JP2002340967A - 送配電線の故障点検出方法およびその装置 - Google Patents

送配電線の故障点検出方法およびその装置

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JP2002340967A
JP2002340967A JP2001145489A JP2001145489A JP2002340967A JP 2002340967 A JP2002340967 A JP 2002340967A JP 2001145489 A JP2001145489 A JP 2001145489A JP 2001145489 A JP2001145489 A JP 2001145489A JP 2002340967 A JP2002340967 A JP 2002340967A
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JP2001145489A
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Hiroyuki Yanase
博之 柳瀬
Tomiyuki Takeuchi
富幸 武内
Shiyuuko Satake
周子 佐竹
Masahide Ogawa
雅英 小川
Kunio Otaka
邦雄 尾高
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗電流や落雷によって誤動作せず、地上に設
置された送配電線における電気故障点を正確に検出す
る。 【解決手段】 複数の鉄塔に架設された送電線の故障の
際に発生する故障電流と音を測定して故障点を検出する
送電線の故障点検出装置において、電流センサ11で測
定された電流のうち、少なくとも0.5サイクル以上の
故障電流を電流検出回路13で検出するとともに、音波
センサ15で測定された電気故障の際に発生する音のう
ち、周波数成分分別回路16で周波数分別された閃絡音
を音波検出回路17で検出し、この故障電流と閃絡音が
予め設定された時間内に検出された場合に、故障判定回
路19が故障と判定して、表示回路20で故障点の表示
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄塔や配電柱な
どの支持物に架設された送配電線の故障点を検出する故
障点検出装置に関し、特に地絡や短絡事故の故障点を検
出する送配電線の故障点検出方法およびその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の故障点検出装置は、内部に火薬や
例えば赤い布を設け、故障電流を検出すると、この火薬
を爆発させて外装の一部を取り外し、そこから布を外に
垂れ下げて故障点を知らせる閃絡表示器があった。ま
た、地絡事故の区間を検出するものとしては、特開平1
−123169号公報に記載されたものがあり、洞道
(トンネル)内に敷設された電力ケーブルの地絡事故の
際に発生する事故電流を電磁コイルで検出し、事故電流
が所定値を超えた場合に、所定時間だけ演算装置を動作
させ、その時間内のマイクロホンの出力値が暗雑音以上
のときにのみ、出力信号を出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、故障電
流は、架空地線を介して周囲の鉄塔に流れるので、この
周囲の鉄塔に設置されている複数の閃絡表示器でも、上
記と同様の爆発が起こることがあり、故障点の判別が複
雑になるとともに、この閃絡表示器は使い捨てなので、
設置コストが高くなるという問題点があった。
【0004】また、特開平1−123169号公報に記
載の従来例は、地中線の洞道内を伝搬する音を測定する
ものであり、送配電線が架設される地上の設備およびそ
の周囲においては、風音、雷撃音、雨音、および電線表
面や碍子の沿面放電で発生するコロナ雑音などの様々な
暗電流が発生している。また、洞道内では、直撃雷はな
いが、地上に架設される送配電線には雷が直撃すること
がある。このため、この従来例を送配電線の故障点検出
に適用しても以下の問題点がある。
【0005】すなわち、地上では、風音、雨音およびコ
ロナ雑音などの暗雑音が電気故障の発生時以外でも発生
しているので、従来例では、落雷時にマイクロホンが地
絡事故の音以外の上記暗雑音を検出してしまい、検出装
置が誤動作してしまう。また、洞道内では落雷はありえ
ないが、送配電線の設備およびその周囲には落雷があ
り、この場合、雷撃による電位変動が小さいときには、
地絡や短絡などの電気故障に至らない場合がある。
【0006】しかし、従来例では、電力ケーブルに生じ
る磁界を電磁コイルで検出し、コンパレータで電磁コイ
ルにより生じた電圧の比較によって演算装置に起動をか
けているので、送配電線の設備に適用した場合、電磁コ
イルが上記設備やその近傍への落雷による雷電流で発生
する磁界を検出し、演算装置を起動してしまい、この雷
電流に続く落雷の音をマイクロホンが検出してしまっ
て、電気故障ではないのに故障を示す出力信号を出して
しまうことがある。
【0007】さらに、磁界を検出する電磁コイルは、洞
道の天井に取り付けられているが、送配電線の故障点検
出では、故障電流は、空中の送配電線を流れる一方、送
配電線から支持物、架空地線、大地などを伝わって、故
障発生個所の周囲にも流れる場合があり、上記電磁コイ
ルをどの場所にどのように設置すればよいか判断できな
いという問題点があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、暗雑音や落雷によって誤動作せず、地上に設置さ
れた送配電線における電気故障点を正確に検出できる送
配電線の故障点検出方法およびその装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、鉄塔や支柱などの複数の支持物に架
設された送配電線の故障の際に発生する故障電流と音を
電流センサおよび音波センサで測定して故障点を検出す
る送配電線の故障点検出方法およびその装置において、
前記測定された故障電流のうち、10ms以降に流れる
電流を検出する電流検出手段と、雷電流が検出されてか
ら所定時間の音波検出待ち時間を設定する待ち時間設定
手段と、前記音波検出待ち時間後に測定された音のう
ち、所定周波数の音を検出する周波数検出手段と、前記
検出された所定周波数の音のうち、暗雑音以上の大きさ
の音を検出する音検出手段と、前記電流検出手段と音検
出手段が前記設定された時間以降に前記電流および音を
検出した場合に故障と判定する判定手段とを備えた送配
電線の故障点検出方法およびその装置が提供される。
【0010】電流センサで測定された電流のうち、10
ms以降の故障電流を電流検出手段で検出するととも
に、雷電流が検出されてから所定の音波検出待ち時間以
降に音検出手段で測定された音のうち、周波数検出手段
で周波数分別された閃絡(ショート)音を音波検出手段
で検出し、この検出した故障電流と閃絡音が前記設定さ
れた時間以降に検出された場合に判定手段が故障と判定
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る送配電線の故障点検出方法およびその装置の
好適な実施の形態を説明する。なお、この発明は、以下
の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0012】図1は、この発明の実施の形態にかかる故
障点検出装置の構成原理を示す構成図である。なお、落
雷などによる地絡事故時の電気故障の場合には、送配電
線からの分流電流(故障電流)が鉄塔や支柱などの支持
物やこの支持物に架設される架空地線や大地を経由し
て、発電所内の発電機(電源)に流れることとなる。ま
た、送配電線同士の接触などによる短絡事故時の電気故
障の場合には、接触した一方の送配電線で折り返して分
流電流が電源に戻ることとなる。この送配電線からの分
流電流は、支持物や架空地線や大地に直接流れないが、
送配電線に流れるこの電流によって誘導電流(故障電
流)が支持物や架空地線や大地に流れる。この発明は、
これら故障電流を故障点検出方法およびその装置を用い
て検出するものである。
【0013】図において、故障点検出装置10は、変流
器(CT)または電磁コイルからなる電流センサ11、
雷電流除去回路12、電流検出回路13、タイマ回路1
4、音波センサ15、周波数成分分別回路16、音波検
出回路17、タイマ回路18、故障判定回路19、表示
回路20および音波検出待ち時間設定回路21とから構
成され、この故障電流を測定するため、支持物や架空地
線に、線路方向に分布して複数設置されている。
【0014】電流センサ11、雷電流除去回路12、電
流検出回路13およびタイマ回路14は、この発明にか
かる電流検出手段を構成しており、電流センサ11は、
支持物や架空地線に分流した故障電流を測定している。
雷電流除去回路12は、測定された故障電流のうち、雷
電流が流れる時間経過以降の電流を電流検出回路13に
通して、雷電流を除去している。電流検出回路13は、
入力する電流の電流値が予め設定された電流値(閾値)
を超えた場合に、タイマ回路14を起動させている。ま
た、タイマ回路14は、電流検出回路13からの信号に
よって予め設定された時間の間,信号を出力している。
【0015】この雷電流は、一般的にJEC(日本電気
規格調査会)−212規格である1.2/50μsまた
は8/20μsでも知られているように、雷撃(事故)
発生時刻から数十μs〜数百μsの間流れる(図2参
照)。そして、もし電気故障が発生すれば、図2に示す
ように、事故発生時刻から100ms程度であっても、
故障電流が支持物や架空地線や大地に流れることとな
る。そこで、例えば標準遮断型鉄塔用として取り付けら
れた発電所の遮断器の場合には、事故発生後に動作して
送電を停止するまでの間を、流れる故障電流の5サイク
ル(商用周波数50Hzで100ms、商用周波数60
Hzで83.3ms)に設定することができる。
【0016】このように設定することで、事故発生後に
流れる故障電流は、事故発生時刻から5サイクルの間流
れることとなる。また、もし落雷のみで、電気故障が発
生しない場合には、雷撃発生時刻から数ms以降には雷
電流も故障電流も発生していないこととなる。
【0017】そこで、この実施の形態では、雷電流除去
回路12の雷電流除去時間を事故発生時刻から10ms
までとし、雷電流除去回路12は、10ms以降から5
サイクルまでの間の電流センサ11出力を電流検出回路
13に出力するように設定する。これにより、電流検出
回路13は、この間の電流センサ出力が閾値を超える
と、タイマ回路14を起動させる。
【0018】ところで、この実施の形態にかかる故障点
検出装置は、故障電流検出に故障電流の0.5サイクル
を必要とする。そこで、この実施の形態では、好ましく
は雷電流除去回路12の雷電流除去時間を事故発生から
最大で4.5サイクル(商用周波数50Hzで90m
s、商用周波数60Hzで75ms)に設定することも
可能である。これにより、雷電流除去回路12は、事故
発生時刻から4.5サイクル〜5サイクル間の電流セン
サ11出力を電流検出回路13に出力しており、電流検
出回路13は、この電流センサ出力が閾値を超えると、
タイマ回路14を起動させる。
【0019】また、発電所の遮断器が、例えば高速遮断
型鉄塔用として取り付けられている場合には、図3に示
すように、事故発生後に動作して送電を停止する時間
を、例えば流れる故障電流の2サイクル(商用周波数5
0Hzで40ms、60Hzで33.3ms)に設定す
ることで、故障電流を事故発生から2サイクル後に遮断
することができる。そこで、この実施の形態では、雷電
流除去回路12の雷電流除去時間を、例えば事故発生時
刻から10msまでとし、雷電流除去回路12は、10
ms以降から2サイクルまでの間の電流センサ11出力
を電流検出回路13に出力するように設定する。これに
より、電流検出回路13は、この間の電流センサ出力が
閾値を超えると、タイマ回路14を起動させる。
【0020】なお、この場合も、故障点検出装置は、故
障電流検出に故障電流の0.5サイクルを必要とするの
で、好ましくは雷電流除去回路12の雷電流除去時間を
事故発生から最大で1.5サイクル(商用周波数50H
zで40ms、商用周波数60Hzで33.3ms)に
設定し得る。これにより、雷電流除去回路12は、事故
発生時刻から1.5サイクル〜2サイクル間の電流セン
サ11出力を電流検出回路13に出力しており、電流検
出回路13は、センサ出力が閾値を超えると、タイマ回
路14を起動させる。また、この実施の形態では、雷電
流除去回路12の雷電流除去時間を、余裕を見越して事
故発生時刻から10msまでとしたが、雷電流の発生が
上述したごとく、最大で数百μsであることを考慮する
と、雷電流除去時間を例えば事故発生時刻から数ms、
つまり1ms〜2msに設定することも可能である。
【0021】次に、タイマ回路14およびこの発明にか
かる待ち時間設定手段を構成する音波検出待ち時間設定
回路21の時間設定について説明する。例えば、図4に
示す架空送電線路の場合、支持物である鉄塔1の地上高
は、通常100m前後か、またはそれ以上である。な
お、図中、2は架空地線、3は送電線、4は碍子、5は
保護用アークホーンである。この場合に、鉄塔1での雷
撃などで電気故障(地絡事故による)が発生すると、鉄
塔1と送電線3との間で電位差が大きくなって、碍子4
の保護用アークホーン5間で閃絡(または逆閃絡)し
て、鉄塔1および架空地線2に故障電流が流れる。鉄塔
1に流れる電流は、電流センサ11で検出され、閃絡音
は、鉄塔1内のいずれかの箇所で発生する。
【0022】なお、上述したごとく、鉄塔の地上高は、
約100mなので、故障点と最大離れて設置された故障
点検出装置10を想定すると、その距離も、約100m
となる。したがって、雷電流が流れてから閃絡音が音波
センサ15で検出されるまでの時間差は、音速を340
m/sとすると、100÷340で約0.3秒以内にな
る。
【0023】また、鉄塔1の隣の鉄塔で電気故障が発生
した場合には、故障電流が架空地線や大地を経由して、
故障点検出装置10が設置されている鉄塔1に流れる故
障電流を電流センサ11が検出するが、この隣の鉄塔ま
では通常数百m離れている。このため、鉄塔1で電気故
障が発生した場合の閃絡音の検出時間に比較して、隣の
鉄塔で故障が発生した場合には、鉄塔1での故障電流を
検出してから閃絡音を検出するまでの時間が長くなる。
通常、鉄塔間の距離は、400mほど離れているので、
隣の鉄塔で発生した閃絡音が鉄塔1の故障点検出装置1
0で検出されるまでの時間は、400÷340で約1.
2秒である。
【0024】このように、鉄塔1で故障が発生した場合
に、電流が検出されてから閃絡音が検出されるまでの時
間差は、故障点と最大離れて設置された故障点検出装置
10を想定した時に0.3秒以内になるので、この発明
のタイマ回路14の信号の出力時間Tdを予め0.3秒
に設定しておき、隣の鉄塔で発生した故障の際の閃絡音
の検出を除去している。
【0025】一方、閃絡事故鉄塔をより高い精度で検出
するためには、音波の検出を電流検出後に行う必要があ
る。閃絡音を最も短時間で検出するには、検出装置10
に最も近い碍子である最下部の碍子4と、例えば3m以
上離して、検出装置10を設置するものとする。これに
より、鉄塔1に流れる電流は、故障点検出装置10の電
流センサ11で検出され、閃絡音が検出されるまでの時
間差は、音速を340m/sとすると、3÷340=
8.8msとなり、故障電流の発生から8.8msで音
波センサ15によって検出される。
【0026】このように、鉄塔1で故障が発生した場合
に、電流が検出されてから閃絡音が検出されるまでの最
短の時間差は、8.8msとなる。音波センサ15は、
例えばマイクロホンからなり、この故障の際に発生する
音を測定するので、音波検出待ち時間設定回路21の待
ち時間を最大8.8ms、例えばマージンを含めて8.
0msに設定可能である。
【0027】周波数成分分別回路16は、この発明にか
かる周波数検出手段を構成しており、バンドパスフィル
タ(以下、「BPF」という)またはハイパスフィルタ
(以下、「HPF」という)からなっており、この測定
された音のうち、所定周波数の音を検出している。例え
ば、地絡や短絡の事故によって発生する閃絡音と、暗雑
音(音波センサ15に風があたった場合の風音と、音波
センサ15に雨があたった場合の雨音と、送配電線や碍
子から発生するコロナ雑音)との周波数特性は、図5に
示すような特性になる。
【0028】図5において、横軸は各種音の周波数[k
Hz]であり、縦軸は音波センサで測定された音圧レベ
ル[dBV]である。ここで、閃絡音は、周波数帯域が0
〜60kHz以上にわたる特性を有している。また、コ
ロナ雑音は、閃絡音と似たような周波数特性を示してい
るが、この閃絡音より音圧レベルが低い。風音は、0〜
20kHzまでの周波数特性を示しており、特に0〜3
kHz程度の低周波数帯域で大きな音圧レベルを有して
いる。雨音は、40kHz程度までの周波数特性を有し
ているが、このコロナ雑音よりも音圧レベルは低い。
【0029】このように、音圧レベルは、音源と音波セ
ンサとの位置関係によって相対的に変わるので、この発
明では、この閃絡音とその他の暗雑音とを区別するため
に、音波センサで測定された音圧レベルの大小を測定す
るとともに、音波センサで得られた信号を周波数成分分
別回路16によって特定の周波数の信号を選別し、閃絡
音のみを選択、分別することとする。
【0030】そこで、図5を参照すると、例えば暗電流
による音圧レベルの大きな周波数帯域は、2kHz、好
ましくは3kHz以下であるので、この周波数帯域領域
の音をHPFからなる周波数成分分別回路16で除去し
て検出しないようにすることが考えられる。また、例え
ば音波センサの周辺でラジオやステレオなどが、いわゆ
る可聴音を発信している場合、その可聴音を検出しない
ように、HPF16で可聴音帯である20kHzまでの
音を除去し、閃絡音が有する20kHz以上の周波数成
分を検出することも考えられる。
【0031】音波検出回路17は、この発明にかかる音
検出手段を構成しており、周波数成分分別回路16で検
出された所定周波数の音のうち、風音、雨音およびコロ
ナ雑音などのランダムに発生する暗雑音を除去してい
る。図5からも明らかなように、周波数が3kHz当た
りを超えると、暗雑音の音圧レベルは大きく低下し、閃
絡音と暗雑音(例えば、暗雑音の中でもっとも高いコロ
ナ雑音)の音圧レベルの差が大きくなる。そこで、この
発明では、音波検出回路17が検出する音の閾値を、3
kHz当たりの暗電流雑音の音圧レベルより大きいレベ
ルに設定して、ランダムに発生する暗雑音を除去する。
【0032】故障判定回路19は、この発明にかかる判
定手段を構成しており、タイマ回路14からの信号が出
力されている間、音波検出回路17で所定周波数の音が
検出されたかどうか判定し、その判定結果を表示回路2
0に出力している。すなわち、故障判定回路19は、タ
イマ回路14の出力信号とタイマ回路18の出力信号と
が発生している場合に、表示回路20に信号を出力して
いる。表示回路20は、この発明にかかる保持手段と表
示手段とを構成しており、故障判定回路19からの判定
結果を保持し、この判定結果に基づいて故障点の表示を
行う。
【0033】図6は、図1に示した故障点検出装置の具
体的な構成の一例を示す構成図であり、図7は、図6に
示した各部の出力波形を示す波形図である。なお、この
実施の形態では、発電所の遮断器が標準遮断型鉄塔用と
して取り付けられている場合について説明する。また、
図6において、図1と同一構成部分に関しては、説明の
都合上、同一符号を付記する。
【0034】架空地線または鉄塔に流れる電流は、電流
センサ11で検出され、整流・平滑回路13aで波形整
形され、電流比較回路(コンパレータ)13bと音波検
出待ち時間設定回路21に出力される(図7(a)参
照)。整流・平滑回路13aと電流比較回路13bとゲ
ート(論理積)回路13cは、電流検出回路13を構成
し、ワンショットマルチバイブレータからなる遅延回路
12aとNOT回路12bは、雷電流除去回路12を構
成している。電流比較回路13bには、予め検出する電
流の閾値が設定されており、整流・平滑回路13aから
入力する電流がこの閾値を超えると、ゲート回路13c
および遅延回路12aにトリガ信号を出力する(図7
(b)参照)。
【0035】遅延回路12aは、入力するトリガ信号
(電流比較回路出力)の立ち上がりから、雷電流が流れ
る時間を十分に経過した時間、例えば商用周波数が50
Hzの場合では、事故発生から2サイクルである40m
s遅延させたパルス信号のトリガ信号をNOT回路12
bに出力している(図7(c)参照)。このトリガ信号
は、NOT回路12bで反転されてゲート回路13cに
入力する。これにより、ゲート回路13cは、このトリ
ガ信号の遅延された時間後にゲートを開いて電流比較回
路出力をタイマ回路14に送出することができ(図7
(d)参照)、タイマ回路14は、ゲート回路13cか
らの出力によって予め設定された時間だけ、信号を故障
判定回路19を構成する論理積回路19aに出力してい
る(図7(e)参照)。
【0036】一方、整流・平滑回路13aからのセンサ
出力が入力すると、音波検出待ち時間設定回路21は、
8.8msの音波検出待ちの信号を音波センサ15へ出
力しており(図7(f)参照)、音波センサ15はこれ
によってオンする(図7(g)参照)。ここで、図7の
音波検出パターン1および2に示すように、電気故障発
生から8.8ms以降に到達するこの故障発生時の閃絡
音は(図7(h)、(l)参照)、音波センサ15で検
出され(図7(i)、(m)参照)、さらに増幅器16
aで増幅された後、増幅器16aとともに周波数成分分
別回路16を構成するフィルタ回路16bに入力する。
フィルタ回路16bは、2kHz以下の周波数帯域、1
0kHz以下の周波数帯域、または20kHz以下の周
波数帯域を除去するHPF、もしくは2kHz以上で1
0kHz以下の周波数帯域、10kHz以上で20kH
z以下の周波数帯域、または20kHz以上で40kH
z以下の周波数帯域を通過させるBPFのいずれかで構
成されている。この増幅器16aで増幅された閃絡音
は、このフィルタ回路16bに設定された周波数成分の
みが通過して、音波比較回路17aに入力される。
【0037】音波検出回路17を構成する音波比較回路
(コンパレータ)17aには、予め検出する音量の閾値
(例えば−30dBVの音圧レベル)が設定されてお
り、フィルタ回路16bから入力する周波数成分がこの
閾値を超えると、タイマ回路18に信号を出力する。タ
イマ回路18は、音波センサからの出力によって予め設
定された、例えば50msの間、信号を論理積回路19
aに出力している(図7(j)、(n)参照)。論理積
回路19aは、タイマ回路14で設定された0.3秒間
の間に、音波比較回路17aからの信号出力があると、
この信号をラッチ回路(ラッチングリレー)20aに出
力する(図7(k)、(o)参照)。
【0038】ラッチ回路20aとLED表示回路20b
は、表示回路20を構成しており、ラッチ回路20a
は、論理積回路19aから信号入力があると、この信号
を保持し、LED表示回路20bおよび接点出力として
後述する他の装置に出力する。LED表示回路20b
は、この信号に基づいて電気故障点の表示を行う。この
ように、例えば図7の音波検出パターン1および2に示
すように、故障点検出装置10が設置された鉄塔に落雷
による雷撃があり、しかも電流センサ11が雷電流に続
く故障電流を測定すると、タイマ回路14の動作時間T
d内に、音波比較回路17aからの信号がタイマ回路1
8および論理積回路19aを介してラッチ回路20aに
出力され、LED表示回路20bによる電気故障点の表
示がなされる。
【0039】また、電気故障が別の鉄塔で発生した場合
には、図7の音波非検出パターンに示すように、タイマ
回路14の動作時間Tdより遅い時間に、音波波形が発
生し(図7(p)参照)、音波センサ15出力は、オフ
のままで(図7(q)参照)、タイマ回路18は動作し
ないので(図7(r)参照)、論理積回路19aの出力
はローレベルのままとなり、故障とは判定されない(図
7(s)参照)。
【0040】論理積回路19aの出力端は、ラッチ回路
20aの駆動部と接続されており、ラッチ回路20a
は、論理積回路19aから出力があると、その状態を保
持し、LED表示回路20bまたは接点に接続された装
置、例えば通信手段などを有する装置に出力する。ま
た、もしラッチ回路20aが保持状態であれば、例えば
監視者がリセットスイッチ20cを押して、ラッチ回路
20aに逆方向の電流を流して、この保持状態を元に戻
せば、再び故障を検出することができる。なお、スイッ
チ20dは、LED表示回路20bの電源である電池/
蓄電池の消耗を防ぐための動作状態確認用のスイッチで
ある。
【0041】このように、実施の形態によれば、雷電流
の流れが除かれる10ms以降に流れ、かつ所定周波数
帯域で、所定音量レベルを超える故障電流を検出するの
で、風音や雨音やコロナ雑音などの暗雑音や落雷によっ
て誤動作せず、地上に架設された送配電線における電気
故障点を正確に検出することができる。なお、この実施
の形態では、故障点検出装置を最下部の碍子の下部(鉄
塔の中間部)に設置した場合を説明したが、この発明は
これに限らず、例えば図4に示すように、故障点検出装
置10を鉄塔1の上部、下部(脚下)または架空地線2
に設置することも可能である。
【0042】また、このように鉄塔の中間部に故障点検
出装置を設置する場合には、表示手段としてのLED素
子による表示では監視者が認識しずらい場合もあるの
で、LED表示に代えて、例えば赤い布を垂れ幕として
垂らすように構成することも可能である。この場合に
は、上記装置内に収納された布の先端に錘を取り付ける
とともに、上記錘をヒンジで支え、故障電流が検出され
た時に、そのヒンジの支えを解除して上記布を錘の重さ
で外部に垂らすように構成するものなどが考えられる。
【0043】さらに、この表示手段では、確認が完了し
た段階で、監視者が鉄塔に登って垂れ幕を故障点検出装
置内に戻す作業が必要となるので、例えばラッチ回路の
接点に無線データ送信装置を接続させ、ラッチ回路が保
持状態になると、接点出力をこの送信装置に送出して、
送信装置から故障点を示す旨の信号を送信させることも
可能である。この場合には、無線データ受信装置をもっ
た監視者が近くを通った時に、この送信装置からの信号
を受信装置で受信して、各送信装置に予め設定された識
別番号などをLED表示させることによって故障点を認
識することが可能になる。さらにまた、この実施の形態
では、送電線の故障点検出について説明したが、支柱に
架設された配電線の場合にも、上記と同様に、故障点の
検出が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、電
流センサで測定された電流のうち、10ms以降の故障
電流を検出するとともに、故障電流が検出されてから所
定の音波検出待ち時間以降に測定された音のうち、周波
数分別された閃絡(ショート)音を検出し、この検出し
た故障電流と閃絡音が前記設定された時間以降に検出さ
れた場合に故障と判定するので、暗雑音や落雷によって
誤動作せず、地上に設置された送配電線における電気故
障点を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる故障点検出装置
の構成原理を示す構成図である。
【図2】雷撃によって発生する雷電流と故障電流の波形
の一例を示す波形図である。
【図3】雷撃によって発生する雷電流と故障電流の波形
の他例を示す波形図である。
【図4】鉄塔における故障点検出装置の取り付け位置を
示す図である。
【図5】図1に示した故障点検出装置が検出する各種音
の周波数と音圧レベルの特性を示す特性図である。
【図6】図1に示した故障点検出装置の具体的な構成の
一例を示す構成図である。
【図7】図6に示した故障点検出装置の各部の出力波形
を示す波形図である。
【符号の説明】
1 鉄塔 2 架空地線 3 送電線 4 碍子 5 保護用アークホーン 10 故障点検出装置 11 電流センサ 12 雷電流除去回路 13 電流検出回路 14 タイマ回路 15 音波センサ 16 周波数成分分別回路 17 音波検出回路 18 タイマ回路 19 故障判定回路 20 表示回路 21 音波検出待ち時間設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐竹 周子 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 小川 雅英 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 尾高 邦雄 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2G033 AA01 AB01 AC02 AC04 AC06 AD18 AD21 AD30 AF02 AG09 AG14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支持物に架設された送配電線の故
    障の際に発生する故障電流と音を測定して故障点を検出
    する送配電線の故障点検出方法において、 電流センサで測定された電流のうち、故障発生から10
    ms以降の故障電流を検出するとともに、雷電流が検出
    されてから所定の音波検出待ち時間以降に音波センサで
    測定された音のうち、周波数分別された閃絡音を検出す
    る検出工程と、 前記検出された故障電流と閃絡音が前記設定された時間
    以降に検出された場合に故障と判定する判定工程と、 を含むことを特徴とする送配電線の故障点検出方法。
  2. 【請求項2】 複数の支持物に架設された送配電線の故
    障の際に発生する故障電流と音を測定して故障点を検出
    する送配電線の故障点検出装置において、 前記発生する故障電流のうち、故障発生から10ms以
    降の故障電流を検出する電流検出手段と、 前記雷電流が検出されてから所定の音波検出待ち時間を
    設定する待ち時間設定手段と、 前記音波検出待ち時間後に測定された音のうち、所定周
    波数の音を検出する周波数検出手段と、 前記検出された所定周波数の音のうち、暗雑音以上の大
    きさの音を検出する音検出手段と、 前記電流検出手段と音検出手段が前記設定された時間以
    降に前記電流および音を検出した場合に故障と判定する
    判定手段とを備えたことを特徴とする送配電線の故障点
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出手段は、前記発生する故障
    電流のうち、10ms〜5サイクル間の故障電流を検出
    することを特徴とする請求項2に記載の送配電線の故障
    点検出装置。
  4. 【請求項4】 前記電流検出手段は、前記発生する故障
    電流のうち、4.5サイクル〜5サイクル間の故障電流
    を検出することを特徴とする請求項3に記載の送配電線
    の故障点検出装置。
  5. 【請求項5】 前記電流検出手段は、前記発生する故障
    電流のうち、10ms〜2サイクル間の故障電流を検出
    することを特徴とする請求項2に記載の送配電線の故障
    点検出装置。
  6. 【請求項6】 前記電流検出手段は、前記発生する故障
    電流のうち、1.5サイクル〜2サイクル間の故障電流
    を検出することを特徴とする請求項5に記載の送配電線
    の故障点検出装置。
  7. 【請求項7】 前記待ち時間設定手段は、前記雷電流が
    検出されてからの音波検出待ち時間を前記支持物の高さ
    に基づいて設定することを特徴とする請求項2に記載の
    送配電線の故障点検出装置。
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