JP3405936B2 - 自動旋盤用棒材支持装置 - Google Patents

自動旋盤用棒材支持装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒材の回転振れを
防止する自動旋盤用棒材支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種自動旋盤用棒材支持装置
100は、図28に示す如き自動旋盤124の主軸の後
方延長線上に所定の長さの筒体111を設け、この筒体
111内にて回転して加工する円筒形で金属にて構成さ
れた長さ約3000mm〜6000mmで所定径の長尺
の棒材(この場合棒材117は、棒材117の材料規格
により長さが設定されており、自動旋盤の加工できる棒
材117加工最大径以内の外径とされている)117の
外径より少許大径のガイドチューブ113を設けてい
る。この棒材117は、ガイドチューブ113内に挿入
され自動旋盤124の主軸のチャック125に把握され
て加工が行なわれるが、ガイドチューブ113内には油
圧ユニット114に設けられたオイル供給装置からオイ
ルが供給され、棒材117は供給されたオイルによって
ガイドチューブ113内を浮上して回転させていた。
【0003】この場合、自動旋盤用棒材支持装置100
は、ガイドチューブ113内にオイルが供給されてお
り、筒体111後端を密閉してオイルが漏れないように
していたため、筒体111は棒材117より長くなって
いた。係る、棒材117は筒体111の後端より後側に
は突出させることができず、棒材117を筒体111に
挿入する場合、筒体111の一側近傍に設けられ筒体1
11を支持している支持台115を支点に他側(自動旋
盤124側)を所定距離移動してから棒材117を筒体
111に挿入した後、筒体111を元の位置に戻してい
た(図29、図30)。
【0004】係る棒材117の外径とガイドチューブ1
13内径間のクリアランスは狭いほど回転する棒材11
7の振れを抑えることができるが、加工時の回転によっ
て棒材117が振れるため、棒材117の外径とガイド
チューブ113内径間のクリアランスが狭いと棒材11
7がガイドチューブ113に接触して発熱してしまうな
どの不都合がある。そこで、ガイドチューブ113内径
と棒材117の外径との最適クリアランスとしては、棒
材117外径30mm以下では約1mm、31mm〜6
5mmでは約2mm、66mm〜69mmでは約3mm
とされている。このように述べられているクリアランス
の寸法は設計上の問題でもあり、おおよその数値のよう
である。従って、棒材117の外径に応じて、ガイドチ
ューブ113を交換するか、ガイドチューブ113の内
側に更にガイドチューブ113を設けて異なる棒材11
7の外径に対応していた。
【0005】係る場合、ガイドチューブ113と棒材1
17とを最適なクリアランスにするためには、長いガイ
ドチューブ113内を高精度の真直な軸芯となるように
加工しなければならなかったが、現状の加工技術では長
いガイドチューブ113内を高精度の真直な軸芯となる
ように加工するのは極めて困難であった。また、加工す
る棒材117によっては低速回転或いは高速回転で加工
しなければならないが、回転する棒材117とガイドチ
ューブ113とには適当なクリアランスを設けても低速
回転で加工する棒材117がオイルで浮上せずにガイド
チューブ113に接触して振動や騒音を発生していた。
【0006】ここで、自動旋盤124で加工される棒材
117として、黒皮材料は殆ど使用されず、黒皮材料を
冷間引抜加工した、冷間引抜棒材料(長尺の棒材11
7)、通称みがき材料が使用されている。棒材117は
黒皮材料でも、みがき材料でも、製造工程の最後の行程
で矯正機により曲がりが修正されている。特にみがき材
料は外径寸法精度も良いので、棒材117の曲がりは少
ないが、実際に曲がりを検査する場合、3000mm〜
6000mmと長い材料は自重により撓が生じてしま
う。
【0007】このため、棒材117の曲がり検査を行な
うことは非常に困難であり、一般的に簡単な検査方法と
しては、棒材117を定盤の上で回転させ、定盤と棒材
117全体の隙間を確認し、隙間が確認された場合は棒
材117に曲がりがあるとされている。この場合、実際
に棒材117が曲がっていても検査で発見されない場合
があり、多少曲がっている棒材117が自動旋盤用棒材
支持装置100にて支持されていた。
【0008】係る、棒材117を低速回転から高速回転
まで無振動、無騒音で回転させて加工する場合、検査で
発見されない棒材117の曲がりによっては、回転する
棒材117が必要以上に振動してガイドチューブ113
に接触してしまう。また、棒材117に曲がりが無くて
も高速回転では棒材117は遠心力によって撓んでガイ
ドチューブ113に触れ、これによって振動や騒音を発
生させてしまう場合があった。
【0009】そこで、ガイドチューブを使用しない自動
旋盤用棒材支持装置100Aが開発されてきている。こ
の自動旋盤用棒材支持装置100Aは、図31、図3
2、図33に示す如き自動旋盤124側方に連続して設
けられた縦長略矩形状のベース板118上に棒材117
の支持具119が所定の間隔で複数取り付けられてい
る。そして、棒材117の長手方向に複数設けられ上側
を支持する上支持具119Aは上側フレーム旋回軸12
0を介してベース板118側方に設けられた支持部材1
21に枢支されている。また、上支持具119Aに対向
して棒材117の下側を支持する下支持具119Bが支
持部材121を介してベース板118上に取り付けられ
ている。
【0010】そして、上側フレーム旋回軸120に枢支
された上支持具119Aは、シリンダ122によって上
方に回動され、これによって下支持具119Bより上支
持具119Aが離間し、下支持具119B上に棒材11
7が載置されていた。この場合、下支持具119Bと上
支持具119Aには棒材117より少許大きい半円形の
ベアリング123が設けられており、これら両ベアリン
グ123は対向して設けられている。
【0011】そして、対向する両ベアリング123が閉
じた状態でその間に棒材117が支持されると共に、ベ
アリング123と棒材117との間にはクリアランスが
設けられている。この場合、約3000mmの棒材11
7を支持する場合支持具119は約8カ所、約4000
mmの棒材117を支持する場合支持具119は約11
カ所設けられている。これらの間隔は設計上の都合で決
められる。そして、所定の間隔で複数設けられた上下支
持具119A、119Bにそれぞれ取り付けられたベア
リング123全てが高精度の軸芯になるように組み立て
られていた。
【0012】また、油圧ユニットに設けられたオイル供
給装置から支持具119のベアリング123へ多量のオ
イルを供給していた。この場合、各支持具からはオイル
漏れがあり、油圧ユニットは大きなものが使用されてい
た。そして、供給されたオイルによって棒材を浮上さ
せ、これにより、回転する棒材が振れた場合でも多量の
オイルを供給することによって無騒音で回転させていた
が、無騒音にならない場合もあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持部
材及び下支持具、上支持具など形状が複雑で加工し難
く、また、下支持具はそれぞれベース板に取り付けられ
ると共に、上支持具は支持部材を介してベース板に取り
付けられていた。このため、上下支持具に取り付けられ
たベアリング全てが高精度の真直な同一軸芯になるよう
に組み立てても棒材の軸芯と、各ベアリングの軸芯を高
精度の真直な同一軸芯に位置出しすることは極めて困難
であった。
【0014】また、棒材と各上下支持具のクリアランス
を狭くすれば、棒材を更に無騒音で回転させることがで
きるようになるが、上下支持具はそれぞれ別々に取り付
けられていたため、どうしても高精度の真直な同一軸芯
に取り付けられず、各軸芯が少しずれて取り付けられて
いた。このため、各上下支持具の軸芯ずれを考慮すると
棒材と各上下支持具のクリアランスを約1mmとしてい
るが、少なくするのは極めて困難であった。
【0015】また、多量のオイルを供給し、供給された
オイルによって棒材を浮上させる自動旋盤用棒材支持装
置では、回転する棒材が振れた場合でも多量のオイルに
よって無騒音で回転させているが、大きな油圧ユニット
に設けられたオイル供給装置から多量のオイルが各支持
具に供給するとオイルが飛散してしまう不都合があっ
た。このため、全体をカバーで覆って飛散したオイルを
回収して油圧ユニットに戻し循環させるような装置を製
作しなければならず、自動旋盤用棒材支持装置が高額に
なってしまう問題があった。
【0016】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、自動旋盤の主軸後方に於い
て、回転する棒材を支持する多数の支持具の軸芯を同一
軸芯に高精度で一致させ、且つ、安価に製作できる自動
旋盤用棒材支持装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
自動旋盤用棒材支持装置は、自動旋盤の主軸のチャック
に把握され当該主軸の後方で回転する棒材の振れを防止
する棒材支持装置において、長手方向に渡って前記棒材
が挿入される円筒形の筒体と、前記筒体の外面に略合致
する曲率で凹陥した内面を有する固定部材と、前記固定
部材の内面に固定され前記固定部材の内面と同一曲率中
心の内面を有する支持具とを備えると共に、前記支持具
と前記固定部材とは互いに固定されて一体となって前記
筒体に固定され、かつ前記筒体側面に前記支持具が挿入
される貫通孔を設け、前記貫通孔から前記筒体内に前記
支持具を挿入し前記固定部材の内面を前記筒体外面に
当接させて前記固定部材を前記筒体に固定することによ
り前記支持具を前記筒体に固定し、前記筒体の外面を基
準に前記支持具の内面の位置出しを行うようにしてい
る。
【0018】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の自動旋盤用棒材支持装置において、固定部材と支持
具とが分離可能であり、固定部材の内面は筒体の外面に
略合致する曲率で凹陥しており、支持具の外面は筒体の
外面と略同一の曲率で湾曲しているものである。
【0019】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の自動旋盤用棒材支持装置において支持具の内面は
棒材より僅かに大きな半円形を成すと共に支持具の外面
と同一軸芯に形成され、固定部材の内面と支持具の内面
とが同一軸芯であるものである。
【0020】また、請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の自動旋盤用棒材支持装置におい
て、筒体の相対向する側面に貫通孔を形成し、これら貫
通孔からそれぞれ支持具を筒体内に挿入することによ
り、棒材を両側から支持するものである。
【0021】ここで、より好ましくは、請求項5記載の
発明のように、請求項4記載の自動旋盤用棒材支持装置
において、筒体の上側面に当該筒体の長手方向に沿って
形成された棒材が挿入可能な開口と、支持具により棒材
が支持される位置より僅かに下方に設けられた棒材受台
と、支持具と固定部材とを支持すると共に支持具を筒体
内に出入り自在にして棒材受台上に供給される棒材を挟
持させ、かつ固定部材を筒体の外面に当接させるシリン
ダとを備えることである。この場合には、棒材の棒材支
持装置への自動供給が可能となる。
【0022】更に、請求項6記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の自動旋盤用棒材支持装置におい
て、筒体の相対向する側面に貫通孔を形成し、一方の貫
通孔から他方の貫通孔に渡って支持具を筒体内に挿入す
ると共に、この支持具には棒材が挿入される支持部を形
成したことを特徴とする。
【0023】更にまた、請求項7記載の発明は、請求項
1から3のいずれかに記載の自動旋盤用棒材支持装置に
おいて、筒体の一側面に貫通孔を形成し、貫通孔から支
持具を筒体内に挿入すると共に、この支持具には棒材が
挿入される支持部を形成したものである。
【0024】また、請求項8記載の発明は、請求項4記
載の自動旋盤用棒材支持装置において、筒体の側面に、
その長手方向に渡って複数の貫通孔を形成し、筒体の中
心から見た各貫通孔の角度を相互にずらすと共に、これ
ら貫通孔からそれぞれ支持具を筒体内に挿入して、棒材
を支持するものである。
【0025】また、請求項9記載の発明は、請求項1か
ら8までのいずれかに記載の自動旋盤用棒材支持装置に
おいて、固定部材内面には係合突部を形成し、筒体外面
に係合突部が係合する溝を形成すると共に、支持具外面
にも係合突部が係合する溝を形成するようにしている。
【0026】また、請求項10記載の発明は、請求項1
から9までのいずれかに記載の自動旋盤用棒材支持装置
において、固定部材と支持具との間には弾性部材を介設
するようにしている
【0027】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の構成
を支持具と固定部材とが分離可能な実施形態を挙げて
述する。図1は本発明の自動旋盤用棒材支持装置10の
縦断上面図、図2は本発明の自動旋盤用棒材支持装置1
0の分解斜視図、図3は本発明の自動旋盤用棒材支持装
置10の正面図、図4は本発明の自動旋盤用棒材支持装
置10の分解正面図、図5は本発明の自動旋盤用棒材支
持装置10の分解上面図をそれぞれ示している。尚、各
図において同一符号で示すものは同一とする。
【0028】自動旋盤用棒材支持装置10は自動旋盤5
0の主軸に連続して後方に設置され、自動旋盤50の主
軸のチャックに把握されて回転する棒材17が振れるの
を抑えて円滑に回転するように支持するもので、筒体1
1と、この筒体11の外面に固定される固定部材15
と、固定部材15に取り付けられ筒体11内で後述する
棒材17を支持する支持具13とから構成されている。
【0029】筒体11は所定の厚さの長尺の円筒形で金
属にて構成されており、棒材17より自動旋盤50の主
軸の長さを減らした長さとされている。係る自動旋盤
50の主軸の長さを約1000mm、棒材17の長さを
4000mmとすると、筒体11の長さは4000mm
−1000mmで約3000mmの長さとされている。
この場合、2000mm〜5000mm(棒材17の長
さは規格により何種類かの長さの規格がありそれらに合
わせて筒体11の長さは設計上決められている。)の長
い筒体11の外面は所定の旋盤によって高精度の真円真
直な円筒形に容易に仕上げられるが、従来例では説明の
如き長い筒体11の内面を高精度の真直な軸芯となるよ
うに仕上げることは極めて困難とされている。係る、筒
体11の外面は長手方向一端から他端まで所定の高精度
の真円真直に仕上げれているものが使用される。
【0030】また、筒体11の一面側には筒体11内に
貫通する略矩形状の貫通孔12が形成され、対向する他
面側にも同一の貫通孔12が形成されている。この場
合、両貫通孔12、12は筒体11の軸芯に対向して設
けられると共に、筒体11の長手方向に所定の間隔で設
けられている。この貫通孔12の数は、筒体11が30
00mmの場合は等間隔で約8カ所、4000mmの場
合は等間隔で約11カ所設けられる。これらの貫通孔1
2の数は筒体11の長さなどから算出して決められる。
これらは設計上決める問題である。例えば、撓みやすい
棒材17などは貫通孔12の間隔を短くする。
【0031】また、筒体11の外面には所定の幅、所定
の深さの溝11Aが設けられており、この溝11Aは筒
体11の軸芯を中心にして円周方向に形成されると共
に、貫通孔12の略中心に設けられている。この溝11
Aは後述する固定部材15内面に設けられた係合突部1
5Aを容易に係合可能に形成されている。尚、11Bは
固定孔で後述する固定部材15を固定するためのネジ固
定孔である。
【0032】また、固定部材15は所定の厚さの金属に
て構成されており、内面は筒体11の外面に合致する曲
率で凹陥形成されると共に、固定部材15は筒体11に
形成した貫通孔12より少許大きな形状を呈している。
この固定部材15の内面には係合突部15Aが形成され
ており、この係合突部15Aは固定部材15内面に突出
形成されると共に、筒体11外面に合致する曲率の固定
部材15の軸芯を中心にして円周方向形成されている。
即ち、固定部材15の内面は筒体11の外面に合致可能
に構成されており、固定部材15内面を筒体11外面に
合致させた状態で、固定部材15に設けた係合突部15
Aは筒体11に設けた溝11Aに係合するように構成さ
れている。尚、15Bはネジ孔、15Cは取付孔であ
る。
【0033】ここで、棒材17は所定の円筒形或いは円
柱形の金属で、自動旋盤50の主軸のチャックに把握さ
れて所定の形状に切削加工されるものである。この棒材
17は長さ約3000mm、約4000mm、約500
0mm及び約6000mmで、棒材17の長さは、材料
規格により長さは決められるものを使用する。また、棒
材17の外径は自動旋盤50の棒材17加工最大径以内
である。
【0034】一方、支持具13は回転する棒材17が大
きく振れないように支持するもので、内面は棒材17よ
り少許大きな略半円形に形成されると共に、外面を筒体
11の外面と略同一形状の湾曲で形成されている。この
場合、支持具13の外面と支持具13の内面とは同一軸
芯に形成されている。そして、支持具13の外面には所
定の幅、所定の深さの溝13Aが形成され、この溝13
Aは湾曲形状の支持具13の軸芯を中心にして円周方向
に形成されると共に、固定部材15に設けた係合突部1
5Aに係合可能に構成されている。尚、13Bは固定孔
である。
【0035】そして、支持具13に設けられた溝13A
が固定部材15の係合突部15Aに係合され、図示しな
いネジが固定部材15に設けられた取付孔15Cから支
持具13に設けられた固定孔13Bに挿入されて固定さ
れる。これによって、固定部材15の内面と、支持具1
3の内面の軸芯は同一軸芯になり高精度の寸法で取り付
けられる。
【0036】次に、筒体11に設けられた各貫通孔12
に支持具13が挿入されると共に筒体11に形成された
溝11Aに固定部材15に設けられた係合突部15Aが
係合され、図示しないネジで固定部材15に設けられた
ネジ孔15Bから筒体11に設けられた固定孔11Bに
挿入されて固定される。これにより、対向する両支持具
13の内面間に棒材17より少許大径の支持部14が形
成される。
【0037】係る、筒体11の外面に略合致する曲率で
内面を凹陥形成した固定部材15が取り付けられると共
に、筒体11の外面に略同一の曲率で外面を湾曲させた
支持具13を固定部材15内側に設けているので、支持
具13の外面を筒体11の外面と一致させることができ
る。これにより、筒体11に取り付けられ対向する支持
具13で形成された複数の支持部14の軸芯を高精度な
同一軸芯に一致させることができる。
【0038】このように、高精度の真円真直に仕上げら
れた円筒形の筒体11外面を基準にして支持具13を取
り付けているので、円筒形の筒体11外面から、対向す
る支持具13で形成した各支持部14の軸芯を高精度の
真直な同一軸芯に一致させることが可能になる。そし
て、筒体11の外面を旋盤等で高精度の真円真直になる
ように仕上げれば、筒体11の長手方向に所定の間隔で
支持部14の軸芯は高精度の真直な同一軸芯に大幅に向
上させることが可能になる。これにより、棒材17と支
持部14とのクリアランスを小さくすることができ、こ
れによって、回転する棒材17の振れを更に小さく抑え
て棒材17を支持することができるようになる。
【0039】ここで、棒材17の自動供給例を図6、図
7に説明する。この場合、固定部材15と支持具13は
予めネジで固定されており、固定部材15にはシリンダ
27が取り付けられている。また、筒体11内部には各
支持具13間に棒材受台29が設けられると共に、棒材
受台29は棒材17が支持具13に支持された状態で、
棒材17の下方に少許間隔を存して設けられている。こ
れにより、回転する棒材17が多少振れた場合でも棒材
17が棒材受台29に接触しないように構成されてい
る。
【0040】以上の構成で次に棒材17の供給を説明す
る。尚、筒体11上側面は棒材17が挿入可能に切り欠
かれた開口28が形成されており、棒材17は図示しな
い自動供給装置にて開口28から筒体11内に挿入され
るものとする。そして、シリンダ27により対向する各
支持具13が離間し、自動供給装置にて棒材17が開口
28から筒体11内部に挿入される。棒材17が自動供
給装置によって筒体11内部に設けられた棒材受台29
上に載置された後、シリンダ27によって、各固定部材
15は筒体11に押しつけられる。
【0041】係る、筒体11の真円真直に形成された外
面に合致する曲率で内面を凹陥形成した固定部材15の
内面は、シリンダ27で押しつけられ合致すると共に、
筒体11の外面と同一曲率の支持具13の外面を固定部
材15の内面に固定し設けている。支持具13の外面と
同一軸芯で支持具13の内面は形成され支持部14の軸
芯を高精度で同一軸芯に一致させることが可能となる。
このように、自動旋盤用棒材支持装置10は筒体11の
軸芯と各支持部14の軸芯と合致させているので、例え
ば棒材17を自動供給する場合でも、筒体11の外面を
基準に、各支持部14の軸芯を高精度の同一軸芯に一致
させて棒材17の振れを最小限に支持することが可能と
なる。
【0042】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10A
を図8、図9にて説明する。この場合、自動旋盤用棒材
支持装置10を元に筒体11外面に形成した溝11Aと
支持具13外面に形成した溝13A、及び、固定部材1
5内面に形成した係合突部15Aを削除し、他前述同様
に構成している。この場合も、支持具13は筒体11外
面を基準に容易に取り付けられ、筒体11の軸芯と対向
する支持具13で形成される各支持部14の軸芯を高精
度な同一軸芯に一致させることが可能となる。
【0043】このように、筒体11外面に形成した溝1
1Aと支持具13外面に形成した溝13A、及び、固定
部材15内面に形成した係合突部15Aを設けずに、高
精度の真円真直に仕上げられた円筒形の筒体11外面を
基準に、固定部材15と支持具13とを取り付けてい
る。これにより、自動旋盤用棒材支持装置10Aの加工
工数を削減することが可能となると共に、前述同様の筒
体11の軸芯と、対向する支持具13で形成した支持部
14の軸芯を高精度な同一軸芯に一致させて棒材17の
振れが最小限になるように支持することができるように
なる。
【0044】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10B
を図10にて説明する。この場合、自動旋盤用棒材支持
装置10を元に筒体11の長手方向に所定の間隔で設け
た貫通孔12及び固定孔11Bを、筒体11の中心から
見て円周方向に所定の角度ずらしている。他自動旋盤用
棒材支持装置10同様に構成されている。そして、支持
具13は筒体11外面に取り付けられた固定部材15に
取り付けられる。これにより、筒体11の長手方向に設
けられ対向する支持具13の近接する隙間を、それぞれ
円周方向にずらした状態で取り付けられると共に、対向
する支持具13の近接部分を支持部14の円周方向にず
らした状態で棒材17を支持することができるようにな
る。
【0045】このように、棒材17を支持する支持具1
3を筒体11の中心から見て円周方向に所定角度ずらす
と共に、筒体11の長手方向に所定の間隔で設け、各支
持具13の内面の軸芯と筒体11の外面の軸芯は同一軸
芯に合致しているので、対向する支持具13の近接部分
を筒体11の中心から見て支持部14を円周方向にずら
すことが可能となる。これにより、筒体11の外面を基
準に対向する支持具13で形成された各支持部14の軸
芯を高精度の同一軸芯に一致させることができるように
なる。従って、各支持部14の強度の弱い部分だけが摩
耗してしまうのを防止することができ、棒材17の振れ
による摩擦で、支持具13の強度の弱い先端部分が変形
してしまう不都合を未然に防止することが可能となる。
【0046】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10C
を図11、図12、図13にて説明する。この場合、固
定部材15内側に弾性部材としてのコイルバネ16を介
して支持具19が設けられており、支持具19はコイル
バネ16によって常時筒体11内側に付勢されるように
構成されている。この支持具19には鍔19Aが設けら
れており、支持具19の外面は鍔19Aの内面と略同一
曲率で湾曲形成され図示しないネジで固定されている。
また、支持具19の内面は棒材17の外面より少許大き
な湾曲を呈している。
【0047】該支持具19の周囲に筒状のガイド部材1
8が設けられており、支持具19はガイド部材18内を
筒体11の軸芯方向に移動自在に構成されている。ガイ
ド部材18は、前述の支持具13同様外面を筒体11外
面と略同一の曲率で湾曲形成されると共に、図示しない
ネジにて前述の固定部材15同様に固定され筒体11の
外面と一致させる。また、ガイド部材18内面は支持具
19の内面より大きな湾曲を呈している。ガイド部材1
8の外面と内面の中間所定距離の位置にストッパー18
Aはガイド部材18の外面と同一軸芯で形成されて設け
られており、ストッパー18Aの外面は鍔19Aの内面
と略同一曲率で湾曲生成され、鍔19Aがガイド部材1
8のストッパ18Aに当接することにより、支持具19
はそれ以上筒体11の軸芯方向に移動しないように構成
されている。
【0048】即ち、固定部材15に固定されたガイド部
材18の内部に設けられた支持具19は、この状態でコ
イルバネ16に付勢され、貫通孔12からガイド部材1
8が挿入されてガイド部材18の外面と筒体11の外面
を一致させ固定部材15の内面で固定される。そして、
筒体11に対向して設けられた両支持具19の内面で棒
材17に対応した支持部14が形成される。他は前述の
自動旋盤用棒材支持装置10同様に構成されている。
【0049】このように、固定部材15と支持具19に
コイルバネ16を介設して、支持具19を筒体11の軸
芯方向に移動自在に構成しているので、支持具19に回
転する棒材17が振れて当接した場合、棒材17を所定
の圧力で付勢することが可能となる。これにより、曲が
っている棒材17が使用されて支持部14の形状より大
きく振れた場合でも支持具19の付勢力で棒材17の振
れを抑えて支持することができるようになる。
【0050】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10D
を図14、図15にて説明する。図中20は支持具、2
0Aは支持部、15は固定部材である。支持具20の両
外面は筒体11の外面と略同一の曲率で湾曲した形状で
構成されると共に、支持具20の中心に支持部20Aが
形成されている。即ち、支持具20の中心に前述の支持
部14同様の支持部20Aが形成されており、両外面の
軸芯と支持部20Aの軸芯とが同一軸芯で支持具20が
形成されている。そして、筒体11のどちらか一方の貫
通孔12から他方の貫通孔12に渡って支持具20が挿
入され、筒体11の両面から図示しないネジによって、
固定部材15が固定されている。
【0051】このように、筒体11の外面と略同じ外面
の支持具20を設けると共に、支持具20の外面と支持
部20Aの軸芯を同一軸芯にさせている。そして、この
支持具20を筒体11の両側に形成した貫通孔12に挿
入し、固定部材15にて固定しているので、各支持部2
0Aの軸芯を高精度な同一軸芯に一致させることが可能
となる。これにより、高精度に一致した各支持部20A
にて棒材17を支持することができるようになる。尚、
棒材17の外径が異なる場合は、棒材17の外径に対応
する支持部20Aを形成した支持具20に交換すれば良
い。
【0052】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10E
を図16、図17、図18にて説明する。この場合、自
動旋盤用棒材支持装置10Eは自動旋盤用棒材支持装置
10Dに対して筒体11の外面一側に設けた貫通孔12
を削除して、筒体11の外面一側にだけ所定の間隔で貫
通孔12を形成している。また、支持具20は一側を筒
体11に設けた貫通孔12より短くして筒体11に当接
しないようにしている。他自動旋盤用棒材支持装置10
D同様に構成されている。即ち、筒体11の外面一側に
支持具20の外面が固定された固定部材15が図示しな
いネジで固定される。この場合も、筒体11の外面の軸
芯、固定部材15の内面の軸芯、支持具20の外面の軸
芯、支持部20Aの軸芯は合致して各支持具20に形成
された支持部20Aの軸芯は高精度な同一軸芯で一致し
て取り付けられる。これにより、支持部20Aで棒材1
7の振れが最小限になるように支持することができるよ
うになる。従って、自動旋盤用棒材支持装置10Eの製
作工数を更に削減させることが可能となる。
【0053】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10F
を図19、図20、図21にて説明する。図中21は筒
体、23は支持具、25は固定部材である。筒体21は
各面が平面の所定の角筒形を呈しており、材質、長さな
どは前記筒体11同様に構成されている。また、筒体2
1の長手方向一面側には所定の間隔で支持具23を挿入
可能な貫通孔22が形成されており、筒体21他面側に
も一面側に形成した貫通孔22と同じ形状の貫通孔22
が対向して形成されている。
【0054】また、支持具23の外面は筒体21の外面
と略同一形状の平面を呈しており、内面は棒材17の外
面より少許大きな湾曲形状を呈している。また、固定部
材25の内面は筒体21の外面と略同一形状の平面に形
成されると共に、貫通孔22より少許大きな形状に形成
されている。この固定部材25内面に支持具23の外面
が図示しないネジで固定されると共に、貫通孔22内に
支持具23が挿入された状態で固定部材25は図示しな
いネジで筒体21に固定される。
【0055】そして、筒体21の各貫通孔22に、支持
具23が設けられた固定部材25が固定された状態で、
対向する支持具23の内面で所定の棒材17より少許大
きな形状の支持部14が形成される。また、筒体21の
両外面の所定位置に位置決めピン26が設けられると共
に、固定部材25には位置決めピン26に対応した位置
に位置決め孔25Aが設けられている。この位置決めピ
ン26に位置決め孔25Aが挿入されることにより、固
定部材25が筒体21の所定位置に位置決めされる。こ
れにより、筒体21の対向する両面から支持具23で形
成された各支持部14の軸芯を高精度で同一軸芯に一致
させることが可能となる。
【0056】このように、支持具23の外面及び固定部
材25の内面を筒体21の外面と略同一の平面として、
筒体21の外面を基準に支持具23の内面の位置出しを
行なっている。これにより、例えば筒体21の外面を高
精度の平面に仕上げることにより、対向する支持具23
で形成され、筒体21の長手方向に所定の間隔で形成さ
れた各支持部14の軸芯を高精度で同一軸芯に一致させ
ることができるようになる。従って、支持部14と棒材
17とのクリアランスを小さくできて、回転する棒材1
7の振れを大幅に小さく抑えることができるようにな
る。
【0057】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10G
を図22、図23、図24に説明する。図中31は筒
体、33は支持具、35は固定部材である。筒体31は
所定の角筒形を呈しており、材質、長さなどは前記筒体
11同様に構成されている。また、筒体31の対向する
角部にはそれぞれ貫通孔32が形成されており、この貫
通孔32は支持具33を挿入可能な大きさに形成されて
いる。
【0058】また、支持具33外面は筒体31の角部外
面と略同一形状に突出すると共に、支持具33内面を棒
材17の外面より少許大きな湾曲形状に形成している。
また、固定部材35内面を筒体31の角部外面に略合致
する形状で凹陥させると共に、固定部材35は貫通孔3
2より少許大きな形状に形成されている。この固定部材
35内面に支持具33の外面が固定されると共に、固定
部材35は貫通孔32内に支持具33が挿入された状態
で図示しないネジで筒体31に固定される。
【0059】そして、各貫通孔32に支持具33が挿入
され固定部材35が筒体31に固定された状態で、対向
する支持具33の内面で支持部14が形成される。即
ち、筒体31角部を成す外面を基準にして各支持部14
の軸芯が位置決めされる。これにより、角部を成す外面
を基準にした筒体31の軸芯と、対向する支持具33で
形成された各支持部14の軸芯を高精度で同一軸芯に一
致させることが可能となる。
【0060】このように、角筒形に形成された筒体31
角部に貫通孔32を形成し、支持具33の外面を筒体3
1の角部外面と略同一形状で突出させると共に、固定部
材35の内面を筒体31の角部外面に略合致する形状で
凹陥しているので、筒体31の角部外面を基準に、各支
持部14の軸芯を高精度で一致させることができるよう
になる。これにより、対向する支持具33の内面で形成
された各支持部14の軸芯と棒材17の振れが最小限に
なるように棒材17を支持することが可能となる。従っ
て、例えば筒体31の軸芯、特に角部を成す外面が高精
度になるように筒体31外面を仕上げることにより、筒
体31の長手方向に所定の間隔で対向する支持具33で
形成した支持部14の軸芯精度を真直で同一軸芯に大幅
に向上させることが可能になる。
【0061】次に、他の自動旋盤用棒材支持装置10H
を図25、図26、図27に説明する。図中41は筒
体、43は支持具、42は貫通孔である。筒体41は所
定の角筒形を呈しており、材質、長さなどは前記筒体1
1及び筒体21同様に構成されている。また、筒体41
の一方の側面には所定の間隔で貫通孔42が形成されて
おり、この貫通孔42は支持具43を挿入可能な大きさ
に形成されている。
【0062】また、筒体41一方の側面に形成した貫通
孔42と対向する位置の筒体41内面には支持具43の
側面及び先端を固定するための固定面45が形成されて
いる。この固定面45は筒体41側面の外面を平面また
は基準面に形成できると同様に、固定面45は筒体41
側面の外側から、つまり貫通孔42を通り加工されるた
めに、固定面45及び貫通孔42の側面は、平面または
基準面を外面精度と略同じ精度で形成することができ
る。このような、方法で形成される固定面45は貫通孔
42と略同じ大きさにて形成されている。
【0063】また、支持具43には支持部20Aが形成
されており、この支持部20Aは前述の支持具13同様
棒材17の外面より少許大きく形成されている。そし
て、支持具43の先端が筒体41の各固定面45に固定
され、各固定面45の一側の側面に支持具43の側面が
固定された状態で、支持具43に形成された各支持部2
0Aの軸芯は高精度で同一軸芯に一致するように構成さ
れている。この場合、支持具43のどちらか一側を貫通
孔42と固定面45に当接させ、各支持部20Aの軸芯
精度を真直で同一軸芯に向上するようにしても差し支え
ない。これにより、各支持部20Aで振れが最小限にな
るように棒材17を支持することができるようになる。
【0064】このように、貫通孔42と対向する位置の
筒体41内面に支持具43の先端を固定する固定面45
を形成しているので、筒体41の外面を基準にしている
のと全く同様に、各支持部20Aの軸芯を高精度で同一
軸芯に一致させることができるようになる。これによ
り、各支持部20Aの軸芯と棒材17の振れが最小限に
なるように棒材17を支持することが可能となる。
【0065】尚、実施例で記載した寸法はこれに限るも
のでなく、筒体11外面又は基準面から各支持部14の
軸芯を高精度で同一軸芯に一致させることができれば、
それ以上大きな寸法、或いは、小さな寸法であっても差
し支えない。
【0066】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、自動旋盤の主軸のチャックに把握され当該主軸の後
方で回転する棒材の振れを防止する棒材支持装置は、長
手方向に渡って棒材が挿入される円筒形の筒体と、棒材
を支持する支持具と、筒体の外面に略合致する曲率で凹
陥した内面を有し支持具を筒体に固定する固定部材とを
備え、かつ筒体側面に支持具が挿入される貫通孔を設
け、その貫通孔から筒体内に支持具を挿入したときに固
定部材の内面を筒体外面に当接させて固定部材を筒体に
固定することにより支持具を筒体に固定し、筒体の外面
を基準に支持具の内面の位置出しを行うようにしてい
る。これにより、筒体の長手方向に所定の間隔で多数の
貫通孔を設ければ、固定部材を筒体の外面に合致させて
固定するだけで、貫通孔の数だけ支持具を容易に取り付
けられる。従って、筒体に挿入された棒材の一端から他
端まで所定の間隔で支持することができる。しかも、
体に多数の支持具が固定されても、全ての支持具は筒体
の外面を基準に支持具の内面即ち棒材を支持する支持部
の位置出しを行うので、同一軸心に一致させることがで
き、極めて実用効果大なるものである。
【0067】また、棒材の外径が変わった場合でも、支
持具は筒体側面に設けられた貫通孔から筒体内に挿入し
固定部材を介して筒体に固定されているので、筒体その
ものを交換せずに筒体から固定部材を取り外して棒材の
外径に合った支持具交換するだけで済むので極めて簡
単である。従って、従来のように筒体を交換することは
非常に大変であるが、自動旋盤の棒材加工最大径まで可
能なように筒体を設計すれば棒材の外径が変わっても支
持具の交換ですむことになり極めて利便性を向上させる
ことができる。
【0068】また、支持具は筒体側面の貫通孔から筒体
内に挿入され支持具と一体の外側の固定部材が筒体に固
定されるので、支持具の外側の外周の固定部材の全てが
筒体に固定されない場合があっても、支持具は筒体内で
例えば竹の節のようになり、棒材は筒体の略中心で支持
される。このため、棒材の支持部は円周方向外側に、特
に厚い筒体で支持されているのと同じ効果があり、高い
剛性により棒材は支持されている。従って、棒材が回転
して振れるような力が発生しても支持具を介して筒体
に伝わるので筒体全体で平均して力を抑える。よって、
筒体を振動させるような力が働いても最も有効的に力を
抑えることができる。従って、棒材が撓んで回転しよう
とした時など、筒体に振動や撓みが発生しないで無振動
かつ無騒音で回転させることを可能にしたものである。
【0069】筒体の長手方向に多数取り付く支持具の、
棒材を支持する支持具の軸芯は全て高精度の同一軸芯に
一致させることができるので、棒材と棒材を支持する支
持部のクリアランスを少なくすることができる。クリア
ランスが少ないことによって、棒材と支持部の潤滑は多
量のオイルを供給する必要はなく、特に油圧ユニットな
どの必要はない。潤滑油を少量給油すれば済むことにな
る。また、クリアランスが少なくても、多数の支持部の
軸芯の同一軸芯の精度が高いので、棒材は軽く滑らかに
回転することができる。従って、発熱も非常に少なく、
棒材が高速回転しても焼き付きを起こすことはない。ま
た、棒材が低速回転から高速回転まで回転する棒材の振
動や振れを大幅に少なくすることができる。
【0070】また、回転する棒材を筒体内で支持してい
るので棒材が表に露出することがない。これにより、回
転する棒材に例えば服が絡みつくなどの危険を未然に防
止することができるようになると共に、棒材表面に付着
している油、及び、支持部に給油した潤滑油などは特に
カバー等を用いなくても筒体外に油が飛散してしまうの
を防止することが可能となる。従って、極めて安全に自
動旋盤用棒材支持装置を使用できるようになるものであ
る。
【0071】更に請求項1記載の発明によれば筒体の
外面に略合致する曲率で凹陥した内面を有し支持具を固
定する固定部材を備え、固定部材の内面を筒体外面に当
接させて固定部材を筒体に固定することにより支持具を
筒体に固定し、筒体の外面を基準に支持具の内面の位置
出しを行うので、筒体の軸芯に対する外面を高精度に仕
上げることにより、筒体の外面と支持具の内面とを高精
度の同一軸芯に略一致させることが可能となる。これに
より、支持具を交換する場合でも筒体外面から支持具内
面までの位置出しを容易に行うことができるようにな
る。従って、筒体外面から支持具内面までの寸法のばら
つきを小さくして回転する棒材の振れを小さくできて、
棒材の高速回転を行なうことが可能になり、大幅に生産
性の向上を図ることができるようになるものである。
【0072】更に、請求項2記載の発明によれば、固定
部材と支持具とが分離可能であり、固定部材の内面は筒
体の外面に略合致する曲率で凹陥しており、支持具の外
面は筒体の外面と略同一の曲率で湾曲しているので、筒
体外面の軸芯と支持具外面の軸芯とは同一軸芯に合致し
ている。従って、筒体外面の軸芯に、棒材を支持する支
持具内面の軸芯を同一軸芯に合致させるように支持具内
面の位置出しを行なうことは可能になる。これにより、
例えば、筒体の外面を真円真直に仕上げれば、筒体の長
手方向に多数取り付く支持具の軸芯を真直な同一軸芯に
一致させることができる効果大なるものである。従っ
て、棒材と支持具内面とのクリアランスを小さくするこ
とができて、回転する棒材の振れを大幅に減少させるこ
とができる。
【0073】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1の自動旋盤用棒材支持装置において支持具の内面
が棒材より僅かに大きな半円形を成すと共に当該支持具
の外面と同一軸芯に形成され、固定部材の内面と支持具
の内面とが同一軸芯であるようにしているので、筒体の
外面と固定部材の内面、支持具の外面並びに支持具の内
面が同じ曲率中心にあり、容易に高精度に加工できる円
筒形の筒体の外面を基準面として支持具の内面の位置出
しを行うことができる
【0074】
【0075】また、請求項記載の発明によれば、請求
1または2記載の自動旋盤用棒材支持装置において
筒体の相対向する側面に貫通孔を形成し、これら貫通孔
からそれぞれ支持具を筒体内に挿入することにより、棒
材を両側から支持するようにしているので、例えば高精
度に仕上げた筒体外面を基準に、筒体内面に対向する支
持具で回転する棒材を高精度に支持することが可能とな
る。これにより、支持具を交換した場合でも筒体外面の
軸芯と支持部の軸芯を同一軸芯に一致させることが可能
となり、支持部を形成する。従って、支持具を例えば、
空圧シリンダーなどにより動力で動かすことにより、支
持部を自動で開閉することが可能となる。また、異なる
外径の棒材の振れを支持する場合でも、その棒材に対応
した支持具に迅速に交換でき、極めて利便性を向上させ
ることができるようになるものである。
【0076】特に、請求項5記載の発明のように、請求
項4記載の自動旋盤用棒材支持装置において、筒体に棒
材が挿入可能な開口と、支持具により棒材が支持される
位置より僅かに下方に設けられた棒材受台とを備え、支
持具と固定部材とをシリンダで筒体内に出入り自在に支
持して棒材受台上に供給される棒材を挟持させるように
すれば、棒材の棒材支持装置への自動供給が可能とな
る。従って、自動旋盤用棒材支持装置の利便性を大幅に
向上させることができるようになるものである。
【0077】更に、請求項6の発明によれば、請求項
記載の自動旋盤用棒材支持装置において、筒体の相対向
する側面に貫通孔を形成し、一方の貫通孔から他方の貫
通孔に渡って支持具を筒体内に挿入すると共に、この支
持具には棒材が挿入される支持部を形成しているので、
特に支持具は簡潔に製作することが可能となる。これに
より、一方の貫通孔から支持具を挿入して固定するだけ
で筒体外面の軸芯と支持部の軸芯は同一軸芯に合致する
ことができる。従って、自動旋盤用棒材支持装置の加工
工数を大幅に削減して安価に製作することができるよう
になるものである。更に、請求項7記載の自動旋盤用棒
材支持装置によっても、筒体内に挿入された支持具の支
持部で棒材の振れが最小限になるように支持することが
できると共に、自動旋盤用棒材支持装置の製作工数を更
に削減させることが可能となる。
【0078】また、請求項の発明によれば、請求項
記載の自動旋盤用棒材支持装置において、筒体の側面に
は、その長手方向に渡って複数の貫通孔を形成し、筒体
の中心から見た各貫通孔の角度を相互にずらすと共に、
これら貫通孔からそれぞれ支持具を筒体内に挿入して、
棒材を支持するようにしているので、筒体内に挿入され
た棒材を支持具で円周方向にずらした位置で支持するこ
とが可能となる。これにより、回転する棒材の振れによ
る応力で支持具先端の強度の弱い部分が変形してしまう
不都合を未然に防止することができるようになる。従っ
て、支持具の損傷を防止できて極めて長寿命化を図るこ
とができるようになるものである。
【0079】また、請求項9記載の発明によれば、請求
1から8までのいずれかに加えて、固定部材内面には
係合突部を形成し、筒体外面に係合突部が係合する溝を
形成すると共に、支持具外面にも係合突部が係合する溝
を形成しているので、支持具外面の溝に固定部材内面の
係合突部を係合した後係合突部を筒体外面の溝に係合す
るだけで、筒体の係合突部に沿って固定部材及び支持具
を取り付けることが可能になる。これにより、短時間で
筒体に支持具を固定することが可能になる。従って、迅
速、且つ、極めて容易に自動旋盤用棒材支持装置の組み
立てを行なうことができるようになるものである。
【0080】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項1から9までのいずれかに加えて、固定部材と支持
具間には弾性部材を介設しているので、支持部に挿入し
た棒材を筒体の軸芯方向に付勢することが可能となる。
これにより、例えば比較的大径で曲がりなどを有する棒
材が撓んで回転し大きな振れが生じた場合でも、付勢部
材の付勢力で棒材の大きな振れを抑えることができるよ
うになる。従って、回転する棒材の振動や騒音発生を未
然に阻止することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動旋盤用棒材支持装置の縦断上面図
である。
【図2】本発明の自動旋盤用棒材支持装置の分解斜視図
である。
【図3】本発明の自動旋盤用棒材支持装置の正面図であ
る。
【図4】本発明の自動旋盤用棒材支持装置の分解正面図
である。
【図5】本発明の自動旋盤用棒材支持装置の分解上面図
である。
【図6】棒材の棒材の自動供給例を示す自動旋盤用棒材
支持装置の正面図である。
【図7】図6の自動旋盤用棒材支持装置の側面図であ
る。
【図8】他の自動旋盤用棒材支持装置の正面図である。
【図9】図8の自動旋盤用棒材支持装置の分解正面図で
ある。
【図10】他の自動旋盤用棒材支持装置の斜視図であ
る。
【図11】他の自動旋盤用棒材支持装置の正面図であ
る。
【図12】図11の自動旋盤用棒材支持装置の分解図で
ある。
【図13】図11の自動旋盤用棒材支持装置の一部分解
上面図である。
【図14】他の自動旋盤用棒材支持装置の正面図であ
る。
【図15】図14の自動旋盤用棒材支持装置の分解図で
ある。
【図16】他の自動旋盤用棒材支持装置の正面図であ
る。
【図17】図16の自動旋盤用棒材支持装置の分解図で
ある。
【図18】図16の自動旋盤用棒材支持装置の分解上面
図である。
【図19】他の自動旋盤用棒材支持装置の正面図であ
る。
【図20】図19の自動旋盤用棒材支持装置の分解図で
ある。
【図21】図19の自動旋盤用棒材支持装置の分解上面
図である。
【図22】他の自動旋盤用棒材支持装置の正面図であ
る。
【図23】図22の自動旋盤用棒材支持装置の分解図で
ある。
【図24】図22の自動旋盤用棒材支持装置の分解上面
図である。
【図25】他の自動旋盤用棒材支持装置の正面図であ
る。
【図26】図25の自動旋盤用棒材支持装置の分解図で
ある。
【図27】図25の自動旋盤用棒材支持装置の分解上面
図である。
【図28】従来の自動旋盤用棒材支持装置の縦断上面図
である。
【図29】従来の自動旋盤用棒材支持装置の側面図であ
る。
【図30】従来の自動旋盤用棒材支持装置の筒体の移動
状態を示す図である。
【図31】もう一つの従来の自動旋盤用棒材支持装置の
正面図である。
【図32】図31の自動旋盤用棒材支持装置の支持具の
拡大図である。
【図33】図31の自動旋盤用棒材支持装置の一部上面
図である。
【符号の説明】
10 自動旋盤用棒材支持装置 11 筒体 11A 溝 11B 固定孔 12 貫通孔 13 支持具 13A 溝 13B 固定孔 14 支持部 15 固定部材 15A 係合突部 15B ネジ孔 15C 取付孔 17 棒材 50 自動旋盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 13/08 B23B 13/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動旋盤の主軸のチャックに把握され当
    該主軸の後方で回転する棒材の振れを防止する棒材支持
    装置において、長手方向に渡って前記棒材が挿入される
    円筒形の筒体と、前記筒体の外面に略合致する曲率で凹
    陥した内面を有する固定部材と、前記固定部材の内面に
    固定され前記固定部材の内面と同一曲率中心の内面を有
    する支持具とを備えると共に、前記支持具と前記固定部
    材とは互いに固定されて一体となって前記筒体に固定さ
    れ、かつ前記筒体側面に前記支持具が挿入される貫通孔
    を設け、前記貫通孔から前記筒体内に前記支持具を挿入
    前記固定部材の内面を前記筒体外面に当接させて前
    記固定部材を前記筒体に固定することにより前記支持具
    を前記筒体に固定し、前記筒体の外面を基準に前記支持
    具の内面の位置出しを行っていることを特徴とする自動
    旋盤用棒材支持装置。
  2. 【請求項2】 前記固定部材と前記支持具とは分離可能
    であり、前記固定部材の内面は前記筒体の外面に略合致
    する曲率で凹陥しており、前記支持具の外面は前記筒体
    の外面と略同一の曲率で湾曲していることを特徴とする
    請求項1記載の自動旋盤用棒材支持装置。
  3. 【請求項3】 前記支持具の内面は前記棒材より僅かに
    大きな半円形を成すと共に前記支持具の外面と同一軸芯
    に形成され、前記固定部材の内面と支持具の内面とが同
    一軸芯であることを特徴とする請求項2記載の自動旋盤
    用棒材支持装置。
  4. 【請求項4】 前記筒体の相対向する側面に貫通孔を形
    成し、これら貫通孔からそれぞれ前記支持具を前記筒体
    内に挿入することにより、前記棒材を両側から支持する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自
    動旋盤用棒材支持装置。
  5. 【請求項5】 前記筒体の上側面に当該筒体の長手方向
    に沿って形成された前記棒材が挿入可能な開口と、前記
    支持具により前記棒材が支持される位置より僅かに下方
    に設けられた棒材受台と、前記支持具と前記固定部材と
    を支持すると共に前記支持具を筒体内に出入り自在にし
    て前記棒材受台上に供給される前記棒材を挟持させ、か
    つ前記固定部材を前記筒体の外面に当接させるシリンダ
    とを備えることを特徴とする請求項4記載の自動旋盤用
    棒材支持装置。
  6. 【請求項6】 前記筒体の相対向する側面に貫通孔を形
    成し、一方の貫通孔から他方の貫通孔に渡って前記支持
    具を前記筒体内に挿入すると共に、この支持具には棒材
    が挿入される支持部を形成したことを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の自動旋盤用棒材支持装置。
  7. 【請求項7】 前記筒体の一側面に前記貫通孔を形成
    し、前記貫通孔から前記支持具を前記筒体内に挿入する
    と共に、この支持具には前記棒材が挿入される支持部を
    形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の自動旋盤用棒材支持装置。
  8. 【請求項8】 前記筒体の側面には、その長手方向に渡
    って前記貫通孔が複数形成され、前記筒体の中心から見
    前記各貫通孔の角度を相互にずらすと共に、これら貫
    通孔からそれぞれ前記支持具を前記筒体内に挿入して、
    前記棒材を支持することを特徴とする請求項4記載の自
    動旋盤用棒材支持装置。
  9. 【請求項9】 前記固定部材内面には係合突部を形成
    し、前記筒体外面に前記係合突部が係合する溝を形成す
    ると共に、前記支持具外面にも前記係合突部が係合する
    溝を形成したことを特徴とする請求項1からまでのい
    ずれか記載の自動旋盤用棒材支持装置。
  10. 【請求項10】 前記固定部材と前記支持具間には弾性
    部材を介設したことを特徴とする請求項1からまでの
    いずれか記載の自動旋盤用棒材支持装置。
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