JP3405948B2 - フェンスセンサ - Google Patents
フェンスセンサInfo
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Description
関し、特に、フェンスに接近し、あるいは、接触する物
体の存在を検出するフェンス用の防犯センサに関する。
用の防犯センサには、日本国特許出願公開公報9−23
7389号のような電界形成型センサがある。これは、
フェンスの内部に設けた電線に正弦波電流を供給し電界
を発生させ、侵入者がフェンスに接近することにより生
じる静電容量の変化を検出し、警報装置を作動させると
いうものである。
を設けるために、フェンスの近傍に赤外線の発光部とこ
の赤外線を受光する受光部とを配設した防犯センサも知
られている。これは、侵入者が赤外線を遮ることを検出
し、警報装置を作動させるというものである。
サは、正弦波を用いて電界を発生させるため、フェンス
周辺の電話回線や電子回路等のノイズ源になるという問
題点がある。従って、設置場所が限定されてしまう。
部に電線を張り渡した領域のみを検出可能領域とするた
め、フェンスの設計上の制約が伴うという問題点があっ
た。
電界を発生させておく必要があるために、消費電力が大
きくなってしまうという問題点がある。
までの検出領域を直線状に形成する必要があり、曲面構
造のフェンスに沿わせて検出領域を形成することができ
ないという問題点があった。
線センサの問題点を解決すると共に、電界を発生するた
めの電流や赤外線を用いず、且つ、検出安定性に優れた
フェンスセンサを提供することを目的とする。
載のフェンスセンサは、設置部と該設置部の上部に設け
られた絶縁性支持部とを有する一つの支持体と、この支
持体の前記支持部に設けられた巻き取り手段に内端部が
取り付けられ、一方、外端部が隣接する他の支 持体に掛
着されると共に、該巻き取り手段により、基準電極とし
ての大地に対して平行状態に張られる可撓性の検出電極
と、前記支持体の支持部に設けられ、かつ、検出可能領
域内に被検出物が存在する時により生じた検出電極と基
準電極間の静電容量の変化を検出する検出回路と、同じ
く前記支持体の支持部に水切り壁状に設けられ、かつ、
支持部と設置部との雨滴の架橋現象を阻止する水膜分離
手段とを備えるものである。
検出電極へ接近することにより生じる静電容量の変化を
検出することにより被検出物体を検出するため、電界を
形成したり、赤外線を使用する必要が無く、また、支持
体に掛着することにより、検出領域を自在に調整でき、
さらに支持体は大地又は建物の床面に対する設置部を有
するので、その設置や撤去が容易であるという利点があ
る。
は、比較的短期間の展示会場の夜間警備等に用いること
ができる。即ち、展示会終了後、短時間で設置すること
ができ、翌日の展示会の開始直前に、容易に撤去するこ
とができる。また、整地が困難な屋外においても、検出
電極が可撓性を有するため、支持体の設置状態を厳密に
行う必要がないという利点がある。このため、支持体を
傾斜させて設けることも可能である。
請求項18に記載されており、さらに詳しくは、下記の
各実施の形態において詳細に説明する。
ェンスセンサを、図1乃至図5を参照しつつ説明する。
本実施の形態のフェンスセンサ1は、屋外設置に適し、
侵入者がケーブル8、9、10に接近又は接触すると警
報が作動するというものである。
である支柱2と、支柱2を構成する設置部であるポール
3と、該ポール3の上部を挿入した円筒状の支持部4
と、該支持部4に設けた巻き取り手段であるリール部
5、6、7に引き出し及び巻き取りが可能に設けた可撓
性の検出電極であるケーブル8、9、10と、該支持部
4の内部に設けた検出回路20とから成る。なお、各ケ
ーブル8、9、10の内端部は対応する各リール部5、
6、7にそれぞれ取り付けられており、一方、各ケーブ
ル8、9、10の外端部は隣接する他の支持体に掛着さ
れる。
外端部(自由端部)には、フック11、12、13がそ
れぞれ設けられており、また、支持部4には、リール部
5、6、7の反対側面に、隣接する他のフェンスセンサ
70(図2参照)の各ケーブルの端部に設けたフックを
掛着するためのリング14、15、16が設けられてい
る。このため、ケーブル8、9、10は、支持体である
支柱間に着脱自在に設けることができる。尚、フック1
1、12、13は、隣接する他のフェンスセンサ80の
リングに掛着される。
ール製の被覆を有する導電線であり、リール部5、6、
7の中心部からリード線(図示せず)が引き出され、検
出回路20と接続されている。このリール部5、6、7
は、帯状の鋼板をコイル状に形成したスプリング(図示
せず)を内装しており、ケーブル8、9、10には、常
時、巻き取り方向に張力が与えられている。
イプから形成されており、後述する水切り壁50を除い
た表面には、アルミニウム製の薄板17が設けられてい
る。この薄板17も検出電極であり、リード線(図示せ
ず)を介して検出回路20に接続されている。
脂製の円筒状のカップ40、41、42の内部に夫々設
けられている。このカップ40、41、42の絶縁性
は、他のフェンスセンサの影響を排除することを目的と
している。即ち、リング14、15、16に掛着されて
いる他のフェンスセンサのケーブルの電荷量が増大がフ
ェンスセンサ1の薄板17に影響を与えることを阻止
し、フェンスセンサ1の誤作動を防止する。
口部周囲には、水膜分離手段であるフランジ43、4
4、45が設けられており、水幕を通じて他のフェンス
センサ70の各ケーブルの電荷が上記薄板14に影響を
与えることを防止している。
円筒状の水切り壁50が設けられている。この水切り壁
50の内壁面51は、ポール側面52と距離L1を隔て
て位置しており、この内壁面51とポール側面52の間
に溝53が形成されている。なお、この距離L1は、6
mm以上である。
と、支持部4表面の水膜W1とポール3の表面の水膜W
2が接触する直前に、上記薄板14の静電容量が急激に
増大する。これは、両水膜の表面間の距離が極めて小さ
くなり、薄板14とアースとを極端に近接させた状態と
同じ状態を招くからである。この場合、検出回路20
は、薄板14の静電容量の急激な増大により検出信号を
出力する。即ち、誤作動することになる。
切り壁50を設けると、薄板14やポール3の夫々の表
面に形成された両水膜が接触することが防止される。こ
れは、溝53の距離L1を6mm以上にすることによ
り、両水膜の表面張力の作用で両水膜がこの溝53を横
断して結合すること(雨滴の架橋現象)が阻止されるか
らである。従って、上記の検出回路20の誤作動が防止
される。
1は、2本の中間支柱60を有している。この中間支柱
60は、ケーブル8、9、10が、それ自体の重量によ
り撓むことを防止すると共に、フェンスセンサ1の検出
領域を地形の変化等に対応させるために設けられてい
る。尚、符号65は、ケーブル8、9、10を互いに機
械的に連結するための合成樹脂製の補強具であり、風等
により、ケーブルが揺動することを防止している。
8、9、10の支持状態を示している。中間支柱60の
側面には、3箇所に支持リング61が設けられており、
該支持リング61には、支持部材62が嵌合されてい
る。この支持部材62は、円筒部63と、該円筒部の両
端開口部に設けた水膜分離手段であるフランジ64とを
備えている。ケーブル8、9、10は、この円筒部63
により支持され、また、ケーブル表面の水膜と円筒部6
3表面の水膜は、フランジ64により分離される。
を説明する。検出回路20は、一連に接続されたパルス
信号発生回路21と、差動増幅器22と、AC−DC変
換器23と、比較器24とから成る。回路20から出力
されたパルス信号V1は分枝され、分枝されたパルス信
号は、抵抗25とケーブル8、9、10又は薄板14の
静電容量の増大により、パルス信号波形が鈍るように変
形する。
電容量の変化により形成されたパルス信号V2の電圧差
を増幅し、さらに、この出力V3を変換器23により直
流電圧に変換する。比較器24は、変換器23の出力V
4を、予め設定されている検出しきい値と比較し、この
しきい値よりもV4が大きい場合、コントローラ30へ
検出信号を送信する。
用を説明する。侵入者がケーブル8、9、10の何れ
か、又は、薄板14に接近又は接触すると、侵入者の人
体の電荷により、ケーブル8、9、10又は薄板14と
アース間で形成されたコンデンサC1、C2、C3、C
4の何れかの静電容量が増加する。
20により検出される。検出回路20が検出信号を送信
すると、コントローラ30は、サイレン31及びランプ
32を作動させ、侵入者の存在を警備員等に知らせる。
尚、コントローラ30には、支持部4の側面に設けたキ
ーシリンダ型スイッチ33が接続されており、このスイ
ッチ33のキーシリンダにキーを挿入し、検出回路20
及びコントローラ30のON/OFFを操作することが
できる。
すると、ケーブルと大地(地表)との距離が変動するた
め、静電容量の比較的小さな変化が生じる場合がある。
このため、誤検知を防止するために、上記閾値の設定
は、風による比較的小さな静電容量の変化以上に設定す
ることが好ましい。
野原や山中に設置する場合、フェンスセンサの検出電極
であるケーブルに、周囲の草木が接触し誤検知しないよ
うに検出電極防護手段であるネット等を設けることが好
ましい。
たものであり、ポール下方から伸長させたワイヤーケー
ブル150と、ネット151と、掛着具152から構成
されている。ネット151は、ワイヤーケーブル150
により下方に押しつけられ、ケーブル8、9、10の下
方に存在する草等が該ケーブルに接触することを防止し
ている。
手段を示したものであり、ホール下方及び両側方から伸
長させたワイヤーケーブル160、163、164とネ
ット161、162から構成されている。ケーブル8の
下方からネットを切断して侵入者が侵入した場合でも、
該侵入者の身体や草等がケーブル8等に接触することに
より侵入者の存在を検知できる。このため、ケーブル
9、10は必ずしも設ける必要が無い。
2の実施の形態のフェンスセンサ90を説明する。本実
施の形態のフェンスセンサ90は、主に屋内の設置に適
しており、検出領域が広い、即ち、高感度であるという
特徴を有する。
92、93と、支柱93の下部に設けた設置部95と、
各支柱92、93に夫々設けたリール部96、97と、
各リール部96、97に引き出し及び巻き取りが可能に
夫々装着されている帯状の帯電部材110、111と、
支柱92の上部に設けられると共に、検出回路130、
コントローラ137、警報器138、ランプ139及び
キーシリンダ型スイッチ104を備えたユニット91と
から構成されている。
ミニウム箔等の導電物質に合成樹脂をコートしたもので
あり、各端部には、フック112、113が設けられて
いる。このフック112、113は、他の隣接するフェ
ンスセンサのリール部に設けた合成樹脂製のコ状部材1
05、107のリング106、108に掛着される。設
置状態において、帯電部材110、111は、建築物の
床面に対してその幅方向が垂直である。
6、97の支柱92、93が貫通している絶縁部材で形
成した円筒状の芯部(図示せず)に接着されており、検
出回路130とは接続されていない。また、この支柱9
2、93は、アルミニウム等の導電物質から成る中空ポ
ールであり、両者は、絶縁部材93により絶縁されてい
る。さらに、設置部95は、合成樹脂製であり、支柱9
4は、床面と絶縁されている。
した場合には、上記の芯部周囲の帯電部材140、14
1(図7参照)に電界が生じ、これが、絶縁体である芯
部を介して支柱92、93の表面141、143の電荷
を増大させる。このため、帯電部材140、141と表
面141、143との間には、夫々、コンデンサC1、
C2が形成されることになる。さらに、この支柱92、
93は、夫々、リード線を介して後述する第1コンパレ
ータ131、第2コンパレータ132に接続されてい
る。
パレータ131及び第2コンパレータ132の間には、
静電容量調整手段としてのコンデンサC3及びC4が、
夫々、設けられている。これは、被検出物が検出領域内
に存在しない場合での基礎的な静電容量を、検出回路1
30の検出能力に適した値に調整することを目的として
いる。
より、この基礎的な静電容量が変化してしまうが、この
コンデンサC3、C4の容量を調整することにより、検
出回路130の定数等を調整することなく、帯電部材の
状態に検出回路130を適合させることができる。
り用のドラム部98、100と、スプリングが内部に設
けられている巻取りユニット99、100を備えてい
る。このため、帯電部材110、111には、常時、張
力が与えられている。
121、絶縁部材122、アルミニウム製の支柱12
3、設置部95を順に組み合わせて構成されており、支
柱121、123には、夫々、帯電部材110、111
を支持するためのフック124、125が溶接されてい
る。
説明する。検出回路130は、第1検出電極140に接
続された第1コンパレータ131、第2検出電極142
に接続された第2コンパレータ132と、フリップフロ
ップ回路133と、CPU134と、自動感度調整回路
135と、自動バランス調整回路136とか構成されて
いる。
力であるクロック信号CKを形成し、第2コンパレータ
132は、クロック信号CKよりも進んだ位相を有する
パルス波形出力である第1データ信号P1を形成する。
したパルス波形出力は、CPU134により制御されて
いる自動感度調整回路135により、クロック信号CK
よりも遅延した位相を有する第2データ信号P2を形成
する。
タ信号P1の波形タイミングとクロック信号CKの波形
タイミングの時間差と、第2データ信号P2の波形タイ
ミングとクロック信号CKの波形タイミングの時間差を
比較する。この比較結果に基づきCPU134は、当該
時間差が同一値になるように自動バランス調整回路13
6を作動させる。
が比較不可能となった場合には、CPU134は、上記
自動感度調整回路135の感度を1段階下げ、該電波ノ
イズの影響を排除する。このため、本検出回路130を
用いると、環境の影響を受けにくくなり、このことは比
較的高い検出感度を設定しても安定動作が確保されるこ
とを意味し、故に、広い検出領域を確保することができ
る。
初に、侵入者の人体が帯電部材110又は111に接
近、接触した場合を説明する。何れかの帯電部材11
0、111が、他の帯電部材111、110よりも、人
体の電荷の影響を強く受けると、コンデンサC1、C2
の静電容量間に差異が生じるため、比較手段であるCP
U134は、コントローラ137に検出信号を出力し、
コントローラ137は、警報器138及びランプ139
を作動させる。尚、帯電部材110、111の電荷の変
動が同一であることも理論上考えられるが、検出感度が
高いため、わずかな差異でも検出することが可能であ
り、実際には、検知不能になる状態は生じない。
10、111の電荷量の変動は、コンデンサC1、C2
間の静電容量に差違をもたらすが、当該電荷量の変動
は、徐々に変化してゆくため、上記自動バランス調整回
路136により相殺され、検出回路130は誤作動しな
い。
接触した場合には、コンデンサC1、C2間の静電容量
に差異を生じるため、検出信号が出力される。さらに、
支柱121又は123に人体が接近又は接触した場合に
は、支柱121又は123の周囲に電界が生じ、当該電
界の影響により、帯電部材110又は111の電荷量が
増大する。このため、コンデンサC1、C2間の静電容
量に差異が生じ、検出信号が出力される。
り、且つ、建築物の床面に対してその幅方向が垂直であ
るため、側方から接近又は接触する人体等の被検出物の
影響を比較的広い面積で受け止めることができる。一
方、床面に対しては、きわめて狭い面積(即ち、縁部
分)で対向しているため、床面の電荷の変動の影響を受
けにくい。また、このことは、帯電部材を帯状ではな
く、網状(網状に編んだ導電線や帯状の薄膜をネット状
に打ち抜き加工したもの等)でも同様の効果がある。
るが、支柱を太く形成し該支柱内部にリール部を内蔵さ
せ、支柱側壁に設けたスリットから帯電部材を引き出す
ようにすることも可能である。
て、リール部を設けているが、これらリール部は、設置
や撤去の容易性を向上させるためのものであり、張力を
与えるためには、例えば、ターンバックル等を用いて代
用することもできる。
て、隣接する他のフェンスセンサと接続するためのリン
グが設けられているが、必ずしも、このリングをリール
部を有する支持体に設ける必要は無く、他のポール等に
設け、1のフェンスセンサを単独で使用してもよい。
ントローラにより警報やランプが作動するが、このよう
な警報手段等を用いず無線により警備室等の離れた場所
に存在する防犯監視装置等に検出状態を送信しても良
い。
ーシリンダを用いて、検出回路等のON/OFFを操作
するが、例えば、無線や赤外線等によるリモートコント
ロール装置により、当該ON/OFFを制御することも
可能である。
間支柱がリール部を有していないが、中間支柱にも検出
電極や帯電部材を巻き取ったリール部等を設け、該検出
電極等を他の検出電極等と接続し、他の検出電極を中間
支柱に備えた該検出電極等により延長することも可能で
ある。
る第3の実施の形態のフェンスセンサを説明する。本実
施の形態のフェンスセンサは、上記第1の実施の形態の
フェンスセンサのケーブル8、9、10の夫々に、二本
一組の平行ケーブル170を用いるというものである。
ーブル171と、基準電極であるケーブル172と、こ
れらケーブル171、172を所定の平行間隔に保持す
るための保持具173とから構成されている。尚、ケー
ブル171は、ケーブル172の上方に位置し、これら
ケーブル間の間隔は約25mmである。
であり、支持柱177と、支持柱の両端に配設されると
共に各ワイヤーと把持する一組のクランプ175と、支
持柱177の中間に位置する円筒状の水膜分離手段であ
る水切り壁174とから構成されている。この水切り壁
174は、雨滴の架橋現象を間隙178により阻止し、
ケーブル171表面の水膜とケーブル172表面の水膜
を分離し検出回路の誤動作を防止するものである。
易性を向上させることができる。即ち、上記第1の実施
の形態では、検出電極であるケーブルと大地との距離に
より、該検出電極と基準電極間の静電容量が異なる。こ
のため、フェンスセンサを設置する際には、検出回路の
閾値等を調整しなければならない。
は、検出電極であるケーブル171と基準電極であるケ
ーブル172が保持具173により所定の間隔を隔てて
配設されているため、該検出電極と基準電極間の静電容
量を所定値に管理しやすい。即ち、一の検出回路に接続
する平行ケーブル170の長ささえ予め決定しておけ
ば、設置に際して検出回路の閾値の調整幅が少なくな
り、当該調整が容易になる。
極であるケーブル171に人体が触れる場合の他、図1
2及び図13に示されているような場合にも人体を検出
できる。図12は、ケーブル171、172を同時に握
った場合を図示している。この場合、検出電極と基準電
極の距離が接近するため、両電極間の静電容量が増加
し、検出電極は、検出信号を出力する。
に手が触った場合を図示している。この手の電位が基準
電極の電位に近くない場合でも、この手にケーブル17
2から電荷が供給され、検出回路が検出するに十分な両
電極間の静電容量の増加を生じさせることができる。
尚、最も効率が高い電荷供給を行うためには、該ケーブ
ル172は被膜を有さない裸線が好ましく、また、建築
物又は大地にアースされていることが好ましい。
る第4の実施の形態のフェンスセンサを説明する。本実
施の形態のフェンスセンサは、上記第2の実施の形態の
検出回路130に接続した三本一組の平行ケーブル18
0を用いるというものである。
るケーブル181と、第2検出電極であるケーブル18
2と、基準電極であるケーブル183と、これらケーブ
ル181、182、183を所定の平行間隔に保持する
ための保持具184とから構成されている。尚、ケーブ
ル181とケーブル183間の間隔は約25mmであ
り、また、ケーブル182とケーブル183間の間隔も
約25mmである。
であり、支持体189と、支持体の両端に配設されると
共に各ワイヤーと把持するクランプ186、187、1
88と、支持体189の中間に位置する円筒状の水膜分
離手段である水切り壁185とから構成されている。こ
の水切り壁185は、雨滴の架橋現象を阻止する。
ブル181が第1コンパレータ131に接続され、ま
た、ケーブル182が第2コンパレータ132に接続さ
れている。また、ケーブル183は、回路130上のア
ースに接続されている。人体が検出電極であるケーブル
の何れかに接近、接触した場合、検出電極であるケーブ
ルと基準電極であるケーブルの接近等により、各ケーブ
ル181、182とケーブル183間の各静電容量間に
際が生じるとCPU134から検出信号が出力される。
の断面図である。
明図である。
面図である。
る。
ブロック図である。
斜視図である。
ブロック図である。
を示した斜視図である。
極防護手段を示した斜視図である。
の平行ケーブルを示す斜視図である。
である。
示す説明図である。
状態を示す説明図である。
の平行ケーブルを示す斜視図である。
である。
ル、4…支持部、5、6、7…リール部、8、9、10
…ケーブル、11、12、13…フック、14、15,
16…リング、20…検出回路、21…パルス信号発生
回路、22…差動増幅器、23…AC−DC変換器、2
4…比較器、30…コントローラ、31…サイレン、3
2…ランプ、33…スイッチ、40、41、42…カッ
プ、43、44、45…フランジ、50…水膜分離部
材、51…内壁、52…表面、53…間隙、60…中間
支柱、61…支持部材、62…円筒部材、63…円筒
部、64…フランジ、65…補強具。
Claims (18)
- 【請求項1】 設置部と該設置部の上部に設けられた絶
縁性支持部とを有する一つの支持体と、この支持体の前
記支持部に設けられた巻き取り手段に内端部が取り付け
られ、一方、外端部が隣接する他の支持体に掛着される
と共に、該巻き取り手段により、基準電極としての大地
に対して平行状態に張られる可撓性の検出電極と、前記
支持体の支持部に設けられ、かつ、検出可能領域内に被
検出物が存在する時により生じた検出電極と基準電極間
の静電容量の変化を検出する検出回路と、同じく前記支
持体の支持部に水切り壁状に設けられ、かつ、支持部と
設置部との雨滴の架橋現象を阻止する水膜分離手段とを
備えるフェンスセンサ。 - 【請求項2】 支持体の設置部はポール状に形成され、
該設置部は分離可能に大地に立設されることを特徴とす
る請求項1記載のフェンスセンサ。 - 【請求項3】 検出電極は、支持体の支持部に少なくと
も2本上下方向に所要間隔を有して平行に張られている
ことを特徴とする請求項1記載のフェンスセンサ。 - 【請求項4】 支持体の支持部の外周壁には、絶縁性の
薄板が取り付けられていることを特徴とする請求項1記
載のフェンスセンサ。 - 【請求項5】 検出電極は、帯状であることを特徴とす
る請求項1記載のフェンスセンサ。 - 【請求項6】 検出電極は、網状であることを特徴とす
る請求項1記載のフェンスセンサ。 - 【請求項7】 フェンスセンサは、検出回路の検出信号
を送信する送信手段を有している請求項1記載のフェン
スセンサ。 - 【請求項8】 フェンスセンサは、警報手段を有し、該
警報手段は支持体に設けた警報ランプであることを特徴
とする請求項1記載のフェンスセンサ。 - 【請求項9】 フェンスセンサは、警報手段を有し、
該警報手段は支持体に設けた警報音発生装置である請求
項1記載のフェンスセンサ。 - 【請求項10】 フェンスセンサは、さらに、検出電極
防護手段を備えている請求項1記載のフェンスセンサ。 - 【請求項11】 座板を有する設置部と該設置部の上部
に設けられた絶縁性支持部とを有する一つの支持体と、
この支持体の前記支持部に設けられた巻き取り手段に内
端部が取り付けられ、一方、外端部が隣接する他の支持
体に掛着されると共に、該巻き取り手段により、少なく
とも基準電極としての建物の床面に対して平行状態に張
られる可撓性の帯状検出電極と、前記支持体の支持部に
設けられ、かつ、検出可能領域内に被検出物が存在する
時により生じた検出電極と基準電極間の静電容量の変化
を検出する検出回路とを備え、前記検出電極はアースさ
れた建物の床面に対してその幅方向が垂直であることを
特徴とするフェンスセンサ。 - 【請求項12】 検出電極は基準電極としての大地に対
して平行状態に張られていると共に該大地に対してその
幅方向が垂直であることを特徴とする請求項11記載の
フェンスセンサ。 - 【請求項13】 座板を有する設置部と該設置部の上部
に設けられた絶縁性支持部とを有する一つの支持体と、
この支持体の前記支持部に設けられた巻き取り手段に内
端部が取り付けられ、一方、外端部が隣接する他の支持
体に掛着されると共に、該巻き取り手段により、少なく
とも基準電極としての建物の床面に対して平行状態に張
られる可撓性の網状検出電極と、前記支持体の支持部に
設けられ、かつ、検出可能領域内に被検出物が存在する
時により生じた検出電極と基準電極間の静電容量の変化
を検出する検出回路とを備え、前記検出電極はアースさ
れた建物の床面に対してその幅方向が垂直であることを
特徴とするフェンスセンサ。 - 【請求項14】 設置部と該設置部の上部に設けられた
絶縁性支持部とを有する一つの支持体と、この支持体の
前記支持部に設けられた巻き取り手段に内端部が取り付
けられ、一方、外端部が隣接する他の支持体に掛着され
ると共に、該巻き取り手段により、並設された可撓性の
基準電極に対して平行状態に張られる少なくとも一本の
可撓性の検出電極と、前記支持体の支持部に設けられ、
かつ、検出可能領域内に被検出物が存在する時により生
じた検出電極と基準電極間の静電容量の変化を検出する
検出回路と、同じく前記支持体の支持部に水切り壁状に
設けられ、かつ、支持部と設置部との雨滴の架橋現象を
阻止する水膜分離手段とを備えるフェンスセンサ。 - 【請求項15】 検出電極と基準電極とは、絶縁性保持
具を介して所定間隔を隔てて配設されている請求項14
記載のフェンスセンサ。 - 【請求項16】 保持具は、水膜分離手段を備えている
請求項15記載のフェンスセンサ。 - 【請求項17】 設置部と該設置部の上部に設けられた
絶縁性支持部とを有する1以上の支持体と、少なくとも
基準電極としてのアースされた建物の床面或いは大地に
対して平行状態になるように支持体間に張られると共
に、静電容量調整手段を介して検出回路に接続されてい
る可撓性の検出電極と、該検出電極と絶縁した前記基準
電極と、該検出可能領域内の被検出物の存在により生じ
た該検出電極と該基準電極間の静電容量の変化を検出す
る検出回路とを有するフェンスセンサ。 - 【請求項18】 設置部と該設置部の上部に設けられた
絶縁性支持部とを有する1以上の支持体と、該支持体及
び該支持体間に設けられると共に、互いに絶縁された可
撓性の2以上の検出電極と、該2以上の検出電極と絶縁
されかつ支持体間に検出電極と平行に設けられた基準電
極と、該検出可能領域内の被検出物の存在により生じた
一の検出電極と該基準電極間の静電容量と、他の検出電
極と該基準電極間の静電容量とを比較する比較手段を有
するフェンスセンサ。
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