JP3406733B2 - 羽根体の成形方法及び軸流ファン - Google Patents

羽根体の成形方法及び軸流ファン

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    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/08Blades for rotors, stators, fans, turbines or the like, e.g. screw propellers
    • B29L2031/087Propellers

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は羽根体の成形方法及び軸
流ファンに係り、特に電子部品等を冷却するために使用
される軸流ファンを所定樹脂材料等を使用して一体的に
射出成形する際に、空気流量の損失を低減した羽根体の
成形方法及びこの方法により得られた羽根体を備えた軸
流ファンに関するものである。
【従来の技術】従来より、軸流ファンモータ等に使用さ
れる羽根体は、その回転数の如何に関係なくハブの付け
根部分と外周部分における羽根による空気の流れ速度を
同等にすることにより、翼列干渉によって、空気の流れ
層が狭くなったときも空気の流れを確保するための工夫
がなされている。
【0002】図面を参照して従来構成例について説明す
ると、図5は従来の軸流ファンの羽根体102の正面図
である。また、図6(a)は図5のA−A矢視断面図、
(b)は図5のB−B矢視断面図である。
【0003】先ず、図5において、軸流ファンを構成す
る回転羽根体は平面部105aを形成した円筒形状のハ
ブ105の側面部位から外周方向へ突出するように等間
隔で設けられた羽根104が一体形成されている。これ
らの羽根104は、図6(b)に示されるように、ハブ
105に対する取付け部分となる付け根部分においてハ
ブ105の回転方向となす角度が比較的に急峻な角度α
に設定される一方、図6(a)に示されるように外周部
位における角度が緩やかな角度βとなるように設定して
いる。即ち、羽根体の回転時の周速差の比率分に基づい
て羽根104の取付角度に「ひねり」を加えるように構
成している。
【0004】上記のように構成される羽根体によれば、
羽根体の回転にともなう羽根のハブ側の部分と外周側部
分における回転軸方向に沿う空気の流れ(図中の矢印F
5で示す)速度を略同等にすることができるものである
が、ハブ105における平面部105a上にぶつかる大
量の空気の流れF4の影響により、各羽根104を通る
空気の剥離現象に起因する翼列干渉が発生して、空気の
流れが減少することが判明している。
【0005】一方、上記の平面部105aにおける影響
を削減するために、ハブを球面で構成した羽根体が提案
されている。図7(a)はハブ形状を球面で構成した羽
根体の平面図である。また、図7(b)は(a)の側面
図である。
【0006】図7において、ハブ103は図示のように
所定の曲率半径rからなる外形面を有しており、その外
形面から対する取付け部分となる付け根部分においてハ
ブ103の回転方向と、なす角度が一定角度αに設定さ
れた羽根104が等角度72度の間隔で一体的に設けら
れている。
【0007】このように構成される羽根体102を一体
的に射出成形するためには、図中の矢印D方向に移動可
能なスライド駒を羽根104の夫々に設けておき、上下
方向に移動する金型を使用するようにしている。この場
合に、アンダー部分Kの部分を同時に成形する必要があ
ることから、羽根104とハブ103の回転方向となす
角度が一定角度のαに設定しなけらばならない制約があ
る。
【0008】上記のように構成される羽根体102によ
れば、羽根体の回転にともなう羽根体のハブ103の表
面を流れる空気の流れ(図中の矢印Fで示す)を滑らか
にすることができ、しかも球面ハブへの取付け基部があ
るので羽根の表面積を大きく設定できる利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した羽根体によれば、ハブ103側から空気が流れる
ようにして、翼列干渉による空気の流れの現象を補足す
るようにしているが、上記のような制約により、羽根の
角度変化に「ひねり」を設けることができず、ハブ10
3側の羽根104の取付角度αと外周側の羽根の取付角
度αが同一角度に設定せざるを得ないものであった。
【0010】この結果、図8の動作説明の外観斜視図
と、図9の動作説明の要部断面図に示したように、空気
の流れが羽根の表面部位から剥離して、空気の流れ層が
狭くなる翼列干渉現象が発生してしまい、空気が流れに
くくなる問題点があった。
【0011】また、ハブ形状を略球面上に構成して、か
つ各羽根を外周方向へ突出させ、ハブの球面部分から空
気を流れるようにして、空気の流れ層が狭くなる分をハ
ブからの空気が流れ込む事で補うようにしても、羽根1
04のハブ103側の取付角度αと外径側の取付角度α
が同一であるために、羽根の回転数によって生じる軸方
向の空気の流れ速度は同一とならず、羽根のハブ側と外
周側にて空気の流れの乱流Tが生ずることがあった。こ
の結果、騒音が発生し、また、空気の流れが不均一に広
がるという軸流ファンにとって好ましくない不具合があ
った。
【0012】したがって、本発明は上記の不具合点に鑑
みてなされたものであり、ハブに対してひねりを与えて
羽根を設けるように一体成形可能にすることにより、騒
音発生を効果的に防止し、かつまた、空気の流れを均一
に広がるようにできる羽根体の成形方法及びこの羽根体
を備えた軸流ファンの提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明は、 軸流ファンの羽根体
を、複数枚の羽根と外周面において所定曲率の曲面を備
えたハブとともに一体的に射出成形する羽根体の成形方
法であって、前記ハブと前記羽根の片方の第1形成面を
成形するためのキャビティを形成した第1成形用金型
と、前記ハブと前記羽根の他方の第2形成面を成形する
ためのキャビティを形成した第2成形用金型と、前記羽
根の前記ハブに対する取付け部位においてアンダー部と
なるアンダー成形面を備えるとともに、前記羽根におい
て、d1/d2=(tanα)×γ/(tanβ)×δ
(ただし、d1は前記羽根の前記ハブに対する取付け基
部の半径、d2は前記羽根のラジアル方向寸法、αは取
付け基部における立設角度、βはd2における取付け角
度、γは羽根基部で空気をかき出す効率、δはラジアル
方向の先端部で空気をかき出す効率)の関係を維持する
ように回動しつつ移動するスライド駒とを具備する成形
金型を使用して前記羽根体を射出成形することを特徴と
している。
【0014】また、軸流ファンの羽根体を、複数枚の羽
根と外周面において所定曲率の曲面を備えたハブととも
に一体的に射出成形する羽根体の成形方法であって、前
記ハブと前記羽根の片方の第1形成面を成形するための
キャビティを形成した第1成形用金型と、前記ハブと前
記羽根の他方の第2形成面を成形するためのキャビティ
を形成した第2成形用金型と、前記羽根の前記ハブに対
する取付け部位においてアンダー部となるアンダー成形
面を備えるとともに、前記羽根において、d1/d2=
(tanα)×γ/(tanβ)×δ(ただし、d1は
前記羽根の前記ハブに対する取付け基部の半径、d2は
前記羽根のラジアル方向寸法、αは取付け基部における
立設角度、βはd2における取付け角度、γは羽根基部
で空気をかき出す効率、δはラジアル方向の先端部で空
気をかき出す効率)関係を維持するとともに、前記羽根
の外周への伸張方向と前記羽根の中間部分へ向けて移動
するようにして前記アンダー部から抜き取るようにした
スライド駒とを具備する成形金型を使用して前記羽根体
を射出成形することを特徴としている
【0015】また、軸流ファンは、複数枚の羽根と、外
周面において所定曲率の曲面を備えたハブとを一体的に
形成した羽根体を具備し、羽根のハブに近い基部断面で
の立設する角度と羽根体の先端部での角度とを異なる角
度とし、前記羽根が前記ハブとなす立設する角度が、d
1/d2=(tanα)×γ/(tanβ)×δ(ただ
し、d1は前記羽根の前記ハブに対する取付け基部の半
径、d2は前記羽根のラジアル方向寸法、αは取付け基
部における立設角度、βはd2における取付け角度、γ
は羽根基部で空気をかき出す効率、δはラジアル方向の
先端部で空気をかき出す効率)の関係になるようにし
て、翼列干渉を緩和することを特徴としている。
【0016】そして、軸流ファンは、羽根は外周方向に
幅広に形成されるとともに、前記ハブに対して等間隔で
取付けられることを特徴としている。
【0017】
【作用】上記構成により、羽根のハブ形状を略球面体形
状とし、かつ羽根の取付角度を羽根の周速差に対して比
例するようにハブ側と外周側をなめらかに変化させて、
空気の軸方向速度を一定となるように構成したために、
羽根の相互干渉である翼列干渉等が発生しても、ハブの
表面から空気が流れ込み、翼列干渉による空気の流れる
量が減少する事を緩和する羽根体を一体成形できるよう
に働く。
【0018】また、周速差によって生じる羽根のハブ側
と外周側の軸方向の空気の流れの乱れは、羽根の取付位
置を周速差の比率分を外周側へむかって変化させること
により軸方向の空気の速度が一定となり、空気の乱れが
発生しなくなり、空気の掻き出し効率が向上し、風量が
増大し、また空気流れの乱れによって生ずる騒音を低減
する事が可能となる。
【実施例】以下に本発明の好適な実施例に付き添付図面
を参照して説明する。図1は実施例の軸流ファンの羽根
体を軸流ファンの本体部1とともに示した正面図であ
る。本図において、軸流ファンを構成する本体部1は一
定方向に回転される羽根体2の外形寸法よりも若干のク
リアランス分大きい円形の開口部1bが形成される一
方、複数のリブ部1kにより不図示の回転磁界を構成す
るステータ部を固定しており、羽根体2に内蔵される分
極磁石に対して回転磁界を作用させることにより、所定
方向に回転するように構成されている。また、本体部1
の4隅には取り付け用の孔1aが設けられている。
【0019】一方、羽根体2は回転中心部において平面
部3aを形成するとともに、曲率半径rの略球面あるい
は2次曲面をなす円筒形状のハブ3の側面部位から外周
方向へ突出するようにして、等角度の72度間隔で合計
で5枚の羽根4が一体形成されており、かつ各羽根4は
図示のように先端側に向けて次第に幅寸法が大きくなる
ように設定されている。
【0020】次に、図2は図1のA−A矢視断面図、図
3は図1のB−B矢視断面図を夫々示したものである。
図1に、図2、図3を参照して、各羽根4はハブ3に対
する取付け部分となる付け根部分4aにおいてハブ3の
回転方向となす角度が比較的に急峻な角度αに設定され
る。一方、各羽根4はその外周部位4bにおける角度が
角度αより緩やかな角度βとなるように設定されてお
り、羽根体2の回転時の周速差の比率分に基づいて羽根
4のハブ取付角度に「ひねり」を加えるように構成され
ている。
【0021】ここで、図1において、ハブ3の直径をd
1,羽根4の外径をd2,羽根体2の回転数をNとする
と、羽根4の根元部分4aでの周速U1は:U1=π×
×N/60と表す事ができ、また羽根4の外周部分
4bの周速U2は:U=π×d×N/60と表わせ
られる。これらの部分における空気の軸流速度CNは次
の様になる。
【0022】付け根部分4a:C1=U1×(tan
α)×γ=π×d1×N/60×(tanα)×γ 外周部位4b:C2=U2×(tanβ)×δ=π×d
2×N/60×(tanβ)×δ これらの速度が同一になるためには次の関係になれば良
いことになる。
【0023】C1=C2 この結果、ハブの羽根取付けの付け根部分の断面部分と
羽根の外周部分の断面部分は夫々の取付角度を次の関係
にて設定し軸方向速度を一定に保つように構成すれば良
いことになる。
【0024】 d1/d2=(tanα)×γ/(tanβ)×δ また、羽根4の中間部分は上記式の関係を保って次第に
角度変化を与えるように設定されることになる。
【0025】図4は、図1の羽根体2を一体射出成形す
る様子を示した外観斜視図であって、羽根4に上記の
「ひねり」を与えて成形する場合の成形金型構成例を示
したものである。
【0026】本図において、羽根体2を図1、図2、図
3に示すように一体射出樹脂成形するためには、不図示
の上下金型であって、例えば羽根体2の上半分と下半分
を形成するためのキャビティと、図中の矢印D1、D2
方向に移動及び回動することができるスライド駒100
を羽根4の夫々に対して設けておき、型開きに略同期し
て移動するように構成された金型を準備することで、図
中の斜線で示したアンダー部分Kの部分を成形すること
ができるようになる。
【0027】この結果、羽根4に対して角度αから角度
βに変化する「ひねり」を与えて射出成形することが可
能になる。あるいは、図中破線で破断した第1スライド
駒100aであって、アンダー部Kを形成したものを羽
根4の外周方向(矢印D3方向)へ向けて移動する一
方、第2スライド駒100bを矢印D4方向に移動する
ようにしてアンダー部Kから各スライド駒100a、1
00bを抜き取るように構成しても良い。
【0028】以上のようにして成形された羽根体2によ
れば、図2と図3に示したように、回転にともない、空
気は角度αから角度βへ順次変化する傾きを有する羽根
4の作用により、軸方向(図中の矢印F1、F2で示
す)へ掻き出される。また、ハブ3表面部位の空気は、
ハブの球状の表面に沿って、羽根4へ流れ込むことが出
来るため、羽根4同士が隣接する事によって起こる空気
の流れの減少を十分に補うことが可能となり、羽根4が
掻き出す空気の総量が十分に確保できる。
【0029】一方、翼列干渉の作用によって、空気の流
れ層が狭くなったときも、ハブの形状を球面状とし、か
つ空気をハブの表面からも羽根に向けて滑らかに流れる
ように構成してあるので、空気の流れを十分に確保でき
る。
【0030】また、回転数がいかように変化しても、羽
根のハブ側の付け根4aと外周側の部分4bとにおいて
周速差が発生しないので、同様に空気の流れを十分に確
保できる。
【0031】以上のように、羽根のハブ形状を略球面状
あるいは2次曲面で構成することにより、ハブ部分の空
気を、羽根の方向へ流す事が可能となり、通常翼列干渉
によっておこる、空気の流れ減少を補う事が可能とな
る。また羽根の角度を、羽根の周速差に比例して、取付
角度を変化させるようにしたために、ハブ径部分の軸流
空気の速度と、外周部分の軸方向空気の流れ速度を同一
にすることが可能となり、軸方向の空気の速度差によっ
て生じる、空気の乱れに基づく騒音の防止と、風の吹き
出し量の均一化を計る事が可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ハブに
対してひねりを与えて羽根を設けるように一体成形可能
にすることにより、騒音発生を効果的に防止し、かつ空
気の流れが均一に広がるようにできる羽根体の成形方法
及びこの羽根体を備えた軸流ファンを提供することがで
きる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の軸流ファンの羽根体を軸流ファンの本
体部1とともに示した正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図であ
【図4】羽根体2を一体射出成形する様子を示した外観
斜視図である。
【図5】従来の軸流ファンの羽根体102の正面図であ
る。
【図6】(a)は図5のA−A矢視断面図、(b)は図
5のB−B矢視断面図である
【図7】(a)は従来の軸流ファンの羽根体102の正
面図である。(b)は(a)の側面図である。
【図8】従来の軸流ファンの動作説明図である。
【図9】従来の軸流ファンの動作説明断面図である。
【符号の説明】
1 本体部(軸流ファン) 2 羽根体 3 ハブ 4 羽根 100 スライド駒 K アンダー部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸流ファンの羽根体を、複数枚の羽根と
    外周面において所定曲率の曲面を備えたハブとともに一
    体的に射出成形する羽根体の成形方法であって、 前記ハブと前記羽根の片方の第1形成面を成形するため
    のキャビティを形成した第1成形用金型と、 前記ハブと前記羽根の他方の第2形成面を成形するため
    のキャビティを形成した第2成形用金型と、 前記羽根の前記ハブに対する取付け部位においてアンダ
    ー部となるアンダー成形面を備えるとともに、前記羽根
    において、 d1/d2=(tanα)×γ/(tanβ)×δ (ただし、d1は前記羽根の前記ハブに対する取付け基
    部の半径、 d2は前記羽根のラジアル方向寸法、 αは取付け基部における立設角度、 βはd2における取付け角度、 γは羽根基部で空気をかき出す効率、 δはラジアル方向の先端部で空気をかき出す効率)の関
    係を維持するように回動しつつ移動するスライド駒とを
    具備する成形金型を使用して前記羽根体を射出成形する
    ことを特徴とする羽根体の成形方法。
  2. 【請求項2】 軸流ファンの羽根体を、複数枚の羽根と
    外周面において所定曲率の曲面を備えたハブとともに一
    体的に射出成形する羽根体の成形方法であって、 前記ハブと前記羽根の片方の第1形成面を成形するため
    のキャビティを形成した第1成形用金型と、 前記ハブと前記羽根の他方の第2形成面を成形するため
    のキャビティを形成した第2成形用金型と、 前記羽根の前記ハブに対する取付け部位においてアンダ
    ー部となるアンダー成形面を備えるとともに、前記羽根
    において d1/d2=(tanα)×γ/(tanβ)×δ (ただし、d1は前記羽根の前記ハブに対する取付け基
    部の半径、 d2は前記羽根のラジアル方向寸法、 αは取付け基部における立設角度、 βはd2における取付け角度、 γは羽根基部で空気をかき出す効率、 δはラジアル方向の先端部で空気をかき出す効率)の関
    係を維持するとともに、前記羽根の外周への伸張方向と
    前記羽根の中間部分へ向けて移動するようにして前記ア
    ンダー部から抜き取るようにしたスライド駒とを具備す
    る成形金型を使用して前記羽根体を射出成形することを
    特徴とする羽根体の成形方法。
  3. 【請求項3】 複数枚の羽根と、外周面において所定曲
    率の曲面を備えたハブとを一体的に形成した羽根体を具
    備し、 前記羽根のハブに近い基部断面での立設する角度と羽根
    体の先端部での角度とを異なる角度とし 前記羽根が前記ハブとなす立設する角度が、 d1/d2=(tanα)×γ/(tanβ)×δ (ただし、d1は前記羽根の前記ハブに対する取付け基
    部の半径、 d2は前記羽根のラジアル方向寸法、 αは取付け基部における立設角度、 βはd2における取付け角度、 γは羽根基部で空気をかき出す効率、 δはラジアル方向の先端部で空気をかき出す効率)の関
    係になるようにして、翼列干渉を緩和することを特徴と
    する 軸流ファン。
  4. 【請求項4】 前記羽根は外周方向に幅広に形成される
    とともに、前記ハブに対して等間隔で取付けられること
    を特徴とする請求項3に記載の軸流ファン。
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