JP6739415B2 - 侵入検出センサ - Google Patents
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Description
振動センサは、センサを設置するフェンスが風の影響により振動して誤動作するという問題がある。
超音波センサは、風による樹木の枝葉の動きや小動物により誤検出が生じやすいという問題がある。
赤外線センサは、発光部から受光部までの検出領域を直線状に形成する必要があるため、センサを設置するフェンスが曲面構造のときは、フェンスの曲面に沿って検出領域を形成することができない。仮に設置する場合は、複数のセンサを曲面に沿って配置しなければならず設置費用が嵩むとともにシステム構成が複雑化するという問題がある。
印加される交流信号により電界を発生させ、前記電界の変化に応じた検出信号を出力する検出線と、
フェンス面から前記監視区域外に所定距離離れた位置で前記フェンスに沿って略水平方向に前記検出線を支持する支持部材と、
実質的に導電性及び伸縮性を有さない非導電性ケーブルの一端に絶縁部材が連結され、該ケーブルの他端に張力調整部材が連結され、前記絶縁部材を介して連結される前記検出線に所定の張力を付与した状態で張設する張設部材と、
を備え、
前記監視区域の角部以外で隣接する前記侵入検出センサの検出線は、各検出線における区間境界側にある端部同士の間隔を少なくとも人が通れない幅に設定した状態で張設されることを特徴とする、侵入検出センサである。
前記第1のフェンスに沿って張設される第1の検出線は、前記角部側の端部を、前記第2のフェンスのフェンス面に合わせた位置で張設され、
前記第2のフェンスに沿って張設される第2の検出線は、前記角部側の端部を、前記監視区域を平面視したときに、前記第1の検出線における前記角部側の端部位置から延長される延長線を交差し、両線の交差部から所定長さ超えた位置で張設されることを特徴とする、侵入検出センサである。
まず、本発明の侵入検出センサ1による侵入検出の動作原理について説明する。
図1に示すように、検出線10は、発振線11と感知線12を一組とし、フェンス50の高さに応じて単数又は複数設置される。図例では、フェンス50が忍び返しを有する防護フェンスであり、フェンス面における地面から忍び返しの基端部分までの間に、上下二組みの検出線10が敷設されている。また、各組みの発振線11及び感知線12は、それぞれ検出線10に対応する制御器40と接続されている。
次に、本発明に係る侵入検出センサ1の構成について、図2又は図3を参照しながら説明する。
図2に示すように、本実施形態の侵入検出センサ1は、監視対象となる監視区域Eの外周を囲うように設けられた構造物であるフェンス50に沿って、複数区分けされた区間単位で敷設される。
検出線10は、導電線である発振線11と感知線12とを一組とした構成である。発振線11と感知線12の両端(終端)にはそれぞれ後述する絶縁部材31が連結され、支持部材20により、フェンス50の外面51に沿って2線がそれぞれ略水平方向に敷設される。なお、検出線10を構成する発振線11と感知線12の上下方向(鉛直方向)の並びは特に限定されない。
支持部材20は、腕木21と、取付部材22とで構成され、発振線11と感知線12とを、それぞれフェンス50の外面51に沿って略水平方向に敷設されるように支持する。
張設部材30は、絶縁部材31と、非導電性ケーブル32と、張力調整部材33とで構成され、支持部材20を介して敷設された検出線10に対して所定の張力を付与した状態で張設するための部材である。これにより、検出線10は、腕木21間で垂れ下がることなく略水平方向に張設された状態となる。
制御器40は、例えばCPU(Central Processing Unit )などのプロセッサ、メモリ(ROM、RAMなど)、その他の電子回路などのハードウェア、或いはその機能を持ったプログラムなどのソフトウェアを適宜組み合わせて構成される。制御器40は、監視区域Eの外周に沿って区分けされた区間単位で複数敷設される侵入検出センサ1毎に設けられる。
フェンス50は、監視区域Eの外周に沿って設置される構造物である。本実施形態では、フェンス50として忍び返しを有する防護フェンスを採用しているが、これに限定されることはなく、侵入者の侵入が防止可能な塀など、監視区域E内外を隔てるものであればよい。
支柱60は、監視区域Eの外周に沿って所定間隔を空けて地面に複数設置され、支持部材20や張設部材30を取り付けるためのものである。本実施形態では、支柱60として、フェンス50のフェンスポールを用いている。また、監視区域Eの角部Eaに敷設する場合は、角部Eaから所定距離(2m〜4m程度)離隔した位置に支柱60を設ける。
次に、上述した侵入検出センサ1の敷設方法について説明する。
本発明の侵入検出センサ1は、監視区域Eの周囲を取り囲むように複数敷設され、監視区域Eの角部Eaと、角部Ea以外の部分(例えば直線部分)でその敷設方法が異なっている。
図3又は図4に示すように、監視区域Eの直線部分におけるセンサ設置方法は、まずフェンス50の高さに合わせて検出線10が地面から所定高さの位置で略水平に敷設されるように、支柱60に対し、取付部材22を用いて腕木21を所定間隔に複数並設する。
図3又は図5に示すように、監視区域Eの角部Eaにおけるセンサ敷設方法は、第1のフェンス50aのフェンス面51aに沿って第1の検出線10aを敷設するとともに、角部Eaを構成する他方のフェンス(第2のフェンス50b)のフェンス面51bに沿って第2の検出線10bを敷設する。なお、以下の説明では、第1の検出線10a、第2の
検出線10bの順で記載しているが、敷設順序が逆でもよい。
まず、第1の検出線10aが地面から所定高さの位置で略水平に敷設されるように、第1のフェンス50aに沿って並設される支柱60に対し、取付部材22を用いて腕木21を所定間隔に複数並設する。
まず、第2の検出線10bが地面から所定高さの位置で略水平に敷設されるように、第2のフェンス50bに沿って並設される支柱60に対し、取付部材22を用いて腕木21を所定間隔に複数並設する。
つまり、角部Eaで近接する一方の検出線10(第1の検出線10a又は第2の検出線10b)における角部Ea側の端部をフェンス面に合わせ、他方の検出線10(第1の検出線10a又は第2の検出線10b)における角部Ea側の端部を交差部Pよりも所定長さ延長させた構成とすればよいため、例えば第2の検出線10bにおける角部Ea側の端部の位置を第1のフェンス50aのフェンス面51aに合わせ、第1の検出線10aにおける角部Ea側の端部の位置を交差部Pよりも所定長さ延長させた構成とすることもできる。
以上説明したように、本実施形態における侵入検出センサ1は、検出線10を張設するにあたり、張設部材30として実質的に導電性及び伸縮性を有さない非導電性ケーブル32を用いているため、隣接する侵入検出センサ1の検出線10の区間境界において電界強度が低下することなく、センサ間の区間境界部分において侵入者を確実に検出することができる。
10…検出線(10a…第1の検出線、10b…第2の検出線)
11…発振線
12…感知線
20…支持部材
21…腕木
22…取付部材
30…張設部材
31…絶縁部材
32…非導電性ケーブル(32a…シンブル、32b…第1の非導電性ケーブル、32c…第2の非導電性ケーブル)
33…張力調整部材(33a…ターンバックル、33b…弾性部材)
40…制御器
50…フェンス
60…支柱(フェンスのフェンスポール)
E…監視区域
Ea…監視区域の角部
Claims (3)
- 監視区域の外周を囲うフェンスに沿って複数区分けした区間単位で設けられ、前記監視区域に近接する侵入者を検出する侵入検出センサにおいて、
印加される交流信号により電界を発生させ、前記電界の変化に応じた検出信号を出力する検出線と、
フェンス面から前記監視区域外に所定距離離れた位置で前記フェンスに沿って略水平方向に前記検出線を支持する支持部材と、
実質的に導電性及び伸縮性を有さない非導電性ケーブルの一端に絶縁部材が連結され、該ケーブルの他端に張力調整部材が連結され、前記絶縁部材を介して連結される前記検出線に所定の張力を付与した状態で張設する張設部材と、
を備え、
前記監視区域の角部以外で隣接する前記侵入検出センサの検出線は、各検出線における区間境界側にある端部同士の間隔を少なくとも人が通れない幅に設定した状態で張設されることを特徴とする侵入検出センサ。 - 第1のフェンスと第2のフェンスで前記監視区域の角部が形成され、
前記第1のフェンスに沿って張設される第1の検出線は、前記角部側の端部を、前記第2のフェンスのフェンス面に合わせた位置で張設され、
前記第2のフェンスに沿って張設される第2の検出線は、前記角部側の端部を、前記監視区域を平面視したときに、前記第1の検出線における前記角部側の端部位置から延長される延長線を交差し、両線の交差部から所定長さ超えた位置で張設されることを特徴とする請求項1記載の侵入検出センサ。 - 前記第2の検出線は、前記第1の検出線と前記第2の検出線との間隙から侵入した侵入者が検出できる程度の長さまで前記交差部から延設されることを特徴とする請求項2記載の侵入検出センサ。
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