JP3380928B2 - 記録媒体収納カートリッジ及び記録媒体収納カートリッジの製造方法 - Google Patents

記録媒体収納カートリッジ及び記録媒体収納カートリッジの製造方法

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JP3380928B2
JP3380928B2 JP06260294A JP6260294A JP3380928B2 JP 3380928 B2 JP3380928 B2 JP 3380928B2 JP 06260294 A JP06260294 A JP 06260294A JP 6260294 A JP6260294 A JP 6260294A JP 3380928 B2 JP3380928 B2 JP 3380928B2
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の記録がなさ
れる記録ディスクや記録テープの如き記録媒体を、この
記録媒体に対する情報信号の記録や再生が可能である状
態にて収納する記録媒体収納カートリッジ及び記録媒体
収納カートリッジの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク、磁気ディスク、また
は、光磁気ディスクの如き記録ディスク、あるいは、磁
気テープの如き記録テープ、すなわち、記録媒体を、こ
の記録媒体に対する情報信号の記録及び再生が可能な状
態となして収納する記録媒体収納カートリッジが提案さ
れている。上記記録媒体とこの記録媒体を収納した記録
媒体収納カートリッジとは、ディスクカートリッジ、ま
たは、テープカートリッジを構成する。
【0003】上記記録媒体収納カートリッジは、上記記
録媒体を収納する筐体状のカートリッジと、このカート
リッジの外面部上に移動可能に配設され該カートリッジ
に形成された開口部を開閉蓋するシャッタ部材とを有し
て構成されている。
【0004】上記カートリッジは、図16に示すよう
に、上記記録媒体が上記記録ディスク1である場合にあ
っては、一辺の長さが該記録ディスク1の直径に略々等
しい矩形状の主面部を有する薄い筐体状に形成され、該
記録ディスク1を回転可能に収納する。そして、このカ
ートリッジ5は、上記記録ディスク1とともに、ディス
クカートリッジを構成する。
【0005】また、上記カートリッジは、上記記録媒体
が上記記録テープである場合にあっては、この記録テー
プが巻装されたサプライリール及びこの記録テープを巻
き取るテイクアップリールの2個のテープリールを並列
させて収納し得る筐体状に形成され、該各テープリール
を回転可能に収納する。そして、このカートリッジは、
上記記録テープとともに、テープカートリッジを構成す
る。
【0006】上記ディスクカートリッジにおいては、上
記開口部23は、上記記録ディスク1の信号記録領域の
一部を外方側に臨ませるものとして、上記カートリッジ
5の主面部に形成されている。この開口部23は、上記
カートリッジ5の主面部の略々中央部よりこのカートリ
ッジ5の一側縁部近傍に亘る長方形状に形成されてい
る。
【0007】また、上記開口部は、上記テープカートリ
ッジにおいては、上記記録テープのうちの上記サプライ
リールより上記テイクアップリールに亘る部分を外方側
に臨ませるものとして、上記カートリッジの側面部に形
成されている。
【0008】上記シャッタ部材は、薄い金属板材料によ
り形成されている。すなわち、このシャッタ部材は、上
記金属板材料を所定形状に打ち抜き加工し、次いで、こ
の金属板材料を屈曲加工することにより形成される。こ
のシャッタ部材は、上記カートリッジにより移動可能に
支持される被支持板部と、上記開口部を閉蓋するための
蓋板部とを有して形成されている。
【0009】すなわち、上記ディスクカートリッジにお
いては、上記シャッタ部材106は、略々長方形状に形
成された上記被支持板部106cと、この被支持板部1
06cの両側縁部、すなわち、長辺部より、互いに同一
方向に垂設された一対の蓋板部106a,106bとを
有して形成されている。このシャッタ部材106は、上
記被支持板部106cを上記カートリッジ5の一側面部
に設けられた支持溝7に係合させて該一側面部に沿って
移動可能に支持され、上記各蓋板部106a,106b
を該カートリッジ5の両主面部上に沿わせている。上記
各蓋板部106a,106bは、上記被支持板部106
cが上記カートリッジ5の一側面部に沿って移動操作さ
れることにより、上記開口部23を開閉蓋する。
【0010】ところで、上記被支持板部106cには、
透孔である閉蓋操作孔8が開設されている。この開蓋操
作孔8には、このディスクカートリッジが上記記録ディ
スク1に対する情報信号の記録または再生を行うディス
クプレーヤ装置に装着されたとき、図17に示すよう
に、このディスクプレーヤ装置の有する閉蓋操作バネ1
04が係合する。この閉蓋操作バネ104は、先端側が
上記ディスクカートリッジ側に膨出されるように「く」
の字状に屈曲形成された屈曲部105となされている。
この屈曲部105は、上記ディスクカートリッジが上記
ディスクプレーヤ装置に装着されるとき、上記被支持板
部106cの前端側よりこの被支持板部106に摺接さ
れて、上記閉蓋操作孔8に嵌入係合する。また、このよ
うに上記ディスクカートリッジが上記ディスクプレーヤ
装置に装着されるとき、上記シャッタ部材106は、こ
のディスクプレーヤ装置が有する図示しないシャッタ開
蓋ピンにより、上記被支持板部106cの前端部を当接
され、該ディスクカートリッジの装着位置への移動に伴
って開蓋操作される。このシャッタ開蓋ピンは、上記屈
曲部105が上記閉蓋操作孔8に嵌入係合したときに、
上記被支持板部106cの前端部に当接する位置に配設
されている。
【0011】そして、上記ディスクカートリッジは、上
記ディスクプレーヤ装置より排出されるとき、閉蓋操作
バネ104により上記シャッタ部材106をこのディス
クプレーヤ装置に対する停止状態に保持され、排出方向
への移動に伴って該シャッタ部材106を閉蓋操作され
た後、該ディスクプレーヤ装置より排出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なディスクカートリッジにおいては、上記シャッタ部材
106は、薄い金属板材料を所定形状に打ち抜き加工
し、次いで、この金属板材料を屈曲加工することにより
形成される。上記打ち抜き加工工程においては、金型に
よる打ち抜き方向に倣って、上記金属板材料の周縁部分
に、いわゆるバリが発生する。このバリについて何等の
後加工をすることなしに次の屈曲加工を行うと、図17
中のH−H断面である図18に示すように、上記被支持
板部106cの前端部にも、該被支持板部106cの主
面部に対し直交する方向に突出したバリ44が残存する
こととなる。
【0013】このような、シャッタ部材106の主面部
に対する直交方向に突出したバリ44は、上記ディスク
カートリッジの手指等による取扱い上において危険であ
ることから、従来、図19に示すように、屈曲加工され
る前の上記金属板材料を平坦な基台102上に載置し、
平坦部107aを有する押し型107により、図19中
矢印Jで示すように、押し潰すこととしていた。このよ
うな押し型107による押し潰しにより、上記バリ44
は、図20に示すように、上記被支持板部106cの主
面部に沿う方向に倒され、前方側に突出した状態とな
る。
【0014】ところが、上記被支持板部106cの主面
部に沿って前方側に突出された上記バリ44は、上記デ
ィスクカートリッジが上記ディスクプレーヤ装置に装着
されるとき、上記閉蓋操作バネ104の屈曲部105に
摺接する。上記閉蓋操作バネ104は、上記バリ44に
摺接されることにより摩耗、傷損を生じ、多数回数に亘
って摺接されると、削られることにより形状が変化する
虞れがある。特に、上記閉蓋操作バネ104を合成樹脂
材料により成形した場合においては、金属材料よりなる
シャッタ部材106のバリ44がこの閉蓋操作バネ10
4を削る量は大きく、この閉蓋操作バネ104は、容易
に、形状が変化させられてしまう。
【0015】このようにして形状が変化された閉蓋操作
バネ104は、上記シャッタ部材106に対する摺接
を、上記バリ44により阻止される虞れがある。すなわ
ち、上記閉蓋操作バネ104は、上記バリ44により削
られると、別のディスクカートリッジにおけるバリ44
に引っ掛かり易くなる。そのため、この閉蓋操作バネ1
04は、上記屈曲部105に上記被支持板部106cの
前端部が当接された状態以降の、上記ディスクカートリ
ッジの上記ディスクプレーヤ装置への円滑な挿入操作を
阻害する虞れがある。
【0016】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、シャッタ部材の閉蓋操作を行う
ためにディスクプレーヤ装置の如き記録再生装置に設け
られる閉蓋操作部材に摩耗、傷損や形状の変化を生じさ
せることが防止され、この閉蓋操作部材と該シャッタ部
材との円滑な摺接及び係合が図られて、該記録再生装置
への円滑、かつ、確実な装着が図られた記録媒体収納カ
ートリッジを提供し、また、このような記録媒体収納カ
ートリッジを製造することができる記録媒体収納カート
リッジの製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明は、筐体状に形成され記録
媒体を収納しこの記録媒体の信号記録領域の一部を外方
側に臨ませる開口部を有するカートリッジと、このカー
トリッジの外面部上に移動可能に取り付けられ移動操作
されることにより開口部を開閉蓋するシャッタ部材とを
備えた記録媒体収納カートリッジにおいて、シャッタ部
材は、所定形状に打ち抜き加工された平板状金属材料が
所定部分を屈曲加工されて形成されたものであって、カ
ートリッジに支持される被支持板部と開口部を閉蓋する
蓋板部とを有し、少なくとも開口部を開蓋するときのカ
ートリッジに対する移動方向についての被支持板部の後
端部分の打ち抜き加工によるバリが発生する打ち抜き方
向側の陵部が押し潰し加工により傾斜形状となされてい
ることを特徴とするものである。
【0018】また、本発明は、この記録媒体収納カート
リッジにおいて、押し潰し加工された平板状金属材料の
陵部が、凸円筒面部となされていることを特徴とするも
のである。
【0019】そして、本発明に係る記録媒体収納カート
リッジの製造方法は、筐体状に形成され記録媒体を収納
しこの記録媒体の信号記録領域の一部を外方側に臨ませ
る開口部を有するカートリッジと被支持板部においてこ
のカートリッジに支持されてこのカートリッジの外面部
上に移動可能に取り付けられ移動操作されることにより
開口部を開閉蓋するシャッタ部材とを備えた記録媒体収
納カートリッジの製造方法において、平板状金属材料を
所定形状に打ち抜き加工し、少なくとも開口部を開蓋す
るときのカートリッジに対する移動方向についての被支
持板部の後端部分の打ち抜き加工によるバリが発生する
打ち抜き方向側の陵部を押し潰し加工により傾斜形状と
し、押し潰し加工を経た平板状金属材料の所定部分を屈
曲加工して被支持板部と開口部を閉蓋する蓋板部とを形
成して、シャッタ部材を形成することを特徴とするもの
である。
【0020】
【作用】本発明に係る記録媒体収納カートリッジにおい
ては、シャッタ部材は、少なくとも該開口部を開蓋する
ときのカートリッジに対する移動方向についての被支持
板部の後端部分において、打ち抜き加工によるバリが発
生する打ち抜き方向側の陵部が押し潰し加工により傾斜
形状となされ、あるいは、さらに凸円筒面部となされて
いるので、被支持板部の後端部を押圧操作してシャッタ
部材をカートリッジに対して移動操作する部材や被支持
板部の後端部に摺接する部材に対し、バリにより摩耗、
傷損を与えることがない。
【0021】本発明に係る記録媒体収納カートリッジの
製造方法においては、平板状金属材料を所定形状に打ち
抜き加工し、少なくとも開口部を開蓋するときのカート
リッジに対する移動方向についての被支持板部の後端部
分の打ち抜き加工によるバリが発生する打ち抜き方向側
の陵部を押し潰し加工により傾斜形状とし、押し潰し加
工を経た平板状金属材料の所定部分を屈曲加工して被支
持板部と開口部を閉蓋する蓋板部とを形成して、シャッ
タ部材を形成するので、被支持板部の後端部を押圧操作
してシャッタ部材をカートリッジに対して移動操作する
部材や被支持板部の後端部に摺接する部材に対し、バリ
により摩耗、傷損を与えることがないシャッタ部材を備
えた記録媒体収納カートリッジを製造することができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0023】この例は、本発明に係る記録媒体収納カー
トリッジを、図3に示すように、記録ディスク1である
光磁気ディスク、または、光ディスクを収納してディス
クカートリッジを構成するものとして使用した例であ
る。
【0024】上記光磁気ディスクは、直径が例えば64
mm程度、あるいは、これより大径の、ポリカーボネイ
ト、アクリルの如き透明合成樹脂材料、または、硝子材
料よりなる円盤状のディスク基板に、磁性材料からなる
信号記録層が被着形成されて構成されている。この信号
記録層は、集光されたレーザビームの照射等の手段によ
り局所的にいわゆるキュリー温度以上に加熱され、この
加熱された部分に外部磁界が印加されることにより、情
報信号の書き込みをなされる。このように書き込まれた
情報信号は、上記信号記録層にレーザビームの如き直線
偏光光束を照射し、この光束の反射光束についての該記
信号記録層におけるいわゆるカー効果による偏光方向の
回転角度を検出することにより、読み出すことができ
る。
【0025】また、上記光ディスクは、上記光磁気ディ
スクのディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニ
ウムの如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構
成されている。この光ディスクのディスク基板には、射
出成形等の手段により、情報信号に対応した微細なピッ
ト列が形成されている。この光ディスクに書き込まれて
いる情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコ
ヒーレント光光束を照射し、この光束の反射光束につい
ての該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変
化量を検出することにより、読み出すことができる。
【0026】上記光磁気ディスク、または、上記光ディ
スクである記録ディスク1の中央部分には、円形のチャ
ッキング用透孔4が開設されている。そして、上記記録
ディスク1には、上記チャッキング用透孔4を上方側よ
り閉蓋するようにして、このチャッキング用透孔4に略
々対応した直径の円盤状のチャッキングプレート2が取
り付けられている。このチャッキングプレート2は、
鉄、ステンレスの如き磁性を有する金属材料により形成
されている。
【0027】上記記録ディスク1は、ディスクプレーヤ
装置の如きこの記録ディスク1に対して情報信号の記
録、または、再生を行う記録再生装置において、回転操
作されるディスクテーブルの上面部に形成された円錐台
状の突起部により、上記チャッキング用透孔4を基準と
して、ディスク基板の主面部に沿う方向の位置決め、す
なわち、センタリングをなされる。また、上記記録ディ
スク1は、上記ディスクテーブルに内蔵されたマグネッ
トにより、上記チャッキングプレート2を吸引され、該
ディスクテーブル上に保持される。このとき、上記ディ
スクテーブルの上記突起部の周囲部分は、上記記録ディ
スク1の上記チャッキング用透孔4の周囲部分を当接支
持し、上記ディスク基板の主面部に垂直な方向、すなわ
ち、高さ位置の位置決めを行う。
【0028】そして、上記光磁気ディスクは、図1及至
図3に示すように、カートリッジ5に回転可能に収納さ
れて、情報信号の記録再生兼用のディスクカートリッジ
20を構成する。また、上記光ディスクは、図4及び図
5に示すように、カートリッジ16に回転可能に収納さ
れて、情報信号の再生専用のディスクカートリッジ21
を構成する。
【0029】上記光磁気ディスクを収納して記録再生兼
用のディスクカートリッジ20を構成する上記カートリ
ッジ5は、上ハーフ5a及び下ハーフ5bが突き合わせ
結合されることにより、一辺の長さが該光磁気ディスク
の直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体
状に構成されている。このカートリッジ5は、図3に示
すように、上面側の主面部に、上記光磁気ディスクの信
号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気ヘッド用開
口部23を有している。この磁気ヘッド用開口部23
は、上記上ハーフ5aの主面部の略々中央部分より、こ
の主面部の一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成され
ている。また、このカートリッジ5は、下面側の主面部
の上記磁気ヘッド用開口部23に対向する位置に光学ピ
ックアップ用開口部22を有し、この下面側の主面部の
略々中央部分にチャッキング用開口部13を有してい
る。このチャッキング用開口部13は、図2に示すよう
に、上記チャッキング用透孔4及び上記チャッキングプ
レート2を外方に臨ませている。この記録再生兼用のデ
ィスクカートリッジ20は、ディスクプレーヤ装置の如
き記録再生装置に対して、図1及び図2中矢印Aで示す
ように、前方方向に挿入されて装着される。
【0030】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
20のカートリッジ5において、上記磁気ヘッド用開口
部23及び上記光学ピックアップ用開口部22は、シャ
ッタ部材6に依って開閉可能となされている。このシャ
ッタ部材6は、これら開口部23,22に対応した互い
に平行に相対向された上側及び下側蓋板部6a,6b
と、これら各蓋板部6a,6bの一端側同士間を連結す
る被支持板部6cとを有して、薄い金属板材料により、
一体的に構成されている。このシャッタ部材6は、上記
被支持板部6cを、上記カートリッジ5の一側部に前後
方向に亘って形成されたガイド溝部7に沿って摺動可能
に支持されている。すなわち、上記シャッタ部材6は、
図11に示すように、上記被支持板部6cの前端側に第
1及び第2のガイド爪39,38を有し、該被支持板部
6cの後端側に第3のガイド爪40を有している。これ
らガイド爪39,38,40は、上記被支持板部6cに
対して、上記各蓋板部6a,6bと同方向に垂設され、
これら蓋板部6a,6bに平行となされている。これら
ガイド爪39,38,40は、上記ガイド溝部7に進入
されている。そして、上記下側蓋板部6bの上記被支持
板部6c側である基端側には、前方側に第1の係合爪4
2が突設され、後方側に第2の係合爪41が突設されて
いる。これら係合爪42,41は、上記下ハーフ5bの
下側主面部の一側縁部近傍に、該縁部に沿って形成され
た係合溝27に進入している。
【0031】上記シャッタ部材6は、上記カートリッジ
5の一側縁部に沿って後方にスライドされることにより
上記各開口部23,22を開蓋し、後方側より前方にス
ライドされて初期位置に復帰されると上記各蓋板部6
a,6bにより該各開口部23,22を閉蓋する。な
お、上記カートリッジ5の上下主面部において、上記各
蓋板部6a,6bが移動する領域には、該各蓋板部6
a,6bの厚さに対応した深さの凹部26が形成されて
いる。したがって、上記各蓋板部6a,6bは、上記凹
部26内に位置することによって、上記カートリッジ5
の主面部に対して面一な状態となされている。また、上
記カートリッジ5の上側の主面部には、上記凹部26が
形成された領域の外に、ラベル貼付領域15が形成され
ている。このラベル貼付領域15は、貼付されるラベル
の厚さに対応した深さを有し該ラベルの形状に対応した
形状の凹部として形成されている。
【0032】上記光ディスクを収納して再生専用のディ
スクカートリッジ21を構成する上記カートリッジ16
は、上ハーフ16a及び下ハーフ16bが突き合わせ結
合されることにより、一辺の長さが該光磁気ディスクの
直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状
に構成されている。このカートリッジ16は、下面側の
主面部に、上記光ディスクの信号記録面の一部を外方に
臨ませるための光学ピックアップ用開口部22を有して
いる。この光学ピックアップ用開口部22は、上記下ハ
ーフ5bの主面部の略々中央部分より、この主面部の一
側縁部近傍に亘って、長方形状に形成されている。ま
た、このカートリッジ5は、下面側の主面部の略々中央
部分にチャッキング用開口部13を有している。このチ
ャッキング用開口部13は、図5に示すように、上記チ
ャッキング用透孔4及び上記チャッキングプレート2を
外方に臨ませている。この再生専用のディスクカートリ
ッジ21は、ディスクプレーヤ装置の如き記録再生装置
に対して、図4及び図5中矢印Aで示すように、前方方
向に挿入されて装着される。
【0033】上記再生専用のディスクカートリッジ21
のカートリッジ16において、上記上記光学ピックアッ
プ用開口部22は、シャッタ部材17に依って開閉可能
となされている。このシャッタ部材17は、上記開口部
22に対応した下側蓋板部17bと、この下側蓋板部1
7bの一端側に連設された被支持板部17cとを有し
て、薄い金属板材料により、一体的に構成されている。
このシャッタ部材17は、上記被支持板部17cを、上
記カートリッジ16の一側部に前後方向に亘って形成さ
れたガイド溝部7に沿って摺動可能に支持されている。
すなわち、上記シャッタ部材17は、上述した記録再生
兼用のディスクカートリッジ20におけるシャッタ部材
17と同様に、上記被支持板部17cの前端側に第1及
び第2のガイド爪を有し、該被支持板部17cの後端側
に第3のガイド爪を有している。これらガイド爪は、上
記被支持板部17cに対して、上記下側蓋板部17bと
同方向に垂設され、この下側蓋板部17bに平行となさ
れている。これらガイド爪は、上記ガイド溝部7に進入
されている。そして、上記下側蓋板部17bの上記被支
持板部17c側である基端側には、前方側に第1の係合
爪が突設され、後方側に第2の係合爪が突設されてい
る。これら係合爪は、上記下ハーフ5bの下側主面部の
一側縁部近傍に、該縁部に沿って形成された係合溝27
に進入している。
【0034】上記シャッタ部材17は、上記カートリッ
ジ5の一側縁部に沿って後方にスライドされることによ
り上記光学ピックアップ用開口部22を開蓋し、後方側
より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記
下側蓋板部17bにより該光学ピックアップ用開口部2
2を閉蓋する。なお、上記カートリッジ16の下側主面
部において、上記下側蓋板部17bが移動する領域に
は、該下側蓋板部17bの厚さに対応した深さの凹部2
6が形成されている。したがって、上記下側蓋板部17
bは、上記凹部26内に位置することによって、上記カ
ートリッジ16の下側の主面部に対して面一な状態とな
されている。また、上記カートリッジ5の上側の主面部
には、略々全面に亘って、ラベル貼付領域19が形成さ
れている。このラベル貼付領域19は、貼付されるラベ
ルの厚さに対応した深さを有し該ラベルの形状に対応し
た形状の凹部として形成されている。
【0035】上記各シャッタ部材6,17には、上記被
支持板部6c,17cの略々中央位置に、側方側に向け
て、閉蓋操作孔8が開設されている。この閉蓋操作孔8
は、上記記録再生装置において上記各シャッタ部材6,
17を閉蓋操作するための部材が係合するための透孔で
ある。
【0036】なお、上記ガイド溝部7は、上記カートリ
ッジ5,17の前端面部にまで亘って形成され、この前
端面部対し開放されている。
【0037】上記カートリッジ5,16内には、前方側
の一側側部分に位置して、ロック部材30が配設されて
いる。このロック部材30は、支軸部31と、この支軸
部31より突出形成された支持腕部33及びロック腕部
32とを有して、合成樹脂材料により、一体的に形成さ
れている。このロック部材30は、上記支軸部31を、
上記カートリッジ5,16内の嵌合凹部36に嵌合させ
て配設されている。そして、このロック部材30は、上
記支持腕部33を上記カートリッジ5,16内に突設さ
れた壁部に当接させて上記支軸部31回りの回動を阻止
された状態で、上記ロック腕部32を上記ガイド溝部7
内に内側側より臨ませている。このロック腕部32は、
上記ロック部材30の弾性力により、外方側に弾性付勢
されている。
【0038】上記ロック腕部32は、上記シャッタ部材
6,17が上記各開口部23,22を閉蓋する位置であ
る閉蓋位置にあるときに、上記第1のガイド爪39に係
合し、このシャッタ部材6,17が後方側、すなわち、
上記各開口部23,22を開蓋させる方向へ移動するこ
とを阻止する。そして、このロック腕部32は、上記ロ
ック部材30の弾性力に抗して内方側に変位されると、
上記シャッタ部材6,17の第1のガイド爪39への係
合を解除し、このシャッタ部材6,17が後方側へ移動
することを可能となす。また、このロック腕部32は、
上記シャッタ部材6,17が後方の開蓋位置より前方側
に移動されて上記閉蓋位置に至ると、上記ロック部材3
0の弾性力により、上記第1のガイド爪39に係合す
る。
【0039】そして、上記各カートリッジ5,16の下
側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決め穴
9,10が形成されている。上記前方側位置決め穴9
は、上記光学ピックアップ用開口部22の前方側の主面
部の縁部近傍に位置しており、長径方向が前後方向とな
された長円形に形成されている。また、上記後方側位置
決め穴10は、上記光学ピックアップ用開口部22の後
方側の主面部の縁部近傍に位置しており、円形に形成さ
れている。
【0040】また、上記各カートリッジ5,16の下側
主面部後方側の他側側の縁部近傍には、複数の識別用穴
24が形成されている。これら識別用穴24は、これら
カートリッジ5,16が収納している記録ディスク1の
種別や状態、例えば情報信号の記録が可能か否かを識別
するためのものである。上記記録再生兼用のディスクカ
ートリッジ20のカートリッジ5内には、上記識別用穴
24に対応して、セーブノッチ29が配設されている。
このセーブノッチ29は、上記カートリッジ5の後面部
に開設された操作孔14を介して、後方側の外方に臨ん
でいる。このセーブノッチ29は、上記操作孔14を介
して移動操作されることにより、上記識別用穴24のう
ちの一の内方位置に対して進退し、この識別用穴24の
深さを変えて、情報信号の記録可否の識別状態を切り換
える。さらに、これら各カートリッジ5,16の下側主
面部前方側の両側側の縁部には、一対の係合凹部12,
12が形成されている。
【0041】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
20のカートリッジ5においては、下側主面部の前方側
縁部に、光磁気ディスク識別凹部11が形成されてい
る。また、上記再生専用のディスクカートリッジ21の
カートリッジ16においては、下側主面部の前方側縁部
に、光ディスク識別凹部18が形成されている。これら
光磁気ディスク識別凹部11と光ディスク識別凹部18
とは、互いに下側主面部よりの深さが異なっており、こ
の深さの違いにより、収納されている記録ディスク1が
上記光磁気ディスクか上記光ディスクかを識別できるよ
うになされている。
【0042】上述のような構成のディスクカートリッジ
における上記シャッタ部材6,17は、図6に示すよう
に、ステンレスの如き所定の組成及び所定の厚さを有す
る金属板材料43を材料として形成される。この金属板
材料43は、打ち抜き金型を用いた打ち抜き工程におけ
る打ち抜き加工により、図7に示すように、上記シャッ
タ部材6,17を展開した形状に相当する形状の平板に
形成される。このとき、上記閉蓋操作孔8も形成されて
いる。なお、図7に示しているのは、上記記録再生兼用
のディスクカートリッジ20に用いられるシャッタ部材
6の製造工程である。
【0043】このように打ち抜き加工により所定形状と
なされた平板の周縁部においては、図8に示すように、
打ち抜き方向、すなわち、図8中矢印Kで示す上記打ち
抜き金型の上記金属板材料43に対する移動方向に倣っ
て、陵部にバリ44が発生している。このバリ44は、
上記平板の主面部に略々垂直な方向に突出されている。
【0044】上記バリ44は、図8及び図9に示すよう
に、上記打ち抜き工程に次ぐバリ処理工程において、押
し型101により、押し潰される。すなわち、上記打ち
抜き工程を経た平板は、基台102上に上記バリ44を
上方側に向けて載置され、上記押し型101により、図
9中矢印Dで示すように、周縁部分を押し潰し処理され
る。この押し型101の上記平板を押し潰す部分は、上
記基台102に対して略々45゜の傾斜を有する傾斜面
部となされており、上記平板の周縁部の上側陵部を、図
10に示すように、いわゆるC面加工処理されたが如き
傾斜面部45となす。
【0045】なお、このバリ処理は、上記押し型101
の上記平板を押し潰す部分を凹円筒面状となし、上記平
板の周縁部の上側陵部を、いわゆるR面加工処理された
が如き凸円筒面部とするものとしてもよい。
【0046】上記バリ処理は、上記平板の全周縁部に亘
って行われる。この平板の全周縁部に亘ってバリ処理を
行わない場合には、少なくとも、上記シャッタ部材6,
17が上記各開口部23,22を開蓋するときの上記カ
ートリッジ5,16に対する移動方向についての上記該
被支持板部6c,17cの後端部分、すなわち、これら
該被支持板部6c,17cの前端部においては、該バリ
処理を行うようにする。
【0047】上記バリ処理工程を経た平板は、曲げ金型
を用いた屈曲工程により、所定部分を屈曲加工されて、
上記シャッタ部材6,17となる。この屈曲がなされる
部分は、図7中に一点鎖線で示すように、上記上側蓋板
部6a、上記被支持板部6c、上記下側蓋板部6b、上
記各ガイド爪39,38,40、及び、上記各係合爪4
2,41の境界に相当する部分である。
【0048】上記各蓋板部6a,6b,17bの上記被
支持板部6c,17cに対する曲げ加工の方向は、図1
1中に矢印Mで示すように、図11中矢印Kで示す上記
打ち抜き方向に対向する方向であって、図11中矢印L
で示す上記バリ処理の方向に同一の方向である。上記被
支持板部6c、17cにおいては、図12に示すよう
に、外側側の陵部が、上記傾斜面部45となっている。
【0049】なお、上記曲げ加工の方向は、上記打ち抜
き方向と同一の方向となし、上記バリ処理の方向に対向
する方向としてもよい。この場合には、上記被支持板部
6c、17cにおいては、上記カートリッジ5,16に
対向する側である内側側の陵部が、上記傾斜面部45と
なる。
【0050】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ20,21においては、上記記録再生装置に装着さ
れるために、図13中に矢印Eで示すように、この記録
再生装置内に挿入操作されるとき、図13に示すよう
に、上記シャッタ部材6,17の被支持板部6c,17
cの前端部に、この記録再生装置内に配設された閉蓋操
作部材である閉蓋操作バネ104が当接される。この閉
蓋操作バネ104は、基端側を固定され、先端側が上記
ディスクカートリッジ20,21側に膨出されるように
「く」の字状に屈曲形成された屈曲部105となされて
いる。このシャッタ閉蓋バネ104は、上記シャッタ部
材6,17に当接されて、上記ディスクカートリッジ2
0,21より離間する側に弾性変位され、該シャッタ部
材6,17の被支持板部6c,17cに弾性的に押接し
つつ、図14に示すように、該ディスクカートリッジ2
0,21の移動に伴って該被支持板部6c,17cに摺
接する。そして、上記屈曲部105は、上記ディスクカ
ートリッジ20,21所定位置に至ると、上記15に示
すように、上記閉蓋操作孔8に嵌入係合する。
【0051】このように、上記シャッタ閉蓋バネ104
が上記シャッタ部材6,17に摺接するとき、上記被支
持板部6c,17cの前端部がバリ処理されて上記傾斜
面部45となされているため、該シャッタ閉蓋バネ10
4は、該被支持板部6c,17cにより摩耗、傷損を被
ることがない。
【0052】また、上記記録再生部内には、上記シャッ
タ閉蓋バネ104よりもさらに内方側に、シャッタ開蓋
ピン103が固定して配設されている。このシャッタ開
蓋ピン103は、上記ディスクカートリッジ20,21
が上記記録再生装置内に挿入操作されるとき、このディ
スクカートリッジ20,21の移動に伴って、上記ガイ
ド溝部7内に進入することとなり、上記ロック部材30
のロック腕部32をカートリッジ5,17の内方側に弾
性変位させる。そして、このシャッタ開蓋ピン103
は、上記屈曲部105が上記閉蓋操作孔8に嵌入係合し
たときに、図15に示すように、上記ロック腕部32を
弾性変位させたまま、上記被支持板部6c,17cの前
端部に当接される。この状態において、図15中矢印F
で示すように、さらに、上記ディスクカートリッジ2
0,21が上記記録再生装置の内方側に移動されると、
上記シャッタ部材6,17は、上記被支持板部106c
の前端部を上記シャッタ開蓋ピン103により当接され
ていて移動できないため、上記カートリッジ6,17に
対しては後方側に移動されることとなり、上記各開口部
23,22を開蓋する。
【0053】そして、上記ディスクカートリッジ20,
21が、図15中矢印Gで示すように、上記記録再生装
置より排出されるときには、上記シャッタ部材6,17
は、上記閉蓋操作バネ104によって、上記カートリッ
ジ6,17の移動によって上記各開口部23,22を閉
蓋することとなるまで、この記録再生装置に対する停止
状態に保持される。そして、上記シャッタ部材6,17
が上記各開口部23,22を閉蓋した後、上記ディスク
カートリッジ20,21がさらに排出方向に移動される
と、上記閉蓋操作バネ104は、該ディスクカートリッ
ジ20,21より離間する方向に弾性変位されて、上記
屈曲部105を上記閉蓋操作孔8より抜け出させる。上
記ディスクカートリッジ20,21は、このように、上
記シャッタ部材6,17の閉蓋操作をなされた後、上記
記録再生装置より排出される。
【0054】なお、本発明に係る記録媒体収納カートリ
ッジは、磁気テープの如き記録テープが巻装された一対
のテープリールを収納しテープカートリッジを構成する
ものとして使用してもよい。
【0055】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録媒体収
納カートリッジにおいては、シャッタ部材は、少なくと
も該開口部を開蓋するときのカートリッジに対する移動
方向についての被支持板部の後端部分において、打ち抜
き加工によるバリが発生する打ち抜き方向側の陵部が押
し潰し加工により傾斜形状となされ、あるいは、さらに
凸円筒面部となされている。
【0056】そのため、この記録媒体収納カートリッジ
においては、被支持板部の後端部を押圧操作してシャッ
タ部材をカートリッジに対して移動操作する部材や被支
持板部の後端部に摺接する部材に対し、バリにより摩
耗、傷損を与えることを防止することができる。
【0057】すなわち、本発明は、シャッタ部材の閉蓋
操作を行うためにディスクプレーヤ装置の如き記録再生
装置に設けられる閉蓋操作部材の摩耗、傷損や形状の変
化を防止し、この閉蓋操作部材とシャッタ部材との円滑
な摺接及び係合が図られ、記録再生装置への円滑、か
つ、確実な装着を図ることができる記録媒体収納カート
リッジを提供することができるものである。
【0058】さらに、本発明に係る記録媒体収納カート
リッジの製造方法においては、平板状金属材料を所定形
状に打ち抜き加工し、少なくとも開口部を開蓋するとき
のカートリッジに対する移動方向についての被支持板部
の後端部分の打ち抜き加工によるバリが発生する打ち抜
き方向側の陵部を押し潰し加工により傾斜形状とし、押
し潰し加工を経た平板状金属材料の所定部分を屈曲加工
して被支持板部と開口部を閉蓋する蓋板部とを形成し
て、シャッタ部材を形成する。
【0059】そのため、この記録媒体収納カートリッジ
の製造方法においては、被支持板部の後端部を押圧操作
してシャッタ部材をカートリッジに対して移動操作する
部材や被支持板部の後端部に摺接する部材に対し、バリ
により摩耗、傷損を与えることがないシャッタ部材を備
えた記録媒体収納カートリッジを製造することができ
る。
【0060】すなわち、本発明は、シャッタ部材の閉蓋
操作を行うためにディスクプレーヤ装置の如き記録再生
装置に設けられる閉蓋操作部材の摩耗、傷損や形状の変
化を防止し、この閉蓋操作部材とシャッタ部材との円滑
な摺接及び係合が図られ、記録再生装置への円滑、か
つ、確実な装着を図ることができる記録媒体収納カート
リッジを製造できる記録媒体収納カートリッジの製造方
法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された記録再生兼用のディスクカートリッジの上
面側の構成を示す斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの底面側の構成を示
す斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの構成を示す分解斜
視図である。
【図4】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された再生専用のディスクカートリッジの上面側
の構成を示す斜視図である。
【図5】上記図4に示したディスクカートリッジの底面
側の構成を示す斜視図である。
【図6】上記ディスクカートリッジのシャッタ部材を形
成する材料となる金属板材料の形状を示す斜視図であ
る。
【図7】上記シャッタ部材の製造工程中において、打ち
抜き加工が完了された金属板材料の形状を示す平面図で
ある。
【図8】上記シャッタ部材の製造工程において、バリ処
理加工が行われる前の状態を示す縦断面図である。
【図9】上記シャッタ部材の製造工程において、バリ処
理加工が行われている状態を示す縦断面図である。
【図10】上記シャッタ部材の製造工程において、バリ
処理加工が完了した状態を示す縦断面図である。
【図11】上記シャッタ部材の構成を一部を破断して示
す斜視図である。
【図12】上記シャッタ部材の要部の構成を示す要部拡
大横断面図である。
【図13】上記図1及至図5に示したディスクカートリ
ッジがディスクプレーヤ装置に挿入操作され始めたとき
の状態を一部を破断して示す要部拡大平面図である。
【図14】上記ディスクカートリッジがディスクプレー
ヤ装置に挿入操作されている途中の状態を一部を破断し
て示す要部拡大平面図である。
【図15】上記ディスクカートリッジのディスクプレー
ヤ装置への挿入操作が完了されるときの状態を一部を破
断して示す要部拡大平面図である。
【図16】従来のディスクカートリッジの構成を示す分
解斜視図である。
【図17】上記従来のディスクカートリッジにおけるシ
ャッタ部材の構成を示す斜視図である。
【図18】上記従来のディスクカートリッジにおけるシ
ャッタ部材であってバリ処理加工を行わない場合の要部
の形状を示す要部横断面図である。
【図19】上記従来のディスクカートリッジにおけるシ
ャッタ部材についてのバリ処理加工を行っている状態を
示す縦断面図である。
【図20】上記従来のディスクカートリッジにおけるシ
ャッタ部材であってバリ処理加工を行った場合の要部の
形状を示す要部横断面図である。
【符号の説明】
1 記録ディスク、5 カートリッジ、5a 上ハー
フ、5b 下ハーフ、6シャッタ部材、6a 上側蓋板
部、6b 下側蓋板部、6c 被支持板部、44 バ
リ、45 傾斜面部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体状に形成され記録媒体を収納しこの
    記録媒体の信号記録領域の一部を外方側に臨ませる開口
    部を有するカートリッジと、このカートリッジの外面部
    上に移動可能に取り付けられ移動操作されることにより
    上記開口部を開閉蓋するシャッタ部材とを備えた記録媒
    体収納カートリッジにおいて、 上記シャッタ部材は、所定形状に打ち抜き加工された平
    板状金属材料が所定部分を屈曲加工されて形成されたも
    のであって、上記カートリッジに支持される被支持板部
    と上記開口部を閉蓋する蓋板部とを有し少なくとも上
    記開口部を開蓋するときの上記カートリッジに対する移
    動方向についての上記被支持板部の後端部分の上記打ち
    抜き加工によるバリが発生する打ち抜き方向側の陵部が
    押し潰し加工により傾斜形状となされてことを特徴
    とする記録媒体収納カートリッジ。
  2. 【請求項2】 押し潰し加工された上記平板状金属材料
    の上記陵部は、凸円筒面部となされていることを特徴と
    する請求項1記載の記録媒体収納カートリッジ。
  3. 【請求項3】 筐体状に形成され記録媒体を収納しこの
    記録媒体の信号記録領域の一部を外方側に臨ませる開口
    部を有するカートリッジと、被支持板部においてこのカ
    ートリッジに支持されてこのカートリッジの外面部上に
    移動可能に取り付けられ移動操作されることにより上記
    開口部を開閉蓋するシャッタ部材とを備えた記録媒体収
    納カートリッジの製造方法において、 平板状金属材料を所定形状に打ち抜き加工し、 少なくとも上記開口部を開蓋するときの上記カートリッ
    ジに対する移動方向についての上記被支持板部の後端部
    分の上記打ち抜き加工によるバリが発生する打ち抜き方
    向側の陵部を押し潰し加工により傾斜形状とし、 上記押し潰し加工を経た平板状金属材料の所定部分を屈
    曲加工して上記被支持板部と上記開口部を閉蓋する蓋板
    部とを形成して、 上記シャッタ部材を形成することを特徴とする記録媒体
    収納カートリッジの製造方法。
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