JP3402921B2 - 金属膜の除去方法、太陽電池の製造方法及び太陽電池 - Google Patents

金属膜の除去方法、太陽電池の製造方法及び太陽電池

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JP3402921B2 JP10784896A JP10784896A JP3402921B2 JP 3402921 B2 JP3402921 B2 JP 3402921B2 JP 10784896 A JP10784896 A JP 10784896A JP 10784896 A JP10784896 A JP 10784896A JP 3402921 B2 JP3402921 B2 JP 3402921B2
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の光電変換
素子が電気的に直列接続されてなる集積型の太陽電池及
びその製造方法に係わるものであって、特に導電膜上
に、非晶質半導体膜を介して形成された金属膜の表面に
レーザ光を照射し、該金属膜に除去加工を施す技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽電池はクリーンで非枯渇のエネルギ
ー源であることから、石油、石炭等の化石燃料に替わる
将来のエネルギー源として期待されている。特に非晶質
シリコンに代表される非晶質半導体膜を用いた太陽電池
は、その製造コストが安価であり、また容易に大面積化
を図ることができることから、その開発が活発に進めら
れている。
【0003】図10は斯かる非晶質半導体膜を用いた太
陽電池の素子構造断面図である。
【0004】同図において、1はガラス、プラスチック
等の透光性且つ絶縁性表面を有する基板であり、2…は
前記基板1上に分散配置されたSnO2,ITO等の透
光性の導電膜からなる受光面電極膜である。また3…
は、非晶質半導体膜を主体とする光電変換層であり、例
えば前記受光面電極膜2…側から、p型の非晶質シリコ
ンカーバイド膜、真性の非晶質シリコン膜及びn型の非
晶質シリコン膜が順次積層されて構成されている。さら
に、4は前記光電変換層3…上に形成された、Ag,A
l等の金属膜からなる金属電極膜である。
【0005】そして、これら受光面電極膜2…、光電変
換層3…及び金属電極膜4…から光電変換素子SC…が
複数個構成されると共に、隣接する光電変換素子SC、
SCは、その隣接間隔部にて一方の光電変換素子SCの
金属電極膜4が他方の光電変換素子SCの受光面電極膜
1まで延在することで、電気的に直列接続されている。
【0006】従って、斯かる構造によれば、光電変換素
子SC…の数を調整することにより任意の出力電圧を有
する太陽電池を得ることができる。
【0007】従来、斯かる構造の太陽電池を製造するに
あたってはレーザパターニング法が用いられていた。即
ち、まず基板1上の全面に受光面電極膜2を形成し、そ
して該電極膜2の所定箇所をレーザ光の照射により除去
することで、該受光面電極膜2を各光電変換素子SC…
毎に分離する。次いで前記受光面電極膜2…上を含んで
前記基板1上の全面に光電変換層3を形成し、該変換層
3の所定箇所をレーザ光の照射により除去することで、
該光電変換層3を各光電変換層SC…毎に分離する。最
後に前記光電変換層3…上を含んで前記基板1上の全面
に金属電極膜4を連続して形成し、そして該電極膜4の
所定箇所をレーザ光の照射により除去することで、金属
電極膜4を各光電変換層SC…毎に分離していた。
【0008】ここで、従来前記金属電極膜4を各光電変
換層SC…毎に分離するにあたっては、直径約60μm
のスポット状のYAGレーザ光もしくはYAGレーザ光
の第2高調波を基板1側から、その一部を重複して走査
していた。斯かる如くレーザ光を基板1側から照射する
と、照射されたレーザ光の大部分が金属電極膜4の下地
となる光電変換層3に吸収され、該層3が加熱されるこ
ととなる。ここで、該光電変換層3を構成する非晶質シ
リコン膜等の非晶質半導体膜中には通常10%〜30%
程度の水素が含有されている。従って、光電変換層3が
レーザ光の照射により加熱されることで、該層3中に含
有される水素が爆発的に放出され、この水素の放出に伴
い金属電極膜4の所定部が除去されていた。
【0009】ところで、上記の非晶質半導体膜からなる
太陽電池にあっては、長時間の光照射によりその光電変
換特性が低下する、という問題がある。そして、この問
題を抑制するために、太陽電池を構成する光電変換層の
うち発電層となるi層の膜厚を薄膜化することが検討さ
れている(S. Tsuda et al., Solar Cells, 9(1983),N
o.1-2, P25)。
【0010】然し乍ら、この膜厚の薄いi層を用いた太
陽電池にあっては、上記した基板1側からレーザ光を照
射する方法では金属電極膜4を除去することができなか
った。
【0011】即ち、光電変換層3の厚さが薄い場合に
は、厚い場合よりも熱伝導のために金属電極膜4が加熱
され易い。そして、金属電極膜4の温度が溶融温度に至
った場合には、金属電極膜4の所定部が除去された時に
その端部において溶融垂れが発生し、この溶融垂れが受
光面電極膜2まで達することで該受光面電極膜2と金属
電極膜4との短絡が生じることとなる。
【0012】これを避けるためにレーザ光の強度を弱く
すると、光電変換層3は薄膜であるために該層中に含有
される水素の絶対量が元々少ないことから、金属電極膜
4を除去するのに十分な程の、水素の爆発的な放出を生
じさせることができなかった。
【0013】以上の理由により、従来の方法では、膜厚
の薄い、具体的には3000Å以下の膜厚を有するi層
を用いた集積型の太陽電池は形成することができなかっ
たのである。
【0014】加えて、太陽電池の実用化が目覚ましい昨
今にあっては従来よりも大面積、即ち数10cm〜数m
程度のサイズの太陽電池が要求されている。斯かる大面
積の太陽電池を製造するにあたって、従来のように直径
約60μm程度の小面積のスポット状レーザ光を用いて
被加工物上を走査させていたのでは、加工に長時間を要
するため生産性が極めて乏しい。
【0015】そこで、現在長さが数10cm程度のライ
ン状のレーザ光を用いて被加工物の加工を行うことが検
討されている(例えば特開平6−5778号に詳し
い)。そして、このライン状のレーザ光の光源として
は、ArF,KrF、XeCl等の短波長のエキシマレ
ーザが使用されている。即ちYAGレーザは、その出射
光のサイズが直径数mm程度しかなくライン状にした場
合に強度が小さくなるためその長さをあまり長くできな
い。これに対し、エキシマレーザの場合にはその出射光
のサイズが数cm角でありライン状にした場合にその長
さをYAGレーザに比べて極めて長くできる。従って、
従来ライン状のレーザ光の光源としてはエキシマレーザ
が用いられている。
【0016】然し乍ら、斯かるライン状のレーザ光を用
いて図10に示した太陽電池を製造する場合、金属電極
膜4の分離を従来のように基板1側からの照射により行
おうとすると、照射されたレーザ光の大部分が基板1及
び受光面電極膜2に吸収され、金属電極膜4を加工でき
ないという問題があった。
【0017】即ち、ライン状のレーザ光の光源として用
いられるエキシマレーザは、その波長が400nm以下
の短波長であり、この波長領域における前記基板1及び
受光面電極膜2の吸収係数は極めて大きい。従って、照
射されたレーザ光の大部分が基板1及び受光面電極膜2
に吸収されることとなり、金属電極膜4を加工すること
ができなかったのである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願出願人
は、上記金属電極膜4の所定部を除去するにあたって、
レーザ光を表面側から照射して、金属電極膜4の所定部
を加熱、溶融し、除去することを検討したのである。然
し乍ら、金属電極膜4表面からレーザ光を照射すると、
レーザ光が重複した部分において該電極膜4の下地とな
る光電変換層3も熱影響を受け、微結晶化して低抵抗と
なる。このために、低抵抗となった光電変換層3を介し
て前記裏面電極膜4と受光面電極膜2とが短絡する、と
いう課題があった。
【0019】そして、上記ライン状のレーザ光を用いた
場合にあってもその長さが精々30cm〜50cmであ
るために、1m角以上のサイズの太陽電池を製造しよう
とする場合にはレーザ光を一部重複させて走査する必要
があり、同様の課題が発生していた。
【0020】つまり、図10に示した集積型の太陽電池
に於いては、金属膜からなる金属電極膜4の除去を、透
光性の導電膜からなる受光面電極膜2上に被着された非
晶質半導体膜からなる光電変換層3上で行う必要がある
ために、斯かる短絡が発生していたのである。
【0021】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明金属膜の除去方法は、導電膜の所定の箇所
に絶縁部を設ける工程と、前記絶縁部上を含んで前記導
電膜上に非晶質半導体膜及び金属膜を順次被着する工程
と、前記金属膜の表面にレーザ光を前記絶縁部に対応す
る部分内で重複させながら走査し、前記非晶質半導体膜
を残すように前記金属膜を除去することを特徴としてい
る。
【0022】また、前記導電膜を絶縁性表面を有する基
板上に被着すると共に、前記導電膜の前記レーザ光が重
複する部分に対応した箇所の周囲を除去することにより
前記基板の絶縁性表面を露出せしめ、前記絶縁部とする
ことを特徴としている。
【0023】或いは、前記導電膜を絶縁性表面を有する
基板上に被着すると共に、前記導電膜の前記レーザ光が
重複する部分に対応した箇所の周囲を除去することによ
前記基板の絶縁性表面を露出せしめ、この露出せしめ
られた前記基板の絶縁性表面に包囲された領域の導電膜
を他の領域の導電膜から電気的に絶縁することにより、
前記絶縁部とすることを特徴としている。
【0024】また、本発明太陽電池の製造方法は、絶縁
性表面を有する基板上に受光面電極膜、光電変換層及び
金属電極膜が積層されてなる光電変換素子が複数個分散
配置されると共に、隣接する前記光電変換素子の隣接間
隔部にて一方の光電変換素子の金属電極膜と他方の光電
変換素子の受光面電極膜とが電気的に直列接続された太
陽電池を製造する方法であって、前記基板上に前記受光
面電極膜を複数個分散配置する工程と、前記受光面電極
の隣接する前記金属電極膜の隣接間隔部に対応する部
分の一部に絶縁部を設ける工程と、前記受光面電極膜上
及び絶縁部上を含んで前記基板上に前記光電変換層を複
数個分散配置する工程と、前記光電変換層上を含んで前
記基板上の全面に前記金属電極膜を形成する工程と、
金属電極膜の表面にレーザ光を前記絶縁部に対応する
位置内で重複させながら走査することにより、光電変換
層を残すように前記金属電極膜を除去し、前記複数個の
光電変換素子毎に分離する工程と、からなることを特徴
としている。
【0025】この時、前記受光面電極膜の少なくとも前
記レーザ光の重複部に対応する部分を除去することによ
前記基板の絶縁性表面を露出せしめ、前記絶縁部とす
ることを特徴としている。
【0026】もしくは、前記受光面電極膜の少なくとも
前記レーザ光の重複部に対応する部分の周囲を除去する
ことにより前記基板の絶縁性表面を露出せしめ、この露
出せしめられた前記基板の絶縁性表面に包囲された前記
受光面電極膜を他の領域の受光面電極膜から電気的に絶
縁することにより、前記絶縁部とすることを特徴として
いる。
【0027】さらに、本発明太陽電池は、絶縁性表面を
有する基板上に受光面電極膜、光電変換層及び金属電極
膜からなる光電変換素子が複数個分散配置されると共
に、隣接する前記光電変換素子の隣接間隔部にて一方の
光電変換素子の金属電極膜と、他方の光電変換素子の受
光面電極膜とが電気的に直列接続された太陽電池であっ
て、前記金属電極膜は、前記電極膜表面においてレーザ
光を一部重複させながら走査させることにより光電変換
層を残すように除去され前記複数個の光電変換素子毎
に分離されると共に、前記光電変換層の前記レーザ光が
重複する部分に対応した箇所は絶縁部上に被着せしめら
れたことを特徴としている。
【0028】また、前記絶縁部は、前記受光面電極膜に
おける少なくとも前記レーザ光が重複する部分に対応し
た箇所が除去されることにより前記基板の絶縁性表面が
露出せしめられてなることを特徴としている。
【0029】或いは、前記絶縁部は、前記受光面電極膜
の前記レーザ光の重複部に対応する部分の周囲が除去さ
ることにより前記基板の絶縁性表面が露出せしめら
れ、この露出せしめられた前記基板の絶縁性表面に包囲
された領域の前記受光面電極膜が他の領域の受光面電極
膜から電気的に絶縁されてなることを特徴としている。
【0030】
【実施の形態】まず、本発明金属膜の除去方法に係わる
実施形態を、図1乃至図3を参照して説明する。図1乃
至図3は、本実施形態による金属膜の除去工程を説明す
るための工程別素子構造図である。
【0031】まず、図1(A)に示した断面図を参照し
て、ガラス、プラスチック等の絶縁性表面を有する基板
10上に導電膜11を被着する。ここで、導電膜11の
材料としては導電性を有するものであれば何でもよく、
Ag,Al等の金属、或いはITO,SnO2等の透光
性導電材或いは導電性ポリマーでも良い。
【0032】そして、同図に示すように、前記導電膜1
1の所定箇所を正方形の形に除去して基板10の絶縁性
表面を露出させることにより、絶縁部15を設けた。
【0033】具体的には同図(B)に示した平面図を参
照して、金属膜にライン状のレーザ光LBを重複して走
査することで金属膜を除去する際の、レーザ光が重複す
る重複部に対応した位置にある導電膜11を、正方形の
形に除去して基板10の絶縁性表面を露出せしめ、前記
絶縁部とした。
【0034】尚、基板10としてステンレス、Al板等
の導電性表面を有する基板を用いた場合には、導電膜1
1の所定箇所にSiOX,SiN、Al23等の絶縁膜
を形成して絶縁部15としても良い。或いは導電膜11
がSnO2等の酸化化合物からなる場合には水素で還元
して絶縁化し、絶縁部15としても良い。
【0035】次に、図2に示した断面図を参照して、前
記絶縁部15上を含んで前記導電膜11上に、非晶質シ
リコンからなる非晶質半導体膜12及びAgからなる金
属膜13を順次形成する。
【0036】そして、図3に示した断面図を参照して、
前記金属膜13の表面にライン状のレーザ光LBを、前
記絶縁部15に対応する部分内で一部重複させながら紙
面表裏方向に走査することで、該電極膜13を加熱、溶
融し、除去した。
【0037】即ち、本実施形態によれば、非晶質半導体
膜12の、前記レーザ光LBが重複する重複部に対応し
た部分は、予め設けられた絶縁部15上に被着されてい
る。従って、本実施形態によれば、前記レーザ光LBの
重複部に於いて非晶質半導体膜12が熱影響を受け微結
晶化し、低抵抗になったとしても、微結晶化した非晶質
半導体膜12を介して金属膜13と導電膜11とが短絡
することがない。
【0038】本実施形態の除去方法を用いて金属膜13
の除去を行った場合と、絶縁部15を設けずに単に金属
膜13表面からレーザ光を照射して除去した場合とで、
金属膜13と導電膜11との間の抵抗値を測定した。
尚、基板1としてはガラス板を用い、この基板1上に膜
厚約1μmのSnO2からなる導電膜12、膜厚約30
00Åの非晶質シリコンからなる非晶質半導体膜12及
び膜厚約2000ÅのAgからなる金属膜13を順次被
着し、この金属膜13表面に波長248nmのKrFエ
キシマレーザを一部重複させながら走査して金属膜13
の除去加工を行った。
【0039】この結果、導電膜11と金属膜13との間
の抵抗値は、本実施形態の方法を用いた場合10MΩ以
上と良好な絶縁性を示したのに対し、絶縁部15を設け
ない場合には100Ω以下と極めて劣悪な値を示した。
【0040】尚、前記絶縁部15の大きさは、少なくと
も前記レーザ光LBの重複部の大きさとすれば良いが、
金属膜13の除去端での短絡を確実に防止するために重
複部の大きさよりも大きめとすることが好ましい。
【0041】また、本実施形態にあっては、前記導電膜
11の所定箇所を正方形に除去して前記基板10の絶縁
性表面を露出せしめ絶縁部15としたが、必ずしもこれ
に限るものでない。
【0042】例えば、図4の平面図に示す如く、導電膜
11の、前記レーザ光の重複部に対応する位置の周囲の
4辺に対応する部分だけを除去してこの部分における基
板10の絶縁性表面を露出させても良い。斯かる如くす
れば、この4辺に囲まれた領域においては導電膜11が
残っているものの、他の領域の導電膜11とは電気的に
絶縁されている。従って、この4辺に包囲された領域を
前記絶縁部15として、この絶縁部15に対応する領域
内でレーザ光LBを重複するようにしても前記の場合と
同様の効果が得られる。
【0043】さらに、以上の実施形態にあってはレーザ
光LBとしてライン状のレーザ光を用いたが、これに限
らずスポット状のレーザ光を用いた場合にあっても本発
明を同様に適用できることは言うまでもない。
【0044】次に、本発明太陽電池の実施形態を図5を
参照して説明する。
【0045】図5は、本発明の実施形態に係わる太陽電
池の素子構造図を示し、同図(A)は断面図であり、同
図(B)に示した平面図中A−Aの部分の断面を表して
いる。尚、同図において図10に示した従来の太陽電池
と同じ機能を有する部分には同じ符号を付して表してい
る。
【0046】まず図5(A)に示した断面図を参照し
て、1はガラス、プラスチック等の透光性且つ絶縁性表
面を有する基板であり、該基板1上にITO,SnO2
等の透光性の導電膜からなる受光面電極膜2…が分散配
置されている。加えて、本実施形態の太陽電池にあって
は、受光面電極膜2の所定箇所に前記基板1の絶縁性表
面を露出せしめた絶縁部5…を設けている。より詳しく
は、この絶縁部5…は、金属電極膜4表面にライン状の
レーザ光をその一部を重複させて走査することで該電極
膜4を除去する際の、前記レーザ光が重複する重複部に
対応して設けてある。
【0047】また、同図において3…は、前記絶縁部5
上を含んで前記受光面電極膜2…上に被着された複数個
の光電変換層であり、膜面に平行にpin接合を有した
非晶質半導体膜からなる。さらに4…は、前記光電変換
層3…上に被着されたAg,Al等の金属膜からなる金
属電極膜である。
【0048】そして、前記受光面電極膜2…、光電変換
層3…及び金属電極膜4…により光電変換素子SC…が
複数個構成されると共に、隣接する光電変換素子SC、
SCは、その隣接間隔部において一方の光起電力素子S
Cの金属電極膜4が、他方の光起電力素子SCの受光面
電極膜2まで延在することにより、電気的に直列接続さ
れている。
【0049】以上の構成によれば、レーザ光の重複部に
対応する部分では、光電変換層3は絶縁部5上に被着さ
れることとなる。このため前記レーザ光の重複部におい
て、金属電極膜4の下地にある光電変換層3が熱影響を
受け微結晶化し低抵抗となってもその下地が絶縁部5で
あるので、前記重複部において金属電極膜4と受光面電
極膜2とが短絡することがない。
【0050】次に、斯かる太陽電池を製造するための、
本発明製造方法の実施形態を図6乃至図10を参照して
説明する。
【0051】図6は、本実施形態で用いたレーザ装置の
装置構成図であり、また図7乃至図10は、図5に示し
た本発明太陽電池の製造工程を説明するための工程別の
素子構造図である。
【0052】まず、図6を参照して、本実施形態に用い
たレーザ装置では、レーザ光の光源20として波長24
8nmのKrFエキシマレーザを用いている。この光源
20から出射された2cm×3cm角のレーザ光Lは、
反射ミラー21にて反射された後ビームエキスパンダ2
2によりその一辺が拡大され、2cm×5cmのレーザ
光となる。そしてこのレーザ光を60μm×4cmの開
口部を設けたステンレス製のマスク23を通過させ、周
辺部における強度の弱い部分をカットして略均一なエネ
ルギ密度分布を有する60μm×4cmのレーザ光とす
る。次いで、このレーザ光の一辺をプリズムアレー24
により拡大し、60μm×5.1cmの長方形の形状を
有するライン状ビームとする。尚、ここでプリズムアレ
ー24はホモジナイザとしての機能も有しており、レー
ザ光のエネルギ密度分布はより均一なものとなる。そし
てこのライン状ビームをコンデンサーレンズ25及び結
像レンズ26を介して被加工物27上に結像し、被加工
物にライン状のビーム形状を反映した加工を施す。
【0053】次に、このライン状ビームを用いて図5に
示した本発明太陽電池を製造する工程を、図7乃至図1
0を参照して説明する。
【0054】尚、本実施形態においては太陽電池のサイ
ズを10cm角とし、そして裏面電極膜を加工するにあ
たっては、上記の60μm×5.1cmサイズのライン
状のレーザ光を用いた。従って、本実施形態では長さ1
0cmにわたり裏面電極膜に除去加工を施すにあたっ
て、上記のライン状レーザ光を0.2cmの長さで重複
させて2回照射している。さらに具体的には、本実施形
態にあっては裏面電極膜の除去加工を行うにあたって、
まず基板の一端から5.1cmの長さにわたって1回目
のレーザ光照射を行う。次いで、基板の一端より4.9
cmの位置から基板の他端まで2回目のレーザ光照射を
行い、この2回のレーザ光照射を通じて長さ10cmに
わたる裏面電極膜の除去加工を行っている。従って、基
板の一端より4.9cmの位置から5.1cmの位置に
わたり、0.2cmの長さでレーザ光が重複して照射さ
れることになる。
【0055】まず図7(A)に示した断面図を参照し
て、ガラス、プラスチック等の透光性且つ絶縁性表面を
有する基板1上に、SnO2からなる膜厚約1μmの受
光面電極膜2を熱CVD法により形成する。そして、波
長1.06μmのYAGレーザ光LBを前記受光面電極
膜2の所定部に膜面側から照射し、被照射部の受光面電
極膜を除去して複数個の受光面電極膜2…を形成した。
【0056】尚、ここでは直径が60μmのスポット状
のYAGレーザ光を、その一部を重複させながら走査
し、基板の一端から他端に至るまで幅60μmの溝状の
除去加工を行っている。
【0057】また、同時に、図7(B)の平面図に示す
如く、受光面電極膜2の、金属電極膜4の除去の際にレ
ーザ光LB’が重複して照射される箇所、即ち基板の一
端より4.9cmの位置から5.1cmの位置に至るま
での0.2cmの長さにわたり、幅60μmの除去加工
を行い、この部分で基板1の絶縁性表面を露出させて絶
縁部5…を設けた。尚、この際の除去加工についても波
長1.06μmのYAGレーザ光を用いた。
【0058】次いで図8(A)に示した断面図を参照し
て、前記受光面電極膜2上及び絶縁部5上を含んで基板
1上の全面に、通常のプラズマCVD法を用いて膜厚2
00Åのp型非晶質シリコンカーバイド膜、膜厚400
0Åの真性非晶質シリコン膜及び膜厚200Åのn型非
晶質シリコン膜を順次形成し、光電変換層3とした。
【0059】そして、前記受光面電極膜2の除去部と前
記絶縁部5との間で光電変換層3の除去加工を行い、複
数個の光電変換層3…とした。尚、この光電変換層の除
去加工は、波長530nm、直径70μm角のスポット
状のYAGレーザの第2高調波LBを基板1側から照射
し、その一部を重複して走査することで、同図(B)の
平面図に示すように基板の一端から他端に至るまで幅7
0μmの除去加工を行った。
【0060】尚、光電変換層3の除去加工を行うにあた
って、本実施形態ではYAGレーザの第2高調波LBを
基板1側から照射したが、上述したライン状のエキシマ
レーザ光を膜面側から照射して除去加工を行うこともで
きる。
【0061】次いで、図9(A)に示した断面図を参照
して、前記複数の光電変換層3…上を含んで基板1上の
全面に、膜厚0.6μmのAgからなる金属電極膜4を
スパッタ法或いは蒸着法により形成した。
【0062】そして、前記光電変換層3の除去部に近接
して金属電極膜4の表面にライン状のレーザ光を照射
し、該電極膜4を加熱、溶融して除去することで複数個
の金属電極膜4…に分離した。
【0063】ここで、金属電極膜4の除去にあたって
は、同図(B)の平面図に示す如く、まず幅60μm長
さ5.1cmのライン状レーザ光LB1を、基板の一端
から5.1cmの長さまで照射した後、ライン状レーザ
光LB2を基板の一端より4.9cmの位置から基板の
他端まで照射し、金属電極膜4を除去する。この時、前
記絶縁部5に対応する位置内で重複するように前記レー
ザ光LBを走査している。
【0064】従って、基板の一端より4.9cmの位置
から5.1cmの位置まではレーザ光LB1及びLB2
が重複して照射されることとなるが、この部分における
光電変換層3は絶縁部5上に被着されている。従って、
この部分で光電変換層3がレーザ光の重複した照射によ
り熱影響を受け、微結晶化し、低抵抗となったとして
も、この微結晶化した光電変換層3を介して金属電極膜
4と受光性電極膜2とが短絡することがない。
【0065】尚、本実施形態ではレーザ光の重複部が6
0μm×0.2cmのサイズであるので、これに対応し
て基板1の絶縁部10の大きさも60μm×0.2cm
のサイズとしたが、レーザ光のサイズが変わればこれに
応じて絶縁部5の大きさも変える必要があることは言う
までもない。また、微結晶化した光電変換層3を介した
金属電極膜4と受光面電極膜2との短絡をより確実に防
止するためには、絶縁部5の大きさをレーザ光の重複部
の大きさよりも若干大きめにし、絶縁部5に対応する位
置内でレーザ光を重複させることが好ましい。
【0066】表1に、本実施形態の製造法により製造し
た太陽電池の光電変換特性を示す。尚、ここで太陽電池
の大きさは10cm角とし、光電変換層3が2層積層さ
れた2層積層型の光電変換素子SCが、12段直列接続
された太陽電池を製造した。また、上記基板1の絶縁部
5を形成せずに製造した太陽電池の光電変換特性も比較
例として合わせて示す。
【0067】
【表1】
【0068】表1に示すとおり、本願の製造方法により
製造した太陽電池に於いては、光電変換層3の下地に、
金属電極膜4の除去工程の際のレーザ光の重複部に対応
して絶縁部5を設けているので、金属電極膜4と受光面
電極膜2との短絡が生じず、良好な光電変換特性を有し
ている。
【0069】また、前記絶縁部5の大きさは、レーザ光
の重複部の大きさ(60μm×0.2cm)と同じ大き
さでも良好な特性が得られるが、さらに大きくすること
で金属電極膜4の除去端における短絡をより確実に防止
でき、F.F.(曲線因子)をさらに向上することがで
きる。
【0070】これに対し、絶縁部の大きさをレーザ光の
重複部よりも小さくすると、金属電極膜4と受光面電極
膜2との短絡のために次第にF.F.が低下し、絶縁部
5を備えない比較例の太陽電池においては殆ど発電電力
を外部に取り出すことができない。従って、絶縁部5は
少なくともレーザ光の重複部に対応した大きさとする必
要がある。
【0071】尚、以上の実施形態にあっては、絶縁部5
を、レーザ光の重複部に対応する位置の全面にわたって
受光面電極膜2を除去し、基板1の絶縁性表面を露出さ
せることで形成している。然し乍ら、これに限らず図4
に示したように、受光面電極膜2の、レーザ光の重複部
に対応する部分の周囲を除去して基板1の絶縁性表面を
露出することで形成しても良い。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、金属電
極膜4の表面にレーザ光を照射して非晶質半導体膜3を
残すように被照射部の金属電極膜4を除去するに際し、
少なくともレーザ光の重複部に対応する部分の光電変換
層3が絶縁部5上に被着されている。従って、前記重複
部において、微結晶化し低抵抗となった光電変換層3を
介した金属電極膜4と受光面電極膜2との短絡を防止す
ることができ、良好な光電変換特性を有する太陽電池を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明金属膜の除去方法に係わる実施形態に於
ける、金属膜の除去工程を説明するための工程別素子構
造図である。
【図2】本発明金属膜の除去方法に係わる実施形態に於
ける、金属膜の除去工程を説明するための工程別素子構
造図である。
【図3】本発明金属膜の除去方法に係わる実施形態に於
ける、金属膜の除去工程を説明するための工程別素子構
造図である。
【図4】本発明金属膜の除去方法に係わる他の実施形態
を説明するための平面図である。
【図5】本発明太陽電池の実施形態を示す素子構造図で
ある。
【図6】本発明太陽電池の製造方法で用いたレーザ装置
の概略構成図である。
【図7】本発明太陽電池の製造方法を説明するための工
程別素子構造図である。
【図8】本発明太陽電池の製造方法を説明するための工
程別素子構造図である。
【図9】本発明太陽電池の製造方法を説明するための工
程別素子構造図である。
【図10】従来の太陽電池の素子構造断面図である。
【符号の従明】
1,10…基板、2…受光面電極膜、3…光電変換層、
4…金属電極膜、5,15…絶縁部、LB…レーザ光、
11…導電膜、12…非晶質半導体膜、13…金属膜

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電膜の所定の箇所に絶縁部を設ける工
    程と、前記 絶縁部上を含んで前記導電膜上に非晶質半導体膜及
    び金属膜を順次被着する工程と、前記 金属膜の表面にレーザ光を前記絶縁部に対応する部
    分内で重複させながら走査し、前記非晶質半導体膜を残
    すように前記金属膜を除去することを特徴とする金属膜
    の除去方法。
  2. 【請求項2】 前記導電膜を絶縁性表面を有する基板上
    に被着すると共に、前記導電膜の前記レーザ光が重複す
    る部分に対応した箇所の周囲を除去することにより前記
    基板の絶縁性表面を露出せしめ、前記絶縁部とすること
    を特徴とする請求項1記載の金属膜の除去方法。
  3. 【請求項3】 前記導電膜を絶縁性表面を有する基板上
    に被着すると共に、前記導電膜の前記レーザ光が重複す
    る部分に対応した箇所の周囲を除去することにより前記
    基板の絶縁性表面を露出せしめ、この露出せしめられた
    前記基板の絶縁性表面に包囲された領域の導電膜を他
    領域の導電膜から電気的に絶縁することにより、前記絶
    縁部とすることを特徴とする請求項1記載の金属膜の除
    去方法。
  4. 【請求項4】 絶縁性表面を有する基板上に受光面電極
    膜、光電変換層及び金属電極膜が積層されてなる光電変
    換素子が複数個分散配置されると共に、隣接する前記光
    電変換素子の隣接間隔部にて一方の光電変換素子の金属
    電極膜と他方の光電変換素子の受光面電極膜とが電気的
    に直列接続された太陽電池を製造する方法であって、 前記基板上に前記受光面電極膜を複数個分散配置する工
    程と、前記 受光面電極膜の隣接する前記金属電極膜の隣接間隔
    部に対応する部分の一部に絶縁部を設ける工程と、 前記受光面電極膜上及び絶縁部上を含んで前記基板上
    記光電変換層を複数個分散配置する工程と、前記 光電変換層上を含んで前記基板上の全面に前記金属
    電極膜を形成する工程と、前記 金属電極膜の表面にレーザ光を前記絶縁部に対応す
    る位置内で重複させながら走査することにより、光電変
    換層を残すように前記金属電極膜を除去し、前記複数個
    の光電変換素子毎に分離する工程と、 からなることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記受光面電極膜の少なくとも前記レー
    ザ光の重複部に対応する部分を除去することにより前記
    基板の絶縁性表面を露出せしめ、前記絶縁部とすること
    を特徴とする請求項4記載の太陽電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記受光面電極膜の少なくとも前記レー
    ザ光の重複部に対応する部分の周囲を除去することによ
    前記基板の絶縁性表面を露出せしめ、この露出せしめ
    られた前記基板の絶縁性表面に包囲された前記受光面電
    極膜を他の領域の受光面電極膜から電気的に絶縁するこ
    により、前記絶縁部とすることを特徴とする請求項4
    記載の太陽電池の製造方法。
  7. 【請求項7】 絶縁性表面を有する基板上に受光面電極
    膜、光電変換層及び金属電極膜からなる光電変換素子が
    複数個分散配置されると共に、隣接する前記光電変換素
    子の隣接間隔部にて一方の光電変換素子の金属電極膜
    と、他方の光電変換素子の受光面電極膜とが電気的に直
    列接続された太陽電池であって、 前記金属電極膜は、前記電極膜表面においてレーザ光を
    一部重複させながら走査させることにより光電変換層を
    残すように除去され前記複数個の光電変換素子毎に分
    離されると共に、 前記光電変換層の前記レーザ光が重複する部分に対応し
    た箇所は絶縁部上に被着せしめられたことを特徴とする
    太陽電池。
  8. 【請求項8】 前記絶縁部は、前記受光面電極膜におけ
    る少なくとも前記レーザ光が重複する部分に対応した箇
    所が除去されることにより前記基板の絶縁性表面が露出
    せしめられてなることを特徴とする請求項7記載の太陽
    電池。
  9. 【請求項9】 前記絶縁部は、前記受光面電極膜の前
    レーザ光の重複部に対応する部分の周囲が除去されるこ
    とにより前記基板の絶縁性表面が露出せしめられ、この
    露出せしめられた前記基板の絶縁性表面に包囲された領
    域の前記受光面電極膜が他の領域の受光面電極膜から電
    気的に絶縁されてなることを特徴とする請求項7記載の
    太陽電池。
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