JP3400790B2 - レーザ直接描画方式による新聞印刷用の見開き刷版の製造方法 - Google Patents

レーザ直接描画方式による新聞印刷用の見開き刷版の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータから
の描画イメージ信号により複数基のレーザ走査ヘッドを
同時に作動させ、版材に直接所望の描画を行なうように
した新聞印刷用刷版の製作方法の改良に関するものであ
り、特に、複数基のレーザ走査ヘッドを用いて新聞の見
開き用の刷版を製作する場合に、刷版の描画面(刷面)
を極めて均質に仕上げることが出来、各レーザ走査ヘッ
ドによる描画領域の境界の接合部に全く差異を生じない
ようにした新規な新聞印刷用の見開き刷版の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、所謂片出し方式の新聞印刷用輪
転機に於いては、図4に示すように輪転機の版胴Qに新
聞8頁分の刷面Pa〜Phを備えた刷版P1 〜P8 を取
り付け、輪転機の一つの印刷部で新聞8頁×2(表・
裏)=16頁分の印刷が行なわれている。また、所謂両
出し方式の新聞印刷用輪転機に於いては、前記一つの印
刷部で新聞4頁×2(表・裏)=8頁分の印刷が行なわ
れている。更に、所謂片出し方式の新聞印刷用輪転機に
於いて、見開き用の刷面Za・Zbや見開き用の刷面Z
c・Zdを備えた刷版S1 〜S4 を取付ける場合には、
図5及び図6に示す如き形態で各見開き用刷版S1 〜S
4 が版胴Qに取り付けされている。
【0003】また、前記版胴Qに取り付けされる各刷版
1 〜Pn 、S1 〜Sn としては、版面Pa〜Pn、Z
a〜Znの取替え頻度等に応じて適宜に組み合せしたも
のが使用されており、例えば、図7の如き新聞1頁分の
一つの刷面Paのみを有する刷版P1 や二つの刷面Pa
・Pbを有する刷版P9 (図8)、四つの刷面Pa・P
b・Pc・Pdを有する刷版P10(図9)、一つの見開
き用刷面Zaを有する見開き刷版S1 (図10)、二つ
の見開き用の刷面Za・Zbを有する見開き用刷版S5
(図11)等が使用されている。
【0004】即ち、日本国に於いては、通常新聞1ペー
ジの大きさは、横幅W=16インチ(約406mm)及
び縦幅L=21.5インチ(約546mm)に選定され
ており、これに対応して新聞印刷用輪転機の版胴Qも、
外周長さlをl=43インチ+β(約1180mm)及
び横幅長さωをω=64″+α(約1670mm)に夫
々選定されている。
【0005】ところで、例えば、前記図11に示した見
開き刷版S5 を製造する場合、従前の回転ドラム型製版
装置に於いては、図12及び図13に示す如く、横幅2
W×縦幅2Lの感光性の見開き用版材F(例えばOPC
版材やPS版材)を露光ドラムRの外表面に巻付け挿着
し、レーザ走査ヘッド(光学台)H1 ・H2 を矢印方向
へ横移動(主走査)させつつ露光ドラムRを矢印方向へ
回転させ、コンピュータ(図示省略)からの描画イメー
ジ信号によってレーザ走査ヘッドの作動を制御すること
により、見開き用版材F上に直接に所定の描画(見開き
用刷面Za・Zb)を形成して行く。
【0006】また、見開き刷版S5 の製作速度(即ち、
刷面Za・Zbの描画速度)を上げるため、通常はレー
ザ走査ヘッドを複数個(例えば2個)設け、両レーザ走
査ヘッドH1 ・H2 を同時に作動させることにより、刷
面Za・Zbの右半領域O1をヘッドH1 により、また
刷面Za・Zbの左半領域O2 をヘッドH2 により夫々
描画するようにしている。
【0007】尚、図12及び図13に於いて、H1 ・H
2 はレーザ走査ヘッド、Tは版材Fの上・下端部の係止
機構、Za′・Zb′は見開刷面Za・Zbの文字部分
(低画素密度領域)、Za″・Zb″は見開き刷面Za
・Zb の写真・広告部(高画素密度領域)である。ま
た、前記図4乃至図11に示した印刷用版胴Qや新聞印
刷用刷版P1 〜Pn、並びに図12及び図13に示した
ドラム回転型刷版製造装置は、特開平10−32396
0号等により何れも公知になつている技術である。従っ
て、本願発明ではその詳細な説明を省略する。
【0008】上記図12及び図13に示した複数基のレ
ーザ走査ヘッドH1 ・H2 を用いる見開き刷版S1 〜S
n の製作方法は、高速で見開き刷版を製作することがで
き、優れた実用的効用を奏するものである。しかし、当
該見開き刷版の製作方法にもまだ解決すべき問題が多く
残されており、その中でも特に解決を急がれている問題
は、両レーザ走査ヘッドH1 ・H2により描画した各領
域O1 ・O2 の接合部Kの連続性に関する問題である。
【0009】即ち、前記各レーザ走査ヘッドH1 ・H2
の走査作動は高精度で制御されており、従って、各描画
領域O1 ・O2 の接合部Kに於いてその刷面Za・Zb
内に不連続線等が生じることは殆んどない。特に刷面Z
a・Zbが全て文字面である場合には、相隣り合う文字
列の中間に各領域O1 ・O2 の接合部Kを位置させるこ
とにより、レーザ走査ヘッドの走査作動に何等かの原
因、例えば機械的振動や光学的ノイズ等によって若干の
制御誤差が生じたとしても、これ等の誤差は文字列の間
隙(約1〜1.5mm)J内に於いて完全に吸収される
ことになり、その結果各見開き用刷面Za・Zb内の接
合部Jに於いて大きな差異若しくは不連続線等が生じる
ことは殆んどない。
【0010】しかし、見開き用刷面Za・Zbが文字列
部分と広告写真部分等の低画素密度領域Za′・Zb′
と高画素密度領域Za″・Zb″とから形成されている
場合には、前記機械的振動等によってレーザ走査ヘッド
1 ・H2 の走査作動の制御精度が低下することによ
り、高画素密度領域Za″・Zb″に於いて不連続性が
顕出(例えば広告写真内の接合部Kの位置に細い縦線が
入ったり、写真の色調にづれを生じたりする)すること
になる。
【0011】尚、上記各領域O1 ・O2 の接合部Kにお
ける上述の如き描画の不連続性等は、各レーザ走査ヘッ
ドH1 ・H2 の走査作動精度を上昇させることにより、
実用上差しつかえを生じないレベルにまで低減させるこ
とが可能であるが、走査作動精度を高めるためには相当
の費用を要するうえ、各領域O1 ・O2 の接合部Kに於
ける描画上の不連続性等のトラブルを、完全に防止でき
る状態にまで至っていないと云う問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする問題点】本願発明は、従前の
複数基のレーザ走査ヘッドを用いた見開き用刷版の製造
方法に於ける上述の如き問題、即ち、レーザ走査ヘッ
ドの走査作動の制御精度を高めることにより、各描画領
域の接合部に生ずる不連続線等のトラブルを防止しよう
とする場合には、制御装置等の設備費が高騰して経済性
に問題があること、レーザ走査ヘッドの走査作動の制
御精度を高めることができても、上記描画領域の接合部
Kに生ずる不連続線等トラブルを皆無にすることが不可
能であり、常にトラブル発生の危険性が内存すること等
の問題を解決せんとするものであり、発想の全き転換に
より、平盤状の支持架台や露光ドラムへの見開き用版材
Fの取り付け方向を90°転換させることにより、複数
基のレーザ走査ヘッドH1 ・H 2 …Hn による各描画領
域O1 ・O2 …On の接合部を常に見開き用刷面Za・
Zb…の低密度画素領域Za′・Zb′…と高密度画素
領域Za″・Zb″…との間の間隙J内に位置させるこ
とにより、従前の複数基のレーザ走査ヘッドH1・H2
…を備えた露光装置でもって、常に安定した見開き用刷
面Za・Zb…を備えた見開き刷版S1 ・S2 …を製造
できるようにした見開き刷版の製造方法を提供せんとす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コン
ピュータからの描画イメージ信号により複数基のレーザ
走査ヘッドを同時に作動させ、レーザ直接描画方式によ
り、刷面に画素密度の夫々異なる低密度画素領域と高密
度画素領域の描画領域を有する見開き用刷版を製造する
方法に於いて、見開き用刷材の、これに形成する刷面の
文字行に平行な方向の一辺側を各レーザ走査ヘッドの主
走査方向とほぼ平行に配設し、前記各レーザ走査ベッド
同時に主走査方向へ、また前記見開き用刷材を各レー
ザ走査ヘッドの主走査方向とほぼ垂直な方向へ移動させ
ることにより、前記複数基のレーザ走査ヘッドの一方の
レーザ走査ヘッドにより見開き用刷版の刷面の低密度画
素領域を、また他方のレーザ走査ヘッドにより見開き用
刷版の刷面の高密度画素領域を夫々同時に描画すると共
に、前記低密度画素領域と高密度画素領域との接合部K
を前記刷面の低密度画素領域と高密度画素領域との間に
設けられた間隙J内に位置させる構成としたことを特徴
とするレーザ直接描画方式による新聞印刷用の見開き刷
版の製造方法。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明に於い
て、見開き用版材Fをドラム回転型露光装置の露光ドラ
ムRの外表面へ巻装すると共に、レーザ走査ヘッドを2
基又は4基設ける構成としたである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の発明に於い
て、見開き用版材Fを支持盤スライド型露光装置の平面
状支持盤の上面へ装着すると共に、レーザ走査ヘッドを
2基又は4基設ける構成としたものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項2の発明に於い
て、見開き用版材Fの長辺側を露光ドラムRの軸芯とほ
ぼ平行に配設し、前記見開き用版材を露光ドラムの外表
面へ巻装するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本方法発明の第1実施形
態を示す斜面図であり、図2は図1の側面図である。図
1及び図2に於いてRは露光ドラム、Raはドラム支
軸、1a・1b・1c・1dは版材吸着装置、H1 ・H
2 はレーザ走査ヘッド、G1 ・G2 はヘッドガイド軸、
Fは見開き用の感光性版材、S1 は見開き刷版である。
【0018】前記露光ドラムRは、従前の特開平10−
323960号や特開平11−153873号、特開平
11−167227号等に開示されているドラム回転型
の印刷用刷版露光装置に設けられている露光ドラムと同
一のものであり、その外表面に2W×2Lの外形寸法を
有する1枚の見開き用の感光性印刷版材Fが巻装され、
版材吸着装置1a・1bによってその上・下両端部(長
さ2Lの側の端部)が吸着・固定されている。
【0019】当該露光ドラムRには、露光装置を構成す
る2基のレーザ走査ヘッドH1 ・H 2 がヘッドガイド軸
1 ・G2 に矢印方向(主走査)へ移動自在に挿着され
ており、露光ドラムRの矢印方向(副走査)の回転及び
レーザ走査ヘッドH1 ・H2の矢印方向への移動が一定
の位置関係をもって行なわれることにより、公知のコン
ピュータ(図示省略)からの描画イメージ信号を用いた
レーザ直接描画方式により、版材Fの所定位置上に異な
る見開き用の刷面Za・Zbを有する2枚の見開き用刷
版S1 ・S2 (又は同じ見開き用刷面Za又はZbを有
する2枚の見開き用刷版S1 又はS2 )が形成される。
尚、コンピュータを用いた複数基のレーザ走査ヘッドに
よるレーザ直接描画方式そのものは、上記先行文献のみ
ならず特開平9−66595号等によっても公知である
ため、ここではその詳細な説明は省略する。
【0020】本発明に於いては、図1に示す如く、見開
き用版材Fの取付け方向を従前とは90°変換させ、そ
の長手方向(長さ2L側)の一辺を露光ドラムRの支軸
方向と角度θを持たせた状態で接当させ、これを露光ド
ラムRの外表面へ巻装するようにしている。尚、角度θ
を持たせて見開き用版材Fを露光ドラムRへ巻装するの
は、前記公知文献に記載の如く、見開き用刷面Za又は
Zbの歪みを除去するためである。
【0021】また、本発明に於いては、従前の機械式の
挾着機構とは異なって、見開き用版材Fの長手方向(長
さ2L側)の上・下端部(長さ2L側の端部)を真空式
の版材吸着装置1a・1bによって吸引固定するように
している。何故なら、輪転機の版胴Qへ見開き刷版を装
着する場合に、見開き刷版の長手方向の上・下端部(長
さ2L側)に折り曲げ部が存在すると、刷版の挿着が出
来なくなるからである。
【0022】上述のように、本願発明では見開き用版材
Fの長手方向の側端を露光ドラムの外表面へ接当させる
ため、必然的に露光ドラムRの軸方向寸法は大きくな
る。しかし、その直径は、逆にほぼ2Wの円周長さを有
するものでよく、露光ドラムRそのものは細長形の形態
となる。
【0023】前記図1の実施形態では1枚の版材Fに異
なる見開き用の刷面Za・Zbを有する2枚の見開き刷
版S1 ・S2 が形成されることになり、刷面Za及びZ
bの低密度画素領域(文字列部分)Za′・Zb′がレ
ーザ走査ヘッドH1 により、また、刷面Za及びZbの
高密度画素領域(写真部分)Za″・Zb″がレーザ走
査ヘッドH2 により、夫々描画されることになる。
【0024】尚、本発明に於いても、見開き刷版S1
n に描画された見開き用の刷面(描画面)Za〜Zn
の最終的な形態は、従前の見開き用の刷面の場合と全く
同一であり、ただ形成途中の刷面の形態が異なるだけで
ある。即ち、レーザ走査ヘッドH1 ・H2 へコンピュー
タから出力される描画イメージ信号の内容が若干異なる
だけである。
【0025】図3は、本発明の第2実施形態を示す斜面
図であり、4基のレーザ走査ヘッドを設けることによ
り、低密度画素領域Za′・Zb′をレーザ走査ヘッド
1a・H1bによって同時に、また高密度画素領域Za″
・Zb″をレーザ走査ヘッドH 2a・H2bによって同時
に、夫々形成するようにしたものであり、見開き刷版S
1・S2 の形成時間が、図1の場合の約1/2に短縮さ
れることになる。
【0026】本発明に於いては、レーザ走査ヘッドH1
による描画領域O1 (低密度画素領域Za′・Zb′)
と、レーザ走査ヘッドH2 による描画領域O2 (高密度
画素領域Za″・Zb″)との接合部Kが、高密度画素
部分(広告写真部分)Za″・Zb″と低密度画素部分
(文字列部分)Za′・Zb′との間に設けた間隙J内
に設定されることは勿論であり、これによって、前記接
合部Kの位置がレーザ走査ヘッドH1 ・H2 の制御精度
の低下によつて多少づれても、刷面(描画)Za・Zb
上に不連続線等の形で表われると云う不都合が、完全に
防止されることになる。
【0027】尚、前記図1及び図3の各実施形態に於い
ては、露光ドラムRへ2L×2Wの外形寸法の版材Fを
1枚巻装して見開き刷版S1 ・S2 を作成する場合につ
いて述べたが、1L×2W寸法のものを2枚並列的に巻
装したり、或いは1L×2W寸法のものを1枚だけ巻装
することにより、見開き刷版S1 ・S2 を形成すること
も可能である。
【0028】また、図1及び図3の実施形態では、見開
き刷版S1 ・S2 の製作について述べたが、1L×1W
寸法の通常の新聞1頁用の版材Fを1枚又は2枚若しく
は3枚或いは4枚取り付けしたり、或いは2L×2Wの
寸法の版材を1枚、1L×2W寸法の版材を1枚又は2
枚取り付けして、通常の一種類の画素密度領域のみから
成る刷版P1 〜Pn を製作するようにしてもよいことは
勿論である。
【0029】更に、前記図1及び図3の実施形態では、
露光ドラムRの外表面へ版材Fを巻装する型式の回転ド
ラム型露光装置を用いる場合について述べたが、露光ド
ラムRの内壁面に沿って版材Fを巻装する型式の回転ド
ラム型露光装置であっても本発明を適用できることは勿
論である。
【0030】加えて、前記図1及び図3の実施形態に於
いては、回転ドラム型の露光装置を用いる場合について
説明をしたが、本発明を例えば特開平9−66596号
に開示されている如き所謂支持盤スライド型露光装置
(平面型露光装置)を用いて実施しても良いことは、勿
論である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、コンピュータを用いたレーザ
直接描画方式により複数基のレーザ走査ヘッドを同時に
作動させ、異なる画素密度領域を有する見開き刷版を製
作する方法に於いて、見開き用の版材Fの取付け方向を
従前とは90°違え、その長辺側をレーザ走査ヘッドの
移動方向(主走査方向)とほぼ平行状に配設すると共
に、当該見開き用版材Fをレーザ走査ヘッドの移動方向
とほぼ垂直方向に移動させ、前記複数基のレーザ走査ヘ
ッドにより見開き用刷版の刷面の低密度画素領域と高密
度画素領域とを夫々個別に描画すると共に、前記各描画
領域の接合部分を高密度画素領域と低密度画素領域との
間に設けた間隙内に位置させる構成としている。その結
果、本発明に於いては、レーザ走査ヘッドの走査制御精
度が振動等に起因して若干低下する場合があっても、上
記接合部分を高密度画素領域と低密度画素領域との間の
間隙内に位置させることが可能となり、従前の見開き刷
版の製造方法の場合のように、見開き刷版の刷面の高密
度画素領域(広告写真部分)又は低密度画素領域(文字
列部分)内に不連続線が表われたり、或いは接合部の色
調等が大きくづれると云うトラブルの発生を、ほぼ完全
に防止することができる。本発明は上述の通り、優れた
実用的効用を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願方法発明の第1実施形態を示す斜面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本方法発明の第2実施形態を示す斜面図であ
る。
【図4】新聞印刷用輪転機の版胴への刷版の取付け状態
の一例を示す斜面図である。
【図5】版胴へ見開き刷版を取付けした状態の一例を示
す斜面図である。
【図6】版胴へ見開き刷版を取付けした状態の他例を示
す斜面図である。
【図7】新聞1頁分の一つの刷面を有する刷版の平面図
である。
【図8】新聞2頁分の二つの刷面を有する刷版の平面図
である。
【図9】新聞4頁分の四つの刷面を有する刷版の平面図
である。
【図10】一つの見開き用の刷面を有する見開き刷版の
平面図である。
【図11】二つの見開き用の刷面を有する見開き刷版の
平面図である。
【図12】ドラム回転型製版装置における露光ドラムへ
の見開き用版材の巻装状態を示す斜面図である。
【図13】図12の側面図である。
【符号の説明】
Qは新聞印刷用輪転機の版胴 P1 〜P8 は刷版 Pa 〜Pn は刷版の刷面(描画) S1 〜Sn は見開き刷版 Za〜Znは見開き用刷面(描画) Fは感光性印刷版材 Wは新聞1頁分の版材の横幅寸法 Lは新聞1頁分の版材の縦幅寸法 Rは露光ドラム Raはドラム軸 H・H1 ・H2 ・Hn はレーザ走査ヘッド G1 ・G2 はヘッドガイド軸 Tは版材Fの上・下端部係止機構 Za′・Zn′は見開き用刷面の低密度画素領域(文字
列部分) Za″・Zn″は見開き用刷面の高密度画素領域(広告
写真部分) O1 はレーザ走査ヘッドH1 による描画領域 O2 はレーザ走査ヘッドH2 による描画領域 Kは描画領域の接合部 Jは低密度画素領域と高密度画素領域との間の間隙 1a〜1dは版材吸着装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータからの描画イメージ信号に
    より複数基のレーザ走査ヘッドを同時に作動させ、レー
    ザ直接描画方式により、刷面に画素密度の夫々異なる低
    密度画素領域と高密度画素領域の描画領域を有する見開
    き用刷版を製造する方法に於いて、見開き用刷材の、こ
    れに形成する刷面の文字行に平行な方向の一辺側を各レ
    ーザ走査ヘッドの主走査方向とほぼ平行に配設し、前記
    各レーザ走査ベッドを同時に主走査方向へ、また前記見
    開き用刷材を各レーザ走査ヘッドの主走査方向とほぼ垂
    直な方向へ移動させることにより、前記複数基のレーザ
    走査ヘッドの一方のレーザ走査ヘッドにより見開き用刷
    版の刷面の低密度画素領域を、また他方のレーザ走査ヘ
    ッドにより見開き用刷版の刷面の高密度画素領域を夫々
    同時に描画すると共に、前記低密度画素領域と高密度画
    素領域との接合部Kを前記刷面の低密度画素領域と高密
    度画素領域との間に設けられた間隙J内に位置させる構
    成としたことを特徴とするレーザ直接描画方式による新
    聞印刷用の見開き刷版の製造方法。
  2. 【請求項2】 見開き用刷材をドラム回転型露光装置の
    露光ドラムの外表面へ巻装すると共に、レーザ走査ヘッ
    ドを2基又は4基設ける構成とした請求項1に記載のレ
    ーザ直接描画方式による新聞印刷用の見開き刷版の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 見開き用刷材を支持盤スライド型露光装
    置の平面状支持盤の上面へ装着すると共に、レーザ走査
    ヘッドを2基又は4基設ける構成とした請求項1に記載
    のレーザ直接描画方式による新聞印刷用の見開き刷版の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 見開き用刷材の長辺側を露光ドラムの軸
    芯とほぼ平行に配設し、前記見開き用刷材を露光ドラム
    の外表面へ巻装するようにした請求項2に記載のレーザ
    直接描画方式による新聞印刷用の見開き刷版の製造方
    法。
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