JP2001153964A - フェンスセンサ - Google Patents

フェンスセンサ

Info

Publication number
JP2001153964A
JP2001153964A JP37594899A JP37594899A JP2001153964A JP 2001153964 A JP2001153964 A JP 2001153964A JP 37594899 A JP37594899 A JP 37594899A JP 37594899 A JP37594899 A JP 37594899A JP 2001153964 A JP2001153964 A JP 2001153964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
fence sensor
electrode
fence
sensor according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP37594899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3405948B2 (ja
Inventor
Ryochi Kato
良智 加藤
Hideto Kato
秀人 加藤
Yasunori Araki
庸徳 荒木
Kunihide Kamiyama
邦英 神山
Terukazu Kiyono
輝一 清野
Hideaki Ichikawa
英昭 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KS TECHNO KK
Original Assignee
KS TECHNO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KS TECHNO KK filed Critical KS TECHNO KK
Priority to JP37594899A priority Critical patent/JP3405948B2/ja
Publication of JP2001153964A publication Critical patent/JP2001153964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3405948B2 publication Critical patent/JP3405948B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fencing (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電界を発生するための電流や赤外線を用いず、
且つ、検出安定性に優れたフェンスセンサを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】1以上の支持体2と、該支持体2間に設け
た可撓性の検出電極8、9、10と、該検出電極と絶縁
した基準電極と、該検出可能領域内の被検出物の存在に
より生じた該検出電極と該基準電極間の静電容量の変化
を検出する検出回路20とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェンスセンサに
関し、特に、フェンスに接近し、あるいは、接触する物
体の存在を検出するフェンス用の防犯センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、侵入者を検知するためのフェンス
用の防犯センサには、日本国特許出願公開公報9−23
7389号のような電界形成型センサがある。これは、
フェンスの内部に設けた電線に正弦波電流を供給し電界
を発生させ、侵入者がフェンスに接近することにより生
じる静電容量の変化を検出し、警報装置を作動させると
いうものである。
【0003】また、フェンスに沿って赤外線の検出領域
を設けるために、フェンスの近傍に赤外線の発光部とこ
の赤外線を受光する受光部とを配設した防犯センサも知
られている。これは、侵入者が赤外線を遮ることを検出
し、警報装置を作動させるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の電界形成型セン
サは、正弦波を用いて電界を発生させるため、フェンス
周辺の電話回線や電子回路等のノイズ源になるという問
題点がある。従って、設置場所が限定されてしまう。
【0005】また、電界形成型センサは、フェンスの内
部に電線を張り渡した領域のみを検出可能領域とするた
め、フェンスの設計上の制約が伴うという問題点があっ
た。
【0006】また、上記の電界形成型センサは、常に、
電界を発生させておく必要があるために、消費電力が大
きくなってしまうという問題点がある。
【0007】上記の赤外線センサは、発光部から受光部
までの検出領域を直線状に形成する必要があり、曲面構
造のフェンスに沿わせて検出領域を形成することができ
ないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の電界形成型センサや赤外
線センサの問題点を解決すると共に、電界を発生するた
めの電流や赤外線を用いず、且つ、検出安定性に優れた
フェンスセンサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のフェンスセンサは、1以上の支持体と、該支持体間
に設けた可撓性の検出電極と、該検出電極と絶縁した基
準電極と、該検出可能領域内の被検出物の存在により生
じた該検出電極と該基準電極間の静電容量の変化を検出
する検出回路とを有するというものである。
【0010】本発明のフェンスセンサは、被検出物体が
検出電極へ接近することにより生じる静電容量の変化を
検出することにより被検出物体を検出するため、電界を
形成したり赤外線を使用する必要が無く、また、支持体
に着脱自在に検出電極を設けることにより、検出領域を
自在に調整でき、設置や撤去が容易であるという利点が
ある。
【0011】このため、本発明に係るフェンスセンサ
は、比較的短期間の展示会場の夜間警備等に用いること
ができる。即ち、展示会終了後、短時間で設置すること
ができ、翌日の展示会の開始直前に、容易に撤去するこ
とができる。また、整地が困難な屋外においても、検出
電極が可撓性を有するため、支持体の設置状態を厳密に
行う必要がないという利点がある。このため、支持体を
傾斜させて設けることも可能である。
【0012】本発明の他の技術的特徴は、請求項2乃至
請求項18に記載されており、さらに詳しくは、下記の
各実施の形態において詳細に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1の実施の形態の
フェンスセンサを図1乃至図5を参照しつつ説明する。
本実施の形態のフェンスセンサ1は、屋外設置に適し、
侵入者がケーブル2に接近又は接触すると警報が作動す
るというものである。
【0014】符号1は、フェンスセンサであり、支持体
である支柱2と、支柱2を構成する設置部であるポール
3と、該ポール3の上部に挿入した円筒状の支持部4
と、該支持部4に設けた巻き取り手段であるリール部
5、6、7に引き出し及び巻き取りが可能に設けた可撓
性の検出電極であるケーブル8、9、10と、該支持部
4の内部に設けた検出回路20とから成る。
【0015】さらに、上記各ケーブル8、9、10の端
部には、フック11、12、13が設けられており、ま
た、支持部4には、リール部5、6、7の反対側面に、
隣接する他のフェンスセンサ70(図2参照)の各ケー
ブルの端部に設けたフックを掛着するためのリング1
4、15、16が設けられている。このため、ケーブル
8、9、10は、支持体である支柱間に着脱自在に設け
ることができる。尚、フック11、12、13は、隣接
する他のフェンスセンサ80のリングに掛着される。
【0016】上記ケーブル8、9、10は、外側をビニ
ール製の被覆を有する導電線であり、リール部5、6、
7の中心部からリード線(図示せず)が引き出され、検
出回路20と接続されている。このリール部5、6、7
は、帯状の鋼板をコイル状に形成したスプリング(図示
せず)を内装しており、ケーブル8、9、10には、常
時、巻き取り方向に張力が与えられている。
【0017】支持部4は、絶縁体である合成樹脂製のパ
イプから形成されており、後述する水切り壁50を除い
た表面には、アルミニウム製の薄板17が設けられてい
る。この薄板17も検出電極であり、リード線(図示せ
ず)を介して検出回路20に接続されている。
【0018】上記のリング14、15、16は、合成樹
脂製の円筒状のカップ40、41、42の内部に夫々設
けられている。このカップ40、41、42の絶縁性
は、他のフェンスセンサの影響を排除することを目的と
している。即ち、リング14、15、16に掛着されて
いる他のフェンスセンサのケーブルの電荷量が増大がフ
ェンスセンサ1の薄板17に影響を与えることを阻止
し、フェンスセンサ1の誤作動を防止する。
【0019】さらに、上記カップ40、41、42の開
口部周囲には、水膜分離手段であるフランジ43、4
4、45が設けられており、水幕を通じて他のフェンス
センサ70の各ケーブルの電荷が上記薄板14に影響を
与えることを防止している。
【0020】支持部4の下方には、水膜分離手段である
円筒状の水切り壁50が設けられている。この水切り壁
50の内壁面51は、ポール側面52と距離L1を隔て
て位置しており、この内壁面51とポール側面52の間
に溝53が形成されている。なお、この距離L1は、6
mm以上である。
【0021】支持部表面に雨水等の水膜が形成される
と、支持部4表面の水膜W1とポール3の表面の水膜W
2が接触する直前に、上記薄板14の静電容量が急激に
増大する。これは、両水膜の表面間の距離が極めて小さ
くなり、薄板14とアースとを極端に近接させた状態と
同じ状態を招くからである。この場合、検出回路20
は、薄板14の静電容量の急激な増大により検出信号を
出力する。即ち、誤作動することになる。
【0022】しかし、本実施の形態のように、上記の水
切り壁50を設けると、薄板14やポール3の夫々の表
面に形成された両水膜が接触することが防止される。こ
れは、溝53の距離L1を6mm以上にすることによ
り、両水膜の表面張力の作用で両水膜がこの溝53を横
断して結合すること(雨滴の架橋現象)が阻止されるか
らである。従って、上記の検出回路20の誤作動が防止
される。
【0023】本実施の形態においては、フェンスセンサ
1は、2本の中間支柱60を有している。この中間支柱
60は、ケーブル8、9、10が、それ自体の重量によ
り撓むことを防止すると共に、フェンスセンサ1の検出
領域を地形の変化等に対応させるために設けられてい
る。尚、符号65は、ケーブル8、9、10を互いに機
械的に連結するための合成樹脂製の補強具であり、風等
により、ケーブルが揺動することを防止している。
【0024】図4は、この中間支柱60によるケーブル
8、9、10の支持状態を示している。中間支柱60の
側面には、3箇所に支持リング61が設けられており、
該支持リング61には、支持部材62が嵌合されてい
る。この支持部材62は、円筒部63と、該円筒部の両
端開口部に設けた水膜分離手段であるフランジ64とを
備えている。ケーブル8、9、10は、この円筒部63
により支持され、また、ケーブル表面の水膜と円筒部6
3表面の水膜は、フランジ64により分離される。
【0025】次に、図5を参照しつつ上記検出回路20
を説明する。検出回路20は、一連に接続されたパルス
信号発生回路21と、差動増幅器22と、AC−DC変
換器23と、比較器24とから成る。回路20から出力
されたパルス信号V1は分枝され、分枝されたパルス信
号は、抵抗25とケーブル8、9、10又は薄板14の
静電容量の増大により、パルス信号波形が鈍るように変
形する。
【0026】差動増幅器22は、パルス信号V1と、静
電容量の変化により形成されたパルス信号V2の電圧差
を増幅し、さらに、この出力V3を変換器23により直
流電圧に変換する。比較器24は、変換器23の出力V
4を、予め設定されている検出しきい値と比較し、この
しきい値よりもV4が大きい場合、コントローラ30へ
検出信号を送信する。
【0027】次に、本実施の形態のフェンスセンサの作
用を説明する。侵入者がケーブル8、9、10の何れ
か、又は、薄板14に接近又は接触すると、侵入者の人
体の電荷により、ケーブル8、9、10又は薄板14と
アース間で形成されたコンデンサC1、C2、C3、C
4の何れかの静電容量が増加する。
【0028】そして、この静電容量の増大は、検出回路
20により検出される。検出回路20が検出信号を送信
すると、コントローラ30は、サイレン31及びランプ
32を作動させ、侵入者の存在を警備員等に知らせる。
尚、コントローラ30には、支持部4の側面に設けたキ
ーシリンダ型スイッチ33が接続されており、このスイ
ッチ33のキーシリンダにキーを挿入し、検出回路20
及びコントローラ30のON/OFFを操作することが
できる。
【0029】尚、風によりケーブル8、9、10が揺動
すると、ケーブルと大地(地表)との距離が変動するた
め、静電容量の比較的小さな変化が生じる場合がある。
このため、誤検知を防止するために、上記閾値の設定
は、風による比較的小さな静電容量の変化以上に設定す
ることが好ましい。
【0030】さらに、本実施の形態のフェンスセンサを
野原や山中に設置する場合、フェンスセンサの検出電極
であるケーブルに、周囲の草木が接触し誤検知しないよ
うに検出電極防護手段であるネット等を設けることが好
ましい。
【0031】図8は、検出電極防護手段の一態様を示し
たものであり、ポール下方から伸長させたワイヤーケー
ブル150と、ネット151と、掛着具152から構成
されている。ネット151は、ワイヤーケーブル150
により下方に押しつけられ、ケーブル8、9、10の下
方に存在する草等が該ケーブルに接触することを防止し
ている。
【0032】さらに、図9は、他の態様の検出電極防護
手段を示したものであり、ホール下方及び両側方から伸
長させたワイヤーケーブル160、163、164とネ
ット161、162から構成されている。ケーブル8の
下方からネットを切断して侵入者が侵入した場合でも、
該侵入者の身体や草等がケーブル8等に接触することに
より侵入者の存在を検知できる。このため、ケーブル
9、10は必ずしも設ける必要が無い。
【0033】図6及び図7を参照しつつ本発明に係る第
2の実施の形態のフェンスセンサ90を説明する。本実
施の形態のフェンスセンサ90は、主に屋内の設置に適
しており、検出領域が広い、即ち、高感度であるという
特徴を有する。
【0034】フェンスセンサ90は、支持体である支柱
92、93と、支柱93の下部に設けた設置部95と、
各支柱92、93に夫々設けたリール部96、97と、
各リール部96、97に引き出し及び巻き取りが可能に
夫々装着されている帯状の帯電部材110、111と、
支柱92の上部に設けられると共に、検出回路130、
コントローラ137、警報器138、ランプ139及び
キーシリンダ型スイッチ104を備えたユニット91と
から構成されている。
【0035】帯電部材110、111は、例えば、アル
ミニウム箔等の導電物質に合成樹脂をコートしたもので
あり、各端部には、フック112、113が設けられて
いる。このフック112、113は、他の隣接するフェ
ンスセンサのリール部に設けた合成樹脂製のコ状部材1
05、107のリング106、108に掛着される。設
置状態において、帯電部材110、111は、建築物の
床面に対してその幅方向が垂直である。
【0036】帯電部材110、111は、リール部9
6、97の支柱92、93が貫通している絶縁部材で形
成した円筒状の芯部(図示せず)に接着されており、検
出回路130とは接続されていない。また、この支柱9
2、93は、アルミニウム等の導電物質から成る中空ポ
ールであり、両者は、絶縁部材93により絶縁されてい
る。さらに、設置部95は、合成樹脂製であり、支柱9
4は、床面と絶縁されている。
【0037】この帯電部材110、111の電荷が増大
した場合には、上記の芯部周囲の帯電部材140、14
1(図7参照)に電界が生じ、これが、絶縁体である芯
部を介して支柱92、93の表面141、143の電荷
を増大させる。このため、帯電部材140、141と表
面141、143との間には、夫々、コンデンサC1、
C2が形成されることになる。さらに、この支柱92、
93は、夫々、リード線を介して後述する第1コンパレ
ータ131、第2コンパレータ132に接続されてい
る。
【0038】さらに、表面141、143と、第1コン
パレータ131及び第2コンパレータ132の間には、
静電容量調整手段としてのコンデンサC3及びC4が、
夫々、設けられている。これは、被検出物が検出領域内
に存在しない場合での基礎的な静電容量を、検出回路1
30の検出能力に適した値に調整することを目的として
いる。
【0039】即ち、帯電部材110、111の長さ等に
より、この基礎的な静電容量が変化してしまうが、この
コンデンサC3、C4の容量を調整することにより、検
出回路130の定数等を調整することなく、帯電部材の
状態に検出回路130を適合させることができる。
【0040】尚、リール部96、97は、夫々、巻き取
り用のドラム部98、100と、スプリングが内部に設
けられている巻取りユニット99、100を備えてい
る。このため、帯電部材110、111には、常時、張
力が与えられている。
【0041】中間支柱120は、アルミニウム製の支柱
121、絶縁部材122、アルミニウム製の支柱12
3、設置部95を順に組み合わせて構成されており、支
柱121、123には、夫々、帯電部材110、111
を支持するためのフック124、125が溶接されてい
る。
【0042】次に、図7を参照しつつ検出回路130を
説明する。検出回路130は、第1検出電極131に接
続された第1コンパレータ131、第2検出電極132
に接続された第2コンパレータ132と、フリップフロ
ップ回路133と、CPU134と、自動感度調整回路
135と、自動バランス調整回路136とか構成されて
いる。
【0043】第1コンパレータ131は、パルス波形出
力であるクロック信号CKを形成し、第2コンパレータ
132は、クロック信号CKよりも進んだ位相を有する
パルス波形出力である第1データ信号P1を形成する。
【0044】さらに、第2コンパレータ132から出力
したパルス波形出力は、CPU134により制御されて
いる自動感度調整回路135により、クロック信号CK
よりも遅延した位相を有する第2データ信号P2を形成
する。
【0045】フリップフリップ回路133は、第1デー
タ信号P1の波形タイミングとクロック信号CKの波形
タイミングの時間差と、第2データ信号P2の波形タイ
ミングとクロック信号CKの波形タイミングの時間差を
比較する。この比較結果に基づきCPU134は、当該
時間差が同一値になるように自動バランス調整回路13
6を作動させる。
【0046】また、電波ノイズ等により、上記両時間差
が比較不可能となった場合には、CPU134は、上記
自動感度調整回路135の感度を1段階下げ、該電波ノ
イズの影響を排除する。このため、本検出回路130を
用いると、環境の影響を受けにくくなり、このことは比
較的高い検出感度を設定しても安定動作が確保されるこ
とを意味し、故に、広い検出領域を確保することができ
る。
【0047】次に、本実施の形態の作用を説明する。最
初に、侵入者の人体が帯電部材110又は111に接
近、接触した場合を説明する。何れかの帯電部材11
0、111が、他の帯電部材111、110よりも、人
体の電荷の影響を強く受けると、コンデンサC1、C2
の静電容量間に差異が生じるため、比較手段であるCP
U134は、コントローラ137に検出信号を出力し、
コントローラ137は、警報器138及びランプ139
を作動させる。尚、帯電部材110、111の電荷の変
動が同一であることも理論上考えられるが、検出感度が
高いため、わずかな差異でも検出することが可能であ
り、実際には、検知不能になる状態は生じない。
【0048】一方、温度や湿度の変化による帯電部材1
10、111の電荷量の変動は、コンデンサC1、C2
間の静電容量に差違をもたらすが、当該電荷量の変動
は、徐々に変化してゆくため、上記自動バランス調整回
路136により相殺され、検出回路130は誤作動しな
い。
【0049】次に、支柱92又は94に人体が接近又は
接触した場合には、コンデンサC1、C2間の静電容量
に差異を生じるため、検出信号が出力される。さらに、
支柱121又は123に人体が接近又は接触した場合に
は、支柱121又は123の周囲に電界が生じ、当該電
界の影響により、帯電部材110又は111の電荷量が
増大する。このため、コンデンサC1、C2間の静電容
量に差異が生じ、検出信号が出力される。
【0050】本実施の形態では、帯電部材が帯状であ
り、且つ、建築物の床面に対してその幅方向が垂直であ
るため、側方から接近又は接触する人体等の被検出物の
影響を比較的広い面積で受け止めることができる。一
方、床面に対しては、きわめて狭い面積(即ち、縁部
分)で対向しているため、床面の電荷の変動の影響を受
けにくい。また、このことは、帯電部材を帯状ではな
く、網状(網状に編んだ導電線や帯状の薄膜をネット状
に打ち抜き加工したもの等)でも同様の効果がある。
【0051】本実施の形態では、リール部が露出してい
るが、支柱を太く形成し該支柱内部にリール部を内蔵さ
せ、支柱側壁に設けたスリットから帯電部材を引き出す
ようにすることも可能である。
【0052】上記の第1及び第2の実施の形態におい
て、リール部を設けているが、これらリール部は、設置
や撤去の容易性を向上させるためのものであり、張力を
与えるためには、例えば、ターンバックル等を用いて代
用することもできる。
【0053】上記の第1及び第2の実施の形態におい
て、隣接する他のフェンスセンサと接続するためのリン
グが設けられているが、必ずしも、このリングをリール
部を有する支持体に設ける必要は無く、他のポール等に
設け、1のフェンスセンサを単独で使用してもよい。
【0054】上記の第1及び第2の実施の形態では、コ
ントローラにより警報やランプが作動するが、このよう
な警報手段等を用いず無線により警備室等の離れた場所
に存在する防犯監視装置等に検出状態を送信しても良
い。
【0055】上記の第1及び第2の実施の形態では、隣
接する他のフェンスセンサと接続するためのリングが設
けられているが、必ずしも、このリングをリール部を有
する支持体に設ける必要は無く、他のポール等に設け、
1のフェンスセンサを単独で使用してもよい。
【0056】上記の第1及び第2の実施の形態では、キ
ーシリンダを用いて、検出回路等のON/OFFを操作
するが、例えば、無線や赤外線等によるリモートコント
ロール装置により、当該ON/OFFを制御することも
可能である。
【0057】上記の第1及び第2の実施の形態では、中
間支柱がリール部を有していないが、中間支柱にも検出
電極や帯電部材を巻き取ったリール部等を設け、該検出
電極等を他の検出電極等と接続し、他の検出電極を中間
支柱に備えた該検出電極等により延長することも可能で
ある。
【0058】図10乃至図13を参照しつつ本発明に係
る第3の実施の形態のフェンスセンサを説明する。本実
施の形態のフェンスセンサは、上記第1の実施の形態の
フェンスセンサのケーブル8、9、10の夫々に、二本
一組の平行ケーブル170を用いるというものである。
【0059】平行ケーブル170は、検出電極であるケ
ーブル171と、基準電極であるケーブル172と、こ
れらケーブル171、172を所定の平行間隔に保持す
るための保持具173とから構成されている。尚、ケー
ブル171は、ケーブル172の上方に位置し、これら
ケーブル間の間隔は約25mmである。
【0060】保持具173は、絶縁体である合成樹脂製
であり、支持柱177と、支持柱の両端に配設されると
共に各ワイヤーと把持する一組のクランプ175と、支
持柱177の中間に位置する円筒状の水膜分離手段であ
る水切り壁174とから構成されている。この水切り壁
174は、雨滴の架橋現象を間隙178により阻止し、
ケーブル171表面の水膜とケーブル172表面の水膜
を分離し検出回路の誤動作を防止するものである。
【0061】本実施の形態は、フェンスセンサの設置容
易性を向上させることができる。即ち、上記第1の実施
の形態では、検出電極であるケーブルと大地との距離に
より、該検出電極と基準電極間の静電容量が異なる。こ
のため、フェンスセンサを設置する際には、検出回路の
閾値等を調整しなければならない。
【0062】しかし、本実施の形態のフェンスセンサで
は、検出電極であるケーブル171と基準電極であるケ
ーブル172が保持具173により所定の間隔を隔てて
配設されているため、該検出電極と基準電極間の静電容
量を所定値に管理しやすい。即ち、一の検出回路に接続
する平行ケーブル170の長ささえ予め決定しておけ
ば、設置に際して検出回路の閾値の調整幅が少なくな
り、当該調整が容易になる。
【0063】本実施の形態のフェンスセンサは、検出電
極であるケーブル171に人体が触れる場合の他、図1
2及び図13に示されているような場合にも人体を検出
できる。図12は、ケーブル171、172を同時に握
った場合を図示している。この場合、検出電極と基準電
極の距離が接近するため、両電極間の静電容量が増加
し、検出電極は、検出信号を出力する。
【0064】図13は、ケーブル171、172に同時
に手が触った場合を図示している。この手の電位が基準
電極の電位に近くない場合でも、この手にケーブル17
2から電荷が供給され、検出回路が検出するに十分な両
電極間の静電容量の増加を生じさせることができる。
尚、最も効率が高い電荷供給を行うためには、該ケーブ
ル172は被膜を有さない裸線が好ましく、また、建築
物又は大地にアースされていることが好ましい。
【0065】図14及び図15を参照しつつ本発明に係
る第4の実施の形態のフェンスセンサを説明する。本実
施の形態のフェンスセンサは、上記第2の実施の形態の
検出回路130に接続した三本一組の平行ケーブル18
0を用いるというものである。
【0066】平行ケーブル180は、第1検出電極であ
るケーブル181と、第2検出電極であるケーブル18
2と、基準電極であるケーブル183と、これらケーブ
ル181、182、183を所定の平行間隔に保持する
ための保持具184とから構成されている。尚、ケーブ
ル181とケーブル183間の間隔は約25mmであ
り、また、ケーブル182とケーブル183間の間隔も
約25mmである。
【0067】保持具184は、絶縁体である合成樹脂製
であり、支持体189と、支持体の両端に配設されると
共に各ワイヤーと把持するクランプ186、187、1
88と、支持体189の中間に位置する円筒状の水膜分
離手段である水切り壁185とから構成されている。こ
の水切り壁185は、雨滴の架橋現象を阻止する。
【0068】本実施の形態のフェンスセンサでは、ケー
ブル181が第1コンパレータ131に接続され、ま
た、ケーブル182が第2コンパレータ132に接続さ
れている。また、ケーブル183は、回路130上のア
ースに接続されている。人体が検出電極であるケーブル
の何れかに接近、接触した場合、検出電極であるケーブ
ルと基準電極であるケーブルの接近等により、各ケーブ
ル181、182とケーブル183間の各静電容量間に
際が生じるとCPU134から検出信号が出力される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のフェンスセン
サ1の断面図である。
【図2】図1に示すフェンスセンサ1の設置状態を示す
説明図である。
【図3】図1に示すフェンスセンサ1の水膜分離手段5
0の断面図である。
【図4】図2に示す中間支柱60の上部を示す斜視図で
ある。
【図5】図1に示すフェンスセンサ1の検出回路20等
を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る第2の実施の形態のフェンスセン
サ90の斜視図である。
【図7】図6に示すフェンスセンサの検出回路130等
を示すブロック図である。
【図8】図1に示すフェンスセンサ1の検出電極防護手
段を示した斜視図である。
【図9】図1に示すフェンスセンサ1の他の態様の検出
電極防護手段を示した斜視図である。
【図10】本発明に係る第3の実施の形態のフェンスセ
ンサの平行ケーブル170を示す斜視図である。
【図11】図10に示す平行ケーブル170の保持具1
73の断面図である。
【図12】図10に示す平行ケーブル170を把持した
状態を示す説明図である。
【図13】図10に示す平行ケーブル170に手を接近
させた状態を示す説明図である。
【図14】本発明に係る第4の実施の形態のフェンスセ
ンサの平行ケーブル180を示す斜視図である。
【図15】図14に示す平行ケーブル180の保持具1
84の断面図である。
【符号の説明】
1、70、80 フェンスセンサ 2 支柱 3 ポール 4 支持部 5、6、7 リール部 8、9、10 ケーブル 11、12、13 フック 14、15,16 リング 20 検出回路 21 パルス信号発生回路 22 差動増幅器 23 AC−DC変換器 24 比較器 30 コントローラ 31 サイレン 32 ランプ 33 スイッチ 40、41、42 カップ 43、44、45 フランジ 50 水膜分離部材 51 内壁 52 表面 53 間隙 60 中間支柱 61 支持部材 62 円筒部材 63 円筒部 64 フランジ 65 補強具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 庸徳 東京都新宿区西新宿2−4−1 ケイエス テクノ株式会社内 (72)発明者 神山 邦英 東京都新宿区西新宿2−4−1 ケイエス テクノ株式会社内 (72)発明者 清野 輝一 東京都新宿区西新宿2−4−1 ケイエス テクノ株式会社内 (72)発明者 市川 英昭 東京都大田区池上7−12−13 Fターム(参考) 2E142 AA01 AA03 BB00 BB01 CC00 HH01 HH03 HH12 HH21 HH25 JJ00 LL01 LL02 LL05 MM00 MM02 MM04 MM12 2F063 AA02 AA49 BA29 DA01 DA05 HA04 5C084 AA02 AA07 BB05 BB06 BB07 CC19 DD10 DD87 EE02 FF02 GG13 GG19 GG23 GG33 GG34 GG43 GG55 GG56 GG57 GG75 HH01 HH08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の支持体と、該支持体間に設けた
    可撓性の検出電極と、該検出電極と絶縁した基準電極
    と、該検出可能領域内の被検出物の存在により生じた該
    検出電極と該基準電極間の静電容量の変化を検出する検
    出回路とを有するフェンスセンサ。
  2. 【請求項2】 前記検出電極は、支持体にも設けられて
    いる請求項1記載のフェンスセンサ。
  3. 【請求項3】 前記検出電極は、帯状、網状、又は、線
    状であり、支持体に設けた巻き取り手段により引き出し
    及び巻き取りが可能な請求項1記載のフェンスセンサ。
  4. 【請求項4】 前記支持体は、支持体を設置するための
    設置部を有し、該設置部は、分離可能である請求項1記
    載のフェンスセンサ。
  5. 【請求項5】 前記支持体は、支持体を設置するための
    設置部と、該設置部上部に設けられると共に前記検出回
    路を備えた支持部とを有している請求項1記載のフェン
    スセンサ。
  6. 【請求項6】 前記フェンスセンサは、さらに警報手段
    及び/又は前記検出回路の検出信号を送信する送信手段
    を有している請求項1記載のフェンスセンサ。
  7. 【請求項7】 前記警報手段は、支持体に設けた警報ラ
    ンプ及び/又は警報音発生装置である請求項6記載のフ
    ェンスセンサ。
  8. 【請求項8】 前記フェンスセンサは、さらに、水膜分
    離手段を備えている請求項1記載のフェンスセンサ。
  9. 【請求項9】 前記フェンスセンサは、さらに、検出電
    極防護手段を備えている請求項1記載のフェンスセン
    サ。
  10. 【請求項10】 前記基準電極は、前記検出電極の下方
    に位置する建築物の床又は大地である請求項1記載のフ
    ェンスセンサ。
  11. 【請求項11】 前記検出電極は、帯状又は網状であ
    り、建築物の床又は大地に対してその幅方向が垂直であ
    る請求項10記載のフェンスセンサ。
  12. 【請求項12】 前記基準電極は、前記検出電極と並設
    されている請求項1記載のフェンスセンサ。
  13. 【請求項13】 前記基準電極は、建築物又は大地にア
    ースされている請求項12記載のフェンスセンサ。
  14. 【請求項14】 前記検出電極と前記基準電極とは、保
    持具を介して所定間隔を隔てて配設されている請求項1
    2記載のフェンスセンサ。
  15. 【請求項15】 前記保持具は、水膜分離手段を備えて
    いる請求項14記載のフェンスセンサ。
  16. 【請求項16】 1以上の支持体と、検出電極と、該検
    出電極の検出領域の一部に設けられると共に該支持体間
    に設けた可撓性の帯電部材と、該検出電極と絶縁した基
    準電極と、該検出可能領域内の被検出物の存在により生
    じた該検出電極と該基準電極間の静電容量の変化を検出
    する検出回路とを有するフェンスセンサ。
  17. 【請求項17】 1以上の支持体と、該支持体間に設け
    られると共に、静電容量調整手段を介して検出回路に接
    続されている可撓性の検出電極と、該検出電極と絶縁し
    た基準電極と、該検出可能領域内の被検出物の存在によ
    り生じた該検出電極と該基準電極間の静電容量の変化を
    検出する検出回路とを有するフェンスセンサ。
  18. 【請求項18】 1以上の支持体と、該支持体及び該支
    持体間に設けられると共に、互いに絶縁された可撓性の
    2以上の検出電極と、該2以上の検出電極と絶縁した基
    準電極と、該検出可能領域内の被検出物の存在により生
    じた一の検出電極と該基準電極間の静電容量と、他の検
    出電極と該基準電極間の静電容量とを比較する比較手段
    を有するフェンスセンサ。
JP37594899A 1999-11-29 1999-11-29 フェンスセンサ Expired - Fee Related JP3405948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37594899A JP3405948B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 フェンスセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37594899A JP3405948B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 フェンスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001153964A true JP2001153964A (ja) 2001-06-08
JP3405948B2 JP3405948B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=18506325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37594899A Expired - Fee Related JP3405948B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 フェンスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3405948B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010841A1 (ja) * 2003-07-24 2005-02-03 Koichi Wada 火災感知器
CN101949232A (zh) * 2010-08-21 2011-01-19 江苏省电力公司徐州供电公司 一种便携式智能安全围栏
JP2017514258A (ja) * 2014-04-24 2017-06-01 ジーイーエス カンパニー リミテッドGes Co., Ltd. セキュリティフェンスの侵入感知装置
JP2017173121A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 アイシン精機株式会社 静電容量センサ
JP2019066349A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 日本原子力防護システム株式会社 侵入検出センサ
CN111161498A (zh) * 2020-01-06 2020-05-15 华平智慧信息技术(深圳)有限公司 一种划定区域内边界监控系统及方法
JP2020187131A (ja) * 2017-10-02 2020-11-19 日本原子力防護システム株式会社 侵入検出センサ
JP2020190483A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 アイシン精機株式会社 センサブラケット

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010841A1 (ja) * 2003-07-24 2005-02-03 Koichi Wada 火災感知器
CN101949232A (zh) * 2010-08-21 2011-01-19 江苏省电力公司徐州供电公司 一种便携式智能安全围栏
CN101949232B (zh) * 2010-08-21 2012-01-11 江苏省电力公司徐州供电公司 一种便携式智能安全围栏
JP2017514258A (ja) * 2014-04-24 2017-06-01 ジーイーエス カンパニー リミテッドGes Co., Ltd. セキュリティフェンスの侵入感知装置
JP2017173121A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 アイシン精機株式会社 静電容量センサ
JP2019066349A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 日本原子力防護システム株式会社 侵入検出センサ
JP2020187131A (ja) * 2017-10-02 2020-11-19 日本原子力防護システム株式会社 侵入検出センサ
JP2020190483A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 アイシン精機株式会社 センサブラケット
JP7226091B2 (ja) 2019-05-22 2023-02-21 株式会社アイシン センサブラケット
CN111161498A (zh) * 2020-01-06 2020-05-15 华平智慧信息技术(深圳)有限公司 一种划定区域内边界监控系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3405948B2 (ja) 2003-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008293136B2 (en) Electric fence system and components thereof
JP2001153964A (ja) フェンスセンサ
ATE241187T1 (de) Elektrische leitung zur diebstahlsicherung
US7535351B2 (en) Acoustic intrusion detection system
RU2009139281A (ru) Пешеходный переход с устройствами обнаружения и предупреждения
JP2000131162A (ja) 敷物センサ
RU2209467C2 (ru) Устройство и способ обнаружения проникновения человека через контур запрещенной зоны
US20190206214A1 (en) Biological sensing perimeter and usage method therefor
JPH06295392A (ja) 検出用ケーブル
CN209765690U (zh) 一种防止跨越硬质围栏智能语音提醒装置
JP2019066349A (ja) 侵入検出センサ
JP3128260U (ja) 侵入防止警戒バリアーシステム
CN211319357U (zh) 一种室内烟雾报警检测仪
JP2002340967A (ja) 送配電線の故障点検出方法およびその装置
JPH1175665A (ja) 鳥害防止器具
AU2013273826B2 (en) Electric fence system and components thereof
JP3510832B2 (ja) 音声案内装置
WO2011090464A1 (en) Method and apparatus for detecting arc faults and their locations in enclosed electrical wiring
WO2020107358A1 (zh) 一种电子围栏系统及其控制设备
RU223322U1 (ru) Переносное сигнальное устройство
JP2668447B2 (ja) 感圧位置探知方法
KR100991363B1 (ko) 케이블의 훼손 감지 시스템 및 이를 이용한 케이블의 훼손감지 방법
JP2005227808A (ja) 検知通報装置
KR102667840B1 (ko) 쌍극자 피뢰 장치 및 이를 이용한 낙뢰 모니터링 방법
KR200198560Y1 (ko) 보안용 펜스의 망선

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees