JP3405100B2 - 画像形成装置における駆動解除機構 - Google Patents

画像形成装置における駆動解除機構

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ装置等の画像形成装置における駆動解除機
構に関し、特に装置の前ドア等を開放した時に開放動作
と連動して揺動ギヤを解除方向に移動させて駆動力の伝
達を遮断する構成を備えた駆動解除機構の改良に関す
る。 【0002】 【従来の技術】画像形成装置等に於いては、用紙のジャ
ム処理、用紙補充、現像剤等の交換等の作業を行う場合
には装置の匡体の一部、例えば前ドアを開放することに
よって内部を露出させる必要があるが、この際にはモー
タから所定のユニットへの駆動力の伝達を遮断する必要
がある。また、ドアを閉止した場合には自動的に駆動力
の伝達が可能となるように遮断状態を解除する必要があ
る。このように駆動力の伝達を遮断したり、復帰させる
ための解除機構としては、例えば駆動側のギヤと従動側
のギヤとの間に揺動ギヤを介在させておき、ドアの閉止
時にはこの揺動ギヤが両ギヤと噛合して駆動力の伝達を
可能にする一方で、ドアの開放時にはドアと揺動ギヤ間
を連結するワイヤにより揺動ギヤを解除方向に引っ張っ
て一方のギヤから離脱させることにより駆動力の伝達を
遮断させるようにしたものが知られている。この種の揺
動ギヤは、例えば一つの支点を中心として回動自在に支
持されたブラケットにより支持されており、ワイヤによ
り解除方向に引かれた時に揺動ギヤは一方のギヤから離
脱し、ドア閉止によりワイヤからの引張り力がなくなっ
た時に駆動力伝達位置に復帰するように構成されてい
る。しかし、このワイヤは一端をドア側に止着されてい
る一方で、他端を揺動ギヤを支持するブラケット等に止
着されている為、ドアを開放したときにワイヤは直線的
に開放方向へ移動する一方で、ワイヤ先端部は揺動ギヤ
を支持するブラケットの支点を中心とした回動により回
動方向へ変形(急激に湾曲)することになる。従って、
揺動ギヤの回転(解除)方向および角度によっては、ワ
イヤに過大な負担がかかってドアの開放操作に対する負
荷増大を招くばかりでなく、最悪の場合には折れ曲がり
を起こす恐れがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、画像形成装置の前ドア等の開放手
段の回動動作に連動して、駆動力伝達用のギヤ群の一部
を構成する揺動ギヤを解除方向に移動させることによ
り、ギヤ群中における駆動力の伝達を遮断させるように
した解除機構に於て、開放手段と揺動ギヤとを連結する
ワイヤへの過大な負荷の軽減と、折れ曲がり防止を実現
することを目的としている。 【0004】 【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請
求項1の発明は、開閉方向に回動自在に支持された開放
手段と、該開放手段に一端を止着され他端を揺動ギヤを
保持したブラケットに止着されることにより開放手段が
開放方向に回動した時に揺動ギヤを解除方向に退避させ
るワイヤとを備えた駆動解除機構であって、ブラケット
が解除方向へ回動する時にブラケットに近いワイヤ部分
が急激に湾曲するものにおいて、上記ワイヤは、一端を
開放手段に固定され且つ他端をブラケットに固定された
ワイヤコアと、ワイヤコアのうちブラケットに近い部分
の外周に巻付けられて駆動解除時にワイヤコアの折れ曲
がりを防止する伸縮自在な弾性保護部材とから構成され
ていることを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1(a) 及び(b) は本発明の
一形態例の駆動解除機構の構成図、及び要部動作説明図
であり、この駆動解除機構は、装置本体の一部を開閉す
る為に設けられたドア等の開放手段の開閉動作に連動し
て支点1を中心として回動するアクチュエータ2(開放
手段)と、機器本体適所に固定された第1の支持板3
と、第1の支持板3から所定距離離間した位置にある第
2の支持板4と、第2の支持板4の下側に位置する軸5
を中心として上下方向に回動自在に支持されたブラケッ
ト6と、ブラケット6により支持された2つのギヤ7、
8と、一方のギヤ(揺動ギヤ)8と噛合可能な位置関係
に定置された他のギヤ9と、を有する。なお、ギヤ7は
ブラケットの軸5と軸を共用しているため、上下方向に
は動かず、揺動ギヤ8のみがブラケットの上下動に応じ
て上下動し、下降時には(a) のようにギヤ9と噛合し、
上昇時には(b) のように非噛合状態となる。 【0006】本発明の特徴的な構成は、ワイヤ10の構
成にあり、ワイヤ10は一端をアクチュエータ2の上部
に止着されると共に両支持板3、4上部の穴に挿通され
て他端をブラケット6の先端部6aに止着されたワイヤ
コア部11と、第1の支持板3と第2の支持板4との間
に差し渡されその内部にワイヤコア部11を遊嵌状態で
保持した外筒部12と、第2の支持板4とブラケットの
先端部6aとの間に於てワイヤコア部11の外周に配置
された大ピッチのコイルバネ(つる巻バネ=弾性保護部
材)13とを有する。コイルバネ13は、ワイヤコア部
11をほぼ非密着状態で保持するものである。なお、外
筒部12は、例えば細幅帯状の薄板をらせん状に巻くこ
とによって中空円筒状に形成したワイヤの保護手段であ
る。 【0007】以上の構成に於て、図示しない機器のドア
等の開放手段が開放されると、開放動作に連動してアク
チュエータ2が反時計廻り方向に回動し、ワイヤコア1
1を同方向に引っ張る。この結果、ワイヤコア11の他
端部と一体化されたブラケット6は(b) のように軸5を
中心として上方に回動し、揺動ギヤ8がギヤ9と非噛合
状態になって駆動力の伝達が遮断される。この形態例に
於ては、ワイヤコア11の引っ張られる方向(実線矢
印)に対して、ブラケット6及び揺動ギヤ8は回転運動
するが、その際、第2の支持板4は固定式であるため、
第2の支持板4よりも先端側に位置するワイヤコア部1
1は矢印Aで示すように急激に曲げられることになる。
また、第2の支持板4という固定されたものと、ブラケ
ット等から成る揺動部という回動する部材との間をワイ
ヤコア11という極めて折れ曲がり易い(このような用
途に使われるワイヤは極めて線径が細く束ねてある本数
が少ないため、それ自身では強い弾性体には成り得な
い)部材で結合しており、ワイヤコアの特定の一部分に
のみ力が集中し易くその部分が折れ曲がり易い。 【0008】しかし、本発明では、(b) に示すようにコ
イルバネ13がワイヤコア11の外周に位置して緩衝作
用を行っている為に曲げ応力が分散し易くなり、ある一
部分だけが集中して折れ曲がることが無くなる。また、
湾曲するワイヤコア部分は全体的に均一な弧を描くた
め、アクチュエータ2の解除動作に対しても負荷が極め
て少なくなって、操作性が安定したものとなる。本発明
は特に解除量(揺動させる角度)が大きく必要とされる
場合、例えば接離させる揺動ギヤのモジュールが大きい
場合等に大きな効果を発揮するものである。なお、本発
明はドアと揺動ギヤとをワイヤによって連結する駆動解
除機構のみならず、ワイヤを直線的に引っ張ることによ
りワイヤの他端部が円弧を描いて変形する場合一般に適
用することができる。 【0009】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ドア等
の開放手段の開放動作に連動して揺動ギヤを作動させる
ワイヤコアの全長のうちの、揺動ギヤの作動時に格別に
湾曲し易い部分の周りを非密着型のつる巻きバネのよう
な弾性部材で覆っているため、ワイヤに対する曲げ応力
が分散し易くなって一部分が折れ曲がることが無くな
り、耐久性を高めることができる。また、ワイヤコアの
湾曲部が全体的に均一な弧を描くため、開放手段に対す
る過大な負荷がなくなり、操作性が向上し、安定したも
のとなる。本発明は特に解除量(揺動させる角度)が大
きく必要とされる場合、例えば接離させるギヤのモジュ
ールが大きい場合等に大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a) 及び(b) は本発明の一形態例の解除機構の
構成図、及び要部動作説明図。 【符号の説明】 1 支点、2 アクチュエータ(開放手段)、3 第1
の支持板、4 第2の支持板、5 軸、6 ブラケッ
ト、7 ギヤ、8 揺動ギヤ、9 他のギヤ、10 ワ
イヤ、11 ワイヤコア部、12 外筒部、13 コイ
ルバネ(つる巻バネ=弾性保護部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 B41J 29/00 - 29/70 G03G 15/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 開閉方向に回動自在に支持された開放手
    段と、該開放手段に一端を止着され他端を揺動ギヤを保
    持したブラケットに止着されることにより開放手段が開
    放方向に回動した時に揺動ギヤを解除方向に退避させる
    ワイヤとを備えた駆動解除機構であって、ブラケットが
    解除方向へ回動する時にブラケットに近いワイヤ部分が
    急激に湾曲するものにおいて、 上記ワイヤは、一端を開放手段に固定され且つ他端をブ
    ラケットに固定されたワイヤコアと、ワイヤコアのうち
    ブラケットに近い部分の外周に巻付けられて駆動解除時
    にワイヤコアの折れ曲がりを防止する伸縮自在な弾性保
    護部材とから構成されていることを特徴とする画像形成
    装置における駆動解除機構。
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