JP3403936B2 - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JP3403936B2
JP3403936B2 JP7531298A JP7531298A JP3403936B2 JP 3403936 B2 JP3403936 B2 JP 3403936B2 JP 7531298 A JP7531298 A JP 7531298A JP 7531298 A JP7531298 A JP 7531298A JP 3403936 B2 JP3403936 B2 JP 3403936B2
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貴広 尾藤
雅 中村
良彰 赤澤
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陽康 本田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した画像形成装置、例えば複写装置、プリンタ、ファ
クシミリ装置に備えられる像担持体上の潜像を可視像化
するための電子写真用トナー及び、そのトナーの製造方
法に関する。 【0002】 【従来の技術】複写機、プリンタ、さらにファクシミリ
装置などの電子写真方式を採用してなる画像形成装置に
おいては、静電潜像担持体である感光体表面に静電潜像
を形成し、これを可視像化するために着色剤であるトナ
ー等の現像剤を感光体側へと供給し、トナーを付着させ
るようにしてなる現像装置が備えられている。 【0003】上記現像装置にて、上記感光体に形成され
た静電潜像を現像し、その現像されたトナー像は、転写
材であるシート等に転写されている。そして、転写後、
上記感光体表面には、転写しきれなかった一部のトナー
が残留する。この残留する不要トナーは、次の画像形成
を繰り返し行うためにも感光体表面から除去される。そ
のため、転写後には感光体表面に残留するトナーを除去
するクリーニング装置が設けられており、該クリーニン
グ装置において除去された不要トナーがクリーニング装
置内の収容部に収容される。 【0004】また、シートに転写されたトナー像は、未
定着状態でるため、シート上への定着処理が行われる。
この定着処理としては、通常熱加圧式による定着方法が
採用されている。例えば、トナー像と接触する側に、ト
ナーが溶融する温度に加熱されたヒートローラと、この
ヒートローラに対して、トナー像を担持してなるシート
をヒートローラ側に密着するために適度の圧力によに圧
着さてなる加圧ローラとを備えて定着装置が構成されて
いる。このような構成の加熱加圧方式の定着装置を利用
することで、熱効率の点、及び定着効率が上がる点で広
く利用されている。 【0005】しかし、上述した定着方式によれば、熱効
率が良くなる反面、ヒートローラ表面とトナーが溶融状
態で接触するため、トナーがヒートローラ表面に転移
し、次のシートに再転移されるといったオフセット現象
が生じる問題がある。このような問題を解消するため
に、定着処理後のヒートローラ表面をクリーニング装置
を用いてクリーニングしている。このようなクリーニン
グ装置を利用しても、完全に付着したトナーを除去でき
ない場合がある。そのためにも、トナーが、ヒートロー
ラに付着しないような手段が備えられている。 【0006】その一例としては、ヒートローラにオフセ
ット防止剤を塗布するようにしている。例えば、トナー
に対して離型性のよいシリコーンオイル等の離型剤を、
ヒートローラに塗布して、定着処理時にシート上に担持
されたトナーがヒートローラに付着しないようにしてい
る。 【0007】これとは別の方法として、トナー自身がヒ
ートローラに付着しないように配慮されて製造されたも
のがある。例えば、トナーを製造する過程において、ト
ナーの原材料の混合時に、離型剤である低分子量ポリプ
ロピレンワックス等を添加し、溶融混練時に分散させる
ようにしている。これにより、シート上に担持されたト
ナーが、ヒートローラに付着しなくなる。 【0008】上記トナーに離型剤であるワックスを含有
させるトナー及びその製造方法としては、例えば特許第
2583754号公報に記載されているように、オフセ
ット現象を防止するために、低分子量ワックスを含有さ
せ、離型性をもたせている。これにより、耐オフセット
性を向上するようにしている。ここで、ワックスとし
て、ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポリエチレン等
がある。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】上述したようにトナー
に含有されるワックスを選ぶことにより、ヒートローラ
への付着を防止し、よって定着処理時にヒートローラ等
に付着するといったオフセット現象を無くす効果があ
る。 【0010】その反面、ワックスの分散性の問題、及び
離型性を良好にするためにワックスを多量に使用する
と、現像時に感光体にワックスが付着し、画像欠陥が発
生するといった新たな問題が発生する。つまり、ワック
スが感光体に付着するとクリーニング装置に除去される
ことなく、フィルム状に付着するといったフィルミング
現象が発生する。 【0011】これにより、感光体の特性が劣化し、画像
濃度の増減やカブリ等が上昇し、画質に大きな影響が生
じる。これは、トナー側の問題ではなく、画像形成装置
の高速化に伴う、現像装置内での高温化も原因している
と考えられている。 【0012】以上のことから、多量のワックス類を使用
しないで、感光体上のフィルミング現象を無くすと同時
に、定着処理時のオフセット現象を無くし、安定した画
質を得ることができるトナーが要求さるようになった。 【0013】さらに、高温化に伴い、現像装置内でのト
ナー、現像剤の劣化による画質低下および定着性の低下
が懸念されており、上述の問題とあわせて、これらを解
消するトナーが望まれるところである。 【0014】また、高分子、高弾性樹脂を主成分とした
トナーの場合、トナー製造時の溶融混練、冷却工程の最
適化等でワックス成分をトナー中に均一に分散すること
は、その生産上非常に困難となる。つまり、圧延冷却時
の混合物の厚みを1.2mm以上に設定した場合、当該
樹脂の弾性によって圧延後の混合物は3mm以上とな
り、その後の冷却、粗砕工程にて冷却不足により詰まり
を生じることとなる。従って、冷却時のクリアランスは
その樹脂の性質上1.2mm以下に設定しなければなら
ない。通常このような製造条件においてはワックスの均
一分散が困難となり、これによりフィルミング、及びオ
フセット等の不具合が生じていた。 【0015】本発明は、上述した各種の問題を解消する
ためのトナーを提供するものであって、特にトナーに含
有されるワックスの添加に配慮を行うことにより、オフ
セット現象を防止し、これに伴うフィルミング現象を生
じさせないトナーを提供することを目的とする。 【0016】また、本発明の目的は、ワックスの分散に
対して最適な製造条件以外でも、ワックス成分が均一に
分散されたトナーを提供するものでるる。すなわち、ト
ナーの主成分であるバインダ樹脂にワックス成分を最適
なドメイン径で内添分散させておくことによにより、所
定のワックス分散径をもつトナーを提供することで、上
述したフィルムング、オフセットを同時に防止でき、定
着性等を良好に行えるようにしている。 【0017】また、本発明の目的は、上述した目的を達
成すると同時に、定着性を良好にしてなるトナーを得る
ことで、そのためのトナー製造にも配慮することで、上
述した従来でのトナーの問題点を解消するようにした。 【0018】 【課題を解決するための手段】本発明による上述した目
的を達成するために、トナーの主成分でる結着樹脂(バ
インダ樹脂)に離型剤であるワックスとして低分子量ポ
リプロピレンを内添した樹脂を用いたトナーを得ること
で、フィルミング防止に非常に効果があることを見出し
た。 【0019】そこで、本発明によるトナーは、樹脂中に
内添された低分子量ポリプロピレンの分散径の適正領域
を見出し、これにより感光体へのフィルミング防止を向
上させ、よって画質劣化、例えば濃度変化を押さえ、か
つカブリ等を防止するようにしている。 【0020】また、本発明では、上述した低分子量ポリ
プロピレンの含有量の適正化を図ることで、トナー中の
ワックス分散を従来のものより向上させ、フィルミング
防止を助長するようにしている。 【0021】さらに、結着樹脂の分子量と高分子体と低
分子体の比率を最適化することで、高速化に対応でき、
定着性能向上と現像剤の汚染、特に劣化等の低減を両立
することができる。 【0022】また、本発明の電子写真用トナーは、結着
樹脂に内添されているワックスの分散径、及び作製後の
ワックスの分散径を規定することで、製造条件等を適正
化することのなく、ワックスの分散性を良好にし、よっ
てフィルムング防止、オフセット防止を可能にしてい
る。 【0023】一方、トナーを製造する過程において、混
練条件の適正化を図ることにより、上述した問題はもと
より、安定した画質を維持できる最良のトナーを得るよ
うにした。 【0024】いずれにおいても、トナーには離型剤であ
るワックスが適正量含有されていることから、同時にオ
フセット防止効果を有することは勿論である。 【0025】本発明においては、上述した目的を達成す
るためにの構成要件は、以下に説明する実施の形態の説
明及び実施例において、より明瞭になるであろう。 【0026】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
詳細に説明する。本発明によるトナーを利用する画像形
成装置に設けられた現像装置について図1を参照して説
明しておく。 【0027】図1において、画像形成装置は、ほぼ中央
部に矢印方向に一定速度て回転駆動される像担持体であ
るドラム形状の感光体1の周囲に複数の画像形成を行う
ためのプロセス手段が配置されている。この画像形成プ
ロセス手段は、まず感光体1表面を均一に帯電する帯電
器2、図示しない画像に応じた光による像を照射する光
学系からの光像、上記光学系により光像を照射すること
で感光体1表面に形成された静電潜像を可視像化するた
めの本発明にかかる現像装置4、現像された像(トナー
像)を適宜搬送されてくるシート状の転写剤である用紙
に転写する転写器及び転写後の用紙を感光体1より剥離
する剥離用帯電器5、転写後に感光体1表面に転写され
なかった残留現像剤(トナー)を除去するクリーニング
装置6、及び感光体1表面に残る帯電電荷を除去する除
電器7が、この順序で感光体1の回転方向に配置されて
いる。 【0028】用紙Pは、例えば図示していないが、トレ
イ又はカセットに多量に収容されており、該収容された
用紙が給送手段にて1枚給紙され、上述した転写器5が
配置された、感光体1と対向する転写領域へと、感光体
1表面に形成されたトナー像の先端と一致するように送
り込まれる。この転写後の用紙は、剥離用帯電器にて、
感光体1より剥離され、定着装置8へと送り込まれる。 【0029】上記定着装置は、用紙上に転写された未定
着のトナー像を永久像として定着させるものであって、
トナー像10と対向する面が、トナーを溶融し、定着さ
せる温度に加熱されたヒートローラ8aからなり、該ヒ
ートローラ8aに対して加圧され用紙をヒートローラ側
へと密着させる加圧ローラ8b等を設けて構成してい
る。この定着装置8を通過した用紙Pは、画像形成装置
外へと排出ローラ(図示せず)を介して排出処理され
る。 【0030】上記光像3を感光体1表面に照射するため
の光学系は、複写装置であれば原稿台上に載置された原
稿を光照射し、該原稿からの反射光をミラー及び結像レ
ンズを介して結像するものである。また、画像形成装置
がプリンタやファクリミリ装置の場合には、上記光学系
は、入力されてくる画像データに応じてON−OFF駆
動制御される半導体レーザからの光ビームを、偏光器等
を介して感光体1上に照射するように構成されている。
この光学系により、原稿の反射光像3を直接、または画
像データに応じた光像3を感光体1上に照射するように
し、均一帯電された感光体1表面に静電潜像を形成する
ようにしている。 【0031】このようにして、感光体1表面に形成され
た静電潜像は、図1において感光体1と対向するように
配置された現像装置4にて現像される。つまり、現像剤
であるトナーが静電潜像にて選択的に付着し、トナーに
て顕像化される。 【0032】この現像装置4は、図2にその一例を示す
ように、現像剤9を収容する現像槽11内に回転可能に
現像ローラ12、現像剤を搬送又は(及び)撹拌する撹
拌搬送手段13を備え、現像槽11の上部に必要に応じ
てトナーを補給するトナー補給装置を設けている。 【0033】現像ローラ12は、例えば2成分現像剤、
あるいは磁性を有する1成分系トナーを用いるものであ
れば、円筒形状の非磁性スリーブ12a内に多数の磁極
からなるマグネットロール12bを備えて構成されてお
り、スリーブ12aが矢印方向に回転駆動されること
で、マグネットロール12bの磁力により現像剤を吸着
し、感光体1と対向する現像領域へと搬送する。そのた
め、現像剤9は、マグネットロール12bの磁力によ
り、スリーブ12a上に吸着され、該スリーブ12aの
回転により搬送され、感光体1と対向する現像領域へと
搬送される。そして、現像領域に対向するマグネットロ
ール12bの一つの磁極の位置で、現像剤はブラシ状に
穂立ち、これが感光体1表面に摺擦され、感光体1表面
に形成された静電潜像にトナーが付着し、現像すること
になる。 【0034】上記現像剤9は、例えばトナー及び磁性キ
ヤリアからなる2成分系のもの、トナー自身が磁性を有
する1成分系のもの以外に、非磁性の1成分系のトナー
からなる現像剤が一般的に知られている。 【0035】また、現像ローラ12に吸着された現像剤
は、現像剤位置へと搬送される前に、その吸着量が一定
になるように規制部材(ドクタ)14にて一部が除去さ
れる。つまり、規制部材は、一端側が現像槽11に固定
され、他端が現像ローラ12と一定の隙間(間隔)を隔
てて配置されており、この規制部材を摺り抜ける現像剤
が一定量に規制され、現像ローラ12表面には現像剤9
による薄層が形成され、現像領域へと搬送されることに
なる。 【0036】また、トナー補給装置は、トナーを収容す
るホッパ内に、トナーを補給する補給ローラ等が設けら
れている。この補給ローラは、例えば多孔質部材(例え
ばスポンジ)等から構成されており、トナーを多孔部分
に保持し、現像槽11に形成されている補給口を介して
補給するようにしている。 【0037】上記補給口に対向して上述した現像槽11
側には、撹拌搬送手段15が配置されており、補給され
てくるトナーを、現像槽11内の現像剤9と撹拌し、現
像ローラ12へと供給される。 【0038】なお、上述したように現像剤9は、キャリ
ア及びトナーからなる2成分系、トナーのみからなる1
成分系のもの以外に、1成分系において非磁性のものが
存在する。非磁性の1成分系トナーの場合には、磁力に
より現像ローラ12表面に吸着できないため、摩擦帯電
等を利用して現像ローラ12表面に吸着させて搬送する
ようにしている。この場合の現像ローラ12としては、
ゴム等の弾性部材が利用されることが多い。そして、規
制部材14等にて現像ローラ12表面に吸着されるトナ
ー層が一定の薄層になるようにしている。 【0039】なお、1成分系トナーによる現像剤9にお
いては、その現像剤中のトナー濃度を制御する必要がな
いため、トナー補給装置を設けることなく、現像槽11
にトナーカートリッジ等を介して一度の補充されるよう
に構成されている。また、現像槽11内に一定量の1成
分トナーを補充しておく必要がある場合には、トナー補
給装置に上記トナーカートリッジ内のトナーを一度に補
充し、このトナー補給装置より必要に応じてトナー補給
することになる。 【0040】以下に実施例を示し、本発明の実施形態に
おける電子写真用トナーの作用効果を確認した。 【0041】(実施形態) この実施形態においては、トナーを作製する上での主成
分であるバインダ樹脂に内添されるワックスの分散され
る径及び、作製した後のトナーに分散されるワックスの
径を最適化することで、オフセット防止と同時に、フィ
ルミングを防止してなる電子写真用トナーを得るもので
ある。 【0042】これによりトナーの製造条件等を最適化し
ない場合においても、ワックスの分散状態を良好にし、
よって上述したフィルムング及びオフセットを合わせて
防止できるようにしている。 【0043】また、この実施形態においては、トナーの
原材料を構成する着色剤や、バインダ樹脂の分子量等を
規定することで、定着性及び保存性等をも良好にしてな
る電子写真用トナーを得るものである。 【0044】本発明の電子写真用トナーは、通常主成分
である結着(バインダ)樹脂に離型性をもたすためにも
ワックスを添加し、さらに着色剤であるカーボンブラッ
ク、さらに帯電制御を行うために帯電制御剤等の原材料
を混合し、これを混練し、粉砕、分級して所望の粒子
径、例えば10μ程度のトナーを得ており、このトナー
に必要に応じて外添剤を添加処理して現像剤となる外添
処理されたトナーを得るようにしている。 【0045】上記結着樹脂としては、通常一般的に用い
られる公知の樹脂を利用できる。例えば、スチレンアク
リル系樹脂等である。このスチレンアクリル系樹脂と
は、例えばスチレンを主体に、他のビニル単量体を共重
合されたものである。 【0046】また、この実施形態において用いられるワ
ックスとしては、比較的低い融点を有するもので、さら
に重量平均分子量が約1000から45000、好まし
くは6000〜8000程度のポリオレフィンである。
具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチ
レン等が挙げられる。本発明によれば、特に低分子量の
ポリプロピレンが最も好ましく、必要に応じて上述した
ようなワックス材を利用できる。 【0047】さらに着色剤としてカーボンブラックを使
用する場合には、トナーによる画像がブラックとなり、
イエロー、シアン、マゼンタ等のトナーを得ようとする
場合には、それに応じた周知の着色剤を選択し使用すれ
ばよい。 【0048】また、トナーにおいて適正な帯電量、及び
帯電極性を決めるために、帯電制御剤が添加されるが、
この帯電制御剤についても周知のものを必要となる極性
に合わせて適宜選択される。例えば、以下に示す実施例
においては、4級アンモニウム塩を使用しており、これ
に限るものではく、周知の材料を任意に選択すればよい
ことである。 【0049】以上のように、結着樹脂、ワックス、着色
剤、帯電制御剤が添加されたトナー原材料を、混合し、
混練し、粉砕し、所望の粒子径のものを分級し、トナー
を得ている。このトナーを現像剤として使用する場合に
おいては、さらに帯電性や流動性を向上させるために、
流動化剤、例えばシリカ等を外添処理し、使用可能なト
ナーを得ている。 【0050】一方、上述したトナーは、1成分系の現像
剤として利用する時には、そのまま使用され、2成分系
の現像剤として利用するときには、外添処理したトナー
と磁性キャリアとを混合して現像剤を得るようにしてい
る。 【0051】また、1成分系の現像剤において、磁性特
性を有するようにするためには、上述したトナーの原材
料にさらに、磁性粉、例えば磁性酸化鉄、還元酸化鉄等
を添加し、上述したようにして混合、混練、粉砕、分級
して所望の粒子径の磁性トナーを得ることができる。こ
の磁性トナーにおいて、流動性を良好にするために、シ
リカ等を外添処理される。 【0052】ここで、本発明の第2の実施形態において
は、定着装置8、特にヒートローラ8a等へのトナーが
付着するオフセット現象を防止するために、ヒートロー
ラ8aに対して離型性のよいワックスをトナーに含有さ
せ、またこのワックスが感光体に付着するフィルミング
を阻止するためのワックスの径を適正に規定している。
特に、結着樹脂に内添されるワックスの径を適正化する
ことで、製造工程における最適条件でなくとも、ワック
スの分散性を良好にし、よってフィルムング及びオフセ
ットを防止するようにしている。 【0053】そこで、本発明によるトナーの原材料とな
る主成分の結着樹脂であるバインダ樹脂には、予め低分
子量のポリプロピレンワックスが複合化(内添)されて
いる。ここで、内添とは、樹脂の重合段階に行われ、こ
の重合とは溶液重合、乳化重合等の一般的なバインダ樹
脂製造に用いられる重合である。この点は、特に限定さ
れるものではないが、溶液重合が好ましく、本発明によ
るバインダ樹脂、例えばスチレンアクリル系樹脂に上述
したポリプロピレンが内添されている。 【0054】このようにして作成されたワックスを予め
内添されたバインダ樹脂を、トナーの原材料として使用
することで、画像形成装置において1分間に70枚以上
の高速で画像形成(画像形成装置より画像形成後の用紙
が排出される状態)可能な装置で問題となる、感光体1
表面へのワックスのフィルミング現象や、定着のために
ヒートローラ8aへのオフセット現象の防止できる。 【0055】つまり、上述した効果を向上させるため
に、内添してある低分子量ポリプロピレン等のワックス
のバインダ樹脂中に分散した径、特にドメイン径を3.
0μm以下に、そしてこれを加工、つま上述した着色
剤、帯電制御剤等の適正量を混合し、混練、粉砕して所
望の粒径のトナーを得るようにすることで、そのトナー
粒子中での分散したワックスのドメイン径を1.0μm
以下、特に0.1μm以上する。これにより、先に上げ
た課題、つまり目的を達成でき、より良好なる画質を維
持できるようになる。 【0056】さらに、ワックスが内添されたバインダ樹
脂に対する添加量を、バインダ樹脂の100重量部に対
して0.1重量部以上5重量部未満にすることで、トナ
ー粒子中のワックスの分散状態をより均一にすることが
できる。特に、ワックスの添加量を1重量部〜2重量部
の範囲にすることで、より一層の効果が得られる。 【0057】一方、高速の画像形成装置での課題は、用
紙Pへの定着強度が低くなる事がある。これは、高速処
理するため、定着装置8をトナーを担持した用紙Pが通
過する時間が非常に短くなり、よって十分にトナーが溶
融されないまま定着処理される。これより、用紙上のト
ナーの定着が強固に行われず、剥がれることがある。ま
た、この時に、ヒートローラにトナーが付着するオフセ
ット現象が生じることがある。しかも、現像装置4にお
いて高速処理するために、撹拌手段13等による撹拌時
に、トナーが破壊され微細化されることで、フィルミン
グ現象が発生すると同時に定着性においても悪化する。 【0058】このような不具合を解消すると同時に、上
述したオフセット現象やフィルミング現象を防止するた
めのトナーを得るために、バインダ樹脂の特性として破
壊靭性を高め、粘性を向上させるようにしている。つま
り、トナーの帯電量を安定させ、画像濃度低下やカブリ
を防止するためにも、トナーが現像槽11内での撹拌等
によって破壊されないように、かつ定着性を良好にする
ために、上記トナーが破壊されないようにし、定着性を
向上するためにも粘性を向上させるようにする。 【0059】そのためにも、トナーの主成分となるバイ
ンダ樹脂の破壊強度を支配する高分子側の数平均分子量
Mnを、1.0×105≦Mn≦2.5×105、粘性を
支配する低分子側の数平均分子量Mnを2.0×103
≦Mn≦3.2×103の範囲に適正化することで、上
述した問題点を解消し、画質劣化を防止し、定着性を良
好に保った状態で、かつフィルミング及びオフセット現
象を防止できる。 【0060】以下に実施例を示し、本発明の実施形態に
おける電子写真用トナーの作用効果を確認した。 【0061】ここで、本発明において使用したトナーの
効果を確認するために、シャープ株式会社製の機種SD
−4085(1分間に85枚のコピーを行う高速機)を
用いて、画像濃度、カブリに基づいた評価を行った。画
像濃度は、マクベス濃度計(マクベス社製)、カブリは
Z−II OPTICAL SENSOR(日本電色社
製)を用いて計測した。このカブリは、用紙の白紙部分
(バックグランド)の濃度計測である。 【0062】また、評価の基準は、複写初期、及び10
0000(以後100Kと記す)での画像判定で行っ
た。また、耐フィルミング性、定着性、耐スペント性、
耐オフセット性等は目視判定により3段階評価を行っ
た。 【0063】さらに、以下に示す実施例に用いたスチレ
ンアクリル系のバインダ樹脂、及びバインダ樹脂に内添
されるポリプロピレンの内添ドメイン径、及びトナー作
製後のドメイン径については、表に示す通りである。
なお、バインダ樹脂は、三洋化成社製である。 【0064】 【表1】【0065】また、バインダ樹脂に予め内添されている
ワックスは、低分子量ポリプロピレンである。ここで、
ドメイン径とは、バインダ樹脂中に分散してワックスの
長径をさす。相溶性のない2つの高分子体を混合した場
合、互いの界面張力の違いにより分離がおこり混合比の
少ない高分子体は、混合比の多い高分子中に島構造をも
って分散する。この島構造のことをドメインといい、液
体状ではほぼ球形となる。本発明の場合、混合比の多い
高分子体が樹脂であり、少ないものがワックスとなり、
樹脂中にワックスが島構造(ドメイン)をもち分散する
こととなる。 【0066】その径は、試料であるバインダ樹脂を、テ
トラヒドラフラン(THF)に溶解し、THF不溶分を
細孔径0.1μmのメンブレンフィルタを用いて回収す
る。そのフィルタを株式会社日立製作所製のSEM(S
2500)により計測した。また、粘弾性特性は、レオ
メトリックス社製のレオメーター RDS−7700に
より測定し、分子量分布である高分子側の数平均分子量
(HpMn)及び低分子側の数平均分子量(LpMn)
については、株式会社島津製作所製LC6Aにより測定
した。 【0067】(実施例) 上記表に示した“実施例”のワックス内添量が1.
0重量部のバインダ樹脂を100重量部と共に、着色剤
としてカーボンブラック(デグサ社製:Printex
70)10重量部、帯電制御剤として4級アンモニウム
塩(オリエント化学社製:P−51)1.5重量部を、
混合機であるスーパミキサー(株式会社カワタ社製)に
仕込んで混合することにより、トナーの原料混合物を調
整した。 【0068】次に、混練装置として2軸混練機(株式会
社池貝社製:PCM65)に上記調整した原料混合物を
仕込み、混練シリンダ温度(混練温度)を150℃に設
定し、溶融混練を行った。その後、混練を終了した混練
物を、粉砕し、分級することで平均粒子径として約1
0.0μmのトナーを得た。 【0069】そして、上記混合機に、上述した製造工程
を経て得られたトナー100重量部と、外添剤としてシ
リカ粉末(日本アエロジル株式会社製:R972)0.
1重量部と、マグネタイト粉末(関東電化株式会社製:
KBC100)0.1重量部を仕込んで混合(外添)す
ることにより、外添処理された電子写真用トナーを得
た。 【0070】さらに、混合機であるナウターミキサー
(ホソカワミクロン株式会社製)に、上述した外添処理
後のトナー4重量部と、フェライト系コア材をシリコン
系樹脂で被覆処理(コーティング)してなるフェライト
系キャリア100重量部とを仕込んで、撹拌、混合し、
2成分系の現像剤を得た。 【0071】そこで、上述したように、得られたトナー
粒子中のワックスの分散径、特にドメイン径について、
先に説明したバインダ樹脂中の分散粒子径を計測するの
と同様にして、確認したところ1.0μmであった。 【0072】以上のようにして得られた2成分系の現像
剤を適正量、現像槽に充填し、補給トナーとして外添処
理後のトナーを必要に応じて補給しながら、SD−40
85複写機にて100K枚の実写を行った。実写条件と
しては、温度25℃、相対湿度60%の雰囲気中で行っ
た。 【0073】結果は、複写初期から100Kまで安定し
た画像濃度が得られ、カブリも上昇することもなく、感
光体へのフィルミングもなく、良好なる画質状態を維持
できた。なお、その結果は表に示した通りである。 【0074】 【表2】【0075】上記表は、実施例1によるトナーと対比
を行うために、以下に示す比較例1乃至14によるトナ
ーの評価結果を含めて示している 【0076】ここで、画像濃度及びカブリの評価結果に
おいて説明すると、実写の結果による画像濃度が100
Kでノーマルモード(normal mode/N mode)と、
写真モード(photo mode/P mode)による。上述
のノーマルモード及び写真モードは、感光体を帯電する
時の電位を変えて行ったものである。すなわち、感光体
を一様に帯電するためにスコロトロン方式の帯電器を用
いて帯電する時に、N modeにおいては、帯電器の
グリッドに−650V、P modeにおいてはグリッ
ドに−440Vの電圧を供給し、感光体をそれぞれの電
位に帯電させた。この時の画像状態、つまりトナー画像
の状態を濃度、カブリといった点を測定した結果での評
価である。 【0077】この実施例に示すトナーの製造時の条件
としは特に細かくは規定しておらず、バインダ樹脂中で
のワックスのドメイン径を規定値内の設定しておくこと
で、製造後のトナーに分散されたワックスのドメイン径
を適正化できる。これにより、分散性が良好になる結
果、上記表に示すような結果を得られたものといえ
る。 【0078】以下の示す比較例については、実施例
て得たトナーと区別すべく、比較のために示したもので
ある。 【0079】(比較例1) 表に示す“比較例1”の処方によるバインダ樹脂及び
着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にてトナーの
原材料混合物を調整した。この比較例1においては、実
施例とは、バインダ樹脂に内添されるワックスのドメ
イン径が6.0μmとなっている以外は、全て同一に
し、また同一条件にて電子写真用トナーを作製した。そ
して、その製造されたトナー中に分散するワックスのド
メイン径を計測すれば、2.0μmであった。 【0080】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は、上記表に示した通りである。この比較例1にて
得たトナーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関して
は問題ないレベルであったが、耐フィルミング性、耐オ
フセット性、さらに保存性に欠ける。これは、内添され
る分散されたワックスのドメイン径が大きいため、製造
後の分散径も必然的に大きくなり、分散性等に問題があ
るものと思われる。 【0081】(比較例2)に示したように“比較例2”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原材料混合物を調整した。この比較例2におい
ては、実施例とは、バインダ樹脂に内添されるワック
スのドメイン径が0.8μmとなっている以外は、全て
同一とした。そして製造時の条件は全て同一にして電子
写真用トナーを作製した。そして、その製造されたトナ
ー中に分散するワックスのドメイン径を計測すれば、
0.05μmであった。 【0082】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った結果は
に示す通りである。この比較例2にて得たトナーの
評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題ないレ
ベルであったが、実施例のものと比べて耐オフセット
性に欠け、耐フィルムング性においてもやや劣る。これ
は、バインダ樹脂に内添されているワックスのドメイン
径が小さすぎるため、トナー中のワックスの分散性が確
保できなくなるものと思われ、耐オフセット性が悪くな
るものと思われる。 【0083】(比較例3) 表に示したように“比較例3”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原料混合物を調整した。この比較例3において
は、実施例とは、バインダ樹脂が高分子量側の数平均
分子量HpMnを0.8×105、低分子側の数平均分
子量LpMnを1.5×103とした点で異なる他は、
全て同一にし、また同一条件にて電子写真用トナーを作
製した。 【0084】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例3にて得たトナ
ーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題な
いレベルであったが、耐フィルミング性、耐スペント
性、さらに耐オフセット性に欠ける。 【0085】(比較例4) 表に示したように“比較例4”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原料混合物を調整した。この比較例4において
は、実施例1とは、バインダ樹脂が高分子量側の数平均
分子量HpMnを3.0×105、低分子側の数平均分
子量LpMnを3.5×103とした点で異なる他は、
全て同一にし、また同一条件にて電子写真用トナーを作
製した。 【0086】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例4にて得たトナ
ーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題な
いレベルであったが、比較例3による耐フィルミング
性、耐スペント性、耐オフセット性等の不具合を改善で
きる反面、定着性が劣る。 【0087】(比較例5) 表に示したように“比較例5”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原料混合物を調整した。この比較例5におい
て、実施例とは、バインダ樹脂として樹脂の保存弾性
率Gが1[N/cm2を示す温度が、150(℃)で
ある点で相違する他は、全て同一にし、また同一条件で
電子写真用トナーを作製した。 【0088】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例5にて得たトナ
ーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題な
いレベルであったが、耐フィルミング性、耐スペント
性、耐オフセット性に欠ける。 【0089】(比較例6) 表に示したように“比較例6”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原料混合物を調整した。この比較例6におい
て、実施例とは、バインダ樹脂として樹脂の保存弾性
率Gが1[N/cm2を示す温度が、220(℃)で
ある点で相違する他は、全て同一にし、また同一条件で
電子写真用トナーを作製した。 【0090】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価の
結果は表に示す通りである。この比較例6にて得たト
ナーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題
ないレベルであったが、比較例5における耐フィルミン
グ性、耐スペント性、及び耐オフセット性等の不具合を
解消できたものの、定着性が劣る。 【0091】(比較例7) 表に示したように“比較例7”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原料混合物を調整した。この比較例7におい
て、実施例とは、バインダ樹脂として樹脂の溶融粘度
Tη(複素粘度率|η*|が1000Pa・sになる温
度)が、110(℃)である点で相違する他は、全て同
一にし、また同一条件にて電子写真用トナーを作製し
た。 【0092】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例7にて得たトナ
ーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題な
いレベルであったが、耐オフセット性に欠ける。 【0093】(比較例8) 表に示したように“比較例8”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原料混合物を調整した。この比較例8におい
て、実施例とは、バインダ樹脂として樹脂の溶融粘度
Tη(複素粘度率|η*|が1000Pa・sになる温
度)が、140(℃)である点で相違する他は、全て同
一にし、また同一条件にて電子写真用トナーを作製し
た。 【0094】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表2に示す通りである。この比較例8にて得たトナ
ーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題な
いレベルであったが、上述した比較例7による耐オフセ
ット性を解消できるものの、定着性で問題が生じた。 【0095】(比較例9) 表に示したように“比較例9”の処方によるバインダ
樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件にて
トナーの原料混合物を調整した。この比較例9におい
て、実施例とは、バインダ樹脂に内添されるワックス
の内添量を“0”、つまりワックスを含まない他は、全
て同一にし、また同一条件にて電子写真用トナーを作製
した。 【0096】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例9にて得たトナ
ーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題な
いレベルであったが、耐オフセット性に欠ける。 【0097】(比較例10) 表に示したように“比較例10”の処方によるバイン
ダ樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件に
てトナーの原料混合物を調整した。この比較例10にお
いて、実施例とは、バインダ樹脂に内添されるワック
スの内添量を6.0重量部とした以外は、全て同一と
し、また同一条件にて電子写真用トナーを作製した。 【0098】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例10にて得たト
ナーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題
ないレベルであった。また比較例10においては、比較
例9による耐オフセット性を改善できるものの、耐フィ
ルミング性、及び耐スペント性に劣る結果となった。 【0099】(比較例11) 表に示したように“比較例11”の処方によるバイン
ダ樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件に
てトナーの原料混合物を調整した。この比較例11にお
いて、実施例とは、バインダ樹脂に内添されるワック
スの数平均分子量Mnを、5.0×103とした以外
は、全て同一にし、また同一条件にて電子写真用トナー
を作製した。 【0100】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例11にて得たト
ナーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題
ないレベルであったが、耐フィルミング性、耐スペント
性、及び保存性に欠ける。 【0101】(比較例12) 表に示したように“比較例12”の処方によるバイン
ダ樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件に
てトナーの原料混合物を調整した。この比較例12にお
いて、実施例とは、バインダ樹脂に内添されるワック
スの数平均分子量Mnを、10.0×103とした以外
は、全て同一にし、また同一条件にて電子写真用トナー
を作製した。 【0102】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例12にて得たト
ナーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題
ないレベルであり、比較例1 における耐フィルムング
性、及び耐スペント性を改善できた、しかしながら、
較例11のものと比べて、耐オフセット性、及び定着性
に劣る結果となった。 【0103】(比較例13) 表に示したように“比較例13”の処方によるバイン
ダ樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件に
てトナーの原料混合物を調整した。この比較例13にお
いて、実施例とは、バインダ樹脂に内添されるワック
スの軟化点が135℃である点を除き、全て同一にし
た。また実施例と同一条件にて電子写真用トナーを作
製した。 【0104】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例13にて得たト
ナーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題
ないレベルであったが、耐フィルミング性、耐スペント
性、及び保存性に欠ける。 【0105】(比較例14) 表に示したように“比較例14”の処方によるバイン
ダ樹脂及び着色剤、帯電制御剤を実施例と同一条件に
てトナーの原料混合物を調整した。この比較例14にお
いて、実施例とは、バインダ樹脂に内添されるワック
スの軟化点が170℃である点を除き、全て同一にし
た。また実施例と同一条件にて電子写真用トナーを作
製した。 【0106】この電子写真用トナーを用いて、実施例
と同様の複写機を用いて100Kの複写を行った評価結
果は表に示す通りである。この比較例14にて得たト
ナーの評価結果は、画像濃度及びカブリに関しては問題
ないレベルであり、比較例13に対して耐フィルムング
性、及び耐スペント性を改善できた。しかしながら、
較例14によるトナーは、比較例13と比べ、耐オフセ
ット性、及び定着性に劣る結果となった。 【0107】以上の実施例、及び比較例に示したよう
に、表及び表の評価の結果、画像濃度及びカブリを
含めて耐フィルミング性、耐スペント性、耐オフセット
性、定着性、及び保存性に優れたトナーとしては、実施
例1によるものとなる。そこで、実施例に示すトナー
と、各比較例のトナーとを対比すれば、ワックスのドメ
イン径が大きく左右していることが判る。 【0108】そのため、バインダ樹脂に内添されている
ワックスのドメイン径としては、6.0μm以上では耐
フィルミング性、保存性に問題が生じ、0.8μmでれ
ば、作製後のトナーに分散されるワックスのドメイン径
が0.05μmとなるため、耐オフセット性に問題が残
る。その結果としては、バインダ樹脂に内添されている
状態でのワックスのドメイン径は、少なくとも6.0μ
m未満で、かつ0.8μmを越える大きさのものを選定
することが重要となる。特に、バインダ樹脂に内添され
るワックスの好ましいドメイン径の範囲としては、3.
0μm以下で、1.0μm以上とすると好適であった。 【0109】しかも、上述したようにバインダ樹脂に内
添されるワックスのドメイン径の範囲内において、ま
た、製造後のトナーに分散されるワックスのドメイン径
は、比較例1及び2から0.05μmを越え2.0μm
未満のものを選定するとよい。特に、好ましくは、0.
1μm以上であり1.0μm以下の範囲が最適である。 【0110】よって、上述したようにバインダ樹脂に内
添されるワックスのドメイン径を規定範囲のものを選ぶ
ことで、製造後のトナー中に分散されるワックスのドメ
イン径を適正範囲にできる。そのため、ワックスの分散
性が良好になる結果として、表に示す実施例による
結果を得ることができる。これは、特に製造条件を厳し
く限定する必要がなくなり、製造が簡単になる。 【0111】また、バインダ樹脂に内添されるワックス
のドメイン径を上述したような適正範囲に設定した状態
において、さらに良好な結果を得ようとすれば、比較例
3及び4から理解できるように、バインダ樹脂の数平均
分子量Mnを規定すればよい。 【0112】このバインダ樹脂の数平均分子量Mnとし
ては、実施例との対比において、高分子量側での数平
均分子量Mnは、1.75×105の場合には、良好で
あって、比較例3における数平均分子量Mnが0.8×
105比較例4における数平均分子量Mnが3.0×
105において問題が生じる。そこで、実施例におけ
る数値の前後で良好であり、比較例3と4の範囲内に設
定すればよい 【0113】そして、バインダ樹脂の数平均分子量Mn
については2.0×103以上、3.2×103以下の
範囲において良好な結果が得られる。 【0114】また、実施例と、比較例5及び6を対比
すれば、バインダ樹脂の保存弾性率、つまり1[N/c
2]で示す温度が、186℃前後において良好である
ことが実施例1から理解できる。また、比較例5及び2
7からは、バインダ樹脂の保存弾性率が1[N/c
2 ]になる温度が150℃以下であれば耐フィルミン
グ性、オフセット性が悪くなる一方、220℃以上とな
れば、耐フィルミング性、オフセット性が改善されるも
のの、定着性に劣る結果となる。そのためにも、バイン
ダ樹脂の保存弾性率としては、少なくとも180℃以
上、200℃以下に範囲に設定することで良好な結果が
得られる。 【0115】つまり、バインダ樹脂の粘弾性はトナーの
定着性、耐オフセット性、及び材料分散性に大きく関連
しており、高速対応した高分子樹脂の場合、定着特性、
耐オフセット性および材料分散性が低下する傾向にあ
る。この点、高速対応した樹脂においても、粘弾性特性
を最適化することにより、優れた定着特性、耐オフセッ
ト性、優れた材料分散性を持たせることができる。即
ち、上述したように保存弾性率が1[N/cm2]にな
る温度は、耐オフセット特性に大きな相関があり、この
温度が高くなると、高温オフセット発生温度が高くはる
反面、定着性が悪化する。従って、保存弾性率を上述し
た範囲に設定することで、耐オフセット性及び定着性を
良好にすることができる。 【0116】そして、実施例と、比較例7及び8を対
比すれば、バインダ樹脂の溶融粘度Tη(複素粘度率|
η*|が1000Pa・sになる温度)が、122℃前
後で良好であり、110℃以下では耐オフセット性が悪
くなり、140℃以上では定着性が悪くなる。そのた
め、バインダ樹脂の溶融粘度Tηは、120℃以上、1
30℃以下とすることで良好な結果が得られる。 【0117】これは、溶融粘度Tη(複素粘性率|η*
|が1000Pa・sになる温度)は、定着性と大きな
関連性があり、溶融粘度Tηが低いと定着性はよくな
る。その反面、耐オフセット性が低下する。これとは逆
に高いと定着性は悪くなるが、耐圧オフセット性が良好
になる傾向にある。この点、本発明においては、上述し
たような溶融粘度Tηの範囲にすることで、耐オフセッ
ト性、及び定着性を満足させることができる。 【0118】さらに、バインダ樹脂に内添されるワック
スの量については、比較例9及び10と、実施例とを
対比すると理解できる通りである。つまり、ワックスが
内添されていない場合には、耐オフセット性が悪くな
る。その反面、そのワックス量が多くなれば、耐フィル
ミング性が問題になる。そのため、ワックスの内添され
ている量としては、実施例1から1.0重量部が最小限
度であり、また上限としては6.0重量部未満であり、
好ましくは5.0重量部以下にすることで、耐フィルミ
ング性及び耐オフセット性を改善できる。 【0119】つまり、ワックスはトナー中に分散径とと
もに、その添加量が耐オフセット性、及び耐フィルミン
グ性に大きく関連する。そのため、ワックスの添加量を
上述したように規定することで、耐オフセット性、及び
耐フィルミング性を向上できる。 【0120】また、バインダ樹脂に内添されるワックス
の数平均分子量Mnについては、比較例11及び12
と、実施例を対比すれば理解できる通りである。つま
り、内添されるワックスの数平均分子量Mnが小さい
と、耐スペント性、保存性に問題があり、大きいと耐ス
ペント性及び保存性が改善されるものの、耐オフセット
性及び定着性が悪くなる。そのため、バインダ樹脂に内
添されるワックスの数平均分子量としては、好ましくは
6000以上8000の低分子量のワックス、例えばポ
リプロピレンワックスが好適である。 【0121】この場合、バインダ樹脂の低分子量側の数
平均分子量(3.2×103)を越え、高分子量側の数
平均分子量(1.0×105)未満である。 【0122】次に、バインダ樹脂に内添されるワックス
の軟化点については、比較例13によれば135℃と低
く、比較例14では170℃と高い。そのため、ワック
スの軟化点が低い場合には、耐スペント性及び保存性が
悪くなり、軟化点が高くなれば耐スペント性及び保存性
が改善されるが耐オフセット性及び定着性に問題があ
る。そのため、これらを勘案すれば、実施例1における
バインダ樹脂に内添されるワックスの軟化点152℃前
後において、上述した問題を改善でき、その結果、ワッ
クスの軟化点においては、145℃以上、165℃以下
の低分子量ワックスが好適であるといえる。 【0123】特に、ワックスは、上述した軟化点により
樹脂中での分散径が大きく左右される。そのため、バイ
ンダ樹脂は、ワックスを内添するものであるが、溶液重
合法にて樹脂を製造する工程において、ワックスを内添
し、最適な分散径を得るには、当該ワックスの軟化点が
重要となる。この軟化点の範囲としては、上述した範囲
が最適であり、分散性を良好にし、よってトナーとして
の耐オフセット性、耐フィルミング性が向上する結果と
なる。 【0124】以上説明した各種実施例においては、トナ
ーとキャリアとを混合した2成分系の現像剤を用いたも
のである。しかし、1成分系トナー単体(外添処理され
たもの)を現像剤として使用し、現像する場合において
も当然本発明のトナーをそのまま利用できることは勿論
である。そして、1成分系トナーとして磁性トナーとす
る場合には、バインダ樹脂に着色剤、帯電制御剤等、そ
れに加えて磁性材を添加することで簡単に得ることがで
き、上述の実施例にて明記した効果を十分に発揮し、画
像濃度の増減、カブリの増加を防止し、かつフィルミン
グ等を防止できるトナーを得ることができる。同時に定
着性にも優れ、オフセット現象が生じない良好なるトナ
ーを得ることができる。 【0125】 【発明の効果】本発明の電子写真用トナーによれば、定
着処理時にオフセット現象を阻止できると同時に、この
オフセット現象を防止を高めるためのトナーが感光体に
付着するといったフィルミング現象を良好に阻止でき
る。また、画像濃度の大きな変化や、ガブリの上昇がな
い良好なる特性を有し、定着性においても良好なるトナ
ーを得ることができる。さらに、トナー製造過程におけ
る混練工程の混練温度を規制することで、さらに上述し
た効果を助長できるトナーを簡単に得ることができる。
また、バインダ樹脂に内添され分散したワックスのドメ
イン径を適正化し、ワックスの添加量、分子量、さらに
軟化点を規定することで、製造後のトナーに分散される
ワックスのドメイン径を適正化できる。これにより、オ
フセット現象を阻止できると同時にフィルミング現象を
阻止できる。この場合、トナーの製造条件を最適化する
ことなく、ワックスの分散性及びトナー中に分散したワ
ックスのドメイン径を適正状態に維持でき、良好なるト
ナーを得るためのトナー製造が容易になり、また安価な
トナーを提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかるトナーも利用してなる画像形成
装置の構造の一例を示す構成図である。 【図2】図1の画像形成装置における現像装置の詳細を
示す構成図である。 【符号の説明】 1 感光体(像担持体) 4 現像装置 9 現像剤 10 トナー 11 現像槽 12 現像ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾藤 貴広 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 中村 雅 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 赤澤 良彰 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 森西 康晴 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 本田 陽康 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−314281(JP,A) 特開 平8−262784(JP,A) 特開 平8−171229(JP,A) 特開 平5−313403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ワックスを内添したバインダ樹脂を主成
    分として作製された電子写真用トナーにおいて、上記ワ
    ックスは、軟化点が145℃〜165℃であり、その数
    平均分子量Mnが、6000〜8000の低分子量ポリ
    プロピレンワックスであり、上記ワックスのドメイン径
    が1.0μm以上3.0μm以下であり、作製された電
    子写真用トナー中に分散された上記ワックスのドメイン
    径が0.1μm以上1.0μm以下であり、上記ワック
    スの含有量が、バインダ樹脂100重量部に対して、
    0.1重量部以上5.0重量部未満で配合され、更に上
    記バインダ樹脂の分子量分布における数平均分子量Mn
    が高分子量側で1.0×10 5 ≦Mn≦2.5×10 5
    かつ低分子量側で2.0×10 3 ≦Mn≦3.2×10 3
    であり、樹脂の保存弾性率Gが、1[N/cm 2 ]を示
    す温度が180℃以上、200℃以下であり、樹脂溶融
    粘度が1000Pa・sとなる温度が120℃以上、1
    30℃以下であることを特徴とする電子写真用トナー。
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