを収納して記録再生用
ディスクカートリッジ120を構成する上記カートリッ
ジ105は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせ結合さ
れることにより、一辺の長さが該光磁気ディスクの直径
に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構
成されている。このカートリッジ105は、図18に示
すように、上面側の主面部に、上記光磁気ディスクの信
号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気ヘッド用開
口部123を有している。この磁気ヘッド用開口部12
3は、上記上ハーフの主面部の略々中央部分より、この
主面部の一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成されて
いる。また、このカートリッジ105は、下面側の主面
部の上記磁気ヘッド用開口部123に対向する位置に光
学ピックアップ用開口部122を有し、この下面側の主
面部の略々中央部分にチャッキング用開口部113を有
している。このチャッキング用開口部113は、図19
に示すように、上記チャッキング用透孔104及び上記
チャッキングプレート102を外方に臨ませている。こ
の記録再生用ディスクカートリッジ120は、ディスク
プレーヤ装置の如き記録再生装置に対して、図18及び
図19中矢印Mで示すように、前方方向に挿入されて装
着される。
【0033】上記カートリッジ105の上面部の前方側
部分には、この記録再生用ディスクカートリッジ120
の上記記録再生装置に対する挿入方向を示す矢印表示1
25が設けられている。
【0034】上記記録再生用ディスクカートリッジ12
0のカートリッジ105において、上記磁気ヘッド用開
口部123及び上記光学ピックアップ用開口部122
は、シャッタ部材106に依って開閉可能となされてい
る。このシャッタ部材106は、これら開口部123,
122に対応した互いに平行に相対向された上側及び下
側蓋板部と、これら各蓋板部の一端側同士間を連結する
被支持板部とを有して、薄い金属板材料により、一体的
に構成されている。このシャッタ部材106は、上記被
支持板部を、上記カートリッジ105の一側部に前後方
向に亘って形成されたガイド溝部107に沿って摺動可
能に支持されている。
【0035】上記シャッタ部材106は、上記カートリ
ッジ105の一側縁部に沿って後方にスライドされるこ
とにより上記各開口部123,122を開蓋し、後方側
より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記
各蓋板部により該各開口部123,122を閉蓋する。
なお、上記カートリッジ105の上下主面部において、
上記各蓋板部が移動する領域には、該各蓋板部の厚さに
対応した深さの凹部が形成されている。したがって、上
記各蓋板部は、上記凹部内に位置することによって、上
記カートリッジ105の主面部に対して面一な状態とな
されている。また、上記カートリッジ105の上側の主
面部には、上記凹部が形成された領域の外に、ラベル貼
付領域115が形成されている。このラベル貼付領域1
15は、貼付されるラベルの厚さに対応した深さを有し
該ラベルの形状に対応した形状の凹部として形成されて
いる。
【0036】上記光ディスクを収納して再生専用ディス
クカートリッジ121を構成する上記カートリッジ11
6は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせ結合されるこ
とにより、一辺の長さが該光磁気ディスクの直径に略々
対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構成され
ている。このカートリッジ116は、下面側の主面部
に、上記光ディスクの信号記録面の一部を外方に臨ませ
るための光学ピックアップ用開口部122を有してい
る。この光学ピックアップ用開口部122は、上記下ハ
ーフの主面部の略々中央部分より、この主面部の一側縁
部近傍に亘って、長方形状に形成されている。また、こ
のカートリッジ116は、下面側の主面部の略々中央部
分にチャッキング用開口部113を有している。このチ
ャッキング用開口部113は、図21に示すように、上
記チャッキング用透孔104及び上記チャッキングプレ
ート102を外方に臨ませている。この再生専用ディス
クカートリッジ121は、ディスクプレーヤ装置の如き
記録再生装置に対して、図20及び図21中矢印Mで示
すように、前方方向に挿入されて装着される。
【0037】上記カートリッジ116の上面部の前方側
部分には、この再生専用ディスクカートリッジ121の
上記記録再生装置に対する挿入方向を示す矢印表示12
5が設けられている。
【0038】上記再生専用ディスクカートリッジ121
のカートリッジ116において、上記上記光学ピックア
ップ用開口部122は、シャッタ部材117に依って開
閉可能となされている。このシャッタ部材117は、上
記開口部122に対応した下側蓋板部と、この下側蓋板
部の一端側に連設された被支持板部とを有して、薄い金
属板材料により、一体的に構成されている。このシャッ
タ部材117は、上記被支持板部を、上記カートリッジ
116の一側部に前後方向に亘って形成されたガイド溝
部107に沿って摺動可能に支持されている。
【0039】上記シャッタ部材117は、上記カートリ
ッジ116の一側縁部に沿って後方にスライドされるこ
とにより上記光学ピックアップ用開口部122を開蓋
し、後方側より前方にスライドされて初期位置に復帰さ
れると上記下側蓋板部により該光学ピックアップ用開口
部122を閉蓋する。なお、上記カートリッジ116の
下側主面部において、上記下側蓋板部が移動する領域に
は、該下側蓋板部の厚さに対応した深さの凹部が形成さ
れている。したがって、上記下側蓋板部は、上記凹部内
に位置することによって、上記カートリッジ116の下
側の主面部に対して面一な状態となされている。また、
上記カートリッジ116の上側の主面部には、略々全面
に亘って、ラベル貼付領域119が形成されている。こ
のラベル貼付領域119は、貼付されるラベルの厚さに
対応した深さを有し該ラベルの形状に対応した形状の凹
部として形成されている。
【0040】上記ガイド溝部107は、上記カートリッ
ジ105,116の前端面部にまで亘って形成され、こ
の前端面部に対し開放されている。
【0041】また、上記カートリッジ105,116の
他側面部の前方側部分には、このカートリッジ105,
116の前端面部に亘って、ガイド溝126が形成され
ている。すなわち、このガイド溝126は、上記カート
リッジ105,116の前端面部に対し開放されてい
る。
【0042】そして、上記各カートリッジ105,11
6の下側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決
め穴109,110が形成されている。上記前方側位置
決め穴109は、上記光学ピックアップ用開口部122
の前方側の主面部の縁部近傍に位置しており、長径方向
が前後方向となされた長円形に形成されている。また、
上記後方側位置決め穴110は、上記光学ピックアップ
用開口部122の後方側の主面部の縁部近傍に位置して
おり、円形に形成されている。
【0043】なお、上記記録再生用ディスクカートリッ
ジ120のカートリッジ105においては、下側主面部
の前方側縁部に、光磁気ディスク識別凹部111が形成
されている。また、上記再生専用のディスクカートリッ
ジ121のカートリッジ116においては、下側主面部
の前方側縁部に、光ディスク識別凹部118が形成され
ている。これら光磁気ディスク識別凹部111と光ディ
スク識別凹部118とは、互いに下側主面部よりの深さ
が異なっており、この深さの違いにより、収納されてい
る記録ディスクが上記光磁気ディスクか上記光ディスク
かを識別できるようになされている。
【0044】そして、上記ディスクカートリッジ用ケー
スにおいては、上記上ハーフと下ハーフとは、図2及び
図4に示すように、互いに対向して突き合わせられた状
態に、離間可能に保持されることができる。
【0045】すなわち、上記ヒンジ部材3は、中央部分
に肉薄のヒンジ部6を有して合成樹脂材料の如き可撓性
材料により形成されている。このヒンジ部材3の上記ヒ
ンジ部6の一側側となる一片部には、複数の係合条部2
3が形成されている。また、このヒンジ部材3の上記ヒ
ンジ部6の他側側となる他片部にも、複数の係合条部2
3が形成されている。上記一片部の各係合条部23は、
上記上側外ケース1の奥側の縁近傍に形成された複数の
係合スリット24に対応して嵌入係合している。また、
上記他片部の各係合条部23は、上記下側外ケース2の
奥側の縁近傍に形成された複数の係合スリット24に対
応して嵌入係合している。すなわち、上記各外ケース
1,2は、奥側の縁近傍同士を、上記ヒンジ部6を介し
て、回動可能に支持されている。
【0046】そして、上記下側外ケース2の手前側の縁
部分には、上記上側外ケース1の前縁部分に着脱可能に
係合するストッパ部材4が取り付けられている。このス
トッパ部材4は、略々平板状に形成され、後面部の下縁
側部分より、後方側に向けて突設された複数の連結扞7
を有している。これら連結扞7は、上記下側外ケース2
の手前側の周壁部分に開設された複数の透孔22を介し
て該下側外ケース2内に進入し、この下側外ケース2の
主板部上に突設された複数の掛止突起8に先端側を対応
して掛止されている。上記各連結扞7の先端側部分に
は、上記各掛止突起8が嵌合される透孔が形成されてい
る。このストッパ部材4は、上記各連結扞7の可撓変位
により、図2中に矢印Aで示すように、上記下側外ケー
ス2に対して僅かに移動可能となされている。
【0047】そして、上記ストッパ部材4の後面部の上
縁側部分には、掛止突条9が形成されている。また、上
記上側外ケース1の手前側の縁部分には、上記掛止突条
9に対応する掛止突起10が突設されている。上記スト
ッパ部材4は、上記各外ケース1,2が互いに突き合わ
せられた閉蓋状態にあるとき、上記掛止突条9を上記掛
止突起10に掛合させることにより、該各外ケース1,
2を該閉蓋状態に保持する。そして、このストッパ部材
4は、上記上側外ケース1より離間する方向に移動され
ることにより、上記掛止突条9の上記掛止突起10に対
する掛合を解除させ、図2中に矢印Bで示すように、上
記各外ケース1,2の互いに回動を可能となす。
【0048】なお、上記各外ケース1,2の前縁部分に
は、上記ストッパ部材4に対応した凹部20,21が形
成されている。上記ストッパ部材4は、上記各凹部2
0,21内に位置することにより、上記各外ケース1,
2の外側面部に対して略々面一状態となされ、手前側へ
の突出量を抑えられている。
【0049】上記上側及び下側内ケース5,5は、合成
樹脂材料により、略々平板状の形状を有して一体的に形
成されており、互いに同一の形状を有している。すなわ
ち、これら各内ケース5,5は、同一物として同一工程
により形成されるものであって、上記上側外ケース1に
配設されるものが上側内ケース5となり、上記下側外ケ
ース2に配設されるものが下側内ケース5となる。
【0050】上記各内ケース5,5は、上記各外ケース
1,2の互いに対向する側である内側面部に突設された
それぞれ複数の掛止突片12により、手前側の縁近傍部
分及び奥側の縁近傍部分を掛合保持されて、該各外ケー
ス1,2内に収納配設される。上記上ハーフを構成する
上側内ケース5は、表面部を下方側、すなわち、上記下
ハーフに対向させる方向に向けて、上記上側外ケース1
に保持される。また、上記下ハーフを構成する下側内ケ
ース5は、表面部を上方側、すなわち、上記上ハーフに
対向させる方向に向けて、上記下側外ケース2に保持さ
れる。
【0051】上記各内ケース5,5の互いに対向する表
面部には、図7に示すように、複数の収納凹部13が、
同一平面内に並列的に配列されて形成されている。これ
ら収納凹部13は、図7及び図8に示すように、上記各
ディスクカートリッジ120,121の主面部に略々対
応した大きさを有し、該ディスクカートリッジ120,
121が水平状態に嵌入されるようになされている。
【0052】上記下側外ケース2に配設された上記下側
内ケース5の上記各収納凹部13の奥側部分には、下側
ホールド部が形成されている。また、上記上側外ケース
1に配設された上記上側内ケース5の上記各収納凹部1
3の手前側部分には、上側ホールド部が形成されてい
る。
【0053】なお、上記上側及び下側外ケース1,2を
開蓋状態となしたときには、これら各外ケース1,2
は、図7に示すように、互いに略々180゜の開蓋角度
を隔てて略々同一平面上に位置することとなる。そのた
め、上記開蓋状態においては、上記上ハーフにおける前
後方向は、上記下ハーフに対して逆転する。すなわち、
開蓋状態における上ハーフにおいては、手前部分が奥側
となり、奥側部分が手前側となる。したがって、この開
蓋状態においては、上記上側及び下側内ケース5,5
は、互いに同一方向となされ、それぞれ表面部を上方側
に向ける状態となる。
【0054】上記各ホールド部は、図8に示すように、
左右一対のガイド片15,16と、係合ピン14とを有
して構成される。
【0055】上記各ガイド片15,16は、上記各ハー
フを開蓋状態としたときにおける該各ハーフの各収納凹
部13の奥側となる位置に、該各収納凹部13の左右両
側壁部より内側側に向けて互いに相対向して突出形成さ
れている。これら各ガイド片15,16は、上記各カー
トリッジ105,116の上記ガイド溝部107及び上
記ガイド溝126に対応する厚さ及び長さを有してい
る。
【0056】また、上記係合ピン14は、上記各収納凹
部13における上記各ガイド片15,16の間に位置し
て、該各収納凹部13の底面部より突設されている。こ
の係合ピン14は、周囲部にコ字状の切り欠きが形成さ
れていることによって、上記収納凹部13の底板部に対
しては、板バネ部26を介して連設された状態となって
いる。この係合ピン14は、上記板バネ部26の弾性変
位によって、上記収納凹部13の底面部に対して出没可
能となされている。この係合ピン14は、上記各カート
リッジ105,116の上記前方側位置決め穴109に
対応する径及び長さを有している。
【0057】上記各収納凹部13の底面部には、凹条部
11が形成されている。この凹条部11は、上記各ハー
フを開蓋状態としたときにおける上記各収納凹部13の
ホールド部の手前位置より、該収納凹部13の略々中央
位置に至る幅を有して、この収納凹部13の左側縁より
右側縁に亘って形成されている。この凹条部11は、上
記ディスクカートリッジ120,121の厚さに略々対
応した深さを有している。
【0058】そして、上記各内ケース5,5の表面部に
は、上記各ハーフを開蓋状態としたときにおける上記各
収納凹部13の奥側となる位置に、左右一対の突起部1
7,18を有している。上記上ハーフを構成する上側内
ケース5の突起部17,18が上側突起部となり、上記
下ハーフを構成する下側内ケース5の突起部17,18
が下側突起部となる。これら突起部17,18は、上記
各ハーフを閉蓋状態とした場合には、図12及び図13
に示すように、互いに対向する側の内ケース5,5の収
納凹部13の、上記ホールド部が設けられた側の反対側
の部分に進入するようになされている。
【0059】また、上記各内ケース5,5の表面部に
は、上記各収納凹部13の間に突条状に残された部分の
上に位置して、当接凸部19が形成されている。この当
接突起19は、上記各ハーフを閉蓋状態とした場合に
は、図13に示すように、互いに対向する側の内ケース
5,5の各収納凹部13の間に突条状に残された部分に
当接し、対向する内ケース5を当接支持するようになさ
れている。
【0060】上記収納凹部13においては、上記各ハー
フが開蓋状態であるときにおいて、図8及び図9に示す
ように、上記ディスクカートリッジ120,121をこ
の収納凹部13の手前側に位置させて嵌合させたとき、
すなわち、該ディスクカートリッジ120,121の後
縁部を該収納凹部13の手前側の内壁部に当接させてこ
の収納凹部13に嵌合させたとき、上記各ガイド片1
5,16及び上記係合ピン14が該ディスクカートリッ
ジ120,121の奥側に位置する状態となる。上記デ
ィスクカートリッジ120,121は、前方側を奥側に
向けて、上記収納凹部13内に嵌合される。
【0061】このとき、上記各ガイド片15,16は、
上記ディスクカートリッジ120,121の前方側の両
隅部分に近接している。このディスクカートリッジ12
0,121の前方側の両隅部分は、いわゆるC面取り様
に角が丸くなされている。そして、上記各ガイド片1
5,16の手前側の縁部分は、上記ディスクカートリッ
ジ120,121の前方側の両隅部分の形状に対応し
て、テーパ状に傾斜している。一方、上記ディスクカー
トリッジ120,121の後方側の隅部分は、角が尖っ
た状態となっている。したがって、上記収納凹部13に
対して上記ディスクカートリッジ120,121を前後
方向を逆にして嵌合させる誤操作が生ずると、上記各ガ
イド片15,16は、手前側の縁部を該ディスクカート
リッジ120,121の後方側の隅部に当接させ、該収
納凹部13への嵌入を阻止する。
【0062】そして、上記ディスクカートリッジ12
0,121を、図9に示すように、手指50によって、
図9中矢印Cで示すように、下方側に押圧支持するとと
もに、図9中矢印Dで示すように、奥側に移動させる
と、上記各ガイド片15,16が上記ガイド溝部107
及びガイド溝126に対応して進入されるとともに、上
記嵌合ピン14は、該ディスクカートリッジ120,1
21の底面部に押圧されて、図10中矢印Fで示すよう
に、上記板バネ部26を下方側に変位させつつ上記収納
凹部13の底面部に対して没入される。
【0063】上記ディスクカートリッジ120,121
を、図10中矢印Eで示すように、さらに奥側に移動さ
せると、該ディスクカートリッジ120,121は、図
11に示すように、前端縁を上記収納凹部13の奥側の
側壁部に当接させる位置に至る。このとき、上記係合ピ
ン14は、上記前方側位置決め穴109に対向され、図
11中矢印Gで示すように、上記板バネ部26の弾性力
により初期状態に復帰して、該前方側位置決め穴109
に嵌合する。
【0064】そして、上記各ハーフを閉蓋状態となす
と、上述したように、上記各突起部17,18が、対向
する側の内ケース5の各収納凹部13内に進入する。こ
のとき、上記収納凹部13に上記ディスクカートリッジ
120,121が上記ホールド部に係合された状態で収
納されているときには、上記各突起部17,18は、図
13に示すように、対向する収納凹部13内でホールド
部に保持されたディスクカートリッジ120,121の
該ホールド部による保持を解除される方向、すなわち、
該ホールド部より離間する方向への移動を阻止する。
【0065】しだがって、このディスクカートリッジ用
ケースにおいては、上記ディスクカートリッジ120,
121を上記収納凹部13内に収納させて上記ホールド
部に係合させ、上記各ハーフを閉蓋状態としたときに
は、該ディスクカートリッジ120,121は、落下等
による強い衝撃が加えられた場合においても、該収納凹
部13内で移動することがなく、確実に保護される。
【0066】なお、上記各突起部17,18は、上記各
ハーフが閉蓋されたときに対向する収納凹部13の底面
部に当接するように形成してもよい。この場合には、上
記各突起部17,18は、上記各ハーフが閉蓋状態とな
されたとき、上記当接凸部19と同様に、対向する内ケ
ース5を当接支持する。
【0067】そして、上記収納凹部13に収納保持され
ているディスクカートリッジ120,121を取り出す
には、上記各ハーフを開蓋状態となし、該ディスクカー
トリッジ120,121を上記収納凹部13内で手前側
に移動させる。上記ディスクカートリッジ120,12
1の後端縁が上記収納凹部13の手前側の側壁に当接す
る位置まで該ディスクカートリッジ120,121を移
動させると、上記各ディスクカートリッジ120,12
1は、上記ホールド部による係合を解除される。すなわ
ち、上記各ガイド片15,16が上記ガイド溝部107
及び上記ガイド溝126より抜け出し、上記係合ピン1
4が上記前方側位置決め穴109より抜け出して上記デ
ィスクカートリッジ120,121の奥側に位置する状
態となる。
【0068】そして、図14において矢印Hで示すよう
に、上記ディスクカートリッジ120,121の前端側
部分を手指50等により下方側に押圧すると、該ディス
クカートリッジ120,121は、前端側部分を上記凹
条部11の奥側部分に没入させ、該凹条部11の手前側
の縁部を支点として回動される。そして、上記ディスク
カートリッジ120,121は、図14中に矢印Jで示
すように、別の手指51等により、後端側部分を上方側
に持ち上げられることによって、上記収納凹部13より
円滑に取り出される。
【0069】本発明に係るディスクカートリッジ用ケー
スは、図15に示すように、上記各内ケース5,5に収
納凹部13が1個のみ設けられていることとして構成し
てもよい。この場合においても、一方の内ケース5及び
上記上側外ケース1が上記上ハーフを構成し、他方の内
ケース5及び上記下側外ケース2が上記下ハーフを構成
する。この場合における上記収納凹部13は、上述した
実施例における収納凹部13と同様に構成されている。
【0070】また、本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースにおいては、図16に示すように、上記各突起
部17,18が、上記各ハーフが閉蓋されたときに対向
する側の収納凹部13内に収納されているディスクカー
トリッジ120,121の後端面部を押圧支持する弾性
変位部27を有することとしてもよい。この弾性変位部
27は、基端側を上記突起部17,18に一体的に連設
された板バネ状に形成され、先端側を上記収納凹部13
側に臨ませている。この弾性変位部27は、上記各ハー
フが閉蓋状態となされたとき、図16中に矢印K及び矢
印Lで示すように、対向する側の内ケース5の収納凹部
13に収納保持されているディスクカートリッジ12
0,121の後端面部を押圧支持し、このディスクカー
トリッジ120,121の上記ホールド部よりの脱落を
確実に防止する。
【0071】このような弾性変位部27を設けた場合に
おいては、上記ホールド部による上記ディスクカートリ
ッジ120,121に対する保持を緩い係合としても、
上記各ハーフを閉蓋状態としたときには、該ホールド部
による該ディスクカートリッジ120,121に対する
保持が外れる虞れがない。したがって、上記ホールド部
による上記ディスクカートリッジ120,121に対す
る保持を緩くして、このディスクカートリッジ120,
121の上記収納凹部13に対する収納及び取り出しを
一層容易なものとすることができる。
【0072】また、本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースにおいて、上記上側及び下側の各内ケース5,
5は、図17に示すように、ヒンジ部29を介して一体
として成形されたものとしてもよい。この場合には、上
記ヒンジ部29の一方側の内ケース部分5に上記上側外
ケース1を取り付け、該ヒンジ部29の他方側の内ケー
ス部分5に上記下側外ケース2を取り付けることによっ
て、上記ヒンジ部材3を用いることなく、本発明に係る
ディスクカートリッジ用ケースが構成される。
【0073】なお、本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースにおいては、上記収納凹部13は、下ハーフに
のみ設けられていることとしてもよい。この場合には、
上記上ハーフには、上記上側突起17,18が設けられ
る。この上側突起17,18は、上記各ハーフが閉蓋状
態となされたとき、上記下ハーフの収納凹部13に収納
保持されたディスクカートリッジ120,121の後端
側に位置し、このディスクカートリッジ120,121
の該収納凹部13のホールド部による係合を解除される
方向の移動を阻止する。
【0074】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクカ
ートリッジ用ケースにおいては、互いに対向して突き合
わせられた状態に離間可能に保持される上ハーフ及び下
ハーフのうち、該下ハーフの該上ハーフに対向する面部
上には、ディスクカートリッジがこの面部に沿う方向に
移動操作されることによってこのディスクカートリッジ
を保持する下側ホールド部が形成され、該上ハーフの該
下ハーフに対向する面部には、該上ハーフ及び該下ハー
フが突き合わせられたときに該下側ホールド部に保持さ
れたディスクカートリッジの該下側ホールド部による保
持を解除される方向への移動を阻止する上側突起部が突
出形成されている。
【0075】したがって、このディスクカートリッジ用
ケースにおいては、上記上ハーフ及び上記下ハーフが突
き合わせられたときには、上記ディスクカートリッジが
上記下側ホールド部による保持を解除されることがな
い。
【0076】また、本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースにおいては、互いに対向して突き合わせられた
状態に離間可能に保持される上ハーフ及び下ハーフのう
ち、該下ハーフの該上ハーフに対向する面部上には、デ
ィスクカートリッジがこの面部に沿う方向に移動操作さ
れることによってこのディスクカートリッジを保持する
下側ホールド部が形成され、該上ハーフの該下ハーフに
対向する面部上には、ディスクカートリッジがこの面部
に沿う方向に移動操作されることによってこのディスク
カートリッジを保持する上側ホールド部が形成され、該
上ハーフの該下ハーフに対向する面部には、該上ハーフ
及び該下ハーフが突き合わせられたときに該下側ホール
ド部に保持されたディスクカートリッジの該下側ホール
ド部による保持を解除される方向への移動を阻止する上
側突起部が突出形成され、該下ハーフの該上ハーフに対
向する面部には、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わ
せられたときに該上側ホールド部に保持されたディスク
カートリッジの該上側ホールド部による保持を解除され
る方向への移動を阻止する下側突起部が突出形成されて
いる。
【0077】したがって、このディスクカートリッジ用
ケースにおいては、上記上ハーフ及び上記下ハーフが突
き合わせられたときには、上記ディスクカートリッジが
上記下側ホールド部及び上記上側ホールド部による保持
を解除されることがない。
【0078】そして、上記ディスクカートリッジ用ケー
スにおいて、上記上ハーフは、上側外ケースとこの上側
外ケース内に収納保持され上側ホールド部及び上側突起
部を有する上側内ケースとから構成されたものとし、上
記下ハーフは、下側外ケースとこの下側外ケース内に収
納保持され下側ホールド部及び下側突起部を有する下側
内ケースとから構成されたものとし、該上側内ケースと
該下側内ケースとが、互いに同一形状を有して形成され
ていることとした場合には、該上側内ケースと該下側内
ケースとは、同一物として同一工程により作成すること
ができるので、製造の容易化を図ることができる。
【0079】さらに、上述の各ディスクカートリッジ用
ケースにおいて、少なくとも上記下側ホールド部は、複
数が並列的に形成され、それぞれがディスクカートリッ
ジを保持することによって、複数のディスクカートリッ
ジを略々同一平面内に配列させて保持することとした場
合には、複数のディスクカートリッジを効率よく収納す
ることができる。
【0080】すなわち、本発明は、ディスクカートリッ
ジを収納して保護することができ、落下等の強い衝撃が
加えられた場合においても、収納したディスクカートリ
ッジの移動を防止し、該ディスクカートリッジを確実に
保護することができるディスクカートリッジ用ケースを
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジ用ケースの
構成を示す開蓋状態における斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す閉蓋状態における斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す分解斜視図である。
【図4】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す閉蓋状態における縦断面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す開蓋状態における側方部分における縦断面図である。
【図6】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す開蓋状態における中央部分における縦断面図である。
【図7】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す開蓋状態における平面図である。
【図8】上記ディスクカートリッジ用ケースの要部とな
る収納凹部の構成を示す要部拡大平面図である。
【図9】上記収納凹部にディスクカートリッジを収納保
持させる操作の開始状態を示す要部縦断面図である。
【図10】上記収納凹部にディスクカートリッジを収納
保持させる操作の途中の状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図11】上記収納凹部におけるディスクカートリッジ
の収納保持が完了した状態を示す要部縦断面図である。
【図12】ディスクカートリッジを収納保持した上記デ
ィスクカートリッジ用ケースの要部の構成を示す要部拡
大斜視図である。
【図13】ディスクカートリッジを収納保持した上記デ
ィスクカートリッジ用ケースの閉蓋状態における要部の
構成を示す要部縦断面図である。
【図14】上記収納凹部に収納保持されていたディスク
カートリッジを該収納凹部より取り出す操作の途中の状
態を示す要部縦断面図である。
【図15】本発明に係るディスクカートリッジ用ケース
の構成の他の例を示す斜視図である。
【図16】ディスクカートリッジを収納保持した上記デ
ィスクカートリッジ用ケースの閉蓋状態における要部の
構成の他の例を示す要部縦断面図である。
【図17】上記ディスクカートリッジ用ケースを構成す
る内ケースの構成の他の例を示す平面図である。
【図18】上記ディスクカートリッジ用ケースに収納さ
れる記録再生用ディスクカートリッジの構成を示す上面
側より臨んだ斜視図である。
【図19】上記記録再生用ディスクカートリッジの構成
を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【図20】上記ディスクカートリッジ用ケースに収納さ
れる再生専用ディスクカートリッジの構成を示す上面側
より臨んだ斜視図である。
【図21】上記再生専用ディスクカートリッジの構成を
示す下面側より臨んだ斜視図である。
【符号の説明】
1 上側外ケース、2 下側外ケース、3 ヒンジ部
材、4 ストッパ部材、5 上側内ケース、5 下側内
ケース、13 収納凹部、14 係合ピン、15,16
ガイド片、17,18 突起部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して突き合わせられた状態に
    離間可能に保持され上ハーフ及び下ハーフと、 上記下ハーフの上記上ハーフに対向する面部上に形成さ
    れ、ディスクカートリッジがこの面部に沿う方向に移動
    操作されることによってこのディスクカートリッジを保
    持する下側ホールド部と、 上記上ハーフの上記下ハーフに対向する面部に突出形成
    され、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられたと
    きに、上記下ハーフ内に進入する上側突起部とを備え、上記下側ホールド部は、上記ディスクカートリッジが上
    記面部に沿いこの下側ホールド部より離間する方向に移
    動操作されることによって、このディスクカートリッジ
    に対する保持を解除するものであって、 上記上側突起部は、上記上ハーフ及び上記下ハーフが突
    き合わせられたときには、上記下側ホールド部に保持さ
    れたディスクカートリッジの該下側ホールド部による保
    持を解除される方向への移動を阻止することを特徴とす
    ディスクカートリッジ用ケース。
  2. 【請求項2】 互いに対向して突き合わせられた状態に
    離間可能に保持され上ハーフ及び下ハーフと、 上記下ハーフの上記上ハーフに対向する面部上に形成さ
    れ、ディスクカートリッジがこの面部に沿う方向に移動
    操作されることによってこのディスクカートリッジを保
    持する下側ホールド部と、 上記上ハーフの上記下ハーフに対向する面部上に形成さ
    れ、ディスクカートリッジがこの面部に沿う方向に移動
    操作されることによってこのディスクカートリッジを保
    持する上側ホールド部と、 上記上ハーフの上記下ハーフに対向する面部に突出形成
    され、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられたと
    きに、上記下ハーフ内に進入する上側突起部と、 上記下ハーフの上記上ハーフに対向する面部に突出形成
    され、該上ハーフ及び該下ハーフが突き合わせられたと
    きに、上記上ハーフ内に進入する下側突起部とを備え、上記下側ホールド部は、上記ディスクカートリッジが上
    記面部に沿いこの下側ホールド部より離間する方向に移
    動操作されることによって、このディスクカートリッジ
    に対する保持を解除するものであって、 上記上側突起部は、上記上ハーフ及び上記下ハーフが突
    き合わせられたときには、上記下側ホールド部に保持さ
    れたディスクカートリッジの該下側ホールド部による保
    持を解除される方向への移動を阻止し、上記上側ホールド部は、上記ディスクカートリッジが上
    記面部に沿いこの上側ホールド部より離間する方向に移
    動操作されることによって、このディスクカートリッジ
    に対する保持を解除するものであって、 上記下側突起部は、上記上ハーフ及び上記下ハーフが突
    き合わせられたときには、上記上側ホールド部に保持さ
    れたディスクカートリッジの該上側ホールド部による保
    持を解除される方向への移動を阻止することを特徴とす
    ディスクカートリッジ用ケース。
  3. 【請求項3】 上ハーフは、上側外ケースと、この上側
    外ケース内に収納保持され上側ホールド部及び上側突起
    部を有する上側内ケースとから構成され、 下ハーフは、下側外ケースと、この下側外ケース内に収
    納保持され下側ホールド部及び下側突起部を有する下側
    内ケースとから構成され、 上記上側内ケースと上記下側内ケースとは、互いに同一
    形状を有して形成されていることとなされた請求項2記
    載のディスクカートリッジ用ケース。
  4. 【請求項4】 少なくとも下側ホールド部は、複数が並
    列的に形成され、それぞれがディスクカートリッジを保
    持することによって、複数のディスクカートリッジを略
    々同一平面内に配列させて保持することとなされた請求
    項1、請求項2、または、請求項3記載のディスクカー
    トリッジ用ケース。
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