JP3337172B2 - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JP3337172B2
JP3337172B2 JP35446393A JP35446393A JP3337172B2 JP 3337172 B2 JP3337172 B2 JP 3337172B2 JP 35446393 A JP35446393 A JP 35446393A JP 35446393 A JP35446393 A JP 35446393A JP 3337172 B2 JP3337172 B2 JP 3337172B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図8) 課題を解決するための手段(図1、図3及び図7) 作用(図1、図3及び図7) 実施例(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は回転ドラム装置に関し、
簡易な構成によつてヘツドの回転軌跡を一段と確実に検
出する回転ドラム装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ(VTR)
等においては、磁気ヘツドを所定の回転ドラム装置に搭
載して回転させることにより、回転ドラム装置に巻き付
けられながら走行する磁気テープの長手方向に対して順
次斜めに形成された記録トラツクに当該磁気ヘツドを介
して所定の映像信号を記録及び又は再生するようになさ
れている。
【0004】このような回転ドラム装置として第1に固
定上ドラム及び固定下ドラム間に設けられた回転中ドラ
ムを回転させる回転中ドラム式のもの又は所定の支持部
材に固定され固定下ドラム上に設けられた回転上ドラム
を回転させる回転上ドラム式のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
回転ドラム装置においては、回転する中ドラム又は上ド
ラムの回転軌跡を高精度化することによつて当該中ドラ
ム又は上ドラムに固定された磁気ヘツドを所定の回転軌
跡に沿つて精度良く回転させることができる。
【0006】ところが従来の回転ドラム装置において
は、磁気ヘツドを交換する場合に回転中ドラム又は回転
上ドラムを交換しなければならず、当該回転中ドラム又
は回転上ドラムの取付け精度を高精度に保つことが困難
であり、このため回転中ドラム又は回転上ドラムの回転
精度を検出してこれを調整する必要があつた。
【0007】この場合、例えば回転中ドラム又は回転上
ドラムと共に回転する回転体に回転精度を検出するセン
サを設けて当該センサの出力を測定する方法が考えられ
るが、この場合当該センサの測定出力信号を外部の回路
に伝送する方法としてスリツプリングを用いる必要があ
つた。
【0008】このスリツプリングは、図8に示すように
回転軸と一体に回転する回転部材33に複数の摺動リン
グ35A〜35Hが設けられており、当該摺動リング3
5A〜35Hに対して支持部材31にダンパ34を介し
て固定された複数の摺接ピン32A〜32Pを摺接させ
ることにより、当該摺接部において回転体に設けられた
センサからの測定出力信号を支持部材31を介して固定
部材上に設けられた回路に送出することができる。
【0009】ところがかかる構成のスリツプリング30
を用いると、摺接部における摺接ピン32A〜32Pと
摺動リング35A〜35Hに磨耗が生じ、測定出力信号
の伝送を確実に行うことが困難になる問題があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ヘツドの回転精度を一段と確実に伝送及び検出し、
当該検出結果に基づいてヘツドの回転軌跡誤差を一段と
高精度に調整し得る回転ドラム装置を提案しようとする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、回転ドラム41上に固定されたヘ
ツド12を回転することにより、ヘツド12に摺接する
テープ状記録媒体に所定の信号を記録及び又は再生する
回転ドラム装置140において、回転ドラム41又は回
転ドラム41と同期して回転する回転体50上に設けら
れ、回転ドラム41及び当該回転ドラム41に対向する
固定部材4又は43間の距離、又は回転体50及び回転
ドラム41間の距離、若しくは回転体50及び固定部材
4又は43間の距離を測定する距離センサ171と、距
離センサ171の測定結果信号SDをテープ状記録媒体
からヘツド12を介して得られる再生高周波信号SRF
に重畳する重畳手段172、C1、C2と、測定結果信
号SDを再生高周波信号SRFに重畳してなる伝送信号
を回転ドラム41又は回転体50でなるロータ側からス
テータ側に伝送するロータリトランス13と、ロータリ
トランス13を介してステータ側に伝送された伝送信号
から測定結果信号SDを抽出する抽出手段173B、1
74Bと、抽出手段173B、174Bにおいて抽出さ
れた測定結果信号SDに基づいて回転ドラム41及び当
該回転ドラム41に対向する固定部材4又は43間の距
離、又は回転体50及び回転ドラム41間の距離、若し
くは回転体50及び固定部材4又は43間の距離を測定
する測定手段175Bとを備えるようにする。
【0012】また本発明においては、距離センサ171
の発光部171Aはレーザ光を射出するレーダダイオー
ドでなり、距離センサ171Bの受光部171Bはレー
ザ光が測定対象物41において反射してなる反射光を受
光し、当該受光位置に基づいて変化する測定結果信号S
Dを出力するようにする。
【0013】また本発明においては、測定手段175B
は、距離センサ171の測定結果信号SDに基づいて回
転ドラム41の傾きを検出するようにする。
【0014】また本発明においては、重畳手段172、
C1、C2は、距離センサ171から出力される測定結
果信号SDを周波数変調した後、再生高周波信号SRF
に重畳するようにする。
【0015】また本発明においては、重畳手段172、
C1、C2は、距離センサ171から出力される測定結
果信号SDを振幅変調した後、再生高周波信号SDに重
畳するようにする。
【0016】また本発明においては、重畳手段172、
C1、C2は、距離センサ171から出力される測定結
果信号SDを位相変調した後、再生高周波信号SRFに
重畳するようにする。
【0017】
【作用】距離センサ171から出力される測定結果信号
SDを再生高周波信号SRFに重畳することにより、当
該測定結果信号SDをロータリトランス13を介してス
テータ側の測定手段175B側に伝送することができ
る。従つて測定結果信号SDを確実に伝送及び検出する
ことができる。
【0018】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0019】図1において140は全体として回転ドラ
ム装置を示し、固定された固定下ドラム4及び固定上ド
ラム43がそれぞれ支持部材142に固定されている。
固定上ドラム43にはベアリング45A及び45Bを介
して第1の回転軸44が回転自在に枢支され、当該回転
軸44には回転中ドラム41が固定されている。また回
転中ドラム41の周側部には磁気ヘツド12が固定され
ている。
【0020】これに対して固定下ドラム4にはベアリン
グ15A及び15Bを介して第2の回転軸14が回転自
在に枢支され、第1の回転軸44及び第2の回転軸14
はフレキシブルジヨイント47によつて結合されてい
る。従つて駆動モータ6によつて回転軸14が回転駆動
されると、これに応じて回転軸44が回転する。
【0021】また回転軸14には回転体50が固定され
ており、回転体50の上側面には距離センサ171が設
けられている。従つて当該距離センサ171によつて回
転体50及び当該回転体50と共に回転する回転中ドラ
ム41との距離を測定するようになされている。
【0022】また回転軸14及び固定下ドラム4間には
ロータリトランス13が設けられており、距離センサ1
71からの測定出力信号をステータ側に設けられた検出
回路に送出するようになされている。
【0023】ここで図2は支持部材142の構成を示
し、当該支持部材142には2つのスリツト142C及
び142Dが形成されており、さらにスリツト142C
に連通して切欠き142A及び142Bが形成されてい
る。
【0024】従つてスリツト142Cによつて固定上ド
ラム43を支持する上ドラム固定ブロツク142Eと固
定下ドラム4を支持する下ドラム固定ブロツク142F
に分割され、当該上ドラム固定ブロツク142E及び下
ドラム固定ブロツク142Fは切欠き142A及び14
2B間に形成された結合部159によつて連接してな
る。
【0025】この切欠き142Aの上面部には垂直方向
に支持孔160Aが形成されており、当該支持孔160
A内には円柱形状の圧電アクチユエータ157Aが設け
られている。この圧電アクチユエータ157Aはその下
端部を切欠き142Aの底面に当接し、さらに上端部を
螺子孔155Aに螺合された螺子158Aに当接し、こ
れにより切欠き142Aの底面及び螺子158A間に固
定されている。
【0026】また切欠き142Bの上面部には垂直方向
に支持孔160Bが形成されており、当該支持孔160
B内には円柱形状の圧電アクチユエータ157Bが設け
られている。この圧電アクチユエータ157Bはその下
端部を切欠き142Bの底面に当接し、さらに上端部を
螺子孔155Bに螺合された螺子158Bに当接し、こ
れにより切欠き142Bの底面及び螺子158B間に固
定されている。
【0027】圧電アクチユエータ157A及び157B
はそれぞれ印加される電圧値に応じてその長手方向(矢
印d方向又はこれとは逆方向)に伸縮するようになされ
ている。従つて圧電アクチユエータ157A及び157
Bに印加する電圧値をそれぞれ制御し、圧電アクチユエ
ータ157Aを縮めると共に圧電アクチユエータ157
Bを伸ばすことより、結合部159の支点を中心に上ド
ラム固定ブロツク42Eが矢印dで示す方向に傾く。
【0028】これに対して圧電アクチユエータ157A
を伸ばすと共に圧電アクチユエータ157Bを縮めるこ
とより、結合部159の支点を中心に上ドラム固定ブロ
ツク42Eが矢印dで示す方向に対して逆方向に傾く。
【0029】この結果固定上ドラム43が水平な状態に
おいて圧電アクチユエータ157A及び157Bによつ
て上ドラム固定ブロツク142Eを矢印d方向に傾ける
と、当該固定ブロツク142Eに固定された固定上ドラ
ム43がこれに応じて矢印d方向に傾く。従つて当該固
定上ドラム43の回転軸44(図1)に一体化された回
転中ドラム41も固定上ドラム43と共に矢印d方向に
傾き、この結果回転中ドラム41に固定された磁気ヘツ
ド12の軌跡を、固定上ドラム43及び固定下ドラム4
の周側面に摺接する磁気テープ(図示せず)に対して傾
けることができる。
【0030】また圧電アクチユエータ157A及び15
7Bによつて上ドラム固定ブロツク142Eを矢印dに
対して逆方向に傾けると、当該固定ブロツク142Eに
固定された固定上ドラム43がこれに応じて矢印dに対
して逆方向に傾く。従つて当該固定上ドラム43の回転
軸44(図1)に一体化された回転中ドラム41も固定
上ドラム43と共に矢印dに対して逆方向に傾き、この
結果回転中ドラム41に固定された磁気ヘツド12の軌
跡を、固定上ドラム43及び固定下ドラム4の周側面に
摺接する磁気テープ(図示せず)に対して傾けることが
できる。
【0031】このように圧電アクチユエータ157A及
び157Bの伸縮量をこれに印加する電圧値によつて調
節することにより、磁気ヘツド12の軌跡を、磁気テー
プに対してアジマス方向に傾けることができる。因にこ
のような調整を水平度調整と呼ぶ。
【0032】また図2において支持部材142は垂直方
向に形成されたスリツト142Dによつて固定下ドラム
4を固定する下ドラム固定ブロツク142Fと固定上ド
ラム43を固定する上ドラム固定ブロツク142Eに連
結したアオリ調整ブロツク142Gとに結合部165を
介して分割されている。
【0033】アオリ調整ブロツク142Gには下ドラム
固定ブロツク142Fに連通した支持孔160Cが形成
されており、当該支持孔160Cには螺子孔161に螺
合された螺子153によつて圧電アクチユエータ152
が保持されている。この圧電アクチユエータ152に対
して印加する電圧値を制御することにより、当該圧電ア
クチユエータ152を伸縮させることができる。
【0034】従つて圧電アクチユエータ152を伸ばす
ことにより、下ドラム固定ブロツク42Fに対してアオ
リ調整ブロツク142Gを近接する方向(矢印b方向)
に変位させることができると共に、圧電アクチユエータ
152を縮めることにより、アオリ調整ブロツク142
Gを下ドラム固定ブロツク142Fから離間する方向
(矢印bに対して逆方向)に変位させることができる。
【0035】従つて圧電アクチユエータ152によつて
アオリ調整ブロツク142Gを下ドラム固定ブロツク1
42Fに対して矢印b方向に変位させると、当該アオリ
調整ブロツク142Gに対して結合された上ドラム固定
ブロツク142Eを介して固定上ドラム43を変位させ
ることができる。この固定上ドラム43の変位方向は、
支持部材142の結合部165の支点を中心に図1の矢
印cで示す方向となる。
【0036】これに対して圧電アクチユエータ152に
よつてアオリ調整ブロツク142Gを下ドラム固定ブロ
ツク142Fに対して矢印bに対して逆方向に変位させ
ると、当該アオリ調整ブロツク142Gに対して結合さ
れた上ドラム固定ブロツク142Eを介して固定上ドラ
ム43を変位させることができる。この固定上ドラム4
3の変位方向は、支持部材142の結合部65の支点を
中心に図1の矢印cに対して逆方向となる。
【0037】この結果固定上ドラム43が水平な状態に
おいて圧電アクチユエータ152によつて固定上ドラム
43を矢印c方向に変位させると、これに応じて当該固
定上ドラム43の回転軸44(図1)に一体化された回
転中ドラム41も固定上ドラム43と共に矢印c方向に
傾き、この結果回転中ドラム41に固定された磁気ヘツ
ド12の軌跡を、固定上ドラム43及び固定下ドラム4
の周側面に摺接する磁気テープ(図示せず)に対して上
方向に変位させることができる。
【0038】また固定上ドラム43が水平な状態におい
て圧電アクチユエータ152によつて固定上ドラム43
を矢印cに対して逆方向に変位させると、これに応じて
当該固定上ドラム43の回転軸44(図1)に一体化さ
れた回転中ドラム41も固定上ドラム43と共に矢印c
に対して逆方向に傾き、この結果回転中ドラム41に固
定された磁気ヘツド12の軌跡を、固定上ドラム43及
び固定下ドラム4の周側面に摺接する磁気テープ(図示
せず)に対して下方向に変位させることができる。
【0039】このように圧電アクチユエータ152の伸
縮量を調節することにより、磁気ヘツド12の軌跡を、
磁気テープに対して上下方向(アオリ方向)に変位させ
ることができる。因にこのような調整を垂直変位度調整
と呼ぶ。
【0040】ここで図3は回転体50に固定された距離
センサ171の配置状態を示し、当該距離センサ171
はレーザダイオードでなる発光部171A及びボジシヨ
ニングセンサでなる受光部171Bを有し、発光部17
1A及び受光部171Bが回転中心から回転体50の半
径方向に沿うように配置されている。
【0041】距離センサ171は図4に示すように発光
部171Aから射出されたレーザ光を回転中ドラム41
の下側面41Aにおいて反射し、これを受光部171B
において受光する。従つて距離センサ171(すなわち
回転体50)と回転中ドラム41の下側面41Aとの距
離に応じて受光部171Bにおけるレーザ光の受光位置
が決まり、当該距離の変化に応じて受光部171Bにお
ける受光位置か変化するようになされている。
【0042】従つて図5に示すように回転体50に対し
て回転中ドラム41(及び固定上ドラム43)が傾いた
場合、図6に示すように距離センサ171の受光部17
1Bから出力される測定出力信号SDは正弦波信号とな
る。この波形の振幅によつて回転体50(すなわち固定
下ドラム4)と回転中ドラム41の傾き量を検出するこ
とができる。
【0043】また当該測定出力信号SDの1周期が回転
体50及び回転中ドラム41の1回転分となることによ
り、時点t1における距離測定開始ポイントをP1とし
た場合、測定波形の最小値が得られる時点t2までの位
相によつてポイントP1から最小値検出位置までの回転
角を求めることができる。
【0044】従つて当該測定出力信号SDの位相によつ
て回転中ドラム41の傾きの方向を検出することができ
る。
【0045】ここで図7は回転ドラム装置140を用い
たデータレコーダの再生回路170を示し、磁気ヘツド
12を介して得られる再生RF信号SRFはロータリト
ランス13を介してステータ側の回路部に設けられたフ
イルタ173Aに送出され、当該フイルタ173Aにお
いて再生RF信号のみが抽出される。
【0046】フイルタ173Aから出力される再生RF
信号は復調回路174Aにおいて周波数復調(FM復
調)され、続く再生信号処理回路175Aに送出される
ことにり、再生データを得る。
【0047】ここで回転体50に設けられた回路基板1
76に設けられた距離センサ171から出力される測定
出力信号SDは変調回路172において周波数変調(F
M変調)され、カツプリングコンデンサC1及びC2を
介して磁気ヘツド12からの再生RF信号SRFに重畳
される。
【0048】従つて測定出力信号SDは再生RF信号S
RFと共にロータリトランス13を介してフイルタ17
3Bに入力され、当該フイルタ173Bにおいて測定出
力信号SDが変調された周波数成分のみを抽出した後、
これを復調回路174Bに送出する。
【0049】復調回路174Bはフイルタ173Bの出
力を周波数復調(FM復調)することにより測定出力信
号SDを抽出し、これを測定信号処理回路175Bに送
出する。測定信号処理回路175Bは測定信号SDに基
づいて距離センサ171(すなわち回転体50)及び回
転中ドラム41間の距離を検出し、当該検出結果に基づ
いて圧電アクチユエータ152、157A及び157B
の伸縮量を制御することにより、回転中ドラム41に設
けられた磁気ヘツド12の回転軌跡を調整することがで
きる。
【0050】以上の構成において、距離センサ171か
ら出力される測定出力信号SDは変調回路172におい
て周波数変調されることにより高い周波数成分に変換さ
れる。従つて当該距離センサ171の測定結果を磁気ヘ
ツド12から得られる再生RF信号SRFに重畳するこ
とができ、これをロータリトランス13を介してステー
タ側に設けられた回路部に送出することができる。
【0051】従つて従来のようなスリツプリング30
(図8)を用いることなく距離センサ171の測定出力
信号SDをステータ側の回路部に送出することができ、
スリツプリング30の磨耗等による伝送劣化を回避し
得、測定出力信号SDを確実に測定信号処理回路175
Bに送出することができる。
【0052】従つて以上の構成によれば、測定信号処理
回路175Bにおいて確実に距離センサ171の測定結
果を検出することができると共に、スリツプリング30
を用いることなく測定出力信号SDをステータ側に送出
することができることにより、スリツプリング30を用
いない分、構成を簡易化することができる。
【0053】なお上述の実施例においては、変調回路1
72において測定出力信号SDを周波数変調(FM変
調)する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば振幅変調(AM変調)又は位相変調(PM変
調)等、要は高い搬送周波数に重畳するような変調方式
であれば他の変調方式を用いるようにしても良い。
【0054】また上述の実施例においては、回転中ドラ
ム41を回転する回転中ドラム式の回転ドラム装置14
0に本発明を適用した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、回転上ドラム式のものにおいても本発明
を適用して好適である。
【0055】また上述の実施例においては、積層セラミ
ツク構成の圧電アクチユエータ152、157A、15
7Bを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、小型モータ等を用いてスリツト142C及び14
2Dの各間隙を変化させるようにしても良い。
【0056】また上述の実施例においては、回転体50
及び回転中ドラム41間の距離を測定する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、固定下ドラム4及び
回転中ドラム41間の距離、又は回転体50及び固定上
ドラム間の距離を測定するようにしても良い。
【0057】また上述の実施例においては、データレコ
ーダの回転ドラム装置に本発明を適用した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばビデオテープ
レコーダの回転ドラム装置等、他の種々の回転ドラム装
置に本発明を適用することができる。
【0058】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、距離セン
サから出力される回転ドラムの回転軌跡情報をロータリ
トランスを介して出力するようにしたことにより、ヘツ
ドの回転精度を一段と確実に伝送及び検出し、当該検出
結果に基づいてヘツドの回転軌跡誤差を一段と高精度に
調整し得る回転ドラム装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中ドラム式でなる回転ドラム装置
の一実施例を示す断面図である。
【図2】支持部材の構成を示す斜視図である。
【図3】距離センサの配置状態を示す略線的斜視図であ
る。
【図4】距離センサによる測定状態を示す斜視図であ
る。
【図5】回転ドラムの傾斜状態を示す略線的斜視図であ
る。
【図6】距離センサ出力波形を示す信号波形図である。
【図7】再生回路の構成を示すブロツク図である。
【図8】従来のスリツプリングの構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】 4……固定下ドラム、6……駆動モータ、12……磁気
ヘツド、13……ロータリトランス、14、44……回
転軸、30……スリツプリング、41……回転中ドラ
ム、43……固定上ドラム、47……フレキシブルジヨ
イント、140……回転ドラム装置、142……支持部
材、142A、142B……切欠き部、142C、14
2D……スリツト、152、157A、157B……圧
電アクチユエータ、170……再生回路、171……距
離センサ、171A……発光部、171B……受光部、
172……変調回路、173A、173B……フイル
タ、174A、174B……復調回路、175B……測
定信号処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/455 G11B 5/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラム上に固定されたヘツドを回転す
    ることにより、上記ヘツドに摺接するテープ状記録媒体
    に所定の信号を記録及び又は再生する回転ドラム装置に
    おいて、 上記回転ドラム又は上記回転ドラムと同期して回転する
    回転体上に設けられ、上記回転ドラム及び当該回転ドラ
    ムに対向する固定部材間の距離、又は上記回転体及び上
    記回転ドラム間の距離、若しくは上記回転体及び上記固
    定部材間の距離を測定する距離センサと、 上記距離センサの測定結果信号を上記テープ状記録媒体
    から上記ヘツドを介して得られる再生高周波信号に重畳
    する重畳手段と、 上記測定結果信号を上記再生高周波信号に重畳してなる
    伝送信号を上記回転ドラム又は上記回転体でなるロータ
    側からステータ側に伝送するロータリトランスと、 上記ロータリトランスを介して上記ステータ側に伝送さ
    れた上記伝送信号から上記測定結果信号を抽出する抽出
    手段と、 上記抽出手段において抽出された上記測定結果信号に基
    づいて上記回転ドラム及び当該回転ドラムに対向する固
    定部材間の距離、又は上記回転体及び上記回転ドラム間
    の距離、若しくは上記回転体及び上記固定部材間の距離
    を測定する測定手段とを具えることを特徴とする回転ド
    ラム装置。
  2. 【請求項2】上記距離センサの発光部はレーザ光を射出
    するレーダダイオードでなり、 上記距離センサの受光部は上記レーザ光が測定対象物に
    おいて反射してなる反射光を受光し、当該受光位置に基
    づいて変化する上記測定結果信号を出力することを特徴
    とする請求項1に記載の回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】上記測定手段は、 上記距離センサの測定結果信号に基づいて上記回転ドラ
    ムの傾きを検出することを特徴とする請求項1に記載の
    回転ドラム装置。
  4. 【請求項4】上記重畳手段は、 上記距離センサから出力される上記測定結果信号を周波
    数変調した後、上記再生高周波信号に重畳することを特
    徴とする請求項1に記載の回転ドラム装置。
  5. 【請求項5】上記重畳手段は、 上記距離センサから出力される上記測定結果信号を振幅
    変調した後、上記再生高周波信号に重畳することを特徴
    とする請求項1に記載の回転ドラム装置。
  6. 【請求項6】上記重畳手段は、 上記距離センサから出力される上記測定結果信号を位相
    変調した後、上記再生高周波信号に重畳することを特徴
    とする請求項1に記載の回転ドラム装置。
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