JP2625818B2 - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

ディジタル信号再生装置

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JP2625818B2
JP2625818B2 JP63033378A JP3337888A JP2625818B2 JP 2625818 B2 JP2625818 B2 JP 2625818B2 JP 63033378 A JP63033378 A JP 63033378A JP 3337888 A JP3337888 A JP 3337888A JP 2625818 B2 JP2625818 B2 JP 2625818B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明、ディジタル信号再生装置、特に再生される
RF信号に対してRFエンベロープ検波を行い、これにより
得られるエンベロープレベルに基づいてトラッキング制
御を行うディジタル信号再生装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明では、再生されたディジタル信号中から一定
の周波数成分を有する信号を抽出し、信号のエンベロー
プレベルに応じてトラッキングを制御する構成としてい
る。
従って、通常のRFエンベロープ検波によるトラッキン
グ制御システムと異なり、ヘッドが磁気トラックを正確
に走査した場合に得られるRF信号エンベロープレベルは
変動することなく常に一定のレベルを保っているため、
サーボの感度、追従性の低下を生ずることなく、またト
ラッキングエラーを生ずることもない。
〔従来の技術〕
従来から一般的に用いられているトラッキング制御シ
ステムとしては、例えばATF(自動トラッキング追従)
サーボ或いはCTL(コントロール信号)サーボといった
ようなものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述のATFサーボ或いはCTLサーボでは、
いずれもトラッキング制御用のパイロット信号及びコン
トロール信号を形成し記録するための特別な回路が必要
になるという問題点があった。
またトラッキング制御システムがATFサーボの場合、
ディジタル信号の記録と共に、周波数分割によってパイ
ロット信号を記録しようとすると、ディジタル信号の低
域成分を除去することとなり、この結果再生したディジ
タル信号にエラーが生ずるという問題点があった。一方
上述の周波数分割を行わずにパイロット信号を記録しよ
うとする場合には、低域の主信号が妨害されることを避
けるため、特別な記録エリアを磁気トラック上に設定し
なければならないという問題点があった。
そしてトラッキング制御システムがCTLサーボの場
合、回転ヘッドが磁気トラックを記録する場所と、固定
ヘッドがパルスを記録する場沿が離れているために、温
度や湿度によってテープが伸び縮みしたりすると、VTR
としては指定されたパルスの位置を頼りにトラッキング
を取っているつもりでも、トラッキングがずれることに
なり、テープダメージの影響を受け易いという問題点が
あった。
そこで、上述の各種トラッキング制御システムの欠点
を解消するため、再生されたRF信号のエンベロープレベ
ルに基づく、いわゆるRFエンベロープ検波によるトラッ
キング制御システムが用いられている。
しかしながら、このRFエンベロープ検波によるトラッ
キング制御システムにあっても、主信号〔ディジタルデ
ータ〕の周波数により、再生されたRF信号のエンベロー
プレベルが影響されて変動し、そのためトラッキング制
御に関してエラーが生ずるという問題点があった。この
エターの発生を防止するためには、サーボの感度、追従
性を低下させなければならないという問題点があり、こ
れらの問題点の解決が望まれていた。
従って、この発明の目的は、一定の周波数成分のみを
有するディジタル信号を抽出して、RFエンベロープ検波
を行い、このエンベロープレベルに基づいてトラッキン
グ制御を行うディジタル信号再生装置提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、再生されたディジタル信号中から一定
の周波数成分を有する信号を抽出し、信号のエンベロー
プレベルに応じてトラッキングを制御する構成としてい
る。
〔作用〕
ディジタル信号は、同期信号(シンクパターン)と、
それに続く主信号としてのデータブロックから構成され
る。
ディジタル信号中、同期信号は、一定の周波数成分と
されているために、ヘッドが磁気トラックを正確に走査
して前述の同期信号をRF信号として再生しRFエンベロー
プ検波を行えば、RF信号のエンベロープレベルに変動の
生ずるとはない。従って、ディジタル信号から同期信号
を抽出してRF検波を行い、RF信号のエンベロープレベル
が常に増加する方向にトラッキング制御を行えは、追従
性を低下させることなく、良好な精度で安定したトラッ
キング制御が可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面参照して説明
する。この実施例は、第1図乃至第4図に示すようにデ
ィジタル信号再生装置としての回転ヘッド型VTRに対
し、この発明を適用したものである。
第1図には、VTRの所要部分の回路構成を示す。
ヘッド1A、1Bが互いに180゜の角間隔を有するよう
に、回転ドラム(図示せず)に取付けられると共に、例
えば1800〔rpm〕で回転させられる。そして、このヘッ
ド1A、1Bの回転周面には、180゜の角範囲にわたって斜
めに磁気テープ2が巡らされると共に、一速速度で走行
させられる。このテープ2には、例えばディジタル映像
信号が斜めの磁気トラック5として順次記録されてい
る。
従って、ヘッド1A、1Bによってテープ2からディジタ
ル信号が1トラックずつ交互に再生される。そして、こ
の再生されたディジタル信号が、再生アンプ3A、3Bを通
じてスイッチ回路4に供給されると共に、スイッチ回路
4がヘッド1A、1Bの回転に同期して切り換えられ、スイ
ッチ回路4からディジタル信号が連続して取り出され
る。
スイッチ回路4から取り出されるディジタル信号は、
第2図に示されるようなデーラ構成とされる。即ち、デ
ィジタル信号は、同期信号PS(以下、シンクパターンと
称す)と、このシンクパターンPSに続いて設けられてい
るデータブロックDBとから成り、1フィールドの磁気ト
ラック5には、多数のシンクパターンPSとデータブロッ
クDBが配されている。尚、ディジタル信号の記録に際し
ては、従来のアジマス記録方式が用いられている。
スイッチ回路4から取り出されたディジタル信号は、
図示せぬ主信号処理系に供給されて映像信号に信号処理
されると共に、シンクパターン検出回路6及びスイッチ
回路7にも夫々供給される。
シンクパターン検出回路6は、ディジタル信号中のシ
ンクパターンPSの期間、スイッチ回路7をオンとする制
御信号を出力する。そしてスイッチ回路7より供給され
るシンクパターンPSのRF信号を検出回路8に供給する。
検波回路8は、例えば第3図に示されるようなシンク
パターンPSのRF信号に対しRFエンベロープ検波を行い、
第3図中破線にて示すRF信号のエンベロープレベルLを
得る。そして、RF信号のエンベロープレベルLをトラッ
キングエラー検出回路9へ供給する。
トラッキングエラー検出回路9では、上述のRF信号エ
ンベロープレベルLを所定の基準レベルと比較して、そ
の差をトラッキングエラー信号としてキャプスタンサー
ボ回路10に供給する。
キャプスタンサーボ回路10では、上述のトラッキング
エラー信号に基づいて磁気テープ2の走行スピードをサ
ーボ制御する。このテープスピードの制御により、第4
図に示すように磁気ヘッド1A、1Bの磁気トラック5に対
するトラッキング制御が行われる。
ところで、シンクパターンPSは、必ず一定の周波数成
分、換言すれば一定のビットパターンを有しているた
め、ヘッド1A、1Bが磁気トラック5を正確に走査してシ
ンクパターンPSをRF信号として再生し、RFエンベロープ
検波すれば、このRF信号エンベロープレベルLは、変動
せずに一定となる。そのため、第4図に示すように、ヘ
ッド進行方向〔第2図中矢印G方向〕に対し左右方向
〔第2図中矢印LR方向〕にヘッド1A、1Bがずれると、上
述のRF信号のエンベロープレベルLが低下する。そこで
RF信号のエンベロープレベルLが増加する方向にヘッド
1A、1Bをずらす(テープスピードを変える)ことにより
トラッキングを取るものである。
第4図に於いて、トラッキングを取る場合には、ヘッ
ド1A、1Bが磁気トラック5上を蛇行して走査する、いわ
ゆるウオーブリングによってもよい。尚、このウオーブ
リングについては、特公昭62−12565号に詳しく記載さ
れている。
第2図からも明らかなように一つの磁気トラック5に
は、シンクパターンPSが多数存在しているので、ヘッド
1A、1Bが現に走査している磁気トラック5のみで精度の
良いトラッキングを行え、またシンクパターンPSのビッ
トパターンは、データブロックDB中には含まれないもの
なのでデータブロックDB中の信号を誤ってシンクパター
ンPSとして検出することはない。
このように、従来の、例えばATFサーボ、CTLサーボと
いったトラッキング制御システムと異なり、トラッキン
グ制御用の信号を形成・記録するための特別な回路を設
けることが不要となる。また、ディジタル主信号に全く
影響を与えないため、再生ディジタル信号にエラーが発
生せず、特別の記録エリアを設ける必要がなく、更にテ
ープダメージによる影響を受けることがない。そして、
従来のRF信号のRFエンベロープ検波によるトラッキング
制御システムとも異なり、ヘッドが磁気トラック5を正
確に走査した場合に磁気トラック5上の各々のシンクパ
ターンPSから得られるRF信号のエンベロープレベルL
は、変動することなく常に一定のレベルを保っているた
め、サーボの感度、追従性の低下を生ずることなく、ま
たトラッキングエラーを生ずることもなく安定したトラ
ッキング制御を実現できる。そして従来のトラッキング
制御システムで記録されたものに関しても、再生時には
問題なくトラッキング制御をかけることができる。
尚、この実施例では、シンクパターンPSのRF信号に対
しRFエンベロープ検波を行い、RF信号のエンベロープレ
ベルLを抽出しているが、これに限定されるものではな
く、一定の周波数成分であればよいので、例えば、磁気
トラック5の突入部に設けられているPLLのクロックラ
ンインのためのプリアンブル信号を用いて良い。また、
この実施例では、アジマス記録方式の例について説明し
ているが、これに限定されることなく、ガードバンドを
隔てて磁気トラック5が形成される記録方式に対しても
適用できることは勿論である。更に、トラッキング制御
のためにヘッド1A、1Bをバイモルフ板に取付け、トラッ
キング制御のためにヘッド1A、1Bの走査位置を動かすよ
うにしてもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、トラッキング制御用の信号を形成
・記録するための特別な回路を不要とでき、ディジタル
主信号を全く影響を与えないため、再生されたディジタ
ル信号にエラーが発生せず、特別の記録エリアを設ける
必要がないという効果がある。また、トラッキングの精
度或いは安定性がテープダメージによって影響されない
という効果がある。
そして、従来のRFエンベロープ検波によるトラッキン
グ制御システムとも異なりヘッドが磁気トラックを正確
に主査する時、磁気トラック上の各々のシンクパターン
から得られるRF信号のエンベロープレベルは、変動する
ことなく常に一定のレベルを保っているため、サーボの
感度、追従性の低下を生ずることなく、またトラッキン
グエラーを生ずることもなく、安定したトラッキング制
御を実現できるという効果がある。
更に、RFエンベロープ検波するディジタル信号は、周
波数成分が一定であれば良いので、同期信号の他に、PL
Lクロックランインのためのプリアンブル信号を用いて
もよく、このため簡易な回路構成で、精度の良い、安定
したトラッキング制御が可能になるという効果もある。
そして、従来のトラッキング制御システムで記録され
たものに関しても、再生時には問題なくトラッキング制
御をかけることができるという付随的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
はディジタル信号の構成を示す概略図、第3図はシンク
パターンにおけるエンベロープ検波の状態を示す略線
図、第4図はヘッドが磁気トラックを走査する状態を示
す説明図である。 図面における主要な符号の説明 8:検波回路、PS:シンクパターン、 L:RF信号の出力レベル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データブロックとシンクパターンより成
    り、斜めの磁気トラックとして順次記録されているディ
    ジタル信号を再生するディジタル信号再生装置におい
    て、 再生されたディジタル信号中の特定のビットパターンで
    あるシンクパターンを検出し制御信号を出力するシンク
    パターン検出手段と、 該シンクパターン検出手段による上記制御信号を受け、
    上記シンクパターンの期間上記再生されたディジタル信
    号を後段に供給するスイッチ手段を具備し、 上記再生されたディジタル信号のエンベロープレベルに
    応じてトラッキングを制御することを特徴とするディジ
    タル信号再生装置。
JP63033378A 1988-02-16 1988-02-16 ディジタル信号再生装置 Expired - Lifetime JP2625818B2 (ja)

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JPS6139216A (ja) * 1984-07-28 1986-02-25 Sony Corp トラツキングサ−ボ回路

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