JP3406108B2 - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
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- JP3406108B2 JP3406108B2 JP03782495A JP3782495A JP3406108B2 JP 3406108 B2 JP3406108 B2 JP 3406108B2 JP 03782495 A JP03782495 A JP 03782495A JP 3782495 A JP3782495 A JP 3782495A JP 3406108 B2 JP3406108 B2 JP 3406108B2
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- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Description
真感光材料を用いた画像形成方法に関するものである。
成する方法は、よく知られ、写真製版用として広く利用
されている。しかしながら,一般に高いpHを必要とす
るため、現像液が空気酸化されやすく不安定であった。
材料を、より低いpHの現像液で現像し、硬調な画像を
作成する工夫が試みられている。特開平1−17993
9号、および特開平1−179940号には、ハロゲン
化銀乳剤粒子に対する吸着基を有する造核現像促進剤
と、同じく吸着基を有する造核剤とを含む感材を用い
て、pH11.0以下の現像液で現像する処理方法が記
載されている。米国特許4,998,604号、および
同4,994,365号には、エチレンオキシドの繰り
返し単位を有するヒドラジン化合物、およびピリジニウ
ム基を有するヒドラジン化合物が開示されている。しか
しながら、これらの実施例で明らかなように、硬調性が
充分でなく、実用的な現像処理条件で硬調性と必要なD
max を得ることは困難である。
や水分の蒸発による濃厚化によって上昇し、あるいは空
気中のCO2 ガスの吸収や露光された感材の現像処理に
よって低下するなど、常に一定に保たれるわけではな
い。現像液のpHが変動すると写真性能が変動し、特に
硬調性能が変動するため、補充液を多量に加える必要が
あった。
もに、pH変動に伴う写真性能の変化が小さい画像形成
方法が要望されていたが、従来の技術では、満足するこ
とはできなかった。
は、第1に安定な現像液を用いてガンマが10を越える
極めて硬調なネガ階調の写真性を得ることができるハロ
ゲン化銀写真画像形成方法を提供することである。本発
明の第2の目的は、実質的にハイドロキノンを含まない
アスコルビン酸現像液で、pH11.0以下のpHで、
超硬調画像が得られる画像形成方法を提供することであ
る。
持体上に少くとも一層のハロゲン化銀乳剤層を有し、該
乳剤層、もしくは他の親水性コロイド層がヒドラジン基
の近傍にアニオン性基、またはヒドラジンの水素原子と
分子内水素結合を形成するノニオン性基を有するヒドラ
ジン造核剤を含むハロゲン化銀写真感材を、アスコルビ
ン酸、またはその誘導体を含み、亜硫酸塩を0.5モル
/リットル以下の量を含み、pHが8.5〜11.0の
現像液で現像処理することを特徴とする画像形成方法に
よって達成された。本発明のヒドラジン基の近傍にアニ
オン性基またはヒドラジンの水素原子と分子内水素結合
を形成するノニオン性基を有することを特徴とするヒド
ラジン系造核剤について説明する。
酸、スルフィン酸、リン酸、ホスホン酸およびそれらの
塩が挙げられる。ここでヒドラジン基の近傍とは、ヒド
ラジンのアニオン性基に近い窒素原子とアニオン性基の
間に、炭素原子、窒素原子、酸素原子および硫黄原子の
少なくとも一種から選ばれる原子2〜5個で形成される
結合鎖が介在することを意味する。近傍としてより好ま
しくは炭素原子と窒素原子の少なくとも一種から選ばれ
る原子2〜5個で形成される結合鎖が介在する場合であ
り、さらに好ましくは炭素原子2〜3個で形成される結
合鎖が介在する場合である。ヒドラジン水素と分子内水
素結合を形成するノニオン性基としては孤立電子対が5
ないし7員環でヒドラジン水素と水素結合を形成する基
であり、酸素原子、窒素原子、硫黄原子またはリン原子
の少なくとも一つを有する基である。ノニオン性基とし
てはアルコキシ基、アミノ基、アルキルチオ基、カルボ
ニル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、ウ
レタン基、ウレイド基、アシルオキシ基、アシルアミノ
基が挙げられる。これらのうちアニオン性基が好まし
く、さらにカルボン酸およびその塩が最も好ましい。本
発明で用いられる造核剤として好ましいものは以下に一
般式(H−1)ないし(H−3)で示されるものであ
る。 一般式(H−1)
たはヘテロ環基を表し、L1 は電子吸引基を有する2価
の連結基を表し、Y1 はアニオン性基またはヒドラジン
の水素原子と分子内水素結合を形成するノニオン性基を
表す。) 一般式(H−2)
たはヘテロ環基を表し、L2 は2価の連結基を表し、Y
2 はアニオン性基またはヒドラジンの水素原子と分子内
水素結合を形成するノニオン性基を表す。) 一般式(H−3)
を表し、R3 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基またはアミ
ノ基を表し、Y3 はアニオン性基またはヒドラジンの水
素原子と分子内水素結合を形成するノニオン性基を表
す。m3 は0から4の整数でありn3 は1または2であ
る。n3 が1のときR3 は電子吸引性基を有する。)
さらに詳細に説明する。R1 、R2 のアルキル基として
は炭素数1〜16、好ましくは炭素数1〜12の直鎖、
分岐鎖または環状のアルキル基であり、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、アリ
ル、プロパルギル、2−ブテニル、2−ヒドロキシエチ
ル、ベンジル、ベンズヒドリル、トリチル、4−メチル
ベンジル、2−メトキシエチル、シクロペンチル、2−
アセトアミドエチルである。
しくは炭素数6〜12のアリール基で例えば、フェニ
ル、ナフチル、p−アルコキシフェニル、p−スルホン
アミドフェニル、p−ウレイドフェニル、p−アミドフ
ェニルである。ヘテロ環基としては炭素数1〜5の酸素
原子、窒素原子、もしくは硫黄原子を1個以上含む5員
または6員環の飽和または不飽和のヘテロ環であって環
を構成するヘテロ原子の数及び元素の種類は1つでも複
数であっても良く、例えば、2−フリル、2−チエニ
ル、4−ピリジルである。
芳香族ヘテロ環基またはアリール置換メチル基であり、
更に好ましくはアリール基(例えばフェニル、ナフチ
ル)である。R1 、R2 は置換基で置換されていてもよ
く、置換基としては例えばアルキル基、アラルキル基、
アルコキシ基、アルキルまたはアリール置換アミノ基、
アミド基、スルホンアミド基、ウレイド基、ウレタン
基、アリールオキシ基、スルファモイル基、カルバモイ
ル基、アリール基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
スルホニル基、スルフィニル基、ヒドロキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、スルホ基、カルボキシル基、リンサ
ンアミド基である。これらの基は更に置換されていても
よい。これらのうちスルホンアミド基、ウレイド基、ア
ミド基、アルコキシ基、ウレタン基が好ましく、スルホ
ンアミド基、ウレイド基が更に好ましい。これらの基は
可能なときは互いに連結して環を形成してもよい。
基はR1 で述べたものが挙げられる。アルケニル基とし
ては炭素数2〜18好ましくは2〜10もので、例えば
ビニル、2−スチリルである。アルキニル基としては炭
素数2〜18好ましくは2〜10のもので、例えばエチ
ニル、フェニルエチニルである。アルコキシ基としては
炭素数1ないし16、好ましくは炭素数1ないし10の
直鎖、分岐鎖または環状のアルコキシ基であり、例えば
メトキシ、イソプロポキシ、ベンジルオキシである。ア
ミノ基としては炭素数0〜16、好ましくは炭素数1〜
10のもので、エチルアミノ、ベンジルアミノ、フェニ
ルアミノである。n3 =1のときR3 としてはアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基が好ましい。n3 =2
のときR3 としてはアミノ基、アルコキシ基が好まし
い。
ットのσm の値が0.2以上のもの、好ましくは0.3
以上のもので、例えばハロゲン原子(フッ素、塩素、臭
素)、シアノ基、スルホニル基(メタンスルホニル、ベ
ンゼンスルホニル)、スルフィニル基(メタンスルフィ
ニル)、アシル基(アセチル、ベンゾイル)、オキシカ
ルボニル基(メトキシカルボニル)、カルバモイル基
(N−メチルカルバモイル)、スルファモイル基(メチ
ルスルファモイル)、ハロゲン置換アルキル基(トリフ
ルオロメチル)、ヘテロ環基(2−ベンズオキサゾリ
ル、ピロロ)、4級オニウム基(トリフェニルホスホニ
ウム、トリアルキルアンモニウム、ピリジニウム)が挙
げられる。電子吸引基を有するR3 としては、例えばト
リフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロ
エチル、シアノメチル、メタンスルホニルメチル、アセ
チルエチル、トリフルオロメチルエチニル、エトキシカ
ルボニルメチルが挙げられる。
レン基、アルケニレン基、アルキニレン基、アリーレン
基、二価のヘテロ環基およびそれらを−O−、−S−、
−NH−、−CO−、−SO2 −等の単独または組み合
わせからなる基で連結したものである。L1 、L2 はR
1 の置換基として述べた基で置換されていてもよい。ア
ルキレン基としては、例えばメチレン、エチレン、トリ
メチレン、プロピレン、2−ブテン−1,4−イル、2
−ブチン−1,4−イルである。アルケニレン基として
は、例えばビニレンである。アルキニレン基としてはエ
チニレンである。アリーレン基としては、例えばフェニ
レンである。二価のヘテロ環基としては、例えばフラン
−1,4−ジイルである。L1 としてはアルキレン基、
アルケニレン基、アルキニレン基、アリーレン基が好ま
しく、アルキレン基がより好ましい。さらに鎖長が炭素
数2〜3のアルキレン基が最も好ましい。L2 としては
アルキレン基、アリーレン基、−NH−アルキレン−、
−O−アルキレン−、−NH−アリーレン−が好まし
く、−NH−アルキレン−、−O−アルキレン−がより
好ましい。
の有する電子吸引性基として述べたものが挙げられる。
L1 として例えばテトラフルオロエチレン、フルオロメ
チレン、ヘキサフルオロトリメチレン、パーフルオロフ
ェニレン、ジフルオロビニレン、シアノメチレン、メタ
ンスルホニルエチレンが挙げられる。
であり、アニオン性基または孤立電子対が5ないし7員
環でヒドラジン水素と水素結合を形成するノニオン性基
である。さらに具体的には、アニオン性基としてはカル
ボン酸、スルホン酸、スルフィン酸、リン酸、ホスホン
酸およびそれらの塩が挙げられる。塩としてはアルカリ
金属イオン(ナトリウム、カリウム)、アルカリ土類金
属イオン(カルシウム、マグネシウム)、アンモニウム
(アンモニウム、トリエチルアンモニウム、テトラブチ
ルアンモニウム、ピリジニウム)、ホスホニウム(テト
ラフェニルホスホニウム)が挙げられる。ノニオン性基
としては酸素原子、窒素原子、硫黄原子またはリン原子
の少なくとも一つを有する基で、アルコキシ基、アミノ
基、アルキルチオ基、カルボニル基、カルバモイル基、
アルコキシカルボニル基、ウレタン基、ウレイド基、ア
シルオキシ基、アシルアミノ基が挙げられる。Y1 ない
しY3 としてはアニオン性基が好ましく、カルボン酸お
よびその塩がさらに好ましい。
の好ましいものは、一般式(1)のR1 が有する置換基
として述べたものが挙げられる。m3 が2以上の時それ
ぞれは同じでも異なっていてもよい。
ラーで用いられる耐拡散基を有してもよいし、ハロゲン
化銀への吸着促進基を有してもよい。耐拡散基としては
炭素数8以上30以下のもので、炭素数12以上25以
下のものが好ましい。ハロゲン化銀への吸着促進基とし
ては、好ましくはチオアミド類(例えばチオウレタン、
チオウレイド、チオアミド)、メルカプト類(例えば5
−メルカプトテトラゾール、3−メルカプト−1,2,
4−トリアゾール、2−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾール、2−メルカプト−1,3,4−オキサジア
ゾール等のヘテロ環メルカプト、アルキルメルカプト、
アリールメルカプト)およびイミノ銀を生成する5ない
し6員の含窒素ヘテロ環(例えばベンゾトリアゾール)
である。ハロゲン化銀吸着促進基を有するものとして
は、吸着基が保護されており現像処理時に保護基が除去
されてハロゲン化銀への吸着性が高まる構造のものも含
まれる。
て、それぞれ二つの化合物の水素原子が除去されたラジ
カルどうしが結合してビス型を形成してもよい。一般式
(H−1)ないし(H−3)において、一般式(H−
1)および(H−2)が好ましく、一般式(H−1)が
より好ましい。さらに一般式(H−1)ないし(H−
3)において以下に示す一般式(H−4)ないし(H−
6)がより好ましく、一般式(H−4)が最も好まし
い。 一般式(H−4)
式(H−3)のR3 、X3 、m3 と同義であり、L4 、
Y4 は一般式(H−1)のL1 、Y1 と同義である。) 一般式(H−5)
式(H−3)のR3 、X3 、m3 と同義であり、L5 、
Y5 は一般式(H−2)のL2 、Y2 と同義である。) 一般式(H−6)
Yは一般式(H−3)のR3 、R3、X3 、m3 、
n3 、Y3と同義である。)
を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
混和性有機溶媒、例えばアルコール類(メタノール、エ
タノール、プロパノール、フッ素化アルコール)、ケト
ン類(アセトン、メチルエチルケトン)、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、メチルセルソルブな
どに溶解して用いることができる。また、既によく知ら
れている乳化分散法によって、ジブチルフタレート、ト
リクレジルフォスフェート、グリセリルトリアセテート
あるいはジエチルフタレートなどのオイル、酢酸エチル
やシクロヘキサノンなどの補助溶媒を用いて溶解し、機
械的に乳化分散物を作製して用いることができる。ある
いは固体分散法として知られている方法によって、ヒド
ラジン誘導体の粉末を水の中にボールミル、コロイドミ
ル、あるいは超音波によって分散し用いることができ
る。
してハロゲン化銀乳剤層側の該ハロゲン化銀乳剤層ある
いは他の親水性コロイド層のどの層に添加してもよい
が、該ハロゲン化銀乳剤層あるいはそれに隣接する親水
性コロイド層に添加することが好ましい。本発明の造核
剤添加量はハロゲン化銀1モルに対し1×10-6〜1×
10-2モルが好ましく、1×10-5〜5×10-3モルが
より好ましく、5×10-5〜1×10-3モルが最も好ま
しい。
ン化銀乳剤層、もしくは、他の親水性コロイド層の少な
くとも一層に、アミン誘導体、オニウム塩、ジスルフィ
ド誘導体、およびヒドロキシメチル誘導体から選ばれる
造核促進剤を含有することが好ましい。これらの造核促
進剤は、1種でもよいしまたは複数種を併用してもよ
い。アミン誘導体としては、例えば特開昭60−14
0,340号、同62−50,829号、同62−22
2,241号、同62−250,439号、同62−2
80,733号、同63−124,045号、同63−
133,145号、同63−286,840号等に記載
の化合物を挙げることができる。アミン誘導体としてよ
り好ましくは、特開昭63−124,045号、同63
−133,145号、同63−286,840号等に記
載されているハロゲン化銀に吸着する基を有する化合
物、又は特開昭62−222,241号等に記載されて
いる炭素数の和が20個以上の化合物である。オニウム
塩としては、アンモニウム塩またはホスホニウム塩が好
ましい。好ましいアンモニウム塩の例としては、特開昭
62−250,439号、同62−280,733号等
に記載されている化合物を挙げることができる。また、
好ましいホスホニウム塩の例としては特開昭61−16
7,939号、同62−280,733号等に記載され
ている化合物を挙げることができる。ジスルフィド誘導
体としては、例えば特開昭61−198,147号記載
の化合物を挙げることができる。ヒドロキシメチル誘導
体としては、例えば米国特許第4,693,956号、
同4,777,118号、EP231,850号、特開
昭62−50,829号等記載の化合物を挙げることが
でき、より好ましくはジアリールメタノール誘導体であ
る。
明は以下の化合物に限定されるものではない。
加量が異なるがヒドラジン化合物1モル当り1.0×1
0-2モル〜1.0×102 モル、好ましくは、1.0×
10-1モル〜1.0×10モルの範囲で用いるのが望ま
しい。これらの化合物は適当な溶媒(H2 O)メタノー
ルやエタノールなどのアルコール類、アセトン、ジメチ
ルホルムアミド、メチルセルソルブなど)に溶解して塗
布液に添加される。
るハロゲン化銀乳剤はハロゲン化銀として、塩化銀、臭
化銀のほか、混合ハロゲン化銀、例えば塩臭化銀、沃臭
化銀、塩沃臭化銀などを用いることができる。塩化銀含
有率50モル%以上を含有する塩臭化銀、沃塩臭化銀が
好ましい。沃化銀含有率は3モル%以下、より好ましく
は0.5モル以下が好ましい。ハロゲン化銀粒子の形状
は、立方体、十四面体、八面体、不定型、板状いずれで
も良いが、立方体が好ましい。ハロゲン化銀の平均粒径
は0.01μm〜0.7μmが好ましいが、より好まし
くは0.05〜0.5μmであり、{(粒径の標準偏
差)/(平均粒径)}×100で表わされる変動係数が
15%以下、より好ましくは10%以下の粒径分布の狭
いものが好ましい。ハロゲン化銀粒子は内部と表層が均
一な層からなっていても、異なる層からなっていてもよ
い。本発明に用いられる写真乳剤は、P.Glafkides 著 C
himie et Physique Photographique (Paul Montel 社
刊、1967年)、G.F.Dufin 著 Photographic Emulsi
on Chemistry (The Focal Press 刊、1966年)、V.
L.Zelikman et al著 Making and Coating Photographi
c Emulsion (The Focal Press 刊、1964年)などに
記載された方法を用いて調製することができる。
る方法としては、片側混合法、同時混合法、それらの組
み合わせなどのいずれを用いてもよい。粒子を銀イオン
過剰の下において形成させる方法(いわゆる逆混合法)
を用いることもできる。同時混合法の一つの形式として
ハロゲン化銀の生成される液相中のpAgを一定に保つ
方法、すなわち、いわゆるコントロールド・ダブルジェ
ット法を用いることもできる。またアンモニア、チオエ
ーテル、四置換チオ尿素等のいわゆるハロゲン化銀溶剤
を使用して粒子形成させることが好ましい。より好まし
くは四置換チオ尿素化合物であり、特開昭53−824
08号、同55−77737号に記載されている。好ま
しいチオ尿素化合物はテトラメチルチオ尿素、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジンチオンである。コントロ
ールド・ダブルジェット法およびハロゲン化銀溶剤を使
用した粒子形成方法では、結晶型が規則的で粒子サイズ
分布の狭いハロゲン化銀乳剤を作るのが容易であり、本
発明に用いられるハロゲン化銀乳剤を作るのに有用な手
段である。また、粒子サイズを均一にするためには、英
国特許第1,535,016号、特公昭48−3689
0号、同52−16364号に記載されているように、
硝酸銀やハロゲン化アルカリの添加速度を粒子成長速度
に応じて変化させる方法や、英国特許第4,242,4
45号、特開昭55−158124号に記載されている
ように水溶液の濃度を変化させる方法を用いて、臨界飽
和度を越えない範囲において早く成長させることが好ま
しい。
ることが好ましい。化学増感の方法としては、硫黄増感
法、セレン増感法、テルル増感法、貴金属増感法などの
知られている方法を用いることができ、単独または組み
合わせて用いられる。組み合わせて使用する場合には、
例えば、硫黄増感法と金増感法、硫黄増感法とセレン増
感法と金増感法、硫黄増感法とテルル増感法と金増感法
などが好ましい。
黄増感剤を添加して、40℃以上の高温で乳剤を一定時
間攪拌することにより行われる。硫黄増感剤としては公
知の化合物を使用することができ、例えば、ゼラチン中
に含まれる硫黄化合物のほか、種々の硫黄化合物、たと
えばチオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾール類、ローダニ
ン類等を用いることができる。好ましい硫黄化合物は、
チオ硫酸塩、チオ尿素化合物である。硫黄増感剤の添加
量は、化学熟成時のpH、温度、ハロゲン化銀粒子の大
きさなどの種々の条件の下で変化するが、ハロゲン化銀
1モルあたり10-7〜10-2モルであり、より好ましく
は10-5〜10-3モルである。
は、公知のセレン化合物を用いることができる。すなわ
ち通常、不安定型および/または非安定型セレン化合物
を添加して、高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定
時間攪拌することにより行われる。不安定型セレン化合
物としては特公昭44−15748号、特公昭43−1
3489号、特開平4−25832号、同4−1092
40号、同4−324855号等に記載の化合物を用い
ることができる。特に特開平4−324855号中の一
般式(VIII) および(IX)で示される化合物を用いること
が好ましい。
ゲン化銀粒子表面または内部に、増感核になると推定さ
れるテルル化銀を生成せしめる化合物である。ハロゲン
化銀乳剤中のテルル化銀生成速度については特願平4−
146739号に記載の方法で試験することができる。
具体的には、米国特許第1,623,499号、同第
3,320,069号、同第3,772,031号、英
国特許第235,211号、同第1,121,496
号、同第1,295,462号、同第1,396,69
6号、カナダ特許第800,958号、特開平4−20
4640号、同4−271341号、同4−33304
3号、同4−129787号、J.Chem.Soc.Chem.Commu
n.,635(1980),同1102(1979),同
645(1979)、J.Chem.Soc.Perkin.Trans.,1,
2191(1980)、S.Patai 編、The Chemistry of
OrganicSerenium and Tellurium Compounds, Vol1
(1986)、同 Vol2(1987)に記載の化合物を
用いることができる。特に特願平4−146739号中
の一般式(II)(III)(IV) で示される化合物が好まし
い。
感剤の使用量は、使用するハロゲン化銀粒子、化学熟成
条件等によって変わるが、一般にハロゲン化銀1モルあ
たり10-8〜10-2モル、好ましくは10-7〜10-3モ
ル程度を用いる。本発明における化学増感の条件として
は特に制限はないが、pHとしては5〜8、pAgとし
ては6〜11、好ましくは7〜10であり、温度として
は40〜95℃、好ましくは45〜85℃である。
は、金、白金、パラジウム等が挙げられるが、特に金増
感が好ましい。本発明に用いられる金増感剤としては具
体的には、塩化金酸、カリウムクロレート、カリウムオ
ーリチオシアネート、硫化金などが挙げられ、ハロゲン
化銀1モル当たり10-7〜10-2モル程度を用いること
ができる。
ゲン化銀粒子の形成または物理熟成の過程においてカド
ミウム塩、亜硫酸塩、鉛塩、タリウム塩などを共存させ
てもよい。本発明においては、還元増感を用いることが
できる。還元増感剤としては第一スズ塩、アミン類、ホ
ルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物などを用いる
ことができる。本発明のハロゲン化銀乳剤は、欧州特許
293,917号に示される方法により、チオスルホン
酸化合物を添加してもよい。本発明に用いられる感光材
料中のハロゲン化銀乳剤は、一種だけでもよいし、二種
以上(例えば、平均粒子サイズの異なるもの、ハロゲン
組成の異なるもの、晶癖の異なるもの、化学増感の条件
の異なるもの)併用してもよい。
ントラスト及び低カブリを達成するために、ロジウム化
合物を含有することが好ましい。本発明に用いられるロ
ジウム化合物として、水溶性ロジウム化合物を用いるこ
とができる。たとえば、ハロゲン化ロジウム(III) 化合
物、またはロジウム錯塩で配位子としてハロゲン、アミ
ン類、オキザラト等を持つもの、たとえば、ヘキサクロ
ロロジウム(III) 錯塩、ヘキサブロモロジウム(III)錯
塩、ヘキサアンミンロジウム(III)錯塩、トリザラトロ
ジウム(III)錯塩等が挙げられる。これらのロジウム化
合物は、水あるいは適当な溶媒に溶解して用いられる
が、ロジウム化合物の溶液を安定化させるために一般に
よく行なわれ方法、すなわち、ハロゲン化水素水溶液
(たとえば塩酸、臭酸、フッ酸等)、あるいはハロゲン
化アルカリ(たとえばKCl、NaCl:KBr、Na
Br等)を添加する方法を用いることができる。水溶性
ロジウムを用いる代わりにハロゲン化銀調製時に、あら
かじめロジウムをドープしてある別のハロゲン化銀粒子
を添加して溶解させることも可能である。
成させるハロゲン化銀1モルあたり1×10-8〜5×1
0-6モルが適当であり、好ましくは5×10-8〜1×1
0-6モルである。これらの化合物の添加は、ハロゲン化
銀乳剤粒子の製造時、及び乳剤を塗布する前の各段階に
おいて適宜行うことができるが、特に乳剤形成時に添加
し、ハロゲン化銀粒子中に組み込まれることが好まし
い。
度および高コントラストを達成するために、イリジウム
化合物を含有することが好ましい。本発明で用いられる
イリジウム化合物としては種々のものを使用できるが、
例えばヘキサクロロイリジウム、ヘキサアンミンイリジ
ウム、トリオキザラトイリジウム、ヘキサシアノイリジ
ウム等が挙げられる。これらのイリジウム化合物は、水
あるいは適当な溶媒に溶解して用いられるが、イリジウ
ム化合物の溶液を安定化させるために一般によく行われ
る方法、すなわち、ハロゲン化水素水溶液(たとえば塩
酸、臭酸、フッ酸等)、あるいはハロゲン化アルカリ
(たとえばKCl、NaCl、KBr、NaBr等)を
添加する方法を用いることができる。水溶性イリジウム
を用いる代わりにハロゲン化銀調製時に、あらかじめイ
リジウムをドープしてある別のハロゲン化銀粒子を添加
して溶解させることも可能である。
形成されるハロゲン化銀1モルあたり1×10-8〜5×
10-6モルが適当であり、好ましくは5×10-8〜1×
10-6モルである。これらの化合物の添加は、ハロゲン
化銀乳剤粒子の製造時及び乳剤を塗布する前の各段階に
おいて適宜行うことができるが、特に乳剤形成時に添加
し、ハロゲン化銀粒子中に組み込まれることが好まし
い。
鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、パラジウム、白
金、金、タリウム、銅、鉛、オスミウム等の金属原子を
含有してもよい。上記金属はハロゲン化銀1モルあたり
1×10-9〜1×10-4モルが好ましい。また、上記金
属を含有せしめるには単塩、複塩、または錯塩の形の金
属塩にして粒子調製時に添加することができる。
クトフィルムやコンタクトペーパーは、一般に明室返し
感材と呼ばれるが、そのような感材には、塩化銀乳剤が
好ましい。
る。現像主薬としてアスコルビン酸またはその誘導体を
少なくとも1種含む。好ましいアスコルビン酸またはそ
の誘導体は、一般式(II)で表わされる化合物である。
ぞれヒドロキシ基、アミノ基(置換基としては炭素数1
〜10のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−
ブチル基、ヒドロキシエチル基などを置換基として有す
るものを含む。)、アシルアミノ基(アセチルアミノ
基、ベンゾイルアミノ基など)、アルキルスルホニルア
ミノ基(メタンスルホニルアミノ基など)、アリールス
ルホニルアミノ基(ベンゼンスルホニルアミノ基、p−
トルエンスルホニルアミノ基など)、アルコキシカルボ
ニルアミノ基(メトキシカルボニルアミノ基など)、メ
ルカプト基、アルキルチオ基(メチルチオ基、エチルチ
オ基など)を表す。R1 、R2 として好ましい例とし
て、ヒドロキシ基、アミノ基、アルキルスルホニルアミ
ノ基、アリールスルホニルアミノ基を挙げることができ
る。
ル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、スルホ
基、スルホアルキル基、アミノ基、アミノアルキル基、
アルキル基、アルコキシ基、メルカプト基を表すか、ま
たは、PとQは結合して、R1 、R2 が置換している二
つのビニル炭素原子とYが置換している炭素原子と共
に、5〜7員環を形成するのに必要な原子群を表す。環
構造の具体例として、−O−、−C(R4)(R5)−、−
C(R6)=、−C(=O)−、−N(R7)−、−N=、
を組み合わせて構成される。ただしR4 、R5 、R6 、
R7 は水素原子、炭素数1〜10の置換してもよいアル
キル基(置換基としてヒドロキシ基、カルボキシ基、ス
ルホ基を挙げることができる)、ヒドロキシ基、カルボ
キシ基を表す。更にこの5〜7員環に飽和あるいは不飽
和の縮合環を形成しても良い。
ノン環、ジヒドロピロン環、ピラノン環、シクロペンテ
ノン環、シクロヘキセノン環、ピロリノン環、ピラゾリ
ノン環、ピリドン環、アザシクロヘキセノン環、ウラシ
ル環などが挙げられ、好ましい5〜7員環の例として、
ジヒドロフラノン環、シクロペンテノン環、シクロヘキ
セノン環、ピラゾリノン環、アザシクロヘキセノン環、
ウラシル環を挙げることができる。
基である。ここでR3 は水素原子、ヒドロキシル基、ア
ルキル基(例えばメチル、エチル)、アシル基(例えば
アセチル)、ヒドロキシアルキル基(例えばヒドロキシ
メチル、ヒドロキシエチル)、スルホアルキル基(例え
ばスルホメチル、スルホエチル)、カルボキシアルキル
基(例えばカルボキシメチル、カルボキシエチル)を表
わす。以下に一般式(II) の化合物の具体例を示すが本
発明はこれに限定されるものではない。
あるいはエリソルビン酸(アスコルビン酸のジアステレ
オマー)である。一般式(II) の化合物の使用量の一般
的な範囲としては、現像液1リットル当り、5×10-3
モル〜1モル、特に好ましくは10-2モル〜0.5モル
である。本発明の現像液は、補助現像主薬を含有するこ
とが好ましい。
類、フェニレンジアミン類、およびアミノフェノール類
を用いることができる。3−ピラゾリドン類としては、
例えば、1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェニ
ル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−5
−メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−エチ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4
−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル
−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、
1,5−ジフェニル−3−ピラゾリドン、1−p−トリ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−2−アセチル−
4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−p−ヒドロ
キシフェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、
1−(2−ベンゾチアゾリル)−3−ピラゾリドン、3
−アセトキシ−1−フェニル−3−ピラゾリドンな
ど)、3−アミノピラゾリン類(例えば、1−(p−ヒ
ドロキシフェニル)−3−アミノピラゾリン、1−(p
−メチルアミノフェニル)−3−アミノピラゾリン、1
−(p−アミノ−m−メチルフェニル)−3−アミノピ
ラゾリンなどが用いられる。フェニレンジアミン類とし
ては、例えば4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、
3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、
4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルア
ニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β
−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ
−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチルア
ニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β
−メトキシエチルアニリンなど)等を添加することがで
きる。
ノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−(N
−メチル)アミノフェノール、2,4−ジアミノフェノ
ール、N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシン、N−
(2′−ヒドロキシエチル)−2−アミノフェノール、
2−ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、2−ヒ
ドロキシメチル−4−(N−メチル)アミノフェノール
やこれらの化合物の塩酸塩や硫酸塩などを挙げることが
できる。
範囲としては現像液1リットルあたり5×10-4モルか
ら0.5モル好ましくは10-3モルから0.1モルであ
る。
ルホン酸、またはその誘導体を含むのが好ましい。その
場合は、アスコルビン酸類、ハイドロキノンモノスルホ
ン酸類、および補助現像主薬の3成分を含むことにな
る。
恒剤およびアルカリを含むことが望ましい。保恒剤とし
ては亜硫酸塩を用いることができる。亜硫酸塩として
は、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウ
ム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫
酸カリウム、メタ重亜硫酸カリウムなどがある。保恒剤
の添加量は、多いほど現像液の保恒性が向上するが、一
方では感材から現像液中への銀イオンの溶け出し量が増
加するため、次第に現像液に銀スラッジが蓄積してくる
弊害を有する。本発明の現像液は、安定性が高いので亜
硫酸塩の添加量を少なくて充分な保恒性を得ることがで
きる。従って、亜硫酸塩の添加量は現像液1リットル当
り0.5モル以下が好ましい。より好ましくは、0.0
3〜0.3モル/リットルがよい。
である。好ましくは9.0〜10.5で用いられる。p
Hの設定のために用いるアルカリ剤には通常の水溶性無
機アルカリ金属塩(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム)を用いることができる。上記の以外に用いられる添
加剤としては、臭化ナトリウム、臭化カリウムの如き現
像抑制剤;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジメチルホルムアミドの
如き有機溶剤;ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン等のアルカノールアミン、イミダゾール又はその誘
導体等の現像促進剤;メルカプト系化合物、インダゾー
ル系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾイミ
ダゾール系化合物をカブリ防止剤又は黒ポツ(black pep
per)防止剤として含んでもよい。具体的には、5−ニト
ロインダゾール、5−p−ニトロベンゾイルアミノイン
ダゾール、1−メチル−5−ニトロインダゾール、6−
ニトロインダゾール、3−メチル−5−ニトロインダゾ
ール、5−ニトロベンズイミダゾール、2−イソプロピ
ル−5−ニトロベンズイミダゾール、5−ニトロベンズ
トリアゾール、4−〔(2−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾール−2−イル)チオ〕ブタンスルホン酸ナ
トリウム、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−
2−チオール、メチルベンゾトリアゾール、5−メチル
ベンゾトリアゾール、2−メルカプトベンゾトリアゾー
ルなどを挙げることができる。これらカブリ防止剤の量
は、通常、現像液1リットル当り0.01〜10mmolで
あり、より好ましくは、0.05〜2mmolである。
機のキレート剤を併用することができる。無機キレート
剤としては、テトラポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタ
リン酸ナトリウム等を用いることができる。一方、有機
キレート剤としては、主に有機カルボン酸、アミノポリ
カルボン酸、有機ホスホン酸、アミノホスホン酸及び有
機ホスホノカルボン酸を用いることできる。有機カルボ
ン酸としては、アクリル酸、シュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コハク
酸、アシエライン酸、セバチン酸、ノナンジカルボン
酸、デカンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、マ
レイン酸、イタコン酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸等
を挙げることができるがこれらに限定されるものではな
い。
酢酸、ニトリロ三酢酸、ニトリロ三プロピオン酸、エチ
レンジアミンモノヒドロキシエチル三酢酸、エチレンジ
アミン四酢酸、グリコールエーテル四酢酸、1,2−ジ
アミノプロパン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸、1,3−ジアミノ−2
−プロパノール四酢酸、グリコールエーテルジアミン四
酢酸、その他特開昭52−25632号、同55−67
747号、同57−102624号、及び特公昭53−
40900号明細書等に記載の化合物を挙げることがで
きる。
4454号、同3794591号、及び西独特許公開2
227639号等に記載のヒドロキシアルキリデン−ジ
ホスホン酸やリサーチ・ディスクロージャー(Research
Disclosure)第181巻、Item 18170(1979
年5月号)等に記載の化合物が挙げられる。アミノホス
ホン酸としては、アミノトリス(メチレンホスホン
酸)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ア
ミノトリメチレンホスホン酸等が挙げられるが、その他
上記リサーチ・ディスクロージャー18170号、特開
昭57−208554号、同54−61125号、同5
5−29883号及び同56−97347号等に記載の
化合物を挙げることができる。
52−102726号、同53−42730号、同54
−121127号、同55−4024号、同55−40
25号、同55−126241号、同55−65955
号、同55−65956号、及び前述のリサーチ・ディ
スクロージャー18170号等に記載の化合物を挙げる
ことができる。これらのキレート剤はアルカリ金属塩や
アンモニウム塩の形で使用してもよい。これらキレート
剤の添加量としては、現像液1リットル当り好ましく
は、1×10-4〜1×10-1モル、より好ましくは1×
10-3〜1×10-2モルである。
消泡剤、硬膜剤等を含んでもよい。
して炭酸塩、ホウ酸及びホウ酸塩(例えばホウ酸、ホウ
砂、メタホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム)特開昭6
0−93433号に記載の糖類(例えばサッカロー
ス)、オキシム類(例えばアセトオキシム)、フェノー
ル類(例えば5−スルホサリチル酸)、第3リン酸塩
(例えばナトリウム塩、カリウム塩)、アルミン酸(例
えばナトリウム塩)などが用いられ、好ましくは炭酸
塩、ホウ酸塩が用いられる。現像処理温度及び時間は相
互に関係し、全処理時間との関係において決定される
が、一般に現像温度は約20℃〜約50℃、好ましくは
25〜45℃で、現像時間は5秒〜2分、好ましくは7
秒〜1分30秒である。ハロゲン化銀黒白写真感光材料
1平方メートルを処理する際に、現像液の補充液量は5
00ミリリットル以下、好ましくは400ミリリットル
以下である。処理液の搬送コスト、包装材料コスト、省
スペース等の目的で、処理液を濃縮化し、使用時に希釈
して用いるようにすることは好ましいことである。現像
液の濃縮化のためには、現像液に含まれる塩成分をカリ
ウム塩化することが有効である。
オ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、必要により
酒石酸、クエン酸、グルコン酸、ホウ酸、イミノジ酢
酸、5−スルホサリチル酸、グルコヘプタン酸、タイロ
ン、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸、ニトリロ三酢酸これらの塩を含む水溶液である。
近年の環境保護の観点からは、ホウ酸は含まれない方が
好ましい。本発明に用いられる定着液の定着剤としては
チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムなどであ
り、定着速度の点からはチオ硫酸アンモニウムが好まし
いが、近年の環境保護の観点からチオ硫酸ナトリウムが
使われても良い。これら既知の定着剤の使用量は適宜変
えることができ、一般には約0.1〜約2モル/リット
ルである。特に好ましくは、0.2〜1.5モル/リッ
トルである。定着液には所望により、硬膜剤(例えば水
溶性アルミニウム化合物)、保恒剤(例えば、亜硫酸
塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢酸)、pH調整
剤(例えば、アンモニア、硫酸)、キレート剤、界面活
性剤、湿潤剤、定着促進剤を含むことができる。界面活
性剤としては、例えば硫酸化物、スルフォン化物などの
アニオン界面活性剤、ポリエチレン系界面活性剤、特開
昭57−6740号公報記載の両性界面活性剤などが挙
げられる。また、公知の消泡剤を添加してもよい。湿潤
剤としては、例えばアルカノールアミン、アルキレング
リコールなどが挙げられる。定着促進剤としては、例え
ば特公昭45−35754号、同58−122535
号、同58−122536号各公報記載のチオ尿素誘導
体、分子内に3重結合を持つアルコール、米国特許第4
126459号記載のチオエーテル化合物、特開平4−
229860号記載のメソイオン化合物などが挙げら
れ、また、特開平2−44355号記載の化合物を用い
てもよい。また、pH緩衝剤としては、例えば酢酸、リン
ゴ酸、こはく酸、酒石酸、クエン酸、シュウ酸、マレイ
ン酸、グリコール酸、アジピン酸などの有機酸、ホウ
酸、リン酸塩、亜硫酸塩などの無機緩衝剤が使用でき
る。好ましいものとして酢酸、酒石酸、亜硫酸塩が用い
られる。ここでpH緩衝剤は、現像液の持ち込みによる定
着剤のpH上昇を防ぐ目的で使用され、0.01〜1.0
モル/リットル、より好ましくは0.02〜0.6モル
/リットル程度用いる。定着液のpHは4.0〜6.5が
好ましく、特に好ましくは4.5〜6.0の範囲であ
る。また、色素溶出促進剤として、特開昭64−473
9号記載の化合物を用いることもできる。
性アルミニウム塩、クロム塩がある。好ましい化合物は
水溶性アルミニウム塩であり、例えば塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、カリ明バンなどがある。好まし
い添加量は0.01モル〜0.2 モル/リットル、さらに好ま
しくは0.03〜0.08モル/リットルである。定着温度は、
約20℃〜約50℃、好ましくは25〜45℃で、定着
時間は5秒〜1分、好ましくは7秒〜50秒である。定
着液の補充量は、感光材料の処理量に対して600ml/
m2以下であり、特に500ml/m2以下が好ましい。
で水洗または安定化処理される。水洗または安定化処理
は、水洗水量は通常ハロゲン化銀感光材料1m2当り、2
0リットル以下で行われ、3リットル以下の補充量(0
も含む、すなわちため水水洗)で行うこともできる。す
なわち、節水処理が可能となるのみならず、自現機設置
の配管を不要とすることができる。水洗水の補充量を少
なくする方法として、古くより多段向流方式(例えば2
段、3段など)が知られている。この多段向流方式を本
発明に適用すれば定着後の感光材料は徐々に正常な方
向、つまり定着液で汚れていない処理液の方に順次接触
して処理されていくので、さらに効率の良い水洗がなさ
れる。水洗を少量の水で行う場合は、特開昭63−18
350号、同62−287252号などに記載のスクイ
ズローラー、クロスオーバーローラーの洗浄槽を設ける
ことがより好ましい。あるいは、また、少量水洗時に問
題ともる公害負荷低減のために種々の酸化剤添加やフィ
ルター濾過を組み合わせてもよい。更に、本発明の方法
で水洗または安定化浴に防黴手段を施した水を処理に応
じて補充することによって生ずる水洗又は安定化浴から
のオーバーフロー液の一部又は全部は特開昭60−23
5133号に記載されているようにその前の処理工程で
ある定着能を有する処理液に利用することもできる。ま
た、少量水洗時に発生し易い水泡ムラ防止および/また
はスクイズローラーに付着する処理剤成分が処理された
フィルムに転写することを防止するために水溶性界面活
性剤や消泡剤を添加してもよい。また、感光材料から溶
出した染料による汚染防止に、特開昭63−16345
6号記載の色素吸着剤を水洗槽に設置してもよい。ま
た、前記水洗処理に続いて安定化処理する場合もあり、
その例として特開平2−201357号、同2−132
435号、同1−102553号、特開昭46−444
46号に記載の化合物を含有した浴を感光材料の最終浴
として使用してもよい。この安定浴にも必要に応じてア
ンモニウム化合物、Bi、Alなどの金属化合物、蛍光
増白剤、各種キレート剤、膜pH調節剤、硬膜剤、殺菌
剤、防かび剤、アルカノールアミンや界面活性剤を加え
ることもできる。水洗工程もしくは安定化工程に用いら
れる水としては水道水のほか脱イオン処理した水やハロ
ゲン、紫外線殺菌灯や各種酸化剤(オゾン、過酸化水
素、塩素酸塩など)等によって殺菌された水を使用する
ことが好ましいし、また、特開平4−39652号、特
開平5−241309号記載の化合物を含む水洗水を使
用してもよい。水洗または安定浴温度及び時間は0〜5
0℃、5秒〜2分が好ましい。
73147号に記載された酸素透過性の低い包材で保管
することが好ましい。本発明に用いられる処理液は粉剤
および固形化しても良い。その方法は、公知のものを用
いることができるが、特開昭61−259921号、特
開平4−85533号、特開平4−16841号記載の
方法を使用することが好ましい。特に好ましくは特開昭
61−259921号記載の方法である。補充量を低減
する場合には処理槽の空気との接触面積を小さくするこ
とによって液の蒸発、空気酸化を防止することが好まし
い。ローラー搬送型の自動現像機については米国特許第
3025779号明細書、同第3545971号明細書
などに記載されており、本明細書においては単にローラ
ー搬送型プロセッサーとして言及する。ローラー搬送型
プロセッサーは現像、定着、水洗及び乾燥の四工程から
なっており、本発明の方法も、他の工程(例えば、停止
工程)を除外しないが、この四工程を踏襲するのが最も
好ましい。水洗工程の代わりに安定工程による四工程で
も構わない。
剤、現像処理方法等に関しては、特に制限は無く、例え
ば下記箇所に記載されたものを好ましく用いることがで
きる。 項 目 該 当 箇 所 1)造核剤促進剤 特開平2−103536号公報第9頁右上欄13行目 から同第16頁左上欄10行目の一般式(II-m)ないし (II-p)及び化合物例II-1ないしII-22 、特開平1−1 79939号公報に記載の化合物。 2)ハロゲン化銀乳剤 特開平2−97937号公報第20頁右下欄12行目 とその製法 から同第21頁左下欄14行目、特開平2−1223 6号公報第7頁右上欄19行目から同第8頁左下欄1 2行目、および特願平2−189532号に記載のセ レン増感法。 3)分光増感色素 特開平2−12236号公報第8頁左下欄13行目か ら同右下欄4行目、同2−103536号公報第16 頁右下欄3行目から同第17頁左下欄20行目、さら に特開平1−112235号、同2−124560号 、同3−7928号、特願平3−189532号、同 3−411064号及び同6−103272号に記載 の分光増感色素。 4)界面活性剤 特開平2−12236号公報第9頁右上欄7行目から 同右下欄7行目、及び特開平2−18542号公報第 2頁左下欄13行目から同第4頁右下欄18行目、特 願平5−204325号。 5)カブリ防止剤 特開平2−103536号公報第17頁右下欄19行 目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄1行目か ら5行目、さらに特開平1−237538号公報に記 載のチオスルフィン酸化合物。 6)ポリマーラテックス 特開平2−103536号公報第18頁左下欄12行 目から同20行目。 7)酸基を有する化合物 特開平2−103536号公報第18頁右下欄6行目 から同第19頁左上欄1行目。 8)マット剤、滑り剤 特開平2−103536号公報第19頁左上欄15行 可塑剤 目から同第19頁右上欄15行目。 9)硬膜剤 特開平2−103536号公報第18頁右上欄5行目 から同第17行目。 10) 染料 特開平2−103536号公報第17頁右下欄1行目 から同18行目の染料、同2−294638号公報及 び特願平3−185773号に記載の固体染料。 11) バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目から 20行目。 12) 黒ポツ防止剤 米国特許第4956257号及び特開平1−1188 32号公報に記載の化合物。 13) モノメチン化合物 特開平2−287532号公報の一般式(II)の化合物 (特に化合物例II−1ないしII−26)。 14) ジヒドロキシ 特開平3−39948号公報第11頁左上欄から第1 ベンゼン類 2頁左下欄の記載、及びEP452772A号公報に 記載の化合物。 15) 現像液及び現像方法 特開平2−103536号公報第19頁右上欄16行 目から同第21頁左上欄8行目。
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
ウムと銀1モルあたり3.5×10-7モルに相当するK
3 IrCl6 と2.0×10-7モルに相当するK2 Rh
(H2 O)Cl5 を含むハロゲン塩水溶液、塩化ナトリ
ウムと、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジンチオン
を含有するゼラチン水溶液に、攪拌しながらダブルジェ
ット法により添加し、平均粒子サイズ0.25μm、塩
化銀含有率70モル%の塩臭化銀粒子を調製した。
法により水洗し、銀1モルあたりゼラチン40gを加
え、さらに銀1モルあたりベンゼンチオスルホン酸ナト
リウム7mgとベンゼンスルフィン酸2mgを加えた
後、pH6.0、pAg7.5に調整し、銀1モル当た
り2mgのチオ硫酸ナトリウムおよび4mgの塩化金酸
を加えて60゜Cで最適感度になるように化学増感し
た。その後、安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル
−1,3,3a,7−テトラザインデン150mgを加
え、さらに防腐剤としてプロキセル100mgを加え
た。得られた粒子はそれぞれ平均粒子サイズ0.25μ
m、塩化銀含有率70モル%の塩臭化銀立方体粒子であ
った。(変動係数10%)
ンテレフタレートフィルム支持体上に、支持体側から、
順次、UL層、EM層、PC層、OC層の層構成になる
よう塗布し、試料を作成した。以下に各層の調製法およ
び塗布量を示す。
対し30wt%のポリエチルアクリレートの分散物を添
加し、ゼラチン0.5g/m2 になるように塗布した。
下記化合物(S−1)を銀1モルあたり5×10-4モ
ル、(S−2)を5×10-4モル加え、さらに銀1モル
あたり3×10-4モルの下記(a)で示されるメルカプ
ト化合物、4×10-4モルの(b)で示されるメルカプ
ト化合物、4×10-4モルの(c)で示されるトリアジ
ン化合物、2×10-3モルの5−クロル−8−ヒドロキ
シキノリン、下記化合物(p)を5×10-4モル、造核
促進剤として下記化合物(A)を4×10-4モルを添加
した。さらに、ハイドロキノン100mg、N−オレイ
ル−N−メチルタウリンナトリウム塩を30mg/m2
塗布されるように添加した。次に表1に示す本発明およ
び比較の造核剤(ヒドラジン誘導体)を1×10-5 mol
/m2、(d)で示される水溶性ラテックスを200mg
/m2 、ポリエチルアクリレートの分散物を200mg
/m2 、メチルアクリレートと2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩と2−アセト
アセトキシエチルメタクリレートのラテックス共重合体
(重量比88:5:7)を200mg/m2 、平均粒径
0.02μmのコロイダルシリカを200mg/m2 、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム30mg/m2、さ
らに硬膜剤として1,3−ジビニルスルホニル−2−プ
ロパノールを200mg/m2 を加えた。溶液のpHは
酢酸を用いて5.65に調製した。それらを塗布銀量
3.5g/m2 になるように塗布した。
して50wt%のエチルアクリレートの分散物および、
下記界面活性剤(w)を5mg/m2 、1,5−ジヒド
ロキシ−2−ベンズアルドキシムを10mg/m2 塗布
されるように添加し、ゼラチン0.5g/m2 になるよ
うに塗布した。
粒子サイズ約3.5μmの不定形なSiO2 マット剤4
0mg/m2 、メタノールシリカ0.1g/m2 、ポリ
アクリルアミド100mg/m2 とシリコーンオイル2
0mg/m2 および塗布助剤として下記構造式(e)で
示されるフッ素界面活性剤5mg/m2 とドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム100mg/m2 を塗布し
た。
よびバック保護層を有する。 〔バック層処方〕 ゼラチン 3g/m2 ラテックス ポリエチルアクリレート 2g/m2 界面活性剤 p−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 40mg/m2
を介し、ステップウェッジを通して発光時間10-5se
cのキセノンフラッシュ光で露光し、表2に示す現像液
A〜Cを用いて35℃で30秒間現像した後、定着、水
洗、乾燥処理を行った。表2におけるメタ重亜硫酸ナト
リウムの量は、0.105mol/リットルである。
性曲線のfog+濃度0.1の点からfog+濃度3.
0の点を直線で結び、この直線の傾きをガンマ値として
表した。すなわち、ガンマ=(3.0−0.1)/〔l
og(濃度3.0を与える露光量)−(濃度0.1を与
える露光量)〕であり、ガンマ値は大きいほど硬調な写
真特性であることを示している。グラフィックアーツ用
感材としては、ガンマは10以上であることが好まし
く、15以上であることがさらに好ましい。 (3) 網点品質(DQ)の評価 コンタクトスクリーンを通して露光した感材の網点をル
ーペで観察し、キレ、スムースネスを5段階評価した。
〔5〕がキレ、スムースネスとも最も良好なレベルを表
し、〔1〕が最低レベルを表す。〔3〕以上のレベルで
あると、実際にスキャナー露光を行ったときの画像のオ
ン/オフ部のキレ、スムースネスが実用的に許容でき
る。 (4) 現像液pH依存性の評価 現像液Aでガンマが10以上の硬調性を示したサンプル
について、現像液pH依存性を評価した。現像液Aに対
して、pHを0.2下げた現像液A−II、pHを0.2
高くした現像液A−III を調製した。現像液Aにおける
感度とA−II液およびA−III 液における感度の差(△
S)によって、pH依存性を評価した。この差が小さい
ほどpH依存性が小さく、好ましい。 <結果>結果を表3と表4に示した。
7を用いて、現像液AとBで現像処理した場合にガンマ
が10以上の超硬調画像が得られ、高いDmax と良好な
網点品質が得られることがわかる。また、表4から、本
発明サンプル1−4〜1−7が特に現像液pH依存性が
小さく、好ましいことがわかる。
ように変えた現像液A−a〜A−fを調製した。カッコ
内の数値は、メタ重亜硫酸ナトリウムの添加量(モル/
リットル)である。 A−a(0.01)、A−b(0.03)、A−c
(0.10、現像液Aに同じ)、A−d(0.3)、A
−e(0.5)、A−f(1.0)。実施例1のサンプ
ル1−5をこれらの現像液を用いて、処理した結果を表
5に示した。残色は、定着液の温度を5℃に冷して処理
した時のフィルムの色味を視覚評価することによって行
った。明らかに染料の色味が残る場合を1、わずかに認
識される程度の場合は2、認識されるほど残らない場合
を3の3段階で評価した。現像液の銀スラッジは、液の
補充なしに、現像液2リットルを用いて感材を16m2処
理した後の現像液を視覚評価によって評価した。ランク
1は、現像液、濁り、現像タンクの底に沈積物が認めら
れる程度の汚れであり、ランク2は軽度に現像液に濁り
が認められる場合であり、ランク3は全く濁りも認めら
れない場合を表わす。
モル/リットル以下、好ましくは0.03〜0.3モル
/リットルで、残色も銀スラッジも良好である。
製した。この固形処理剤のパックの製造方法は、プラス
チック物質にコーティングしたアルミニウム箔よりなる
袋に現像液の成分を固体で積層にして詰めた。積層の順
序は上から、 第一層 エリソルビン酸ナトリウム 第二層 その他の成分 第三層 重亜硫酸ナトリウム 第四層 炭酸カリウム 第五層 水酸化カリウムペレット にし、慣用の方法で排気し、系内を真空にしてシールし
た。
れた現像液を用いても、実施例1、2と同様の結果を得
た。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上に少くとも一層のハロゲン化銀
乳剤層を有し、該乳剤層、もしくは他の親水性コロイド
層が、下記一般式(H−1)ないし(H−3)で示され
るヒドラジン造核剤を含むハロゲン化銀写真感材を、ア
スコルビン酸、またはその誘導体を含み、亜硫酸塩を
0.5モル/リットル以下の量を含み、pHが8.5〜
11.0の現像液で現像処理することを特徴とする画像
形成方法。一般式(H−1) 【化1】 (式中、R 1 はアルキル基、アリール基またはヘテロ環
基を表し、L 1 は電子吸引基を有する2価の連結基を表
し、Y 1 はアニオン性基またはヒドラジンの水素原子と
分子内水素結合を形成するアルコキシ基、アミノ基、ア
ルキルチオ基、カルボニル基、カルバモイル基、アルコ
キシカルボニル基、ウレタン基、ウレイド基、アシルオ
キシ基、もしくはアシルアミノ基を表す。) 一般式(H−2) 【化2】 (式中、R 2 はアルキル基、アリール基またはヘテロ環
基を表し、L 2 は2価の連結基を表し、Y 2 はアニオン
性基またはヒドラジンの水素原子と分子内水素結合を形
成するアルコキシ基、アミノ基、アルキルチオ基、カル
ボニル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、
ウレタン基、ウレイド基、アシルオキシ基、もしくはア
シルアミノ基を表す。) 一般式(H−3) 【化3】 (式中、X 3 はベンゼン環に置換可能な基を表し、R 3
はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール
基、ヘテロ環基、アルコキシ基またはアミノ基を表し、
Y 3 はアニオン性基またはヒドラジンの水素原子と分子
内水素結合を形成するアルコキシ基、アミノ基、アルキ
ルチオ基、カルボニル基、カルバモイル基、アルコキシ
カルボニル基、ウレタン基、ウレイド基、アシルオキシ
基、もしくはアシルアミノ基を表す。m 3 は0から4の
整数であり、n 3 は1または2である。n 3 が1のとき
R 3 は電子吸引性基を有する。) - 【請求項2】 ハイドロキノンモノスルホン酸、または
その誘導体を含む現像液を用いることを特徴とする請求
項1の画像形成方法。 - 【請求項3】 オニウム塩を含むハロゲン化銀写真感材
を用いることを特徴とする請求項1の画像形成方法。 - 【請求項4】 アミン類を含むハロゲン化銀写真感材を
用いることを特徴とする請求項1の画像形成方法。 - 【請求項5】 アニオン性基としてはカルボン酸、スル
ホン酸、スルフィン酸、リン酸、ホスホン酸およびそれ
らの塩より選ばれる請求項1の画像形成方法。
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---|---|---|---|
JP03782495A JP3406108B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 画像形成方法 |
US08/595,478 US5744279A (en) | 1995-02-03 | 1996-02-01 | Silver halide photographic material |
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JP03782495A JP3406108B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 画像形成方法 |
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JPH08211572A JPH08211572A (ja) | 1996-08-20 |
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Family Applications (1)
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JP03782495A Expired - Fee Related JP3406108B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 画像形成方法 |
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JP (1) | JP3406108B2 (ja) |
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DE102006026422A1 (de) | 2006-06-04 | 2007-12-06 | Orochemie Dürr + Pflug GmbH & Co.KG | Entwicklerkonzentrat |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP03782495A patent/JP3406108B2/ja not_active Expired - Fee Related
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