JP3403835B2 - ゴミ容器 - Google Patents

ゴミ容器

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JP3403835B2
JP3403835B2 JP25093194A JP25093194A JP3403835B2 JP 3403835 B2 JP3403835 B2 JP 3403835B2 JP 25093194 A JP25093194 A JP 25093194A JP 25093194 A JP25093194 A JP 25093194A JP 3403835 B2 JP3403835 B2 JP 3403835B2
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美香 寺田
正保 林
正幸 川尻
隆 中込
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院、宿泊施設、飲食
店等で用いられるゴミ容器(主としてこれらの場所にお
ける洗面所内の汚物入れ)として、或いは一般向けのゴ
ミ容器(主として洗面所内の汚物入れや車内での簡易型
ゴミ箱)として好適に利用される使い捨てタイプのゴミ
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院、宿泊施設、飲食店等の洗
面所内には汚物入れとしてゴミ容器が設置されており、
特に女性用トイレでは使用済みのナプキン等を入れるた
めのゴミ容器を置いていることが多い。そして、この種
のゴミ容器としては、従来より蓋付きのホーロー引き容
器やプラスチック成形容器などが主に利用されている。
また、自動車の車内で使用するゴミ容器としては、プラ
スチック製のしっかりしたものが市販されてはいるが、
ゴミ捨てや掃除が面倒なことから、一方では簡便な使い
捨て用としてスーパー等の持ち帰り袋を利用している場
合が多く、またガソリンスタンドやサービスエリアで配
布される板紙製の簡易なゴミ箱も利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不特定多数
の人々が利用する病院などの洗面所において、同じゴミ
容器を常設して継続的に使用していると、利用者や清掃
関係者が汚れたゴミ容器の蓋や開封口に直接手を触れる
ことになり、衛生上好ましいとは言えない。特に病院に
おいては院内感染の問題があり、このようなゴミ容器の
改善が望まれているところである。また、上記したよう
にスーパー等の持ち帰り袋を車内で利用する場合、袋に
自立性がなく安定しないために使いづらいという欠点が
ある。これに対し、板紙製の簡易なゴミ箱は、安定性は
あるものの、液体を伴うものを入れると漏れてしまうと
いう問題がある。
【0004】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、使い捨てタ
イプのゴミ容器であることから、製函時の機械適性、搬
送時の省スペース性、使用時の易組立性や安定性、環境
的配慮からの省資源性或いは易廃棄性等が良いものを提
供することであり、さらには病院等で使用する場合等に
あって、衛生面に優れたゴミ容器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のゴミ容器は、包材の両側面に折込みを形成
した袋体と、この袋体における両側面以外の外側を覆っ
て袋体に接着された板紙製のスリーブとからなり、前記
袋体の上面には投入口が設けられており、前記スリーブ
は天板と底板とこれらを連結する側壁とを備えた1枚の
板紙を1箇所のみで貼り合わせてサック貼りされたもの
であって、天板には袋体の投入口に当たる部分に開口が
設けられており、両側壁にはこれらを平らにするように
スリーブを角筒状に起こして袋体をスリーブの内面に沿
って広げた時にスリーブの角筒状態を維持させる自立手
段が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】そして、前記スリーブに天板の開口を塞ぐ
蓋部分を設けてもよいし、前記スリーブの天板に蓋部分
を区画することにより開口を設けるようにしてもよい。
【0007】
【作用】上述の構成からなる本発明のゴミ容器は、使用
前には畳まれており、スリーブを角筒状に起こして袋体
をスリーブの内面に沿って広げただけでは不安定な構造
であるが、スリーブの両側壁に設けた自立手段により安
定性が付与される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明に係るゴミ容器の第1実施例
を示す斜視図であり、このゴミ容器1は、袋体2の外側
を角筒状のスリーブ3で囲まれた形態をしている。
【0010】袋体2は、図2に示す展開形状の包材4を
図示の罫線(実線)で折り畳んで胴部の両側面に折込み
を形成した状態で背貼りし、両端部(図では上下)を閉
じて製袋してなるガゼット袋であって、本実施例の包材
4は中央から若干上寄りのところに大きな円形状の投入
口4aを打ち抜き形成してあり、製袋した時にこの投入
口4aが上面に位置するようになっている。ここで、上
記包材4としては耐水性のあるフィルム又は紙が使用さ
れている。このフィルムの例としては、OPP(20μ
m)/印刷/アルミ蒸着LLDPE(30μm)、PE
T(12μm)/印刷/アルミ蒸着CPP(30μ
m)、OPP(20μm)/印刷/Al(7μm)/抗
菌LLDPE(40μm)等を挙げることができるが、
これらに限定されるものではない。
【0011】スリーブ3は、図3に示す展開形状が長方
形をした板紙5を折罫a,bで折り曲げ、底板5aの端
部内面を接着片5bに貼り合わせてサック貼り(図4参
照)したものである。ここで、スリーブ3の巾xは袋体
2の両端部を除いた長さに対応しており、スリーブ3の
長さyは袋体2の巾と同じになるように設定されてい
る。そして、このスリーブ3の中に袋体2を挿入して部
分接着することにより、図4に示すように折り畳まれた
ゴミ容器1が作成されている。このように袋体2とスリ
ーブ3を一体化するに際しては、コの字状の切込αによ
り蓋部分6を区画してなる天板5cが袋体2の投入孔4
aのある方と重なる向きで、投入口4aが蓋部分6と略
重なるように、かつ袋体2の両端部を折り曲げた状態で
スリーブ3の中に挿入して所定の部分で接着する。この
場合、天板5cの部分は蓋部分6を除いた領域で袋体2
に接着する。また底板5aは略全域に渡って接着する
が、側壁となる部分では袋体2の両端部のみを接着すれ
ば十分である。
【0012】ゴミ容器1は図4に示す折り畳まれたまま
の状態で供給され、使用時に際して図1に示す状態に起
こされる。起こすには、スリーブ3の両サイド(折罫
a,bの部分)にそれぞれ左右の手のひらをあてがい、
内側に向かって押し込むようにする。これによりスリー
ブ3は折罫a,bの部分で伸びるとともに、折罫c〜f
の部分で略直角に折れ曲がり、左右に側壁7,8が形成
されて角筒状になる。同時に袋体2は両サイドの折込み
が開くようにしてスリーブ3の内面に沿って広がり内容
物が入るスペースが形成される。
【0013】このままでは不安定なため、側壁7,8の
中にそれぞれ切込により区画された折曲げ片10,11
と折曲げ片12,13を利用してスリーブ3の角筒状態
を維持させる。具体的には、側壁7の方では、折曲げ片
10,11を手で挟むようにして内側に折り曲げ、折曲
げ片10の先端凸部10aを折曲げ片11のフラップ1
1aにて区画された孔の中に押し込んで係止する。ま
た、側壁8の方でも同様に、折曲げ片12,13を手で
挟むようにして内側に折り曲げ、折曲げ片12の先端凸
部12aを折曲げ片13のフラップ13aにて区画され
た孔の中に押し込んで係止する。このようにしてワンタ
ッチで側壁7,8に三角状の柱が形成されてゴミ容器1
は自立性を有するようになる。
【0014】ゴミ容器1はこのように起こして自立性を
持たせた状態で使用する。本実施例のゴミ容器1はスリ
ーブ3の天板5cに蓋部分6の先端に位置するように摘
み部分6aを切込形成しているので、この摘み部分6a
に指先を引っ掛け、折罫gをヒンジとして蓋部分6を開
閉することができる。そして、蓋部分6を開けて天板5
cに開口5dを形成し、袋体2に形成してある投入口4
aからゴミを投入するが、袋体2は前記したように耐水
性のある材質からできているので、水分や血液などを含
んだ汚物を投入しても漏れだすことがない。そして、使
用後はゴミ容器1をそのまま廃棄すればよい。
【0015】図5は本発明に係るゴミ容器の第2実施例
を示す斜視図であり、このゴミ容器21も袋体22の外
側を角筒状のスリーブ23で囲まれた形態をしている。
本実施例で用いる袋体22は投入口の位置が中心にある
以外は第1実施例のものと同じ構成であるが、スリーブ
23は図6に示すように実施例1のものより長い長方形
の展開形状をした板紙25を組み立てて形成されてい
る。
【0016】板紙25からスリーブ23を組み立てるに
は、まず内側蓋板25aを折罫aで内側に折り曲げて外
側蓋板25bに貼り合わせることにより蓋部分26を形
成する。これにより、内側蓋板25aに設けた切込によ
って蓋部分26の先端に挿入片26aと摘み片26bが
形成される。次いで板紙25を折罫b,cで折り曲げ、
上部側板25cの外側蓋板25b寄りの内面を接着片2
5dに貼り合わせてサック貼り(図7参照)する。そし
て、このスリーブ23の中に袋体22を入れて部分接着
することにより、図7に示すように折り畳まれたゴミ容
器21を作成する。この場合、スリーブ23では、袋体
22の投入口とほぼ同じサイズの開口27のある天板2
5eが蓋部分26の下側に位置しているが、この天板2
5eの開口27が袋体22の投入口と合致するように、
かつ袋体22の両端部を折り曲げた状態でスリーブ23
の中に挿入して所定の部分で接着する。天板25eと底
板25fは略全域に渡って袋体22と接着するが、側壁
となる部分では袋体22の折り曲げた両端部のみを接着
すれば十分である。
【0017】このゴミ容器21も図7に示す折り畳まれ
たままの状態で供給され、使用時に際して図5に示す状
態に起こされる。なお、本実施例のゴミ容器21も実施
例1のものと同様、折り畳んだ時も長方形であって嵩張
らないことから輸送適性が良い。起こすには、スリーブ
23の両サイド(折罫b,cの部分)にそれぞれ左右の
手のひらをあてがい、内側に向かって押し込むようにす
る。これによりスリーブ23は折罫b,cの部分で伸び
るとともに、折罫d〜gの部分で略直角に折れ曲がり、
左右に側壁28,29が形成されて角筒状になる。同時
に袋体22は両サイドの折込みが開くようにしてスリー
ブ23の内面に沿って広がり内容物が入るスペースが形
成される。その後、ゴミ容器21に自立性を持たせるに
は、側壁28,29の中にそれぞれ切込により区画され
た折曲げ片30,31と折曲げ片32,33を利用して
スリーブ23の角筒状態を維持させる。具体的には、側
壁28の方では、折曲げ片30,31を手で挟むように
して内側に折り曲げ、折曲げ片30の先端凸部30aを
折曲げ片31のフラップ31aにて区画された孔の中に
押し込んで係止する。また、側壁29の方でも同様に、
折曲げ片32,33を手で挟むようにして内側に折り曲
げ、折曲げ片32の先端凸部32aを折曲げ片33のフ
ラップ33aにて区画された孔の中に押し込んで係止す
る。このようにしてワンタッチで側壁28,29に三角
状の柱が形成されてゴミ容器21は自立性を有するよう
になる。
【0018】本実施例のゴミ容器21では、蓋部分26
の先端に挿入片26aが形成されているので、この挿入
片26aを直角に折り曲げて天板25eの端にある切込
αに差し込むことにより確実なリクローズが可能であ
る。また、挿入片26aを折り曲げた時に摘み片26b
が現れるので、この部分に指先を引っ掛けて蓋部分26
を開閉することができる。
【0019】上記した第1,2実施例の各ゴミ容器で
は、自立手段がスリーブの側壁に内在して設けられてお
り、スリーブを形成するための板紙は図3及び図6に示
す如く長方形となっている。このためスリーブの原反か
らの面取りが良好で、板紙の使用量が少なくローコスト
化できる。また、使用前の折り畳んだ状態にあっても、
図4及び図7に示す如くコンパクトになっているので、
ストック性や搬送適性が良好である。なお、図3の板紙
は図6の板紙に比べて板紙の使用量が少ない。
【0020】図8は本発明に係るゴミ容器の第3実施例
を示す斜視図である。このゴミ容器41も袋体42の外
側を角筒状のスリーブ43で囲まれた形態をしており、
本実施例で用いる袋体42は実施例1のものと同じであ
るが、スリーブ43は図9に示す展開形状の板紙45を
組み立てて形成されている。
【0021】スリーブ43は、図9に示す展開形状の板
紙45を折罫a,bで折り曲げ、底板45aの端部内面
を接着片45bに貼り合わせてサック貼り(図10参
照)したものである。ここで、スリーブ43の巾xは袋
体42の両端部を除いた長さに対応しており、スリーブ
43の長さyは袋体42の巾と同じになるように設定さ
れている。そして、このスリーブ43の中に袋体42を
挿入して部分接着することにより、図10に示すように
折り畳まれたゴミ容器41が作成されている。このよう
に袋体42とスリーブ43を一体化するに際しては、第
1実施例の場合特徴とする同様に、コの字状の切込αに
より蓋部分46を区画してなる天板45cが袋体42の
投入孔44aのある方と重なる向きで、投入口44aが
蓋部分46と略重なるように、かつ袋体42の両端部を
折り曲げた状態でスリーブ43の中に挿入して所定の部
分で接着する。この場合、天板45cの部分は蓋部分4
6を除いた領域で袋体42に接着する。また底板45a
は略全域に渡って接着するが、側壁となる部分では袋体
42の両端部のみを接着すれば十分である。
【0022】ゴミ容器41は図10に示す折り畳まれた
ままの状態で供給され、使用時に際して図8に示す状態
に起こされる。起こすには、スリーブ43の両サイド
(折罫a,bの部分)にそれぞれ左右の手のひらをあて
がい、内側に向かって押し込むようにする。これにより
スリーブ43は折罫a,bの部分で伸びるとともに折罫
c〜fの部分で折れ曲がり、左右に側壁47,48が形
成されて角筒状になる。同時に袋体42は両サイドの折
込みが開くようにしてスリーブ43の内面に沿って広が
り内容物が入るスペースが形成される。このままでは不
安定なため、側壁47,48の両サイドに設けられた円
弧状の4つのフラップ49を内側に折り曲げ、これらの
フラップ49を側壁47,48と袋体42の間に折り入
れて自立性を持たせるようにする。このように本実施例
のゴミ容器41では、各側壁47,48の両側辺にある
フラップ49を手で折り曲げるだけの簡単な操作で自立
性を持たせることができる。
【0023】ゴミ容器41はこのように起こして自立性
を持たせた状態で使用する。本実施例のゴミ容器41
は、第1実施例のものと同様、スリーブ43の天板45
cに蓋部分46の先端に位置するように摘み部分46a
を切込形成しているので、この摘み部分46aに指先を
引っ掛け、折罫gをヒンジとして蓋部分46を開閉する
ことができる。そして、蓋部分46を開けて天板45c
に開口45dを形成し、袋体42に形成してある投入口
44aからゴミを投入する。そして、使用後はゴミ容器
41をそのまま廃棄すればよい。
【0024】本実施例のゴミ容器41においては、スリ
ーブ43を形成する板紙45は、図9に示すように、自
立手段を構成するフラップ49が長方形から若干突き出
た形状をしているが、フラップ49の部分を入れ子式に
して原反から面取りすることにより、無駄を多くするこ
となく原反から面取りして板紙の使用量を少なくするこ
とができる。
【0025】図11は本発明に係るゴミ容器の第4実施
例を示す斜視図である。このゴミ容器51も袋体52の
外側を角筒状のスリーブ53で囲まれた形態をしてお
り、本実施例で用いる袋体52は投入口の位置が中心に
ある以外は第1実施例のものと同じ構成であるが、スリ
ーブ53は図12に示す展開形状の板紙55を組み立て
て形成されている。
【0026】板紙55からスリーブ53を組み立てるに
は、まず内側蓋板55aを折罫aで内側に折り曲げて外
側蓋板55bに貼り合わせることにより蓋部分56を形
成する。これにより、内側蓋板55aに設けた切込によ
って蓋部分56の先端に挿入片56aと摘み片56bが
形成される。次いで板紙55を折罫b,cで折り曲げ、
上部側板55cの外側蓋板55b寄りの内面を接着片5
5dに貼り合わせてサック貼り(図13参照)する。そ
して、このスリーブ53の中に袋体52を入れて部分接
着することにより、図13に示すように折り畳まれたゴ
ミ容器51を作成する。この場合、スリーブ53では、
袋体52の投入口とほぼ同じサイズの開口57のある天
板55eが蓋部分56の下側に位置しているが、この天
板55eが袋体52の投入口と合致するように、かつ袋
体52の両端部を折り曲げた状態でスリーブ53の中に
挿入して所定の部分で接着する。天板55eと底板55
fは略全域に渡って袋体52と接着するが、側壁となる
部分では袋体52の折り曲げた両端部のみを接着すれば
十分である。
【0027】このゴミ容器51も図13に示す折り畳ま
れたままの状態で供給され、使用時に際して図11に示
す状態に起こされる。起こす操作は前述の各実施例で説
明したのと同様であり、スリーブ53の両サイド(折罫
b,cの部分)にそれぞれ左右の手のひらをあてがい、
内側に向かって押し込むようにする。これによりスリー
ブ53は折罫b,cの部分で伸びるとともに、折罫d〜
gの部分で略直角に折れ曲がり、左右に側壁58,59
が形成されて角筒状になる。そして、ゴミ容器51に自
立性を持たせるには、側壁58,59の両サイドに設け
られた4つの引っ掛け式のフラップ60を利用する。具
体的には、対応するフラップ60の先端付近に設けられ
た切込60aを互いに差し込むことでフラップ60同士
を係合する。これにより側壁58,59がフラップ60
により連結されてゴミ容器51は自立性を有するように
なる。このように本実施例のゴミ容器51では、各側壁
58,59の両側辺にあるフラップ60を係止するだけ
で、フラップ60同士がロックされ、しっかりとした自
立状態を得ることができる
【0028】本実施例のゴミ容器51でも第2実施例の
ものと同様、蓋部分56の先端に挿入片56aが形成さ
れているので、この挿入片56aを直角に折り曲げて天
板55eの端にある切込αに差し込むことにより確実な
リクローズが可能である。また、挿入片56aを折り曲
げた時に摘み片56bが現れるので、この部分に指先を
引っ掛けて蓋部分56を開閉することができる。
【0029】本実施例のゴミ容器51においても、スリ
ーブ53を形成する板紙55は、図12に示すように、
自立手段を構成するフラップ60が長方形から突き出た
形状をしているが、フラップ60の部分を入れ子式にし
て原反から面取りすることにより、無駄をそれ程多くす
ることなく原反から面取りすることができる。
【0030】以上、第1〜4実施例を挙げて本発明のゴ
ミ容器について説明したが、本発明は上記実施例に限定
されるものではない。
【0031】例えば、蓋部分の形状は任意であり、また
使用形態によっては必ずしも蓋部分を設ける必要はな
い。
【0032】また、上記実施例のような投入口を形成し
た袋体を用いる代わりに、上面に十字状等の交差する形
状の切込を形成した袋体を使用してもよい。この場合、
十字状等の切込の途中にツナギを残しておき、切込の部
分を手で押してツナギを破断することにより投入口を形
成するのが好ましい。もちろん、切込にツナギを設けな
くても構わない。
【0033】また、第1実施例(第3実施例も同様)の
ゴミ容器において、投入口4aを打ち抜き形成した袋体
2に代え、円形状等の投入口領域を区画する切込を数カ
所のツナギを残して形成した袋体を使用するか、或い
は、投入口領域を区画するハーフカットを形成した袋体
を使用し、天板5cの周辺部を袋体に接着するととも
に、投入口領域を蓋部分6の裏側に部分接着又は全面接
着してなる形態をとってもよい。この形態のゴミ容器で
は、蓋部分6を開けることでツナギ又はハーフカットを
破断し、袋体の投入口領域を蓋部分6とともに取り去る
ことによって投入口を形成する。このような構成にすれ
ばバージン性が向上して衛生的である。
【0034】なお、本発明のゴミ容器は、不特定多数の
人々が利用する病院、宿泊施設、飲食店等における洗面
所に置いて使用するのが好適であるが、一般家庭や自動
車内、その他の場所にて使用しても勿論かまわない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴミ容器
は、ガゼット袋からなる袋体を角筒状に起こされる板紙
製のスリーブ内に組み合わせ、起こした時に自立させる
手段をスリーブの両側壁に設けた構成としたことによ
り、使用前には畳まれて嵩張らないので搬送時等の取扱
いが便利であるとともに、使用時には安定性があって使
い勝手が良く、さらには袋体に板紙を貼り合わせただけ
のものであることから、内容物がたまるとそのまま捨て
ることができて衛生上好ましい。特に不特定多数の人々
が利用する場所に設置して使用するのに好適である。ま
た、袋体の素材として耐水性のある材質のものを用いる
ことにより、水分や血液などを含んだ汚物からの液漏れ
の心配がなく、特に病院等にて好適に使用することがで
きる。
【0036】また、スリーブを天板と底板とこれらを連
結する左右の側壁とを備えた1枚の板紙をその左右の側
壁を2つ折りして1箇所のみで貼り合わせてサック貼り
するようにしたので、貼り加工が簡単であって機械適性
が良く、さらに袋体との一体化が容易であり、従って製
造コストを低く押さえることができる。また、スリーブ
の天板は折曲げのないフラットな面であるため、ゴミを
入れるための開口を大きく取れることから、使用性の良
いものを提供できる。
【0037】また、スリーブの側壁に自立手段を設ける
ようにしたので、スリーブを形成する板紙の原反からの
面取りを上手く行うことにより、板紙の使用量を少なく
してコストの低減と廃棄時の環境負荷の低減を図ること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴミ容器の第1実施例を示す斜視
図である。
【図2】袋体を構成する包材の展開図である。
【図3】第1実施例でのスリーブを構成する板紙の展開
図である。
【図4】第1実施例のゴミ容器を折り畳まれた状態で示
す平面図である。
【図5】本発明に係るゴミ容器の第2実施例を示す斜視
図である。
【図6】第2実施例でのスリーブを構成する板紙の展開
図である。
【図7】第2実施例のゴミ容器を折り畳まれた状態で示
す平面図である。
【図8】本発明に係るゴミ容器の第3実施例を示す斜視
図である。
【図9】第3実施例でのスリーブを構成する板紙の展開
図である。
【図10】第3実施例のゴミ容器を折り畳まれた状態で
示す平面図である。
【図11】本発明に係るゴミ容器の第4実施例を示す斜
視図である。
【図12】第4実施例でのスリーブを構成する板紙の展
開図である。
【図13】第4実施例のゴミ容器を折り畳まれた状態で
示す平面図である。
【符号の説明】
1 ゴミ容器 2 袋体 3 スリーブ 4 包材 4a 投入口 5 板紙 5d 開口 6 蓋部分 7,8 側壁 21 ゴミ容器 22 袋体 23 スリーブ 25 板紙 26 蓋部分 27 開口 28,29 側壁 41 ゴミ容器 42 袋体 43 スリーブ 45 板紙 46 蓋部分 45d 開口 47,48 側壁 51 ゴミ容器 52 袋体 53 スリーブ 55 板紙 56 蓋部分 57 開口 58,59 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中込 隆 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 1/00 B65D 30/16 B65F 1/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包材の両側面に折込みを形成した袋体
    と、この袋体における両側面以外の外側を覆って袋体に
    接着された板紙製のスリーブとからなり、前記袋体の上
    面には投入口が設けられており、前記スリーブは天板と
    底板とこれらを連結する側壁とを備えた1枚の板紙を1
    箇所のみで貼り合わせてサック貼りされたものであっ
    て、天板には袋体の投入口に当たる部分に開口が設けら
    れており、両側壁にはこれらを平らにするようにスリー
    ブを角筒状に起こして袋体をスリーブの内面に沿って広
    げた時にスリーブの角筒状態を維持させる自立手段が設
    けられていることを特徴とするゴミ容器。
  2. 【請求項2】 前記スリーブに天板の開口を塞ぐ蓋部分
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のゴミ容器。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの天板に蓋部分を区画する
    ことにより開口を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のゴミ容器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のゴミ容器において、上面
    に投入口を形成した袋体に代え、投入口領域を区画する
    切込をツナギを残して形成した袋体を使用し、この袋体
    の投入口領域をスリーブの天板に区画した蓋部分に接着
    してなることを特徴とするゴミ容器。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のゴミ容器において、上面
    に投入口を形成した袋体に代え、投入口領域を区画する
    ハーフカットを形成した袋体を使用し、この袋体の投入
    口領域をスリーブの天板に区画した蓋部分に接着してな
    ることを特徴とするゴミ容器。
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