JPS6321246B2 - - Google Patents

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JPS6321246B2
JPS6321246B2 JP55008559A JP855980A JPS6321246B2 JP S6321246 B2 JPS6321246 B2 JP S6321246B2 JP 55008559 A JP55008559 A JP 55008559A JP 855980 A JP855980 A JP 855980A JP S6321246 B2 JPS6321246 B2 JP S6321246B2
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JP
Japan
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signal
head
track
level
rotary head
Prior art date
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Application number
JP55008559A
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English (en)
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JPS56105324A (en
Inventor
Seisuke Hirakuri
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP855980A priority Critical patent/JPS56105324A/ja
Publication of JPS56105324A publication Critical patent/JPS56105324A/ja
Publication of JPS6321246B2 publication Critical patent/JPS6321246B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes
    • G11B5/588Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気再生装置におけるトラツキング方
式に係り、1本の記録トラツクに対する予め設定
した点におけるFM再生信号レベルが最大となる
ように、FM再生信号の同期信号相当部分のレベ
ルのみを検出して得た制御信号に基づき回転ヘツ
ドの記録トラツク走査軌跡を制御することによ
り、記録トラツク等の曲り等により正確に追従し
て良好なSN比の再生信号を得ることができ、狭
いトラツク幅の記録トラツクが形成された磁気テ
ープについても完全な互換再生を行ない得るトラ
ツキング方式を提供することを目的とする。
家庭用ヘリカルスキヤン型回転ヘツドVTRの
如き磁気記録再生装置は、磁気テープの改良もあ
つて記録再生密度の一層の高密度化が図られ、テ
ープスピード、トラツクピツチ等を例えば従来の
2時間の記録再生可能な場合のそれの約1/3に減
少して6時間の記録再生を行なうような長時間の
記録再生が原理的に可能となつた。
一方、ヘリカルスキヤン型回転ヘツドVTRで
は固定ドラムに形成されているテープ案内用溝の
ばらつき、テープ走行系のポールの傾きや高さの
ばらつき、更には固定ドラムの取付場所や角度の
ばらつきなど、テープ走行系の機構のばらつきに
よつてVTRの各々に個有のビデオトラツクの曲
りが必然的に生じる。このため記録時のVTRと
は異なるVTRで再生する場合の互換再生時にお
いては、再生画を一応得ることはできるものの最
良のトラツキング状態が得られないことは明らか
であり、特に低コスト化のためテープ走行系が簡
略化されている家庭用VTRでは、上記の記録再
生密度の高密度化によつて高いトラツキング精度
を確保しつつ再生することは極めて困難である。
また従来、記録機と再生機との間で、回転ヘツ
ドが磁気テープに当り始める位置からコントロー
ルヘツドまでの距離が相違する場合もあり、この
場合も最良のトラツキング状態が得られず、再生
信号のSN比が悪くなることは明らかである。
そこで、従来、トラツキングノブを調整して再
生コントロール信号を所要時間遅延させて正常の
トラツキングを行なおうとしていたが、これは1
本の記録トラツクの長手方向に対して平行にヘツ
ド走査軌跡を動かす制御をするだけであり、1本
の記録トラツクの曲りに正確に追従走査させるよ
うに制御することは不可能であつた。
本発明は上記の欠点を除去するものであり、以
下図面と共にその一実施例について説明する。本
発明は磁気テープの傾斜トラツクに情報信号(例
えば複合映像信号、輝度信号、又はアナログ信号
をデイジタル変調して得たデイジタル変調波に複
合同期信号を付加して複合映像信号に近似した信
号形態とされた信号)が周波数変調されて記録さ
れている磁気テープを再生しうる回転ヘツド型磁
気再生装置において、1本の記録トラツクに対す
る予め設定した1又は2以上の点(例えば10〜20
水平走査期間程度)におけるFM再生信号レベル
が最大となるようにFM再生信号レベルを検出
し、その検出レベルより生成した制御信号により
回転ヘツドの記録トラツクの走査軌跡をトラツク
の曲りに追従させてトラツキング制御すると共
に、上記FM再生信号レベルの検出をFM再生信
号の同期信号相当部分のみを抜き出して行なうこ
とにより、より高い精度で回転ヘツドのトラツキ
ングの様子を判別することができるようにした点
に特徴を有する。
すなわち、複合映像信号又は輝度信号を周波数
変調(FM)して磁気テープに記録し、それを再
生する場合、磁気記録再生装置の記録再生系の周
波数特性は平坦ではなく、またFMキヤリア周波
数は画像の内容によりその周波数が変化している
ため異なつた分布で側帯波が現われ、再生される
FMキヤリアの振幅は同一のトラツキング状態で
も一定ではない。周波数変調された単一信号を記
録再生する時、再生レベルのヘツドのトラツクに
乗つている割合(ヘツドのトラツクに対する摺接
面積)に比例して増減する。しかし周波数変調さ
れた複合映像信号又は輝度信号を記録再生する
と、再生レベルはヘツドのトラツクに乗つている
割合に比例して増減する分に加え、画像の内容に
よつても増減するため、映像期間相当部分のFM
再生信号レベルによりトラツクずれの状態を判別
しても高い精度ではトラツキングの様子を知るこ
とができない。
そこで、本発明では上記周波数変調された複合
映像信号又は輝度信号のFMキヤリア周波数は、
同期信号先端レベル(シンクチツプレベル)相当
部分において一定である(例えば3.4MHz)から、
画像の内容によらずFM再生信号中の同期信号相
当部分のレベルはトラツキング状態が一定であれ
ば略一定である点に着目し、この同期信号相当部
分のみ抜き出してそのレベルを検出することによ
り、より高い精度でヘツドのトラツキングの様子
を知ることができるようにしたものである。
第1図は本発明方式の一実施例のブロツク系統
図を示す。同図中、1は後述する如くヘツドムー
ビング機構によつてトラツクの長手方向に対して
直角方向上(トラツク幅方向上)わずかな変位範
囲でかつ上下動する如くに揺動せしめられつつ、
磁気テープの傾斜トラツクより既記録FM信号を
再生する。再生されたFM再生信号は、前置増幅
器2を経てFM復調器3によりFM復調され、低
域フイルタ4で不要高域成分が除去された後映像
増幅器5で増幅されて出力端子6より出力され
る。一方、低域フイルタ4よりの復調映像信号は
同期信号分離回路7でその同期信号が分離して取
り出される。以上の回路構成は従来のVTRと同
じである(ただし、色信号処理回路は省略してあ
る。)。本実施例は、破線で囲んだ回路8により
FM再生信号の同期信号相当部分のみを抽出す
る。
すなわち、同期信号分離回路7より取り出され
た同期信号で単安定マルチバイブレータ9をトリ
ガーし、その出力で単安定マルチバイブレータ1
0をトリガーし、その出力パルスをスイツチング
パルスとしてスイツチ回路11へ出力する。単安
定マルチバイブレータ9はFM再生信号の同期信
号相当部分と同期信号分離回路7で分離された同
期信号との相対位相は、FM復調器3、低域フイ
ルタ4及び同期信号分離回路7を夫々通過するこ
とにより同期信号分離回路7の出力同期信号の方
が遅れているので、両位相を合わせるためのもの
であり、また単安定マルチバイブレータ10は抜
き取り幅を同期信号の幅と合わせるためのもので
ある。このようにしてFM再生信号中より抜き取
られた同期信号相当部分のFM再生信号はスイツ
チ回路11より包絡線検波器12へ供給される。
第2図は第1図の要部の具体的回路を示し、第
1図と同一構成部分には同一番号を付し、その説
明を省略する。第2図において、20,21は
夫々第1図の9,10に相当する単安定マルチバ
イブレータで、入力端子A,B,C、出力端子
Q,を有しており、入力端子B,Cの入力レベ
ルがHレベルの時、入力端子Aにトリガパルスが
入ると、そのトリガパルスの立上りで出力QがL
レベルからHレベルとなり、CRの時定数で決ま
る時間経過後にLレベルに戻るような構成のもの
が一例として用いられている。従つて、同期信号
分離回路7に第3図Aに示す如き復調映像信号が
入力された場合、同期信号分離回路7より取り出
された第3図Bに示す同期信号が単安定マルチバ
イブレータ20の入力端子Aにトリガーパルスと
して印加され、その出力は同図Cに示す如く
1Hよりも短かい所定期間T1の間ローレベルとな
り、単安定マルチバイブレータ21の入力端子A
にトリガーパルスとして印加される。これによ
り、単安定マルチバイブレータ21のQ出力は第
3図Dに示す如く、その入力トリガーパルスの立
上り時点より一定期間T2だけHレベルのパルス
となり、これがスイツチングパルスとしてスイツ
チ回路11に印加され、前置増幅器2よりスイツ
チ回路11に供給されている第3図Eに示す如き
FM再生信号中、同期信号相当部分Syが抜き取ら
れ、コンデンサC1を介して第2図示の増幅器2
2(この増幅器22は第1図では省略した)を構
成するNPNトランジスタQ1のベースに印加され
る。
トランジスタQ1のエミツタより取り出された
FM再生同期信号はコンデンサC2を介してNPN
トランジスタQ2のエミツタに供給される。この
トランジスタQ2のコレクタとコレクタ負荷抵抗
R1との接続点より増幅されて取り出されたFM再
生同期信号はNPNトランジスタQ3のベースに印
加され、そのエミツタより出力される。なお、ト
ランジスタQ3のエミツタと接地間に直列に接続
されてなる抵抗R2及びR3の接続点より分圧され
て取り出されたFM再生信号は、トランジスタQ2
のベースと接地間に接続されている抵抗R4及び
コンデンサC3よりなる直列回路を介してフイー
ドバツクされる。
トランジスタQ3のエミツタより増幅されて取
り出されたFM再生同期信号は結合コンデンサC4
を介して次段の抵抗R5〜R8、コンデンサC5,C6
ダイオードD1,D2及びソースフオロワを構成す
るFET Q4よりなる包絡線検波器12により、包
絡線検波される。すなわち、入力FM再生同期信
号は抵抗R5,R6により抵抗分圧されてコンデン
サC5に印加される正の直流電源電圧によりダイ
オードD1のアノードに所定値の正の電圧が印加
されて直流バイアスされ、かつ、ダイオードD1
及びD2により全波整流された後、抵抗R7及び平
滑用コンデンサC6よりなる回路を通してFET Q4
のゲートに印加される。FET Q4のソースと抵抗
R8との接続点とよりFM再生同期信号レベルに応
じた包絡線検波電圧が取り出され出力端子23よ
り第1図示のサンプル回路13へ供給される。こ
の包絡線検波電圧は前記したようにトラツキング
状態が一定であれば略一定であり、本実施例では
この包絡線検波電圧に基づいてトラツクずれを検
出するものであり、以下トラツキング制御部の動
作につき説明する。
第1図において、14はヘツド制御電圧発生回
路で、回転ヘツド型ヘリカルスキヤン磁気記録再
生装置の回転ドラムが磁気テープ上を摺動する範
囲内の点(すなわち1本の記録トラツク上の任意
の点)、例えば第4図にA,B,Cで示す3点に
おけるFM再生同期信号レベルが最大となる制御
電圧と、トラツクの曲りを検出するために常時ヘ
ツドを数Hzという低い周波数でトラツクの長手方
向に対して直角方向上に上下動させるためのヘツ
ド揺動用電圧(所謂デイザ電圧)との加算電圧を
ヘツドムービング機構15に印加する一方、メモ
リ16にその出力ヘツド制御電圧を記憶させる。
なお、第4図中、25は回転ドラム、26は磁気
テープを示し、A,B,CはFM再生信号レベル
検出点で、常に一定位置にある。また27,28
は回転ヘツドを示す。
上記のヘツド制御電圧発生回路14とメモリ1
5との関係につき第5図と共に更に詳細に説明す
るに、ヘツド制御電圧発生回路14内のヘツド揺
動用電圧発生器29より取り出された数Hzのヘツ
ド揺動用電圧は加算器30を通してヘツドムービ
ング機構15に印加される。ここで、ヘツド揺動
用電圧は低レベルに選定されており、従つて回転
ヘツド(本実施例では回転ヘツドが180゜対向する
位置に2個設けられているVTRにおいて、所定
の1個の回転ヘツドを少なくとも揺動させる)の
トラツク長手方向に対して直角方向上磁気テープ
磁性面上を揺動させる量はトラツク中央より少し
の範囲内に抑えられる。また上記の回転ヘツドの
揺動の一周期は複数トラツクのヘツド走査時間で
あり、よつて一本のトラツク走査状態ではヘツド
はトラツク長手方向に沿つて略直線的に走査せし
められるとみなせる。すなわち、ヘツド揺動電圧
によつて回転ヘツドは一本のトラツクに対しては
トラツク長手方向に平行に略直線的に走査せしめ
られ、かつ、トラツク中心線に対する回転ヘツド
の走査軌跡がトラツクを走査する毎に徐々に周期
的に変化することとなる。
ヘツドムービング機構15としては、互いに屈
曲方向を異にする2枚の圧電セラミツクスの板が
導電性可撓板を介して接着されてなる周知の屈曲
型バイモルフを用い、その一端を固定し他端の自
由端部に回転ヘツドを取付け、その印加電圧の極
性及び電圧値によつて圧電セラミツクスの板の一
方が伸び他方が縮むことによりトラツク長手方向
に対して直角の方向上回転ヘツドを変位させる構
成のものを使用できる。また、更には本出願人が
先に特願昭54−16821号、特願昭54−106451号、
特願昭54−106862号、特願昭54−108782号等にて
提案した所謂シーソー動作を行なわせるものでも
よい。このものは、回転ドラムと一体的に回転せ
しめられる回転基体の相対向する各先端部に回転
ヘツドを夫々計2個取付け、回動基体をその中心
部を支持する支点部材を支点としてトラツキング
制御電力に応じて回転ドラムの回転面と直交する
平面上にシーソー動作せしめることにより、2個
の回転ヘツドをトラツク長手方向に対して直角方
向上に、かつ、互いに逆方向に夫々回動変位せし
めるものである。
上記加算器30の出力加算電圧はメモリ16の
前段に設けられた切換スイツチ31を介してメモ
リ16内の記憶部32a,32b,32cに印加
される。ここで切換スイツチ31は所定の一方の
回転ヘツドが第4図にAで示す点すなわち第6図
にA1で示すトラツク上の点を通過する時にのみ
瞬間的に接点Aに閉成接続され、同様にして第4
図にB,Cで示す点、また第6図にB1,C1で示
す点を通過する時にのみ瞬間的に接点B,Cに閉
成接続されるよう構成されており、その切換用信
号はドラムパルスより生成され第1図のシステム
コントローラ17の出力制御信号によつて切換え
られる。従つて、切換スイツチ31はその接点
A,B,Cに閉成接続されている期間は短かく
(例えば10〜20H程度)、いずれの接点にも接続さ
れていない期間の方が長い。
上記切換スイツチ31により第4図にA点、第
6図にA1点で示す位置に回転ヘツド28がきた
時、上記加算電圧が記憶部32aにa1として記憶
され、次に第4図B点及び第6図B1点で示す位
置に回転ヘツド28がきた時はそのときの加算電
圧が記憶部32bにb1として記憶され、そして第
4図のC点及び第6図のC1点で示す位置に回転
ヘツド28がきた時はそのときの加算電圧が記憶
部32cにc1として記憶される。そして次に回転
ヘツド27が磁気テープ26と摺動し、A点、B
点、C点を通過するがこのときは切換スイツチ3
1は接点A〜Cのいずれにも接続されず、その後
に回転ヘツド28が第4図にA,B,C、第6図
にA2,B2,C2で示す点を通過する時に切換スイ
ツチ31が接点A,B,Cに閉成接続され、記憶
部32a,32b,32cにそのときの加算器3
0の出力加算電圧a2,b2,c2が記憶される。以
下、上記と同様の動作が繰り返される。このよう
にして、回転ドラム25の1回転毎に第4図に
A,B,Cで示す位置を回転ヘツド28が通過す
る都度、10H〜20H程度のそのときの回転ヘツド
28のヘツド変位用制御電圧(トラツキング電
圧)が記憶部32a,32b,32cに順次記憶
される。
記憶部32a,32b,32cの各記憶ヘツド
変位用制御電圧のうち、後述する如くA点、B
点、C点でのFM再生信号レベルが最大となる時
のヘツド変位用制御電圧がanax,bnax,cnaxとし
て第5図示の積分器33a,33b,33cに印
加される。この最大出力時のヘツド変位用制御電
圧anax,bnax,cnaxはA点、B点、C点において、
回転ヘツド28が記録トラツクの中心線上を丁度
走査しているときの制御電圧である。
積分器33a,33b,33cは何らかの原因
で最大出力時のヘツド変位用制御電圧anax
bnax,cnaxの値を誤まつて求めてしまつたとき、
それによりA点、B点、C点でトラツキングエラ
ーが起るが、その値を小にするために数回に亘つ
て積分した値を使うために設けられている。積分
器33a,33b,33cの各出力電圧は、切換
スイツチ34の接点A,B,Cに各別に加えられ
る。切換スイツチ34は回転ヘツド27,28の
いずれもが第4図にA,B点の中間ぐらいまでの
期間接点A′に接続され、引続いてそれよりB,
C点の中間ぐらいまでの期間接点B′に接続され、
更に引続いてそれより磁気テープ26に摺動しな
くなるまでの期間は接点C′に閉成接続される。従
つて、切換スイツチ34は接点A′,B′,C′のう
ちのいずれかに常時閉成接続されている。積分器
33a,33b,33cの出力電圧は切換スイツ
チ34を介して加算器30に印加され、ここでヘ
ツド揺動用電圧発生器29の出力ヘツド揺動用電
圧と加算重畳される。
なお、磁気テープ26の再生を始める時は積分
器33a,33b,33cの各出力電圧は零であ
り、ヘツド揺動用電圧も前記したように小レベル
なので、1回目に求めた制御電圧anaxが回転ヘツ
ドをトラツクの中心線上を走査させる電圧値では
ないこともあるが、このanaxに再びヘツド揺動用
電圧が加算器30で加算され、その加算電圧によ
つて回転ヘツド27又は28が変位せしめられる
ので、2回目に求めたanaxはより回転ヘツド27
又は28をトラツクの中心線上に近い位置に変位
せしめる電圧値となる。これはbnax,cnaxについ
ても同様である。
一方、前記したように第1図、第2図に示す出
力端子23よりのFM再生同期信号の包絡線検出
電圧はサンプル回路13にてサンプリングされて
そのサンプリング電圧がメモリ18に記憶され
る。サンプル回路13は第7図に示す如く例えば
切換スイツチ35よりなり、切換スイツチ35は
前記第5図示の切換スイツチ31と同期して切換
り、第4図に示すA点、B点、C点を回転ヘツド
28が通過する時、例えば10H〜20H程度の期
間、接点A,B,Cに閉成接続され、それ以外の
期間は接点A〜Cのいずれにも接続されない。上
記包絡線検波電圧は、回転ドラム25の一回転中
において切換スイツチ35が接点Aに接続されて
いる時はメモリ18内の記憶部36a,36b,
36cのうち36aにa′1として記憶され、次の
接点Bに接続されている時は36bにb′1として
記憶され、更に接点Cに接続されている時は36
cにc′1として記憶される。回転ドラム25の次
の1回転で回転ヘツド28が第4図に示すA,
B,Cの各点を通過する時、そのときのFM再生
同期信号レベルが記憶部36a,36b,36c
にa′2、b′2、c′2として記憶される。以下上記と同
様の動作が繰り返される。このようにして、回転
ヘツド28がトラツクを1回走査する毎、すなわ
ち回転ドラム25の1回転毎に、第4図示のA,
B,Cの各点走査時のFM再生同期信号レベルが
記憶部36a,36b,36cに記憶される。
上記のメモリ18にて記憶されるべき再生FM
同期信号は、同時に第1図示の電圧比較器19に
供給され、ここで1回転前の再生FM同期信号レ
ベルa′iから現時刻の再生FM同期信号レベルa′i+1
が差し引かれた値が求められる。従つて、記憶部
36aに記憶される再生FM同期信号が第8図A
に示す如きものである場合は、電圧比較器19の
出力信号は同図Bに示す如くになり、それが負極
性レベルから正極性レベルに変化した時点におけ
る記憶再生FMレベル(ここでは同図Aに示す
a′o)が最大FM再生レベルとなる。従つて、この
時の最大FM再生レベルa′oが得られるときの第5
図示の加算器30の出力電圧aoが回転ヘツドの最
適なトラツキング制御電圧anaxとしてメモリ16
よりシステムコントローラ17を通して前記した
ように第5図示の積分器33aに印加される。
なお、次の最適トラツキング制御電圧amaxが
得られるまで、積分器33aより上記のトラツキ
ング制御電圧amaxが取り出されて加算器30に
供給される。
同様に、B点において最大FM再生レベルが得
られる時の制御電圧がbnaxとして積分器33b
に、またC点において最大FM再生レベルが得ら
れる時の制御電圧がcnaxとして積分器33cに印
加される。以上の動作は第1図示のシステムコン
トローラ17の出力制御信号によつて行なわれ
る。
このようにして作られた加算器30の出力加算
電圧、すなわちヘツド変位制御電圧がヘツドムー
ビング機構15に印加されることにより、回転ヘ
ツド27,28はトラツクの曲りに追従して走査
される。ただし、回転ヘツド27,28はヘツド
揺動用電圧によつて複数トラツク走査毎に再生信
号に悪影響を与えない程度のわずかな変位範囲で
ゆつくりトラツク長手方向に対して直角方向上に
変位せしめられながら上記のトラツク曲りに対す
る追従制御がなされる。
なお、上記の説明より明らかなように、記憶部
32a,32b,32c,36a,36b,36
cはa′i−a′i+1を求めaiを出力するだけであるか
ら、記憶容量は小なるものでよい(例えばシフト
レジスタでもよい)。また包絡線検波器12の出
力側にAD変換器を、かつ、ヘツドムービング機
構15の入力側にDA変換器を付加することによ
り、マイクロコンピユータ制御により上記のトラ
ツク曲りに追従した回転ヘツド27,28のトラ
ツキング制御を行なわせることができる。
また上記実施例では2個の回転ヘツド(第4図
に27,28で示す)のうちの一方の回転ヘツド
の再生出力のみを使用してanax,bnax,cnaxを求
め、積分器33a,33b,33cの出力制御電
圧はどちらの回転ヘツドでもA,B,C点付近に
あるときanax,bnax,cnaxを切換スイツチ34で
切換え出力して回転ヘツドのトラツキング制御を
行なうようにしたが、これは回転ヘツド27,2
8の再生出力が異なるので一緒に取扱えず、また
いずれの回転ヘツドの場合も同様の傾向をもつト
ラツクの曲りを補償するためのトラツキング制御
であるから、片方の回転ヘツド28で代表して最
適なトラツキング制御のためのヘツド変位制御電
圧anax,bnax,cnaxを求めた。しかし、より高精
度のトラツクの曲りに対するトラツキング制御を
行なうために、2個の回転ヘツド27,28の
夫々に2系統上記の制御系を用意して夫々互いに
独立に制御するようにしてもよい。
更に第5図では省略したが、ヘツドムービング
機構15が本出願人の提案になる所謂シーソー動
作を行なうものである場合は、一方の回転ヘツド
に与える最適のヘツド変位制御電圧anax,bnax
cnaxをそのまま他方の回転ヘツドに与えるとシー
ソー動作によりトラツキング制御方向が最適方向
とは逆方向となつてしまうので、他方の回転ヘツ
ドのトラツク走査時には反転増幅器などで反転し
た−anax,−bnax,−cnaxの制御電圧を印加する必
要がある。
次に本発明方式によりトラツクずれ検出感度が
向上することについて説明する。回転ヘツドをト
ラツク長手方向に対して直交する方向上に変位制
御せしめるヘツドムービング機構を有しない在来
のVTRに本実施例回路を取付けて映像信号を記
録し、それを再生した場合、第7図示の切換スイ
ツチ35の各接点には夫々対応するヘツド走査位
置のFM再生同期信号レベルに相当する電圧が出
力される。磁気テープが安定に走行していれば、
トラツクずれは一定であるはずであり、従つてこ
のときの包絡線検波器12のトラツクずれ検出用
出力電圧も一定であることが望ましい。
上記切換スイツチ35の1つの接点よりドラム
1回転(例えば1/30秒)毎に、その位置のFM再
生信号の包絡線検波電圧が出力されるので、これ
をカツトオフ周波数10Hzの低域フイルタ(図示せ
ず)を通してレコーダ(図示せず)でレベル変動
を拡大して測定記録したのが第9図Aに示す波形
である。これに対し、第1図示の回路部8を設け
ることなくFM再生信号全体の包絡線検波電圧を
上記切換スイツチ35、低域フイルタを通してレ
コーダで測定記録したのが第9図Bに示す波形で
ある。このように第9図A,Bを夫々対比して示
すと明らかなように、本発明方式のようにFM再
生信号中の同期信号相当部分のみを抜き出してそ
のレベルを検出することにより、本来無いことが
望まれるレベル変動は半分以下にすることができ
る。しかも、このレベル変動は回路の特性を改善
することにより、更に小さくできるものである。
このレベル変動をノイズと考えると、ノイズは半
分以下となつたこととなり、よつてトラツクずれ
の検出感度は2倍以上になつたといえる。
トラツクずれの検出感度の向上により、上記実
施例ではトラツクの中心線上を走査させるために
回転ヘツドをトラツク長手方向に対して直交する
方向上揺動させる変位量を少なくできるから、画
質に与える影響をより小さくできる。
なお、上記の実施例ではトラツキング制御をす
るために、回転ヘツドを1本の記録トラツクを逸
脱することのないわずかな変位範囲で、かつ、複
数本の記録トラツクの走査時間を周期として回転
ヘツドを揺動させたが、回転ヘツドの回転位相又
は磁気テープの走行位相をゆつくり揺動させて、
実質的に回転ヘツドが1本の記録トラツクを逸脱
することのないわずかな変位範囲で、かつ、複数
本の記録トラツクの走査時間を周期として揺動す
るようにしてもよい。ただし、この場合も前記第
4図A,B,Cで示す各点におけるFM再生信号
中の同期信号相当部分のレベルが最大となるよう
に回転ヘツドを、ヘツドムービング機構を用いて
トラツキング制御することは勿論である。
なお、以上の実施例では1本の記録トラツク上
の3点A,B,CにおいてFM再生信号中の同期
信号相当部分のレベルを検出するようにしたが、
1点又はそれ以上でもよいことは明らかであり、
検出点を増すほどより高精度のトラツク曲りに追
従したトラツキング制御ができる。また、記録時
と異なるテープ走行速度として再生する場合に
も、本発明方式を適用できるものである。
上述の如く、本発明になる磁気再生装置におけ
るトラツキング方式は、磁気テープの長手方向に
対して傾斜したトラツクに情報信号が少なくとも
周波数変調されて記録されている磁気テープを再
生する回転ヘツドを外部制御信号に応じてトラツ
ク長手方向に対して直角方向上変位せしめるヘツ
ドムービング機構を有し、上記回転ヘツドを1本
の記録トラツクを逸脱することのないわずかな変
位範囲で、かつ、回転ヘツドの複数本の記録トラ
ツクの走査時間を周期として実質的に揺動させる
ための揺動信号を発生し、前記回転ヘツドが走査
する各1本の記録トラツク上の予め定めた1又は
2以上の検出点毎に毎走査再生周波数変調波の同
期信号相当部分のレベルのみを検出して第1の記
憶手段により記憶し、前回記憶した再生周波数変
調波の同期信号相当部分のレベルと今回記憶する
再生周波数変調波の同期信号相当部分のレベルと
の大小比較を行なつてその大小関係が反転したこ
とにより再生周波数変調波の最大値を検出してこ
のときの前記ヘツドムービング機構の入力制御信
号をその検出点の最適制御信号として第2の記憶
手段に記憶し、回転ヘツドが各検出点付近を走査
中にその検出点における上記最適制御信号を前記
揺動信号に加算してなる加算信号を上記ヘツドム
ービング機構へ印加してトラツキング制御するよ
うにしたため、回転ヘツドのトラツキング状態
を、既記録信号の情報内容が如何なる場合であつ
ても殆ど影響を受けることなくより高い精度で検
出できるので1本のトラツクのトラツク曲りに対
しより正確に回転ヘツドを追従走査させることが
でき、よつて特にトラツク幅を狭小にして長時間
の記録再生を行なう磁気記録再生装置においても
完全な互換再生を行なうことができ、更には現在
の長時間記録再生可能な磁気テープ上のトラツク
のトラツク幅よりも更にトラツク幅を狭小にして
も実用上差し支えない再生信号が得られる程度に
回転ヘツドをトラツキング制御でき、上記回転ヘ
ツドの記録トラツクに対する揺動量を少なくで
き、従つて再生信号に与える揺動による影響をよ
り小なるものとすることができる等の数々の特長
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方式の一実施例を示すブロツク
系統図、第2図は第1図の要部の一実施例を示す
具体的回路図、第3図A〜Eは夫々第2図の動作
説明用信号波形図、第4図は本発明方式のFM再
生同期信号レベルの検出点を説明するための図、
第5図及び第7図は夫々第1図の他の各要部の一
実施例を示すブロツク系統図、第6図は本発明方
式のFM再生同期信号レベルの検出点を説明する
ためのトラツクパターン平面図、第8図A,Bは
夫々本発明方式の動作説明用波形図、第9図A,
Bは夫々本発明方式を適用した場合と適用しない
場合とにおけるFM再生信号のレベル検出用信号
波形を示す図である。 1,27,28……回転ヘツド、7……同期信
号分離回路、9,10,20,21……単安定マ
ルチバイブレータ、11……スイツチ回路、12
……包絡線検波器、13……サンプル回路、14
……ヘツド制御電圧発生回路、15……ヘツドム
ービング機構、16,18……メモリ、31,3
4,35……切換スイツチ、32a〜32c,3
6a〜36c……記憶部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気テープ長手方向に対して傾斜したトラツ
    クに情報信号が少なくとも周波数変調されて記録
    されている磁気テープを再生する回転ヘツドを外
    部制御信号に応じてトラツク長手方向に対して直
    角方向上変位せしめるヘツドムービング機構に、
    1本の記録トラツクを逸脱することのないわずか
    な変位範囲で、かつ、該回転ヘツドの複数本の記
    録トラツクの走査時間を周期として実質的に揺動
    させるための揺動信号を発生し、前記回転ヘツド
    が走査する各1本の記録トラツク上の予め定めた
    1又は2以上の検出点毎に毎走査再生周波数変調
    波の同期信号相当部分のレベルのみを検出して第
    1の記憶手段により記憶し、前回記憶した再生周
    波数変調波の同期信号相当部分のレベルと今回記
    憶する再生周波数変調波の同期信号相当部分のレ
    ベルとの大小比較を行なつてその大小関係が反転
    したことにより再生周波数変調波の最大値を検出
    してこのときの前記ヘツドムービング機構への前
    記加算信号をその検出点の最適制御信号として第
    2の記憶手段に記憶し、該回転ヘツドが上記の各
    検出点付近を走査中にその検出点における該最適
    制御信号を該揺動信号に加算してなる加算信号を
    該ヘツドムービング機構へ印加して該回転ヘツド
    をトラツキング制御することを特徴とする磁気再
    生装置におけるトラツキング方式。
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JPH0766505B2 (ja) * 1983-11-11 1995-07-19 松下電器産業株式会社 磁気記録再生装置
JP2625818B2 (ja) * 1988-02-16 1997-07-02 ソニー株式会社 ディジタル信号再生装置

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