JP3402502B2 - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JP3402502B2
JP3402502B2 JP35331193A JP35331193A JP3402502B2 JP 3402502 B2 JP3402502 B2 JP 3402502B2 JP 35331193 A JP35331193 A JP 35331193A JP 35331193 A JP35331193 A JP 35331193A JP 3402502 B2 JP3402502 B2 JP 3402502B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図8〜図11) 発明が解決しようとする課題(図8〜図11) 課題を解決するための手段(図1、図2、図3、図6及
び図7) 作用(図1、図2、図3、図6及び図7) 実施例(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は回転ドラム装置に関し、
ヘツドの回転軌跡を一段と高精度化するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ(VTR)
等においては、磁気ヘツドを所定の回転ドラム装置に搭
載して回転させることにより、回転ドラム装置に巻き付
けられながら走行する磁気テープの長手方向に対して順
次斜めに形成された記録トラツクに当該磁気ヘツドを介
して所定の映像信号を記録及び又は再生するようになさ
れている。このような回転ドラム装置として第1に固定
上ドラム及び固定下ドラム間に設けられた中ドラムを回
転させる中ドラム式のものがある。
【0004】すなわち図8(A)及び(B)は中ドラム
式の回転ドラム装置1の上面図及び側面図を示し、支持
部材2に円筒形状の固定上ドラム3が螺子7A及び7B
によつて締結され、また当該支持部材2に円筒形状の固
定下ドラム4が螺子8A及び8Bによつて締結されてい
る。
【0005】固定上ドラム3及び固定下ドラム4間には
回転中ドラム11が回転自在に枢支され、当該回転中ド
ラム11にその周側部から僅かに突出して磁気ヘツド1
2が固定されている。回転中ドラム3は駆動モータ6に
よつて回転駆動され、これに応じて磁気ヘツド12が固
定上ドラム3及び固定下ドラム4間において回転する。
【0006】このとき回転中ドラム11に固定された磁
気ヘツド12の回転軌跡上を磁気テープ(図示せず)が
固定上ドラム3及び固定下ドラム4の外周側面に沿つて
斜めに走行することにより、磁気テープ上に対してその
長手方向に順次斜めに記録トラツクを形成することがで
きる。
【0007】ここで図9は回転ドラム装置1の断面図を
示し、固定下ドラム4の下側部にトランス筐体4Aが形
成され、当該トランス筐体4A内にロータリトランス1
3のステータ13Aが固定されている。またトランス筐
体4Aに連通して円筒形状のベアリング保持部4Bが形
成され、当該ベアリング保持部4Bに保持されたベアリ
ング15A及び15Bを介して回転軸14が回転自在に
枢支されている。
【0008】回転軸14にはフランジ16が嵌合固定さ
れ、当該フランジ16の下側面にはロータリトランス1
3のロータ13Bが固定されていると共に、当該フラン
ジ16の上側面には回転中ドラム11が固定されてい
る。従つて回転軸14の下端部に設けられた駆動モータ
6によつて当該回転軸14を回転駆動することにより、
ロータリトランス13のロータ13B及び回転中ドラム
11を回転駆動することができる。
【0009】回転中ドラム11の周側部にはヘツド基板
21が締結されており、当該ヘツド基板21を介して磁
気ヘツド12が固定されている。この磁気ヘツド12は
調整螺子22によつてその高さを微調整することができ
る。
【0010】かくして固定上ドラム3及び固定下ドラム
4間の間隙から磁気ヘツド12を外部に突出配置するこ
とにより、当該外周側面に摺接する磁気テープ(図示せ
ず)に対して磁気ヘツドを介して所定の映像信号等を記
録又は再生することができる。
【0011】また回転ドラム装置として第2に固定下ド
ラム上に設けられた上ドラムを回転させる上ドラム式の
ものがある。
【0012】すなわち図8との対応部分に同一符号を付
して示す図10は上ドラム式の回転ドラム装置30の側
面図を示し、固定下ドラム4上には回転上ドラム33が
回転自在に枢支され、当該回転上ドラム33にその周側
部から僅かに突出して磁気ヘツド12が固定されてい
る。回転上ドラム33は駆動モータ6によつて回転駆動
され、これに応じて磁気ヘツド12が回転上ドラム33
と一体に回転する。
【0013】このとき回転上ドラム33に固定された磁
気ヘツド12の回転軌跡上を磁気テープ(図示せず)が
回転上ドラム33及び固定下ドラム4の外周側面に沿つ
て斜めに走行することにより、磁気テープ上に対してそ
の長手方向に順次斜めに記録トラツクを形成することが
できる。
【0014】ここで図9との対応部分に同一符号を付し
て示す図11は回転ドラム装置30の断面図を示し、固
定下ドラム4の下側部にトランス筐体4Aが形成され、
当該トランス筐体4A内にロータリトランス13のステ
ータ13Aが固定されている。またトランス筐体4Aに
連通して円筒形状のベアリング保持部4Bが形成され、
当該ベアリング保持部4Bに保持されたベアリング15
A及び15Bを介して回転軸14が回転自在に枢支され
ている。
【0015】回転軸14にはフランジ16が嵌合固定さ
れ、当該フランジ16の下側面にはロータリトランス1
3のロータ13Bが固定されていると共に、当該フラン
ジ16の上側面には回転上ドラム33が固定されてい
る。従つて回転軸14の下端部に設けられた駆動モータ
6によつて当該回転軸14を回転駆動することにより、
ロータリトランス13のロータ13B及び回転上ドラム
33を回転駆動することができる。
【0016】回転上ドラム33の周側部にはヘツド基板
21が締結されており、当該ヘツド基板21を介して磁
気ヘツド12が固定されている。この磁気ヘツド12は
調整螺子22によつてその高さを微調整することができ
る。
【0017】かくして固定下ドラム4上において磁気ヘ
ツド12を外部に突出配置しこれを回転させることによ
り、当該外周側面に摺接する磁気テープ(図示せず)に
対して磁気ヘツドを介して所定の映像信号等を記録又は
再生することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
回転ドラム装置1においては、回転中ドラム11全体を
フランジ16に対して付け替えることにより、磁気ヘツ
ド12を交換するようになされている。
【0019】この場合フランジ16の取付け面(上側
面)16Aの回転軸14に対する直角度(すなわち取付
け面16Aの平行度)と、当該フランジ16の取付け面
16Aに対する回転中ドラム11の取付け面11Aの平
行度とによつて当該回転中ドラム11に固定された磁気
ヘツド12の描く軌跡が決定され、当該軌跡を例えば回
転軸14に垂直な面に対して数〔μm〕以内に収めるこ
とが困難であり、磁気ヘツド12の軌跡に誤差が生じる
ことから磁気テープに形成される記録トラツクを狭める
ことによる高密度記録を達成することが困難であつた。
【0020】また例えば 180度対向ヘツドのように1つ
の回転中ドラム11に対して複数の磁気ヘツド12を設
ける場合、その組み立て工程において回転中ドラム11
をフランジ16と同様構成の組み立て用の治具フランジ
に取り付け、複数の磁気ヘツド12の軌跡が治具フラン
ジの取付け面(フランジ16の取付け面16Aと同様の
面)に対して平行な1つの面内に収まるような調整をす
るが、この場合治具フランジの取付け面の平行度が実際
に組み付けるフランジ16の取付け面16Aの平行度に
対して誤差を持つていると、回転中ドラム11に固定さ
れた磁気ヘツド12の描く軌跡が例えば回転軸14に垂
直な面に対して数〔μm〕以内に収まらなくなる問題が
あつた。
【0021】またこれに対して回転ドラム装置30にお
いては、回転上ドラム33全体をフランジ16に対して
付け替えることにより、磁気ヘツド12を交換するよう
になされており、この場合も同様にしてフランジ16の
取付け面16Aの平行度及び回転上ドラム33の平行
度、さらには回転上ドラム33に対して複数の磁気ヘツ
ド12を組み付ける際の治具フランジの平行度によつて
磁気ヘツド12の回転軌跡の精度が決定され、当該回転
軌跡を1つの面に対して数〔μm〕以内にすることが困
難であつた。
【0022】また磁気テープの走行速度を変えてスロー
再生又は倍速再生等を行う場合、磁気ヘツド12をバイ
モルフ等でなるダイナミツクトラツキングヘツド構成と
してテープ速度に応じて当該磁気ヘツドの高さを変位さ
せる必要があり、磁気ヘツドの構成が複雑化することを
避け得ない問題があつた。
【0023】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ヘツドを所定の回転軌跡に沿つて高精度で回転させ
ることができる回転ドラム装置を提案しようとするもの
である。
【0024】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、回転ドラム41上に固定されたヘ
ツド12を回転することにより、ヘツド12に摺接する
テープ状記録媒体に所定の信号を記録及び又は再生する
回転ドラム装置140において、第1の回転軸保持部材
43及び第2の回転軸保持部材4を締結する支持部材1
42と、第1の回転軸保持部材43に回転自在に枢支さ
れた第1の回転軸44と、第2の回転軸保持部材4に回
転自在に枢支され、第1の回転軸44に対して分割され
た第2の回転軸14と、第1の回転軸44及び第2の回
転軸14の回転動作を一致させる同期手段47と、第1
の回転軸44に係合固定され、ヘツド12を有する回転
ドラム41と、第1の回転軸保持部材43及び回転ドラ
ム41の距離を回転ドラム41の円周方向に沿つて測定
手段171A、171B、171Cと、測定手段171
A、171B、171Cの測定結果に基づいて第1の回
転軸保持部材43の水平度及び垂直変位度を調整する調
整手段142、142A、142B、142C、142
D、152、157A、157B、175とを設け、調
整手段142、142A、142B、142C、142
D、152、157A、157B、175は、支持部材
142において、ヘツド12の回転軌跡によつて形成さ
れる面に対して垂直な方向に形成された第1のスリツト
142Dによつて第1の回転軸保持部材43を締結する
第1のブロツク142E、142G及び第2の回転軸保
持部材4を締結する第2のブロツク142Fに分割し、
第1のスリツト142Dの間隙を第1のアクチユエータ
152によつて変化させることにより、第1の回転軸保
持部材43を垂直方向に変位調整すると共に、支持部材
142において、ヘツド12の回転軌跡によつて形成さ
れる面に対して水平な方向に形成された第2のスリツト
142Cによつて第1の回転軸保持部材43を締結する
第1のブロツク142E及び第2の回転軸保持部材4を
締結する第2のブロツク142F、142Gに分割し、
第2のスリツト142Cの間隙を第2のアクチユエータ
157A、157Bによつて変化させることにより、第
1の回転軸保持部材43を水平方向に対して傾斜調整す
るようにして、ヘツド12の回転軌跡を調整するように
した。
【0025】また本発明においては、調整手段175
は、測定手段171A、171B、171Cのうち第1
の回転軸保持部材43の水平度を測定する第1及び第2
の距離センサ171A、171Bの測定結果を入力し、
当該2つの測定結果を一致させるように回転軸保持部材
43の水平度を調整すると共に、測定手段171A、1
71B、171Cのうち第1の回転軸保持部材43の垂
直変位度を測定する第1の距離センサ171A及び第3
の距離センサ171Cの測定結果を入力し、当該2つの
測定結果を一致させるように第1の回転軸保持部材43
の垂直変位度を調整するようにする。
【0026】また本発明においては、同期手段は、第1
の回転軸44及び第2の回転軸14を接続するフレキシ
ブルジヨイント47でなるようにする。
【0027】
【0028】
【作用】ヘツド12を交換する際に、第1の回転軸44
に係合固定された回転ドラム41、73を第1の回転軸
保持部材43、71ごと交換し、支持部材142を所定
方向にブロック分割する第1のスリツト142Dの間隙
を第1のアクチユエータ152によつて変化させるよう
にして第1の回転軸保持部材43を垂直方向に変位調整
すると共に、支持部材142を所定方向にブロツク分割
する第2のスリツト142Cの間隙を第2のアクチユエ
ータ157A、157Bによつて変化させるようにして
第1の回転軸保持部材43を水平方向に対して傾斜調整
するようにして、ヘツド12の回転軌跡を調整すること
により、ヘツド交換前後においてヘツドの回転軌跡を一
致させることができる。また調整手段175においてヘ
ツド12の回転軌跡を任意の方向に傾けることにより、
テープ状記録媒体に対する可変速再生を容易に行うこと
ができる。
【0029】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0030】図9との対応部分に同一符号を付して示す
図1において中ドラム式の回転ドラム装置140は、支
持部材142に固定上ドラム43が螺子7Aによつて締
結されている。
【0031】固定上ドラム43には円筒形状のベアリン
グ保持部43Aが形成されており、当該ベアリング保持
部43Aに保持されたベアリング45A及び45Bを介
して回転軸44が回転自在に枢支されている。
【0032】回転軸44の下端部にはフランジ46の中
心部分に形成された円筒形状の嵌合部46Bが嵌合固定
されている。このフランジ46の取付け面(上側面)4
6Aには回転中ドラム41が固定されている。また当該
回転中ドラム41の周側部にはヘツド基板21が締結さ
れており、当該ヘツド基板21を介して磁気ヘツド12
が固定されている。この磁気ヘツド12は調整螺子22
によつてその高さを微調整することができる。かくして
回転軸44と一体に回転中ドラム41の磁気ヘツド12
を回転し得る。
【0033】ここで固定上ドラム43側において設けら
れた回転軸44と固定下ドラム4側に設けられた回転軸
14とはそれぞれフレキシブルジヨイント47によつて
結合されており、駆動モータ6を回転駆動して回転軸1
4を回転した際にこれと一体に回転軸44を回転させる
ことができる。かくして駆動モータ6を駆動することに
より回転軸14、44及び回転中ドラム41を介して磁
気ヘツド12を回転させることができる。
【0034】また固定上ドラム43及び固定下ドラム4
を支持する支持部材142には2つのスリツト142C
及び142Dが形成されており、さらに図2に示すよう
にスリツト142Cに連通して切欠き142A及び14
2Bが形成されている。
【0035】従つてスリツト142Cによつて固定上ド
ラム43を支持する上ドラム固定ブロツク142Eと固
定下ドラム4を支持する下ドラム固定ブロツク142F
に分割され、当該上ドラム固定ブロツク142E及び下
ドラム固定ブロツク142Fは切欠き142A及び14
2B間に形成された結合部159によつて連接してな
る。
【0036】この切欠き142Aの上面部には垂直方向
に支持孔160Aが形成されており、当該支持孔160
A内には円柱形状の圧電アクチユエータ157Aが設け
られている。この圧電アクチユエータ157Aはその下
端部を切欠き142Aの底面に当接し、さらに上端部を
螺子孔155Aに螺合された螺子158Aに当接し、こ
れにより切欠き142Aの底面及び螺子158A間に固
定されている。
【0037】また切欠き142Bの上面部には垂直方向
に支持孔160Bが形成されており、当該支持孔160
B内には円柱形状の圧電アクチユエータ157Bが設け
られている。この圧電アクチユエータ157Bはその下
端部を切欠き142Bの底面に当接し、さらに上端部を
螺子孔155Bに螺合された螺子158Bに当接し、こ
れにより切欠き142Bの底面及び螺子158B間に固
定されている。
【0038】圧電アクチユエータ157A及び157B
はそれぞれ印加される電圧値に応じてその長手方向(矢
印d方向又はこれとは逆方向)に伸縮するようになされ
ている。従つて圧電アクチユエータ157A及び157
Bに印加する電圧値をそれぞれ制御し、図3(B)に示
すように圧電アクチユエータ157Aを縮めると共に圧
電アクチユエータ157Bを伸ばすことより、結合部1
59の支点O2 を中心に上ドラム固定ブロツク42Eが
矢印aで示す方向に傾く。
【0039】これに対して圧電アクチユエータ157A
を伸ばすと共に圧電アクチユエータ157Bを縮めるこ
とより、結合部159の支点O2 を中心に上ドラム固定
ブロツク42Eが矢印aで示す方向に対して逆方向に傾
く。
【0040】この結果図3(B)の支持部材42を紙面
反対側から回転ドラム装置140として見た図4に示す
ように、固定上ドラム43が水平な状態(図4(A))
において圧電アクチユエータ157A及び157Bによ
つて上ドラム固定ブロツク142E(図3(B))を矢
印a方向に傾けると、当該固定ブロツク142Eに固定
された固定上ドラム43がこれに応じて矢印a方向に傾
く(図4(B))。従つて当該固定上ドラム43の回転
軸44(図1)に一体化された回転中ドラム41も固定
上ドラム43と共に矢印a方向に傾き、この結果回転中
ドラム41に固定された磁気ヘツド12の軌跡を、固定
上ドラム43及び固定下ドラム4の周側面に摺接する磁
気テープ(図示せず)に対して傾けることができる。
【0041】また圧電アクチユエータ157A及び15
7Bによつて上ドラム固定ブロツク142E(図3
(B))を矢印aに対して逆方向に傾けると、当該固定
ブロツク142Eに固定された固定上ドラム43がこれ
に応じて矢印aに対して逆方向に傾く(図4(C))。
従つて当該固定上ドラム43の回転軸44(図1)に一
体化された回転中ドラム41も固定上ドラム43と共に
矢印aに対して逆方向に傾き、この結果回転中ドラム4
1に固定された磁気ヘツド12の軌跡を、固定上ドラム
43及び固定下ドラム4の周側面に摺接する磁気テープ
(図示せず)に対して傾けることができる。
【0042】このように圧電アクチユエータ157A及
び157B(図3(B))の伸縮量をこれに印加する電
圧値によつて調節することにより、磁気テープに対する
磁気ヘツド12の軌跡をアジマス方向に傾けることがで
きる。因にこのようなアジマス方向への調整を水平度調
整と呼ぶ。
【0043】また図2において支持部材142は垂直方
向に形成されたスリツト142Dによつて固定下ドラム
4を固定する下ドラム固定ブロツク142Fと固定上ド
ラム43を固定する上ドラム固定ブロツク142Eに連
結したアオリ調整ブロツク142Gとに結合部165を
介して分割されている。
【0044】アオリ調整ブロツク142Gには下ドラム
固定ブロツク142Fに連通した支持孔160Cが形成
されており、当該支持孔160Cには螺子孔161に螺
合された螺子153によつて圧電アクチユエータ152
が保持されている。この圧電アクチユエータ152に対
して印加する電圧値を制御することにより、当該圧電ア
クチユエータ152を伸縮させることができる。
【0045】従つて圧電アクチユエータ152を伸ばす
ことにより、下ドラム固定ブロツク42Fに対してアオ
リ調整ブロツク142Gを近接する方向(矢印b方向)
に変位させることができると共に、圧電アクチユエータ
152を縮めることにより、アオリ調整ブロツク142
Gを下ドラム固定ブロツク142Fから離間する方向
(矢印bに対して逆方向)に変位させることができる。
【0046】従つて図1に示すように圧電アクチユエー
タ152によつてアオリ調整ブロツク142Gを下ドラ
ム固定ブロツク142Fに対して矢印b方向に変位させ
ると、当該アオリ調整ブロツク142Gに対して結合さ
れた上ドラム固定ブロツク142Eを介して固定上ドラ
ム43を変位させることができる。この固定上ドラム4
3の変位方向は、支持部材142の結合部165の支点
1 を中心に矢印cで示す方向となる。
【0047】これに対して圧電アクチユエータ152に
よつてアオリ調整ブロツク142Gを下ドラム固定ブロ
ツク142Fに対して矢印bに対して逆方向に変位させ
ると、当該アオリ調整ブロツク142Gに対して結合さ
れた上ドラム固定ブロツク142Eを介して固定上ドラ
ム43を変位させることができる。この固定上ドラム4
3の変位方向は、支持部材142の結合部65の支点O
1 を中心に矢印cに対して逆方向となる。
【0048】この結果図3(B)の支持部材42を紙面
反対側から回転ドラム装置140として見た図5に示す
ように、固定上ドラム43が水平な状態(図5(A))
において圧電アクチユエータ152によつて固定上ドラ
ム43を矢印c方向に変位させると(図5(B))、こ
れに応じて当該固定上ドラム43の回転軸44(図1)
に一体化された回転中ドラム41も固定上ドラム43と
共に矢印c方向に傾き、この結果回転中ドラム41に固
定された磁気ヘツド12の軌跡を、固定上ドラム43及
び固定下ドラム4の周側面に摺接する磁気テープ(図示
せず)に対して上方向に変位させることができる。
【0049】また固定上ドラム43が水平な状態(図5
(A))において圧電アクチユエータ152によつて固
定上ドラム43を矢印cに対して逆方向に変位させると
(図5(C))、これに応じて当該固定上ドラム43の
回転軸44(図1)に一体化された回転中ドラム41も
固定上ドラム43と共に矢印cに対して逆方向に傾き、
この結果回転中ドラム41に固定された磁気ヘツド12
の軌跡を、固定上ドラム43及び固定下ドラム4の周側
面に摺接する磁気テープ(図示せず)に対して下方向に
変位させることができる。
【0050】このように圧電アクチユエータ152(図
1)の伸縮量を調節することにより、磁気テープに対す
る磁気ヘツド12の軌跡を上下方向(アオリ方向)に平
行移動させることができる。因にこのようなアオリ方向
への調整を垂直変位度調整と呼ぶ。
【0051】ここで図6に示すように回転ドラム装置1
40の回転中ドラム41の下側面41Cにおいて磁気ヘ
ツド12が設けられていない領域は鏡面加工されてお
り、固定下ドラム4の当該下側面41Cに対向する位置
には距離センサ171Cが固定されている。この距離セ
ンサ171Cは回転中ドラム41の下側面41Cに対し
てレーザ光を照射するレーザダイオードと、下側面41
Cにおいて反射したレーザ光を受光し当該受光位置に応
じて距離センサ171Cと下側面41Cとの間隔を検出
する受光部とでなり、反射レーザ光の受光位置(すなわ
ち下側面41Cとの距離)に応じた電圧レベルでなる検
出出力を制御部に送出するようになされている。
【0052】回転ドラム装置140においてはかかる構
成の距離センサ171Cと同様構成でなる距離センサ1
71A及び171Bが固定下ドラム4に固定されてい
る。各距離センサ171A、171B及び171Cの配
置は、回転ドラム装置140の上側面を示す図3(A)
において示すように、距離センサ171A及び171C
は回転中ドラム41の回転中心(すなわち回転軸44)
を通る直線上に配置され、距離センサ171Bは距離セ
ンサ171A及び171Cに対して90度角の間隔を隔て
た位置に配置されている。
【0053】また距離センサ171A及び171Cを通
る直線上には図2に示す支持部材142の結合部159
が有り、これにより圧電アクチユエータ157A及び1
57Bによつて回転中ドラム41をアジマス調整した場
合及び回転中ドラム41がアジマス方向に変位した場合
において距離センサ171A及び171Cの検出出力は
変化せず、圧電アクチユエータ152によつて回転中ド
ラム41をアオリ調整(垂直変位度調整)した場合及び
回転中ドラム41がアオリ方向に変位した場合において
距離センサ171A及び171Cの検出出力が変化する
ようになされている。
【0054】また距離センサ171Bの検出出力は圧電
アクチユエータ152によつて回転中ドラム41をアオ
リ調整した場合及び回転中ドラム41がアオリ方向に変
位した場合において変化するようになされている。
【0055】従つて距離センサ171A及び171Cの
検出出力によつて回転中ドラム41のアオリ方向の変位
のみを検出することができると共に、距離センサ171
Bの検出出力によつて回転中ドラム41のアジマス方向
の変位(すなわち水平度)のみを検出することができ
る。
【0056】ここで図7は距離センサ171A、171
B及び171Cの各検出出力に基づいて各圧電アクチユ
エータ152、157A及び157Bに対する印加電圧
を制御する圧電アクチユエータ制御回路175を示し、
距離センサ171Cから出力される検出出力V11はセ
ンサアンプAMP12を介してコントロールアンプAM
P14の非反転入力端に入力される。
【0057】コントロールアンプAMP14は反転入力
端に距離センサ171Aの検出出力V13を入力するこ
とにより、距離センサ171A及び171Cの検出出力
の差をエラー電圧V19として電圧ドライバAMP17
の非反転入力端に入力する。
【0058】この結果電圧ドライバAMP17は距離セ
ンサ171A及び171Cの検出出力の差が0となるよ
うな駆動電圧V23を支持部材142の圧電アクチユエ
ータ152に送出することにより、当該圧電アクチユエ
ータ152は駆動電圧V23に応じて伸縮する。この結
果アオリ方向に対する可動支点O1 (図6)に最も近い
距離センサ171Aの高さを基準にして距離センサ17
1Cの検出出力が距離センサ171Aの検出出力に一致
するようなフイードバツクをかけることができ、回転中
ドラム41のアオリ調整(垂直変位度調整)を行うこと
ができる。
【0059】また回転中ドラム41をアオリ方向に任意
に傾ける場合、電源電圧VCCから可変抵抗R12を介し
てセンサアンプAMP12の反転入力端にオフセツト電
圧V17を入力することにより、距離センサ171Cの
検出出力V11とオフセツト電圧V17との差分電圧V
18をコントロールアンプAMP14に送出することに
より、オフセツト電圧V17によつて決められるアオリ
方向の傾きを圧電アクチユエータ152によつて与える
ことができる。
【0060】これに対して距離センサ171Bから出力
される検出出力V12はセンサアンプAMP11を介し
てコントロールアンプAMP13の非反転入力端に入力
される。
【0061】コントロールアンプAMP13は反転入力
端に距離センサ171Aの検出出力V13を入力するこ
とにより、距離センサ171A及び171Cの検出出力
の差をエラー電圧V16として電圧ドライバAMP15
の非反転入力端及び電圧ドライバAMP16の反転入力
端に入力する。
【0062】かくして電圧ドライバAMP15及びAM
P16はエラー電圧V16に対して差動動作することに
より、圧電アクチユエータ157A及び157Bに対し
て一方を伸びる方向に動かすと共に他方を縮む方向に動
かす。かくしてアジマス方向に対する可動支点O2 (図
3(B))に最も近い距離センサ171Aの高さを基準
にして距離センサ171Bの検出出力が距離センサ17
1Aの検出出力に一致するようなフイードバツクをかけ
ることができ、回転中ドラム41のアジマス調整(水平
度調整)を行うことができる。
【0063】また回転中ドラム41をアジマス方向に任
意に傾ける場合、電源電圧VCCから可変抵抗R11を介
してセンサアンプAMP11の反転入力端にオフセツト
電圧V14を入力することにより、距離センサ171B
の検出出力V12とオフセツト電圧V14との差分電圧
V15をコントロールアンプAMP13に送出すること
により、オフセツト電圧V15によつて決められるアジ
マス方向の傾きを圧電アクチユエータ157A及び15
7Bによつて与えることができる。
【0064】以上の構成において、回転ドラム装置14
0は固定上ドラム43に枢支された回転軸44と固定下
ドラム4に枢支された回転軸14とが分割され、固定上
ドラム43側に枢支された回転軸44に回転中ドラム4
1が固定されている。
【0065】従つて磁気ヘツド12を交換する際には、
回転中ドラム41を固定上ドラム43と共に交換するこ
とになる。このとき回転軸44に嵌合固定されたフラン
ジ46の取付け面46Aの平行度(すなわち回転軸44
に対する直角度)と回転中ドラム41のフランジ46に
対する取付け面の平面度が予め設定された基準範囲内に
収まるように組み立てられており、固定上ドラム43に
対する磁気ヘツド12の回転軌跡の誤差が許容範囲に収
められている。
【0066】従つて予めこのように回転中ドラム41を
組み込んだ固定上ドラム43を支持部材142に締結す
ることにより、従来のようにフランジ46に対して回転
中ドラム41を取付ける際にフランジ46及び回転中ド
ラム41間において生じる取付け誤差を本発明によつて
なくすことができる。
【0067】また1つの回転中ドラム41に例えば 180
度対向して2つの磁気ヘツド12を取付けるような複数
の磁気ヘツド12を有する回転ドラム装置の組み立てに
おいては、磁気ヘツド12を回転中ドラム41に取付け
る際に複数の磁気ヘツド12が同一の軌跡をもつように
調整がなされるが、このような調整は固定上ドラム43
の回転軸44にフランジ46を介して回転中ドラム41
を取り付けた状態で行う。
【0068】従つて固定上ドラム43、回転軸44、フ
ランジ46及び回転中ドラム41を1つの部品として組
み上げた状態で複数の磁気ヘツド12の軌跡を調整する
ことができる。この結果磁気ヘツド12の交換は、当該
固定上ドラム43、回転軸44、フランジ46及び回転
中ドラム41を1つの交換部品として組み上げた状態で
纏めて交換することにより、従来のように磁気ヘツド1
2を交換する際に、フランジ46に回転中ドラム41を
取付けるといつた工程を本発明によつてなくすことがで
き、これにより複数の磁気ヘツド12の軌跡が保証され
た状態のままこれを交換することができる。
【0069】ここで固定上ドラム43を支持部材142
に対して締結する際にゴミ等による取付け誤差が生じて
も、圧電アクチユエータ制御回路175が距離センサ1
71A及び171Cの検出出力に基づいて圧電アクチユ
エータ152を伸縮させることにより、固定上ドラム4
3及び回転中ドラム41をアオリ方向に変位調整するこ
とができる。
【0070】また圧電アクチユエータ制御回路175に
おいて距離センサ171A及び171Bの検出出力に基
づいて圧電アクチユエータ157A及び157Bを差動
動作させることにより、固定上ドラム43及び回転中ド
ラム41をアジマス方向に傾斜調整することができる。
【0071】従つて圧電アクチユエータ制御回路175
によつて固定下ドラム4に対する回転中ドラム41の下
側面41Cの距離を常に一致させるような制御を行うこ
とができる。
【0072】従つて以上の構成によれば、磁気ヘツド1
2を交換する際に、支持部材142に締結する固定上ド
ラム43と当該固定上ドラム43に一体に組み立てられ
た回転中ドラム41を纏めて交換し、さらに回転中ドラ
ム41に固定された磁気ヘツド12の回転軌跡を支持部
材142の圧電アクチユエータ152、157A及び1
57Bによつて調整するようにしたことにより、磁気ヘ
ツド12の交換前後において当該磁気ヘツド12の回転
軌跡を高精度で一致させることができる。
【0073】かくして磁気テープ上に数〔μm〕の幅で
記録トラツクを形成するような高密度記録を行う記録再
生装置の回転ドラム装置においても磁気ヘツド12の回
転軌跡の互換性を確保しながら当該磁気ヘツド12の交
換を容易に行うことができる。
【0074】因に図7においてセンサアンプAMP11
及びAMP12に対してオフセツト電圧V14及びV1
7を入力し、当該オフセツト電圧V14及びV17に基
づいて磁気ヘツド12の回転軌跡をアジマス方向及びア
オリ方向に任意に変位調整し得ることにより、磁気テー
プの走行速度を変化させてスロー再生又は倍速再生する
ような場合においても、当該磁気テープの走行速度に応
じてオフセツト電圧V14及びV17を変化させるよう
なプログラム制御を行うことにより、従来のように煩雑
な構成のバイモルフヘツド等を用いることなく、簡単に
可変速再生を行うことができる。
【0075】なお上述の実施例においては、本発明を中
ドラム式の回転ドラム装置140に適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、上ドラムが回転す
る上ドラム式のものにおいてもこれを適用することがで
きる。
【0076】また上述の実施例においては、固定下ドラ
ム4側に枢支された回転軸14を駆動モータ6によつて
駆動し、回転軸14に対してフレキシブルジヨイント4
7によつて結合された回転軸44を回転させる場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、回転軸14及び
回転軸44をそれぞれ別々の駆動モータによつて同期を
とりながら回転駆動するようにしても良い。
【0077】また上述の実施例においては、積層セラミ
ツク構成の圧電アクチユエータ152、157A、15
7Bを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、小型モータ等を用いてスリツト142C及び14
2Dの各間隙を変化させるようにしても良い。
【0078】また上述の実施例においては、ビデオテー
プレコーダの回転ドラム装置に本発明を適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばデイジ
タルオーデイオ信号を記録及び又は再生するようになさ
れたオーデイオテープレコーダの回転ドラム装置等、他
の種々の回転ドラム装置に本発明を適用することができ
る。
【0079】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定の支
持部材に固定された第1の回転軸保持部材に第1の回転
軸を回転自在に枢支すると共に、支持部材に固定された
第2の回転軸保持部材に第2の回転軸を回転自在に枢支
し、第1の回転軸及び第2の回転軸を同期手段によつて
結合し、第2の回転軸を所定の駆動手段によつて回転駆
動することにより第1の回転軸に係合された回転ドラム
のヘツドを回転させることができる。
【0080】このように回転軸を2分割し、第1の回転
軸を支持する回転軸保持部材の水平及び垂直変位度を測
定手段によつて測定し、当該測定結果に基づいて、支持
部材を所定方向にブロツク分割する第1のスリツトの間
隙を第1のアクチユエータによつて変化させるようにし
て第1の回転軸保持部材を垂直方向に変位調整すると共
に、支持部材を所定方向にブロツク分割する第2のスリ
ツトの間隙を第2のアクチユエータによつて変化させる
ようにして第1の回転軸保持部材を水平方向に対して傾
斜調整するようにして、ヘツドの回転軌跡を調整するこ
とにより調整手段によつて調整することにより、第1の
回転軸に係合固定された回転ドラム上のヘツド軌跡を所
定の軌跡となるように調整することができる。
【0081】従つてヘツドを交換する際に、第1の回転
軸に係合固定された回転ドラムを第1の回転軸保持部材
ごと交換することにより、ヘツド交換前後においてヘツ
ドの回転軌跡を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中ドラム式でなる回転ドラム装置
の一実施例を示す断面図である。
【図2】支持部材の構成を示す斜視図である。
【図3】支持部材の構成を示す上面図及び側面図であ
る。
【図4】磁気ヘツド軌跡のアジマス調整の説明に供する
略線図である。
【図5】磁気ヘツド軌跡のアオリ調整の説明に供する略
線図である。
【図6】距離センサの配置状態を示す断面図である。
【図7】圧電アクチユエータ制御回路の構成を示すブロ
ツク図である。
【図8】従来の中ドラム式回転ドラム装置を示す上面図
及び側面図である。
【図9】従来の中ドラム式回転ドラム装置を示す断面図
である。
【図10】従来の上ドラム式回転ドラム装置を示す側面
図である。
【図11】従来の上ドラム式回転ドラム装置を示す断面
図である。
【符号の説明】
4……固定下ドラム、6……駆動モータ、12……磁気
ヘツド、13……ロータリトランス、14、44……回
転軸、41……回転中ドラム、43……固定上ドラム、
46……フランジ、47……フレキシブルジヨイント、
140……回転ドラム装置、142……支持部材、14
2A、142B……切欠き部、142C、142D……
スリツト、152、157A、157B……圧電アクチ
ユエータ、171A、171B、171C……距離セン
サ、175……圧電アクチユエータ制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 秀昭 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−295212(JP,A) 特開 昭53−128321(JP,A) 特開 昭63−122010(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/48 - 5/53 G11B 5/56 - 5/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラム上に固定されたヘツドを回転す
    ることにより、上記ヘツドに摺接するテープ状記録媒体
    に所定の信号を記録及び又は再生する回転ドラム装置に
    おいて、 第1の回転軸保持部材及び第2の回転軸保持部材を締結
    する支持部材と、 第1の回転軸保持部材に回転自在に枢支された第1の回
    転軸と、 第2の回転軸保持部材に回転自在に枢支され、上記第1
    の回転軸に対して分割された第2の回転軸と、 上記第1の回転軸及び上記第2の回転軸の回転動作を一
    致させる同期手段と、 上記第1の回転軸に係合固定され、上記ヘツドを有する
    上記回転ドラムと、 上記第1の回転軸保持部材及び上記回転ドラムの距離を
    上記回転ドラムの円周方向に沿つて測定する測定手段
    と、 上記測定手段の測定結果に基づいて上記第1の回転軸保
    持部材の水平度及び垂直変位度を調整する調整手段とを
    具え 上記調整手段は、 上記支持部材において、上記ヘツドの回転軌跡によつて
    形成される面に対して垂直な方向に形成された第1のス
    リツトによつて上記第1の回転軸保持部材を締結する第
    1のブロツク及び上記第2の回転軸保持部材を締結する
    第2のブロツクに分割し、上記第1のスリツトの間隙を
    第1のアクチユエータによつて変化させることにより、
    上記第1の回転軸保持部材を垂直方向に変位調整すると
    共に、上記支持部材において、上記ヘツドの回転軌跡に
    よつて形成される面に対して水平な方向に形成された第
    2のスリツトによつて上記第1の回転軸保持部材を締結
    する第1のブロツク及び上記第2の回転軸保持部材を締
    結する第2のブロツクに分割し、上記第2のスリツトの
    間隙を第2のアクチユエータによつて変化させることに
    より、上記第1の回転軸保持部材を水平方向に対して傾
    斜調整するようにして、上記ヘツドの回転軌跡を調整す
    るようにした ことを特徴とする回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 上記調整手段は、 上記測定手段のうち上記第1の回転軸保持部材の水平度
    を測定する第1及び第2の距離センサの測定結果を入力
    し、当該2つの測定結果を一致させるように上記回転軸
    保持部材の水平度を調整すると共に、上記測定手段のう
    ち上記第1の回転軸保持部材の垂直変位度を測定する上
    記第1の距離センサ及び第3の距離センサの測定結果を
    入力し、当該2つの測定結果を一致させるように上記第
    1の回転軸保持部材の垂直変位度を調整する ことを特徴
    とする請求項1に記載の回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】 上記同期手段は、 上記第1の回転軸及び上記第2の回転軸を接続するフレ
    キシブルジヨイントでなる ことを特徴とする請求項1に
    記載の回転ドラム装置。
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