JPS6095979A - 光電変換半導体装置作製方法 - Google Patents

光電変換半導体装置作製方法

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JPS6095979A
JPS6095979A JP58204442A JP20444283A JPS6095979A JP S6095979 A JPS6095979 A JP S6095979A JP 58204442 A JP58204442 A JP 58204442A JP 20444283 A JP20444283 A JP 20444283A JP S6095979 A JPS6095979 A JP S6095979A
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electrodes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、光電変換素子またはセル(以下単にセルと
いう)を絶縁表面を有する可曲性の透光性有機樹脂基板
上にレーザスクライブ方法を用いて複合化するに関し、
装置全体としての低価格化を成就した光電変換装置の作
製方法に関する。
この発明は、有機樹脂薄膜とこの上面の透光性導電Il
l (CTFという)とがレーザスクライブ(以下LS
という)を実施するのに際し、CTPをスクライブしつ
つも有機樹脂薄膜にまったく損傷を与えることのない条
件が実験的に存在することを見いだし、この事実を利用
して半導体装置特に光電変換装置を作製せんとしたもの
である。
このため、本発明においては、活性領域に設けられたセ
ルにおける透光性有機樹脂薄膜(以下OFという)の基
板上に、第1の電極と、この電極上に光照射により光起
電力を発生する非単結晶半導体と、該半導体上の第2の
電極とよりなる複数の素子を直列接続して配設するに関
し、隣合った素子間の電気的連結を活性領域の内部にコ
ンタクトを設けて成就したことを特長とする。
光電変換装置の安価、多量生産のための基板として可曲
性の有機薄膜の使用がめられてきた。
本発明はこのop側よりの光照射を可能とする透光性の
OFと、その上の酸化インジュームまたは酸化スズを主
成分とする導電性酸化膜よりなるCTFに対して、レー
ザ光を照射した時、このOFを損傷せずにCTFを選択
的に除去することができる条件を実験的に検討したとこ
ろ、そのレーザ光を1つの場所に長時間(数十m秒以上
)照射することなく、また走査(スキャン)スピードを
適切化することにより、CTFのみを除去することが可
能であることを見いだした。
即ち、レーザ光の照射によりOFは熱伝導率が小さい(
一般には1〜7 XI(1’cal /sec /c4
/”c/cm)ため、同じ位置に繰り返しレーザパルス
を加えると、この有機樹脂内に熱が蓄積され、この熱で
樹脂が炭化され切断されてしまう。しかしその繰り返し
を1回または数回とすると、このOFの熱伝導率がCT
Fの1 /10”であるため、逆にCTF ’のみを選
択的にレーザ光の照射された場所のみ除去することがで
きることを見いだした。
従来、非単結晶半導体即ちアモルファスシリコンを含む
非単結晶シリコンを主成分としたPIN接合により、光
起電力を光照射により発生させんとしていた。しかしか
かる接合を有する半導体の上下の電極は直列接続をする
ため、1つのセルの下側電極と隣のセルの上側電極とを
電気的に連結を活性領域の「外側」でさせなければなら
ず、かつ各セル間は互いに電気的にアイソレイトされて
いることを必要な条件としていた。
第1図は従来構造の代表的な例を示している。
第1図(A)は光電変換装置(1)を透光性のガラス基
板(2)を下側にした背面より見た平面図である。
図面において、光照射により光起電力を発生する活性領
域(14)と、各セル(11)、< 13 )を連結す
る連結部(12)を有する非活性領域(15)とを有す
る。第1図(A)のp、−Al’、 B−B’の縦断面
図を対応させて(B )、(C)に示していることより
明らかなごとく、活性領域において各セル(11)、(
13)はガラス基板(2)上の第1の電極の透光性導電
MW (CTF )の(3)は各セル間で互いに分離さ
れている。また半導体(4)は各セル間にて互いに連結
されている。また非活性領域において、セル(13)の
上側電極は、セル(11)の下側電極と連結部(6匁(
7)でのコンタクト(18)で連結し、これを繰り返し
5つのセルを外部電極(8)、(9)間にて直列接続を
させている。
しかしこの従来構造は一見半導体(4)が1枚であるた
め製造歩留りが高いように見える。しかし実際には3種
類(第1の導電膜のバターニング用の第1のマスク、非
活性領域形成のための第2のマスク、第2の導電膜のバ
ターニング用の第3のマスク)のマスクを用いるが、そ
のマスクにおいて第1のマスクと第3のマスクとがセル
ファライン方式でないため、マスクずれを起こしゃすい
このずれ(即ち金属マスクにおいては0.3〜IIII
I11のずれはごく当然である)により、セルの有効面
積が10〜20%も実質的に減少してしまうことが判明
した。
さらにマスクを用いるため、第1図(B)の活性領域で
の電極間の開溝であるアイソレイション領域(22)は
、0.2〜1a+m例えば0.5 mmを有するため、
セル中をIO+nmとする時、2IIIIWずれるとす
るとセル中(11)は8mmとなり、アイソレイション
巾(22)は2.5a+mとなってしまい、20%近く
も有効面積が減少してしまう。またセルの外枠(10)
の占める面積も5〜7%もある。
このため上下の電極の組合せをセルフレジストレイジョ
ン化することがその効率の向上のために強くめられてい
た。
また第1図の従来例においては、基板に非活性領域(1
5)が設けられ、この非活性領域は基板全体における2
0〜30%も占めてしまう、このためプロセス上の効率
が低くなり、ひいては製造コストの低下を図ることがで
きない。
このため非活性領域が存在しない光電変換装置を作るこ
とがきわめて重要であった。
さらに基板がガラス基板であるため、機械ストレスによ
り破損しやすい、このため基板として透光性の可曲性の
opが低価格化、耐機械破損防止のためめられていた。
本発明はかかる目的を成就するためになされたものであ
る。即ち本発明においては、光照射面側からは複数の第
1の電極の分離用の開溝(巾5〜70μ)が見られるの
みである。さらに第1図(A)における領域(15)の
ごとき非活性領域がまったく存在せず、連結部が即ち各
セルのアイソレイション領域を構成せしめている。加え
てLSを用いるマスクレスプロセスであるため、第1の
開溝をテレビモニターで積層して、その開溝を基準とし
て所定の位置に光学的にパターニングを行ういわゆるコ
ンピュータ・エイデツド・セルフレジストレイジョン方
式を採用することが可能になった。
また第1のセルの第1の電極と、第2のセルの第2の電
極との連結部のコンタクトは、基板の平導体「内部」 
(この第2図では中央部)に設け、従来例とそのコンタ
クトの位置がまったく異なる。
さらにこの内部コンタクトにより、透光性導電膜の光電
変換装置に与える直列抵抗を小さくできる。この結果、
連結部をセルの外側に設けなかったことにより、著しく
その有効面積の効率の向上を図ることができた。
さらにこのコンタクトが隣合うセル間の半導体をすべて
切断する構造で開溝を作るのではなく、その開溝(20
〜90pφ)を1つまたは複数個不連続に設けることに
より、この開溝の存在が透光牲OF面側より実質的に肉
眼で見い出し得ず、商品的にスクライブラインが目障り
にならないようにできたという他の特長を有する。
またコンタクトが開孔であるため、その孔の側周辺のす
べての側面が第1の電極と第2の電極との連結部のコン
タクトを構成させることができ、この部分での接触抵抗
を1Ω以下に下げることができた。
本発明はかかる多くの特長を有するものであって、以下
に図面に従ってその詳細を記す。
第2図は本発明の光電変換装置の製造工程および装置を
示すものである。
図面において、絶縁表面を有する透光性有機樹脂i膜基
板例えば住人ベークライト社製スミライト(連続使用温
度150〜300℃、光線透光率 80〜92%(厚さ
100μ)、熱伝導率 3〜7 X 10 )Cal/
 sec / d / ℃/ c+n)を透光性基板(
2)(例えば厚さ100μ、長さく図面では左右方向)
 60cm、中20cm)として用いた。さらにこの上
面に全面にわたって透光性導電膜例えばITO(約15
00人) +SnO□(200〜400人)またはハロ
ゲン元素が添加された酸化スズを主成分とする透光性導
電膜(1500〜2000人)を真空蒸着法、プラズマ
CvD法またはスプレー法により形成させた。OFとし
て例えば住人ベークライト社製スミライトFS−130
0を用いた。
このOFは連続使用温度温度180℃、熱伝導率4.3
X10’4Cal /sec /c+J/’c/am、
光線透光率86.3%(100μの厚さとする)、表面
抵抗率5.4 Xl0I4Ω、体積抵抗率1.7 X1
016Ωc+wをその代表例として有する。
このOF上にスパッタ法にてITOを700 人の厚さ
に形成させた。するとそのシート抵抗は200Ω/口を
有していた。
この図面は4つのセルを直列接続せしめた場合である。
即ち本発明の光電変換装置は、活性領域(14)を同一
基板に100〜2000ケ同時に有するより大きい20
cm X 60c+++の基体を用いた。
各セルでは、第1の導電膜を基体全面に形成した。さら
にこの導電膜を所定の形状にレーザ(ここでは1.06
μまたは0.53μの波長のYAG レーザ)スクライ
ブをマイクロコンピュータにより記憶され制御されたパ
ターンに従って行って第1の開溝(16)を形成した。
さらにセルの外側でのリークを除去するため、分離用開
溝(26)、(26’)を形成させた。そしてセル領域
(11)、(13)および外部接続用電極部(8)、(
9)を形成させた。
即ち、ここにYAGレーザ(発光波長1.06μ、焦点
距離501Il111、光径50μ)を照射した。その
条(牛として、繰り返し同時に6KH2,平均出力1.
3W、スキャンスピード(走査速度、以下ssとむ)う
) 60cm/分とした。
スクライビングにより形成された開溝(16) &よ巾
約70μ、長さ20cm (図面では1 cm)、深さ
番よOFのそれぞれの第1の電極を完全に切断分離した
第1の素子(11)および第2の素子(13)を半鼻成
する巾は10mmとした。
この時電子顕微鏡にて調べた範囲で番よ、OF裏表面は
何等の損傷もまた部分的な劣化も見られな力1った。こ
のレーザ光は1600℃以上の温度を有すると准察され
るが、連続使用上限温度が180℃程度の低い耐熱性し
か有さないOFに何等損傷を与えなかった。
即ち、OF上のCTPに対し、選択的に開溝(16)を
作製することができることがわかった。その上、2つの
プローブ間にはIMΩ以上の抵抗(巾番よ1CI11と
する)を得ることができた。
第3図はレーザ光の繰り返し周波数を可変にしたもので
、開溝が形成される場合の電気抵抗を示す。
図面において、スキャンスピード60c+w/分、平均
出力0.8%1.光径50μのYAG レーザを用いた
。するとその周波数をl0KH2より下げてゆくと、曲
線(45)は7KHz以下で不連続にIMΩ以上(45
’)となって電気的にアイソレイションを行うことがで
きるようになったことが判明した。
しかしこの周波数が4KHz以下ではこのCTFに加え
て下地のopをもその中心部(ガウス分布のエネルギ密
度の最も高い領域)で損傷してしまった。
このことにより、OF上のCTFのLS (レーザスク
ライブ)には(44)に示す範囲が適していた。
さらに、この下地の6pに損傷を与えることなくCTF
のみを除去する領域を調べたところ、第4図を得た。
即ち、SSを0〜120cm 7分、平均出力0〜3W
繰り返し周波数6KH2、焦点距M150cm、レーザ
光の直径50μのYAGレーザとすると、領域(49)
即ち点^、B、C,D、E、Fで囲まれる範囲はOFの
損傷がなくCTFのみで除去することができた。
さらに領域(47)はCTFすらも除去することができ
ない領域であり、領域(46)はパルス光がCTF上で
連続せず、破線のごとく不連続な大溝を得たのみであっ
た。領域(48)はCTFのみならず下地のOFに対し
ても損傷を与えてしまった領域であった。
このことにより下地のOFに対して損傷を与えることな
く 、cTpのみを選択的に開溝として除去することの
できる領域(19)があることがわかった。
第2図(A)の平面図またA−A’、F−F’における
縦断面図を(A−1>< (A−2)にそれぞれ示す。
次に第2図(B)の平面図に示すごとく、光照射により
光起電力を発生する水素または弗素が添加された非単結
晶半導体を、この電極(3)、開溝(16)のすべての
上面に均質の膜厚に形成させる。
この半導体(4)は例えば5ixC1z (0< x 
< 1一般には! =0.7〜0.8 )のP型を約1
00人の厚さに、さらにi型の水素またはハロゲン元素
が添加された珪素を主成分とする半導体を0.4〜0.
8μの厚さに、さらにN型の微結晶化した珪素またはN
型の5ixC1−x(0<x<1 x〜0.9>を主成
分とする半導体のPIN接合構造とした。もちろんこれ
をP (SixC+−x x=0.7〜0.8 ) −
1(Sl)−N (#C5i ) −P (SixCl
−x x =0.7〜0.8 )−I (SixGe 
I−X X =0.6〜0.8 ) −N (微結晶化
C5iまたは5lxC1−xO’Cx < 1 )とい
ったPINPIN構造のタンデム構造としてもよい。
さらに第2の開孔(15)をレーザ光により形成させ、
第2図(B)におけるB−B’、C−C’の縦断面図を
(B−1)、(B−2)に対応して示している。
かくして第2の開孔(15)はOFの表面には損傷を与
えずに第1の電極の側面(17)を露出させた。
この時、CTFの上端部を0〜5μの巾で露呈させる結
果、連結はCTF (3)の側面および上面が連結部の
コンタクトを構成する。この第2の開孔(15)の形成
条件は第1の開溝を形成する条件とレーザ光をパルスを
不連続に(15)の位置のみに加える以外は同一である
。即ち、半導体の存在は実質的に無視しても差支えなく
、第3図、第4図の特性を用いることができた。
もちろん、このレーザ光をさらに1/2程度に弱くして
CTFをスクライブさせず半導体のみをスクライブし、
コンタクトとしてCTFの上部(上表面)としてもよい
次に第2図(C)のパターンを形成させた。第2図(C
)のD−D’、 E−E’、 G−G’に対応した縦断
面図を(C−2)、(C−3>、< C−1)に示して
いる。
即ち、半導体(4)上に第2の電極を電子ビーム蒸着法
によりITOを100〜1600人例えば1050人の
厚さに設け、さらにクロムを主成分とする金属を500
〜2000人の厚さに形成させた。
すると、開口(15)において、第1の透光性導電膜(
3)の側面(17)に対し、ITOの導電性酸化物がコ
ンタクトし、オーム接触をさせることができた。
このクロムは融点1800℃、沸点2660℃、熱伝導
度0.2cal/ (cm、sec、deg)を有して
いる。特にこの熱伝導率は他が金属例えばチタンの0.
05に比べて4倍を有し、銀の0.9’18の115で
あり、この熱伝導率が0.1〜0.3の範囲がレーザ加
工にもっとも好ましいと措定される。即ち、レーザ照射
でアルミニューム等の酸化物を作りにくく、かつ下地と
反応しにくい金属として特にすぐれたものであった。ま
たこの下のITOがないとレーザ光は下側の半導体をも
容易にスクライブし、その周辺を多結晶半導体化してし
まった。またITOのみではレーザ光が透過し、半導体
のみを実質的にスクライブしてしまった。これらのこと
より、裏面電極はITOとクロムとの2層膜が最適であ
った。
裏面電極の反射性を利用して特性改良を図るには、前記
したITO(1050人) +Ti (20人)または
Ag (100〜200人) +Cr (1000〜3
000人)が好ましかった。
この後、第2図(C)においてレーザスクライブ(20
)を行った。これはYAGレーザ(波長1.06μ、0
.53μ)をテレビモニターにて第1の開溝をモニター
しつつ、それより50〜200μ第2のセル側(13)
にはいった位置にて開溝を作った。レーザ光の平均出力
0.5〜1.3−とし、ビーム径30〜50μφ、ビー
ム走査スピード0.1〜1m/分、一般には0.3m/
分として行った。
かくするとITO+Crの組合せにより熱伝導率が他の
金属に比べて適度に小さいため、半導体にその熱を伝え
、この半導体に導電性の多結晶体とずれることなくこの
第2の電極用の導体のみをスクライブして除去させるこ
とができた。さらにこの第3の開溝(20)をアセトン
等の洗浄溶液にて溶去することは残存物を除去するため
に好ましい。
またこの半導体(3)がP型半導体層、I型半導体層、
N型半導体層と例えば1つのPIN接合を有し、このN
型半導体層が微結晶または多結晶構造を有する。その電
気伝導度が1〜200(0cm)’と高い伝導度を持つ
場合、本発明のN型半導体層を室温〜150℃の温度で
酸化(10〜200時間)させ、絶縁物化することによ
りバンシベイションおよびリーク電流発生を防止するこ
とはきわめて重要であった。
かくして、連結部(12)において、セル(13)の第
1の電極(23’)と、セル(11)の第2の電極(2
5) とが酸化物コンタクトによりオーム接触を第2の
開溝(18)を介してしている。特に連結部(12)に
おけるコンタクト(17)は、第2の開孔(15)によ
り作られた第1の電極の側面または側面と0〜5μの巾
の第1の電極の上端面とで成就され、いわゆるサイドコ
ンタクト構造を有している。即ち2つのセルはわずか1
0〜7oμφの第2の開孔のサイドコンタクトで十分で
あり、この部分に第2の電極を構成する材料を密接させ
て電気的に直列接続をさせている。 (C−1>、(C
−2>の縦断面図より明らかなごとく、半導体(4)上
に第2の電極(5)が形成されているにすぎない。
そしてこの第3の開溝(20)はその下の半導体を多結
晶化することなく、また実質的に半導体をえぐることな
く電極のみを分離して各素子の第2の電極間を電気的に
アイソレイトさせることができた。
さらに第2図(C)において、これらの上面に有機樹脂
(28)例えばシリコーン、エポキシまたはポリイミド
を10〜100μの厚さにコーティングして完成させて
いる。
その結果、この図面より明らかなごとく、この光電変換
装置は、例えば図面に示されているごと< 、 1ca
+ x5cmの光電変換装置を同じ大きさの透光性OF
上に1つ作るのではなく 、20cm X 20cmま
たは20cm X 60cmまたは40cm X 40
cmの大きな同−透光性OF基板上に一度に多数の光電
変換装置を作ることが可能となった。
そして最後にこれらを(70)の境界で裁断法により切
断し、それぞれの光電変換装置にした。このためには、
従来より知られた光電変換装置のごとく活性領域と非活
性領域とを作るのではなく、すべて実質的に活性領域と
し、かつレーザ光による開溝を端から端まで作り、レー
ザ光の走査スピードを大きなOF上で常に一定にさせて
いることが重要である。さもないと、SSが遅い部分で
はOFに損傷がおきてしまうからである。 ゛ 第2図(C)での開溝(20)、(27)、(27’)
が端から端まで走査されているのは、量産化を考えた時
重要である。もちろんこれらの開溝は入射光側からはま
ったく見られないため高商品価値化を下げない。
また第2図(C)において明らかなどと(、セルの有効
面積は連結部(12)の10〜300μ中のきわめてわ
ずかな部分を除いて他のすべてが有効であり、実効面積
は90%以上を得ることができ、従来例の80%に比べ
本発明構造は格段に優れたものであった。
これらのことを考慮すると、本発明は以下の大きな特長
を有することが判明した。
即ち、本発明は〔1〕透光性有機樹脂膜の大面積基板に
同時に多数の光電変換装置を作り、これを分割して各基
板上に1つの光電変換装置を作る方式を採用することに
より低価格の製造が可能となった。このため、従来の1
/3〜115の価格(1ケあたり30〜50円)での製
造が可能である。
〔2〕第1の開溝と第2の開孔、第3の開溝とがコンビ
ニーりにより制御されたセルフレジストレイジョン方式
のため、セルの有効面積が大きく、かつその同一バッチ
で作られた各光電変換装置間のバラツキが少ない(3)
LSによるマスクレス工程、であるため、製造歩留りが
高い〔4〕各セル間分離の第1の開溝のスクライブライ
ンの中がlO〜100μときわめて小さく、かつ第2の
開孔も10〜50μφときわめて小さく、また第3の開
溝は透光性01面側からはまったく見えない。その結果
肉眼によりハイブリット化がされていることを確認され
得す、高付加商品価値を与えることができた。
第2図において、第2の開孔(15)は1つのみを半導
体内部の特に中央付近に存在させた。しかしこの開孔は
、複数ケ(2〜4ケ)を破線的にY方向に第1および第
3の開溝の間に作製しても、また横目形状に半導体(3
)の内部に第1の開演(16)にそって形成させてもよ
い。
以上の説明は本発明の第2図のパターンには限定されな
い。セルの数、大きさはその設計仕様によって定められ
るものである。また半導体はプラダマCVD法、減圧C
VD法、光CVD法または光プラズマCvD法を用いた
非単結晶シリコンを主成分とするPIN接合、ヘテロ接
合、タンデム接合のみに限らず多くの構造への応用が可
能である。
なお本発明は透光性有機樹脂上に透光性導電膜を密接さ
せた場合を示した。しかし本発明は、有機樹脂上に窒化
珪素または酸化珪素の膜を300〜3000人の厚さに
バリア層として形成し、その上に透光性導電膜を形成し
てもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光電変換装置の縦断面図である。 第2図は本発明の光電変換装置の平面図および縦断面図
を製造工程に従って示したものである。 第3図は本発明の有機樹脂上の透明導電膜をレーザスク
ライブした時のレーザスクライブによる電気抵抗の変化
を示す。 第4図は本発明の有機樹脂上の透明導電膜をレーザスク
ライブした時のレーザスクライブの可能な領域を示す。 尊1艶 <+)4・1.(14@ CkTo) γ3■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絶縁表面を有する透光性有機樹脂基板上の透光性導
    電膜に前記有機樹脂を損傷しない程度にレーザ光を照射
    して開溝を形成し、複数の第1の電極に分割する工程と
    、該第1の電極および該電極間の開溝上に光照射により
    光起電力を発生させる非単結晶半導体を形成させる工程
    と、前記非単結晶半導体内部にレーザ光を照射して、前
    記非単結晶半導体に開孔を形成せしめ、該半導体下の第
    1の電極の上面または側面を露呈させる工程と、この後
    第2の電極を前記第1の電極に対応して前記半導体上に
    形成させるとともに、隣合う光電変換素子の第1および
    第2の電極を前記開孔により電気的に直列に連結した工
    程とを有することを特徴とする充電変換半導体装置作製
    方法。 2、絶縁表面を有する基板上に配列された透光性導電膜
    の複数の第1の電極、該第1の電極および該電極間の開
    溝上に設けられた光照射により光起電力を発生させる非
    単結晶半導体を形成する工程と、前記非単結晶半導体内
    部にレーザ光を照射して前記非単結晶半導体に開孔を形
    成せしめ、該半導体下の第1の電極の上面または側面を
    露呈せしめる工程と、前記半導体上および前記開孔の第
    1の電極の側面または上面に透光性酸化物導電膜を密接
    せしめ、該膜上のクロムを主成分とする金属を形成した
    後レーザ光を照射して前記第1の電極に対応して複数の
    第2の電極を形成せしめるとともに、隣合う光電変換素
    子の第1および第2の電極を前記開孔により電気的に直
    列に連結したことを特徴とする光電変換半導体装置作製
    方法。 3、特許請求の範囲第1項または第2項において、非単
    結晶半導体に開孔をその下の有機樹脂を損傷させない程
    度の強度でレーザ光を照射して形成せしめて、透光性導
    電酸化膜の第1の電極上面または側面を露呈せしめ、該
    第1の電極の側面または側面と上面とに第2の電極を構
    成する導電性酸化物材料を密接して設けさせてコンタク
    トを形成させたことを特徴とする光電変換半導体装置作
    製方法。
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