JP3401756B2 - 配電線路工事用の防護カバー - Google Patents

配電線路工事用の防護カバー

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JP3401756B2
JP3401756B2 JP35370095A JP35370095A JP3401756B2 JP 3401756 B2 JP3401756 B2 JP 3401756B2 JP 35370095 A JP35370095 A JP 35370095A JP 35370095 A JP35370095 A JP 35370095A JP 3401756 B2 JP3401756 B2 JP 3401756B2
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勝彦 斎藤
慶司 吉冨
浩一 町田
秀彦 東條
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Hokkaido Electric Power Co Inc
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Fujikura Ltd
Hokkaido Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,架空配電線路に
おける活線工事作業時に高圧充電部(電線等)や接地部
(腕金等)に取り付けて使用する配電線路工事用の防護
カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】架空配電線路において活線工事作業を行
う場合は,通常,高圧充電部および接地部に防護カバー
を被せる。この防護カバーの取り付けを手作業で行う場
合は,充電部や接地部等の対象物に柔軟で可撓性を持つ
絶縁シートを手作業で巻き付け,これをゴム紐で巻いて
止める等している。これに対してホットスティックを用
いて行う間接活線工事作業は,手作業よりも安全な作業
となるが,しかし,この場合には,柔軟で可撓性を持つ
絶縁シートのホットスティックによる操作が困難である
ため,防護カバーとして上記のような絶縁シートを用い
ることができないものとなる。
【0003】そこで従来は,ホットスティックを用いて
行う配電線路工事用の防護カバーとして,図5に示すよ
うに,取り付ける対象物の部材に合わせた形状の絶縁樹
脂成形品を用いていた。図示例では,配電線1には片側
に重ね合わせ部を有して開閉可能な管状の防護カバー2
を取り付け,腕金3には腕金3の形状に合わせた概ねコ
字形断面の防護カバー4,5を取り付けている。また,
各防護カバー2,4,5にはアイリング6を取り付けて
おり,防護カバー2,4,5の取り付け・取り外しを行
う際には,このアイリング6にホットスティックの先端
に取り付けたフック工具を掛けて作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のホットスティッ
クを用いて行う配電線路の工事作業は,絶縁棒であるホ
ットスティックの先端に専用工具を取り付け,その専用
工具により配電線路の各種工事作業を行う方法であり,
作業者はホットスティックの長さだけ高圧充電部より離
れて作業ができるため,作業者の感電を防止でき,安全
に作業を行うことができる。そして,このホットスティ
ック操作による前記防護カバー2,4,5の取り付け・
取り外しは,その作業性は良好であるが,しかし防護カ
バー2,4,5が樹脂の成形品であるために取り付ける
対象物毎にその形状が異なったものとなり,そのため防
護カバーの種類を多く必要とし,運用性に難がある。ま
た,防護カバー2,4,5が成形品であるために,その
保管に大きなスペースを必要とする等の問題がある。
【0005】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,防護カバーとして絶縁シートを用いな
がらホットスティックによる取り付け・取り外し作業を
可能とし,これにより,取り付け対象物により防護カバ
ーの種類を多く持つことを不要とし,また,防護カバー
の保管・運搬に大きなスペースを必要としない防護カバ
ーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の防護カバーは,可撓性を持つ絶縁シートと、前記絶
縁シートの両縁部に当該縁部を補強するために取り付け
た端部補強棒と、シート両縁の前記端部補強棒を把持部
先端外面に位置させて緩やかに折り返した前記絶縁シー
トのシート長手方向中央部を抱き込む把持部を持つ1つ
シート固定用ハサミと、前記折り返された形の絶縁シ
ートの両縁部近傍をそれぞれ前記シート固定用ハサミの
把持部の内面に沿わせて挟持する挟持部、および、前記
端部補強棒も含めて把持部先端部に嵌合する略U字形装
着部を一体に持つ板状のシート止め板とを備えたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図4の実施例を参照して説明する。図1は本発明の一
実施例の配電線路工事用の防護カバー(以下単に防護カ
バーという)11の正面図,図2は側面図である。図示
のように,この防護カバー11は,防護カバー本体とし
て柔軟で可撓性を持つ矩形の絶縁シート12を用い,こ
の絶縁シート12を固定するための1つのシート固定用
ハサミ14を備えている。前記絶縁シート12の両縁部
には,この柔軟な両縁をふらふらしないように補強する
ための端部補強棒17を取り付けている。図示の端部補
強棒17はパイプに設けたスリットで絶縁シート12の
両縁を嵌合挟持する構造である。このシート固定用ハサ
ミ14は、シート両縁の前記端部補強棒17を把持部先
端外面に位置させて緩やかに折り返した前記絶縁シート
12のシート長手方向中央部を抱き込むように凹状に湾
曲した内面を持つ把持部14a,およびねじりばね15
を備えた開閉操作部14bを持つ。折り返された形の絶
縁シート12の両縁部近傍はそれぞれ,シート止め板1
6により前記シート固定用ハサミ14の把持部14aの
内面に沿わせて挟持されるシート止め板16の把持部
14a内面に沿う部分は挟持部を構成する。このシート
止め板16は,その下端部が略U字形に屈曲しており,
その略U字形部(略U字形装着部)16aをシート固定
用ハサミ14の把持部14aの先端に嵌合させて,シー
ト固定用ハサミ14に取り付けている。
【0008】架空配電線路において,ホットスティック
を用いた間接活線工事作業を行う場合,上記防護カバー
11を配電線や腕金等の取り付け対象物に被せる。この
場合,図示略のホットスティックでシート固定用ハサミ
14の開閉操作部14bを掴んでこれを取り付け対象物
に近づけ,開閉操作部14bを狭めて把持部14aを開
き,絶縁シート12で対象物を挟み,開閉操作部14b
を開放すると,ねじりばね15の反力で把持部14aが
閉じ,絶縁シート12が対象物を覆う状態で対象物に固
定される。これにより,防護カバーとして機能し,作業
者の安全が確保される。防護カバー11を取り外す場合
の説明は省略するが,同じくホットスティックにより対
象物から容易に取り外すことができる。
【0009】上述の防護カバー11の取り付け・取り外
し作業においては,絶縁シート12とシート固定用ハサ
ミ14とがシート止め板16により一体化されているの
で,防護カバー本体部分として柔軟な絶縁シート12を
用いながら,上述のホットスティックによる取り付け・
取り外し作業を容易に行うことができる。また,絶縁シ
ート12の両縁が端部補強棒17の存在で剛性を持ちふ
らふらしないので,絶縁シート12を対象物に被せる際
に,絶縁シート12の縁部を内側に巻き込んでしまうお
それはなく,円滑な操作が可能である。
【0010】上記の防護カバー11の絶縁シート12
は,定期点検(耐電圧試験)を行う必要があり,その際
絶縁シート12をシート固定用ハサミ14から取り外す
必要があるが,絶縁シート12はシート止め板16でシ
ート固定用ハサミ14に押し付け固定されているだけで
あるから,定期点検時の絶縁シート12の取り付け・取
り外しは容易である。
【0011】上記の防護カバー11を細物の電線等に取
り付ける場合は,図3,4に示すように,弾性材料によ
る二つ折形状の細物把持アダプタ20をシート固定用ハ
サミ14の把持部14a内に装着して用いるとよい。図
3,図4中に2点鎖線で示すように,細物の電線等21
は,その径に対して把持部14aの内側空間が大き過ぎ
ても,弾性を持つ細物把持アダプタ20で把持すること
ができる。
【0012】なお,絶縁シートは通常は矩形状にするの
が適切であるが,取り付け対象物に応じて矩形でない形
状とすることも考えられる。また,シート固定用ハサミ
の構造は,図示例のものに限定されない。要するに,開
閉する把持部を有しこの把持部で、緩やかに折り返した
前記絶縁シートのシート長手方向中央部を抱き込むこと
ができるものであればよい。また,シート止め板も,図
示例のものに限定されず,折り返された形の絶縁シート
の両縁部近傍をそれぞれ前記シート固定用ハサミの把持
部の内面に沿わせて挟持する挟持部、および、端部補強
棒も含めて把持部先端部に嵌合する略U字形装着部を一
体に持つ構造であって、絶縁シートをシート固定用ハサ
ミの把持部の内面に着脱可能に取り付けることができる
ものであればよい。
【0013】
【発明の効果】本発明の配電線路工事用の防護カバーに
よれば,絶縁シートとシート長手方向中央部の1つのシ
ート固定用ハサミとが一体化された構造なので,防護カ
バー本体部分として柔軟な絶縁シートを用いながら,ホ
ットスティックによる取り付け・取り外し作業を容易に
行うことができる。したがって,取り付け対象物の形状
によらず共用することが可能となり,防護カバーの種類
を多く持つことが不要となる。
【0014】また,絶縁のための主要部が成形品でなく
柔軟な絶縁シートであるから,防護カバーの保管・運搬
時にかさ張らず,大きなスペースを必要としない。ま
た,シート固定用ハサミへの絶縁シートの着脱は,シー
ト止め板の操作で簡単に行うことができるから,絶縁シ
ートの耐電圧試験時の絶縁シートの取り外しは容易であ
る。
【0015】また,絶縁シートの両縁が端部補強棒の存
在で剛性を持ちふらふらしないので,絶縁シートを対象
物に被せる際に,絶縁シートの縁部を内側に巻き込んで
しまう等のおそれはなく,円滑な操作が可能となる。
【0016】請求項によれば,細物用把持アダプタを
取り付けることで,細物の電線等への取り付けも容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の配電線路工事用の防護カバ
ーの正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の他の実施例の配電線路工事用の防護カ
バーの正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来の配電線路工事用の防護カバーを説明する
もので,電柱の腕金近傍の斜視図である。
【符号の説明】
11 防護カバー 12 絶縁シート 14 シート固定用ハサミ 14a 把持部 14b 開閉操作部 16 シート止め板 17 端部補強棒 20 細物把持アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 浩一 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 東條 秀彦 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (56)参考文献 特開 平8−21415(JP,A) 実開 平5−45846(JP,U) 実開 昭63−175594(JP,U) 実開 昭56−171521(JP,U) 実開 昭57−169527(JP,U) 実開 平7−29720(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を持つ絶縁シートと、前記絶縁シ
    ートの両縁部に当該縁部を補強するために取り付けた端
    部補強棒と、シート両縁の前記端部補強棒を把持部先端
    外面に位置させて緩やかに折り返した前記絶縁シートの
    シート長手方向中央部を抱き込む把持部を持つ1つの
    ート固定用ハサミと、前記折り返された形の絶縁シート
    の両縁部近傍をそれぞれ前記シート固定用ハサミの把持
    部の内面に沿わせて挟持する挟持部、および、前記端部
    補強棒も含めて把持部先端部に嵌合する略U字形装着部
    を一体に持つ板状のシート止め板とを備えたことを特徴
    とする配電線路工事用の防護カバー。
  2. 【請求項2】 前記シート固定用ハサミの把持部内に、
    細物を把持するための弾性材料による二つ折形状の細物
    把持アダプタを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    配電線路工事用の防護カバー。
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